小国にダークナイトという特殊騎士職がある。王家に仇なす者は山でも切るといわれ、国の守護を務めていた。賢王が殺害されその罪を着せられた王子がダークナイトとなる。新王の悪政をダークナイトが正す。
最終更新:2024-05-10 23:43:59
9561文字
会話率:25%
ここはベラムール王国。主人公のライラ・ブロッサムは、国の外れの田舎で暮らしていました。
王の側室だった叔母のアンネリーゼは、先王の死後に新王の母という立場になり、ライラを王宮へ呼び寄せます。アンネリーゼの目的はライラを政略結婚のコマにするこ
とでした。
ライラは叔母から「嘘をつけなくなる魔法の首輪」をつけられ、絶対に裏切らない手下となることを強要されます。
「ロア」はアンネリーゼの用意した政略結婚の相手です。ベラムール国の若き宰相で、国一番の知者でもあります。
「ブレッド」はライラのお気に入りのパン屋の主人です。常連客から仲良くなりプロポーズされました。かつて最強の騎士と呼ばれていましたが、引退してそのことを隠しています。
「ジュリアン」はライラの幼なじみで、妖精との混血児である虹眼族です。不思議な変身能力をもっています。ずっと慕っていたライラを追いかけて田舎からやってきます。
「カジ」は投獄されていた東方の暗殺者です。ライラに命を救われて、つきまとうようになります。
ライラは首輪の不思議な効果に振り回され、四人全員と結婚の約束をしてしまいました。
誰か一人を選ぶことはできません。首輪に人生をめちゃくちゃにされるのは目に見えています。
首輪を外せるのはアンネリーゼだけですが、説得は困難でしょう。しかも彼女は竜の力で守られているのです。
この状況をどう解決するべきか、ライラは悩みます。そして四人の婚約者たちを集めて、こう提案しました。
「わたしたちで国宝の竜の卵を盗み出す。アンネリーゼを改心させる」
痛快な「恋愛✕ケイパー」ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 12:00:00
121427文字
会話率:40%
「私が君を愛することは無い」
司祭しかいない小さな教会で、夫になったばかりのクライブにフォスティーヌはそう告げられた。
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オルティス王の側室を母に持つ第三王子クライブと、バーネット侯爵家フォスティーヌは婚約していた。
挙式を半年後に控えたある日、王宮にて事件が勃発した。
クライブの異母兄である王太子ジェイラスが、国王陛下とクライブの実母である側室を暗殺。
新たに王の座に就いたジェイラスは、異母弟である第二王子マーヴィンを公金横領の疑いで捕縛、第三王子クライブにオールブライト辺境領を治める沙汰を下した。
マーヴィンの婚約者だったブリジットは共犯の疑いがあったが確たる証拠が見つからない。
ブリジットが王都にいてはマーヴィンの子飼いと接触、画策の恐れから、ジェイラスはクライブにオールブライト領でブリジットの隔離監視を命じる。
捜査中に大怪我を負い、生涯歩けなくなったブリジットをクライブは密かに想っていた。
長兄からの「ブリジットの隔離監視」を都合よく解釈したクライブは、オールブライト辺境伯の館のうち豪華な別邸でブリジットを囲った。
新王である長兄の命令に逆らえずフォスティーヌと結婚したクライブは、本邸にフォスティーヌを置き、自分はブリジットと別邸で暮らした。
フォスティーヌに「別邸には近づくことを許可しない」と告げて。
フォスティーヌは「お飾りの領主の妻」としてオールブライトで生きていく。
ブリジットの大きな嘘をクライブが知り、そこからクライブとフォスティーヌの関係性が変わり始める。
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*荒唐無稽の世界観の中、ふんわりと書いていますのでふんわりとお読みください
*10万字弱で最終話を含めて全29話です
*他のサイトでも公開しています(加筆修正が入っている場合もあります)
*1日3話ずつ、6時、14時、22時にアップします
