高校生の茉莉(まつり)は17歳の夏、地元を離れて関東の北部にある安神沢市へやってきた。SNSで知り合った女子大生の花咲里(かざり)に誘われて連れて行ってもらった喫茶店で初めてコーヒーを飲んだ茉莉はその味に感動し、喫茶店のマスターの少女、有栖
(ありす)とも親しくなる。有栖は「フリティラリアの柩」という新興宗教団体の村で生まれ育ったという。そして茉莉が街に来てから、失踪事件や変死事件が相次いで発生するようになる。教団が研究していた幻の花「リリィ・ブロッサム」の種子が飛散し、その花は強い欲望や願いを抱く人に寄生し願いを叶えるが、吐いた花に触れた人々を次々と狂気に感染させていく呪いの花であった。茉莉は喫茶店で働きながら、この街の様々な人と関わり、街に潜む闇や怪異にも触れていく―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 12:03:47
4239文字
会話率:6%
両親を事故で亡くしたティナは、膨大な量の光の魔力を持つ為に聖女にされてしまう。
多忙なティナが学院を休んでいる間に、男爵令嬢のマリーから悪い噂を吹き込まれた王子はティナに婚約破棄を告げる。
大喜びで婚約破棄を受け入れたティナは憧れの冒険者
になるが、両親が残した幻の花の種を育てる為に、栽培場所を探す旅に出る事を決意する。
そんなティナに、何故か同級生だったトールが同行を申し出て……?
※しばらく更新できず、一度削除しましたが、完結まで執筆出来ましたので再投稿させていただきます。
全75話です。
完結まで毎日更新予定です。
お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 07:00:00
283930文字
会話率:37%
辺鄙な場所にある研究所で、精神に関する実験をしているグルー。ある日、実験の副作用によるものか新たな人格が芽生えたのだ。しかも身体も呼応するように変化する。この症状を治すには"無垢の花"と呼ばれるものを探さなければならない
。どこにあるかは分からないが、その幻の花を探す旅が始まる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 15:28:40
917文字
会話率:15%
王の側近であり、騎士団長にして公爵家当主のヴァレリオは、傷痕のあるその厳つい顔から凶悪騎士団長と呼ばれ、高い地位とは裏腹に嫁探しに難航していた。
打診をしては断られ、顔合わせにさえ進むことのないある日、執事のフィリオが発した悪気のない一言に
、ついにヴァレリオの心が折れる。
これ以上、自分で選んだ相手に断られて傷つきたくない……という理由で、フィリオに候補選びを一任すると、すぐに次の顔合わせ相手が決まった。
その相手は社交界で幻の花と呼ばれているご令嬢。美しく引く手数多のはずのご令嬢は嫁ぎ遅れに差し掛かった22歳なのにまだ婚約者もいない。
それには、何か秘密があるようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 18:00:00
67651文字
会話率:31%
男爵の娘である私・アーシェは、伯爵家の三男であるベルンハルド・エストホルム様と婚約することになった。
実際に会ってみた相手はかなりの美男子で、騎士としても優秀らしい。
でもとても寡黙で、何を考えているのかよく分からない男性だった。
その
まま婚約することになって、無口なベルンハルド様とうまくやっていけるだろうか、と不安に思っていたけれど……。
ある日私は、ベルンハルド様の胸元に小さな紫色の花が挿されていることに気づいた。
どうやらその花は私にしか見えなくて、しかも寡黙なベルンハルド様の感情を表しているらしく……。
「お会いできて嬉しいです、ベルンハルド様」
「……そうか」
あっ、花がふわふわ揺れている!
「一緒に過ごせて楽しいです、ベルンハルド様」
「……ああ」
わっ、花がぽんぽん増えている!
