世界的な感染症の流行、その副反応により妊娠率が低下し、このままでは本当に人類は滅びてしまうと結論付けられるにまで至った。
そして世界中でありとあらゆる機関が生殖率を上げる研究へと資金を提供し、時に寄生虫にさえ手を出し、人々は氷河に眠る太
古のカビへと辿り着いた。
だが、そのカビは宇宙から齎された太古のカビ。
蘇ったカビは瞬く間に世界中へと広がり、人々と共存を始めた。
そう、繁殖率が劇的に上がったのだ。
そうして最初は歓迎していた人々も、果ては様々な対抗手段を取る事に。
寄生生物の猛威に気付いた科学者によって、トキソプラズマと同様に宿主への顕著な影響が発見され、排除が試みられた。
だが、人々は受け入れるしか無かった。
子を成したいと思う本能には、抗えなかった。
Ωバース嫌いも、全く知らない人にも読んで貰える様に書いたつもりですが。
生物学や経済学等の専門家では無い為、抜け漏れ等が有るかも知れませんので、ご指摘頂ければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 10:00:00
51137文字
会話率:49%
ちょこちょこ加筆していきますね。不定期で。
仕事の恨みで同業者に交差点で道路に突き飛ばされたおいら。前にいた高校生も同時に道路へ弾かれる。せめて男の子だけでも救おうと手を差し伸べるが、目前に迫るバス!間に合わない!くそぉ!…なんと、
その男の子の足下に光る魔法陣が…ついでに異世界召喚されて九死に一生を得たのだが、なんとそこは、ゲームやラノベでおなじみの中世?まぁ、王様が居るところだ。魔王?魔物?なんだよそれ?おっさんには荷が重いって!魔法?まぁ、大魔導士ですが、なにか?…ほっとけ!使えるかそんなの!”鑑定”されたが、まぁお察しだ!そうそうご都合の良い展開なんてないさぁ~って、死んじゃう!ここは正々堂々、勇者君に引っ付いて…寄生言うな!精一杯生きていこうと思う!…そんなオマケ召喚されたおじさんのエンジョイ?異世界生活のおはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 20:00:00
6457328文字
会話率:66%
【あらすじ】
事故で亡くなった親父、白石影人の人格を脳に寄生している高校1年生の白石光人。
ドタバタの入学式を経て、新しい人間関係に慣れてきたこの頃、新入生の親睦を目的とした研修旅行が迫る。一筋縄ではいかない人々に囲まれ、光人のスクール
ライフは今日も慌ただしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 14:00:00
636026文字
会話率:31%
高校入学の日、死んだはずの親父が唐突に俺の脳内に寄生しやがった!
これは中学時代いじめを受けて陰キャだった俺と、それを心配して死にきれなかった親父が俺の脳内で同居して始まった高校生活。
脳内で親子漫才を繰り広げつつ、親父の経験や知識で何
かと救われ、幼馴染や同級生美少女、高校随一の超絶美人先輩、そして俺を目の敵にするイケメン、心優しい先生などと繰り広げる、スクールライフ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 23:39:55
686215文字
会話率:30%
────【あらすじらしきなにか】────
私、片瀬花奈は困惑していた。
つい数分前まで死ぬほど暇な学校、呆れ返るほど退屈な授業、それに由来する平穏な日常を謳歌していた筈なのに……
「ここ……どこ……?私は……片瀬花奈だわ」
見知らぬ自称
神に拉致されて、あれよあれよと転移させられ目を覚ますとそこは森の中だったわけだけどさ。
夢も希望も寄生先もないこんなとこでどうしろと……?
お決まりの『ステータス』と『特殊技能』を引っ提げて探検する(させられる)はファンタジー世界!
夢と希望に満ち溢れた()魔術世界を自由気ままに散策する、壮大でも荘厳でもない、ありふれた片瀬花奈の非日常はここから始まった!
