町や村を巡り歩き、地脈の様々なレベルを扱う技術者がいた。名を高橋直哉。彼は地脈ネットワークのインフラもバックエンドもフロントエンドも、お手のものだった。
地脈とは、各地の魔族たちが家畜人類達の生命などからなる魔素を集めて魔王一族へ送り届
け、魔王一族が魔族向けに整えた魔素を魔族一人一人が受け取る絆のネットワーク。家畜人間たちから生命などの魔素を吸い取って地脈に収めることが祭礼であり、それを司るのが祭司であった。
彼はすこしでも条件の良いところを求めて転職をしさまよい続ける独立の技術者だった。
彼は、秘密があった。
一つは、振り切ったはずの女たちに追いかけまわされていることだった。しかもそれは魔族の女であった林梓晴と、アリサだった。だが、男尊女卑である祭礼の際に、仕事柄、女性を大切にする祭司であるために、惚れる魔族の女たちが増えた。
二つ目は、魔族の支配の下に虐げられている家畜外人類を秘密裏に見出し救い出すことだった。そのような人類は、ついには地脈に接続されて魔素を吸収されてしまう犠牲者だった。
三つ目は、愚かさを身に着けているため、表面的にはわからないのだが、潜在意識の最深部に隠された、なおかつ条件付けされた目標があった。それは魔王を倒すことだった。
そして、彼が真の敵であることを魔王ラーメックも、彼らを陰で操る大魔ルシファーも認識していなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:30:00
69390文字
会話率:61%
神殿に育てられた少年 ラファエル・エゼキエル・アストルナクス は、幼い頃から「誓約」を唱えることを義務付けられていた。それは神殿を支え、宝石の力を地脈と共鳴させるための「信仰」だった。だが、彼にとってそれは信仰ではなく、ただ己を縛る鎖でしか
なかった。
そんな彼の前に現れたのは、幼い少年 ヴァルター・カエレスティス。無邪気な彼は、神殿の厳格な空気とは対照的な、陽だまりのような存在だった。
季節は巡り、少年たちは成長する。ヴァルターは貴族学院へ進み、神殿を離れる。一方のラファエルは、神官長の不正を知り、長年の「誓約」が欺瞞に満ちたものだったことを悟る。だが、信仰に生きるはずだった彼にとって、信じるものを失うことは、自らの存在意義を失うことに等しかった。
やがて、不正の証拠を突きつけられた神殿は崩壊する。人々は混乱し、宝石の恵みを失った公国は混沌へと突き進む。全ての責任を背負い、己を犠牲にしようとするラファエル。だが、その前にヴァルターが現れた。
「お前が何を失おうと、俺が、お前ごと全部守る」
誓約という鎖を断ち切り、ラファエルが初めて「誓いではなく、自らの意志で生きる」ことを選んだ瞬間だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 16:00:00
17579文字
会話率:27%
普段から不幸に縁がある男であるモリヒト。
そんなモリヒトはある日、駅のホームから落ちそうになっている少女を助けた結果、異世界への召喚に巻き込まれた。
魔法とモンスターのいる異世界。
テュール異王国というその土地では、異世界から召還した人物を
王位に据える伝統があった。
召還された少女と、その守護者として召喚された少年少女。そして、巻き込まれたモリヒト。
何代も伝統として実施してきた王の召還のイレギュラーであるモリヒトは、その原因究明のため、テュール異王国に留まることを要請され、それを受け入れる。
原因が分からなければ、元の世界に戻る方法もわからない。
テュール異王国が司る『竜殺しの大祭』と、この世界の地脈の根源である真龍。
巻き込まれただけであったモリヒトも、いつしか大きな世界の理に近づいていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 00:50:22
1432065文字
会話率:43%
