――皇帝(おじいさま)の気まぐれから始まった結婚。異郷の地で待っていたのは、不器用で優しい旦那様との、幸せな日々でした――
+◇+◇+◇+
神獣族――古来大地に降り立った、神獣の霊気を受け継いだ人間たちが暮らす世界。
彼らは種族ごとに
国を造り、異種族同士の交流は全くと言っていいほど行われていなかった。
「紅悠。お主、そろそろ結婚せぬか。」
狐族の王家に生まれた少女・紅悠(こはる)は、一族に伝わる伝承の真偽を確かめるため、祖父である皇帝に勝手に結婚を決められてしまう。
しかも相手は、異種族である龍族王家の青年・律(リツ)。
種族を超えた婚姻は前例のないことで、結婚には三か月の”試用期間”が設けられた。
突然始まったお試しの結婚生活。
律は最初こそ不愛想だったが、国や村のために懸命に働く、誠実な青年だった。
そんな律を、紅悠も献身的に支えるようになっていく。
異郷の小さな村で過ごす、平凡だけど穏やかで幸せな日々。しかし試用期限の三ヶ月は、刻一刻と近づいてきて――
種族を超えた二人の恋の行方は、果たして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 11:53:33
38546文字
会話率:41%
幼い頃から「気」が見えて操作出来ていた琥太郎。幼少期にその能力を封印されていたのだが、社会人2年目にしてその封印が解けた。再び人ならざる物達が見えるようになった琥太郎は、幼馴染の妖の少女や、陰陽師見習いの後輩女子社員、琥太郎の部屋に住み着い
ているゴスロリ地縛霊少女達と一風変わった生活が始まった。「妖気」、「霊気」、「神気」といった「気」を操作出来るので、人ならざる物達を相手にしても基本めちゃめちゃ強いです。だけど、出来る事なら面倒な事には関わらず、なるべく波風たてずに過ごしたいです。~~当面は週2回更新を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 18:30:38
86731文字
会話率:55%
主人公橘あかりは霊感が強い。そろそろ高校生になるという春休みの時期に突然霊気を察知しづらい妖怪と遭遇。陰陽師育成学校土御門学院の少女に助けられる。以前よりも霊力が強くなっていたあかりはエクソシストたちから命を狙われてるということを明羅から聞
かされ、土御門学院に保護される。そのまま土御門学院の寮に入り通うことになる。
その間にあかりは呪術の扱い方を学び、自らの身を守る術を身につけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 12:23:49
26481文字
会話率:58%
満月が煌々と輝く夜、京都のとある山中で事件は起こった。多数の死傷者が出たのだが、それは決して世間には知られることはなかった。それから十五年後――――冬馬(とうま)は四年前に親友を亡くして引き籠っていたが、何とか立ち直って高校卒業後に就職する
こととなった。その仕事とは、冬馬が幼少の頃に他界した父が関わっていた仕事だという。何も知らずに働くことになった冬馬だったが、その仕事とはとんでもなく特殊な業種だった。なんと、守護師(しゅごし)という霊気を使って悪霊を退治するという呪術者のことだったのだ。冬馬は下宿先に向かった早々にいきなり悪霊との戦いに巻き込まれてしまい、そこで陰陽師や他の守護師たちと出会うことになる。急転直下に展開されていく状況下で、次第に冬馬の体に流れている血の素性が明らかになっていく。これは偶然ではなく、全ては十五年前に起こった事件からすでに動き始めていた運命でもあったのである。 ※守護師には一人一人に過去があり、それぞれの想いを抱いて生きています。異能力バトルがメインですが、人間模様もじっくりと描いていますので、そこを注目して頂けると幸いです。また、登場する戦国武将や歴史ついては個人的見解や仮想を含みますのでご了承ください。尚、この物語はフィクションです。登場する人物名や団体名等は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 14:14:33
379531文字
会話率:45%
近未来の2049年。霊気力という能力が世間を席巻している時代に、主人公・綾崎志乃はひょんなことから事件に巻き込まれる。「”零”(ジョーカー)を見つけ出さなければ君の大切な人が死ぬ」と謎の男・俵屋喜一郎に言われ、志乃は”零”を探す羽目になる。
探していく中で”東都四天王”、”オーパーツ”、そして謎の書物『ロストテクノロジーは誰のためにあるの?』に遭遇することになる志乃。次第に彼女の大切な人が明らかになっていくのだがそれは家族でも友達でもなく……。近未来の異能力バトルを盛り込んだ青春小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 10:30:23
