ーこれは、僕達の初恋の物語ー
今から少し先。人間から記憶と知性を奪うウイルスが日本を覆い尽くした。未曾有の事態に、日本人の国民性や美徳など露程も発揮されななかった。『機関』が発足するまでは。
幼かった主人公 妙見 優侍(みょうけん
ゆうじ)は暴徒により両親を失い、親戚の千丁家に拾われた。独力で生きることなど不可能な子供にとって、両親を失うことは死と同義であった。
時薬と共に、同い年の少女 千丁 真(せんちょう まこと)と、その弟 千丁 添(せんちょう そえる)と関わる中で、喪失の悲嘆に暮れる優侍は次第に前を向き始める。
数年経ち、3人は高校生になった。九州の片田舎の穏やかだが代り映えのしない日々。反して、真の立場は大きく変化した。ゾンビにならない特異体質『巫女』として新興宗教『縁の会』の神輿となっていたのだ。添はその補佐に任命された。優侍は持ち前の身体能力を認められ、ボディーガードとして姉弟の傍にいるのだった。全ては大人の思惑。理不尽に思いながらも、生活の保障のため忍従することしか彼らには選択肢が無かった。
そんな日々が、突如として終わりを迎える。『機関』が真を保護することを申し出たのだ。会上層部は当然これを拒否。「抵抗勢力縁の会を掃討し、件の少女を保護するのだ!」…ここに一人の少女を巡る、『機関』『縁の会』『幼馴染兼ボディーガード』三つ巴の戦争の火蓋が切って落とされた。
怖気を誘う硝煙と肉の焼ける臭い。陳腐に表現すれば、ここは現世に顕現した地獄であった。眼前では、昨日まで他愛もない会話をしていた同級生や近隣の老人達が、物言わぬ骸と成り果てている。
「手前ぇ…どういうつもりで!」
「…そういう指令だからだ。」
『機関』最年少部隊長 橘 桃李(たちばな とうり)はそう答えた。
戦乱の中、真は『機関』に渡ることを決意する。「やっぱり、私はこうしないといけないから。他の生き方を知らないから」。
いつまでも子供のままではいられない。
真の選択の結果とは、添の抱えるものとは、優侍の身体能力の秘密は、橘の過去は…
ーその瞬間、僕達は初めての熱を知ったー
※ボーイズラブ要素は、男性キャラの猥談を含むそういったニュアンスの会話があるので念のために。直接的な性描写はありません。
※残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 01:22:34
5281文字
会話率:44%
陰陽師のお仕事〜歴史の証人〜の続きです。
最終更新:2024-05-14 20:00:00
86398文字
会話率:34%
星宿の子の第二部となります。
流星の降る日に生まれた子には不思議な力が宿るとされ、手の中に星をつかむよう星形の痣を持つ子供のことを星宿の子と言った。
成人の儀を果たした星宿の子であり、龍王国皇子リゲル(17歳)は、学友のポルクスとカルト
スの官吏の任命式に王族として参列していた。
ポルクスは中央に、カルトスは北部へと赴任が決まった。一方リゲルは次期龍王国王帝となるべく、諸外国へ訪問し、見分を広める旅に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 16:00:00
50068文字
会話率:28%
星宿の子の主人公 リゲルの幼い頃の話です。
リゲルが弓矢を辞めた理由、王帝陛下がリゲルの星宿の子の能力が何かに気がつく話となっています。
最終更新:2022-01-08 15:27:29
3753文字
会話率:35%
現代の人生を24歳で終え、異世界に転生。
転生後16歳の頃、生前の記憶が甦り、勇者として覚醒した
ピート[元・山川|桃李《とうり》]。
『握手した相手を十年来の幼なじみレベルにまで信用させる』能力で仲間を得て、
冒険を重ね、今まさに魔王(
女)の間へと辿り着いたピート。
魔王は勇者に「仲間になれば『世界の半分』をやろう」と持ちかける。
彼女の言う『世界の半分』とは、【ピートのスキル条件を反転させる】こと。
ということは…………?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 20:01:11
14448文字
会話率:44%
未来人を君は信じるかい? これは一人の少年と四人の少女達がタイムマシンを探す物語……と表面上は語っておこう。
とても古ぼけたハズなのに、未来の日付が書かれた切符。
友達が欲しいから、血筋の問題を変えたいから、今の科学では治せない病を治
したいから。思いは重なり、少年少女達は必然的に出会う。
彼らは〇梅桃李。四人のグループなのだ。
