突如として異世界に召喚された鉢木 牧緒は、勇者候補として英才教育を受けることになる。
しかし魔法を使えない牧緒は国王の怒りを買い、理不尽にも国家反逆の罪で難攻不落の監獄に投獄される。
そこには、単独で世界を滅ぼし得る“終末級”の大罪人たちが
収監されていた。
元の世界に戻るべく、牧緒は知恵と行動力だけで脱獄を試みる。
彼の軌跡は世界を終焉に導くか、それとも世界を救う一助となるか――。
これは彼が【魔境の王】と呼ばれ、世界を掌握するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 00:39:59
96623文字
会話率:26%
月光国軍に入隊する直前、ひょんなことから皇帝の秘密を知ってしまった近衛黒兎。前代未聞の重罪人となった彼が裁かれた直後に目覚めたのは、魔法や魔獣が存在するまったく知らない世界だった。
うっかり白雪姫と呼ばれる絶世の美女を生き返らせ、流れで
彼女の継母である女王を倒し、英雄となった黒兎。故郷では重罪人の彼だが、幼馴染みの第一皇女の下に帰る為、仲間と共に大陸一の魔法使いが統治するオズ王国を目指して冒険の旅に出る。
「ちょお待って! 道ないやん!」
黄色いレンガ道はどっちだ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 23:00:00
73533文字
会話率:46%
毎週(時々隔週)金曜日の19:00更新予定
……のつもりだったけど中の人が受験生なので更新頻度がだだ下がりですごめんなさい
物語は、男と少女が出会うところから始まる
大罪人である男は少女に食料を求め
少女はそれに応える
不思議な出会い
をきっかけに
男と少女の運命は大きく変わる
さてはて、2人に訪れる明日は
晴れか、雨か、笑顔か、泣き顔か
はたまた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:00:00
290059文字
会話率:45%
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前
逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:17:15
25271文字
会話率:43%
王国裁判所の審問官であるレミフィアは、その冷たい美貌と罪人を容赦なく拷問する姿から、「裁きの魔女」と呼ばれている。
だが実際の彼女はかわいいものと甘いものが大好きな、ゆるふわ趣味の女性だった。
そんな彼女はある日、婚約者のビリーから婚約破
棄を申し出られてしまう。
自分の怖い顔や拷問大好きな性格がよくないのだろうか……と落ち込むレミフィアに、同僚のリアムが言った。
「僕では、だめかな」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
8470文字
会話率:48%
「私を! 大図書館に! 入れてください!!」
「無理だっつってんだろ! あんただいぶしつこいな!?」
……始まりは最悪だった。少なくとも、一方にとっては。
オロール王国随一の学び舎・グリムアル魔法学校の敷地内には、奇妙な図書館が建っている
。言い伝えによれば、そこには魔族を封じた書物が収蔵されていて、書物を見張る魔法使いが暮らしているという。
その魔法使い――当代の『大図書館の番人』を務めるメルクリオは、学校で起きている魔法暴発事件を調査するため、一年生として潜入することに。
あるとき、メルクリオは大図書館に入りたがっている同級生・エステルに正体を知られ、「大図書館に入れてくれ」と頼み込まれる。彼女と散々揉めたメルクリオだったが、徐々にその才能と人柄に惹かれていき、ある出来事をきっかけに彼女を番人の助手とした。
そして、学校内の事件とエステルの目的を追ううちに、二人はグリムアル大図書館の歴史の闇に直面することとなる。
『大図書館の番人』と呼ばれる魔法使いとその相棒、そして罪人を父に持つ少女が、小さく歪な世界を変えていく――青春と魔法のファンタジー長編。
※「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
98445文字
会話率:48%
侯爵令嬢だったジュリエッタは、ただ一人森の中にいた。彼女は婚約者だった王子に濡れ衣を着せられてしまい、罪人として辺境の森に追放されてしまったのだ。この森には恐ろしい魔物が棲むと言われている。きっと王子は、彼女がここで失意のうちに命を落とす
ことを期待したのだろう。
しかしジュリエッタはめげなかった。王子には秘密にしていたのだが、彼女には前世の記憶があったのだ。前世の彼女は、小さな村で暮らす薬師の娘だった。その記憶を活用すれば、この森でもきっと生きていける。そう確信した彼女は、笑みを浮かべながら新たな生活を始めていった。
そうしてつつましくも元気に暮らしていたジュリエッタのもとに、思いもかけない同居人が転がり込んでくる。それが運命の出会いだったのだと、彼女が気づくのはまだ先のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:22:53
613852文字
会話率:41%
明智光秀、本能寺の変の謎を解き明かす新説の続編です!
