学術都市グレンツェンで生活する主人公たちの日常を描いた物語。
多彩な人種、地域、価値観、文化、おいしい食べ物を通して成長する人々の、ゆるかったりちょっと刺激的だったりするストーリー。
メインヒロインは【小鳥遊すみれ】という少女です。島国の中
でも孤島で過ごした彼女は16歳になって初めて大陸に上陸します。しかも海外での生活でてんやわんや。あたふたする少女はたくさんの出会いを経て成長していきます。
…………が、メインヒロインは小鳥遊すみれですが他の登場人物にも個性があり、人生があり、夢があります。そんなメインヒロインを取り巻く彼らを主眼としたストーリーも展開していきます。
物語の構成上(というよりは作者の趣味嗜好ゆえに)、ある一定の目標設定はありますが個人個人の日常風景の描写を日にち単位で刻んでいくので目標に辿りつくまでにとてつもない時間がかかります。あくまで日常系ストーリーなのでまったりゆったり進んでいきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 00:00:00
2364874文字
会話率:30%
水神が守護する湖のほとりに栄える学術都市《月鏡》。
歴史ある図書館で働く司書の娘・暁は、学者の美形青年・御影に一目惚れして以来、ずっと片想いしていた。彼と過ごす日々は、からかわれてはつい口喧嘩をしてしまう、もどかしい毎日。そして御影は、何か
と隠し事ばかりでなかなか心を開いてくれない。
「だからこそ『彼』を知りたい」。
暴走した好奇心から生じた切なる願いを叶えるため、暁は御影を振り向かせようと積極的なアプローチで奮闘する。
それが、月鏡の街に起こる異変に巻き込まれていくきっかけになるとは知らずに――――。
*この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 19:16:19
141534文字
会話率:56%
王都を襲い、王族をはじめとして七人の勇者が犠牲となった大災厄【灰都の火】から五年が経ち、勇者選別が迫る星来暦一〇〇五年。
災厄の魔女の娘であることを理由に学院で孤立していた学術都市プラネスタに暮らす一人の少女――イヴ・グレイシアは、学院教師
リツ・リングレイルから編入生の案内を頼まれ、最高の勇者を志す少女――セナ・アステリオと運命の出会いを果たす。
共に勇者になることを約束した親友――レイリーナを【灰都の火】で失って以来、イヴは勇者になることを諦め、将来の夢もなく、ただ一人孤独に過ごしていた。
自分には―――リーナを失うきっかけの災厄を引き起こした魔女の娘である自分には、勇者になる資格なんてない。
そんな彼女を突き動かしたのがセナ・アステリオだった。
愚直に勇者を目指し、世界の平和を願うセナに亡き親友の姿を重ねたイヴは、共に勇者になることをセナに誘われ、一歩踏み出す。
世界を焼いた魔女の娘だけど、君と共に勇者になってもいいのかな?