あれ? 四人。一人多くないかい? その一人も自分が本来この世界にいるべき人間ではない事を知らない。
真実を知った時、家族の愛。友人との愛を君は知る事になる。君のまわりにいる家族を大事に、兄弟や友人を大事にして欲しい。
これは、タイムマシンを探す物語なのだ。ただタイムマシンを探すだけ、僕達が置いてきてしまったあの気持ちを全て込めて、この作品を読者と、今はもういない君に送る。
実のところ僕はこの作品を公開する気はなかった。
君がいた夏に、戻れるのであれば僕はタイムマシンを探したい。でも現実にはそんな物はないし、君は戻らない。
だから、僕はこの作品を公開し、僕の代わりに彼らに、〇梅桃李にタイムマシンを探してもらう事にした。
彼らは成長する。そして、決断する時がくる。喜びと悲しみの先に大いなる人、少しだけ大人になった君たちが僕等に笑ってくれるように、僕は、語り部である僕は、あらすじというこの場所でこう言うんだ。
はじまり、はじまりと……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 08:48:32
63885文字
会話率:50%
幼馴染は少し変わっている。同じ長屋住まいの女達と違ってキチッとしていて凛としている。それであまり喋らない。
縁談探しが始まったそうだけど俺が1番親しいと思っているし彼女は評判良しではないので大丈夫。
最終更新:2022-03-10 17:23:07
7961文字
会話率:21%
日本の首都、東京の海に突如人口の島バルネ島が現れた。
主人公の徳山桃李《とくやまももり》は、高度な技術を持った戦闘機『ギジェレア』に乗るよう命令される。
それにより、体には多々の傷が・・・。
最終更新:2019-12-01 19:00:00
293文字
会話率:0%
高校二年生の始業式。塩津桃李は夢を見た。見知らぬ可愛い女の子が、自分の血を美味しそうに味わっているおかしな夢を。
目が覚めた桃李が首元を見るとそこには小さな虫刺されの跡。新学期早々変な夢を見たなと思いながらも、これといって気にすることなく学
校へ向かう。
新しいクラスメイト達との顔合わせを済ませ家へと帰る道中、桃李は今朝の夢と同じ場所に立ち寄る。
そこに現れたのは夢の少女ではなく異形の化け物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-29 17:59:47
1215文字
会話率:25%
中学卒業式当日に突如現れた自称神様によって連れ去られた世界で、いかに平穏無事に日常を過ごせるかを試行錯誤するファザコン桃李(とうり)ちゃんのお話。
最終更新:2018-03-09 03:13:24
12723文字
会話率:39%
ある日、志摩桃李(しま とうり)が目を覚ましたら目の前に神さま、手違いあったから俺の好きな世界に転生してもらえるらしいので大好きなRPGゲームの世界に転生!したはいいもののチュートリアルボスに転生とかなんで!?とりあえず勇者来たから相手しよ
うと思ったら若干ストリー変わってるし、勇者めちゃくちゃ中性的な容姿で可愛いし、でも男。だが男。俺はそっち系じゃないから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-12 20:51:57
5148文字
会話率:58%
24世紀 魔女と人類の間に戦争が起こった。 十手 斗真は魔女狩りの最前線 [トルタティエ]の総司令部副官として任務を全うしていた。
しかし、魔女討伐の任務にあたって失敗し多くの魔術師を死なせてしまった。
コミュニケーション能力に欠ける
と思った魔法連盟日本支部長の大門桃李は斗真を自身が設立した対魔女暁魔法学校に入学させる事を決めた。
学生から前線に戻れる条件は友達を作る事。しかし斗真には友達は絶対にできないその理由とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-13 22:40:16
1435文字
会話率:59%
公安警察の捜査官だった葛木恭矢は、妻の自殺をきっかけに暴力団の用心棒身をやつす。
ぶつけどころの無い怒りと哀しみを燻らせながら、日々を無為に過ごしていた。
だが、妻を自殺に追い込んだ張本人、ブラック企業「ゼンミン」の総裁である我来賢一の国会
議員立候補を、自身が属する暴力団が支援する運びとなり事態は急転していく。
憎悪を再燃させた恭矢は我来の身辺警護を務めながら、復讐として我来の近親者たちに次々と拉致、殺人を繰り返えしていく。
凶行を繰り広げていく恭矢に対し動き出す公安警察の暗部。そして事態は日本国をも揺るがすまでに発展する。