関ヶ原の戦いの全容を明らかにした新説も…石田三成は首謀者ではなく最大の被害者だったのです!そこには戦国の世を終わらせる秘策がありました。
悲劇の連鎖を絶つために「五十五年の夢」を閉じた
明智光秀。
その娘、凛(りん)を主人公に物語が進みます。この娘は実在した女性ですが、名前は残っておらず架空の名前です。
光秀の残した後継者はどのような道を歩むのでしょうか?
【プロローグ 天下分け目】
1598年、秀吉は大きな問題を遺したまま死に、時代は戦国へと逆戻りを始めました。新たな戦いの幕が上がります。
【第1章 波乱の花嫁】
凛は最初、荒木村重の息子に嫁ぎました。村重は摂津国の支配を任されますが、信長と家臣達の板挟みに苦しみます。その原因は石山本願寺にありました。
【第2章 謀反】
毛利家はなぜ石山本願寺に加担したのでしょうか?その原因を探ります。毛利元就の能力を受け継いだ小早川隆景、彼が摂津国に謀略を仕掛けました。そして、明智光秀が登場します。光秀は隆景の裏をかく作戦を練っていました!
【第3章 離縁】
たった一つの不運が、村重の謀反を決定付けました。そして、夫は凛に「愛している」と告げます。愛しているからこそ、別れを決めたのです。
【第4章 修羅】
小早川隆景は有利なうちに攻勢に出ようとしますが、最後に足を引っ張ったのは、あろうことか味方でした。万見仙千代は苦悩の末、死にます。彼の人格と才能を深く愛した信長は修羅と化すのです。
【第5章 明智家滅亡】
信長は凛の心の中にあった願いを叶えます。
(執筆中)
徳川家康と石田三成が対決したとされる関ヶ原の戦いは謎が多く様々な説が存在します。ただ、その説の多くは家康の野望や三成の忠義にスポットを当て過ぎているため、関ヶ原の戦いの本質が見えなくなっています。
良かれと思い頑張ったことが、結果的にはうまくいかず辛い思いをしたことは誰にもあると思います。
歴史も同じではないでしょうか。その背景や置かれた環境をよく調べて、何を思い、何を目指し、場合によっては何かに追い込まれ、やった結果どうなったか考えると、新しい説が生まれる気がします。
これは今の困難な時代にも言えることで、物事をいろんな側面から見ることの大切さは高まってる気がするんです。
(カクヨムでも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 08:00:00
187395文字
会話率:34%
武田信玄を独裁者の視点から見た小説です!
武田信玄は、なぜ『独裁者』を目指したのでしょうか?
なぜ生涯を『侵略』に明け暮れたのでしょうか?
