何の名誉も残さぬまま、ひとりの老いた命が静かに終わろうとしていた。だが、その最期に芽生えたひとつの後悔が、世界の深層に揺らぎを生む。声なき存在が現れ、彼に“巡る力”を与える。七度の転生――剣を振るい、知を求め、祈りを捧げ、誰かを守るために命
を燃やす。姿も名も異なる者として生を繰り返す中で、彼は何を得て、何を失うのか。各転生には常に不思議な“相棒”が寄り添い、時に導き、時に試す。魂が記憶を蓄え、やがて一つに還るとき、彼の目の前に現れるのは、終わりか、それとも新たな問いか。これは、ある魂の長い旅の物語――選ぶことを許されなかった過去と、選び続ける未来の狭間で、ただひとつの灯を探し続ける、静かなる輪廻の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 01:42:52
12982文字
会話率:32%
歴史シミュレーションゲームをこよなく愛する現代日本の青年は、新作ゲームを起動した瞬間、意識を失う。
目覚めた場所は、西暦1852年――風雲急を告げる幕末の日本だった。
しかもその姿は、長年プレイしたオンラインゲームのキャラクター、若きエルフ
の少年召喚士「ジン」。
傍らには、万物を識る美しき精霊「ミネルヴァ」。彼女はアカシックレコードに繋がり、過去から未来の分岐まで見通す知識を持つ。
ゲームのステータスとスキル、前世の歴史知識、そして精霊の無限の叡智。
望まずして手にした圧倒的な力を前に、ジンはクールに、しかし壮大な野望を抱く。
「どうせなら、この国を俺好みの最強帝国に作り替えてやる」
元の世界に戻るまでの退屈しのぎか、あるいは新たな人生の壮大な目標か。
彼の「リアル歴史シミュレーション」は、まず来たる黒船との対峙から始まる。
これは、逆行転生した主人公が精霊と共に、幕末日本を舞台に、緻密な戦略と圧倒的な力で歴史を塗り替え、大日本帝国を築き上げる火葬戦記。
---
癖垂れ流しの文章なので、ツッコミどころ満載かと思います。
アカシックレコードとか扱い切れるわけがないだろう、、、その通り、ぐうの音も出ないです。
設定の矛盾なども多々あるかと思いますが、生暖かい目で見て頂けると幸いです。
コメント欄で私に対する攻撃は可としますが、ユーザー同士で喧嘩だけはやめてくださいね?
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 00:00:00
21566文字
会話率:43%
室町時代後期の日本…に似たパラレル世界が舞台。
東軍と西軍に分かれて国内は争乱状態のなか、東軍畠山家の沙羅姫は戦もどこ吹く風で我が道を邁進していた。しかし、突如きまった政略結婚により、その自由な日々を失うことになる。抗うべきは実家畠山家なの
か、政略結婚の相手なのか、それともーーー宿命なのか。
沙羅姫がその青春を賭けて、恋に戦いに挑む一年の幕が上がる。
室町時代をモデルにした、架空の歴史になります。
実在の人物・事件の名前が出たり出なかったり。厳密な歴史小説ではないものとして、ご理解ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:21:59
236400文字
会話率:28%
切なくて、どこか色っぽくて。笑って泣ける、愛情と友情の感動ストーリー。
―― あなたは一人ではない ――
すらりとした見た目で、元運動部の筋肉質。長い人差し指で眼鏡を持ち上げ、理路整然としたショウジ。
その風貌からも、「淡々としていてク
ールだ」と周りからは評されるが、実際は大きな難問を抱え、強引に夢の世界へ落ちる日々を過ごしていた。
大学で出会った友人、純粋無垢で天然ボケな遊の発言に、「何を言ってるのかわからない」とたびたび固まりつつも、居心地の良さを覚えていたある日、遊の紹介で、ひとつ年上の先輩、力也と会うことになる。
指定場所は、【ウィンク・ハート】なる喫茶店だった。
まるで洋館のようなアンティーク調の店内。窓から差し込む太陽の光。サイフォンから漂う、コーヒーのいい匂い。
人知れずロマンチストでもあるショウジは、ウィンク・ハートに胸が高鳴り、おおらかなマスターともすぐに打ち解ける。
そして、力也と対面を果たすことになるのだが……。
【※以下、ネタバレを含みます】
力也を目の前にしたショウジは、息をのんでしまう。
華奢な身体、さらさらの黒髪、長いまつげと、黒い瞳。白い肌に、柔らかそうな唇。
甘くて、濃厚で、上品な、いい匂い。
穏やかな声と、優しい微笑みで挨拶をされ、全てが自分と異なる力也を前にし、ショウジは今までに感じたことのない衝撃が体に走ってしまう。
しかし、力也は微笑みの裏でトラウマを抱え、うまく眠れない日々を過ごしていた。
光を失う黒い瞳、寂しそうな眼差し……。心配するショウジだったが、ウィンク・ハートで開催される小さなコンサートで、力也の歌声を聴くことになる。
僕を月に連れて行って――――?
