魔力がある者であれば作り出せる聖契石。
一つに一体の聖獣・魔獣等と従属契約を結ぶことができる魔法の石。
本来なら一人一つしか作り出せないと思われていたその聖契石を、複数持つ魔法使いの少年、アミス・アルリアの物語。
その聖契石を聖獣ですべて満
たすため旅立ったアミスは、その特異な素質ゆえに様々な者の思惑に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:40:21
759024文字
会話率:32%
これは万人受けではない、非万人受け(マニアック)な作品です。
以前から、ぼんやりと頭に中に構想は練られていたので……お試しで短いモノを書いておきます。
そこから、長編に発展させるか、どうするかは今のところ未定です
【あらあら、すじすじ
】
異世界『ウパニシャード』の怪獣惑星『グレイヴヤード2』に住む。
暴れ者の怪獣……暴魂獣【アグラ】は、開催日数が迫る怪獣バトル大会に人間の融合パートナーが決まらずにイライラしていた。
「どうして、オレさまが、あんなひ弱な生き物を大会規程でパートナーにしなきゃならねぇんだよ!納得できねぇ!」
果たしてアグラは、パートナーとなる人間を見つけて、大会出場するコトができるのか?
元ネタは、プロ作家の魔獣戦士ルナヴァルガーという小説です。
リスペクトです、オマージュです。
これはリスペクトです、オマージュです。
大切なコトなので二度言いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 09:04:05
30777文字
会話率:41%
吟遊詩人のエデルは、血の繋がらない子供を伴って辺境の地を目指していた。そこで辺境伯に会うことを目的としていたのだが、もうすぐ辺境という街で路銀を稼ぐことにした。一方、辺境伯であるアリアは、中央の貴族たちから持ち込まれた縁談相手を見るために、
同じ街に滞在していた。
『夫と息子が引き取られたら猛獣使いのあだ名が付いた』のアリアとエデルが正式に出会う前の一夜の物語です。全4話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:10:00
13287文字
会話率:35%
失踪した妻が残した手紙に従いエデルは息子と共に彼女の実家を訪れた。そこで出会ったのは、美しい姉君。その美貌と広大な領地を収める辺境伯という地位にあるがゆえに多くの人間が彼女を望んだが、彼女はその全てを退けてきた。だが、家の為に一族より望まぬ
婚姻を押しつけられそうになっていた彼女は、出会ったばかりのエデルとの結婚を望んだ。そこからエデルの苦悩の日々は始まった……………ってシリアスバージョンで書けばこんな感じでしょうか。短編を読まれた方はおわかりだと思いますが、中身はあんな感じなので。
「待って、やめて下さい。やめてー」「うん?なぜだ?家族を守るのは妻たる私の役目だ」「お母様のお好きなように。後始末は僕たちでがんばりますから」
天然人たらしの引き取られた夫(通称:猛獣使い)、辺境の女帝と呼ばれるどこまでも格好良い妻(通称:猛獣)、悟りを開きそうな息子(のちの通称:魔王、もしくはサンマオ(参謀ポジションなのに魔王感が半端ねぇ))、目指せ!仲良し一家のほのぼのハートフル辺境ライフ。胸キュンもあるよ(多分、いける!……かなぁ)短編の続きです。あっちが出会い編ならこっちは家族編という感じです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:10:00
199865文字
会話率:44%
ユロメア公爵家の令嬢である私、ジュリエッタは、第二王子の幼馴染みで、婚約者だった。
――異世界から、あの聖女がやってくるまでは。
アリサという名のその少女は、四六時中王子にべったりして、媚びを売るばかりのお馬鹿さん。
国のため、幼馴染みのた
めと、日々苦言を呈する私は、完全に悪者扱いされるようになっていた。
そんなある日のこと。
怪我をした猫を助ければ、なんと神獣だったようで……?!
懐かれて、神獣使いとなった私に、周囲は手の平を返しはじめる。
頼もしい兄系神獣に、可愛く強い護衛騎士、そして、突然ジュリエッタの前に現れた、謎だらけの第一王子……。
悪役令嬢ジュリエッタ、聖女になんて負けません!
