昭和の激動の時代、ミツルは共産主義に燃えながらもその矛盾に苦しむ若者だ。「俺は共産主義者だが、共産主義が大嫌いだ」。この葛藤を胸に、彼の旅は始まる。山陰の小さな村で生まれ、双子の兄とは対照的な血気盛んな性格で育ったミツルは、桂陽大学で学生運
動に身を投じる。ベトナム戦争とアメリカの支配に抗う中、沖縄で出会った米兵の疲れた目と、魂を映すとされる神秘の砂が彼の運命を変える。 沖縄の砂を手に東京へ戻ったミツルは、砂を瓶に詰めて売るビジネスを始めるが、資本主義の壁に阻まれ失敗。次に挑んだ翻訳出版でも、偽物の出回りや資金難に苦しむ。だが、諦めないミツルは映画『暗闇の光』の製作に挑む。共産主義と資本主義の矛盾を映すこの映画は、砂の力で観客の心を掴む。エリカとサキのサポート、ネットのファンの力で、配給会社の圧力や訴訟を乗り越え、ベルリン国際映画祭で観客賞を獲得。 沖縄でのフェスを成功させ、砂の伝説を世界に広めたミツルは、自由の代償と戦い続ける決意を固める。魂を映す砂の光は、彼の葛藤と希望を照らし、読者に自由とは何かを問いかける。『燃ゆる砂』は、理想と現実の狭間で戦う男の物語であり、現代を生きる我々に響く魂の叫びだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:38:01
19028文字
会話率:40%
◆◆この世は不可思議に満ちている。探偵×呪殺屋の謎解きファイル◆◆
「化け物しかいないビルだけどな。管理してくれるなら一室タダで貸してやる」
それは刑事を辞めたばかりの行平には、魅惑的すぎる申し出だった。
化け物なんて言葉のあやで、
変わり者の先住者が居る程度だろう。楽観して請け負った行平だったが、そこは文字通り「化け物」の巣窟だった!
おまけに開業した探偵事務所に転がり込んでくる依頼も、いわくつきの案件ばかり。
人間の手に負えない不可思議なんて大嫌いだったはずなのに。いつしか行平の過去も巻き込んで、「呪殺屋」や「詐欺師」たちと事件を追いかけることになる。
◆登場人物紹介◆
●滝川行平
とある事情により警察を辞め、ビルのオーナー兼探偵となる。
理屈の通用しない「不可思議」が大嫌いなのに、何故か自身の周りに「不可思議」が集まってくるのが悩みの種。
●呪殺屋
行平のビルに住み着いている法衣姿の怪しい若者。
行平いわく「良いところは顔くらい」。
●相沢
行平の刑事時代の先輩で、ビルの管理を押し付けた張本人。
行平いわく「刑事というよりホスト」顔で、呪殺屋いわく「二枚舌」。
●見沢
同じくビルに住み着いている占い師。おねぇ口調のオカマだが、女子高生に大人気。行平からの呼び名は「詐欺師」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 19:10:00
49970文字
会話率:45%
前世平凡OLから、クソ貧乏、クソ領主、クソ差別、農奴、父なし、母病気の六重苦を背負っての異世界転生を果たした少女、リア。
そこは普通令嬢とかじゃん!と萎えに萎えまくっていたが、娘思いの母に暮らしを気にかけてくる村人たち、仲良くしてくれる
友達と人間関係は存外悪くない。…………ま、この村でなら生涯農奴も良いかも?、などと思ったのも束の間。
突如現れた一匹の精霊に、リアはある記憶を思い出す。
この世界が前世であった乙女ゲームの世界であること、農奴などではなく貴族の仲間入りをする輝かしい将来が自分に待ち受けていること。
あれ、でもちょっと待って?本当に待って欲しい。
この村最序盤で燃えてない????
差別とクソ領主のおかげで貴族が大嫌いになってしまったリアが、ほとんど記憶のないゲーム知識とほとんど使えない前世知識を頼りにどうにかこうにか大好きなものたちを守ろうと奔走するお話です。
まあでもあたしヒロインで転生者だし!