力也の清らかな歌声と、身をよじって歌う艶っぽさに、鼓動が高鳴るショウジ。
俺が守りたい。そう思いながらも、会うたび、声を聞くたび、あと少し、もう少しと、力也に近づきたくなる自分に戸惑ってしまう。
「この感情を解いてしまって、力也さんに会えなくなったら嫌だ」
月に近い力也の家で、その愛しい寝顔を見守りながら、気持ちを偽ろうとするショウジ。
だが、友情に熱く、正義感の強い遊に諭され、励まされ。
ショウジは自分が抱える偏見と難問に向き合い、力也に思いを伝える決意をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:58:31
101631文字
会話率:39%
目覚めたら……そこは、亡き妻が描いた物語の世界だった。
中年オヤジの「ヨネシゲ・クラフト」は最愛の妻子を「ダミアン・フェアレス」によって殺害され、全てを失う。
あの日から、約3年が過ぎたある夜のこと、ヨネシゲは布団の中でうなされていた
。聞こえてきたのは亡き妻子の助けを求める声。ヨネシゲは妻子を助けに向かうため、暗闇の空間をひた走る。しかし、そこでヨネシゲが見たものとは……!?
「もう二度と大切なものは失いたくない!」
ヨネシゲは妻子を守り切ることを心に誓う。
果たして、ヨネシゲは家族や仲間たちを、脅威から守り切ることができるのか?
不思議な能力「空想術」とは?
そして、まだ見ぬ、亡き妻の描いた空想の果てとは……?
亡き妻が描いた空想世界で繰り広げられる、中年オヤジ「ヨネシゲ」の波乱万丈の物語である。
※以前投稿していた「ヨネシゲの記憶」とは、全く別物の物語となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:49:39
1134655文字
会話率:49%
平凡で退屈な日常を送っていたアラフォーサラリーマンの男は、ある日突然、自宅のベッドで意識を失う。目を覚ますと、そこは見知らぬ異世界で、彼の姿はVR RPGで使っていたキャラクター「バンダナ」となり、容姿も年齢もゲーム内のものに変わっていた
。
異世界人として拘束され、途方に暮れる中で与えられたジョブは「ものまね士」。彼には異世界人特有の強力なスキルはなく、ただ一つ、他者の技を模倣する「ものまね士」の能力があった。しかし、それは決して万能ではなく、技を模倣するためには誰かの動作を目の前で見る必要があり、その制約は大きい。しかし、観察と努力を重ねることで次第にその力は開花していく。動作だけでなく、他者のスキルや魔法すら模倣できるという驚異的な力を手に入れるのだった。
不安の中で始まった冒険は、仲間との出会いや敵との激戦を経て次第に広がり、バンダナの「模倣」の力はギルドや王国の注目を集める。やがて彼に襲いかかる数々の試練。その中で彼は、「すべてを模倣する」力の持つ可能性と危険性に気づくことになる。
果たして、バンダナはその力を駆使して異世界を救う英雄となるのか──?
