高校二年生の天見優人(あまみ ゆうと)が通う学校には、飛び抜けて有名な美少女の空森雛(そらもり ひな)がいる。学業に優れ、礼儀正しく、生真面目ではあるけどいつも頑張り屋な女の子。
たまたま荷物持ちを手伝って、その流れで優人が趣味で作った
お菓子をあげたりすることはあれど、学年も違う以上、不愛想気味な自分と彼女が関わる機会なんてそうそうあるわけもない。
――そんな風に思っていたのだが。
「……家出、してきたんです」
「……は?」
「だから……家出です。私、家出してきちゃいました」
偶然夜の街で出会った雛から言われた、予想外の出来事。結局、優人の伝手を頼って彼が住むアパートの隣に引っ越すことになり、二人はお隣さんとしての緩やかな始まりを迎える。
食事を共にしたり、ご褒美に甘い物を作ってあげたり、時にはデートみたいなお出かけもしてみたり。
ただの先輩・後輩から隣人へ、そしてかけがえのない存在へと。ゆっくり距離を縮める遅効性ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 21:13:18
678603文字
会話率:45%
メイドのカティは、レーナお嬢様の婚約者であるマティアスが気に入らない。レーナお嬢様をないがしろにしていると考えているからだ。
レーナお嬢様のためにと訪れたカフェで、カティは幼馴染のラッシと出会う。なんとラッシはマティアスの家で使用人をしてい
ると言う。カティがマティアスのことを聞き出そうとすると……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 17:46:58
5870文字
会話率:51%
「このチョコには惚れ薬を入れました」
三月十四日、ホワイトデー。
僕の後輩――僕の片想い相手である八宮鈴奈は、さらりと真顔でそう言ってチョコを渡してきた。
両片想いだった先輩後輩が、するっとしれっとくっつく話。しれっとしているように見せ
かけて、割と二人とも動揺してる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 22:19:32
5817文字
会話率:61%
山に住む老聖女エステルは、大好きな人にまだ伝えていないことがあった。
最終更新:2021-04-14 10:35:46
2591文字
会話率:61%