きっと大丈夫だよね!
※R15は火傷描写などの為設定いたしました。
いくつかのタグは村炎上後なので大分先になります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:13:07
114504文字
会話率:42%
仮に霊とか悪魔とかいうものが、この世とあの世の境に迷い込んだ人間にだけ見える死兆だとするなら、俺にとってはネトゲで知り合ったこの「のじゃ語」を使う女子との出会いが既にそうだったのかもしれない。
こいつとネトゲで出会ってもう二ヶ月。
顔の見えない関係を続けていたある日、こいつは「心霊現象を信じるか」と突然俺に問いかける。
きっとオカルト好きなんだろう。だけど相手が悪かったな。俺は霊とかお化けとかを真実だと語る真性オカルト信者なんてマジで大嫌いだから!
すると、こいつは途中でとんでもない事実を口にする。
どうやらこいつは、この世に蔓延る霊や悪魔を成仏させる「祓魔師(ふつまし)」、西洋的に言うと「エクソシスト」らしいのだ。
霊やらお化けが真実だと立て続けにアピールしてくるこの女子をどうにかしてギャフンと言わせたかった俺は、会話の流れでまずいことを口走ってしまった。
「いいよ? 俺に心霊現象を信じさせることができたら、俺はお前の助手でもなんでもなってやる」
とある理由で「のじゃ語」を使う女子高生祓魔師にひたすら絡まれる中で、自分の生き方を見つめ直す男子高校生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 16:15:21
49901文字
会話率:31%
大好きな幼馴染の女の子が、大嫌いな弟と付き合うことになり、傷心に沈む僕。そんな僕の前に、超絶美少女アンドロイドが現れる。でも、さすがに機械となんて付き合うつもりのない僕は、
「まあ、いずれにしても僕はアンドロイドを異性として好きになるこ
とはないですけどね」
「へえ。なら、私に何をされても、君は私に落とされたりしないんだね?」
人間と同等の心と外見を有する人型アンドロイドと共存する世界で、こんな会話から始まる人間とアンドロイドの恋の物語。
※このアンドロイド女子は強キャラなため、バトルシーン多少あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 17:31:47
282794文字
会話率:26%
「私はね、聖女になんかなりたくないの」
ガーナ・ヴァーケルは笑った。
まるで当然のことを主張するかのように笑っていた。
「帝国の為なんかに死にたくないもの! 私の大切な友人たちを傷つける帝国なんて大嫌い。運命? 宿命? そんなものなんか
で私を縛り付けられると思うのが間違いよ!!」
それは、少女の誇りだった。
「いいわ、かかってきなさい。死ななきゃいけないなんてバカみたいな話、絶対に許さないんだから!!」
――正義を掲げる「転生者」と悪であることを厭わない「英雄」は衝突する。
帝国には七人の始祖がいる。
彼らは長い年月を生き続け、帝国を危機から救い続ける運命を与えられている英雄だ。
物語が始まる百年前。
それは英雄たちの運命が変わる瞬間だった。
聖女が帝国を裏切った。
聖女は帝国の基礎となる魔方陣を狂わせ、その命を投げ捨てた。
聖女の裏切りにより与えられた平穏は百年後に幕を閉じる。
皇帝ミカエラ・レイチェルと交わされた契約により帝国に縛り付けられていた始祖たちの解放でもあった。
聖女の死から百年後。
十六歳の春、ガーナは聖女の転生者である可能性を告げられる。
聖女である可能性を誰にも打ち明けることができないまま、ガーナは日常を過ごすことを選んだのだが、それも長くはもたなかった。
帝国には危機が迫りつつあった。
その危機は瞬く間にガーナの日常を壊してしまう。
※以前、公開していた作品のリメイク版です。
※アルファポリス、カクヨムに投稿をしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 15:37:22
409383文字
会話率:29%
私のことが大嫌いだった旦那様は記憶喪失になってから私のことが好きすぎて仕方がないらしい。
最終更新:2025-07-01 14:00:00
15048文字
会話率:50%
転生の女神はなろう作家だった。異能を授け、異世界に転移または転生させた勇者たちの行動をトレースし、それを小説にして小説サイトに投稿している。しかし、投稿した作品はいずれも評価が伸びないことに悩んでいた。女神は思いつく。これまでにはいなかった
人物を、勇者に選出すれば、面白いものが書けるのではないか。時が経ち、再び異世界に危機が訪れる。女神が次の勇者に選んだのは、なろう小説が心の底から大嫌いな男子中学生、奈路安智(なろやすとも)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 01:40:00
361794文字
会話率:37%
ラーメンが大嫌いだった母の真実に辿り着くまでの女性の成長をラーメンを通して書いた小説。
最終更新:2025-06-30 23:59:58
2892文字
会話率:7%
将軍家の令嬢アーシェは、前世のせいで男性恐怖症・発育不全・睡眠障害の三重苦。
「他人よ、生まれる前の自分なんて。呪いをかけてくるだけの存在だわ。大嫌い!」
このまま男性と関わらずに生きていこうかと思っていたけど、一念発起。前世の自分を転生さ
せた犯人を探すために魔術学院に入学します!