模倣の力を武器に、異世界で生き抜くバンダナの冒険が、今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:22:52
93747文字
会話率:44%
佐藤大吉は転生者である。
彼は前世から夢見た一流召喚士になるためサモナースクールに通うことになる。
だが彼が召喚できる魔物はクトゥルフ神話の魔物だけ!?
彼の夢には敵だらけ……彼は何を得て、何を失うのか。
それは
あぁ、窓に!窓に!
最終更新:2025-05-17 21:01:40
60951文字
会話率:37%
一千年ぶりの稀な月蝕の夜、銀月が隠れた蓬莱群島でいくつかの〈気〉が立ち上った。
事故に巻き込まれた十五歳の風子は記憶を失う。名門アカデメイアの特待生だったはずが、あまりの不出来ゆえに落ちこぼれ校〈蓮華〉に転校させられた風子。平凡な風子の
周りに、いつのまにか四人の異能者が集まってくる。人嫌いでタダ飯大好きの天才科学者アイリ、悪ガキでナルシストの美少年オロ(歌姫ルル)、余命幾ばくもない名家の御曹司シュウ、無表情で存在感のないリク。まったく無自覚ながら、風子は〈異能の媒介者〉だった。コミュ力ゼロの十五歳たちは、柴犬の子イヌモモと太った老ネコキキとともに闘いに挑んでいく。
彼らを指南するのは、忍術家門たる雲龍九孤族宗主ばあちゃん。その孫で〈蓮華〉の女教師サキ、サキの弟でアカデメイア学生リト、天月仙門の最強異能者〈銀麗月〉カイも集結。探偵ごっこの好きな変人無能弁護士ジェシンは、橋の下の浮浪者集団とともに、なにかと首を突っ込んでくる。一方、リトは美青年カイに秘かに思いを寄せ、リトを恋するオロがこれに嫉妬し、美少年シュウの初恋は脳天気な風子にはまったく届かず……。恋も混戦模様。
ルナ大祭典の準備という名目で天才音楽家九鬼彪吾の私邸〈櫻館〉に結集した面々。大祭典をとりしきるラウ伯爵の筆頭秘書レオンは、アカデメイア伝説上の優秀有能な美青年。レオンと彪吾には二十年以上にわたる何らかのつながりがあるようで……。
鍵を握るのは、古代ルナ王国に由来するルナ神聖石盤。謎が謎を呼び、立ちはだかるのは〈緋月の村〉の秘宝を狙う秘密結社〈天明会〉とカルト系の天志教団。発端となった事故、ルナ大神殿遺跡があるカトマール帝国で三十年前に起こったクーデター、ウル舎村の秘密実験、シャンラ王国の内紛、天月宗主の野望にも〈天明会〉が関わるのか。
異能の発揮は大きな代償を伴う。安易に異能に頼ると子どもたちは命を失う。子どもたちの異能が暴発すれば、人間が住む〈銀月の島〉とルナの神々が住む〈緋月の村〉の均衡がくずれ、世界が崩壊する。知恵が必要だ。十五歳の子どもたちを守るために、そして世界を守るために、ばあちゃんたちが立ち上がる。
これは、世代も性別も超えた信頼と協力の物語。女たちは強く自立しており、男たちは心優しい。性別や常識にとらわれず、自由な大人たちに見守られて、子どもたちは「仲間」として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:51:07
270279文字
会話率:35%
戦いの女神アテナの元、海王ポセイドン、冥王ハーデスらと激闘を繰り広げた聖闘士星矢たち。激しく長い戦いの末に、地上は平和を取り戻した。だが失うものの方が大きかった。
女神アテナを最も近くで護り支えた男、ペガサス星矢はハーデスとの戦いの最終局面
で、ドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬、フェニックス一輝と共にハーデスを撃ち倒すが、その際にハーデスの剣、インビジブルソードの一撃を心臓に受けてしまう。