側室を母とする王女アレシアは、王妃の策略とヘタレな国王によって、人質として隣国へ嫁がされた。隣の大国の第三王子が夫となったが、彼はまったく領地には帰ってこない。アレシアは、夫の領地である公爵領で、領主夫人として生活を始めた。見張りとしてつい
ている王国騎士の二人や屋敷の使用人たち、執事たちはアレシアに親切だった。アレシアは、領地のために尽くした。誰からも慕われ、気楽に暮らしていたが、動いた地脈の影響で魔獣が増え始めた。魔獣を狩る騎士だったアレシアは間引きに奔走し、魔獣避けの薬草畑を作り、領地を守ろうとする。ところが、第三王子の愛人の実家である隣の領が嫌がらせを仕掛けてくる。あげく、アレシアを冤罪で処刑しようとする動きまで出始めた。領地の皆は、アレシアを守ろうと奮闘した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 20:00:00
86611文字
会話率:30%
この作品の更新頻度は月に2回、第2第4金曜日の10:00または22:00となります。午前に更新されなかった場合は午後更新となりますのでよろしくお願いします。
グリネード・マーナ魔法王国の辺境地には魔女の森と呼ばれる白い森があった。森の管
理人と呼ばれる少女セシリアは王命により現れた王太子シリウスとともに地脈から魔力を吸い上げる水晶体がある離宮へ調査へ向かうことに。
地脈から吸い上げられた魔力の行方、突如として起きた魔力枯渇の原因究明、邪神の復活を目論む集団の妨害をきっかけに彼女を取り巻く些細なソレは王国全土をも巻き込んでいく大きな事件へと姿を変えていくのだった。
花の名を持つ魔女は────ウタを歌う。
その唇から紡がれるのは神を讃える賛美歌か。
あるいは誰かを弔う鎮魂歌、それとも破滅を呼ぶ終焉の歌となってしまうのだろうか。
ある二柱の女神の存在によって揺るがされるそのきっかけは────この世界に魔法が生まれた時に零れ落ちた負の錆として蓄積されていた。
負の錆は次第にセシリアを、この世界で魔法を使役する生物を無差別に襲う厄災として王国を蝕もうとしていた。
白き魔女と炎の王太子が出会ったことによって
物語の舞台は整えられた。
その結末は────どこへ向かうのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 22:00:00
265732文字
会話率:23%
キャッチコピー「信念と信念が啀み合う」
その日、異変が起きた。
窓越しから眺める空は、赤く紅く染まっていた。
意識が途切れ、目を覚ました時
目の前に広がっていたのは、満天の星空だった。
クラスメートごと転移していたが
深い因縁のある
人物、宮本の手により
幼馴染の穂香と共に追い出され、全くの別行動を取ることになる。
彼女と共に、「世界の理」とも称される
「地脈」と「根脈」によって形成された世界で
唯一の手がかりである「カウリストロ」の情報を集めるために、旅を始める。
しかし、この世界にも異変が生じていた。
その異変に便乗するように
一人の青年が影に隠れて動き出す。
ずっと持ち続けていた目的を達成するために。
誰もが望む――平和な世界を。
誰もが拒む――絶望の世界を。
青年との対立。世界の人々との出会い。
それらが巡り巡って
やがて、本来知るべきではなかった全ての真実を知っていく。
――彼のせいで、世界は歪み始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 20:00:00
76935文字
会話率:41%
魔力無しの烙印を押されたノア・ベイクスは、恥晒しと罵られベイクス公爵家を勘当される。
この国の貴族で魔法が使えない者は『泥の血』と呼ばれ、平民落ちとされる決まりもある。泥の血……つまりは、農作業位にしか使い道がないという意味だ。
勘当される
事を国王に告げるため謁見した折に、国王はノアの才能に気付く。
「その青年、要らぬと言うなら私が貰い受けよう」
『泥の血』のノアは国王によって見出され、やがて国王の影となって市井の問題を解決していく。
いずれ、彼と外の世界を旅する方法を模索しながら……、ブロマンス主従冒険譚!