目指せ、いつでも弟とハグできる私!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 15:00:00
428145文字
会話率:50%
金本尚香(きんもとこうか)は東京のアラサー会社員。山あり谷ありで今の位置を得た尚香の生活は、ちょっと頭のおかしい自称ミュージシャンの章(しょう)との出会いで、またあれこれ揺れながら変わっていく。
それぞれふたり、道は重なるのか、それと
もそれぞれの道を行くのか。
誰でもそうであるように、人生の未来が見えなくて、それでも毎日を生きる、不安な一人の会社員。そんな尚香と、章と、そして誰かのお話。
※めちゃくちゃ不定期更新です。
※すごく口の悪い人たちが出てきます。
この小説は前作『スリーライティン・上』の続きです。
作者ページからお入りください。
前作の如くストーリーの大筋は変更しませんが、文章が下手過ぎて、書きながら表現、誤字修正しています。すみません!(´;ω;`)ウッ…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:20:14
268641文字
会話率:53%
■魔物討伐のために召喚した勇者は、望むものはと問われて僕を捧げろと言い出した。リデアス国の第三王子である僕に対して不敬だし、そんなヤツのものになるつもりはない。それなのに、事あるごとに付きまとい、周囲からは勇者との関係を噂される始末だ。癒し
手である僕があいつに口付けるのは治療のためであって、それ以外の意味はないのに。冷たくして距離を取っても、勇者はまったく懲りた様子もない。そんな折、魔物の発生源とみられるダンジョンに入ることとなった僕は、最深部を目指す中、魔族と遭遇してしまい──。
■異世界来た勇者レイとリデアス国の第三王子であるエスティンとのラブストーリーです。
■勇者(18歳)×第三王子(17歳)です。
■こちらは「ムーンライト」に掲載した作品のR15版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 17:04:37
106366文字
会話率:23%
『秒針嫌いの精霊が教えてくれた、「今」という魔法の時間。』
未来へ急ぐ小学六年生の少年、リクは、全てを「通過点」と捉えていた。そんな彼の前に現れたのは、秒針がカチカチ進む音が大嫌いな、優雅で気まぐれな時計の精霊、レジーナ。
レジーナは、自身
の秒針が止まった過去の苦い経験から、「今」を蔑ろにするリクの時間を、時に遅く、時に早く、気ままに操り始める。突然のドタバタに巻き込まれながらも、リクは足元の小さなアリの行列や、何気ない日常の瞬間にこそ「かけがえのない時間」が隠されていることに気づいていく。
「未来は今から作られる」というテーマを、リクの成長とレジーナの過去の克服という物語の核心で描く。最終的に、リクが「今」を心から楽しんだとき、レジーナの止まっていた秒針は再び動き出し、二人の間に確かな絆が生まれる。この物語は、時間の尊さと、何気ない「今」が未来を創る魔法だということを、温かく教えてくれる。
本作品とあとがきはAIを利用して創作し、加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 18:51:23
6063文字
会話率:16%
霧の魔女はその身に病を喰う鬼を宿す、その名を瘟鬼(おんき)。
自分の事を霧愛(キリア)と自分で名付けた、小さい頃の記憶はないから。
今は内科専門の闇医師として犯罪者の街ソーン・シティでバーを営んでいる、病を喰えば生きられてしまう、瘟鬼
を宿してから真面な食事は喉を通らない、美味しく感じるのはお酒だけ。
神や悪魔はいるのだろう、でも指図は受けない、どう生きてどう死ぬかは私が決める、黒髪に長身、一見クールな魔女は非力で涙脆い、血も殺しも大嫌い、でも災いは病原菌のようにやってくる、感染させようと集う、魔女は抗う、生きている意味を見極めるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 11:19:36
31771文字
会話率:44%