これは、勇者を夢見る少女と、呪われた魔女の力を受け継ぐ少女の食材の物語。
世界を救う王道プチ百合ヒロイック・ファンタジーが今、はじまる。
同一作品をカクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 16:00:28
380204文字
会話率:43%
さあ、我々の塔を作ろう。塔の先が天まで届き、神と神の創りしものを讃える、塔を作るのだ——
太古に築かれた、天を貫く塔。古来より神の住まう地として崇められ、いつしか人は塔を囲むように世界一の学術都市を作りあげていた。しかし、神の座す塔は禁足
地であり、塔に足を踏み入れた者はまだ誰もいない。誰もが信じ、誰もが欲した神の存在は、開かずの塔に秘められたまま。
塔に眠る神の意思を巡り、人々は神を想う——が、神を信じぬ少年ギンダは今日も今日とて街の古びた書庫で本の整理に勤しんでいた。
神なんかいない。空想の産物を崇めたって、救われることはない。地に足つけて生きるしかないのに。
「それでも、手も届かない存在がこの世界にいればって思うと、なんでも楽しくなったんだ」
孤独なギンダに手を差し伸べたのは、太陽のような瞳を持つ少年カリンであった。
神様に会いに行こう。神様が創ったものを見に行こう。きっとそこに、救いがあるから。
これは、神を信じぬ少年と神を愛する少年が、神の住まう未踏の塔を登り、世界を知る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 00:51:11
13978文字
会話率:31%
ハーフドワーフの神童、ナルエルは憧れの学術都市タキステナへの留学を果たす。
たゆまぬ努力と揺るぎない信念で手に入れた新天地での学究生活だったが、そこで彼女が見たものは“叡智の殿堂”の悲惨な実情だった。
失望したからといって手は止めない。足も
止めない。ナルエルは突き進む。
道をふさぐものすべてを、薙ぎ倒しながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 19:56:11
5118文字
会話率:33%
理系大学四回生の柊僚は、化学系の研究室に所属している。
先輩から頼まれた実験を、嫌々…いやいや、嬉嬉として取り組んだ結果………大爆発…。
宙に舞い意識を失って、目が覚めると万物の根源が色素(ピグメント)で成り立っている異大陸(ピ
グミア大陸)で、色素魔獣(ピグモン)……狐、に生まれ変わっていた。
ちょうどその頃、5国(マゼンタ王国、シアニン帝国、チタニタ教帝領、エロー学術都市、ニガレオス帝国)から成るピグミア大陸は、ニガレオス帝国皇帝ボン・ブラックの驚異に晒されつつあった。
マゼンタ王国第一皇女ピロロピロール姫に見初められた僚は、彼女の守護魔獣に選ばれピロルと命名される。そして、ピロロピロール姫と共に各国を旅することになった。
ピロルは化学の知識と野生の本能を駆使しボン・ブラックの驚異からピグミア大陸を守りきれるのか?
シアニン帝国のクーデター平定。
チタニアを襲う災害からの色素女神教団教帝聖下救出劇。
エローでの学術院長弾劾。
そして、ニガレオス帝国との激突。
その他、第二皇女の守護魔獣である大蛇との戦闘、シアニン帝国守護魔獣龍種との戦闘、野生のスライムとの交流、エロー学術都市にて美少女とのデート etc..
色素魔獣? ライフを楽しむピロルの冒険を、ぜひ、ご一緒にお楽しみにください。
★マークは他社視点のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 12:00:00
227933文字
会話率:27%
学術都市ドニミオリア。高等部へと入学するためにやって来たシンシアは、ここが自分が前世読んでいた小説の舞台であることを思い出した!
悲劇のラスボスディミトリ・リズウィンは、若くして死んでしまった前世でただ一人の人生の潤いだった。まだ小説はは
じまっていないけど、ダーフエルフの血が入っているだけで迫害され、何も悪くないディミトリはこのままだと悲劇のラスボスになってしまう。
生まれ変わったシンシアは、小説の序盤で死んでしまうモブキャラだった。けど、ディミトリがピンチの時に、自分に残された生命力を使って同化出来ることに気がついた。
どうせ死んでしまう運命なら……大好きな推しのラスボス、ディミトリを幸せにしてあげたい!