絶対に幸せになってみせますわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:17:01
135942文字
会話率:39%
ルイーサは孤児院出身の平民である。
ある日、聖獣がついた。
ザルザッツ伯爵の目にとまり。子息の婚約者として、屋敷に引き取られるが。
全く、役に立たないと15歳の時に婚約破棄を宣言され追い出された。
ルイーサは無一文だ。メイドとして働い
ているから、お金が欲しいと言うと。
伯爵夫人は手鏡を渡した。
ルイーサは路頭に迷うと。
聖獣はささやき始めた・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 12:06:08
4615文字
会話率:49%
私は田舎育ちの公爵令嬢だ。一風変わった所はない。
少し違った所と言えば、昔から何故か生き物に愛されていた。それは動物だけではなく幻獣や神獣、妖精達なども含まれている。彼らと森でお茶会をするのは日常だった。
そんなある日、突然王宮の招集に呼
び出されました。剣も握ったことの無い私はただ神聖な者達と話せるだけと言うのが理由で魔物退治に行くことに!?平和に過ごしたいのに何故だ!
魔族に、精霊に、幻獣に、王子に...あぁ、もう!お願いだから私の事は放っておいて下さい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 00:25:34
149804文字
会話率:45%
川から流れてきたのは、超ワガママ王女だった!
田舎暮らしのディンが川から拾い上げたのは、行方不明の王女様。美人だけど気が強くてワガママ放題の王女様と、とにかくすぐに覚醒するディンが旅する先に待つのは、王女争奪を目論む隣国のサムライ、山賊
、変態コスチュームの暗殺者に魔獣使いの人狼少女。
王道とはちょっと外れたハイファンタジー!!!。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
161128文字
会話率:50%
伯爵令嬢のテスティアは、数百年ぶりに現れた『精霊獣使い(ファミリエル)』――動物と心を通わせることのできる能力者だ。
森の動物と戯れる姿から、「獣に魅入られた野蛮な野生児令嬢」だと指さされ、孤独に生きてきた。
そんな中、未来予知の力を持つ
『星詠みの眼(へルシファー)』の一族、ベルジック公爵家の次男・ディオニスと婚約することになり、テスティアはようやく家の役に立てると安堵する。
しかし、テスティアの誕生日パーティーの晩。
婚約者のディオニスは、従姉妹のアンシアを抱き寄せながら、こう言い放った。
「僕の予見によれば、君は竜に唆され、竜の妻となる! そして、我がベルジック家を破滅へと導く存在になる! よって、君との婚約は今日をもって破棄する!」
身に覚えのない予見を突き付けられ、困惑するテスティア。
そんな彼女を庇うように現れたのは――
「――その予見に、信憑性はあるのか?」
国王直属の予見者・ラージウィング公爵家の次期当主、ウェイドだった。
漆黒の髪に琥珀色の瞳。
物怖じしない、クールな言動。
そんなウェイドの姿に、テスティアは目を見張る。
何故なら、彼は――テスティアが愛読する小説の推しキャラ、ジーク公爵にそっくりだったから。
テスティアに齎された予見の真偽を確かめるべく、ウェイドと共に予見をやり直す旅に出るが……
その中でテスティアは、ウェイドの"解釈違い"な甘さに翻弄されてゆくのだった。
人見知りな野生児令嬢が『推し(擬似)』と共に運命を切り拓く、もふもふ系恋愛ファンタジー。
*厳密には『解釈違いです、(次期)公爵様!』
*ざまぁというより勧善懲悪。
*完結まで毎日更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 09:02:08
144585文字
会話率:28%
勇者ノトと獣使いアリー。若き2人の男女がいかにして魔王ヴァダリを討伐したのか。そんな事はどうでもいいのです。
魔王討伐後、アリーは大好きなノトと幸せな日々を過ごしています。ノトは色々と失っているようですが、それはアリーにとってご褒美に過ぎ
ません。愛を手に入れた彼女は無敵なのです。
このお話はノトの故郷であるバハティエという農村で、アリーがノトとしてきた旅を部分的に振り返りながら村の人たちとふれあうお話です。