はたして、葛木恭矢の正体とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 21:37:12
8133文字
会話率:17%
異世界『日本』からエーテル王国に英雄ドラゴニウスが召喚された。魔人による侵略を受けていた王国を圧倒的な力で救った彼は、ある日突然姿を消した。
英雄がいなくなってから四年後、猫獣人の少女──コハルは闇組織『影法師』から依頼を受けた。依頼内
容は『英雄ドラゴニウスの殺害』というものだった。死地に赴くような心持ちで英雄の滞在している宿に潜入したコハルだが、「あなたが英雄ドラゴニウスね」「ぎゃぁぁぁあああ!!黒歴史掘り返すのやめてぇぇぇ!!」そこにいたのは自由奔放、幸福主義のニート、自称『歩く黒歴史』で『元・英雄』の青年だった。
二年間も引きこもっていたといえど英雄は英雄。彼が神から授かった『奇跡』に太刀打ちできないコハルは最後の手段に出る。
これは英雄譚のその後の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 13:04:24
12234文字
会話率:22%
異世界に召喚された主人公――木藤悠太。召喚先の国王は勇者として戦う事を望んでいたが悠太の職業は『 修復師』という少し珍しい程度のものだった。非戦闘職の悠太は城から追い出され、修復屋という商売を始めた。ある日、悠太の元に怪しい依頼が
舞い込んでくる。「壊れた少女を直してください」この依頼に関わった時から悠太を中心とした物語が始まった。
小説家になろうでは初めての投稿です。
更新頑張ります。
誤字脱字などの報告は大歓迎です。
ブックマーク、コメント、評価よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 12:20:46
41113文字
会話率:39%
生徒達を支配する校則。
教師や生徒会は大人社会の練習などと言い己の都合が良いように校則で生徒を拘束する。
そんな制度に不満を抱く少年──常国翔とその仲間達が紡ぐ数十分の物語。
三話程度で完結予定です。
気に入っていただけたら評価、ブクマ
、感想よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-25 18:12:22
2620文字
会話率:42%
昼寝好きの西園寺桃李が教室で安眠するために教室内の空気を良くしようとクラス内の問題を解決しようとする行動を中心に展開される学園恋愛ストーリー
最終更新:2015-01-07 20:37:07
15014文字
会話率:2%
とある田舎町で平穏な日々を両親と過ごしていた少女――桃李が両親の死を機に町の人々から遠巻きに見られるようになり、その重圧に耐えかねた彼女は両親との思い出が強く残る街へ行く。以前家族旅行で行ったその街は変わらず鉄臭くて思い出が頭の中で鮮明に呼
び起こされて泣いてしまう。そこにかつてと同じように車掌の老人――仙梨が声を掛ける。桃李の事情を知った彼は彼の家で暮らすことを条件付きで勧める。行くあてのない桃李は二つ返事で条件を飲むと、さっそく彼と共に暮らし始めた。それからというもの、桃李は彼の仕事に毎日付いていき、その仕事を見てはメモをして少しずつ覚えていった。彼が一緒に暮らす際に提示した条件は「仙梨の後を継いで車掌になること」だからだ。そんな生活が六年も続くと未成年ながら仙梨の付き添いがなくとも一人前の仕事をこなせるようになり、彼に見守られながらも一人の駅員として働く日々は充実したものとなっていた。ある日の仕事終わりに仙梨が「最後にもう一つだけ教えることがある」といつになく真剣な表情で桃李に告げる。いつでも朗らかな彼しか見たことがない桃李は内心怖気づくが、その表情と声音からそれだけ大事な仕事なのだと感じ取り、彼に着いていく。彼が歩みを止めるとそこは寂れた駅のホームだった。閉鎖された地下に一つだけあるホームなのに明かりが点され、そこにはお客様が数人いた。桃李は仙梨が立入禁止の場所にいる彼らを注意するのかと思って見ていたが、その様子はなくむしろお客様が彼の元へと歩み寄り切符を切っていた。それから懐から一枚の紙を取り出し、懐中時計を見やり時間を持て余しているかのごとく空いているベンチに座り読書に耽っていた。零時が過ぎた頃、悲鳴とも怒号ともつかない不気味な音を立てて来るはずのない何かがホームに止まった。見たことのないフォルムをしていたためよく見るまで判別できなかったが、それは紛れもなく蒸気機関車であることが分かる。お客様を乗せて発車する機関車が見送ると、仙梨はとつとつと今の状況を教えてくれた。とはいえ彼も知らないことが多く、彼が言うには「最終手段」とのことで、それ以上のことは何も答えてはくれなかった。仙梨が引退した後、桃李は正式に車掌として働き始めた。もちろん地下のホームでの仕事も彼女が請け負った。これはそんな彼女とハルニレに乗るために地下に訪れるお客様が紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-18 00:00:00
