ようこそ、王都のすみっこにある、小さな“魔物屋”へ!
店主は僕、アレオ。平民で、スキルは《交配》。
本日ご来店のお客様は
・悪の元締めみたいな常連客
・秘密をまとったお姫様
迎えるのは、ネバネバ系からモコモコ系まで、大小さまざまな魔物たち。
……この店、平和に営業できる日は、いったいいつ来るんだろう?
だけど、なんだかんだで嫌いじゃない。
魔物も、お客も、うちの店のドタバタも──全部。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 20:02:08
12889文字
会話率:18%
私、パステル・ダナサイト伯爵令嬢は、父の勧めで婿を迎えた。
婿となった夫スニフは、我が家の寄子貴族ミラン男爵家の長男で、父の右腕として、鉱石採掘場の現場監督の元締めを務めていた。
私の実家は、領内に王国有数の鉱山を四つも所有し、鉱石を採掘し
て王国に貢献している。
だから、我が家の家業に精通している男を婿にしたのだ。
ところが、父が死亡した途端、夫は尊大で傲慢になり、私のことを「この金喰い虫の馬鹿女!」などとディスり始めた。
私が自室に籠ってデザイン画を描いていると、「落書きして、遊んでばかりいる」と嘲り、とうとう私のスケッチブックを取り上げて部下の現場監督たちに見せびらかしてボロボロにし、「俺の大切な部下にお酌をしろ」と命令する。
さらに、商人の娘を屋敷に呼び入れ、
「彼女は、お前なんかより年若いが、ずっとデキる女だ。稼ぎが凄いんだ」
と称賛してイチャつき、私を屋敷から追い出そうとする。
なんと愚かな男だろう。
そんなことをしたら、すべてを失うのは自分だとまだ気づかないの?
誰が我が家の真の当主か、教えてさしあげましょう!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:10:00
14616文字
会話率:19%
神祇省の零護庁に所属する三正照好(みせいてるよし)は守護神官として、大規模な社「海母大神宮」の警護を主な職務として、日常を過ごしていた。
ある時、海母大神宮の氏神域で悪霊による怪死事件が起こる。その事件には悪霊の上位種である「霊魔(れい
ま)」と呼ばれる危険な存在が関与していた。事件の容疑者として、三正の上司である五島が挙げられて身柄を拘束されてしまう。
しかし、事件が霊魔によるものであると報道され、神祇省本省より広域の守護神官と連携して、事件解決を目的とする神官統制の発令が下される。
捜査を進めていくと、五島が半年ほど前から霊障による体調不良のため通院をしていたことが明らかになる。
五島が通っていた病院の診断書を調べた結果、身体に無数の障害霊が憑依していたことが明らかになり、五島の自宅を捜索したところ、霊を引き寄せる邪悪な術が込められた護符が見つかった。
三正は、地元の霊視警察とともに護符を発行した貝村八幡神社社務所長である橋川に任意同行をかけるが抵抗したため、鎮圧して身柄を確保する。
しかし、署長に憑依していた霊魔、百視入道(ひゃくしにゅうどう)が姿を現す。
三正は百視入道を鎮圧することに成功するが、百視入道は今回の怪死事件を裏で画策していた霊魔でないことが判明する。
社務所長の橋川に不当な護符を渡した違法物売買集団を突き止めるため、捜査を続行すると、主犯格の笹山が浮上した。
笹山の居所を突き止めた三正は、名廻駅において、他の違法売買集団の構成員もろとも身柄を確保することに成功する。
名廻駅の現場捜査により、検出された神氣から海母大神宮の関係者が儀式術を行使した痕跡が見つかったため、海母大神宮の零護署及び社務所の職員を対象とした霊能身体検査を行った結果、萩原と佐岡の付き人である田代のものと一致する。
三正はすぐに萩原に連絡をするが、その直後、田代が突然変貌して更に元締めの霊魔、牛天閣(ぎゅうてんかく)が姿を現した。
事件の真相は、田代が秘密裏に行っていた「悪霊売買」と称す市場を五島に感付かれ白日に晒されそうになったことがきっかけである。
三正は、萩原、佐岡とともに牛天閣を無事に鎮圧し封じ込めた。
その後、五島の無実が証明され、無事に身柄の拘束を解かれ釈放された。
三正たちは五島を喜々の表情で迎え入れて、守護神官としての通常職務に戻った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:06:12
86572文字
会話率:46%