独裁者が戦争を起こしている今こそ、歴史を知ることは重要だと思います。
「歴史を知ることは……
今
、直面している問題をどう考えるかの手掛かりとなる」
と。
この小説は『大罪人の娘』、明智光秀の娘を主人公とした長編小説の一部及びそれを補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、中編の執筆に向けて修正中です)
『大罪人の娘』では……
「戦乱の世を終わらせ、平和な世を実現する」
明智光秀とその主君・織田信長を、こう志した人物として描いています。
武田信玄はその『対極』に存在していました。
光秀と信長を描く以上、信玄はどうしても欠くことができない存在なのです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 15:00:00
247881文字
会話率:37%
「大罪人の娘 前編」は、明智光秀の次女、凛(りん)が大罪人の娘となるまでの過程を描きました。
「大罪人の娘 後編」では、さらに2人の女性が登場します。
1人目は、明智光秀の長女、玉。
凛の姉で、関ヶ原の戦いの前夜に悲劇の最期を遂げた細川ガラ
シャです。
2人目は、斎藤利三の娘、福。
江戸幕府三代将軍の徳川家光の乳母にして教育係を勤め、大奥を作り江戸幕府を影で操り、女帝とも呼ばれた春日局です。
そして、豊臣秀吉と徳川家康そして江戸幕府に関わる日本史上の3つの謎の新説を描きます。
①豊臣秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか?
②関ヶ原の戦いの本当の目的は?
③江戸幕府はなぜ鎖国したのか?
前編の最後で、東へ逃れた凛と夫の左馬助の運命は?
明智光秀の理想を受け継いだ者たちが、新たな戦いに挑みます!
【第八章 天下人秀吉】
福は父と別れ、玉は閉じ込められました。光秀と密約を交わしていた秀吉は、それを守ろうとします。そして賤ヶ岳の戦いで勝ち天下人となります。賤ヶ岳の戦いにおける数々の謎が明らかになりました。
【第九章 ガラシャ】
(執筆中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 00:00:00
6054文字
会話率:0%
日々罪人を殺す仕事をしている処刑人は、ある仕事帰りの夜に不思議な少年と出会う。倒木の中に佇んでいた彼が示したのは、圧倒的な力と善性。
決して揺るがないその姿は、人を殺すことを日常にしている処刑人を、真っ向から否定するかのようである。
だ
が、それでも処刑人は処刑人だ。
どうしょうもなく殺しを必要とし、求めてしまう。
……私が彼女を殺したのは、悪でしたか?
……俺が彼を殺したのは、間違いだったか?
この、処刑が横行する歪んだ國で。
少年少女は、己の行為と向き合い、己の罪と向き合うことだろう。
これは、3人の少年少女が殺しと向き合う物語。
――あなたは、こんな救いのない世界でも、人を殺さない聖人であり続けられますか?
目次
上 処刑人の性
一章 屍臭乱舞 1〜
二章
中
三章
四章
下
五章
六章
七章
※個人的にスクロールだと、一字下げのギザギザが綺麗じゃないと感じてしまったり、単純に見失ってしまったりするのでしてません。
※本作はシリーズ3作目ですが、基本的に前作とは流れ的な繋がりはありません。3作同時連載で投稿間隔が遅くなるかとは思いますが、少なくとも一章は速やかに投稿を終えたいと思っているのでよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 06:20:00
223778文字
会話率:29%
大罪人として生きながら冥府に堕ちた十六夜 木綿……そんな彼が冥府の外で目にした世界の有様とは……彼は世界の真実を求め奮闘する!
最終更新:2024-05-17 05:22:21
16217文字
会話率:80%
主人公、カリーナは大罪人の魔女、アリアの娘で12年間外の世界と接触しなかったために常識のない、魔術以外はそこらの子供以下になってしまう。そんな彼女は失踪したアリアと顔も知らない父親を探すために魔術学習・研究機関のステラ学園に編入。
そし
て彼女のグループのメンバーは留学生で特別生の幼女、コカサに弟が優秀すぎて根暗になってしまった魔法薬使いのカトル、大罪人の魔女に心酔しているビリーととんでもない人物だらけだった!
