敵を倒せばレベルが上がる。レベルが上がればスキルが取れる。
当たり前の事だと思っていたそれらは、どうやら俺にしか適用されないらしい。
VRMMOだと思ってログインした異世界。最初に訪れた村でいきなりモンスターに殺されてしまう。
しかし痛み
はほとんどなく、すぐに全回復で復活。
コツを掴んだ俺は雑魚狩りを開始。レベルを上げて、自分を殺したモンスターを討伐する。
村の英雄に祭り上げられた俺は冒険者になるべく町へ向かう。
ダンジョンで狩りをして、冒険者ランク歴代最速昇格記録を塗り替える。
剣士の少女と出会うが、少女はクズ冒険者に騙されそうになってしまう。
たくらみに気付いた俺は彼女を助けてクズ冒険者を殺す。
少女を助け、クズ冒険者を殺し、ドラゴンを倒して超級アイテムをゲット。
有史以来初の偉業を称えられて、町ではお祭り騒ぎ。
冒険者としての成功を積み重ね、アイテムを収集し、どんどん強くなっていく。
最強の異世界生活を満喫する――。
※ハーレムタグは保険です まだハーレム展開は決めていません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 16:22:23
118119文字
会話率:30%
――刀術師。
それは、とある少年に付けられた蔑称。
魔術を碌に使えない、刀を振る事だけが取り柄。そんな魔術師に付けられたものだ。
とある一通の手紙が彼のもとに届いた。 それは彼の運命を変えるきっかけ。
翌日、彼は亡き父の言葉を思い出す。
それは彼の弱った心を奮い立たせるのに十分な言葉だった。
亡き父の言葉を胸に、桜ノ宮一刀流の剣技を駆使し、彼は挑む。
三か月後。 彼は魔術学院へと入学を果たした。
学院で様々な人々と関わり、変わっていく少年の日常。
かけがえのない仲間と絆を育み、勉学に励み、今まで経験してこなかった当たり前の生活を手にする。
新たな生活の中で色々な出来事を経験し、彼は人として、剣士として成長していく。
そして、少年は想う。 かの理想は遠いと。 かの理想は彼方にあると。
それでも、少年は想う。 父の背を見て育ち、その最後を見た彼は想う。
たとえ、己の理想が遥か遠き彼方にあろうとも、かの英雄の至った場所に辿りつくと。
たとえ、己の理想が困難な道の先にあろうとも、必ずその領域に辿り着いてやると。
これは、亡き父より受け継いだ刀を手に、少年が道を切り拓く、
――『刀術師の物語』――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 21:00:00
198598文字
会話率:26%