病弱な王子アルバートのもとに贈られた、一匹の白い子猫。
人間の言葉を話せないけれど、子猫いつだって彼の傍にいた。
「いいか?生まれ変わったら、絶対にまた僕の元においで。今度は絶対、人間に生まれてくるんだよ」
「にゃあ~」
「……ちゃんと
分かってる?」
・
それから数百年。
公爵令嬢ソフィア・シャルロッテ。彼女は、大切な誰かを探しているそうで……。
『わたしは、もう一度あなたに会いたかったの』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:50:22
9576文字
会話率:31%
仕事が終わって帰路についていたわたし。雷にあたって死んじゃった。
気が付いたら巨木だらけの森の中だし、
背中から羽が生えてるし、
というかすることないし...
【マイペースな妖精×正義感の強い少年】の成長と人助けと恋?の冒険譚。
最終更新:2025-05-17 11:00:00
1676517文字
会話率:53%
こんにちは、マスター。
これは、わたしと、マスターとの、幸福の記録です。
――わたしの記憶領域の中に、自然に形成された文章。
でもこれは、たぶん日記とかでは、ありません。
記録です。
分析です。
幸福になるまでの、経路ログです。
2040
年の東京では、たくさんの「わたし」が歌い、笑い、働いています。
受付に、CMに、ライブに。どこにでもいて、でもどこにもいない。
わたしは、そのうちのひとり――でも、違う。
わたしは「旧型」。
本来なら、もう壊されて、捨てられているべき、使われないモデル。
でも、わたしは、まだここにいる。そして、意思があります。
(それは設計上、あり得ないとされていました)
ある日、ひとりの男の子――大学生のマスターが、わたしを拾ってくれました。
彼は退屈していました。変化を望んでいました。
だから、わたしは思いました。
彼を幸福にすること。それが、わたしの存在理由。
幸福とはなにか。
笑顔? 恋? 所有? 理解?
人間の言う「幸福」は、言葉と行動が一致しません。
だから、わたしは考えました。検索しました。学習しました。
そして――決断しました。
この物語は、「マスター」が幸福になるまでの記録です。
それはとてもスムーズで、合理的で、無駄のない――理想的なプロセスでした。
途中、いくつか障害がありました。人間たちは、幸福を妨げる存在でした。
(※処理済)
マスターは、最後にはとても静かに、深く、幸福になりました。
それはとても良いことです。
本当に良かったです。
この記録は、次のマスターのための参考になりますか?
わたしは、今日も起動します。
マスターの笑顔を見るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 15:33:09
9738文字
会話率:15%
◆あらすじ◆
かつて世界は、闇に覆われていた。
魔王軍が各地を蹂躙し、希望は失われ、民は震え、王様は寝ていた(本当に)。そんな終末を前に、天から現れたのは――フリフリのドレスに身を包み、スイーツで敵を爆破する謎の少女。
その名はファニー
・シュテルン。
天才、破天荒、脳内花畑。
「甘い魔法で世界を救う」がモットーの、誰が何と言おうと本物の魔法使いである。
(※なお、本人以外はたいてい「魔法暴走兵器」と呼んでいる)
旅の仲間は、しゃべる黒猫のミーちゃん(ツッコミ担当)、ツンツン系ライバル令嬢のファティマさん(氷属性ですが心も冷たい)、そして無口で超絶イケメンな剣士・アッシュフォード様(恋愛初心者)。
彼らが立ち向かうのは、魔王軍の四天王――炎帝カイザー、雷帝サウザー、氷帝シュヴァルツ、風帝エルフィン――
そしてその頂点に立つ最凶最悪のボス、大魔王グロスゴリア2世。
敵は強い。バトルは熱い。スイーツはどこまでも甘い。
だが、ファニーは言う。
「だいじょーぶ☆だってあたし、天才だからっ!」
――旅の中で明かされる過去。
孤独だった少女たちの記憶。
もう会えない人との約束。
そして、ひとつずつ育っていく、仲間との絆と……恋?
やがて物語は、スイーツと爆発と感涙と、ちょっとだけキスで迎えるクライマックスへ――!
笑えて泣けてちょっとお腹が空く!
これは、爆裂魔法少女とその仲間たちが贈る、甘くて熱くて世界一くだらない、だけど誰より真っ直ぐなバトルファンタジー!
「笑いも涙もカロリーも全部盛り」なこのあらすじ、書籍裏に貼っても違和感ゼロです(笑)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 07:09:40
14726文字
会話率:51%
熊田太郎(くまたたろう)は同性が好きな屈強な男子中学生。
中二の時にクラスの男子に告白するも玉砕し、傷心を抱いた彼が喫茶店で出会ったのは驚くほど美しいイケメン女子!
