二国間で戦争が起こった。敗戦国の王女コランティーヌはクラリスと名前を変えて、戦勝国の人質になる運命から逃れようとする。変装して王城から抜け出した先で戦勝国の青年ユノと出会い、道案内を頼む。しかし事態はクラリスが全く予想外の方向に進む。クラリ
スは、戦勝国にやってくる敗戦国の王女コランティーヌの侍女をつとめてくれないかという依頼をユノからされたのだった。
※視点変更がございます。
※タイトル変更、大幅な内容変更、加筆をしてしまったので再掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 11:05:07
13690文字
会話率:46%
ジョナァスティップ・インザルギーニの物語
生涯で、一度だけしか呼ばれなかった名前があった。
これは、名もなき男の物語。
奴らは、闇に隠れて、我々からすべてを奪おうと企んでいる。
世界が邪悪に満たされたとき、恋人たちは引き裂かれた。
失
われた愛を取り戻すべく、本当の自分に出会う旅をはじめよう。
その名を呼んではならない!
その名を呼べば、死ぬ。
だが、思い出せ。
その名に真実が込められている。
すべてを白日にさらけ出せ。
そのとき、君は再びナスティに出会えるだろう。
「ジョナァスティップ・インザルギーニの物語」にようこそ!
世界は大きく、北の帝国シグレナス、南の王国ヴェルザンディ、二国間にある大海に浮かぶ孤島国家セイシュリアに分かれています。
特定の人物たちは霊骸鎧(オーラ・アーマー)と呼ばれる存在に変身します。
霊骸鎧は、それぞれが個性的な能力を持っています。
ストーリーは五部に分かれています。
主人公の成長とともに舞台と時代が変わっていきます。
さらに、五部それぞれに外伝が付されており、主人公以外の人物が主人公となって、主人公と協力、あるいは敵対していきます。
本伝は時系列に進んでいきますが、外伝は必ずしも時系列には進みません。
ストーリーは、主人公がヒロインに会い、別れ、もう一度再会するまでとなっています。
“彼”は何を見て、何を感じて生きていくのでしょうか?
どうぞ、“彼”の物語を見守ってあげてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 19:00:00
912484文字
会話率:25%
〜*
この胸、これがお前の鞘なのよ……。
*〜
剣と魔法の異世界に敵対する全てを砂に変えてしまう少女がいた。彼女の魔法は強大で数万の兵士さえ一瞬にして灰燼に帰すことができる。
ロゼという名のその少女は、ある国の抑止力として幽閉生
活を送っていた。自身の魔法ゆえ、交わる者をも殺してしまう彼女は、国防の要を維持するため、死刑囚と子を成すことを強いられようとしていた。
十五歳の誕生日が来ればその儀式が行われる。だとしても……。心優しいロゼは民のため自らを犠牲にする覚悟を決めていた。
暗い未来しか見えぬ彼女の慰めは、幼いころから誠心誠意尽くしてくれるメイド、アンジュの存在だった。 実は、アンジュ、ロゼに対し主従を超えた想いを持っていた。だが、この世界には厳格なソドミー法があり同性間の情交は死刑、軽々に胸中を明かすことなどできない。
そんなある日のこと、隣国の勇者ニールがやってくる。大国の侵略に苦戦している勇者の国、ロゼの助力が欲しいというのだ。協力して敵を撃退した二人に恋が芽生える。しかしロゼは二国間の条約で貸し出された身、籠の鳥に戻り再び憂鬱な日々を送っていた。
そこへ、全てを捨てた勇者が囚われの姫を迎えに現れる!