※序章を書いたものですので、余裕ができ次第1章以降連載していきます。
※感想の取り扱いについては活動報告を参照してください。
※小説家になろう様でも別名義で連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 16:00:00
20547文字
会話率:32%
異世界を巡り続ける少年・桜江雪路が落下した”世界”は、古跡と呼ばれる謎の廃墟が点在し、古跡獣と呼ばれる化け物が徘徊する、マナ(魔力)もアニマ(地脈)も存在しない世界。そこで雪路は自分自身の力の殆どを封じざる得ない事態に陥ってしまう。
早
速古跡獣に襲われる雪路を助けてくれたのは、人間から物として扱われる精霊の兄妹、アデルとコハクだった。しかし、コハクが”アポストロ”と呼ばれる「敵」に攫われてしまう―――。
精霊を束縛し、その力を得る、人間のエリートである精霊術士。
人間を好き勝手に殺して回る、翼を持つ生物・アポストロ。
複雑に絡み合う敵意の中、雪路は自らの経験と本来の能力を武器に、”この世界”と対峙する。
注意事項
●やや残酷な描写・倫理観が含まれています
●異世界転生ものではありません
●序盤に女の子が主役に回ってこないけど、少し気長にお待ちください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-25 23:17:00
208522文字
会話率:39%
「昔々、世界の果てにとある泉がありました。その泉の水は、世界が穢れに満ちぬように、地脈に少しずつ染み渡り、穢れを浄化し世界の均衡を保っていると言い伝えられていましたーーーー」
エルフの王と人族の妃の娘という、この世界で過酷な運命に生まれた
ハーフエルフの少女、アイナ。
16になったアイナは国に伝わる逸話を信じて旅に出る。
「世界を救うなんてことはどこかの英雄がやればいい。私はただ、私がやるべきことを果たすだけ……」
これは、世界が彼女に与えた試練の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 05:08:55
17862文字
会話率:44%
この世界では、八つの種族が日々を送っている。
燃え盛る炎を自らの生き様とする誇り高き戦士、火人。
極寒の地に身を潜め多種族とは関わろうとしない謎に包まれた者達、氷人。
その一生は海から始まり海で終わる、その姿には、船乗り達を翻弄する力があ
る、水人。
何事にも頑固でタフだが地脈の知識において彼らに勝る者はいない、地人。
全てを見下ろし見下す者、その翼には万人が認めざるを得ない壮麗さを持つ、空人。
明鏡止水の心境を重んじ誰よりも自然を愛する、森人。
影に身を溶け込ませ光を忌み嫌い、闇の象徴とされる、闇人。
その知恵を活かし自らを強くした。しかし、その底知れぬ欲を押さえきれず多くの怨みを産む、人。
それぞれがそれぞれの故郷を、住処を、仲間を持ち自分達の領域をさまざまな脅威から守り生きている。
その中で、ただ一人、故郷も、住処も、仲間もいない者がいた。
この物語は、その者が少しずつ長い時間をかけて自身の故郷と住処と仲間を作るお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 21:30:05
675文字
会話率:0%
20××年
魔法・気・霊力などは選ばれし者だけに与えられた奇跡の力があった。
日本では妖怪・悪霊を退治する陰陽師・退魔士、西洋では魔術師など様々な力を持つ者が現れ時には崇められ恐れられた。
20世紀に入り突如、世界中で魔力を発現する子供が産
まれるようになった。それと同時に日本東京主要都市近辺で空間の裂け目が発生、その内部から精霊や魔獣が突如として出没し東京を襲いだした。
政府はその裂け目を精霊門と名付け、直ちに自衛隊を派兵、しかし、通常兵器で精霊や魔獣には全く歯が立たず撤退することになった。
事態を重くみた政府は魔術師、陰陽師、退魔士に討伐隊を編成することになった。
討伐隊の攻撃は精霊や魔獣に対して致命的なダメージを与え、討伐隊が優勢に見えたが精霊門がある都市中心部に近づくにつれて精霊と魔獣の強さが尋常ではなくなり、やむ無く撤退することになり、首都奪還にはならなかった。
政府は精霊門から半径100㎞を陰陽師が土地の地脈・霊脈を利用して半永久的に結界を形成させ、精霊と魔獣を閉じ込めることに成功した。
それと同時に精霊と魔獣を討伐を目的とした、育成学園が設立された。
時が経ち精霊門が出現してから20年が経ち東京の2/3は精霊と魔獣が縄張りとする精霊区となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 00:00:00
26805文字
会話率:58%
富士山麓の浅間家で繰り広げられた戦いより数ヶ月……。