果たしてカリーナの学園生活はどうなるのか?!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-16 19:22:11
34196文字
会話率:46%
強面オオカミさん × 飄々としたウサギちゃん
罪人である兎獣人のミハルが奉公先として連れて来られたのは、西のハズレの陰気な古城。
そこには、かつて英雄と呼ばれながらも、恋人を亡くし引き篭もりとなってしまった狼獣人のライニールが一人で
暮らしていた。
心を閉ざした強面オオカミに冷たくあたられながらも、飄々と彼の世話をやくミハル。しかし、嵐の夜に寝起きに見たライニールの顔に驚き、ある物を吐き出してしまいーー
※ムーンにR18版を掲載しています。R15版ではR18相当のシーンをカットまたは改変しています。
※獣人設定ですが耳しっぽはありません。
※オメガバっぽい設定があります。
※攻めの口が悪いです。めちゃくちゃ舌打ちします。
※終盤若干重ためな話になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 11:26:16
125256文字
会話率:53%
天使狩りが蔓延る王都エヴェロンから逃げ出した天使の疑いをかけられる少女は名と故郷を捨て、逃亡生活を送るようになってから三年もの年月が過ぎた。
少女はレン・アシュフォードとして名乗り、小さな農村・エントロヒッツに身を寄せ、パブの2階に住み込み
でウェイトレスとして働いていた、そんなある日。
王都から派遣された聖騎士三人組の来店が、日常の破壊を知らせる。
(まさか、三年前に捕まえ損ねたわたしを、捕まえにきたのか)
怯えながらも少女は休憩時間まで働き続けたが、うっかり自室の鍵を落としてしまったせいで、外で休息を取ることを余儀なくされた。
誰にも見つけられないようなところに腰掛けると、少女の背中から天使の羽が生えたのだ。人類から居場所を奪っていたあの憎き天使の。
「――見つけた。そこにいたのか、フィー。ずっと探してたぞ」
「あ、悪魔……?」
悪魔の聖騎士と、天使の呪いにかけられた罪人の少女。
二つの概念が逆転する歪んだ世界で出会ったことによって、少女の過去が自身を追っかけてくる――。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・地名等は架空のものであり、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:22:45
27156文字
会話率:46%
彦根かるたストーリー
彦根かるた「(ゐ) 井伊大老 鎖国の壁を 打ち破る」を題材とした物語。
高校生の主人公がトラックにはねられて飛んだ先は江戸時代だった。
主人公が出会ったのは元服もしていない井伊直弼だった。
完全空想物語です。「わからな
いからこそ空想や夢が広がる、歴史の楽しさはそこにある。」を主軸にしています。
この作品は、彦根市の情報まとめサイト『HIKO TOMO』(https://www.making-connection.com)の娯楽要素として掲載している創作物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:21:15
210134文字
会話率:45%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 21:00:00
203898文字
会話率:41%
1998年、16歳の鈴原健介はマンションの屋上より飛び降り自殺を試みるが、奇跡的に傷ひとつない状態で病院へと運ばれる。翌日、体に何の異常も認められず退院した。だが、翌年の1999年に彼は忽然と姿を消す。そして2012年、ほとんどの人間が彼
の存在すら忘れかけていた時……ひとりの探偵が、鈴原に関する調査を開始した。やがて、恐ろしい事件の真相が浮かび上がる──
※作中に登場する団体や人名や地名や事件などは、全て架空のものです。実在の人間や団体とは、何の関係もありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:22:41
121489文字
会話率:47%
前科者、覚醒剤中毒者、路上格闘家、謎の窓際サラリーマン……社会の底辺にて蠢く四人の人生が、ある連続殺人事件をきっかけに交錯し、変化していくノワール群像劇です。犯罪に関する描写が多々ありますが、犯罪行為を推奨しているわけではありませんので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 12:17:24