「私の不在は国の滅亡を意味する」戸惑うロゼ。「誰かを贄とする幸福などあってはならない」アンジュは恋情を抑えロゼの背中を押した。
逃避行を続ける中、ロゼが持つ死の魔法は勇者に無効だと分かり、隠れ里に落ち延びた二人は子宝に恵まれる。安住の地で平穏な毎日が続くかにみえたが……。
中世ヨーロッパ風エピックファンタジーワールドを舞台に綴るロミジュリ・ストーリー、その結末や、いかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 21:00:00
173689文字
会話率:48%
ある日、ゲーム内のイベントで世界が崩壊した。
それにリンクするようにリアル世界まで徐々におかしくなって
人々はじわじわ追い詰められていく。
そんななか。なぜか俺は
妹にそっくりで異世界からやってきた巫女、リオに手を取られ
クラス一の美少女
、亜里須を巻き込んで。
崩壊したはずのゲームの世界へと転移し逃げ込んだ。
現地では強力な能力を持つ仲間達と共に
パーティを組むことになったのは良いけれど。
残念なことに異世界ハーレムなんてものには程遠く。
でも、そんなことより。
なぁ、リオ。救世主って、何したら良いんだ?
※毎週土日早朝、投稿予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 05:00:00
822709文字
会話率:32%
「悪いが、君を愛することはない」
フェリシア・リズ・デュヴィラール王女は結婚式後の初夜に、夫の第一王子オリヴァー・ローゼクラインからそう言われた。
この結婚はいわゆる政略結婚の一環でなされたもので、二国間の友好の証として王女と王子の結婚がお
こなわれた。
政略結婚ではあったものの、少しずつ日常を共に過ごすうちに心を許し合ってきたフェリシアとオリヴァー。
そんな時、オリヴァーの戦地入りが決まるも、無事に二年後にフェリシアの元に戻ってくる。
フェリシアの秘密を持って──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 12:18:48
5052文字
会話率:37%
恋愛物語が大好きなポンコツ王女フィロシュネーは、婚約者に内定した英雄サイラスに「姫を愛することはない」と告げられた。
隣国の王兄ハルシオンは婚約破棄と自分との婚約を提案してくるが、政治的意図が見え見え!
それに、フィロシュネーは知って
いる。ハルシオンには闇墜ちヤンデレ疑惑があるのだ。
「わたくし、世間知らずで利用されるだけのおバカさんだと思われているのね? でも、わたくしには聖女の力があるのです。力を使って真実を知り放題なのですからねっ」
だから、あなたを助けてあげる。
――これは、そんなお姫様の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 18:06:07
1017474文字
会話率:37%
陸続きの二つの国が国境沿いに城を構える魔王と魔王軍に苦しめられていた世界。
二国間の共同戦線と勇者と聖女の活躍により魔王討伐は完遂された。
その時、異世界からクレイジーエンジニアが降臨。
退役した聖女と降臨したクレイジーエンジニアが陸続きの
二つの国の間で騒動を巻き起こす。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 04:43:09
632334文字
会話率:31%
とある二国間で起こった戦争が終わり、敗戦国から戦勝国へと実質人質として輿入れすることになった王女ソニアが行方不明になるという事件が起こった。
王女を迎えるために国境に来ていた若き子爵アークが指揮を執って彼女の足取りを追うも掴めず、更に調査を
重ねたところ、王女が随分と冷遇され、ろくな護衛もなしに出立したこと発覚。
道中で見つかった破損著しい馬車に彼女が乗っていたと判明し、死亡したものと見なされた。
王女のことを調べるうちに感情移入をしてしまったアークの落ち込みは酷く、心配した上司が休みを取らせるも心ここにあらずな様子で街を彷徨うアーク。
だが、ふとすれ違った少女を見て確信した。彼女こそソニア王女だ、と。
死んだと思われていた彼女は、どうしたわけか生きていたのだ。
この奇跡のような偶然を逃さず、アークは彼女に話しかけるのだが……そこから、二人の関係は思わぬ方向へと向かうことになる。
※先日投稿しました「人質姫が、消息を絶った。」の続きになります。