品をかついで流して売り歩く商売をするヒコイチが、いろいろ不思議にまきこまれるはなしを『雰囲気だけ時代小説』として続けております。すべて薄目でごらんください。 ヒコイチの商売の『元締め』が、ヒコイチの知り合いのダイキチについて、おかしなこ
とをいいはじめ。。。。。今回はほっこりする(はずの)みじかいはなしです。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 17:11:42
20920文字
会話率:35%
街を流して商売をするヒコイチは、今日も品を仕入れるために《元締め》のところへゆく。
その道は風がつよく、なんだか気になる白壁の蔵があり、その前で、誰かをまっている小さな女の子に会う。 そのかえり蔵の前で会った『地蔵ばば様』とよばれる老婆は、
その蔵がある家の老婆で、じぶんの姉妹はむかし、山神様にさらわれた、というのだが・・・・。
『西堀の 』隠居の友達で、寒いおもいをしたヒコイチが、今度はすこし、寒気よりも、しんみりほっこり?するはなし。
ほんとは、『蓮池 』の前にのせるはずだった、みじかいはなしです。。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 18:32:04
12134文字
会話率:30%
宇宙に人が住まう時代。火星有数の都市EDに始末屋組織『火車』があった。『火車』の元締め『妙多羅』のお清、彼女の娘である『八塚脛のあやせ』の『糸』がEDに蔓延る悪を斬る
最終更新:2024-12-26 21:24:17
20555文字
会話率:57%
何故西宮に?涼宮ハルヒが好きだから!
次の質問です。人を殺した経験は?
兵庫県神戸市から大阪の阪神、その中でも兵庫県西宮市、そして両隣の芦屋市、尼崎市の阪神間は裏家業が多い、セレブ殺し屋だらけの芦屋、揺り籠から墓場まであらゆる始末を請け
負う始末屋だらけの尼崎、そして裏家業の仕事で人を殺してはいけないルールのある西宮市は必然的に守り屋が多い。
そんな裏家業を牛耳る謎の元締めハリマオ会。
そんな阪神間の西宮市、大谷記念美術館でゴッホの贋作展が行われるという中、ハリマオ会から西宮市、芦屋市、尼崎市の裏家業にそれぞれ依頼が入る。
芦屋市の殺し屋“六麓HS(ヘブンズソード)には贋作展の画商を殺せと、尼崎市の始末屋“よる“にはゴッホのひまわり贋作7点を始末しろ、そして西宮市の守り屋“宮水ASS(オール・セイヴァー・サービス)“はゴッホのひまわり贋作の護衛。
贋作展をめぐる、主催者、殺し屋、始末屋、守り屋が協力、共闘、宴会、敵対、殺し合い。
もちろん本業の仕事もこなし、それぞれの道が一つにつながった時、生き残るのは? 死ぬのは誰か?
※カクヨムコン8参加 面白ければブクマ、いいね、星評価、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 08:30:00
134094文字
会話率:56%
「暗闇姉妹」
人でなしに堕ちた魔法少女を始末する者を、人はそう呼んだ。
いかなる相手であろうとも、どこに隠れていようとも、一切の痕跡を残さず、仕掛けて追い詰め天罰を下す……のだが、そんな彼女たちも戦いが無い時はそれぞれの日常を過ごしています
。時にはシュールで、時には笑いを誘う彼女たちの日常を、一緒に覗いてみませんか?
※本作は『天罰必中暗闇姉妹』のネタバレが含まれます。
簡単なキャラクター解説
村雨ツグミ:身長145cmの小柄なお姉さん18歳。とある理由により、壊れた物を治す能力を持っている。
鷲田アカネ:身長170cmのでかつよイケメン少女16歳。炎の魔法少女グレンバーンに変身して戦う。
和泉オトハ:ショタに見せかけてアカネと同級生の少女。暗闇姉妹の頭脳戦担当。
中村サナエ:どんな人物にも変身できる、変な女の子。
西ジュンコ:人でなしに堕ちた魔法少女を始末する魔法少女、暗闇姉妹の元締め。未成年を殺し屋にしている悪魔のような女だが、実際悪魔である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 08:30:00
5839文字
会話率:67%
秘密組織暗殺者ギルドに所属している俺こと、フィオはろくでなしである。出来るだけ働きたくない。
ただし、凄腕の暗殺者だ。
はあ、しっかし、殺せるからって誰彼構わず殺すわけじゃないよ。美少女は殺さないよ。じゃあ、かわいく無かったら殺すのかって?