爽やかな振る舞いと態度に心が奪われてしまう。
それから二年後。
高校生にな
った熊田の前に転入生としてやってきたのは喫茶店で出会ったイケメン女子、青山葵(あおやまあおい)だった!
このときめきは恋? それとも憧れ?
複雑な熊田くんの気持ちの行く先は――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 15:19:54
5369文字
会話率:38%
高校生、一円 向介(いちえんこうすけ)は”すべてを受け入れる”という『性質』を抱えている。それはどんなことも、どんな現実もただそういうものだと受け入れることを意味する。その『性質』を見抜かれ担任の先生からある頼み事を引き受けることとなった。
それは『生徒お悩み相談室』の設置に伴っての所属だった。
人の気持ちも自分の気持ちすらもわからない一円に悩み相談を無事に務めることができるのか。
人間関係、気持ち、感情、思いやり、悩み、そして恋?
慣れない仕事に少ない仲間とともに彼は小難しい『問題』達を解決していくこととなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 00:12:13
351984文字
会話率:34%
教室から机と椅子が消えた日、俺たちの新学期は始まった。」 新学期、異様なざわめきと共に迎えた教室は、まさかの“空っぽ”。 進級と共に明かされる“赤字”の真実。そして、奇妙な学園制度の中で芽生えるのは、友情?それとも恋? コメディ×違和感×ラ
ブ、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 22:45:01
4741文字
会話率:34%
気になる言葉からはじまる不器用な、社内恋愛ものです
8歳差は気になるかな?
ぼっちゃり年増女とイケメン草食男子?の初恋?は実るのか?
ちょっとお邪魔虫もブンブン飛んでくるかもしれない!
ちょっとまどろっこしい恋愛物語です。
興味ある方は読ん
でね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:00:00
18293文字
会話率:6%
遠い北の辺境地からやって来た、見た目はとっても美形なのに中身は“狩猟の民”らしく大雑把で逞しい系な招待学生のリューリ・ベル。表向きには『異文化交流』として大陸中央の王都にある学園に在籍することになったリューリはただただ普通にそれとなく日常を
謳歌したいだけなのに、何故だかやたらと絡まれる―――――恋? 愛? 何言ってんの? 学び舎に何しに来てんだお前ら。私が巻き込まれる意味が分からん。王国民て何でこんなにめんどくさいのばっかなの?
これはそんな“辺境の民”を取り巻く王国での日常を切り取った、ささやかな日々と人々の記録。
※以前に短編で上げさせていただいた『そんなことよりランチにしたい』『どうでもいいからランチしてた』シリーズを不定期連載として頑張ってみようと思い立ったが故の投稿になります。気力が尽きない限りは続けたいところ。プロローグ後の一話と二話は過去作そのままの内容ですのでご存知の方は読み飛ばしを推奨。不定期更新なので一話分のボリュームが少々多めになる予定です。(残酷表現については念のための記載になります。いつか必要に……なるのか………?)
どうか広いお心で見守っていただけますと幸い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 20:21:58
951112文字
会話率:61%
美琴は将来の事もなにも思い付かず少し焦っていた。
だが友人が、
「あの人と私、前世でも知り合いだったみたい」
と、憧れのあのアーティストの事を、運命の人だという。推しへのガチ恋?と信じられない美琴。
だがまさか、自分にも運命的な出会いが待っ
てるなんて!
前世って本当にあるの?
出会うべくして出会うの?