出来る限りこちらだけでもわかるようには書いておりますが、前作をお読みになった方がより一層主人公の心情が伝わるのではないかと思います。
ただ、テイストがかなり違うと思われますので、ご注意ください。
前作はシリーズ化しておりますので、上のほうにリンクが出ているかと思われますので、よろしけれお読みいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 04:16:35
11721文字
会話率:31%
ある大陸、そこには西の王国と東の共和国の二つの国が存在した。二つの国はかつて同じ国であったが、共和国が分離独立。しかし、国境線は確定せず、長らく両国間の懸案となっていた。独裁体制が敷かれている共和国は、経済成長に行き詰まり、政権は支持を
失いつつある。国内の不満をそらすべく、政権は王国が実効支配をしている地域の国境問題解決にのりだす。幾度と協議を重ねるも、合意に至らず。王国をけん制すべく、共和国は王国と海上の覇権を争う、海を挟んだはるか西の諸島連邦と軍事同盟を結ぶ。王国もこれに対抗する。二国間の関係は独立以来最悪となり、大陸には軍事的緊張が走っていた。
共和国は軍事同盟締結により、連邦との友好関係を演出する必要に迫られる。そこで、文科省管轄の青年組織(国家青年振興団)の団員を中心とする青年使節団の航海による派遣を決定した。国民は彼らを歓喜のうちに送り出した。
※作品内容には侵略戦争に近しい設定が登場します。昨今の東欧における情勢が不安視される中、このような作品を投稿することとなりました。ただ、本作の原案は2021年夏の時点で決定したものであり、執筆開始はロシアによる侵攻開始前の2022年1月のことです。今回の惨事と本作の内容には一切の関係も、政治的主張もないことを留意していただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 18:10:01
56419文字
会話率:68%
『私の恋は叶わない。平民が王子様を想っているのだから。せめて彼に一筋の光をーと願って生きていた。』
『幼い頃のたった一晩の出来事。それは僕にとって眩しい光だった。君と出逢えたから、僕はここまでこれた。』
小さい頃に母国の王子様に初恋した
平民の少女は、実は幼いころに拐われた敵国の王女様だということが明らかになった。
そして少女は故国に戻った先で、人質として送還されていた敵国の王子様と再会する。
二人は親密に接触し紆余曲折の末結ばれるが、二国間の戦争は始まってしまう。
二人に待ち受ける恋の結末はー。
たくさんのお気に入り登録ありがとうございます☺︎三幕構成、番外編含め全44話です。完結していますのでタイムリーに更新していきます!感想受け付けますがすみませんお手柔らかにお願いします。笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 19:59:23
141833文字
会話率:35%
◇本作は遥彼方様主催「共通恋愛プロット企画」参加作品です◇ 二国間の戦争により、家族も身分も住まいすら失った少女オラニアは、たった一人残った家族である弟を育てるために、森で集めた繭から糸を紡ぎ作った織物を売り生計をたてている。友達以上恋人未
満のロイザーも、オラニアの生活を助けてくれていた。ある日繭を集めに行った森で、敵国に捕まり、拘束される。意外にもそこはオラニアの故国よりも科学や文明が発達した、住みやすい国であった。オラニアを保護した将軍は、オラニアの織物の腕を見込んで、従来の布の概念を一変するような「虹色の布」の制作を彼女に任せるのだった。帰りたい気持ちと、もっと新しい技術を得たいという思いで悩むオラニア。そんな彼女をロイザーが迎えに来る。オラニアにプロポーズするために。オラニアの選択はどうなるのだろうか。
(注)虫が苦手な方は、無理をなさらずにどうぞ。
◇この作品のプロット提供者は、長岡更紗様です◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 14:19:49
17425文字
会話率:25%
二国間での争いが勃発してから長い時が過ぎた。これは敗戦により消え去りゆく国家の兵隊長のお話。栄華を極めた王都は、戦のためにあらゆるものが壊され、その面影はどこにも無かった。塀の影に一人の男、敗軍の兵隊長ロドウィルはうなだれていた。
最終更新:2022-06-04 14:43:31
