白い焔に飲まれて滅んだ街『東京』。
命がゴミのように消えていく地獄で、『灰月仁』は一人の異端審問官に助けられ、そして呪いを託された。
——生きて人を助けろ、と。
それから十年後、世界を壊す少女『ネージュ・エトワール』との出会いによっ
て彼は、少女を連れ戻そうとする秘密組織と彼女を殺そうとする異端審問所との戦いに巻き込まれることとなる。
いくつもの陰謀が渦巻く歪んだ世界で、舞台に上がれない少年と悲劇のヒロインにしかなれない少女の運命は?
王道×異端のバトルファンタジー、ここに開幕!
《登場人物紹介》
『灰月仁《はいつき じん》』
本作の主人公。魔術の使えない魔道具師の高校生。十年前に壊滅した『東京』の生き残りで、それ以前の記憶が無い。
『ネージュ・エトワール』
本作のヒロイン。空から降ってきた謎の美少女。人体実験の被験者であったことがうかがえる。
『神出薫《かみいで かおる》』
仁のクラスメイトの少女。風の魔術と大弓を扱う大和撫子。
『御門英二《みかど えいじ》』
仁のクラスメイトの少年。竜人であり、騎士のごとく剣と盾で戦う。
『狐火カレン《きつねび かれん》』
仁の先輩。魔道具師を目指しており、同じ東京の生き残りである仁を気に掛ける。
『煤日ユウ《すすひ ゆう》』
ネージュを狙う組織の刺客。2丁の銃を操る鬼人の少年。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:08:09
59130文字
会話率:43%
白い焔に飲まれて滅んだ街『東京』。
命がゴミのように消えていく地獄で、『灰月仁』は一人の異端審問官に助けられ、そして呪いを託された。
——生きて人を助けろ、と。
それから十年後、世界を壊す少女『ネージュ・エトワール』との出会いによって
彼は、少女を連れ戻そうとする秘密組織と彼女を殺そうとする異端審問所との戦いに巻き込まれることとなる。
いくつもの陰謀が渦巻く歪んだ世界で、舞台に上がれない少年と悲劇のヒロインにしかなれない少女の運命は?
王道×異端のバトルファンタジー、ここに開幕!
《登場人物紹介》
『灰月仁《はいつき じん》』
本作の主人公。魔術の使えない魔道具師の高校生。十年前に壊滅した『東京』の生き残りで、それ以前の記憶が無い。
『ネージュ・エトワール』
本作のヒロイン。空から降ってきた謎の美少女。人体実験の被験者であったことがうかがえる。
『神出薫《かみいで かおる》』
仁のクラスメイトの少女。風の魔術と大弓を扱う大和撫子。
『御門英二《みかど えいじ》』
仁のクラスメイトの少年。竜人であり、騎士のごとく剣と盾で戦う。
『狐火カレン《きつねび かれん》』
仁の先輩。魔道具師を目指しており、同じ東京の生き残りである仁を気に掛ける。
『煤日ユウ《すすひ ゆう》』
ネージュを狙う組織の刺客。2丁の銃を操る鬼人の少年。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 16:53:00
147093文字
会話率:45%
# 恋は針先で
〜完璧な二人の、不完全な恋〜
## あらすじ
伝統と革新が息づく京都。町家を改装した高級オーダーメイドドレスのアトリエ「Maison Tsumugi」で、デザイナーとして腕を磨く風間千秋(28歳)。和の伝統的な刺繍技法を現
代のドレスに紡ぎ込む彼女の作品は、多くの花嫁たちから支持されていた。
完璧主義の千秋の前に、妹の結婚式用ドレスを依頼しに現れたのは、老舗呉服商から革新的なIT企業へと業態転換を成し遂げた篠原グループの若き経営者・篠原蓮(32歳)。伝統を知るからこそ、革新への覚悟を持つ彼と、新しい価値を紡ぎ出そうとする彼女。
仕事に厳格な二人は、妹・さくらのための最高のドレスを作り上げるため、共に時間を重ねていく。打ち合わせを重ねるうち、蓮は千秋の仕事への真摯な想いに、千秋は蓮の妹への優しさに、互いの心が揺れ始める。
しかし、過去の婚約破棄という傷を抱える蓮は、仕事以外の関係を拒み続ける。一方、仕事一筋で生きてきた千秋も、芽生えた想いに戸惑いを隠せない。
そんな中、蓮の突然の体調不良、予期せぬ海外赴任の話など、次々と試練が二人の前に立ちはだかる。完璧であろうとする二人は、想いを紡ぐように、少しずつ歩み寄ることができるのか。
伝統の技と現代のセンスを紡ぎ、一針一針、丁寧にドレスを仕立てていくように、二人の心もまた、新たな形を見つけていく——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:00:00
64903文字
会話率:45%
17歳の看谷 英子は、他者からの意識が視える死にゲープレイヤーだ。
同接60万人の覇権VRMMO『稀人逢魔伝』に己がプレイヤースキルと刀だけで挑んでゆくが、実はこの『まれおう』、鎧袖というからくり強化外骨格の装着を前提とした高難易度ゲー
ムで……?