「そんなことよりスマホ返せ!」
……始まった。
「早く帰りたいなぁ」
いや、始めろよ。
───────────
この作品は少女…もとい片瀬花奈が別世界に飛ばされ周りを振り回しながら自身も振り回される…そんな日常と、別世界と現実世界の差を体感し困惑して取り乱す、そんな別世界にとっての非日常を綴った小説です。
シリアスさんが顔を出すこともありますし、コメディさんが主張してくることもありますので苦手な方はご注意下さい。
※1日1話を目標にしていますが、努力目標です。
※一話当たり3000文字程度を基準にしていますが、時々極端に増えたり極端に減ったりします。
※現在初期の話をゆっくりと改稿しています。
内容自体には一切の変化はありませんが、微細な表現の変化があります。
現在の進捗:◇9
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 23:00:00
3704366文字
会話率:28%
疳という蟲をご存知だろうか。
疳とは、人間の感情に呼応し、増幅させる寄生虫のことである。
しかし、中には感情の沸点を超え、疳によって興奮を抑制することが出来ず、破壊衝動を起こす者もいる。
この世の殺人や暴動等の狂行は、全てこれによるも
のなのである。
遥か昔から、疳によって超常的力が目覚め、人に害を及ぼす者がいた。
そのため、当時は、疳を祓う陰陽師や霊媒師は多く存在していたのだが、今やその術を継承した者は数少なく、様々な争乱が絶えることはない。
そして現在、日本有数の山に囲まれた盆地、福島市を舞台に、少年少女達の青春が始まる。
※この作品は、カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 22:30:56
81191文字
会話率:32%
あなたのことを許さない。怪物に喰われ続ける私を見捨てたのだから。
あの頃、僕たちのすぐ隣で暗闇は生きていた。悪意を持てない少年メロスと暗闇に喰われ続ける少女かふかの懐かしくて哀しいジュブナイルホラー。
5月の連休初日。メロスが部屋で起き
ると母親は失踪していた。母の遺した一万円札を持ってモール型ショッピングセンターに行くと学校一の嫌われ者である永井かふかがクラスメイトにいじめられる場面に遭遇する。メロスはこっそりとかふかを助けるが、逆にかふかに逆恨みされ善意をつけこまれる。メロスにはかふかに決して逆らえない負い目があった…。
「メロスはかふかを見捨てた。かふかはメロスに殺されたの」
その夜、アパートのベランダで永井かふかが暗闇の怪物に生きたまま喰われるのをメロスは見る。それはまるで夕暮れの校舎で少女を見捨てたときと同じように―――。
ちょうど同じころ、モール型ショッピングセンターで幼児失踪事件が起きていた。かふかが言うにはその事件にはかふかを喰らっていたクラヤミの怪物、晦虫が絡んでいるという。
晦虫は人の悪意を喰らう。ショッピングセンターの奥に捕らわれた少女の絶望を美味そうに食べているが、もうじきその絶望の灯も消えるのだと。
少年は耳たぶを報酬に晦虫の毒である少女の助けを得ると、晦虫に捕らわれた女の子を助けに深夜のショッピングモールに潜入するのであった。そこで少年と少女が見たのは大人の悪意に寄生した晦虫の群れと巨大な晦虫の王、そして、■■の裏切り―――。
ヒトの悪意は怪物にとって蜜の味、じゃあ、ヒトの善意はどんな味?
※本作品はホラーです。性的描写、身体欠損など猟奇的描写はできるだけ抑えめにしていますが、人によっては不快と感じる描写が多数あります。ホラー、サイコサスペンスが苦手な方はご注意してお読みください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 16:00:00
58221文字
会話率:39%
隕石に付着していた生命体によって人類がパンデミックきづきをおこすところから始まる異能力物寄生生物の物語。
主人公はある日目を覚ますと額にコブができていた。寄生生物の影響によって変化する人間社会と人類という種の繁栄を妨害する生物がおりなすスト
ーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:36:25
23649文字
会話率:36%
世界は、謎の肉塊に包まれた。
それは言ってしまえば、寄生虫のようなものだ。ありとあらゆる物に寄生し、肉を広げ、寄生した生物の性質を帯びながら獲物を待つ。生物非生物関係なく、全ては彼らの捕食対象であり、寄生対象。
そんな世界で生きる
少女アリスは、ある日その肉塊によって父親を殺されてしまう。頼る相手を失い、自身の命を捨てようとしていたアリスの元に現れたのは、生前、父親と交流があったルカという名の青年だった。
ルカから父の遺言を聞き、生きることを決意したアリスは、彼と共に奇妙な小屋で暮らし始める。
だが、ルカは普通の人とはかなり違っていて……?