大好きなラスボスの居る世界に生まれ変われたモブ令嬢が、不運過ぎる性格が良すぎて闇堕ちするはずの悲劇のラスボスを力づくで救い出すお話。
※完結まで毎日投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 22:33:27
58834文字
会話率:37%
マリカノンナ=アロイーズ・ニェハ・ウィクリフ。
彼女は転生者であり、美少女であり――そして、吸血鬼だった。
だがこの世界での吸血鬼は決して危険な存在ではないというのに、人々は誤解から恐れている。
そんな一族を救い、安穏な生活を送りたいがた
めに彼女は立ち上がる。
吸血鬼の地位向上を図るために、とりあえず三つの国と隣り合う学術都市にある最高学府に入学するため、今旅に出たのであった。
※アルファポリス・カクヨムにも同時連載中
※R15は保険ですが、多少の差別的な表現が出る可能性があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 18:00:00
108484文字
会話率:34%
特殊技術が発展したSF系学術都市で、非一般男子が変態アイドルのマネージャーやりつつ頑張って世界を救うらしい。
しかも、アイドル含め周りの奴らは病んでるうえ、非一般男子が曇らせる所為で拗らせてしまうらしいですよ、あーあ。
ハーメルンにも投稿
中
暇があれば、EXTRAとして追加するかもしれないし気のせいかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 23:47:49
3817文字
会話率:2%
「今の君、上層部の陰謀に巻き込まれてるぽいから、潜入任務する体でしばらく学術都市に身を隠して」
上記の理由から、ラース・バルトは学術都市の治安維持を条件に名門校で匿われることになった。
彼はシスティリア神国で108人しか就任できない魔導師の
一人で、今年16歳になる少年だ。最年少魔導師である彼は天才とまで言われていた。
そんなラースだが、偽造硬貨の発覚がきっかけで、有力者から命を狙われてしまう。
ラースは返り討ちにする気満々だったが、上司に「冤罪で投獄されても困るし」と止められ、結局根回しが済むまで身を潜めることになる。
そうして彼はシスティリア神国最大教育機関——学術都市ラプラスへと赴く。
都市人口約二千万人。うち七割が学生で構成されている都市であり、少なからず闇を抱えている場所でもあった。
人身売買に犯罪組織との癒着、危険な魔導書の取り引きから、未来を予知できる千里眼を巡った抗争といった奇妙な事件まで勢揃い。
多様な厄ネタが揃った学術都市で、「給料分は働いてやるか」といったスタンスのもと、ラースは次々と厄介な事件に関わっていく。
戦闘は楽勝。学業もほぼ余裕。思春期特有の苦悩を抱える同年代と共に学園生活を送りながら、なんやかんや青春を楽しむ天才少年の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 13:10:36
46230文字
会話率:38%
「……今夜で忘れます」
そう言って、私はジョアキン殿下を見つめました。
黄金の髪に緑色の瞳、鼻筋の通った端正な顔を持つ、我がソアレス王国の第二王子。大陸最大の図書館がそびえる学術都市として名高いソアレスの王都にある大学を卒業するまでは、侯
爵令嬢の私の婚約者だった方です。
今はお互いに別の方と婚約しています。
「忘れると誓います。ですから、幼いころからの想いに決着をつけるため、どうか私にジョアキン殿下との一夜をくださいませ」
アルファポリス様でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-15 18:00:00
10144文字
会話率:24%
お人好しで騙されやすい普通の高校生「天音海斗」は謎のローブの男に騙され、異世界に飛ばされてしまう。彼が飛ばされた先は「神代魔術都市国家ウェルギリア」。そこは、「火、水、風、土、光、闇、精霊」の七属性を中心に様々な魔法を行使しているところで、
「神都アルクウェイド」「錬金の街クロイツ」「港町エアリス」「学術都市メルディア」「霊却の谷コルフィス」「風の村ウィンネール」「聖都クレイスデント」の七つの都市に分かれている国であった。。海斗は、その場所の「神都アルクウェイド」にて、「国を魔王から守ってほしい」ということ、そして、「魔王の手に落ちた、魔力の根源である霊脈を取り戻してほしい」とアルクウェイドの領主「オルトリア・アルクウェイド」に頼まれる。
全属性の魔法を行使できると知った海斗は、ウェルギリアを救うために、各地を旅し、そこで様々な魔術師たちと出会う。海斗はその魔術師たちを味方につけ、魔王の影響を受けつつある場所を救っていった。
だが、最後にたどり着いた「聖都クレイスデント」にて霊脈の争奪戦後、「魔王に本当の意味で操られているのはアルクウェイド領主」だということを知る。
魔王の本当の狙いは、「聖都クレイスデント」に存在する霊脈を奪い、魔力を全て自分のものにすることであったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 20:37:27
12926文字
会話率:50%
オムツを履いたロックンローラー!
