不愛想な姉貴の頼みでかわいいかわいい姪っ子を図書館に連れてきた俺は、児童書コーナーでの探し物の途中、突然別世界へと飛ばされた。
目の前ではおっとり美人が「あなた、これをどうぞ」とおむすびの入った包みを差し出している。
何がなんだかわ
からないまま、言われた通りに山へ行き、芝を刈ると腹が減った。渡された包みを開いた拍子におむすびが一つ、コロコロと斜面を転がり落ちていく。
「『おむすびころりん』じゃないんだから――」
ん? 『おむすびころりん』?
そうだ、俺は姪っ子と来た図書館で探し物をしていて……
って、あのとき姪っ子が読んでたの、『おむすびころりん』じゃなかったか!? まさか、本の中に取り込まれたってことか!?
こうしちゃいられない、早く現実世界に帰ってやらなきゃ! 図書館の閉館まであと何時間だ? 姪っ子一人じゃ家まで帰れねえぞ!
姪っ子が本を変えるたびに俺も別の話へ飛ばされる。
こうして俺の、昔話の世界での冒険が始まったのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 20:20:00
40809文字
会話率:36%
魔道具好きの王子に見初められるため、姉に魔道具を作らされていたわたし。家族経営のブラックな魔道具店では引くほどたくさんの雑用を押しつけられて、もう限界!
行き倒れたわたしは、『氷の公爵さま』に拾われる。
「こんな無茶をしていると、君、い
ずれ死ぬぞ」
「君が家から逃げるのに一番手っ取り早い方法は、私と婚約することだ」
ちょっとS気味な公爵さまの命令で、わたしは偽装婚約することに。
怖そうな見た目とは裏腹に、公爵さまはわたしのことを『伝説級の魔道具師』だと言って大切にしてくれるので、わたしはすっかり元気も取り戻せて、このままずっと公爵家に居着きたいくらい。
一方で、わたしがいなくなったことで焦った姉は、わたしがこっそり開発途中だった危険な技術を盗んで発表してしまう。
姉のしくじりで、実家の評判は散々なことに。
両親が借金を踏み倒して逃げたお店は、わたしが引き継ぎます!
お店のお客様は、姉の元婚約者の王子様に王女様、それに騎士団長のお嬢様?
わたしの魔道具はいつの間にか国中からとっても注目を浴びていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 02:06:02
445136文字
会話率:42%
「……ヤバい、異世界転移とかマジウケる」
今度のシンママはギャル!?
シングルマザーの有那は、息子の海渡と共に異世界オケアノスに転移してしまう。
不愛想な書記官ユンカースに助けを求めるもすげなく断られ、いったんは諦めた有那だがユンカースは
しぶしぶ自らの住むアパートの空室を紹介してくれた。
異世界で新たな事業を始めようとする奔放な有那に、ユンカースは振り回されて――!?
※前作「モブ顔シングルマザーと銀獅子将軍」と世界観は同じですが、続きものではないため単体でお読みいただけます。隔日で更新予定です。
※表紙イラストは蒼獅郎様、タイトルロゴは猫埜かきあげ様に制作していただきました。画像・文章ともAI学習禁止。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 16:20:00
55574文字
会話率:67%
オタクのうえに理系脳。非科学的でも考察しなきゃいられない。
異世界転生した男は、それでも彼らしく、不愛想な相棒 (外見エルフ)とともに新しい世界で生きていく。
「勘弁してくれ!今、俺の頭の中では、『生物の教科書』が『ファンタジー世界』
を冒涜しようとしてるんだ・・・!!」
【以下、無駄に長いです】
理系なオタクがマジでファンタジー世界に飛ばされたらどんなツッコミいれるんだろうな、と妄想しながら書いております (個人的にはめっちゃ楽しい)。
因みに理系要素は3、4話からです。初っ端からガツンとした理系要素を期待される方は4話から読んでください (きっと「うわっ理系っ」てなると思います)。マイルドな理系要素、あるいは普通にファンタジー要素を期待される方は1話からどうぞ。
またこれは余談ですが、この物語には「黒い虎」「白い鳥」「赤い龍」「青い蛇と亀」が登場します。併せて、主人公の相棒にもモチーフがあります。そして彼の色は「(本来“黄”にすべきですが、私の趣味で)緑」です。
何のモチーフの色違いかは・・・すぐわかっちゃいますかね。皆様ふるってお考え下さい。
とはいえ、属性(?)は私の好きに合わせてごちゃまぜです(;'∀')
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 16:19:58
639760文字
会話率:32%
町に数件だけある「認定家庭焼却炉」のある庭に、チヨは毎日家庭ごみを持っていきます。
その庭には不愛想なおじいさん鍋屋さんと優しいミヤコさんがいて、チヨは悩み事を相談しました。
最終更新:2024-11-22 21:22:21
4379文字
会話率:39%
母星を追われた人類は、開拓惑星ウラシェへの移住を敢行した。ウラシェに生息する巨大生物”攻性獣”によって開拓は難航したが、人型戦闘機である通称”人戦機”と人戦機を駆る武装警備員の台頭によって、徐々に開拓は進んでいった。荒くれ者の多い武装警備員
において、とある事情から武装警備員にならざるを得なかった気弱な少女アオイは、冴えない日常を過ごしていた。そんなアオイの前に転機が訪れる。ソウと名乗る不愛想少年に頼まれて相棒を組むことになったが――
リアル系ロボットに乗って繰り広げられるお仕事×バディストーリーをお楽しみください!