*誤字、脱字、衍字、誤用、素早く脳内変換してお読みいただけるとありがたいです
誤字報告はとてもありがたく思いますが、直さない場合もありますことをご了承ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 06:00:00
98384文字
会話率:26%
これは目の見えないネコ獣人の少女と、頬に傷のある盗賊のお頭のお話。
燃え盛る貴族の屋敷から逃げた目の見えない少女を助け出した男は、彼女を村に帰してあげようとした。
だが、その仲間達はその国の皇太子によって既に村に帰され、彼女は帰る手
段を失ってしまう。
天涯孤独になった少女を……同じ境遇だった盗賊のお頭の男は彼女を受け入れ、自分達の仲間にする。
だがそんなある日、彼女は皇太子によって助け出され、盗賊のお頭の元を離れる事になった。
そして数年後、国の治安が良くなりめっきり仕事の無くなった盗賊のお頭は周りの噂話で新王になった皇太子の妻が目の見えない獣人だと知る事になった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 23:25:44
9168文字
会話率:46%
隣国の侵攻が噂される中、国王ヘンリー二世は食事中に昏倒。
王太子ジョンは自ら即位を宣言。ところが婚約者だったイザベラは事前に何も知らされなかった上、「そんな貧弱な身体では危機迫るこの国の王太子妃はもともとつとまらなかった」という理由で婚約破
棄される。ジョンはその場でアイラ男爵令嬢と婚約宣言する。
割り切って家で趣味の化学実験を楽しむイザベラの下に第二王子リチャードが極秘に訪ねてきて、かねてよりイザベラに思いを寄せていたことと国家の危機を乗り切るにはイザベラの化学の知識が必要と告げる。
そして、この危機を乗り切ったら結婚してほしいと言い、イザベラも受ける。
隣国のシャルル王太子の軍が侵攻して来る。新王ジョンは個人の武勇の力で打ち破らんとするが、近代化されたシャルルの軍の前に惨敗。ジョンは戦死し、アイラはシャルルを次の結婚相手として狙い、自ら敵軍に投降する。
そのまま王城を攻略しようとしたシャルルだが、イザベラが化学の知識で生み出した新兵器を装備したリチャードの軍にそれを阻まれる。
リチャードの実力を認めたシャルルは侵攻を断念。両国は不可侵条約を締結する。
アイラはシャルルに求愛を続けるが、婚約者に一途なシャルルによって送還される。帰国したアイラを待っていたのは先王ヘンリー二世に毒を盛った容疑からの逮捕だった。
そして、リチャードは即位し、国民の祝福の下、イザベラと結婚式を挙げる。空にはイザベラが化学の知識で作り出した「花火」が上がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 14:00:00
22739文字
会話率:51%
この国の前王妃が亡くなって数日後、未だ冷めやらぬ悲しみの中ベッドで過ごす第一王子ラファエロ。
ノックもなく入室した新王妃ビルモアは、投げ捨てるように言い放つ。
「おまえなど、この国に必要ないのだ。 生かして貰っているだけ、ありがたいと思う
のね」
ビルモアはそう言い放ち、ラファエロに向かって呪文を唱えた。
「!ノクャジイサ レナニムイラ、ス、テンナエマオ!
するとラファエロの体は、真っ青なスライムになった。
そして、小さくて鉄柵付きの檻に入れられたのだ。
勿論スライムになれば骨もなくぐにゃぐにゃボディなので、そんな所出入り自由なはずなんだけど。 残念ながら人間の気持ちが強いラファエロは、この事実を受け止められず檻から出ることもできなかった。
慣れた頃に外の会話を聞くと、驚きの内容だった……………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 20:40:08
9954文字
会話率:23%
あるとき、カメロニア国の〈完璧な聖女〉であるサリアは、隣国アラッサムに魔力皆無の新しい魔王が戴冠したことを知らされる。その新王は、なんと彼女の幼い頃の親友ロランであった! かれは聖女である彼女を獲得するため、甘い誘惑をしかけてくる。はたし
てロランの真意とは――?