何を言いますか。私は紳士、女性は皆平等ですよ。
ところで殺しって虚しいですよね。そこで! 私こと、フィオは考えました! 仕事をしてるふりをしてこっそり逃がし、報酬だけ頂く! 頂くのです! これに尽きるでしょう! うん、俺って天才! と思っていた時期もありました。ありましたよ。実際は二回目でバレて逆に俺が暗殺対象になってしまいました。
ああ、いやだ。こんなことなら素直に殺しとけばよかった。今から全力で土下座したら許してくれるかな? 無理だろうな。ギルドの元締めの奴、むっちゃ怖いし。金ならあるし、楽しく遊んで暮らそう! いいな! わくわくしてきた! よし! まずは風俗だ! ありったけ楽しむぞ!
一話完結型で連載していきます。
どこからでも読みやすい! ←これ大事。
ろくでなしフィオの愉快な冒険と少しのエロ。
基本毎日投稿!
12時頃に投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:10:00
17645文字
会話率:40%
斎藤利政の嫡女錫髪の帰蝶は、足利義輝直属の将軍御世話役に指名され上洛することになった。上洛の道中で、帰蝶は、先代三人の御世話役が行方不明になっている事を知る。義憤に駆られた帰蝶は、足利義輝を鬼と決めつけ、鬼退治することを決意する。
そんな
、帰蝶の思いを知ってか知らずか、数々の妨害が入り、都入りするのも一苦労。やっとの思いで都入りするも、賊に襲われ祇園に遊女として売られてしまう。さらに味方である筈の斎藤家からも命を狙われることに。
帰蝶は、祇園から、脱出して室町御所入りを果たしたものの、今度は異世界ウエスタンの遊郭へと売られてしまう。そこは、24色の異髪を集めた遊郭で、なんと未来人ヘレンが元締めだった、
数百年後の未来。中性子星が地球を襲い、人類は核兵器で軌道を変えようとしたが、失敗してしまった。中性子星は時空を飛び越え16世紀の地球に襲いかかったのだ。ヘレンは24色の異髪姫つまり金属属性の姫を使って核融合を起こし、中性子星を破壊しようとしたのだ。
帰蝶たちは命を賭して地球を守ろうとしたが、都から追ってきた義輝が邪魔してしまった。帰蝶と地球の運命はどうなるのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 06:08:14
326924文字
会話率:46%
ある所に冴えないアラフォーの男がいました。
祖父祖母はすでに亡く、親戚も大概死んでいます。
出生にちょいと秘密がありまして、父と母は離婚して母に自分が、受け継がれています。
当時を知るのは母と、叔父のみ。
田舎の野郎どもの藩士によれば、この
母はときが時なれば城住まいのお姫様だったそうで、詳しくは言えませんが。
祖父と母は大変折り合いが悪く、家を逃げ出すように結婚したそうな。この時の父がどこの馬の骨どころか、生まれは石川県、元を辿れば北前船の大元締め。
祖父殿も建設業で立身出世した大層裕福な家柄でした、がこちらもワケアリで、祖父どのは早くして祖母どのを亡くし、長男の父はいたものの、寂しさから後妻さんをお取りになります。
この父と後妻さんの仲が大層わるく、父は祖父どのの母、つまり父は祖母に育てられます。
父の守護は八大龍王にして賭博打ち、母の守護は大日如来にて説法持ち、そのため自分の守護は八幡大明神のため、意地を貼る。
これはそんな母子家庭の男が、41歳にしてようやく、地に足がついてくる物語。
それでは、テンテケテーレッテンテンテン折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 12:29:42
8778文字
会話率:48%
EITO協力者である利根川が「死の商人の元締め」に誘拐された。
伝子は、死の商人のヒントを元に次々を事件を解決していく。
最終更新:2023-09-08 09:23:35
6185文字
会話率:18%
決闘裁判の因習が残る都市ファジー・デツ。聖教の神官ノエルは決闘裁判の代理人である戦士リヴィアの世話を任せられるが、彼女はまだ幼い少女だった。なんやかんやあってノエルはリヴィアの父親ということになる。ついでに美人と結婚もする。
リヴィアが
戦うことになっているのは、麻薬密売の元締めであるハウエル。幼いリヴィアに決闘なんてできるのかとノエルは心配するが、彼女は意外と好戦的で、めっぽう強かった。