それはハーデス消滅後も消えることの無い剣で、徐々に星矢の心臓に達し、確実に命を奪う剣だった。星矢の身を案じたアテナ城戸沙織は、ハーデスの剣を消してもらうため、兄である太陽神アポロンの元を訪れる。アポロンに対し、星矢に刺さったハーデスの剣を消して欲しいと乞うが、アポロンはアテナのこれまでの戦いを快く思っておらず、ハーデスの剣を消す代わりにある条件を突き付ける。それは、アテナを神から降格させ、神の記憶を消し一人の人間として生涯を生きることと、星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝の5人の聖闘士としての記憶と能力全てを消し、普通の人間に戻すというものだった。
城戸沙織は、少しの間ためらうものの、皆が生きて過ごせるならとその条件を飲む。そうして、女神アテナと、5人の聖闘士たちは、地球上の記憶から消えることとなった。
新たな物語は、この後から始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:44:49
21190文字
会話率:28%
剣士ライン=キルトは、冒険者として名を馳せることを夢見て、血と汗と剣を捧げてきた。
幼い頃から剣を握り、パーティの中堅として名が通るようになったこの頃、ライン=キルトはようやく手応えを感じ始めていた。
……その矢先だった。
「悪い
けど、ここで終わりにしましょう、ライン。あなたには……未来がないもの」
恋人であり、仲間でもあった魔術師アイリスが、そう言い放った時、何を言われているのか理解できなかった。
「……どういう意味だ、それは」
アイリスは視線を逸らし、パーティのリーダーであるグレイが代わって口を開く。
「すまない、ライン。お前の剣の腕が信用できないわけじゃない。だが……今回、新たに加わることになった“彼”が条件を出してきたんだ」
「“彼”?」
聞き返すまでもない。今、貴族の道楽で冒険者を気取っている、あの男――リオネル=ダンバリー伯爵家の令息だ。
小手先の魔法と派手な装備を振りかざし、貧乏くさい冒険者の中でやたらと目立っていた。金とコネで危険な任務を避け、戦果だけを誇る男。
その男が言ったというのだ。「アイリスを専属魔導士にする。だが、あの“しがない剣士”とは縁を切ることが条件だ」と。
「私……選んだの。ごめんなさい、ライン」
目を伏せるアイリスの言葉に、ラインの胸は張り裂けそうになった。
何も言えず、何も聞こえず――店の扉を開け、ふらふらと外へ出た。
気がつけば、ギルドの前に立っていた。
まだ陽が高い。依頼掲示板の前に人だかりができている。
ラインは、呼吸を整えて掲示板に目をやった。これまで何度も挑んできたように――ひとりででも、やってやる。
「すみませんねえ、ラインさん。最近、伯爵家からの圧力がありまして……あなたに依頼を渡すのは、ちょっと……」
この街の冒険者ギルドでの依頼は受けられなくなっていた。
夕刻。人通りの少ない裏道。
貴族に歯向かえば、全てを失う。それが“この街”――貴族が支配する街の現実。
だが、だからこそ、ラインの中に燃え盛るものがあった。
「見ていろ、アイリス……ダンバリー……」
その時、ラインの中で何かが生まれた!それは、剣聖になる決意!
この時、剣聖ラインへの道が誕生した。
このまま終わってたまるか。
ここからラインの復讐劇が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:40:00
77615文字
会話率:32%
野生のモンスターはいても、魔王だとか巨悪の存在しない安寧の世界がそこにあった。
その都市(シティーリア)大陸の辺境にある小さな村アル・ツァーイの、更にその一角に兄弟が住んでいる。彼らは早くして天災により両親を亡くしており、天災を &qu
ot;引き起こした" 何者かへの復讐を誓って日々鍛錬を積んでいた。
________ところが、それは突然のことだった。
「お兄ちゃん、何それ?!」
妹メイアの悲鳴と共に、兄グラナードは暗黒の中に引き摺り込まれ、異邦の地____闇の世界に飛ばされてしまう!