膣から産まれた膣太郎が贈る、笑いあり涙ありの本格ファンタジー小説だべ。
異世界ものが好きな人も苦手な人も、ワオワオ腰振りながら楽しんでほしいよね!
●あらすじ
三十一歳にしてオムツが取れていない膣太郎は
、目を覚ますと見知らぬ世界にいた。まだ一人で服を着ることも、風呂に入ることもできない彼にとって、それは受け入れがたい出来事だった。しかし、フリアと名乗る少女や騎兵団長のマルケスといった人たちとの出会いを通じて、彼は自らが異世界に召喚された理由とその使命を自覚することになる。(第一章)
学術都市で異界の作法を学ぶことになった膣太郎は、アルヴァランズ王国の貴族たちが圧政を敷いているために民が困窮していると聞かされる。神聖学院と呼ばれる教育機関へと入学し、知識・剣術・秘術などの指南を受ける膣太郎だったが、大学に八年間通って中退した彼はなにをやらせても人並以下であった。そんな中、校内に侵入した怪物によって学校の生徒たちが襲われてしまう。
策謀に巻きこまれた膣太郎は、やがてアルヴァランズを目指して旅立つことになるが……
章ごとの連載(全十二章)を予定してるから、不定期更新になっちゃうわけ。
詳しくはTwittar(@chitsu_tarou)か公式HPをご確認くださいべ。
作中に登場する人物・団体名はFicsionだけど、膣太郎が31歳でオムツ履いてるのはマジ。
無職のロックンローラーが実家暮らしで小説書いてるなんて笑っちゃうね? ハハ。笑うな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 17:51:08
59006文字
会話率:44%
魔道研究都市ナオス。
それは第二層と呼ばれる神々が創造した世界に存在する一風変わった学術都市。
陽と槌納は招待状により転送され、入学する。
現代にはどこにでもいなそうな、ちょっぴり風変わりな二人の男は新天地にて新たなる一歩を踏み出す!
最終更新:2019-07-01 12:12:46
60465文字
会話率:41%
現代世界とは異なる次元に存在する異世界、アリーア・ティルナノーグ。
この世界で一番文明の進んだ近代国家、エルミーユの片田舎・ジブリール出身のセレスティア。
彼女は齢17歳にして世界一の難関試験とも言われるエルミーユ共和国国家医師免許を最年少
で取得した天才少女だった。
そんな彼女は、亡き両親の祖国である古き伝統を守りしレイティシア王国へ、単身やって来る。
自分の出生の秘密を探るために。
一方、レイティシア王家の最後の希望の星とも謳われる王太子・ユリウスには当面の二つの目標があった。
まずは、父王亡き後、王政をやりたい放題に荒らしてくれた継母・セシーリアを廃し、王政を立て直すこと。
そして、難病のため余命宣告をされた元婚約者・ティアリーゼを治す手立てを探すこと。
そんな折、王都の下町、フェルゥに若い女が一人で構える診療所ができたという噂を聞く。
その女が、世界一の難関資格と言われるエルミーユ共和国国家医師の免状持ちと聞いて、彼はお忍びで下町に出かけていく。
他方で、国費奨学生として学術都市・ラティアの高等学院で学んでいた下町育ちのヒューズは、三年ぶりに帰郷し、荒れ果てた下町を見て絶望する。
打倒・女王セシーリアを掲げて仲間たちとレジスタンスを結成したが、作戦は思うように進まない。
そんな時、彼は一人の若い医師と出会った。
ーこれは、異国の近代国家からやってきた若い女医・セレスティアと出会うことから二人の若者がこの国の運命を動かしていく、恋と革命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 21:59:48
5688文字
会話率:38%
新しく発表されたトレーディングカードゲーム「ファンタズム・ゼノクロス」
環奈 利緒は発売前はほぼ全ての情報をチェックし、発売日当日は学校を遅刻する程度にハマっていた。
先行販売されたスターターで対戦を楽しみ、翌日のブースター発売にワク
ワクしながら眠りについた利緒だったが、目を覚ますと、そこには見慣れぬ光景が広がっていた。
「ファンタズム・ゼノクロス」の舞台、郷界:ミラリオ。
ユニットカードは実在の人物で、スキルカードは実際に使える不思議な力。
