双子が不吉だと言われる国で、王家に双子が生まれた。
兄であるイライジャは〝光の子〟として不自由なく暮らし、弟であるジョージは〝闇の子〟として荒地で暮らしていた。
弟をどうにか助けたいと思ったイライジャは、自分を行方不明にして、ジョージを王都
へ戻そうと画策。
側仕えのクラリスを巻き込んで、王都から姿を消すのだった。
ネタ提供/こたかんさん
秋月忍さんの男女主従企画参加作品です。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 19:42:59
65716文字
会話率:44%
今を時めくガールズバンドのボーカル担当綾瀬夏樹は、歌うことが大好きな普通の女子高生だった。
しかし、2周年記念ライブに向かう途中でトラックにはねられて死んでしまい、自分の歌を世界中に届けるという夢がついえたかに思えたが……。
夏樹は別の世
界で、パイルという少女に転生した。
歌への未練が自分を異世界へと呼びよせたと希望を持つが、転生した先は孤児院で生活する孤児だった。孤児院での生活は忙しく自由な時間も少ないが、工夫しながらトレーニングする毎日。
側仕えと兼任で楽師? いつでも歌うよ。
領主の養女? 世界中に私の歌を届けましょう。
聖女? 世界中を私のファンにして見せましょう!
歌へかける思いが、パイルの立場を変えていく下剋上ストーリー。
うふふふふふ。私の歌を世界中に届けて、私のファンにして見せるわ!
※ アルファポリス様にも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 12:03:43
48346文字
会話率:47%
「何故だ、何故、こんなことに・・・・・」
少女は箒を掃きながら、静かに苦悩のため息を溢す。
この少女、今でこそはメイド服を着込んだ可愛らしい見た目をしているが、その実、生前は無敗を誇った世界最強の『剣聖』だったのである。
名を
、アーノイック・ブルシュトローム。
生前の姿は、筋骨隆々の大男の髭モジャ男。49歳。生涯独身。好きなもの、酒と博打。
そんな無骨な男が、何故か、死後、メイド少女へと転生してしまったのだ。
それも、男であれば誰もが視線を奪われるであろう、見目麗しいメイドの少女へと。
彼は自身に起こったこの出来事に理解が追い付かず、ただただ混乱しながら、15歳となる今の今まで、坦々とメイド業に従事せざるを得なかった。
自身が元剣聖であることを、誰にも明かさずに。
「アネット!! 私と共に騎士養成学校に入学するわよ!! 私は絶対に『剣聖』になってやるんだからっ!!!!」
中庭で箒を掃く元おっさんのメイド少女の元に、豪奢な衣服を身にまとった少女が満面の笑みで駆け寄ってくる。
そんな彼女に対して、元おっさんメイドは呆れたような口調で口を開いた。
「お嬢様・・・・私も、一緒に入学しなければならないのですか??」
「当たり前よ!! 貴方は私の付き人なのだから!!」
そう。
彼は何故か、『剣聖』を目指す貴族令嬢の使用人となってしまったのだった。
これは、剣士の頂点を目指す没落寸前の貴族令嬢と、その付き人である元剣聖のメイドが、剣を手に、お家復興をするべく奮闘する物語。
元剣聖の最強のメイド、実力を隠しながら使用人として生きる物語、である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:24:56
1203569文字
会話率:46%
ここは魔法の国。
ローレライ魔法王国。
この国の王は代々高潔であり、国に奉仕する存在です。
王以外の王族もまた皆その強力な魔法の力で国家の要職について国を牽引しています。
しかし。
この国には魔法の全く使えない無能な王女がいました。
無能な
王女とはいえ何かしなければいけません。
ですが王女は魔法が使えません。
唯一幸運なことに王女には有能な側仕えがいました。
ある日。側仕えが言いました。
探偵事務所をはじめましょう。と。
王女は答えました。
うぃ。と。
こうやって無能な王女は探偵になって国民を助ける事になりました。
そこからはあっというま。有能な側仕えは有能な助手になり、あらゆる事件を解決していき、数年で探偵事務所は有名になりました。
王女はそんな助手が大好きです。
助手も可愛い王女が大好きです。
二人は助け合いながらドタバタと貴族平民の区別なく事件を解決していきます。
ここは。