不知火龍彦と八代利伽、化身のビャクと蓬は日々厳しい訓練に取り組んでいた。
それは偏に……浅間宗一に勝つため。
そして、より強くなるために……。
そんなある日、龍彦の祖母である
禊から、新たな問題が話されたのだった。
高校生接続師(コネクター)の龍彦と利伽が、地脈を巡る様々なトラブルに巻き込まれて行くアクションファンタジー。
※この作品はフィクションであり、登場する人物、地名、団体名、その他の名称は全て架空の物であり、実際の物とは一切関係ありません。
※この作品は「カクヨム」「エブリスタ」でも同時公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 12:00:00
35191文字
会話率:30%
地脈との接続を果たし、その力を少しずつ使えるようになった龍彦と利伽。
化身のビャクと蓬も加えて、彼等の周囲は加速度的に慌ただしくなる!
そして明かされる不知火の血筋が持つ力の数々!
彼等の思いとは裏腹に、渦中へと引きずり込まれて行く……
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 12:00:00
57031文字
会話率:30%
地脈、と言う物がある。
霊峰と呼ばれる、主に大小様々な山の霊穴から涌き出る、多種多様な力を有する霊脈がそうだ。
そしてこの地上に存在しているならば、誰もが気づかず、しかし誰もが恩恵を受けている。
それは何も人間だけではない。
野生の動物も、海を往く海洋生物も、空を飛ぶ鳥達も。
―――そして、この世の者ならざる者達も。
この物語は、そんな地脈に関わらざるを得ない少年少女達が織り成す、バトルあり、ラブコメあり、コメディーありの、可能な限りゆるーい物語である。
※基本的に関西弁(作者は大阪弁と言いたい!)で話は進行します。
関西弁が苦手な方、方言が読み辛い方は、特に気を付けて下さい。
※尚、作者が実力不足の為、ついついシリアス系に走ってしまっても勘弁してください。
※この物語に登場する、団体、人名、価値観から何から何まで、全てフィクションです。現実とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-01 18:00:00
89203文字
会話率:22%
人類が異世界の存在を公表してから五十年。
様々な問題を抱えた世界は、それらを解決するために『星霊力』と呼ばれるエネルギーを用いてもうひとつの地球を創り出す『地球複写計画』を成功させた。
その後、不安定な複写世界を人類に適した地上へと調
整する組織『未開領域開拓部隊』を結成。大地を結ぶ地脈の五か所で大掛かりな調整を始めた人類は、最後の一カ所である極東の地にある地脈の中心点に向かう。しかし、『星の代行者』と名乗る敵が現れた開拓部隊は、中心点への侵攻を防がれ調整を完了した四つの中心点の襲撃を受けてしまう。
『星の代行者』との戦いが続く中、主人公『一ノ瀬和也』は初めて降り立った複写世界の地でいきなり『星の代行者』の襲撃に巻き込まれてしまう。開拓部隊の一人として極東中心点への侵攻に参加する和也は、やがて、『星の代行者』達と自身の繋がりに翻弄されていく事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 23:09:27
7908文字
会話率:28%
モールトン伯爵領第二の都市ブリストンを拠点として活動している駆け出し冒険者ジェイムズは、市内に工房を構える公認第二級薬師でもある。採集や調薬納品では実績を積み重ねているものの討伐を苦手とするジェイムズは、デビューして一年が経過しても最低ラン
クに近い冒険者のままだった。
もとより薬師が本業であるジェイムズとしてはこのまま冒険者を引退しても問題ないのだが、彼の工房に転がり込んだ女性冒険者集団【月光猟団】や地脈を支配下に置く強力な樹精ドライアドなどの存在が、本人の意思とは関係なくトラブルを持ち込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-10 19:56:19
20277文字
会話率:27%
京都の四神五社巡りにやって来た雪中響が鴨川で四神青龍と出会い、地脈の乱れの所為で物の怪が京に入り込んできているという。
他の土地を守る四神達と連絡が取れなくなった為、会いに行く事を手伝わされた雪中響は、京都の本当の姿を目の当たりにしていくこ
とになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-25 17:00:00
53397文字
会話率:33%
神々のしょうもないケンカに巻き込まれて死んだ少年は、しょうもないチートとしょうもない神のアイテムを手に異世界に転生(転移?)されてしまった。
そのスキルこそ、地下水を無限に汲み上げる能力!!