『私、こうすけ君がここまで本気で走ってくれるとは思ってなかったカモ』。ひたむきな彼女の“たった一歩”が、僕の世界を変えていく
スポーツよりもゲームでしょ! マラソンが大嫌いな小学5年生、コースケは体育のマラソン記録会でなぜかクラス唯一の長
距離走選手に選ばれてしまう。
あんなにひぃひぃ言ってたのに何で?! 走るなんて、ただ辛いだけ! そう思っていたコースケの前に現れたのは、陸上クラブに所属する明るく前向きな少女・サチだった。
彼女のひたむきな姿、そして時に核心をつく言葉が、運動嫌いで内向的なコースケの心に小さな火を灯し始める。
放課後の校庭で、息を切らし、汗を流しながら走る日々。それは今まで知らなかった「楽しい」という感情が芽生える時間だった。
時に挫けそうになり、時に独り言をこぼし、それでも走り続けるコースケが見つける「走る理由」とは?
これは、苦手なことから逃げ出してきた少年が、一歩を踏み出す勇気と、誰かのために走る喜びを知る、青春の輝きに満ちた陸上成長物語。
※ハーメルン、カクヨムでも投稿済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 18:00:00
44614文字
会話率:41%
樅木霊のエッセイ。自閉症の僕が見ている世界について。あるいは雑記帳。
5分で読めるエッセイ集。(各話読み切りです。)
樅木霊(もみのき れい)の随筆文。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。
少し不満で、少し退屈。生
きづらくても、そんな自分がやっぱり好き。たくましく生きるためのヒントをあなたに。
【各話あらすじ】
『雨上がり、生きる意味を知る』
突然のゲリラ豪雨で下校できなくなった。教室はまるで終わりのない昼休み。僕は勇気を持って黒雨のなかへ駆け出した。
『青い願い事』
イキリ散らかしていた小学校低学年の頃。学校でもらった七夕の短冊にも一風変わったことを書きたくて仕方なかった。
『どうせ眼鏡の猪口才だ』
物心着く前からの強度近視で分厚い眼鏡を掛けている。歪んだ視界と同様にみんなが見ている僕だってきっと歪んでいる。
『檻は空を行く』
幼い頃から動物が大嫌いだった。動物園なんて以ての外。でも、お母さんとのお出掛け自体が嫌なわけじゃないんだ。
『暑い日の過ごし方』
痩せた体に似合わず僕は極度の暑がりである。エアコンを使いたくなるのも人より早い。しかし、そこには障壁がある。
『鞦韆の上』
住宅街にぽつんとある公園。誰もいないそこが好きだった。なんとなく一人で帰りたくなくて、母の迎えを待ってみる。
『支配するメモ』
メモは記憶の拡張であると思う。その著しい効力を体験した結果、僕はその恩恵を投げ出したくて一つ決意をした。
…書き次第、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 18:00:00
21086文字
会話率:3%
いつもと変わらないある日の事、コザクラはいつもと変わらない日常の中、高校生活を送っていた。
その中で、ある男子生徒二人が些細な事を原因に喧嘩を始めてしまう。それを見ていたコザクラは呆れ、大人気ないと呟いてしまうが、それを聞いていた友人ユ
リアに「約束を守る事は大切な事」と説教されてしまう。
そんなコザクラは、約束という言葉を聞く度に自分の過去、大嫌いな人の事、大切だった人の事を思い出してしまい、そんな事はもう思い出したくないと心から願っていた。
その夜、自室で眠るコザクラに誰かが声を掛ける。
そして、彼女の過去と未来を賭けた物語が始まる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 23:18:27
71977文字
会話率:43%
好きなゲームがある。中世の世界を舞台に、新旧の国々が勃興と滅亡を繰り広げる本格歴史シミュレーションゲームだ。何回プレイしても面白いし、毎回新しい発見がある。
逆に今流行りのチーレムは大嫌いだ。特にチートは唾棄すべきクソ要素で、すぐさま滅べ
ばいいと思っている。何の苦労もなく無双して、いったい何が楽しいというのだろう?