おぞましい思惑を抱えた都市政府と聖教に翻弄されるノエル。そんな中でもリヴィアは呑気に笑う。いつのまにか都市の人々を魅了したリヴィアは大応援団を組織し、いざ決闘裁判の地に立つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 21:00:00
129931文字
会話率:28%
白水時臣は江戸で人気の幽雪という雅号の絵師であるが裏では暗殺を引き受けている。元締めである書肆雅蘭堂の京都本店のお抱え暗殺者、幽鶴が病死した為、時臣はその後釜に就くよう命じられる。
元治二年三月、時臣は京都へ到着する。そこで新選組の隊士に
絡まれている盲目の少女、陽菜を救う。あわや刃傷沙汰になるところを新選組の井上源三郎と沖田総司が場を治める。
時臣と総司はこの時点で既に互いの剣の腕を見抜いていた。
陽菜は時臣に礼がしたいと行きつけの茶屋へ向かった。そこには陽菜の親友でもある医師鴨治の娘、お光がいた。お光から陽菜の目は長崎にいるオランダの医師であれば治せるかもしれないと時臣は聞かされる。
名作『街の灯』をストーリーを下敷きにした時代小説、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 20:11:49
7698文字
会話率:66%
カラスと呼ばれる隠密集団の元締めの公爵家に見出された、子沢山貧乏伯爵の3番目のアイラは楽しくカラスの訓練を受けていたのにまさかの第二王子の婚約者に。
舞踏会での貴族の噂で自分は本命の婚約者ができるまでの繋ぎの婚約者だと噂を聞いて、仮の婚約
者だと思い込む。
一方、第二王子ジョエルはアイラの事が好きすぎて、シュミレーション無しではテンパリまくってしまう始末。
公爵夫人から与えられた任務により学園生活の中で第二王子ジョエルに近づいていく。
実は、アイラのことが大好きで仕方ないジョエルはいつも準備万端でアイラとどうにか王子としてあいらに接していたが
アイラが学園で急に予想外にジョエルに接触してくるため、どんどん王子の本性が見えてくる。
第二王子の婚約者に迫りくる魔の手。王族家の問題。
戦闘狂カラス姫と呼ばれるアイラと、アイラに関してはヘタレになる王子の恋の物語……
本編はすでに書き終え、順に投稿していきます。
番外編やおまけも本編が完了後も不定期に投稿する予定です。
現在は、本作の別シリーズを作成中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 17:44:49
145131文字
会話率:25%
人と人の『縁』を結んだり、『縁』を切ったりすることを生業にしている『縁故』。
そんな『縁故』の東の元締め・名杙(なくい)家の長男・統治(とうじ)は、自身の恋人・櫻子(さくらこ)が、理不尽な理由で一族から冷遇されていることを知る。
彼女
の名誉を回復するために、統治は仲間のユカや政宗の力を借りて動き出すのだが……彼らは旧家の因習から抜け出し、己の意思と立場を確立することは出来るのか。
堅苦しい内容もありますが、基本はライトなファンタジーです。
■この物語は、『エンコサイヨウ(https://ncode.syosetu.com/n7211cv/)』から続くシリーズ第8弾です。過去のシリーズの内容を把握した上でお読みいただければ、より楽しめるかと思います。
■1~7幕までの内容をまとめた短編はコチラ→https://ncode.syosetu.com/n7256ht/
■この物語に登場する人物や団体名、法律の解釈等、全てはフィクションであり、私の想像の産物です。たまに実在する地名や銘菓等が登場したりしますが、実在する本物とは一切関係がありません。
■作中に、東日本大震災、津波、児童虐待、モラルハラスメント、差別等を連想させる描写が登場する場合がありますので、それらに拒絶反応がある方は、読み進めることをお控えください。
(登場する場合は、まえがきでお知らせします)
■この物語を通じて、現在の東北、宮城、仙台に興味を持っていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 20:00:00
289921文字
会話率:45%
私(日比野刑事)はバイオレットというバーに潜入した。そのバーは麻薬組織の元締めの山添が経営しており、そこで今夜行われる麻薬取引の情報をつかむためだ。そこで西山に出会う。彼は元刑事だが今は麻薬組織の一員になっていた。私は山添たちにつかまるが、