ノーアイテム、ノーアクティブスキル、ノーダメージ。愛すべき死闘と求めて無自覚に剣豪の道を往く、シセン少女の剣風譚。
(毎週『月』・『金』曜日18時更新、1部分あたり2500~3000文字程度(読了5、6分)の連載です)
(ご縁がありましたら、ブックマーク・お気に入り登録などして頂けますと執筆の励みになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:00:00
399641文字
会話率:38%
ルズベリー伯爵家の長女ライラは、持って生まれた特異な瞳のせいで父親に「罪人」と疎まれ、妹に見下され、ひっそりと生きてきた。ある日、妹の身代わりを父に命じられ、機嫌を損ねた「救国の魔術師」の元へ実験体として拷問を受けに行くことになる。国境付近
の深い森を抜けた先の館で、待ち構えていた白髪の青年、魔術師エルムは、ライラを目にしてうっとりと告げる。「ああ、なんて美しい瞳なんだろう」と。―――かくしてライラはその館で生活を始めることになるが、魔術師の先生である仮面の男は、ライラに忠告する。「早く逃げなさい、取り返しがつかなくなる前に」
(別タイトル:「救国の英雄」あるいは「孤独の大罪人」あるいは「私の最愛の魔術師様」
本編書き上げ済みなので必ず完結します。警告:主人公もヒーローもめんどくさい人間です。ご注意:)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:00:00
45198文字
会話率:42%
タチアナの婚約者である王太子アロイスは、最近男爵令嬢リヴィアに熱を上げている。何かにつけて「真実の愛」を口にし、リヴィアの魅力を説いてくるアロイスに、限界を迎えたタチアナは提案をする。皆で「真実の愛を語る会」を開きましょう、と。
(頭からっ
ぽでサクッと読んでいただけるとありがたいです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:10:00
8444文字
会話率:57%
貧民街に捨てられた少女アリナは、一人の青年に命を救われる。その青年は、アリナを探していたらしい。青年に誘われたその先は、黒い悪魔と呼ばれるヴァースアック一族、チート剣士達が住む土地。
「あんな怖い人達と暮らすなんて、無理!」
アリナは逃走を
謀るが、あえなく確保される。
しかし、暮らしに慣れていくにつれ、アリナは気付く。
彼らは悪魔じゃない、ただの変人だと。
(残酷描写は保険になります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 19:25:42
252085文字
会話率:46%
桃香。すでに年を取ったおばあちゃんである。これまで一緒に過ごしてくれていた優香、恵理子、千里はすでに他界した。
たった一人残される桃香。その手には六人の写真。
置いて行かれてしまった。一人になってしまった。わかっていたことだが、覚悟し
ていたことだが、寂しい。
この四人はずっと心にとげが刺さったまま生きてきた。
二十四歳目前に病気で亡くなった真央。真央を探すと遺書を残し、自ら命を絶ったセンセ。
真央ちゃんは満足して逝けたのだろうか。
センセは真央ちゃんに会えたのだろうか。
私達では力になれなかったのだろうか。
優香さんと恵理子さん、千里さんはあの世に行って、二人に会えたのだろうか。
二人にそのことを聞けているのだろうか。
五人は一緒にいるのだろうか。
私も行きたい、五人の下へ。
また六人で過ごしたい。たった一年にも満たなかったあの楽しかったころのように。
写真を握り締める桃香は願う。「会いたい」と。
神様の親切か意地悪か、三組に分かれて転生を果たした優香と恵理子、千里と桃香、そして貴博(センセ)と真央。
会いたい! 一緒に生きたい! だから、探しに行こう! きっとみんないるから!