ある夜、悪魔が訪ねてきて、魂と引き換えに望みをひとつ叶えてくれると言うんで、魂を売ってその歴史シミュレーションをフルダイブでプレイすることにした。
ところがいざその世界に入り込んでみると、どうやらそこが大好きな歴史シミュレーションではなく、大嫌いなチーレム恋愛シミュレーションみたいな世界だったことに気づいて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 16:28:03
37190文字
会話率:56%
【どういうお話か】
炎の賢者ネビウス:
准主人公。まあまあ美少女で年齢不詳の不老長寿者。炎の呪術と剣術の達人。ピクニック大好きなアウトドア派。経験豊富なので何でもできるが、物事の責任を負うのは大嫌い。カミットを育てる。
呪われた捨て子カ
ミット:
主人公。差別対象である森の民。幼少期を穏やかな環境で育ったので当初は緩い性格をしているが、実際は負けん気が強く向上心お化け。他者との衝突を厭わないトラブルメイカー気質。
こういう親子の冒険物語。
【あらすじ】
古の民と呼ばれる不老長寿の人々が極寒の地に生み出した最果ての楽園「秘境の里」には一歳に満たない死すべき定めの捨て子が届けられる。森の呪いをその身に宿すカミットはここでも引き取り手が見つからなかったが、珍しく帰郷していた変わり者のネビウスがカミットの養母となることを名乗り出た。
カミットはたびたび呪いの力を暴発させては周囲に迷惑をかけていたが、ネビウスや秘境に住む古の民は大らかに受け入れ、カミットはのびのびと育った。
カミットが十歳になったとき、穏やかな日々は唐突に終わりを告げる。島の精霊たちに異変が起こり、一夜にして秘境の里は吹雪に飲まれてしまったのだ。
安住の地を失ったネビウスとカミットは島の異変に対処するべく、五つの街の大神殿を治める偉大な呪術師「守り子」に会いに行く。
カミットはネビウスの子息として様々な人と出会い、経験を積む中で成長していく。
【備考】
・荒れ地の都編まではまとめて投稿します。それ以降はのんびりやっていこうと思います。
・カクヨムにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 21:57:14
750975文字
会話率:46%
魔法学園へ通う3年生のティターニア。ティターニアにはある目標があった。
それは卒業までに結婚相手を見つける事。
ティターニアは、学園を卒業すると大嫌いな幼馴染み、ハーベスト侯爵子息へ嫁がなければならなかった。
それを回避する為、恋仲相手を見
つける為、奔走する毎日。
そんな中、卒業まで残り一年を切ってしまう。未だに結婚相手を見つけていないティターニア。
焦るティターニアだったが、第三王子主催の誕生パーティーへ招待される事となった。
次こそ、このパーティーで相手をみつけよう!
そう意気込むのだった。
果たしてティターニアは運命の人と出会えるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 00:46:40
10865文字
会話率:33%
”正直者”と呼ばれる人がいる。俺はそういう人が大嫌いだった。正直であるが故に馬鹿を見て、挙句の果てには損をする。
”嘘”をつくのが賢いものだ。だが嘘はばれたときの大商が大きい。どれだけ賢い嘘をつくのかを練るのが一番賢い生き方だと思う。
俺はそんな嘘つきに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 17:24:42
5014文字
会話率:63%