そんな妖精探偵社。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:10:00
184750文字
会話率:34%
唐突に異世界に勇者として召喚された多数の人々の中にその少年はいた。
夏休みを楽しみにしていた高校生『皆野 緋色』。
混乱する彼らの前にマレッサピエーの宰相オラシオ・エスピナルが姿を現す。
勇者として召喚された事に感謝を示すオラシオは国王が説
明をすると言って部屋を後にする。
召喚された人々一人一人にメイドが側仕えとしてついてくれる事になり、緋色にはセルピエンテというメイドが側仕えとなる事に。
簡単な食事を食べていると急な眠気に襲われる緋色。
そこへ突如として空間に穴をこじ開けてムキムキマッチョな巨漢が現れる。
その人物は緋色の叔父だった。
自力で異世界に転移してきた叔父と共に緋色は召喚された国を飛び出して、何も分からないまま異世界を旅する事に。
魔王どころか神すら巻き込んで緋色の波乱万丈な異世界の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 02:00:18
708629文字
会話率:43%
結城レイ。
偉大なる結城帝国が第13皇女にして、私生児です。彼女は私生児のため、僅か8歳で辺境の地へと領主として追いやられてしまいます。
もちろん、たった8歳の皇女が領主の仕事などできることなく、以降は引き篭もり生活。領主の仕事を放棄して、
部屋から一歩も出ていませんでした。
ですが、彼女は11歳の時にあることを機会に変わります。
───何かというと。
「私、皇女に憑依してしまったんですか!?」
のんびりと寝ていたはずなのに、この身体はどういうこと?
地球から憑依してしまった者がいたからです。
戸惑う少女。
側仕えは泥水のような洗面水を持ってくる。
召使いたちは何一つ命令を聞いてくれない。
代官は横領して街へと重税をかけて好き勝手してる。
そして、私のご飯はヒエやアワ。ヒエやアワです。大事なことなので2回言いました。ご飯は大切なのです。
「こんな状況は不自然です。待遇改善、将来は安楽に暮らします!」
固く誓って新たに地球からやってきた憑依した者は決然と行動をすることを決意するのでした。
きっと溺愛してくる白馬の王子とか公爵が現れて、助けてくれるよねと考えてもいたりします。
よくある話です。ハッピーエンドに終わる恋愛ストーリー。
ただ少しだけ違うのは………。
領地は呪われし地。呪われし異形の住人たち。
───ワタシハハルカムカシニシンダモノ
ということくらいでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 19:00:00
337886文字
会話率:47%
大手企業で勤続十三年のサラリーマン、前園澪はある日突然異世界に転生した。
森の中で行き倒れていたところを城の護衛騎士に助けられ、そのまま城で下女勤めをすることに。
日々黙々と肉体労働に勤しむ中、偶然、皆が恐ろしいと忌避する医薬院長白蓮
様の執務室の清掃担当を交代したことで、澪の身辺は一気に動きはじめる。
白蓮様に側仕えと勘違いされて仕事に連れ回される中で、勤続十三で培ったサラリーマン魂が燃えはじめるのだ。澪はただただサラリーマンスキルと仕事の経験を頼りに、異世界で生き抜ける新たな仕事をゲットするため、鬼上司白蓮様の元で仕事に邁進するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 21:07:29
305532文字
会話率:38%
双子の女神が奉られる世界。女神の愛する人族に存亡の危機が訪れた。新たなる魔王が誕生し、人族に戦争を仕掛けたのだ。この新たな魔王、元女神の筆頭側仕えの大天使であり、実力は折り紙つき。しかも、悪魔としてパワーアップしていた。このままでは人族は滅
びてしまう。しかし下界のことに神は直接手を下すことは出来ないという掟がある。困った女神は父に相談した。父はニッコリと「任せなさい」と言った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 20:33:40
171449文字
会話率:24%
大聖女の食生活を改善せよ。
大聖女の側仕えとして、新たなミッションを与えられたシスター・ハヅキ。
しかし大聖女は頑として食べようとせず、ハヅキは計略を巡らせることに――
不真面目シスター、千年の伝統に挑みます!