8000文字強のあまあま短編です。お気軽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 16:07:12
8022文字
会話率:33%
その日、ティタイトは国の隅々まで祝福の声が響いていた。新しい国王の就任だ。人々は各地で、内乱から国を取り返した先代国王の功績を讃え、若い国王の未来を寿(ことほ)ぎ、宴で大いに飲み食いをした。
今も人々の記憶にある内乱の頃、草原の国ティ
タイトは、大地を血に染めた。
反乱軍の卑怯な戦いに敗れた王家は、族滅の危機に瀕していた。ティタイトの民から尊敬を込めて白い鷹という名を贈られたライティーザの男、新王の祖父が、戦の風向きを変えた。
大河を越えてきた異国の祖父が救った乳飲み子が、父が取り戻した国の国王となる目出度い日に、若い国王は、己の名を改めると宣言した。今日からは、乳飲み子だった新国王と幼子であった姉、若かった両親を救った祖父の名ロバートが、草原の国ティタイトの国王の名だ。
星が瞬く頃になっても、宴が続く王宮にある庭の一角で、一人の男が焚き火をしていた。まるでこれから野営でもするかのように、天幕を背にしていた男の目が、炎の向こうの人影を映した。
「誰だ」
相手の名を聞き、男は微笑んだ。男はその名を知っていた。草原の国ティタイトの新王ロバートの就任式に合わせて、大河を越えてきた新王の母親の縁者の一人だ。
「おいで」
炎に照らされた人物は、男の記憶にある少年によく似ていた。
これは男が少年に語って聞かせた物語。
本編「マグノリアの花の咲く頃に」の後日譚です。
本編は完結しております。
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/
本編にも是非お越しください。
フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、作者個人の思想との関連性はありません。
著作権は作者にあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 07:00:00
7703文字
会話率:17%
死は、生きるより良いである。
この世界で一人ぼっち生きているのはとても寂しかった。この痛みを感じたり長く生きていたりするのはもう無駄だと思う。今も、私が両親やだれかが私の味方になってくれる人がいないだけで、あの三人がずっとおもちゃのように
私をいじめる。
両親は、私が十歳のとき、事故で死んだ。葬式で、大人たちからのささやきが聞こえてきて、後で誰が面倒を見てくれるのか戸惑った。あの人たちは同情的な目で私を見て、はげましてくれた。でも、誰も私の保護者になってくれることをいとわなかった。そして、父の兄、おじさんが、私を面倒を見てくれると言っていました。
血縁に縛られた家族の彼らのほっとした顔が見えた。でも、ここで、葬式で、彼らは大人としての責任を放棄し、誰も私を受け入れなかった。
彼らがきらいじゃないよ。彼らの彼らが経験した困難を理解している。この環境で、自分の困難のため、彼らは私を受け入れなかった。経済は厳しく、コストは大きいのせいで。まあ、彼らは両親が残した家やお金などを手に入れなくてよかった。
私の現在の里親であるおじさんは、市の外に住んでいる。おばさんは私が好きじゃない。私のおじさんがそのような決断をしたことを知ったとき、彼女は激怒した。おじさんが私の面倒を見てくれるように仕事を辞めて引っ越すことにしたので、二人が大喧嘩をしているのを見たことがある。おばさんはすぐに激怒し、私たちが通り過ぎるたびにいつも私を鋭く見ている。
これが全部私のせいだ。私のせいで、おじさんとおばさんの関係が悪くなる。ですから、おじさんに一人暮らしは大丈夫だと言った。 私は彼にすべての持ち物と有価証券を保護するために渡し、毎日彼に連絡する約束をした。 おじさんは重い心で私の決定に同意した。
めったに会えなくなるため、おじさんが毎月私にお金を送ると言ってた。私の頭をなでて、おじさんがそのお金を賢く使って、そして友達たくさんできなさいと言っていた。
おじさんの大きい手を感じて、私は目を閉じた。おじさんの手は大きくてお父さんのようです。とっても寂しかった。私は自分に課せられた期待に応えようとしている。それが私を動かし続けているものだ。心の奥底にあるが、これを終わりたいと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 20:00:00
355147文字
会話率:30%
新しい始まり。狂気の火。暖かい心
アスターとユマ・アルテアリス。父親のような威勢のいい戦士の夢を持っている兄弟。異なる性格の兄弟。
両親の過去を知らずに平和に暮らしていた。
しかし、運命はすぐに平和を災害に変え、すべてを変えた。
憎悪。愛。
強さ。守る。殺す。生きる。
残酷な世界で二人は生き残れた?