そんな世界に迷い込んだ少年の物語。
【碧の章】
遺跡で閉じ込められていた利緒は、碧のレアカードだった「クーネア・ル・ルナフィア」に助けられ、学術都市マギニアで暮らすことになった。
他人とは異なる魔法を使える利緒は、数奇な運命をたどる。
【黄の章】
草原で目を覚ました利緒は、言葉も通じない見知らぬ世界にいた。
特殊な力を持たない利緒だが黄のレアカード「太陽毛」の庇護の下、人々に助けられながら生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-13 02:04:23
192519文字
会話率:30%
現実に少しだけ似ている別世界。学術都市、東第二要港。
そこに住む、とある家族の話。
※作中に出てくる方言モドキは関西弁をベースに色々混ぜたものなので関西弁っぽい別のなにかです。
最終更新:2018-06-13 12:41:25
2978文字
会話率:26%
現実に少しだけ似ている別世界。学術都市、東第二要港。
そこに住む少年達のある朝の風景。
ブロマンスよりBL。BL要素は非常に薄いです。
※この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2018-05-11 01:51:48
1583文字
会話率:26%
人間の最終戦争によって世界に終焉が齎されたはずだったが、聖なる神によって人間は復活を遂げたのだった。
そんな世界の学術都市に住み、聖ヨハネ学院に通うマリア=ヨハネスは何気ない毎日を送っていたがある日天から天使が降ってきて、マリアの日常は日常
では無くなっていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-09 18:45:29
3207文字
会話率:36%
遥か昔、大災厄によって世界の理は捻じ曲げられ、世界には『魔法』の力が生まれた。
大災厄と、『魔法』と共に出現した龍や不死鳥などの伝説上の生物に襲われ、絶滅寸前まで追い込まれた人間は、『魔法』を研究し、封来術という魔法体系を完成させ、伝説の生
物を封印して再び繁栄を遂げることに成功する。
それから時は経ち、西方大陸の一国、ジュヴェールには封印した翼ある龍を管理し、封印を守り続ける高名な術師の一族がいた。
一族の二男、キーブン・クアラ・リーンは、固く氷に閉ざして封じていたはずの翼龍の声を聞く。翼龍は言う、「おまえは一族の使命から逃げ出したいのだ」と。
しかし、兄のアーレンと並んで、リーン家の次期当主として人々の期待を受けるキーブンにそれは許されない。また、彼自身このまま当主になりたいのか分からず、幼馴染の従者レックスや、多忙な母に代って第二の母として兄弟を支えるラグル、弟のゼアニスのことを思い、悩み続けていた。
そんななか、キーブンが封来術において師事している魔法雑貨店の店主セルジスの元に、婚約指輪を作ってほしいという依頼が舞い込む。違和感だらけの依頼の裏にある目的に気付いたセルジスは、即座に依頼主ジェスタの目論見を看破し、これを自身の願望の達成に利用しようと、キーブンと共に彼らを追い詰めていくが……。
幾度となく自分の弱さを突き付けられ、キーブンは混乱し、迷う。自分がどうしたいのか、心の奥底で望むことは何なのか。
自分の望みを見つけたとき、彼は伝説の生物にすら負けない力を得る。
※自サイト「sept neige」でも連載中です。自サイトでの内容から一部改変して投稿しておりますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-09 01:18:46
62720文字
会話率:34%
そこは魔法を知った世界。星降る夜、世界には魔力が降り注ぎ、広く魔法ががもたらされた近未来。
舞台は、極東の国。首都圏にある秋流市に造られた魔法学術都市。そこへ訪れたのは、今年から魔法専科高校一年生になる少年。名を、若宮依という。彼は始ま
った新しい高校生活に胸を躍らせるどころか、早々に面倒な事件に巻き込まれてしまい――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 22:49:58
3501文字
会話率:48%