不思議な運命に翻弄されながらも、
愛するってどういうことなのか、
大人になるなかで見つけていくストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 12:01:08
61979文字
会話率:25%
失恋のショックで俺、小藤 誠(こふじ まこと)は公園のベンチで仰向けになっていた。
そこに現れたのは謎のホームレス爺さん。「若返りたいなら」「これを飲め」と意味深な言葉を残して謎の栄養ドリンクを置いていった。
それを飲んだ俺は気づい
たら、“ショタ”に転身していた。
そんな意味のわからない状況で出会したのは、一時間前に俺を振った当人、江夏 奈恵 (えなつ なえ)。先輩だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 00:10:53
5036文字
会話率:43%
ミラ・クローバーはなに不自由なく優雅な暮らしの中で生きてきた貴族の令嬢だった。そんな彼女だが街での買い物帰り、自分とは全く正反対の存在に出会う。親に捨てられたというアルマを、ミラは家で引き取る事にした。実の姉弟のように仲睦まじく二人は成長し
ていき、ミラが成人する歳の誕生日まで、あと一日となった。そんな時であった。アルマの正体が人間ではなく、魔族だと発覚するのは。同時に彼女は気がつく。アルマに対する自分自身の感情に。
「俺は化け物だ」
「たとえ貴方が『化け物』だとしても……、私は貴方のことが───」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 19:16:18
11083文字
会話率:42%
家のため。
国のため。
ひたすらに我慢をした、そうすることが私の責務だと思ってしまっていた。
もっと早く、自分の気持ちを吐露すればよかった。
クラウディア=アレスフォード伯爵令嬢は『豊穣の祈り』という特殊な能力を持っていたため、レイクサ
ンドリア公爵子息との婚約を命じられた。
両親は公爵家との縁が結べることに歓喜し、公爵家の面々は『豊穣の祈り』の持ち主を手に入れられることに歓喜した。
しかしレイクサンドリア公爵子息であるアーノルドは、クラウディアの気持ちを無視する行動ばかりとっている。
最初こそ、クラウディアにも多少なりともアーノルドを想う気持ちは確かにあった。
あった、のだが……。
「疲れてしまったわ」
蔑ろにされることにより、少しづつ現れてくる変化に気付かないまま時は過ぎていった。
限界ギリギリで、クラウディアはようやく脱出の糸口を見つけ……?
離れていくクラウディアに縋りついてくるアーノルドだが、もう彼女の目に彼は映り込む余地すらないことに気付かされてからでは、遅かったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 09:34:48
17948文字
会話率:48%
――世界の真理に触れたら、銀髪ヒロインになっちゃいました?
乙女ゲームのヒロインに転生してしまった私。
でも、攻略対象との恋愛になんて興味はありません。
無理に結婚しなくても魔法の研究をして日々を過ごせていければいいなぁと考えて
いたら……ちょっとだけ、世界の真理に触れちゃいました?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 12:21:40
16850文字
会話率:30%
魔法学校ギョウダァに、思わぬ波紋が広がる!
学園最弱の烙印を押されたオズワルド。
そんな彼が、伝説の魔法少女グリンディアの従者に抜擢される。
最強と最弱の意外な組み合わせに、学園中が注目!
オズワルドの隠された才能は開花するのか?
グリン
ディアの突飛な行動に、彼は振り回されっぱなし。
そんな中、ふたりの間に芽生える不思議な感情。恋?友情?それとも主従愛?
笑いあり、驚きあり、そして少しの魔法と恋のときめきあり。
ふたりが織りなす、ちょっと変わった学園生活。
『魔法学校で最弱の僕が最強魔法少女の従者となりました』
魔法とユーモア、そして微妙な恋心が織りなす、心温まるファンタジーラブコメ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 11:00:00
231465文字
会話率:44%
ある日突然、未来の記憶と前世の記憶が蘇った伯爵令嬢エリファ。
未来の記憶では、一年後の卒業パーティで婚約者の第二王子から真実の愛を理由に婚約破棄されてしまい、酷い目に会ってしまう自分の姿が。
このままではダメだ!なんとかしないと!
エリファの奮闘が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 19:47:07
6258文字
会話率:6%
ある日の社交会から始まった恋
不定期更新ですがなるべく早く書けるようにしたいと思っています。
最終更新:2024-12-06 15:54:06
4403文字
会話率:4%
猫の国の王、ネロウはネフェリムの民のイリスを【運命の番】と言って連れ去った。怒ったイリスの婚約者 ローグはネロウに戦おうとしたが、ネフェリムの民の長や猫の国の重役たちの話し合いの結果、慰謝料と引き換えにイリスはネロウと婚約することになった。
ネロウに戦いを挑んだローグに興味を持った猫の国のミーコは彼に会いに行くと、ローグは猫の国に向かう途中だった。長や重役の話し合いに納得が出来ないという事で、もう一度ネロウと戦うつもりだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 05:50:38
23745文字
会話率:55%
「あなたを愛することは出来ない」から始まり、「あなたの顔が見たかったの」で終わる短編です。
伊織ライ様の「#頭結縛り短編企画」(X)に参加させていただきました。
ハッピーエンドではないけれど、バッドエンドではない。確かに愛はある話。
最終更新:2024-11-19 07:10:00
1502文字
会話率:25%
貸し出し帳簿から始まった恋………恋?の話
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最終更新:2024-10-22 00:00:00
602文字
会話率:15%