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:14:54
48353文字
会話率:30%
異世界召喚された夏葉は、その直後『聖女に寄生して甘い汁を吸おうとしている不届き者』として森へと追放された。二人いた転移者のうちどちらが聖女なのかという議論もなく、即断で。
しかし、一人になった後にステータスを見てみれば、夏葉のクラスは聖女
となっている。そんなどこかで聞いたことがある展開に、夏葉はそのうち連れ戻される可能性が高いと考えた。隠そうとしても何らかの事件が起こるなりしてバレてしまうまでがテンプレだと。
そこで夏葉は能力自体は隠さない方向で考える。表向きは自分以外の者が能力を使っているように見せかければいい。そうすれば、秘密と人の命を天秤に掛けるなんていうありがちな葛藤も万事解決。自分もチートで稼げてホクホクだ。
隠れ蓑の役割を担ってくれる人材を、高級奴隷商から購入した夏葉。ロシェスという名の奴隷は、エルフなのに魔法が使えない変わり者で冷遇されていた。
本人もそのことで気後れしていたが、夏葉は逆に奇跡の力を使っても「使えてしまうかも」と思わせるような貴重な人材だと彼に伝える。
そして当初の思惑通りロシェスを天才薬師として仕立て上げ、その裏で奇跡の力を行使していた夏葉だったのだが――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 14:50:00
62245文字
会話率:32%
どこかの異世界、高原にそびえたつ、超巨大なアメジストの結晶。それを中心に、螺旋階段が下る様な形で、魔物が蔓延るダンジョンが存在した。
内臓の様に蠢き、毎日の様に姿を変える不思議なダンジョン。それはいつしか、冒険者達を通じて、アメジストの大ダ
ンジョンと呼ばれるようになった。
紫水晶の眼下に臨む様に存在するひとつの要塞都市。アメジストの街。冒険者達は、まだ見ぬダンジョンの最深部を目指して街に集う。
誰かの声がして、気が付けば、真っ暗闇にいた『俺』
長いこと時間が経ったある時、正気を取り戻した自分が居た場所は、アメジストのダンジョンに挑んだ、冒険者の盗賊の胸の上だった。
これは、貧困街生まれの姉御肌な盗賊『ミランダ』と、自称元人間の寄生鎧のコンビの成り上がりの冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 04:29:29
622334文字
会話率:38%
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺こと葛原和馬はそのことを考えたのは小学生の頃のことだ。
絶対働きたくないとは思ったものの、ではどうすれば働かないで済むのだろう。
そのことに悩んでいた時、俺の前に二人
の女の子が現れる。
二人はとんでもない美少女で、同時に俺の幼馴染でもあったが、相談したところでどうにも…いや、待てよ?
「なぁ、二人に相談があるんだけど…俺、働きたくないんだ。俺のことを養ってくれないかな?」
本来なら絶対頷かれるはずのない生涯寄生発言。
それを受けた二人は十年後の現在、アイドルになっていた。
俺のことを生涯、養ってくれるためになぁっ!
そんな勝ち組確定ウッヒョーイな青春を送っていた俺のもとに、次々と新しい女の子が現れて…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 18:00:43
220131文字
会話率:43%
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺、鹿島裕司がそのことを考えたのは、幼稚園の頃のことだった。
「ユウくん、なにしてるの?」
そんなことを考えていた俺の顔を覗き込んでくるのは、幼馴染の木ノ下観月だっ
た。
同い年の中でも飛び抜けて整った容姿の持ち主で、何故か俺によく構ってくるやつだ。
そんな彼女を見て、俺の頭に悪魔的発想が浮かんでくる。
「あのさ、俺、働きたくないんだ」
「働きたく…?」
「うん、絶対働きたくない。働くなんて絶対にごめんだ。だからさ、観月に俺の代わりに働いて欲しいんだよね」
「私が?ユウくんの代わりに?」
「そう。そして生涯俺のことを養って貰いたいんだけど」
ダメかな?そう問いかける俺の言動は、子供ながらに間違いなくクズのものであっただろう。
普通なら決して頷かれるはずのない一生寄生宣言。
だが、観月はこれを受けて一瞬キョトンとした表情を浮かべ、
「うん、わかった!私が一生、ユウくんのことを養ってあげるね!」
すぐに満面の笑みで、そう答えてくれたのだった。
そしてあの約束の日から十年。
俺は普通の高校生になり、観月はアイドルになっていた。
俺のことを、生涯養ってくれるためになぁっ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 00:00:00
15440文字
会話率:42%
真っ暗な宇宙を一人で旅するシエルさんはお父さんの遺してくれた小型宇宙船に乗ってハンターというお仕事をして暮らしています。
ステーションに住んでいるお友達のリンちゃんとの遠距離通話を楽しみにしている長命種の145歳、趣味は読書、夢は自然豊か
な惑星で市民権とお家を手に入れのんびり暮らす事!。
「宇宙船にずっと引きこもっていたいけど、僕の船はボロボロ、修理代や食費、お薬代・・・生きる為にはお金が要るの、だから・・・嫌だけど、怖いけど、人と関わってお仕事をして・・・今日もお金を稼がなきゃ・・・」