1257文字
会話率:46%
月流(つきながれ)、星流(ほしながれ)、雲流(くもながれ)、衣流(ころもながれ)、文流(ふみながれ)の五つの道(どう)で成り立っている、水桜(すいおう)国。
国の名前の由来ともなっている国中にあまねく存在している不思議な桜は、年中咲き
誇り、散ることはない。白に近い紅色の花びらは水でできているが、掴めば雫となって消えるのではなく、姿かたちを保ったまま掴む事ができるので、この国の者はよく口にする。花びら一枚で十分。仄かな酸味と甘みが浸透して、身体を癒す。
この国で唯一無二と言っていい存在はこの桜の他にもある。ゆいしゃもその一つ。勇者ではなく、ゆいしゃ。念の為。職業名である。
ゆいしゃとは、生物に溜まった毒を抜き取り、その毒が薬となる生物へと届け、国中を旅し続けるもの。毒を抜き取る、とはいっても、刃の物などの鋭利な物は使わない為、身体を傷つけない。
ゆいしゃが手をかざせば、抜き取れる。
そして鬼もまたこの国の唯一の生物であった。この国での鬼の定義は、毒を持つ生物そのものを喰らう生物。何ものもを傷つけんとする角と牙を持つ、それはそれは恐ろしい姿かたちをしているらしい。
らしい、というのは、鬼を実際に見た人が居ないからだ。
では何故、鬼が実在していると広まり、また、認知されているのかといえば、国が公言しているからである。
ゆいしゃである一人の少女、玖麦は、外見上は人間に変化した狐、しかし本人は鬼と名乗る翠に出会う。花嫁を探す翠に付き合う羽目になってしまった玖麦であったが!?
第17回角川ビーンズ小説大賞一次予選した作品を改訂して掲載していきます。
『文芸webサーチ』『comic room』『幻想検索』に登録しているHP『tori』で同時更新中。
2020/10/21. 1巻あさぼらけ篇「17 蒼」を公開。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 17:17:18
69576文字
会話率:39%
《人の子よ、異種間恋愛もので男女のどちらがモンスターか気にしていますか? 気にしていない者は注意しなさい、女性が人間の場合たいてい凌辱ものです。(有明研究所調べ)
これはゾンビになった少年が、人間と人魚の恋愛を友人ポジションから見ていた
り、今回も二国間の未来を左右する陰謀に巻き込まれたり、金髪ショタに人間としての格の違いを見せられる、とりあえず混ぜられるものは混ぜてみた節操がない話です……。
もはや今更でしょうが、前作「感染者(ゾンビ)と死者(ゾンビ)とチート系勇者とその他大勢
」の完全な続きで、そちらを先に読まなければ、人間関係を理解することは難しいでしょう。後から飲み会に来て「今何の話してたの?」とか言う奴に、碌な人間はいません。
今回はそこまで期間も空いていないはずですが、恒例なので登場人物の紹介をしますよ……。
ミーレ:言わずと知れた最強にして至高、唯一にして全であるこの私です。その威光と高すぎる出演料がネックになり、前回以上に出演が少ないのは、悲劇としか言いようがありません。そのため、残念ながら前作の方が2倍は面白いでしょう。
仁木康大:おっぱいに潰されて死ぬるなら本望な、どこにでもいる日本の男子高校生です。無理やり子爵にさせられたため、色々な人から名前ではなく爵位で呼ばれるようになり、少し混乱するかもしれません。ですが、そもそも日本では直接名前を言うのは無礼な行為なのです。少なくとも社長に向かって、「カムチャッカ太郎さん」とさん付けで呼ぶ社員もいないでしょう。
ハイアサース:外見は正ヒロイン、中身はサブヒロインの頼れるお姉さん騎士です。ちなみにこちらの恋愛は全く進展しません。
飯山圭阿:ナチュラルボーンくノ一です。今回は海戦中心のため、叙述上あまり出番はありませんが、実際は色々頑張ってます。
ザルマ・アビ:最近は活躍するようになった貴族のボンボンです。三国志で例えるなら武力3政治80の趙雲です。
ダイランド:以前登場した元大海賊のパシリです。粗暴で命知らず、ドラゴンでもぶん殴ってみせらぁ、でも、師匠だけは勘弁な、大男です。
その他大勢:こいつらの中に異種間恋愛したり、殺したり殺されたりするやつがいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 22:54:34
213447文字
会話率:33%
《人の子よ、チート能力を持って転生した何の変哲もない男子学生主人公は好きですか……?