キーワード:バディ、ミリタリー、ロボット、SF、バイオテクノロジー
備考1:本投稿は1巻(13万文字相当)のお試し投稿になります。フィードバックを元に続編物へ改定したものを投稿いたしますので、お気軽にフィードバックをお願いします。
備考2:本小説のメカニック設定はゲーム”ボーダーブレイク”のオマージュが多数含まれます。もし興味の湧いた方はそちらのゲームホームページ等もご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 17:20:00
501827文字
会話率:52%
※アリアンローズから書籍版 1~6巻、コミックス3巻が現在発売中。
※オトモブックスで書籍付ドラマCDも発売中です!
ユリア・フォン・ファンディッド。
ひっつめ髪に分厚い眼鏡、不愛想な王女専属の侍女。
そんな彼女は実は転生者で、メインキャ
ラとはまったく関係ない位置にいたのにヒロインのライバルキャラとなる王女のお世話係になった途端、子供好きで世話好きの火が点いた!
王女のことが可愛すぎて、彼女が結婚する時にはついていくなんて言い出した日には王女の方がユリアを心配するのだ。
「ねえユリア、そばに居てくれるのは嬉しいけど、あなた結婚しないでいいの・・・?」
果たしてユリアは恋愛に目覚められるのか?
目覚めたとしてちゃんと成就できるのか?
※各話の横に副題があるものは主人公視点以外です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 00:00:00
1928600文字
会話率:32%
高校一年生の真名月リツは、二学期から東京の高校に転校してきた。
そこで出会ったのは、「その生徒に触れた人は、必ず手首を切ってしまう」と噂される同級生、鈍村鉄子だった。
鉄子は左手首に何本もの傷を持つ自殺念慮の持ち主で、彼女に触れると、その衝
動が伝染してリストカットをさせてしまうという。
リツの両親は春に離婚しており、妹は不登校となって、なにかと不安定な状態だったが、不愛想な鉄子と少しずつ打ち解けあい、鉄子に触れないように気をつけながらも関係を深めていく。
表面上は鉄面皮であっても、内面はリツ以上に不安定で苦しみ続けている鉄子のために、内向的過ぎる状態からだんだんと変わっていくリツだったが、ある日とうとう鉄子と接触してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 17:24:21
128663文字
会話率:38%
感情すら商品として売られている世界で、真白ゆきは感情を表に出さない寡黙で不愛想な少女だった。
最終更新:2024-11-01 23:30:53
47885文字
会話率:38%
【ファンタジー×ミステリー 天才道具師が難事件に挑む】
ある日、騎士団の新人エレナの元に変った事件の話が舞い込んだ。王宮から盗まれた「透明薬」を使い、国宝を奪うという脅迫状だ。準備を整え、犯人を待ち受けるエレナたち。ところが、現れたのは姿
どころか形さえもない“幽霊”のような存在だった。
次々と仕掛けをすり抜け、国宝は盗まれてしまう。
打つ手を失ったエレナは、先輩騎士の紹介で、不愛想で無関心な道具屋・オーランドを訪ねることに。事件に興味のなさそうな態度を見せるオーランドだったが、使われた"道具"の話を聞くや否や、彼の目が鋭く光った。
透明人間の正体は何者なのか? その真の目的とは? 天才道具師オーランドと、真っすぐな新人騎士エレナの、奇妙なコンビがファンタジー世界の難事件に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 00:53:55
56192文字
会話率:45%
隣の席の小宮さん。不愛想で感情が薄い、そんな不思議な子。
登校中、その日は季節の変わり目で急激に気温が下がっていた。
外に出ると予報通りでマフラーをしていないと首元が冷える。
それなのに、隣の席の小宮さんはマフラーどころか上着も着ないで登
校していた。
その姿を見かねた坂元遥が声をかけると何故か懐かれてしまったようで、その日以来一緒に登下校するようになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 08:00:00
3359文字
会話率:53%
美しく賢い公爵令嬢のフレイアは、十二歳にして学園の女王様だった。
しかしみんなの憧れの的のフレイアは幻想でしかなく、庶子である彼女は公爵邸で虐待され、地獄のような日々を送っていた。
そんなフレイアは、不愛想なクラスメイトのアシェルがなぜだ
か気になって仕方なく、よく構ってと付き纏っていた。
ある日、フレイアの怪我に気づいたアシェルは、彼女にいたずらをしないかと持ち掛ける。
◆短めの話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:35:58
15677文字
会話率:34%
社会人ニ年目の森ひなた。片想いしていた先輩に失恋した日、トラックに轢かれてしまう。ところが、神様から『もふもふの加護』を授けられ、異世界転移することに!