六人のそれぞれの旅が今始まる。
千里は意気込む。
「センセに会ったらまず、ぶん殴ってやるんだから!」
「え?(桃香)」
わんもより
好き好き人生第三弾スタートします。
第二弾の六人が、第一弾の世界に飛び込みます。飛びこまされます、かな?
なので、第一弾、第二弾ともに読んでいただけたら、より楽しんでいただけると思います。登場人物がかぶっていますし(苦笑)。
ベースが第一弾の世界なので、ほのぼのとして、時にトラブルにあって、仲間が増えて。そんなお話です。
わんもが自分の好きなことを好きなように書いておりますので、読みづらかったらごめんなさい。
それでは、
「千里、頑張るんだよ(わんも)」
「お前がそう書けや(千里)」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:40:00
448713文字
会話率:61%
遊び人男が女に刺殺されて転生したのは吸血鬼の王女。城に住み臣下がいて美少年にも愛され幸せに見えたが...国の経済状況は最悪だった。何とかするにはある国との関係回復が必須。ある国には三人の王子がいる。どれも一筋縄ではいかないイケメン王子様!絶
世の美少女となった主人公が、遊び人だった前世を活かし彼らを虜にして国を救う!?
男女逆転転生ロマンスコメディファンタジーが今、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:10:00
58106文字
会話率:42%
「あなたの記憶、買い取らせていただきます」
そう書かれた名刺を見た人々は、自分の記憶を売る。
ある者は自分の人生を新たなものにするために。
ある者は自分の大事なものを守るために。
記憶を買い取る商人と、記憶を売る人たちの物語。
最終更新:2025-01-20 17:03:58
30647文字
会話率:38%
・・・なぜだ。
君とはつい先日別れを告げたはず。
なのに、なぜまた私の前に現れたんだ・・・!
ノスタルジーとトラウマを刺激するその名は・・・「クリームソーダ」。
多分、この夏はずっと踊らされてると思います・・・。
運命のひとよ、もうどう
にでもしておくれ・・・!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 13:46:46
40941文字
会話率:7%
彼のミッションは『過去へ戻ること』
穂積海斗は朝に目覚めた後、世界の異変に巻き込まれ命を狙われる立場となる。様々な出会いを通して海斗は自分の役割を知る、それは「善き者」と「悪しき者」から放たれた刺客を倒し、1年前の自分へ転生することだった
。246万回以上転生を繰り返し失敗を続けた海斗は、果たしてこのミッションを成功させることはできるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:00:00
88657文字
会話率:46%
霊が見える体質の大学生【暁月結奈】は、人気者になるべくオカルト配信を始める。
その配信内容は常に危険と隣り合わせであり、リスナーは常にビクビクしながら配信を眺めている。
そんな超危険な呪物配信は、人々の好奇心を刺激する。
世にも奇妙な配信
活動が始まる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:00:00
10779文字
会話率:25%
飛月未来――――通称みーちゃんは女子中学生。
日常の中で取り巻かれる比較や優劣の数々。
そんな中で生きる彼女が選んだのは――――
ルッキズム、学歴や職に関する実力不足、金銭的格差、男女問題、幸福や不幸など他者との比較する日々にうんざりする
青少年のリアルをできる限り描きながら
『地球』とはほんのり、一味だけ変わった世界観と共にお送りする31話+後日談一話で構成された日常物語。
日常の中に潜んでいるのは――――無数の感情と思考
人は何故死んではいけないのか。
人は何故死にたがるのか。
皆様は普段どのように、『生きる』という行為と『死』という文字などで可視化されている現象でありながら、実際に体験したことのない不明瞭な事柄に向かい合っていますか?