婚約者はあまり愛想はないけれど、胸に咲いた幻の花が彼の気持ちを私に伝えてくれる。
でも彼が無口なのはどうやら、実家である伯爵家に原因があるみたいで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 20:00:00
147396文字
会話率:40%
友人達とのオンライン呑み会で、俺は去年の夏の思い出を語る。
「幻の花火」の思い出を。
この作品は、ノベルアップ+、エブリスタにも投稿しています。
最終更新:2020-10-02 14:26:43
2728文字
会話率:46%
カナン・サガ1と2を繋ぐ、外伝第2弾。ギルモア王国を北上したディーンと九曜は、レテに到着した。その街の特産は〝紫蓮花(しれんか)〟と呼ばれる、人の願望を夢の中で叶えるという幻の花だった。深夜、香りに誘われたディーンは、違和感に気付く。目にし
たのは、夢遊病状態で[千年夜の森]へと向かう人々の列。そして突然、九曜が姿を消す――なにが起こっているのか? 一方、あまり喜べない招待を受けた九曜は、妖魔・流惟(ルイ)の誘いを断り、魔力の雨の檻に捕らわれてしまう。思案する彼の脳裏をよぎるのは、だが現在のことではなく、少し前のわずかな記憶――封印が解けた直後の分身たちとある人間との、短い交流の思い出だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 00:00:00
74974文字
会話率:31%
その生涯が謎に満ちている小野小町を主人公とした物語。
小野小町は幻の花である。王朝に咲いた幻の花である。在原業平を胡蝶に譬えるならば、小町はまさに花である。しかし、その花は時には桜であったり、時には菊であったり、時には女郎花であったり、時に
は悪の花であったりもする。また鮮明に見ようとすると、その花は薄ぼんやりと暮れなばなげの花のように幻となってしまうのである。小野小町は、あの花、この花に譬えられはするが、畢竟、幻の花というべきである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 23:20:52
1952文字
会話率:10%
新たにミニドラゴンのレドランを仲間に加え、フロールたちは”ファントムガーデン”を漁船で目指す。ウィンターウィークのさなか、花屋の店主であるラオが、呪詛席によってトドに姿を変えられ事態が発生。元の姿に戻すため、ラオの夢であるファントムガーデン
に咲く幻の花を探すことに。
『紅頭巾Ⅲ・Ⅳ ~呪詛石の戦慄~』のラストに少しだけ書かれていた物語です。
この作品は、過去に自分のブログ[※](https://blogs.yahoo.co.jp/sassov007)に掲載していた『紅頭巾3・4 ~呪詛石の戦慄~ -改訂版-』の番外編『フロールと一番星』を少しだけ書き直したモノです。基本的に、ブログ掲載時と同じ内容です。
[※ブログは、2019年12月15日サービス終了に伴い、閉鎖]
【紅頭巾シリーズ】
『紅頭巾』:https://ncode.syosetu.com/n9014es/
『紅頭巾Ⅱ ~彷徨の館~』:https://ncode.syosetu.com/n1347ez/
『紅頭巾Ⅲ・Ⅳ ~呪詛石の戦慄~』:https://ncode.syosetu.com/n0045fv/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 17:00:00
8455文字
会話率:50%
ダリアはあらゆるケガや病気、呪いを癒す事の出来る幻の花と呼ばれる『青い薔薇』を求めて旅をしており、何故か村人達に追われながらも最終目的地であるディーロイド城にたどり着いた。しかしそこには赤い目をした恐ろしい吸血鬼が住んでおり、おまけに咲いて
いると言われた青い薔薇すらない。追われている最中に落とした荷物を探しつつ、暫く城に滞在する事になったダリアは、次第にこの城の真相に触れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 12:00:00
57350文字
会話率:35%
体も小さく、気も弱い、頭もよくない村のいじめられっ子のアランは、幼馴染のマリアにプロポーズするために幻の花を探しに、森の奥の泉へと行く。
村から行くことを禁じられている危険な森の奥で、金色の鎧に身を包んだ騎士に出会う。
死を目前にした
騎士に魔法の金の鎧と引き換えに、剣を世界の最果てに捨てて来るように頼まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 13:52:55
7114文字
会話率:17%
昔々、まだ科学が世界を支配する以前の話。世の中は魔法と道理で成り立っていた。
