心残りはただ一つ……この命、真剣勝負で果てたかった……。
前原一刀流道場の16代目当主、現代剣豪と称された前原剣弥は95歳で大往生。
死後の世界で突如現れた娘に連れられ、人間国宝が最後に打った名刀を片手に、歴史上の剣豪たちが一堂に介す
る仮想現実世界に招かれた。
江戸時代中後期を模倣した世界で、各時代に名を馳せた剣豪達との友情、敵対。出会いと別れ。激しい死合いを繰り広げる。
富士の頂きを目指し死合う、剣豪バトルロイヤルが開幕した。
この作品は、カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:10:00
21426文字
会話率:37%
心残りはただ一つ……この命、真剣勝負で果てたかった……。
前原一刀流道場の16代目当主、現代剣豪と称された前原剣弥は95歳で大往生。
死後の世界で突如現れた娘に連れられ、人間国宝が最後に打った名刀を片手に、歴史上の剣豪たちが一堂に介する
架空現実世界に招かれた。
江戸時代中後期を模倣した世界で、各時代に名を馳せた剣豪達との友情、敵対。出会いと別れ。激しい死合いを繰り広げる。
夢半ばで散った、各時代の剣士達の代表が集う世界。
富士の頂きを目指し邁進する、剣術ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:01:29
9527文字
会話率:40%
心残りはただ一つ……この命、真剣勝負で果てたかった……。
前原一刀流道場の16代目当主、現代剣豪と称された前原剣弥は95歳で大往生。
死後の世界で突如現れた娘に連れられ、人間国宝が最後に打った名刀を片手に、歴史上の剣豪たちが一堂に介
する架空現実世界に招かれた。
江戸時代中後期を模倣した世界で、各時代に名を馳せた剣豪達との友情、敵対。出会いと別れ。激しい死合いを繰り広げる。
夢半ばで散った、各時代の剣士達の代表が集う世界。
富士の頂きを目指し邁進する、剣術ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:40:00
6406文字
会話率:41%
帝から鬼門を守る大役を任せられた御剣(みつるぎ)家。
その嫡男として生まれた御剣空(そら)は、十三歳をむかえた年、試しの儀にのぞんでいた。
御剣家に代々つたわる幻想一刀流を学ぶため、絶対に越えなければならない試練。
七人いる同期生は全員が合
格した。残るは空ひとり。
父、弟、許婚、守り役である兄妹らが見守るなか、空の試しの儀がおごそかに開始された……
【お知らせ】
単行本第1~3巻、アース・スターノベル様から発売中
コミック第1巻、コミックアース・スター様から発売中
new! 単行本第4巻、アース・スターノベル様から発売中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 20:03:45
1245092文字
会話率:22%
宿場町に住む町居の剣術家のもとに、公儀の忍から暗殺の依頼があった。相手は水戸脱藩浪士にして北辰一刀流の人斬り。圧倒的な剣技の前に敗北を知った剣術家は、己の精神が士分に相応しくないものだと覚る。
最終更新:2023-12-28 12:16:09
18847文字
会話率:25%
皇一刀流の免許皆伝を持つ皇 詩織。
いつもどおりに家で過ごしていたら、突然神サマを名乗る少年に事故で異世界に飛ばされてしまう。
「いや、いきなりこんなのってあり!?」
「その程度でわたしに勝とうなんて100年早い!!」
増えていく仲間
たちと一緒に異世界を揺り動かし、現代を変革していく!
あれ?ただ地球に戻るために奮闘していただけなのに、なんかいろいろ背負わされてません!?