最終更新:2024-01-27 16:13:51
10592文字
会話率:47%
シスター・ハヅキの今回のミッションは、出張で不在となるシスター・マイヤーの代わりに、大聖女を起こすこと。
大聖女の側仕えとしては当たり前の、ごく簡単なミッションと思えましたが、実は――
不真面目シスター、ミッションインポッシブルに挑みます
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 22:40:38
4698文字
会話率:35%
大聖女の側仕えとして正式に認められたシスター・ハヅキ。
しかし他のシスターたちからは反感を買い、特にリリアンという若いシスターには「イジメぬいて追い出してやる」とまで言われてしまい――
不真面目シスター、自由のために全力で戦います!
最終更新:2022-12-10 18:24:15
10188文字
会話率:36%
「婚約を破棄しよう。異界の娘リリカへの度重なる言いがかり、立場上、看過できぬ。そなたは、私の妃に相応しくはない」
「お前には失望したよ、ローズ。父に代わり、勘当を言い渡そう。朝には辺境行きの馬車を用意する」
婚約者らしき王子っぽい人の言
葉、どうも兄らしき人物の言葉。なるほど、と顔に出さずに状況を把握した。黒髪の少女は、王子の陰にかばわれて怯えている。王子の取り巻きも、少女を案じた立ち位置だ。
経緯も事情もわからない。けれど、たった今『わたし』は舞踏会の只中、公衆の面前で婚約破棄と勘当を言い渡された、ということなのだろう。
「そうですか」
着ている衣裳に相応しく、艶やかな笑み見せる。ここで怯ませなければ役者不足だ。最初が肝心。『わたし』は、何より、自分自身の使命のために
--乗り移って、成りかわるこの少女の、名誉と、立場を守らなければならない。
よくある悪役令嬢バッドエンド追放後のびのび生活ものは他の人が書いているので、ちょっと変化球を目論んでみました。婚約破棄のショックで前世を思い出したわこの先の未来知ってます!! ではなく、婚約破棄の現場にうっかり成り代わった憑依型です。最近あんまりみないような気がするけど、昔流行ったよね憑依型。どこの畑とは言わないけど心当たりのある人はそっと胸にしまってください。
辺境に追いやられ境界で揉めてる異民族と和解した功績を元に返り咲いて、王都に乗り込んで元婚約者である王太子の不正を暴いて地位から引きずり下ろした異世界の女の子が活躍した(過去形)お話です。
全部描ききるにはスタミナが足りないので、大長編スペクタクルをご期待の方には物足りない仕様となりますのでご了承ください。
10/10三章前編完結しました。
三章後編、11/23開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 00:19:14
757618文字
会話率:43%
ワガママな姉の代わりに隣国に嫁がされたルナ。
国のために姉を演じなければ−−−なんてこと
するわけがない。
父は王、母は側仕えの侍女。
誰にも祝福されなかったわたしが
国のために何かをするなんて思っているのでしょうか?
嫁いですぐに真実
を暴露する。
そして、
「わたしの死刑はいつになりますでしょうか?」
しかし、一向に死刑は執行されない。
それどころか、なんだかとても贅沢で皇太子様は優しすぎる。
なぜだろう?