運命はずっと二人のステップを付いてくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 22:07:49
181580文字
会話率:31%
これは、仮面の王との政略結婚から始まる、ある姫君の物語。
舞台は中世欧州風の異世界。
ラヴェイラ王国の妹姫である主人公リリアスは、長い吊り橋を渡ろうとしていた。事の発端は、政略結婚。正体の不明な隣国の新王に嫁ぐことになったのだ。
王命なので粛々と従おうとするも、粗末な身なりでとても花嫁が通るとは思えないような吊り橋をたった一人で渡るという、理不尽な状況に不満を漏らすリリアス。
しかし、この吊り橋を渡り切った時、更なる試練が待ち受けていた。
無事に仮面の王に対面するも、いきなり命の危機を告げられ⁉︎
この政略結婚の背景とは。
主人公の夫となる隣国の新王とはどんな人物なのか。主人公は無事に王城へたどり着けるのか? そして彼女自身の持つ秘密とは?果たしてこの婚姻の行く末は⁉︎
*第二章より戦闘描写、残酷描写があります。苦手な方はご注意願います。
*転生等はありません。
*この作品はアルファポリス、ノベプラにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 23:00:00
111736文字
会話率:47%
とあるどっかの王国に、新しい王様が爆誕しました。
王様とその家族は、国のために誠心誠意励んだのです。
時に違法薬物を検挙し、時にモンスターや盗賊団を殲滅し、時に外国のハニートラップを退け、そして不正をする領主を懲らしめ。
彼らを称え、愛
する皆の心温まる記録を御覧じろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 19:42:10
7666文字
会話率:87%
ごく普通の伯爵家の令嬢リセットは王太子妃候補に選ばれた。なぜ自分が王太子候補に選ばれたのかよくわからないまま日々が過ぎ去る。
すると突然、王太子が記憶喪失になってしまった。王太子妃候補から辞退してもいいという通達があったため、リセットは
悩みに悩み、辞退するのが賢明であり最善だと思った。
ところが、結局は王太子妃候補全員が審査に落ちた。一人だけ辞退しても意味がなかった。
王太子妃候補の一人が第二王子の婚約者に選ばれる。そして王太子が暗殺された。
第二王子が新王太子になったことで、一度審査で落ちた王太子妃候補、しかもリセットをいじめていた女性が新王太子の婚約者になった。ゆくゆくは王太子妃にもなる。もっと立派な女性を王太子妃にすべきだと思うリセットの心は穏やかではなかった。
「やり直したい。色々と」リセットはそう思った。
すると、暗殺された王太子の葬儀中、巨大な魔法陣が現れて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 00:00:00
78288文字
会話率:49%
約二千年前の中国。
前漢王朝が滅ぼされ、簒奪した新王朝も短い治世を終えようとしている頃、地方名家の娘である郭聖通は、一人の武将と結婚することになった。
武将の名は劉秀。
後漢王朝初代皇帝・光武帝となる男であり、彼の妻である聖通は皇后となる
。
だが彼女は将来、ある理由から皇后を廃されることになり……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 12:00:00
10969文字
会話率:19%
大陸の東にある央華大陸。
その地を統治する腐敗した昆帝国を倒し、友人を皇帝の座に就(つ)けて新王朝を開いた若き軍師・岳垬(がくきょう)。
だが彼は王朝成立直後、忽然(こつぜん)と姿を消してしまう。
それから二年、大陸の西端にある島国・キリ
ニスに私塾を営むリュウ・コウという若い央華人がいた。
博識だがズボラな彼を放っておけないキリニスの少女・ボニーだが、二人は思わぬトラブルに巻き込まれてゆき――
※ずいぶん前に途中まで書いて放置してあった作品です。
気が向いたり、読みたいという奇特な方がいてくださったら続きを書こうかなー、といういいかげんなスタイルですが、よろしければどうぞ(照)。
それと他に選びようがなかったので「推理」ジャンルにしていますが、その手の要素はあまりないので申し訳ありません(汗)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-04 00:39:10
15740文字
会話率:45%
王国で起こる不可解な連続殺人事件、魔獣化する人間、人々を襲う魔物たち、様々な思惑が絡み合うなか、主人公ノアは魔獣化の謎を追いレムサの街に向かうノア一行だったが、そこに待ち受けていたのは…。 3年後、力を使いこなせるようになったノア。行方不明
のエレナを探し、情報を集めるためロスベラへ。 混乱の中、王位についたクロード。体制が整わない中、王国では覇権争いが起こり、新王クロードと伯爵となったバルバロッサがぶつかり勝敗が決す。
故郷を後にしたノアはルブストの街で情報ギルドと街の闇を暴く。そんな中、街や森にナンギ鳥が現れる事件を解決する?ノア。
一方、エレナは帝国にあり、帝国の内乱に巻き込まれる。王国・帝国の動乱は聖王国の陰謀だったのか? そんな中、王国では女王に命じられたクロードがタラートに攻め込む。
ノアはタラート地下遺跡で再び力の存在アフムに出会い、アフムの語るこの世界の成り立ちと連綿と続く戦いの歴史に驚愕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 00:00:00
23940文字
会話率:30%
19世紀初の朝鮮。新王の即位と共に天主教(キリスト教)に対する激しい弾圧が始まった。信仰を守るために信徒・黄嗣永は北京にいる司祭に救援の手紙を送ることにしたのだが…。
最終更新:2022-10-20 23:00:00
1364文字
会話率:23%
新しい時代が来る。誰もが新王の即位に沸き立ったその三ヶ月後、王女クリスティーンの母は何者かに殺された。最愛の母を失って、父の治めるこの国は緩やかに衰退していく。盤上遊戯の駒が欠けるように、クリスティーンの周囲から親しい人たちが居なくなってい
く。新法王の後押しを経て新女王として即位したのも束の間、断罪を受けてクリスティーンはあっけなく死んだ。幸せだったあの日に帰りたい。ただそれだけのために少女は死に戻る。【蜜蜂は王乳の夢をみるか】から十五年後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 00:35:42
488814文字
会話率:25%
これは、初恋と王座と国の命運をかけた一夜の物語――。
恋と伝承の精霊ファンタジー、開幕!!