50358文字
会話率:38%
「霊魔」という未知の存在が出現し、人類は衰退の一途を辿った。
既存の兵器では一切のダメージを与えることができないその存在は、見境なく人類を襲い続けた。
反撃の手立てもないまま、人類は総人口の7割を失った。
世界は滅び人類滅亡のカウントダウン
が始まった時、霊魔に対抗できる「霊気」を扱える者が誕生する。
それを皮切りに霊気が発現する者が徐々に増え始め、滅亡に歯止めをかけることに成功する。
生き残ったわずかな人類は最後の安寧の地「アーコロジー」を建設。
世界にいくつか建てられたアーコロジーは人類の希望となった。
主人公「エルザ」はアーコロジーに所属する「霊魔殲滅師」の一人。
過去の功績により隊長という階級を得た彼は、自身の目的のために仲間を集め動き出す。
滅亡した世界で力強く生きていこうとする人々を描く、過去と現在と世界を股にかける冒険譚。
ここに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 17:02:40
67444文字
会話率:26%
土砂降りの雨が降る中、女が1人傘もささずに歩いていた。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-08-12 13:00:00
269文字
会話率:13%
二○六八年の近未来。
女子大生・牧浦(まきうら)美鈴(みれい)は喘息持ちの妹の身を案じた家族と共に、山間に佇む古民家へ越してくる。霊感体質の美鈴は庭に放置された廃車に霊気を感じ、間もなく不快な怪現象に襲われるようになる。同じ大学に通う恋
人に相談すると、歴史ある陰陽師の家系の女学生を紹介され、彼女との交流が始まる。
一方で美鈴の弟は学校帰りに、家の過去を知ると語る若い警官に私的に接触され、床下から幼女の遺体が発見された家の忌まわしい過去を聞かされる。
怪現象は日に日に加速し、家族もその存在に徐々に気付き始めたころ、個人的に家にまつわる怪異を調査していた美鈴はこの家の過去の真相に漕ぎ着け、縋るような思いで陰陽師の元へ行くも女学生から前住人が自分と近しい人間という衝撃の事実を明かされる。家と自分、過去と因果。
前の住人と、若い警官と、庭に捨てられた廃車、夜ごとに起きる怪現象の繋がり。
複雑な関係性が明らかになったとほぼ時を同じくして、本当の絶望が彼女に突き付けられるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 12:07:45
113995文字
会話率:48%
住宅街にひっそり佇む古寺、悠輪寺の本堂は、現世と幽世の狭間にある空間、銀杏の森への入口になっていた。霊木大銀杏が守り、霊気に満ちた場所は、憩いを求めて妖怪達が集う。
最終更新:2022-11-18 22:00:00
314941文字
会話率:46%
負け組人生の終活に悩む紺野恭平は、インターネットで霊気回路シミュレーターと呼ばれるソフトを見付ける。冗談半分でゲルマラジオを作成すると自殺した元カノが謝る声が流れてきた。恭平はラジオの回路を高度化すると同時に送信機の回路も作り、元カノの魂
との交信を図る。
一方、玉藻と名乗る謎の美女も恭平の前に現れ、既に人生終盤に辿りついたはずの恭平の心を揺さぶる。
大切な人は誰か?大切な人に伝えたいのは何か?恭平はもう一度探し求めることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 18:34:50
18531文字
会話率:32%
妖夢。
人が昼に見た夢を媒体とし人が生きるために必要な霊気を吸っていくもの。
それを消滅させるために派遣されるのは神とそれをサポートする人。
二人は本来お互いに協力し合い戦うはずなのだが、、、
「そんな言葉を神に使っていいと思っておるのか
馬鹿たれ!」
「ひきこもりの神がなにを言ってんだ」
「むきゃああぁぁぁぁ!」
……。
そんな二人の日常×バトルの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 00:00:00
8884文字
会話率:52%
疲れた顔の対魔師は腕輪に霊気を流して刀を作り、今日も妖怪と戦っていく。
その未来に何があるかも知らずに……。
最終更新:2022-05-20 06:25:41
134798文字
会話率:45%
その世界の人々は降霊術を行い、ご先祖様からありがたい?能力を受け継いていた
ディアマンディ国の辺境にあるファルディアシル領に住む少年ヒロミは普通の大工の息子だった?