そこで彼は、生まれつきに宿す謎の力と向き合い、元の世界へ帰らんと奮い立つ。
一方、取り残された妹は兄の喪失に半ば絶望するも、多くの協力の甲斐あって兄奪還の為奮い立つ。
「_________俺は、怒ると怖いぜ」
これは、不運にも苦難の道を歩むことを強いられてしまった兄妹の話。何を得て何を失うのか。過去現在未来と、何が襲いかかってくるのか。
勇者がいたとしたら、何を以って勇者とするのかと。
そう訪ねるがごとくして、激動待ち受ける新たな世界へと兄妹の旅が始まる!
*遅筆などの理由につき投稿頻度が最近遅めですがご了承ください!
*感想や評価など、なんでも良いのでいただけると大変励みになります!
*こちらのリメイク前の作品が二章の途中まで公開されておりますので、内容をざっくりお知りになりたい方は私の投稿作品欄からご覧になってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
178232文字
会話率:48%
辺境の村に住むスマクラフティー兄妹は、周囲とは一風変わった力を持っていた。
特に兄のグラナードは生まれ持ってして特殊な魔法を使用できたのだが、辺境の地に住む者であった為に力の使い道はほぼ無いような状況。
そんな中で彼らはのんびりと暮ら
していたのであったが_____
「お兄ちゃん、何それ?!」
突如現れた禍々しい何かによって、勇者など必要のない安寧の世界から一変、兄グラナードは異世界へと連れ去られてしまう!
そこで彼は、自分が特殊な力を持っているにも関わらず弱者であったことに気付かされて。
一方、取り残された妹のメイアは兄を失ったことにより半ば絶望して。
これは、不運にも苦難の道を歩むことを強いられてしまった兄妹の話。
何を得て何を失うのか。過去現在未来と、何が起きるのか。
今、その秘密に迫る旅と試練が幕をあげる!
そして作品とは別に、これは国語力と作文力の欠如した作者が奮闘する裏ストーリーでもある!
*作文力の欠如があると読めない!という方は読まないことをお勧めします
*この作品は、作者がつい最近まで更新していた作品のリメイク版のようなものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 20:00:00
651045文字
会話率:44%
幼少期に事故に遭い、婚約者と両親を失う悪役貴族に転生したオレ。しかし、前世の記憶を思い出したのは、事故の後で……。
これはすべてを失うことを運命づけられた悪役の叛逆の物語である。
最終更新:2025-05-17 19:20:31
56882文字
会話率:48%
魔導研究を生きがいとする魔女ルシア・ガルブレイだったが、ある日突然、魔女至上主義を掲げる魔女によって、魔女の王『魔王』だと勝手に世界に宣言されてしまう。
身の危険を感じたルシアは即座に逃げる準備を始めたことにより、魔女に対抗する国によって異
世界から召喚されたという勇者と対峙した際、魔力の大半を失うことで勇者に魔王討伐完了を勘違いさせ、逃げることに成功した。
奪われた魔力は勇者が魔力を解放する、あるいは死亡することによって取り戻すことができるので、ルシアは身を潜めてその時を待つことにした。
しかし何年、何十年待っても魔力は戻らない上に、勇者は行方不明となってしまった。
仕方がないので、自分が魔女、そして元魔王だと悟られぬよう各地を回り魔力を取り戻す方法を探すことにする。
それから500年。
未だに奪われた魔力は戻らない。
そのためルシアの目的は変わらず、魔導研究を行いつつ、魔力を取り戻すための旅を続けている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:02:36
53132文字
会話率:15%
ロサンゼルスに住まう普通の成人男性、マイケルとジョン。親友である二人は、普段と変わらない平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日いつも通り街を歩いていると、不気味な男と遭遇し、突如襲われ意識を失う。
目が覚めると、そこは魔法の存在する異
世界だった。どうにか元の世界に帰る為、この世界に銃のみで奮闘していく。
毎週火曜日と土曜日の夜に更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:00:00
146903文字