※注:下記の注意事項をお読みの上、本編へお進みください。
↓
(序盤は文章量が少なめです。中盤、後半になるにつれて2000~3000文字程度のお話もございます。ご了承の上、お読みください)
(できる限り直接的な表現は避けておりますが、読書中に気分が悪くなってしまった場合はすぐにブラウザバックするなどのご対応をお願い致します)
(当物語は自殺を幇助するためのものではなく、何故そのような行動に移ってしまうのかを物語調にしつつ、当人の心情を少しでもご理解していただき、寄り添っていただくために作られた物語です)
(当物語は『死』を肯定するものではありません。作者に生や死についての特別的な思想はありませんので、その旨の質問に回答することはできません)
(当物語は社会批判や風刺を行う目的で作成されたものではありません。政治的目的での二次利用は禁止です)
(誤字などがありましたら、お手数をおかけしますがお伝えしていただければ幸いです。気づき次第、迅速な対応を致します)
それでは、『地球』とは異なる 愛の星『ラブ・スター』の『再生』の物語へ
――――どうぞ、お進みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 16:59:45
29053文字
会話率:24%
世間知らずの17歳の王女ミレナと、4歳の王太子マルコス、そして聖獣を亡くして心が凍っていく獣騎士テオドールの3人が、ミレナの兄である国王の命令で偽装親子になって旅をします。ミレナとマルコスはぶっきらぼうだけど強くて優しいテオドールが大好き、
なんとかして彼を元気にしたいと頑張るのに、そっけないテオドール。けれど天然のミレナと無邪気なマルコスに振り回されているうちに少しずつ心を開いていくテオドール。そんなほのぼの道中にマルコスの命を狙う刺客が現れて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 16:21:30
35695文字
会話率:35%
「しまった!」
イチという名の少女の半身が石畳に飲み込まれた瞬間、情けない叫び声が彼女の口を覆った防毒マスクの中で響いた。
馬の尾のように後ろに結った白金色の髪が宙を舞う。蒼い瞳が動揺に揺れ、冷や汗が額を濡らした。
そこそこの主張がある
胸からつま先までが地中に消え、地上に出ているのは顔と肩、腕くらいのものである。
ここはエル・ト・ラプダンジーの塔。
伝説の大魔法使いラプダンジー師が生前に残したと伝えられる、天に伸びる魔導塔である。
別名、エロトラップダンジョン。
我々の時代に同人誌や画像投稿サイトなどで一度は目にした事のある読者諸氏も多い事であろう。
イチはこの日、己のポリシーに反してこの珍妙奇天烈破廉恥な塔に単身挑まざるを得なかったのであるが、落とし穴の罠に嵌ってしまったのである。
「____________っく!だ、脱出できない!」
肘に力を込めてなんとか這い出ようとするも、何かに下から引っ張られているのか脱出できない。
それに先ほどから何か取っ掛かりを得ようと足をバタつかせているのだが奇妙な事にその足の感覚が消失しているのだ。
____________これは感覚遮断系!!
感覚遮断落とし穴。
これは飲み込まれた、下半身の感覚を毒や魔法によって消失させ、犠牲者の身体や排泄器などを刺激する悍ましい悪意の罠だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 14:37:10
194283文字
会話率:26%
「キラ、お前は追放だ。これでお前と『セイクリッドマローダー』は無関係だ」
戦士ジェフは、キラに言い放った。
竜戦士キラ・シドーはは聖都の最強クラン『セイクリッド・マローダー』の精鋭、凶悪な戦士ジェフ、悪役令嬢のイリア、陰気な女神官ヘ
ルメの三人と、新しく見つかったアルゴノートの迷宮でフロアボスを倒す。
キラはそこで何故か力を失い、追放されしかも下層に転移させられる。
迷宮からは駆け出しだけどメッチャ強い3人娘に助け出されて脱出する。
キラは力を失ったのではなくて、理由は不明だが、男から女、女から男に変身するようになったのだった。
最強の竜戦士から、全てを癒すけど最弱な超絶美少女巨乳聖女に変身したり、戻ったりして、それに振り回される日々を送る。
美少女たちに囲まれて、暴走したりしながら、すこしエッチな刺激的な毎日を過ごしていきます。
巨乳好きな変態ハーフエルフの騎士アナ。
自称マリーの第一夫人の巨乳ピンクツインテ魔法使いのサリー。
巨人の手を使う、戦闘狂の黒髪ロングの和風美少女モモさん。
3人の美少女とよく絡んでます。
しかもキラは異世界からの転生者。徐々に記憶を取り戻していきます。
※主人公、裸率高いです。結構お下品あります。
※話し始めると止まらない人間が多いので、ぐだぐだゆっくり話がすすんでいきます。
『最強最弱聖女』の改稿版です。かなり読みやすくなったはずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 14:29:55
635858文字
会話率:41%
シュリネ・ハザクラは『ある人』を守るために育てられ――その役目が果たされることはなかった。
護衛の任務に就く当日、その人物は暗殺され、全ての罪はシュリネに擦り付けられたのだ。
彼女に残されたのは、ただ人を守るために磨かれた剣術と、人斬りの汚
名。ならば、本物の『人斬り』になってしまおう。
自らに罪を擦り付けたと思われる者達をその場で斬殺し、シュリネは自由を得た。
そうして旅をする中で、シュリネはある少女と出会う。
少女の名はルーテシア・ハイレンヴェルク――まさに、刺客に狙われている最中だった。
「わたし、ちょっとお金に困ってるんだ。護衛が必要なら、たった今から雇われてあげるけど」
シュリネはルーテシアにそんな提案をして……?
※カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 14:11:06
232149文字
会話率:43%
「リーセ、お前をこのパーティから追放する」
冒険者パーティのリーダーであるルアード・トルネートからそんな宣告を受けたリーセ・デイグレンは、焦ることもなく理由を問い返す。
理由が分からないのか問われたリーセは、思いついた心当たりを口にす
る。
「なんだ、その話は……?」
リーセの口走った理由は、彼の知るものではなかった。
追放されるのに思い当たる節のありすぎるリーセは、最初の宣言である『パーティ追放』を受け入れて、さっさとパーティから抜け出すことにする。
――リーセは、知る者は知る『クズ』魔導師だったのだ。
無事に無職となったリーセは、再びお金を稼げる場所を探そうとしていたところ、刺客に狙われた第三王女――エリスティア・エイラースと遭遇し、彼女を助けることになる。
エリスティアから、望むだけの報酬を渡す代わりに「護衛になってほしい」と提案されたリーセは喜んでその提案を受け入れて……?
※タイトルはそこそこ変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 19:33:17
20886文字
会話率:53%
子供の頃から病弱で、ほとんど病室から出ることなく――一人の少女がこの世を去った。
せめて、自由に外を歩いて見たかった――そんな少女の願いが届いたのか、目を覚ますと私は赤ん坊になっていた。……ただし、少女の知らない世界で。
セリナ・マーフィル
――それが、この世界での少女の名前だ。
地方領主のマーフィル家は、地方と呼ばれても広大な領主を持ち、国内ではそれなりに力のある家柄。そんな家に生まれ変わった少女は、自由に動く身体で何でもした。
外で遊び、武術の修行、さらにはこの世界には魔法がある。自由に生きられるっていうのは本当に素敵で刺激的な毎日だった。
だが、セリナが十歳になった時、母が病気になってしまう。
その病気を治すためには領内にある《魔茨の森》に生えているという、《黄緋花》という花が材料に必要らしい。
セリナは自らその森へと出向き、母のために花を手に入れようとする。
そこで出会ったのは――一匹のドラゴンと、その子供であった。
セリナはそこで花を譲り受ける代わりに、ドラゴンの子供を引き取ることになり……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 16:01:20
17208文字
会話率:34%
大地の奥底に封じられている神様は思いました。
『なに? いま異世界冒険って流行ってるの?』
彼は地上にいくつもの目を持ち、この世界が正しく成長しているか監視しています。
とは言え、さすがに異なる世界を見通す目など持っていません。
しかし
、自分が見通せない世界だからこそ興味があります。
『ならオレの眷属送り込んじゃえばよくね?』
自分と繋がりのある眷属の目を通せば、異世界の様子は自分にもわかるでしょう。
そして彼は自分の命令を聞きそうな、運の悪い眷属にその指令を与えたのです。
「あ、あなたはもしかして私たちの造物主様!?