わたしは早く死刑になりたいのに
死にたがりの身代わり姫は、溺愛される
知らないだろう?実は君のことを知っていた、なんて−−−
2023.03.27折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 10:49:26
75830文字
会話率:42%
俺の側仕えの女人は、やたらと嫌な噂の話題になる。
大抵は欲望の捌け口の話題だった。
その度に、刃を古い、花弁をごとりと落として行く。
女人にとっては、最早人間でもないようだった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申
し訳御座いません。
注意事項2
冷たく、赤い。火傷する様な痛みを貴方に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 21:35:23
925文字
会話率:43%
実家から追い出されて、気楽に一人で生きようと思った矢先、実家から一人の刺客を送り込んだ。
どうやら追放先に俺の家を選んだらしい。
女はただ淡々と言った。
『自ら志願して来た』と。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申
し訳御座いません。
注意事項2
生涯をかけた相棒になって欲しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 09:20:01
1059文字
会話率:48%
代々優秀な側仕えを輩出してきた名門デュスカレラ家の長女セリーヌは、7歳の初仕事の最中に主人である上級貴族を侮辱したとして僧院に入れられる重罰を受けた。8年後、前代未聞の還俗を果たしたセリーヌは王城に出仕し、侍女嫌いと名高い美貌の魔女リューフ
ェティの見習い侍女に任命される。美貌の魔女にはある秘密があった。
鋼メンタルの規格外侍女とすれ違いまくる初恋に振り回される最強偽魔女様のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 12:00:00
78500文字
会話率:53%
「――死んでくれないか」
そこは、悪名高き王が治める国。長年の不作と重税により家族を失った少年は、その元凶である王族の娘に、憎しみから飛び出した言葉をぶつける。
そこかしこで、簡単に人の命が奪われる。そんな、狂った王宮の住人である少女は
しかし、まっすぐな瞳の少年にこう言った。
「気に入ったわ、薄汚いネズミさん。――おまえを、私の側仕えと致しましょう」
それから、数年後。
青年となった側仕えの少年と王族の娘の、革命前夜とその後のお話。
「嗚呼、姫様、お願いだから――」
※完結まで執筆済み。全4話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 17:00:00
32572文字
会話率:28%
主人公はとある小説に出てくる悪役令嬢が推しだが、小説の中で彼女は最終的に殺されてしまう。
分かっていた事とはいえ、あまりのショックに小説を読んだまま寝落ちしてしまうと、夢の中で彼は悪役令嬢の側仕えの執事になっていた。
悪役令嬢が殺される原因
の出来事を変えた所で目が覚めると、小説がその通りに書き換わっていた。
これなら、彼女を救うことができるかもしれない。推しを救うための夢物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 00:12:31
15159文字
会話率:37%
王太子マクシミリアン殿下と、年上婚約者の侯爵令嬢クリスティーナは、幼い頃から仲睦まじく、誰が見ても相思相愛。殿下が成人しさえすれば、即、婚儀。…の、筈だったのに、突然、殿下が心変わりの爆弾発言。連れてきたのは、市井で拾った、礼儀ひとつなって
ないけどお胸ふわふわの男爵令嬢。真実の愛とか寝言を言い始めた殿下に臣下一同おおいに落胆したけれど、蓋を開けてみれば何だか雲行きがおかしくない? え、婚約破棄したのにあんたナニ元婚約者に付き纏ってるの?? ふわふわ令嬢は放置なの??? 殿下は何がしたいのか、振り回される側仕え、ドロシアから見た、婚約破棄?の一幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 13:24:57
18019文字
会話率:40%