私は殺意を覚えます。
これはゾンビになった少年が、二国間の未来を左右する陰謀に巻き込まれたり、旧友のそっくりさん
のメンタルを腹いせとばかりにぼこぼこにしたりする、マクロとミクロの差が激しい話です子の子よ……。
今回も言うまでも無く、「感染者(ゾンビ)と死者(ゾンビ)と王都殺人事件とその他大勢
」の完全な続きで、そちらを先に読まないと全く意味が分かりません。もはや聞いている方も耳にタコですね……。
そして前回よりさらに期間を空いたため、書いてる人間でさえ登場人物を忘れてしまったので、確認も兼ねて登場人物の紹介をしますよ……。
ミーレ:この私です。空の彼方でありがたい言葉を紡ぐ偉大な女神で、前回より重要な発言は増えましたが、相変わらず不遇をかこっている悲劇のヒロインです。
仁木康大:便宜上の主人公です。ゾンビになったおっぱい星人で、今作は持って生まれた性格の悪さが最高に前面に出ています。あとたまに名前が廣太になりますがそれは全部誤字です。
ハイアサース:正ヒロインのおっぱい女騎士兼聖職者です。今回は残念ながらあまり活躍しませんが、おっぱいは大きいままです。
飯山圭阿:別の異世界から転移したえぐい忍者です。今回は主人公と新入りの出番が多いためあまり人は殺しません。
ザルマ・アビ:戦士としては3流、貴族としては1流のイケメンです。今作では新キャラのせいで可哀想な目に遭います。
アムゼン:前作で正式に後継者になった王子です。大人の色気むんむんのナイスガイですが、驍将という言葉がぴったりで、康太は彼のせいで死ぬほど苦労させられます
その他大勢:今作では使い捨てでない準レギュラーが結構登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 20:15:04
184590文字
会話率:35%
ハットトリックが元で二国間で行われた戦争。彼らは悲劇的な結末をサッカーによって回避した。
最終更新:2021-12-26 16:00:00
989文字
会話率:4%
冒険者ガルシアは、護衛として砦で行われる二国間の会談に参加していた。会談は無事に終わり、その夜の宴の時、一人の踊り子と出会って――
最終更新:2021-11-04 18:00:00
6874文字
会話率:57%
二国間が争うメノリス戦争が始まって早二年。
戦場の黒い悪夢とまで呼ばれたフィリスは自身が指揮する特別機動部隊を率いて、この戦場における最大の強敵『暴れ槍』打倒の役目を任された。
暴れ槍はその名の通りの城を破壊するような大槍を用いて戦
い、数多の勲功を挙げてきた恐るべき存在。それでも尚、傭兵のフィリスはただ命ぜられるまま、部隊と共に暴れ槍を屠るために走る。
そしていざ刃を交え、フィリスはその暴れ槍の正体に驚愕した――
「まさか……女……?」
一区切りつくまで毎日20時更新です。
たまに変な挿絵を入れてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 20:00:00
122357文字
会話率:31%
フレースヴェルク戦争
『死体を飲み込む者』を意するこの戦争が終わったのは、僅か十九年前だった。
黒髪黒眼を持つアンサラー人と、赤髪赤眼を持つガェヴォルカ人が軍隊をぶつけ合い、互いに敵国の人間と大地を絶望的に蹂躙した、四十年にも渡る悪夢
のような戦争。
ことは、銀髪銀眼を持つゴエティア人を殺し尽くした『ゴエティアの大粛清』に始まると伝えられている。
