品をかついで流して売り歩く商売をするヒコイチが、いろいろ不思議にまきこまれるはなしを『雰囲気だけ時代小説』として続けております。すべて薄目でごらんください。 ヒコイチの商売の『元締め』が、ヒコイチの知り合いのダイキチについて、おかしなこ
とをいいはじめ。。。。。今回はほっこりする(はずの)みじかいはなしです。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 17:11:42
20920文字
会話率:35%
『西堀の隠居』セイベイの友達のヒコイチは、街をながして物を売る商売をしている。まえに、このセイベイにかかわることに首をつっこみ、この家にいる黒猫の『中身』が、死んだ乾物屋のじいさんだとわかってから、ヒコイチのまわりでは、うすら寒いようなこと
が起こったり見聞きするようになった。
今回も西堀の隠居によばれてきてみれば、知り合いの『池』で、蓮の上をただよう『煙』をみてほしいなどと頼まれるが・・・。 そしてけっきょく、寒気のする嫌なはなしにまきこまれるヒコイチでございました。。。。
『西堀』のじいさんと『黒猫』の乾物屋については、よろしければ、シリーズの最初の『西堀の 』をながし読みしてみてください・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 16:53:17
44356文字
会話率:37%
『八尾比丘尼(ヤオビクニ)』を知っていますか?
不老不死となった少女を総じてそう呼ぶのだそうです。
彼女は幕末の頃に生まれ、現代まで二百年近くもの間、当時の姿のままに生き続けてきました。
永い時を生きる中で彼女にはただ一人、自分の存在を受
け入れ愛してくれた恋人がいました。
彼は第二次世界大戦の折、例に漏れず召集を受け、ついに帰って来ませんでした。
彼女は彼に必ずまた逢えると信じて生きてきました。
彼を探すことが彼女の生きる意味であり、意義でした。
数え始めてから二百回目の春。
彼女は町の図書館で、一人の少年と出逢います。
その出逢いが、永らく凍ったように眠らせてきた彼女の心を溶かすことになろうとは、その時はまだ、知るよしもなかったのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 12:45:26
5098文字
会話率:18%