西山によって助けられた。だが西山は私をまた倉庫に閉じ込めて行ってしまう。彼は婚約者を今夜の麻薬取引の相手であるアルフ国の領事のジェンキンによって殺されていた。外交官特権で逮捕できなかったジェンキンを彼は自らの手で裁こうとしていたのだ。私は西山を殺人犯にしないために必死に止めた。だが悲劇は訪れてしまった。
カクヨムに投稿した「真夜中の銃弾」をボイコネ用に改変しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 16:48:21
9657文字
会話率:3%
14年前、島々に地竜は降り立たなかった。
地竜によって魔物の手から守られた島国に生まれたロマニは、最南端のリュウセ島の漁師の元締め、ショウコウに育てられ成長していった。
かつて海上の火災事故により、両親と自らの右腕をも失ったロマニは、自分も
島の外に行き、世界を見たいと義父のショウコウに願い続けるが、何時まで経っても漁師の新米にさえしてもらえず、島の中で過ごす日々を過ごす。
漁師にもしてもらえないロマニは、納得がいかないとばかりに、一人で海の魔物と戦ったりとやんちゃをしては、幼馴染のプレトに心配されながらも笑いあい過ごす日々を続くが──
ある日、ロマニが望んだ願いは、空からやって来た。
島々を渡り歩き、物心ついたばかりの少女が、様々な人の姿を目にする冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 20:00:00
142893文字
会話率:35%
主人公イリ・ジウムは、世間でも比較的有名な賞金稼ぎ。
ただし、イリの素性を知る者は限りなくゼロに近い。
それと言うのも、イリには性別の概念がない。
その為、ある者は端麗風靡な女性と表現する者がいれば、屈強な肉体を持つ青年と表現する
者もいる始末。
どちらが真実なのかは一切不明だった。
そんなイリが賞金稼ぎとして新しい標的を定めた相手は、大規模な奴隷商人の元締めであった。
激闘の末に元締めを捕縛し、その日も賞金を手したイリであったのだが……捕まっていた奴隷に何故かニイガの姫君であるルミ様がいた事が、イリにとって運のツキになろうとは、この時は気づかなかった。
ここから始まるファンタジー。
三位一体小説の三番目ですが、三作目ではないので、ここから読めます。
他にも二つあるので、良かったらどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 20:00:00
2342076文字
会話率:21%
「貴族界では悪名高き、悪食男爵――ビザール・シアン・ドゥ・シャッス。かの男の、呪殺を、お願い致します」
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家
の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
ネージ国が冬深くなる中、異変は其処彼処で起きつつあった。
例年になく降り続ける雪。
“蜘蛛”の元締め、レイユァは姿を消した。
“蜻蛉”の元締め、ミロワールはいつもの苛烈さを見せずただ穴熊を決め込む。
そこへ腕と足の修理に出向いたヤズローは、予定を過ぎても戻ってこない。
地下の奥底に現れたのは、美しいメイドと二頭の黒狼を連れた、黒き貴婦人。
そして、ある呪殺師に依頼が届いたその瞬間、ビザールは運命に追いつかれた。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
「悪食男爵と墳墓の皇帝」→https://ncode.syosetu.com/n5466gl/
の続編です。この話が最終回となります。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 00:00:00
86248文字
会話率:49%
この世界は暴虐な魔王により苦しんでいた。その魔王は配下であるモンスターを世界に放ち、多くの人々を殺した。それに対抗して、騎士団や冒険者などがモンスターを倒し、世界に平和が訪れるよう努力した。しかし、どれ程モンスターを倒そうとも元締めである
魔王を倒さなければ意味がない。しかしそこらの冒険者では魔王に歯が立たず悲惨な目に遭ってきた。そこで国々は女神の力を借り、勇者を誕生させようとした。女神の力を手にした勇者は、すべての力が手に入るようになっており、勇者はこの世界を救う唯一の希望だったのだ…。
そんな勇者の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 21:59:30
1094文字
会話率:29%