アンサラー・ガェヴォルカ・ゴエティアの三種族が住む、四方を海に囲まれたかつての『グルヴェイグ大陸』では、互いの国を侵略せずと不可侵の条約が定められていた。
しかし種族として衰退の一途を辿っていたゴエティアは、新たな魔術を生み出す。後世で『死霊魔術』と記される不死者の群れを操るものだ。その威力は絶大であり、その使い手は強大な魔力を有するゴエティア人のみにほぼ限定されていた。
そこでゴエティアの王は考える。
死霊魔術を用いれば、大陸を我が物に出来るのではないかと。
六十五年前。グルヴェイグ暦千二百一年に、ゴエティア国は不可侵の条約を破り、大陸を手中におさめようと侵攻を開始した。
ゴエティア国から大陸を守るため、アンサラー・ガェヴォルカ両国は同盟を結んで戦い、辛くもこれに勝利した。
この戦いこそが『ゴエティアの大粛清』と呼ばれている戦争だった。
戦いはゴエティア人という種の完全な死滅によって終息を向かえるが、六年後にガェヴォルカ王とアンサラー王によって二国間の戦争となる『フレースヴェルク戦争』が開始される。
フレースヴェルク戦争の終結から十九年後。
アンサラー国とガェヴォルカ国の国境線を挟んで並ぶ街『リゼバン』と『ブモラ』。
悪意を込めて『裏切り者の街』と呼ばれるふたつの街から物語は始まる。
リゼバンで暮らす十七歳のナナトは、周知の事実ではあるが『ある秘密』を持っていた。
ある日、ナナトは街の近くに現れたというゴーレムの噂を聞きつける。ゴーレムは死霊魔術によって生成される化物だ。
半信半疑ながらも、ゴエティア人の生き残りがいるかもしれないと考え、ナナトは幼馴染の少女チトリと青年ウィツィ、門番の女性メェガらと共に噂の真相を探りに出た。
そこでナナトは自身と同じ秘密を持つ少女と出逢う。
その出逢いはやがてナナト達を戦渦へと巻き込み、その中心へと押し上げていくことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-16 08:00:00
152561文字
会話率:35%
空間転移魔術を使用する妖魔の影響で異世界と繋がった日本。
異世界の存在を知った総理大臣は、秘密裏に異世界の王国[サイオーカ]と国交を樹立する。
サイオーカに設置された日本国領事館に外交員として派遣されることになった外崎法経は魔術の習得目指し
つつ、異世界に迷い込んだ日本人の保護に従事する。
しかし、少しの偶然と強欲な人間の思惑によって、二国間の平和的な関係にズレが生じ始める。
それはやがて、二つの世界を巻き込んでいくこととなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 18:00:00
8423文字
会話率:27%
僕らは自ら銃をもって突き進む
友が目の前で亡骸となろうとも
愚者に運命をゆだねることを否定する者よ
死なくして勝利はあらず
自らの血で白い花を赤く染めようとも
自由の御旗のもと
銃をもって突き進め
「委員会」による全体主義国家「北の
楽園」、独裁国家「南の帝国」の二大国家が台頭している世界
二国間の戦火は今も消えることはなく、兵器開発競争は熾烈を極めていた
帝国軍が国境を越え侵攻を開始した日、兵器開発の責任者であったアサマ・エルネストに機密情報流出の疑いで逮捕命令が下る
エルネストの養女「ライク」は、彼の病身の孫娘フウロを連れ兵器「シルバー」を奪い楽園より逃走、全ての願いが叶うと伝えられる「黄金の泉」をめざす
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 08:14:17
171702文字
会話率:47%