周りを巻き込み巻き込まれ、振り回し振り回されながら皇 詩織は仲間たちと笑いあう。
【ここは望むすべての人たちの故郷。あらゆる差別、迫害の存在しない世界唯一の“人類”の国である】
これはひょんなことから手に入れた、世界を行き来できる力と魔法、そして鍛えた皇一刀流で異世界と現代を駆けまわる少女の話。
雷神姫と呼ばれることになる皇 詩織の小さくない物語。
ダンジョン、超能力が出てくるのはかなり後のほうになります。ご了承ください。
この作品は(旧)雷神姫の異世界現代物語のリメイク版です。
大幅に加筆、及び大きく修正を加えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 00:00:00
3833文字
会話率:44%
「でも、わたくしが心に決めた殿方はひとりだけ……」
華族女学校に勤務する舎監さん。実は幕末、六十余州にその武名を轟かせた名門武家の、お嬢様だった。
とある男の許嫁となるも、男はすぐに風雲の只中で壮絶な死を遂げる。しかしひたすら彼を愛し、慕い
続け、そして自らの生の意義を問い続けつつ明治の世を生きた。
悦子はそんな舎監さんの生き様や苦悩に感銘を受け、涙する。
ガチ歴史小説。極力、縦書きでお読み下さい。
カクヨムとアルファポリスにも同文を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 12:12:57
26285文字
会話率:34%
王宮剣術師範も務める名門で一撃必殺を掲げる流派、「グレアス一刀流」。
師範代「アスラン・ミスガル」は先代亡き後「剣聖」の継承者と思われていた。
だが、アスランは「型が違う」との理由で剣聖に選ばれなかった。
先代の後妻と男女の仲にあった「マリ
ク」が選ばれたのだ。
ここに自分の剣の道はないと悟ったアスランは道場を抜け、冒険者としての人生を始めることにした。
人望があったのか、噂を聞きつけ弟子達が一緒にパーティを組みたいとごっそり駆けつけた。
彼らは王宮魔術師長や筆頭聖女、他国の騎士団長などの職をやめてまでアスランと一緒にいることを選んだのだ。
押しかけた弟子たちは勝手に新流派アスラン一刀流を名乗り、王都で勧誘を始める始末。
閑古鳥が鳴くグレアス一刀流、剣聖となったマリクはアスランの家に殴り込む。
決闘をすることになった剛剣のアスランと柔剣のマリク。
剣筋の違う二人は周りの人々からは互角と思われていたが、アスランはマリク以上の柔剣を使い、完膚なきまでにマリクを叩きのめした。
「魂の入ってない剣だったら、オレだって型どおり綺麗に振れるんだよ。マリク、お前は一からやり直せ」。
アスランの道場には人があつまり、やがてアスラン一刀流は全世界に広まっていく。
【短編】日間ハイファンタジーランキング45位 1/31 でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 20:50:37
236008文字
会話率:38%
王宮剣術師範も務める名門で一撃必殺を掲げる流派、「グレアス一刀流」。
師範代「アスラン・ミスガル」は先代亡き後「剣聖」の継承者と思われていた。
だが、アスランは「型が違う」との理由で剣聖に選ばれなかった。
先代の後妻と男女の仲にあった「マリ
ク」が選ばれたのだ。
ここに自分の剣の道はないと悟ったアスランは道場を抜け、冒険者としての人生を始めることにした。
人望があったのか、噂を聞きつけ弟子達が一緒にパーティを組みたいとごっそり駆けつけた。
彼らは王宮魔術師長や筆頭聖女、他国の騎士団長などの職をやめてまでアスランと一緒にいることを選んだのだ。
押しかけた弟子たちは勝手に新流派アスラン一刀流を名乗り、王都で勧誘を始める始末。
閑古鳥が鳴くグレアス一刀流、剣聖となったマリクはアスランの家に殴り込む。
決闘をすることになった剛剣のアスランと柔剣のマリク。
剣筋の違う二人は周りの人々からは互角と思われていたが、アスランはマリク以上の柔剣を使い、完膚なきまでにマリクを叩きのめした。
「魂の入ってない剣だったら、オレだって型どおり綺麗に振れるんだよ。マリク、お前は一からやり直せ」。
アスランの道場には人があつまり、やがてアスラン一刀流は全世界に広まっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 18:03:24
20570文字
会話率:35%
真剣の免許皆伝、全国高校剣道選抜大会優勝。
最強の剣の腕を持つ高校生、白金海《しろがね かい》は二週間ぶりに親父がやっている道場に顔を出す。門の扉を開けるとそこには木々が生えているが、どうせすねた親父がやったんだろう。そのまま入って行く。そ
こで出会うのは熊だったまあでもどうせ親父が山から連れてきたんだろうと思ったが躾ができていないようで襲い掛かってきた。それを軽く返り討ちにするが迷子なのか後ろに女性がいる。「フォレストベアを一撃で」なんて言うからそんな熊がいるのか―とか思ってたら話してるうちに。ここが獣の森なんて言いやがった。どう考えても家の道場だろ。
違った。話を聞くとなんと俺は異世界転移してるらしいじゃないですか。やったね退屈な日々からの脱出!稽古もサボり放題。
というかなんか【一刀流剣術】とか【二天一流】とかの流派がスキルになってるし持ってる。
まあいいか、これからどうなるかな。無双とかできちゃったりして。
不定期で投降しますが人気があればどんどん書くので
お願いします!ブックマークだけでもしてくれませんか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 20:07:41
24456文字
会話率:55%
山深い椎谷の里に預けられた葵姫、その姫に仕える二神紅之介。2人の四季の物語が始まる。それは人知れず、はぐくまれた禁断の愛の姿であった。
春、葵姫が山深い椎谷の里に到着した。そこで仕える二神紅之介と出会った。お互いに関心のない2人であったが、
あることを境に次第にひかれ始めた。
紅之介には秘密があった。彼は紅剣と呼ばれる神一刀流という殺人剣の継承者であった。そしてもう一つ・・・紅之介は実は女であった。それは頭領の百雲斎しか知らぬ秘密であった。
やがて愛し合う二人であったが、戦いの渦に巻き込まれていく。
「アルファポリス」に投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 21:27:18
102896文字
会話率:46%
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神
気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
篠田小四郎の故郷での剣術修行、生涯の友、横川和馬との出会い、剣術の師、多田宗平との邂逅と決別、様々な出来事の中で、小四郎の剣への思いが形作られていく。剣のみでは生きられない時代の中で、それでも尚、剣でしか生きられない小四郎の生き様の物語。
最終更新:2022-05-11 20:07:38
324508文字
会話率:15%
二刀流部隊に所属しながら、一刀流しかできない、おちこぼれのカイル。
くすぶる彼に、兎人と人間のハーフであるロップが手を伸ばす。
自分を信じきれないカイルと、カイルを信じるロップ。
ふたりが出した結論とは――?