い、いきなりですね、そ、それで私にその人選を行えと?」
『あー、いやいや、一人でやんなくていいよ、
向こうに送るのも一人にする必要ないし、
こっちの世界に影響なさそうな人物、適当に見繕ってさ?』
「わ、我らが主はアバウトなんですね・・・わかりました。
じゃあ、知り合いの子と相談してちょっとやってみます。」
他力本願、責任転嫁、いきあたりばったりの精神で行われたその計画は、
まず最初に、一体のお人形さんに対して行われました。
そのお人形さんは、見たこともないお屋敷の中で、
お尻をあげたポーズで這いつくばっていました。
気が付いたらいきなり、そんなところに飛ばされて、
自分がどんな態勢でいるかも、今は後回しにするしかありません。
現状認識も何もできていないまま、
薔薇の刺繍の黒いドレスの裾が膝下から床に拡がっています。
それでも、やがて彼女はゆっくり立ち上がりました。
ここがどこだかわからないけども・・・
そして思考回路も正常に作動するようになると、彼女は自分の仕事を思い出したのです。
この場所がどこであろうと自分のすべきことはただ一つ・・・
それは、
かつて大地の底に封じ込められし冥府の王が与えた崇高なる使命。
「私は鎌を振るう、汚れた命を絶つために・・・。」
そう、最初に送られたのは、都市伝説の主、「私メリーさん」!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 14:00:00
2452531文字
会話率:18%
薔薇の刺繍のドレスを纏い
か細き腕には一振りの鎌
その冷たい瞳に魅入られた者に
逃れる術は ない
私はメリー…いま、あなたの後ろにいるの…
呪われた人形メリーの都市伝説。
その他の13階段や、エミリーの赤い手袋など、関連する都市伝説
、物語をも巻き込み、
さらには中世ヨーロッパの伝説や、
神話の世界にまで足を踏み入れることになるでしょう。
なお、シリーズ化するか、
一つの物語にまとめてしまうかは今も悩んでますが、
メリー編が終われば主人公も変わります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 23:11:20
1547333文字
会話率:14%
顔は良くても運につくづく見放された私、高梨牡丹。
ある日のバイト帰り、ストーカーに刺されて死んでしまう。親も無く苦労の連続の人生だった…と思ったらどうやら神様が私に運をつけ忘れていたらしい。お詫びとして妹女神の管理する異世界に転生させてもら
う事になった。妹女神は謝罪の意味も込めてチートを3月くれると言うが、今度は地味に幸せな人生を送りたい。転生先も平民で、と願って生まれた先は大きな商会の娘だった。ソフィアと名付けられ、優しい両親や店の従業員家族に囲まれて幸せな毎日だが、心配性の女神のせい?で過剰な事に?丈夫すぎる体に便利な探し物機能。周りも女神が送ったソフィア大好き大天使ガブリエルや光属性持ちの高ランク冒険者の幼馴染、妖精王までみんなチートがすぎるんです。大人になってもチートはいりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:14:05
56330文字
会話率:43%
ずっと運のない人生を過ごし、最後はストーカーに刺されて殺された。
流石にあんまりな人生だ!と思ったら神様のミスで運気をつけるのを忘れられていた。
お詫びと言って異世界に転生させてくれるらしい。
新しい異世界の女神はチートを3つほどくれると言
ったが、前世で外見の良さと能力の高さで散々嫉妬を受けてきたのでチートなんていりません。
そのかわり、前世で足りなかった運だけをもらうことにした。
次の人生は、運だけ持って人に恵まれ普通の幸せを過ごしたい、そう思ったいたのに…。
心配性の女神のおかげで結局チート?
今世は意地でも幸せになってやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:05:20
119332文字
会話率:44%
男性俳優の江良九足(えらくそく)は、刺されて死んだ後、別人に憑依した。
クズと噂される華族令息の体で、場所はタレントオーディション番組のステージ上。
「この体は……女の子じゃないか!」
※ハーメルンでも投稿してます
最終更新:2025-01-20 12:10:00
924807文字
会話率:31%
魔法に必要なのは、美しいと思う心。
魔女達は美しいと思う心と、針と糸とリボンで魔法を使う。
その集大成たる服を纏うのは、魔女の使い魔《ドール》達―――
私は、「クロスステッチの四等級魔女」。まだ新米だけど、四等級魔女試験に合格したばかり
。
《魔女の夜市》に自分の刺繍を着てくれる《ドール》を求めて出かけた私は、迷い込んだジャンクショップで一体の《ドール》と出会う。
前のマスターにタトゥーを入れられ、片目を失っていても、その《ドール》は美しかった。
そうして格安で購入した《ドール》は、どうやらカタログ通りの普通の人形ではないようで……?