平和になった世界で静かに暮らす2人の元には世話焼きおばさんやら、クソガキども、アリーの大嫌いな女、それからとても親切だけどちょっと苦手な男とかがやって来たりします。ちょっとだけ独占欲強めなアリーですが気になる方はぜひ、彼女の世界を覗いてあげてやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:30:00
164676文字
会話率:58%
林シュウエンは皇龍連邦の城壁に立ち、足元で咆哮する妖獣の群れを見下ろしながら、腕に浮かぶ三つの霊気の渦を蒼き光輪へと変えた。測定器が「黄級九階」と表示した時、彼の精神世界で丸まっていた雪霊蛇が龍の瞳を開いたことに誰も気づかなかった。
「こ
れが人類最強の力か?」クレイ連邦から届いた降伏勧告書を踏み潰すと、背後にある虚空の裂け目から九尾火狐の鋭い爪が現れた。六連邦の連合軍が百里先で集結しているというのに、彼の妖獣たちは最後の妖核を誰が食べるかで喧嘩していた。
この世界は知らない──
ノーザ砂漠が禁術で人造妖王を作り出した時、彼が道端で拾った傷ついた小蛇が、一振りで機甲軍団全体を海底に沈めたことを。
デノス連邦が霊媒師を獣使いより劣ると嘲笑した時、彼が三つの渦を逆転させて造り出した神殺しの槍が、白濤連邦の護国巨鯨を氷崖に串刺しにしたことを。
そして最も皮肉なのは──
六連邦が血眼で争う「霊力コア」が、実は雪霊蛇の抜け殻に過ぎないことを。
「人間と妖獣の戦争?」紫薇連邦の交渉団を見やりながら、林シュウエンは肩で霜を吐く雪霊蛇を撫でた。「心配すべきは…」
空間を引き裂く手振りと共に、九頭の妖獣の幻影が背後に現れた。
銀鱗蛟龍が皇龍連邦の誇る龍脈結界を粉砕し、
玄甲地犀がデノス連邦の不落を謳う砂塵要塞を蹂躙する。
そして常にペットと間違われる雪霊蛇は、額の龍紋を輝かせて戦場の妖獣たちを次々と懐柔していく!
連邦上層部は絶対に認めまい──
この「人類反逆者」が妖獣契約紋で彼らの霊力ネットワークを逆侵食していることを。
この「黄級の落伍者」が三霊気渦覚醒時から玄級妖獣を素手で握り潰せたことを。
そして最も致命的なのは──
衛星で追跡中の「妖獣女帝」が今、林シュウエンの寮で滅世龍炎を使って焼き芋を作っていることを!
「追殺令か?」六連邦の秘法が刻まれた霊気の翼を広げながら、林シュウエンは笑った。雪霊蛇が氷晶の剣となって掌に収まる。
剣先が指す先で、クレイ連邦の浮遊島が龍の咆哮と共に崩壊する。
「教えておくが──」ノーザ最強の体術師の残骸を踏み台に浮上しながら、彼は宣言した。「妖獣契約紋を精神空間に刻んだ瞬間から…」
「この戦争の名前は『俺の契約獣征服計画』に変わるべきだったんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:10:22
2502文字
会話率:21%
偽聖女の汚名を着せられ、ベルナレク王国王太子ヘリックから婚約破棄されたフォリア。
ベルナレク王国北方には『魔窟』という魔物の溢れる源があり、絶えずその対処に追われてきたのだった。
平民の出である彼女には、その能力を酷使され、魔窟への対
処に生命をすり減らされる運命が待つかに思えたのだが。
追放された当日のうちに隣国のブレイダー帝国皇太子レックスから求愛を受けて、隣国へと旅立つこととなる。
隣国へと流れたフォリアは『魔窟』のことも後に残してきたベルナレク王国の民のことも忘れて平穏に生きようとする。
反面、聖女フォリアを失ったベルナレク王国は『魔窟』から溢れ出る魔物への対処に頭を悩ませることとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 13:05:07
230895文字
会話率:28%
いじめに遭っていた紡木綾斗は、自分のせいで自ら命を絶ってしまった愛する恋人の復讐のため、彼女を死へと誘った張本人であり綾斗にいじめを行っていた主犯格の男子生徒を、家から持ち出した包丁で刺してしまう。
綾斗自身も彼とのいざこざの末、学校の屋
上から落下してしまい、そのまま命を落とす。
次に綾斗が目覚めたとき、そこには見たことの無い世界が広がっていた。
綾斗は自分がどうして転生したのか、そして死の間際に誓った約束を果たすため、前世の恋人を探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 18:00:00
16717文字
会話率:15%
児童養護施設で生活していた虎太郎は、昔から異形のモノが見えた。
それが原因で小さい頃から虐められ、14歳の春、とうとう施設を出ようと決意する。そんなとき、タイミング良くとある組織に引き取られ、『神獣使い』になるよう命じられる。