会話率:66%
「エルノーラ、ずっと君だけを愛してる! 結婚しよう!!」
「お断りします!!」
――そんな公開プロポーズが、今日も村の食堂で繰り広げられる。
村一番の色男リクと、それをきっぱり断る美しきエルフのエルノーラ。
だがこの"日課&qu
ot;、ただの恋愛劇ではなかった。
かつて愛し合い、結ばれ、そして死別した二人。
200年の時を経て転生したリクは、前世の記憶と愛を抱いたままエルノーラの前に現れた。
だが彼女は、再び愛を失う恐怖に怯え、リクを突き放す。
これは、不器用で一途な男と臆病なエルフが、再び“幸せ”に辿り着くまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:14:00
5486文字
会話率:41%
ジャンナ・スカーレットは呼んだ時に毎回近くにいないと婚約破棄されてしまう。
それと同時に隣国の皇帝との婚姻が決まった。
(変人皇帝と有名と聞いていたけれど、これは確かに……)
隣国へ嫁いだ彼女の出迎えに現れたのは、ピエロの姿をした
皇帝ラルフ・レイモンドだ。
衝撃の邂逅から早一ヶ月。
ジャンナとラルフは一つの勝負をしていた。
「私を見つけることができなければ、夜伽に来てもらうわよ!」
「参ったな。俺は君を大事にしたいんだけど」
ラルフはふざけた見た目とは裏腹に、ジャンナを見失うことはなかった。
「他の人には気付かれないのにどうして貴方は気が付くの!?」
「こんなに甘い匂いをさせてるお嫁さんを放っておくわけない」
「っ、絶対負かしてみせるんだから!」
隠密に長けた少女とピエロ皇帝の、夜伽をかけた戦いが幕を開ける――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 00:21:19
9286文字
会話率:38%
音楽だけが、僕を裏切らなかった――。
幼い頃から虐められ、孤独だった天川 優斗は、ピアノの才能を見出され、天才ピアニストとして称賛された。
だが、中学二年で「トゥレット症候群」を発症し、舞台を降りることに。
高校では信じていた幼馴染た
ちに裏切られ、ストーカー扱いされ、居場所を失う。
それでも、彼には音楽があった。
作曲家「優P」として、ネットの世界に旋律を刻み続けた。
そしてある日、歌い手界隈トップ歌手の「スピカ」からの一通のメッセージが届く。
「私は優Pの味方だから」
数日後、学校に現れたのは――彼の曲をネット世界で歌い続けてきた、スピカその人だった。
「まだ間に合うよ! 一緒に最高の学園生活にしよ?」
絶望の中で生まれた音楽が、運命を塗り替える。
これは、旋律が紡ぐ再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
217004文字
会話率:37%
※この作品は『エヴァーグレースの魔法使いに恋をして』のスピンオフ作品です。
本編が終わった後の悪役のお話です。(この作品だけでも楽しんでいただけるように描いております。)
かつてこの世界には、魔法が溢れていた──。
その時代、この世界に魔
法を与えた神と人間の間には交流があり、永らく友好的な関係を築いてきた。
だが、一部の人間により、神の怒りを買い、人間は魔法を失うこととなった。
そのきっかけとなったのは、カイン・グリーヴスと言う一人の男だった。
数百年後、ヴィクター・グリーヴスとして生まれ変わった彼は、記憶がないにも拘らず同じ轍を踏むことになった。
そして、今度こそ彼は罰として、永遠の苦しみに閉じ込められる──かと思われたが、神に選ばれし少女がそこから彼を救い、罪を赦したのだ。
赦された後、ひっそりと人の出入りの少ない森に住むようになったヴィクターだったが、大きな罪に対し、軽すぎる罰が、かえって彼を苦しめていた。
そこに現れた燃える炎のように情熱的で、マイペースで、夢見る乙女なセシル・ラヴェル。
彼女は、ヴィクターがどれだけ独りになろうとしても放っておいてはくれない。
そんな彼女に、冷たくなりきった悪役の心は少しずつ溶かされて行く。
………ちなみに、彼女の暴走は誰にも止められない──例え、相手が元・世界を揺るがした男でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
52429文字
会話率:33%
【第8回ネット小説大賞 受賞!】
「マイクロマガジン社 GCノベルズ」様にて第1巻好評発売中です!