※時々鬱展開やスプラッタな要素が混ざりますが、シエルさんが優雅な引きこもり生活を夢見てのんびりまったり宇宙を旅するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 20:18:04
28168文字
会話率:69%
100話投稿記念
「〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜」について
本編
「〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜」
https://ncode.syosetu.com/n8498ie
「スペースシエルさん 〜
宇宙生物に寄生されましたぁ!〜」
https://ncode.syosetu.com/n8675ii折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 13:09:45
3064文字
会話率:0%
「〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜」100話投稿記念小説
「スペースシエルさん 〜宇宙生物に寄生されましたぁ!〜」について
最終更新:2023-08-06 23:21:28
1741文字
会話率:0%
寄生虫達による地獄界の危機を救いそしてそれぞれの旅立ち。
最終更新:2024-04-05 14:43:15
17290文字
会話率:15%
カマキリと2匹の寄生虫がたどる日米の歴史
最終更新:2024-01-29 16:33:25
53892文字
会話率:24%
とある聖女と魔物の話。ご飯が出来上がるまでの間にネタを纏めようと思ったら何かできてた、くらいのさらっとした話。
最終更新:2024-04-01 06:00:00
5497文字
会話率:0%
The・平凡な高校1年生、春野寄次。爆弾魔の爆破により死亡。目が覚めるとそこは異世界。しかし自分は寄生生物(パラサイト)だった。転生スキル〖叡智〗を駆使し、スキルを習得しまくる!!
王道ファンタジー作品です。
最終更新:2024-03-31 22:32:28
91206文字
会話率:24%
タイトル通りのお話。
神様なら、クズ男も使い用次第で、有効活用するんじゃないかなというお話です。
最終更新:2024-03-29 04:16:41
2474文字
会話率:2%
遥かな未来、新太陽系政府の名の下に統一された新暦116年。
人類圏は、謎の小惑星より蘇った混沌寄生体【カオスレイダー】の脅威に晒されていた。
人類を守るべく、生み出された生体兵器【特務執行官】。そして彼らを運用すべく組織された【特務機関オリ
ンポス】。
人の意思を残し、同時に人を捨てた者たちは、カオスレイダー殲滅の任を受け、戦い続ける。
※ブクマ登録等ありがとうございます。週一くらいの不定期更新になります。また、気付いた点は随時修正していきますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 02:11:21
1071053文字
会話率:34%
この世界に生を受けて早数ヶ月、私は本能とも言える謎の感情によってこの狭くも温かな家から飛び出ることにした、かつては人間だった私だがこれこそが私の新しい人生の出発点なのだと感じる。
新しい世界、意外なことにそれは水中だった。
異世界ハ
リガネムシ
~スキル『寄生』で最強を目指す~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 22:22:26
418482文字
会話率:53%
現在連載中の異世界ハリガネムシ〜スキル『寄生』で最強を目指す〜における設定資料や作中で溢れてしまった短編等を投稿する場所になります。
質問等こちらでも受け付けておりますので感想欄や作者である世紀末肩パッドのTwitterに送りつけてく
ださい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 23:03:39
4752文字
会話率:38%
人類が惑星に寄生する生命体から、恒星に寄生する生命体へと移り変わって数万年。
惑星における途方もない資源争奪戦争は今は昔、無限のエネルギーを手に入れた人類は悠久のときを過ごしていた。
太陽系から数光年離れた恒星にある生物圏群バイオスペー
ス。
そのうちの一つが少女に宛がわれた世界。
その世界の中を少女は歩く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 00:00:00
1417文字
会話率:2%
世界一の冒険者ギルドを夢見て、光の翼《ローゼンターク》アンク。
そんな彼は十五才の誕生日、幼馴染であり団長でもあるセリスと喧嘩し三十三回目の追放を食らってしまう。
それでも仲間のディードによる窘めと頭を冷えたことでギルドに帰って謝ろう
とした。
突如鳴らない鐘は鳴り響き、なかったはずの大穴に落とされたアンクは、気がつけば見知らぬ場所で目を覚ます。
翠の祭壇に祀られていた卵形の何かに触れ、契約を果たし外への脱出が叶ったアンクだが、そこは自分の知らない世界であった。
昼も夜も等しく塗り潰す赤い空。銀蜘蛛《くも》と呼ばれる、正体不明の寄生生物。
変わり果てた世界でアンクは望まぬ再会を果たし、この世界の現状を知り、自らのやるべきことを定めることになる。
これは昔に誓った、夢を叶える物語などではなく、終わった世界で尚抗う人間達の物語。
そして仲間を殺して進む男と翠の剣が取り戻し、そして捨て去る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 12:16:59
48680文字
会話率:34%