そこにはまだ人間という生き物は生息しておらず、世界を構成する多くは犬や猫といった動物たちで、ごく少数、エルフや魔法使い、妖精と呼ばれる珍獣が存在した。
お金持ち
の家に生まれた一匹の猫。何不自由ない生活を送っていたある日、両親を一度に亡くしてしまう。
生きるためのお金を手に入れるために猫は、何でも願いを叶えてくれるという魔女の元へ向かう。
魔女はキュベルという森に咲く幻の花を見つけることが出来れば、願いを叶えると約束し、猫は森で魔女と共に暮らし始めた。
やがて十二年の月日が流れ、猫は家事もこなせるほど成長し、魔女はすっかり老いたある冬の日。なかなか起きてこない魔女を部屋に起こしに行った猫は、布団の中で息を引き取っている魔女をみつける。
初めて入った魔女の部屋には、キュベルの花と魔女から猫に宛てた手紙が置かれていた。手紙を読み猫は自分の本当の願いが大金ではなく生きるための力と深い愛であったことを悟る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-28 19:07:46
6278文字
会話率:44%
雰囲気だけを書く実験の一つで、設定だけ昭和初期の無名小説から借りています。
最終更新:2019-04-15 13:54:42
3336文字
会話率:12%
あらゆるものを優しく妖しく包み込む地方都市、ホーテンダリア。
宵迎えの鐘が鳴り響いた闇夜の街に、「この世ならざるもの」達の息遣いが響き始める。
毎夜街を彷徨う幻の花嫁、人の身体を乗っ取る古の悪霊、決して演奏してはならない禁断の楽譜。
夢と現
がない交ぜになる――今夜もホーテンダリアは、眠らない。
ちょっと不思議なミステリアス・ファンタジー。短編連作。個人サイトから転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 15:00:00
132370文字
会話率:51%
食堂兼菓子屋「まちふくろう」で働くユフィーリアは、得意先のエリオットに悩まされながら充実した毎日を送っていた。しかし、久しぶりに里帰りした折、国の秘宝・幻の花を咲かせてしまう。それがきっかけで命を狙われる羽目に!波乱を含み始めたユフィーリア
の生活はどうなってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 13:12:46
58408文字
会話率:55%
青年はある伝承を聞いて自分も幻の花を探そうと雪の中を歩いていました。
幻の花には様々な力があるとされ、多くの人々が探し求めました。
しかし青年は違いました。幻の花など求めていなかったのです。
青年が求めていたものは真実でした。伝承の真実が
知りたい――。
その一心で青年は花を探し、ついには見つけることが出来ました。
青年が花に触れようとすると亡くなったはずの少年の霊が・・・。
白き雪が織り成す幻想世界の物語。その結末の行方は誰にも分らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 09:16:37
2910文字
会話率:14%
ユウ•オルデシアは魔族の名家オルデシア家に生まれながら潜在能力が低く両親に見捨てられ10歳の時に魔族の住む町『マテリア』から人間の住む『エスパイア』へと追放されてしまう。
『エスパイア』にはもちろんなんの当てもなく、心身ともに疲れきったユ
ウはみずからの死を覚悟した。
だがある親子が彼を救いその上夫がいないにも関わらず同年代の自身の娘と共に親見のないユウを育ててくれたのだ。
そして5年後、立派に成長したユウは恩返しとして幻の花『月光花』を探すため冒険者となり一緒に育ったエリリと共に『月光花』を探す旅に出たのであったーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 22:04:09
3054文字
会話率:41%
知る人ぞ知る幻の花ー絢爛豪花を咲かせようと奮闘する二人。来年こそは来年こそはと育てている内に七年が経過していた。良い加減にコツを掴んで蕾を付ける所までは育てられたが、まだまだ前途多難の様だ。
最終更新:2015-10-24 16:00:00
11690文字
会話率:65%
普通の学生が魔法少年となって、愛読書の登場人物となってしまう話。本の中に引きずり込まれ、これからの展開を自分で切り開いていく話でもある。
※文頭に空白が入れられなくて、読みづらいと思われますが悪しからず。
最終更新:2015-07-27 23:47:44
2834文字
会話率:35%
この不景気の中、ただ細々と写真館を営んでいるようでは、負けてしまう。
そんな中、聞いた祖父母のいる田舎に咲く、幻の花の噂。
俺はその幻の花で一攫千金を狙うべく、田舎へ向かった。
その田舎で会った、ひとりの少女との夏の物語。
最終更新:2014-11-15 12:52:50
1250文字
会話率:25%