101734文字
会話率:19%
平民だった少女、アルメリアは勇者に選ばれた。
そして彼女は女を捨て、男装をし、男として『勇者アル』となった。
アルは仲間と共に二年と言う時間を日にちをかけて、魔王を討伐する。
魔王を討伐した事で、世界に平和が訪れる。
勇者となったアルにも安
らぎが与えられるはずだった。
仲間である聖女、サルサの裏切りにより、アルは勇者ではなく、罪人となってしまった。
勇者は国の第二王子であり、サルサの兄でもある男、ブレインが勇者として崇められ、本物の勇者だったアルはいわれのない罪状として投獄される。
それから1年――もう一人の仲間であるキーファがアルを助け、牢獄を脱出する。
投獄されていたアルは衰弱しており、勇者と言われていた面影すらなかったのである。
「行こうアル!」
「ああ、キーファ」
キーファは新たな冒険を見せる為に、アルに手を伸ばす。
アルは静かに、キーファの手を取った。
これは感情を失い、笑わなくなってしまった元勇者、アルと笑顔が見たい魔術師、キーファの新たな冒険を始める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 15:00:00
5763文字
会話率:28%
ーーかつて神は危惧した。
自分が作り出した存在である感情を持つものたちが罪という咎めを背負うことを恐れなくなったからだ。
人々はそれを嘆き、そしてそれを悲劇と呼んだ。
何十年という日々を過ごしても、何百年という時を過ごそうとも、その
悲劇は収まることはなかった。
そんな悲劇が続いたある日、神はある存在を作り出した。
ーー罪という咎を許さない者
ーー罪という咎めを背負う者を許さない者
そのような存在を神は『罪狩り』と呼んだ。
罪狩りは罪人(つみびと)から見ると言わば『死刑執行人』と呼ぶべき存在であった。
神から与えられた力によって罪狩りは影ながら暗躍し、世界に蔓延る罪人たちを文字通り狩り続けた。
そのため、罪狩りたちも力を与えた神に忠誠に近いものを持って生きていた。
ーーしかし、それはある一人の罪狩りを除いての話である。
ーーそして、これはそんな罪狩りの御話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:30:00
596165文字
会話率:44%
その世界は化け物と争っていた。
化け物の襲撃で家族を失った碧藤《そうふじ》和夜《かずや》は、親友である明石《めいせき》と共に旅をしていた。そんなある日、突然、謎の集団に拉致される。目を覚ますとそこは不思議な空間で、男女数人がいた。困惑する彼
らの前に自らを管理者と名乗る人物が現れ、言う。
「君たちは悪神と契約している生け贄です。生け贄同士、殺し合ってください。最期の一人だけが、生きて帰ることを許されます」
混乱する和夜を横目に男女は各々の感情を露に殺し合いを始め、発狂し、困惑し、逃げ惑う。何故か驚かない明石を振り返れば、明石は酷く納得した表情で言う。
「悪神は武器や魂に宿った封印された罪人のこと。つまり、ボクだよ」
無邪気に言う親友は、本当に親友なのかそれとも悪神なのか?
悪神を宿し、使役することになった男女、生け贄七人の尊き殺し愛が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 18:00:00
354629文字
会話率:62%
大罪人ばかりが収監される辺境の監獄の看守を務める伯爵家に生まれたアリアは、幼い頃の記憶にない罪で『兄殺しの令嬢』と呼ばれている。
看守の後継問題と幼さから罰せられずにいたが、成人を迎えた十六歳のある日、『兄殺し』の罰として大罪人フィリベルト
との婚姻を命じられる。
フィリベルトは四年前、一晩でとある侯爵家の邸中の者たち二百二十人の命を奪い、その凶行の一切について黙秘を貫く史上最悪の大罪人だ。
初めはフィリベルトを警戒するアリアだったが、冷静で理知的、柔和な人当たりで観察力に優れ、慎重なフィリベルトに、一つの疑問を抱くようになる。
事件の雑さとフィリベルトの人物像が合致しない。
——この男は、本当に大罪人なのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 13:04:28
183197文字
会話率:35%