最終更新:2022-03-03 19:26:45
3984文字
会話率:41%
師匠と弟子の会話劇です。
最終更新:2021-12-05 02:51:17
2969文字
会話率:57%
元禄の頃の尾張、柳生家の次代当主である柳生厳延(としのぶ)は、正月の稽古始に登城した折り、見るからに只者ではない老人とすれ違う。いかにも剣の達人らしき様子に、丸に三つ柏の家紋を入れた裃……そして以前にも一度この老人を見たことがあったことを思
い出し、厳延は追いかけて話を聞く。
その老人こそは嶋清秀。剣聖・一刀斎の薫陶を受け、新陰流きっての名人、柳生如雲斎にも認められながら、かつてただ一度の敗北で全てを失ったのだと自らを語った。
〝宮本武蔵がなごやへ来りしを召され、於御前兵法つかひ仕合せし時、相手すつと立合と、武蔵くみたる二刀のまゝ、大の切先を相手の鼻のさきへつけて、一間のうちを一ぺんまわしあるきて、勝負如此ニ御座候と申上し〟
伝説に語られる勝負に、しかし名を遺すことなく歴史の闇へと消えた剣士の、無念と悔悟の物語。
アルファポリスさん、カクヨムさんにもマルチ投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 17:14:00
30609文字
会話率:26%
飛行機事故に遭い、落ちた先でトラックにはねられ、橋の上から川へと落ちた「私」は異世界の創造神に助けられた。
創造神の作った別の世界では今、世界を支配しようと企む魔界からの侵略者が現れて、人々を苦しめているらしい。
創造神が言うには、「私」に
その世界へ赴き、人々を導く勇者になって貰いたいそうだ。
一度は死んだ命。せっかく助けてもらったのだ。「私」は創造神から勇者に相応しい肉体とパワーを授かって、異世界で「勇者ハウザー」として転生する。
ハウザーを受け入れてくれたのは善良な人々が暮らすブレイブ王国という小さな国だった。しかし、そこにも魔界の侵略者が手を変え品を変え現れる。
戦え! 勇者ハウザー! 世界を平和にするその日まで!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 13:57:55
3733文字
会話率:52%
俺の名は古龍。本名じゃないが、それで通している。
いわゆる『神隠し』にあって、こっちの世界に来たが、一刀流を頼りに何とかしのいでいる。
サムライウォーリアーの古龍なんて呼ばれている。
相棒は、ナニワとマリオ。
ナニワはもちろん、あだ名だ。
大阪人だからな。
マリオはこっちで知り合った。
魔族と人間のハーフだが良い奴だ。
ナーブって惑星のハンマって小王国で、破格の条件で傭兵を募集していると聞いて、星の船に乗ってやって来た。
さてと、上手いこと好条件で雇ってもらわないとな(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 19:18:49
179942文字
会話率:36%
本間道場で筆頭師範代を務める十兵衛は、真剣勝負ができなかった。
道場での腕は負け知らずなのに、白刃が怖いのだ。
抜刀や据物斬りはするが、真剣での立ち会いは絶対に避けてきた。
その十兵衛に城中から上意討ちの命令が来た。
俺にはできない。
十兵
衛は苦悩した。
相手は一刀流の遣い手田所源四郎である。
逃げるわけにはいかない。
だが、中間角蔵の力を借りて田所を討ったが、上意討ちには見届け人がついていた。
十兵衛は目付に呼び出され、二度目の上意討ちか切腹かどちらかを選べと告げられた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 13:49:12
15547文字
会話率:17%
何事も程々にできる藩士、与之介。
しかし剣術も学問も抜群にできるわけではないので、気位ばかり高くなる自分に嫌気がさし始めていた。
そんな時、彼の通う京家一刀流の道場ではある噂でもちきりだった。
秘伝の型『天つ風』
小さな藩のさして取り柄もな
い藩士が、幕府瓦解の時代に翻弄される話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 20:43:24
2220文字
会話率:10%