しかも、着いた早々、獣に襲われ大ピンチ。そこに現れたフクロウ騎士団長ルーカスと相棒フク
ロウに助けられた縁で、フクロウのお世話係として任命される。
赤ちゃんは可愛いけれど、ルーカス団長は鬼のように厳しくて……。
慣れない異世界で赤ちゃんフクロウのお世話係として奔走するヒロインが、強面で不愛想なヒーローとフクロウ達と徐々に親交を深め、溺愛されて幸せになるお話しです。もちろんハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 11:00:00
24632文字
会話率:62%
『欠けている王女』と蔑まれ、辺境に幽閉されていた6歳の王女クラウディアは、その日すべてを思い出した。
自分の前世が伝説の魔女であり、数多の魔術師を従えていたこと。けれども今世では継母に追い出され、冷遇・搾取されていたが……。
「私の塔が
汚れているわ。少し『お掃除』が必要かしら」
邪魔者を一掃し、かつて世界を揺るがした魔法の実力で、悠々自適な生活を送り始めたクラウディア。
黒髪の美少年だが不愛想な従僕・ノアと共に、高度な魔法で住環境を作り変えていく。
「謝るから王都に戻ってこい? 王位継承権を与えてやる? 自分の魔法でいくらでも贅沢が出来るのだから、全然興味が湧かないわ。ふわあ、むにゃむにゃ……」
「おい。どうして俺の膝で寝るんだ」
使いまくった魔法の反動で眠たいクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされ、今日もくうくうと寝息を立てるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 06:00:00
572851文字
会話率:49%
カフェでアルバイトをしている大学生の仁藤茜に、最近、後輩ができた。ぞうきんの絞り方すら知らない無愛想で無表情な後輩は、レジでミスしたところを助けた茜のことを『ヒーロー』と呼んだ。その言葉に、茜はかつて出会った『本物の』ヒーローを思い出す。
気配を読むのも消すのも何故か得意な、無表情が常の後輩・朝守くんが現れたことで始まる、非日常のお話。
現代日本に見せかけてほんのりファンタジー要素アリ。恋愛は添えるだけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 16:41:12
16139文字
会話率:40%
シャーロットはもう婚約者の横暴に許せなかった。必ず婚約破棄して、自らの輝かしい人生をとりもどしてやると宣言するのだが...。
最終更新:2024-07-23 17:57:15
5069文字
会話率:55%
高校二年生の天見優人(あまみ ゆうと)が通う学校には、飛び抜けて有名な美少女の空森雛(そらもり ひな)がいる。学業に優れ、礼儀正しく、生真面目ではあるけどいつも頑張り屋な女の子。
たまたま荷物持ちを手伝って、その流れで優人が趣味で作った
お菓子をあげたりすることはあれど、学年も違う以上、不愛想気味な自分と彼女が関わる機会なんてそうそうあるわけもない。
――そんな風に思っていたのだが。
「……家出、してきたんです」
「……は?」
「だから……家出です。私、家出してきちゃいました」
偶然夜の街で出会った雛から言われた、予想外の出来事。結局、優人の伝手を頼って彼が住むアパートの隣に引っ越すことになり、二人はお隣さんとしての緩やかな始まりを迎える。
食事を共にしたり、ご褒美に甘い物を作ってあげたり、時にはデートみたいなお出かけもしてみたり。
ただの先輩・後輩から隣人へ、そしてかけがえのない存在へと。ゆっくり距離を縮める遅効性ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 19:37:29
641093文字
会話率:45%
念願叶って王太子リゼの部下となったレオが組まされたのは、ライカ。
互いの得意魔法は、氷と炎と正反対。
「よろしく」と言うレオに対して、ライカは無反応。
おまけに、リゼにまで「無理をしないように」と言われる始末。
レオはため息を吐きながらも
初任務に向かう。魔法石を不正に売買している男がいるという。
レオは男を追い詰めるが、寸でのところでライカが捕えてしまった。
(いいとこだけ来て。何なの、この男は)
功を焦って空回り気味の新人魔術師&不愛想な先輩魔術師のバディが送る、イラッ&ほんのりキュン?なファンタジー×お仕事物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 11:10:00
81730文字
会話率:48%
テレビでは不愛想な大人気女優の幼馴染は、俺の前だと明るくて元気な子だ。
そんな彼女と甘々で最高な生活を送っていく話。
最終更新:2024-06-22 20:39:50
9034文字
会話率:44%
とある国立大学に通う宇津木力は、新学期から堺研に配属された理学部の4回生。将来は研究職になるため、学年トップの成績で配属競争に勝利しやっとの思いで堺研に配属が決まったが、ほかの同期は不真面目だったりがり勉メガネなのに冴えない女子だったり、不
愛想な大男やギャルすぎる院生の先輩と、フタを開ければヘンな奴ばかり。自分は静かに研究がしたいだけなのに!
ある日、いつものように研究室に来ると、いつもは能天気な同期がやけに落ち込んでいる。どうやら2年付き合った彼女に振られたらしい。先輩たちはあの手この手で落ち込んだ彼を慰めようとするが…
あの、外でやってくれませんか??
真面目すぎる主人公をとりまく、ドタバタ‘‘ラボ‘‘コメディ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 06:18:48
4339文字
会話率:34%