神獣使いは平
安の頃からひっそりと受け継がれてきた、恐ろしくも崇高な仕事。才ある者にしか見えない魑魅魍魎を、神獣を使役して滅する仕事。
"ただの"虎太郎は、自分の生きる意味を見つけるため、立派な神獣使いを目指すことに。
しかし、師匠として上から組まされたのは、臆病で面倒くさがりの頼りない男だった。
真面目でオカンな虎太郎は言う。
そのダラしない根性、一から叩き直してやる!……から、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
※不定期更新ですが、なるべく一週間に一度はアップできるよう頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 16:01:16
43512文字
会話率:27%
【シックザール・モンスター】というゲームの悪役、ルカラ・デグリアスに転生した俺。
ルカラは作中、主人公の才能に嫉妬し、最強の聖獣や魔獣の長を強制的に使役できるほどの強力な力を悪用し、主人公一行の邪魔をする。
だが、最終的には聖獣、魔獣か
らの抵抗、主人公とその相棒の絆の力を前に敗北し、使役が解除される。
結果、再度使役するほどの体力のないルーシャは聖獣、魔獣と立場が逆転し、これまで自分がやっていたようにこき使われることになる。
そして、最終的には肉塊として見つかる運命をたどる。
こうなったら、俺のヘイトが溜まる前に聖獣、魔獣たちに出会ったらむしろ、媚びを売ろう。
そうしてこき使うのはやめてせめて殺されないようにしよう。
主人公と出会ったとしても極力関わらないようにしよう。
そう思い、善良に生きることを決意したのだが、聖獣の子を手当てしただけなのになぜか聖獣の長が俺の前に!?
気づけば女主人公までも現れて!? え、俺の弟子になりたい!?
俺は殺されない平穏な生活がしたいだけなのに……。
わざわざ危険そうなフラグを持ち込まないでくれ!!
この小説は他サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 21:06:41
139124文字
会話率:47%
エリザベス王女は、断頭台に立つ獣人を見た時に前世を思い出す。冤罪であることは見て分かった。罪なき者に罰を与えるこの腐った世の中に嫌気がさし、神獣使いでもあるエリザベスはその場を壊し、獣人を助けた。
行く当てのない獣人を下僕としたが──獣人の
様子がおかしい。何故、私の手を舐める? 何故靴下を欲しがる? 息が荒い。よく私に対して気持ち悪いことを言っている。
私は下僕の育て方を間違えてしまった──のか?
恋愛よりもファンタジー感が強いかもしれないです…
悪女と下僕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:55:21
40742文字
会話率:36%
ラリマー領の城郭都市ウェス・アドニスには『アドニスの二輪花』と呼ばれる美しい姉妹がいた。
しかし、年に一度行われる祭で姉システィナは婚約関係にあった領主の息子コンラッドから「二人で街に下りよう」と誘われて共に抜け出した後、誘拐されてしまう。
数時間後助けられたものの、傷物になった令嬢にはもう何の価値もない。社会的にも精神的にも殺されたシスティナは半年後、妹マイシャから「私、家の為にコンラッド様に嫁ぎます」と打ち明けられ、失意の中で自室から身を投げるが――
失望した女性がとある縁で生きながらえ、何もかも失った状態から辺境の田舎村で子ども達や旅の魔獣使いと出会い、少しずつ立ち直っていくお話です。
※この小説はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 17:53:26
318934文字
会話率:34%
幾多の獣を家族とみなし、社交界では「猛獣使い」と呼ばれる伯爵令嬢ルゥルゥに、呪われた第二王子ヴァリスとの婚約話が持ち上がった。ルゥルゥは母の影響で呪いに精通しており、ヴァリスの呪いに対応できると判断されたのだ。
だが、生まれてすぐに呪いをか
けられたヴァリスは、態度も言動も荒みきっており、婚約者を襲っては婚約破棄を繰り返しているらしい。
心配する従者をよそに向かった王宮で、少女は異形の目を持つ青年と出会う。
「だって、こんなに美しい方だとは思いませんでしたから。逃げるわけがありません」
「……お前、頭沸いてんのか?」