『コミカライズも決定!』
2021年初夏より、コミックライドにて連載予定!
ブラック企業で働く広岡巧(20歳)、仕事帰りにコンビニへ寄り
自宅へ帰った巧は愛犬レオに好物をあげつつ自分も買って来たコンビニ弁当を食べる。
弁当を食べ終わった巧は風呂に入ろうと立ち上がるが、働き詰めで過労気味だった巧は倒れて意識を失う。
次に巧が目を覚ました時には見慣れない森の中、隣には大きな狼と思ったら、それは巧が飼っていた愛犬レオだった……。
レオは人を乗せられる程大きくなり、しかも森の奥から現れた魔物も一瞬で倒してしまう。
森の中で出会った女性クレアから、レオの姿は最強の魔物シルバーフェンリルだと教えられる。
巧はこの世界が夢ではないかとずっと考えていたが、クレアと話し、レオの強さを見ているうちにようやくここが異世界で、自分は転移して来たのだと悟る。
大きな屋敷を持つクレアに歓迎され、巧は屋敷で暮らし始める事になった。
気付いたら異世界に転移した青年巧と、愛犬レオ。
レオはシルバーフェンリルという最強の魔物になり巧を守る。
タクミは自分にギフトがあるとわかるが、それは『雑草栽培』という能力だった。
……この能力って使えるの?
仕事ばかりで疲れた巧が、ギフト『雑草栽培』を使って愛犬レオやご令嬢クレアと共に異世界を生きて生活していく、そんな巧の物語。
物語は基本的に、のんびりとスローペースで進行していきます。
1話2500文字前後で投稿させて頂きます。
第103回、『今日の一冊』で掲載されました!
※カクヨム様にも掲載させて頂いております。
2020年9月22日、タイトルに【Web版】を追加させて頂きました。
書籍版のタイトルは、Web版と少し違うためとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
5163554文字
会話率:41%
死を克服した永遠の街リリカポリス。
8人の女王が統べるこの街は”一番楽しかったあの頃”をいつまでも繰り返す。
筆頭女王フラウタの膝枕で目を覚ましたつむじは、何も成すことができなかった無為な青春を取り戻すがごとく、学生として新たな人生を踏み出
した。
転校生と持て囃され、この街が忘れていた流行を振りまいて、一躍脚光を浴びる。
しかしその行いが女王の一人フレオの怒りを買い、決闘を申し込まれてしまう。
失うもののないはずの勝負だったが、つむじに芽生えたささやかな野心が大きな賭けに挑ませる。
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初出は百合展2018です。
連載予定でネームも完成していましたが、諸々の事情で執筆に時間を割く余裕がなくなり、長い事塩漬けになっていたものです。
ですが時間が経つ間に風化してしまうネタも多くなってきたことで、今回プロットを大幅に補綴して小説としてまとめてみました。
内容はカクヨムで先に公開しているのと同じものです。
投稿のタイミングは合わせられないので、ご了承ください。
それでは本編をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:00:00
308799文字
会話率:50%
イルザは半奴隷として働きながら、ときには盗みをしながら必死に弟であるベルノルトを育てた。
何年も前に両親は出ていった。
病弱な弟を育てるのは大変だったが、貧しくとも弟がいてくれればそれで幸せだった。
その弟が息を引き取った。
すべてを失ったイルザであるが、そんな彼女の元に蘇生の魔法使いヘルムートが現れた。
魔力が高いと評価され、失うモノはなにもないと、魔法使いを育てるアカデミーに入ることを目指す。
蘇生の魔法使いになれば弟を、ベルノルトを生き返らせられると信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 15:51:35
58870文字
会話率:53%