そして神のアイテム、猫じゃらし!!
あれ、こ
れ詰んでない?
これはチートスキルで無双したり無双されたり、チートアイテムで魔物が仲間になったりならなかったり、チート以外のスキルの方が強い気がしながら、一人の少年が【蘇りの試練】をクリアするために世界を救うかも知れない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-22 19:10:16
44897文字
会話率:25%
ついに来日したニコラ一党。地脈の噴出孔を占拠し、その力を取り込もうと立て籠もる宿敵に、隼人たちはどう立ち向かうのか。アンヌ主従はなにを考え、どう動くのか。そして会長と愚者の石との因縁は、どう決着するのか……愚者の石編、ついに完結!
※この
作品は「タオ・タシの書きダメ倉庫」にも掲載しています。
※キャラ紹介ページ「Character's Profile for 悠刻のエンデュミオール Part.7」http://ncode.syosetu.com/n1600dp/がございます。別画面ででも開いて、「こいつ誰だっけ?」という時にお使いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 20:00:00
165359文字
会話率:45%
昔の伝承で伝わる呪いと云われた大蛇(おろち)の力を受け継ぐ勾瑠国(こうるのくに)の姫、珠奈(しゅな)は敵対する夕朱国(ゆうしゅのくに)に世界に作用する地脈の流れを変えるという使命を果たすため、人質として嫁ぐが…?
最終更新:2016-11-06 15:10:22
7588文字
会話率:48%
大地が天高く聳える世界、ウェルトール。ウェルトールに一つしか存在しない大地を起点に、あらゆる生命の礎となった聖地、大陸ユグドラシル。ウェルトールの狭間より出でしは古き地脈の災禍。ユグドラシルを五分する断崖より天を貫く大地の咆哮は、ウェルト
ールに魔法という概念を降り注いだ。
ウェルトールは雄大で寛大だ。ユグドラシルをひとたび離れようものならその生命は瘴気によって時置かずして塵と化す。それはウェルトールの絶対の掟。ユグドラシルに生きる全ての生命はウェルトールにおいて等しく平等なのだ。
だが生命にとってそれは諫言であり助言だ。ユグドラシルにはこの世の全てがある。故にウェルトールが死に包まれていようともユグドラシルで生きる限り繁栄は約束されているのだ。
生命はウェルトールによって生かされている。この事実は何者にも覆すことはできない。この世の創造主、生命にとって神とはまさしくウェルトールそのものなのだから。
そしてウェルトールに祝福されし少年が一人。魔に属する者によって生を与えられ、成長した彼は己の原点の種族、人間の里を目指すことを決意した。齎すは破滅か繁栄か。行く末に神の加護が付いている限り、彼の選択は世界の選択と同義。今、人間の選択が試される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-09 17:56:30
32050文字
会話率:47%
代々地脈を管理守護してきた、魔術財団。
そんな財団に配属された榊良太……彼には幼少に宿った力があって……
最終更新:2015-09-27 20:02:18
4651文字
会話率:46%