異形の目に魅入られたルゥルゥは、王子とは思えぬヴァリスの言動もどこ吹く風で、彼との婚約をあっさり受け入れた。しかしその晩、ヴァリスが「悪魔憑き」であることを知ってしまい――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 12:01:23
148669文字
会話率:52%
人間には生まれつき「ソウル」と呼ばれる呪力が存在している。
呪力とは、別名“負のエネルギー”と呼ばれる。
負のエネルギーは、魂の原型となるエネルギーの一種であり、“生物の持つ生命力として“、細胞の中に潜在する「物質」だった。
この
負のエネルギーは必ずしも“マイナスの感情”、つまり「悪」となる元のエネルギーを意味しているわけではない。
ただし負のエネルギーには、同じく人間の持つ“正のエネルギー”の流れを阻害してしまうほどの強さがあり、生命体としての形を維持するために、エネルギーを常に対流させられる「ルート」を構築する必要があった。
負のエネルギーを、外へと放出できる「ルート」を。
そうしなければ、内側からのエネルギーによって身を灼かれ、肉体の原型を留めることができなくなってしまうからだ。
だからこそ、「人」として生きていくためには、肉体と精神を切り離す必要があった。
『魂の契約』と呼ばれるそれは、自我が芽生えるとされる2歳前後の頃に行われる、”社会的義務”の1つだった。
その後、修行を積み、少しずつ負のエネルギーをコントロールできる技術を磨いていくことになり、「モンスター・テイマー」としてのステータスを築いていくことになる。
魂の契約によって、人間には“パートナー”と呼ばれる存在が生まれる。
「幻獣」と呼ばれるそれは、自分自身の分身であり、また、「可能性」そのものでもあった。
時には笑い、時には喧嘩し、人生を共にしていく「ソウルメイト」として歩んでいく彼らを、人々は『友』と呼ぶ。
4年に一度開催されるハンター試験に参加した、タマネギ村いちばんの天才モンスター・テイマー、サーシャ・シュヴァルツシルトも、自らのパートナーである「キューブ」を、“最高のモンスター”であると自称していて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 08:38:02
2194文字
会話率:0%
王立召喚学園四年イシュカ・ヴィーダは、今はもう誰も使わない古い召喚術を有し、複数の幻獣の融合によって強大な力を生み出すことのできる唯一の家に生まれた。
最高位の幻獣たちを友とし、契約による縛りもないまま、彼らを精霊たちの世界から呼び出す
彼女の悩みは――、
「痛いっ、ちょ、噛まないでっ、って、歌うのもダメっ、またみんな眠っちゃ……った……」
召喚した幻獣たちを扱い切れず、落ちこぼれ街道まっしぐらなこと。
汚名返上と、自分と友人の幻獣たちを“使えない”扱いする生国からの脱出を企み、日々成績向上・技能上達に励む、そんなイシュカのライバルは幼馴染の天才召喚士ラグナル・ガードルード(推し)。
自分はラグナルの足を引っ張るだけ――そう気付いて、何年も距離を置いていた彼が、ここにきてイシュカに急接近、無人島での精霊探査試験に一緒に挑むことになる。
精霊たちの世界とこちらの世界の接点『界境』や精霊たちの痕跡を探して、離れていた時間が嘘のように楽しく過ごせていたのに、島の遺跡に異常を見つけたことで、封じられた巨大な界境が開き始め――。
「イシュカを危険にさらしてまで守りたいものなんてない」
「私には私を危険にさらしてでも守りたいものがある――ラグナルだ」
――信頼と無自覚な浅い恋心を寄せ合う二人の召喚士、そして精霊たちの物語。
※カクヨム様でも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 23:40:00
110775文字
会話率:44%
現代日本の女子高生、平松一葉。自身はなんの力も持たないが、世界の混沌をおさめるための伝説の超獣を使役する超獣使いとして異世界へ召喚された…はいいものの、超獣はおとぎ話だといって信じてもらえらない。世界を監視する七賢者からある国の第二王子を王
にしろと指令を受けたものの、どうやって信じてもらえるか悪戦苦闘。
イケメンの将軍、ワガママな王子、やさしい司祭、敵国のスパイ…。
さまざまな人と出会い、一葉が最後に願うのは。
主人公のクセが強いので、好みが分かれると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 20:36:50
1039556文字
会話率:66%