しかし実は日本から来た転生者だった!
15歳の成人を迎え降霊術が行われ過去
の英雄と同じ属性と判断される
降霊術儀式で自分を転生させた自称神様と再び会う事になり転生前の記憶を取り戻すが…
降霊術士として若くて綺麗な師匠と修行を開始するがなかなか計画通りに行かない
そんななか、暗躍を目論む魔族により大量の魔物の襲撃にあうヒロミ
善戦するが修行不足もあり命の危険に
目が覚めるとそこには美少女になった自分が居た!
男の姿を取り戻すべく降霊術士として霊気を集める旅へ
元おっさん美少女と亜麻色の髪美人師匠と癖のある守護霊達との旅が始まる
その世界の人々は守護霊や人との出会いに祈りを込めてこう言う
… その真魂を持って良き出会いがありますように …折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 11:44:30
100535文字
会話率:44%
<妖霊大国、日本皇国>
伝統的な日本建築を受け継ぎつつ、蒸気機関の普及により、
さらなる発展を遂げる。街並みや服装が多様化し、移り変わる時代・・・
人々は、変わらず妖魔の脅威に怯えている。
多種多様な妖霊と人が共存してい
るこの国で、
唯一、妖魔に対抗できる選ばれし者、“魂紋師”。
思いがけず、魂紋を得た17歳の少年。
一流の魂紋師を目指し、都へ行く。
死と直面し、師と出会い、何と成るか。
【あらすじ】
大天狗を祀る東北の地で、母を妖魔に殺され、
孤児となった尾野寺 祐希と、弟の燕は、
一星魂紋師である相良 誠一の元で他の孤児達と共に生活していた。
燕の顕紋の儀を翌週に控え、鹿狩りへ向かう祐希と燕は、
妖魔に襲われる・・・弟を守りたい。
大天狗の霊気で覚醒する祐希。
前代未聞の事態に、祐希は燕と共に都の学院へ行くことに。
※和風スチームパンクな都を舞台にした、アクションファンタジー成長譚です。
どうぞよろしくお願いいたします(._.)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 18:50:41
10931文字
会話率:19%
徳川家康が天下統一を果たし、日本を鎖国した鎖国大霊幕が二百年以上続く日本国。
外からの外圧を知る村正一族の末裔・千子夜光(せんごやこう)は、徳川幕府の霊気観察方という土地の霊気を調査する役目についていた。
それを口実に、呪われた村正一族とし
ての恨みを果たし、徳川家康の霊気であるイエヤスアークを斬り捨て、日本を開国へと導く目的で家康の眠る東照宮の聖櫃を目指して行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 13:17:49
36210文字
会話率:55%
世界が情報に溢れすぎて人間の覚醒した脳が一部の人を柊(ひいらぎ)と呼ばれる異能力者に変えた。
日本では廃県置藩が柊の最高位にいる聖光葉(ひじりこうよう)によってなされ、各地は県ではなく藩として機能する。
そして日本は大霊幕によって世界からも
鎖国し、鬱屈とした気運が日本中を満たした。
これはその柊の一人である一匹の蛹の少年が様々な経験を経て、揚羽蝶へと羽化するアゲハの物語。
※作中にある六道輪廻の地獄道を輪廻道。天道を天海道としてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 10:00:00
296094文字
会話率:40%
ある日、霊気が漂う電車へと乗ってしまった霊媒師、東雲 麗華と幼馴染達
麗華も意味不明な電車が動き出す。
麗華達は永遠の電車から逃げ出せるか?