かつて天下無双とまで謳われ、恐れられた最強の殺人剣術『死条一刀流』。
その継承者である青年『死条院龍馬』は、平和過ぎる現代社会を嘆いていた。
今の世の中では、殺人剣など無用の長物。
せっかく極めた技を振るう機会など訪れる筈もなし。
『極めた技を思う存分に振るってみたい』
そんな想いを募らせていたリュウマは、ある日、女神と名乗る存在と出会う。
女神は言った。
異世界の地へと赴き、その世界を滅ぼそうとする邪悪なる存在『魔王』を討ち倒す者『勇者』にならないかと。
ついでに、魔王軍相手なら、いくらでも暴れていいですよと。
リュウマはその話を承諾し、戦いを求めて右も左もわからぬ異世界の地へと旅立った。
これは、そんな最凶の戦闘狂、もとい最強の武人勇者の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 19:36:26
95062文字
会話率:24%
全ての生物が先天的に授かる異能、スキル。そしてそれを操るための魔力が強さの全てを決める世界。
弱いスキルと乏しい魔力を持って生まれた孤児のアイゼンは、故国ブリタリア帝国の平民の星、民草の英雄と呼ばれる少年兵だった。
敵軍を追い払い、国
難を救った英雄となり、必死に戦い、護り続けたアイゼン。そんな彼には全てがあったのだ。
父同然ともいえる剣術の師、唯一残った実の姉、同年代の親友たちに慕ってくれる孤児院の年少組。弟分の若い部下たちに、自分を応援してくれた大勢の人々。
しかし、姉が幸せの一歩を踏み出すための結婚式の当日、彼は仲間、尊敬すべき主君として信頼していた皇族、貴族に裏切られ、家族や親友、部下たちを全員皆殺しにされてしまう。
「……奴らを信じた俺が愚かであった」
次見えれば、ブリタリアの支配者たちを全て滅ぼそう。自分を裏切ったばかりが、大切な者を根こそぎ奪っていった者共……後に勇者を名乗る者たちを討ち滅ぼすと決意するアイゼン。
時は移ろい四年後。ブリタリアで誕生、大量育成された、かつての英雄の称号を冠した残虐な侵略者たち、五千人以上の勇者が世界征服に乗り出した時代、黒い大太刀を担いでアイゼンは師から授けられた対スキル剣術、護法一刀流で血風戦場を駆け巡る。
その隣には同じような境遇を味わった猫獣人の女。一人行くはずだった修羅の道を共に歩いてくれるという彼女の手を握り、アイゼンは誓う。
「相手は勇者の名を冠した五千の怨敵。だが恐れはせん。なにより今は、お前が隣に居る」
「一人一人が天災クラスの強者? 上等にゃん。最後の最後まで一緒に戦いましょ、アイゼン」
これは英雄譚ではない。勇者の敵対者、魔王を名乗る者たちの戦いであり、一度は全てを失い、再び護るものを得た二人による弔い合戦にして成長の記録であり、命を懸けた純愛劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 19:33:30
75175文字
会話率:45%
――刀術師。
それは、とある少年に付けられた蔑称。
魔術を碌に使えない、刀を振る事だけが取り柄。そんな魔術師に付けられたものだ。
とある一通の手紙が彼のもとに届いた。 それは彼の運命を変えるきっかけ。
翌日、彼は亡き父の言葉を思い出す。
それは彼の弱った心を奮い立たせるのに十分な言葉だった。
亡き父の言葉を胸に、桜ノ宮一刀流の剣技を駆使し、彼は挑む。
三か月後。 彼は魔術学院へと入学を果たした。
学院で様々な人々と関わり、変わっていく少年の日常。
かけがえのない仲間と絆を育み、勉学に励み、今まで経験してこなかった当たり前の生活を手にする。
新たな生活の中で色々な出来事を経験し、彼は人として、剣士として成長していく。
そして、少年は想う。 かの理想は遠いと。 かの理想は彼方にあると。
それでも、少年は想う。 父の背を見て育ち、その最後を見た彼は想う。
たとえ、己の理想が遥か遠き彼方にあろうとも、かの英雄の至った場所に辿りつくと。
たとえ、己の理想が困難な道の先にあろうとも、必ずその領域に辿り着いてやると。
これは、亡き父より受け継いだ刀を手に、少年が道を切り拓く、
――『刀術師の物語』――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 21:00:00
198598文字
会話率:26%