※カクヨム様に同じ内容を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:00:00
824076文字
会話率:60%
S級ハンターのゼレットは、どんな魔物も一撃で倒せる超優秀な狙撃手。
特にSランクの魔物を倒す事に並々ならぬ執念を持っていたが、ある時Sランクの魔物から村を救ったにもかかわらず、魔物の保護を訴える貴族から「殺す必要はなかった」「眠らせばよか
ったのだ」「魔物がかわいそう」という理不尽なクレームを受ける。
ついにはSランクの魔物を倒す事を禁じられたゼレットは、ハンターギルドを離職することを決意する。
無職になったゼレットは、幼馴染みのパメラに相談すると、思いがけない提案がなされる。
「だったら、料理ギルドに入らない?」
魔物を獲れる食材提供者を探しているという。
最初は疑いを持っていたゼレットだったが、料理ギルドはハンターギルドより遥かに快適だった。
「あの~、竜を倒してほしいのですが、報酬はこれぐらいで」
「げ? 桁一桁違うぞ」
「深海の奥底に潜るから、危険手当が付きますよ」
「手当ってなんだ? 回復薬か?」
「クラーケンの刺身ができました。無料です」
「タダで飯が食べられるだと!?」
最初はSランクの魔獣を倒せれば満足だったゼレットも、料理ギルドの好待遇に感動する。
一方その頃、ゼレットがハンターギルドをやめて、Sランクの魔物を狩るハンターがいなくなったギルドは、徐々に増えていくSランクの魔物に戦々恐々としていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:00:00
643041文字
会話率:38%
【コミカライズが2月25日、水曜日のシリウス内で連載決定!!】
【書籍版がカドカワBOOKS様から好評発売中です!】
【イラストは大ヒット作品『陰の実力者になりたくて』のコミカライズを担当されている坂野杏梨先生に担当いただきました! すでに
口絵も公開されていますよ!】
【第三部 はじまりました!】
ちょっとした失言から四天王最弱の汚名を着せられ、魔王軍を解雇されてしまった『屍蠍のカプソディア』。
魔王軍を離れ、人間の街で第二の人生を歩み始める。
街で静かに暮らしたいのに、天敵であるはずの勇者や聖女から頼られ、かつての部下には戻ってきて欲しいと懇願される。一方で魔王軍から刺客を送られ、果てはかつての同僚に襲撃されるのだが……!
「死ね……」
ポックリ……。チーン……。
死属性魔法を極めた四天王最弱には、何も問題がなかったようです。
強すぎて能力不明!?
最弱汚名を着せられた死属性四天王のセカンドライフ。
次回更新は活動報告&作者のTwitterにてお知らせします!
※2020/11/22 3:07 タイトル変更しました
旧タイトル『「ククク……。ヤツは四天王の中でも最弱」という風評被害のせいで追放された死属性四天王は静かに過ごしたい』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 12:10:00
217189文字
会話率:39%
王都に住むジークは生前、エリートの道を進んできたサラリーマンだった。
しかし、出世争いに負けた相手に恨まれ、包丁で腹部を刺されて死んでしまった。
何故か孤児として異世界に転生してしまったジークだったが、引き取り先の師から錬金術を学び、
持ち前の頭の良さと前世の知識で若くして国家錬金術師の資格を取り、再び、エリート街道を突き進んでいた。
しかし、出世争いをしていた貴族に恨まれて権力を使われ、その椅子を奪われてしまい、さらには追い打ちをかけるように師であり、親でもある上司から辺境の地への異動を命じられる。
それは左遷を意味し、望んでいた出世の道は完全に絶たれてしまった。
ジークは二度の失敗でようやく自分が仕事はできても人間性が良くないことに気付いた。
口惜しさと不満を感じていたジークだったが、使い魔の黒猫の助言のもと、転勤先では今度こそ上手くやろうと思い、2度目の生まれ変わりを決意する。
そして、辺境の地で出世とは違う別の人生を探すことにしたジークだったが、転勤先は錬金術師が2人しかいない危機的状況な支部だった。
ジークは持ち前の錬金術の腕で支部を立て直し、出世とは違う幸福を見つけていく。
人生とは何が幸せで何が大事なのか……
出世欲に憑りつかれた男が辺境の地で真の幸福を見つける…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:00:00
333600文字
会話率:58%