8615文字
会話率:35%
広大なその大地は、後に製図した者達が、
「まるで正面を向いた牛のような」
と筆を走らせるほどに奇妙な形をしていた。
両端は南へ下がって海に面し、中央は顔のように大きく広がり口を象るかの如くその南部には大河が流れ込む。
桃李府を治め
る桜尾家、その旗下にある武門の家があった。
羽黒家。
本家よりの養子、圭輔が当代となり、羽黒の血を引く実子圭馬がその配下となった、歪な家。
ある戦の終わりし後、圭輔に呼び出された圭馬は陪臣の弔問に向かうように命ぜられる。
わざわざ家臣の家臣の弔問に出向かねばならないことを訝しむ圭馬だったが、そこで美しい未亡人を目にする。
彼女を中心として浮かび上がる妖しき闇、その闇に巻き込まれた男たちの目的と、待ち受ける結末とは……?
戦国時代の、わずかな平穏。
そこに潜む薄闇に、圭馬の一太刀が閃く。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-26 22:11:49
15946文字
会話率:46%
俺は本が好きだ、何よりも。愛しているといってもいいだろう。だけどそれに勝る好きに出会った。それが君――。
ある、田舎の男子高校生「柳葵」。いつもの図書室で「梅岡桃李」という人いの女子生徒に出会う。そこから、彼らの物語は紡がれていく――。
最終更新:2013-09-27 22:46:10
4591文字
会話率:47%
「桃李桃李桃李~。桃李が好き過ぎて俺、おかしくなりそうー。」
「若菜がおかしいのは元々じゃないの?
さっさと病院行って無い脳みそ詰めて来てもらったら?
ていうか、僕は若菜が嫌い過ぎておかしくなりそうなんだけど、どうしてくれんの?」
「うわぁ
ーい。俺の事で真剣に悩んでる桃李可愛いー。」
「……キモイ。」
ストーカー少年と冷徹少年の話です┌(┌^o^)┐折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-21 20:55:39
3646文字
会話率:44%
射撃が得意なことを除けば、ごく普通な女子高生・|大城桃李≪おおしろとうり≫。
桃李は17歳の誕生日に両親から海外のアンティークのネックレスをもらった。
その夜、突然そのネックレスのストーンが光りだした。
光に気付かぬまま眠る桃李。
次に目
を覚ましたのは、人間と怪物が戦う異世界だった。
※元「|夢物語≪ドリームワールド≫」の西原雛です!
大きく訂正&リニューアルいたしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-29 15:24:57
541文字
会話率:25%
相宮 郁(アイミヤ イク)は國崎 桃李(クニサキ トウリ)に恋をする。
だが桃李は事故で亡くなってしまった。
郁は大人になり告白されるが「はい」といっていいのか悩む。
郁が出す答えは!!
最終更新:2011-08-26 18:02:00
4426文字
会話率:22%
都内のとある地区を活動の拠点とする、二人の私服刑事がいた。一人は乱暴、一人は沈着。性格の正反対な二人の日々を描いた暴力描写ありの話。
キーワード:
最終更新:2011-03-13 14:56:48
2580文字
会話率:42%
「俺に歌教えてくれへん?」「はぁ?」ーーー全く対照的な二人の青春を描いたコミカルな学園ストーリー……?
キーワード:
最終更新:2011-02-20 02:47:01
1547文字
会話率:0%
変わった生徒が集まる『県立千歳学園』で生活する中、俺はは『変人』になりきれていない『普通』生徒であることに不安を覚えていた。そのことを幼なじみである大和に相談したら「俺が一番普通だ!」と言い始めて………。いつしかクラスまで巻込んで事態は思
いもよらぬ展開に……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-09 01:57:21
1565文字
会話率:15%