最終更新:2020-08-10 00:00:00
239文字
会話率:47%
邪竜アイシャザックを滅ぼした七人の勇者。
そのひとり、当代最強の剣聖コガネは、無実の罪で監獄城の最上階に無期限で幽閉された。
そして、五百年後。
邪竜の末期の霊気を浴びて不老不死となっていたコガネは、長い歳月で練りに練った膨大な霊気をもっ
て監獄城の外に出る。
隣を歩くのは、邪竜の生まれ変わりであるヒトの少女アイシャ。
コガネは、かつての仲間を探すため。
アイシャは、七人の勇者から奪われた霊気を取り戻すため。
ふたりは旅に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 18:00:00
211402文字
会話率:24%
世間万物は必ず生死栄衰があり、それは天の道、天の理;長生不死を求める凡人、仙の道を探る修仙者は即ち「天を逆らう者」。
人の中に「霊根」がある者は天地の霊気を吸収して自身の力に変えできる。その人達は即ち「修仙者」。
修仙者の中に、其の大成
する者は崩山断海の力と数千年の寿元を持っています。伝説の中は「仙界」に「飛升」して不老不死の「仙人」になった修仙者もいる。
大千世界、万族林立、無限の寿元を求めて、不老不死の道;神竜、鳳凰、饕餮、窮奇…さまざまの神獣と妖獣;仙道と魔道;伝説の崑崙、蓬莱仙境。
この大千世界て、少年は転生した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 09:16:31
260文字
会話率:0%
富士山麓の浅間家で繰り広げられた戦いより数ヶ月……。
不知火龍彦と八代利伽、化身のビャクと蓬は日々厳しい訓練に取り組んでいた。
それは偏に……浅間宗一に勝つため。
そして、より強くなるために……。
そんなある日、龍彦の祖母である
禊から、新たな問題が話されたのだった。
高校生接続師(コネクター)の龍彦と利伽が、地脈を巡る様々なトラブルに巻き込まれて行くアクションファンタジー。
※この作品はフィクションであり、登場する人物、地名、団体名、その他の名称は全て架空の物であり、実際の物とは一切関係ありません。
※この作品は「カクヨム」「エブリスタ」でも同時公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 12:00:00
35191文字
会話率:30%
「九尾よ! 私を覚えているか!」
小次郎は、村中に響き渡るような怒声で、己が仇に投げ掛けた。
「己のような人間に覚えなど……貴様、人間か? 人で在りながら、なんだその霊力?」
通常では考えられないほどの霊気を放つ人間に、遥か遠い昔
に出会った人間を思い出させた。
「もしや、晴明の転生か!」
それは今からおよそ千年前、九尾が唯一、後れをとった人間の名だった。
小次郎は、九尾が身構えるよりも速く、右腕の包帯を投げるように解き、そのまま流れるように右腕を切り裂いて、九尾を描く。
「妹を喰らった恨み、今、果たさせてもらう! 比良坂を越えて、冥府へ堕ちろ!」
そう叫んで、描いた絵に火を点けた。
この青年の描く絵には、不思議な力があった。
描いた物の怪を紙へと封じ、それを燃やすことで、黄泉の世界へと導けるのだと言う。
だが、それは彼が持つ能力ではなく、彼の筆にその力があった。
安倍晴明の骨と髪で作られたと言う筆と、自らの血を顔料として、物の怪を退治するのである。
この物語は、そんな青年が仇討ちをするまでの旅である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 04:48:47
89803文字
会話率:42%