五年に渡る内戦を生き残った四位貴族のアルフォンソは、ついに結婚を決意する。「邪魔な妻はいらない。無能な妻はいらない」という条件に、ことごとく妻候補がふるい落とされていく中、側近が見つけてきたのは九位貴族の娘。
あいつが太鼓判を押すならいいだ
ろうと、アルフォンソは顔も知らないまま婚約を打診する。
貴族とは名ばかりの質素な生活をしている婚約者の家に、ドレスを贈り側仕えまで贈った。自分を申し分のない婚約者だと思い込んでいたアルフォンソは、その甘い考えを窓から投げ捨てなければならなくなる──
国を立て直すには人と花。
有能な人間を欲しがる男と、花を愛する娘の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 20:49:31
95431文字
会話率:33%
ド田舎のド平民に転生したウォード少年、8歳。ある日村が襲撃され、父親を含めた大人達が大勢殺された。生き残ったウォードは鉱山で奴隷以下の過酷な労働を強いられる。
限界に達し、命の灯が消えかけた時――彼を救ったのは最強種、ドラグーンだった
。
ウォードは生まれつき稀少な属性を持っており、それが原因で何もしなくても命を狙われる可能性を知らされる。生きる為には強くならなくてはならない。そして、自分を助けてくれたドラグーンの少女と、その側仕えの女性を守りたい。そんな思いから、ドラグーンによる愛に溢れたスパルタ教育が始まる。
これは、人外の強さを誇るドラグーン達に囲まれているせいで、いつまで経っても自分の強さに気付かずに鍛錬を続ける少年が、成長の過程で彼の転生に纏わる秘密を紐解いていく物語である。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-26 20:13:14
128444文字
会話率:46%
むかしむかしの中国に、王様が遊び惚(ほう)け、荒れ果てた紹(しょう)という国がありました。国を憂(うれ)いた将軍、田杜(でんと)は、真面目で正義感が強く、国を立て直そうとします。そして、周りの信任を得て出世し、齢(よわい)38で宰相(さい
しょう)まで昇り詰めました。しかし、彼が煩(わずら)わしかった王様はその任命の儀に酔っ払って入ってきて、任命の儀と分からずに、彼に隠居(いんきょ)の話をします。この事態に、側仕えの家来達が現れて、いつのまにか、王様の代わりにクマのぬいぐるみが玉座に鎮座(ちんざ)していました。これはその任命の儀のお話です。
――『冬童話2023』への参加作品です。ルビを多めに振った中国の昔話ですが、童話要素は少なめです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 19:28:50
8350文字
会話率:44%
南にある海に囲まれた小国、アイラナ王国――。
やせっぽちで棒切れみたいな身体、潮風でぱさぱさの髪、日焼けで肌も浅黒く、趣味の染物で指先まで染まり、岩場での擦り傷切り傷で、年頃になっても一度も縁談のなかった“はずれ姫”ことリーノ。
だけどリー
ノは評判を気にしてはいなかった。大好きな家族や愛する海と共に一生暮らせればよかったから。
そんなある日、姉の縁談が体の弱さを理由に先方から断られ、リーノに回って来た。
同盟継続の条件はリーノが遠い北の国、スノーディア国へ嫁ぎ、王妃となること。
小さな妹を嫁がせる訳にはいかないと、リーノがスノーディアに向かう事となった。
しかし来てみたものの、お相手のスノーディア国王は“はずれ姫”のリーノに無関心。
しかもスノーディアは後宮付きで、これからもリーノに関心が向くことはないのが目に見えていた。
同盟が維持できさえすればいいリーノは、お飾りの王妃を求められることを承知の上で、従者で側仕えのエーヴァルと共に婚儀までの王妃教育に息抜きにと北国ならではな事を体験していく。
自分に無関心な国王より、エーヴァルと過ごす時間が楽しいリーノ。
恋心は大きくなるが、日に日に国王の婚儀の日は近づいてくる。
王妃となれば近すぎる側仕えは世間的に良くない。エーヴァルとも距離を置かないとと、リーノは結婚後を思いながらもエーヴァルと離れようとするが……。
※色々ふんわり設定です。大目に見てやってください。
*この作品は、遥彼方さま主宰『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
*本作品は相内充希さまの異世界恋愛プロットを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 01:29:59
18209文字
会話率:26%