10年前、神殿にいた不思議な少年レオンと友達になる約束を交わしたアーリア。
それから、ずっと一緒にいるけれど、まったく彼が何者なのかはわからずにい
た。
そして、今年は伝説の神事が開かれることになり、神事を行う『天姫』役として従姉妹のイルマが選ばれる。
アーリアはそれが嬉しくて舞い上がっていたが、神事の日から怪しい雲行きになってくる。
神殿で出会った見知らぬ美青年が、アーリアにこう告げたのだ。
「私は君を選ぶ。君が百番目の天姫だ」
そして、アーリアは『星』と呼ばれる宝石を額に埋め込まれてしまう。
アーリアから話を聞いたレオンは、天姫は死ぬことがあると告げた……。
死を回避するために、アーリアとレオン、そして幼なじみ達が奔走する。
同時に、幼なじみをしている10年間でこじれていたレオンの想いが、動き出すのだった!
*カクヨムに載せた作品の修正版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 18:00:00
98394文字
会話率:36%
王子物ってこんな感じかな?あっ初めて投稿です!初めましてです!ショーンがきもくてレイが冷静で可愛い作品です?
最終更新:2022-04-14 16:26:50
889文字
会話率:75%
「神の木」マラルトネリコから生まれた青年メリアスは、喫茶店『ミドラーシュ』でチェロ弾きをする居候の見習い音楽家。浮島国家『辺境の世界』の新王カエノメレス即位に先立ち首都ユーレカで行われた音楽祭でその腕前が認められた年末、喫茶店がある地方都市
シトロンでは即位パレードが開かれるとの事で町はお祭り騒ぎ。そんな中、メリアスはルリカラという少女を喫茶店に連れてくる。彼女は村に伝わる特級聖遺物──伝説の英雄である白杆王ミドラーシュの遺骸とされる『竜の遺骸』──をカエノメレス王の側近であるカガチ宰相に狙われ、メリアスに匿われたらしい。
『竜の遺骸』は、存在自体が世界を揺るがす代物。高額の懸賞金をかけられた彼女をどうすれば守れるかと悩んでいると、喫茶店に一人の男が現れる。名をアキレギア。『竜の遺骸』の一つである『竜の心臓』を盗み出した大怪盗であり、何故かメリアスを「我が君」と呼び慕い、『竜の心臓』を献上しようとした。彼曰くメリアスはアキレギアと昔ある約束を交わしたらしいが、メリアスには喫茶店の看板娘であるスニドアと出会う以前の記憶が無く、また心臓も無い。どうやらメリアスは、人間としての肉体をマラルトネリコの精霊に乗っ取られたゾンビのような存在らしい。
その生い立ちから、マラルトネリコの化身とされるミドラーシュ王に強い憧れを抱くメリアス。しかし破滅の未来から来たと自称する少女グラナダの襲撃に遭い、『竜の心臓』を手に入れた自分が将来『竜の罪人』として世界を滅ぼす事、そして彼女が『竜の遺骸』を破壊するために来た事を告げられる。しかしルリカラ曰く、来年世界に大きな混乱が訪れ、それを阻止するために『竜の遺骸』を集めミドラーシュ王を復活させなければならない。メリアスは自身が白杆王ミドラーシュの再来となる事を決意し『竜の心臓』を受け入れ、白杆王メリアスとして即位パレードを襲撃し世界に宣戦布告する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 22:23:43
79431文字
会話率:46%
ヒーズール王国の名ばかり第四王女マノンは、三人の姉や家臣たちから虐げられて生きてきた。
ある日、シャンダール王国の新王の戴冠式に参加したくない姉たちから戴冠式出席の公務を押しつけられる。
これはチャンスとばかりに、準備万端で亡命したマノンだ
ったが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 20:32:05
9484文字
会話率:45%