泰平の世の中に、戦国期に名を馳せた忍者らはその活躍の場を失い、すっかり牙を抜かれた──かに見えた。
しかしながら、そのすべてが活躍の場を失ったわけではなかった。南海道は四國、伊豫松山の地にては、今もなお忍者軍団が健在にて、ご城下の治安と平
和を守っていたのである!
その名を、伊豫忍軍! ある時は不逞の輩を、ある時は人を惑わす妖怪変化を、そしてまたある時は、倒幕を企む長州藩が送る刺客と死闘をくり広げていた彼らの生きた様をここにしるす!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 20:19:26
158623文字
会話率:44%
『要は勝ち組につくことだ』
次郎兵衛の主張はそこに尽きた。
これは彼、『負け組次郎兵衛』が死の前に記したとされる書物からおこした物語である。
最終更新:2023-10-31 11:00:00
14376文字
会話率:22%
物語の舞台は江戸時代の初めころ。
たぐいまれな鉱山技術で徳川幕府に莫大な富をもたらした怪人――大久保長安。
彼の遺した隠し金山の地図が、不吉な事件の幕開けを告げる。
甲州にあるという長安の隠し金山。しかし地図に従い、調査に向かった
ものたちは凶悪な化け物となってもどってきた。
不吉な屍『凶屍』と呼ばれる怪物となった彼らにかみつかれると、かみつかれたものも凶屍と化してしまう。
この事態を脅威に感じた徳川幕府は幕臣大久保正重と忍びの血を引く三人の娘――高坂野菊、風魔小夜、胡蝶を現地に派遣し、調査に当たらせることにした。
戦国の世も終わり、忍びの価値も薄れかけた時代――一族の命運をせおった少女たちの死闘が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 21:00:00
143081文字
会話率:32%
天下泰平の時代、江戸。
旗本十一男、榊原謎時(さかきばらのなぞとき)は密室の城で起こった大名殺人事件の検分をするため、幼馴染の女忍者あおばをお供に来栖国へと向かった。
来栖国にて待ち受けていたのは、いかにも胡散臭い四人の容疑者たち。
――茶屋の娘、おみつ。
――浪人、笹木小四郎。
――巫女、やちよ婆。
――流れ仏僧、赤龍法師。
呪いか祟りに殺されたと噂される密室大名殺人事件を、謎時は解き明かさねばならないのだが――ひとつ、問題があった。
この榊原謎時、いかにも謎が解けそうな名前とは裏腹に、謎解きなんてまったくしたことがないぼんくらざむらいなのである。
※当作品はカクヨムにも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 15:00:00
109882文字
会話率:53%
怪異とは、概ね人々を脅かす人敵の存在であり、それを狩るのが降魔師である。
降魔師の少女・紅葉は、訳あって黒狐の面を被り、顔を晒すことなく怪異妖怪妖魔魔物魔性化外化生を狩り続ける対魔の専門家であり、それが学生生活の傍らで、当たり前の日常として
淡々を行われるものであった。
この物語は、そんな紅葉の日常を淡々を書き綴るだけの、味気ない書き散らしである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 17:55:41
1855文字
会話率:32%
古来、怪異は影より顕れ人々に害を為すという。
江戸前期から後期にかけ狩り尽くされた筈の彼ら怪異は、先の大戦以降、再びその姿を少しずつ顕すようになった。
人々が想像・伝承上の存在として語る魔物どもが姿を顕すならば。
それと同じく怪異を
狩る者――降魔師もまた、その姿を顕す。
現代日本を生きる降魔師・朝霧と呼ばれる少女は、その道の権力者と折り合いが付かず、学生生活の傍らで、ひっそりと国に蔓延る魔物どもを退治する日々を送っていた。
奇天烈怪奇・摩訶不思議。人間奇譚に怪奇譚。
少女が廻る、この歪な物語の名を――
*この物語は、少女朝霧が原始的かつ強引に、様々な怪事件を解決する型式を主軸としている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 00:00:00
10601文字
会話率:28%
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神
気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
俺、佐倉小路 雄一の家は昔は大名だったそうだ。
……とは言え、今はどこにでもいる一般人だけど。
そんな俺の元に、くノ一がやって来た。
なんでも、俺の護衛だそうだ。
護衛なんだから、優秀だと思うだろ?
でも、やって来たくノ一はとってもポン
コツな奴だった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 21:01:23
3687文字
会話率:52%
【∶バルーンアートの写真を掲載中∶】
セミを、知っていますか?
セミは、日本の代表的な「鳴く虫」です。
夏の象徴のような存在で、うるさいほど大声を上げ、はかなく息絶える虫として知られています。日本人はそんなセミに、季節の情緒や『も
ののあわれ』を感じました。
□ 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
…… とは、もっとも有名な俳句のひとつです。
しかし、セミはよく知っているようで、まちがった知識が信じられていたり。古い日本で美しさが称えられたこと、さまざまな言葉が忘れられています。
今回、おもしろく思った日本のセミの雑学をピックアップしました(歴史と文化に偏っています)。
読めば、セミの「新鮮味のない」イメージがゆらいで、ちょっと見直したり。新たな創作のタネが見つかる、かも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 18:00:00
14871文字
会話率:13%
県立丸葉津高校二年忍者科の武田隼人ら生徒二十八人は、不定期に開催されるデスゲームに選抜され、他校の二十八人と闘うことになった。
様々な能力を持った忍者、くノ一が命を賭して敵を討つ!
二十八人は多すぎる! ましてや敵も二十八人なら!
既視感を覚えたとしても、それはきっとオマージュです。
拙作「クラスまるごと異世界転移 超絶シビアな村作り」のキャラクターで別の話を書きました。異世界転移もよろしくお願いします。
※メタ要素があります。苦手な人はがんばってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 19:32:00
33076文字
会話率:46%
先日、某作家さん達と「最終回だけで、どれだけ面白いと思わせられるか」的な話をしていました。
こいつぁ面白い! ということで「勝手に書き終わり祭り」として、ネタ帳の中から一作を最終回のみ書いてみました。
前書き部分には「これまでのおはなし」を
入れています。
オリジナル設定の最終回のみで、どれだけのクライマックスが作れるか。
ちゃんとお話を畳めるのか。
など、思うところは沢山ありますが、要は「なんか面白そうだったからやってみた」てノリの実験です。
良かったら読んでみてくださいまし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 19:02:32
3284文字
会話率:67%
甲賀の忍びが、伊賀のくノ一ユヒとくちなしを襲って来た。甲賀の忍び達はユヒの希代な動きに翻弄されて、くちなしに斃された。
くちなしとユヒは、ユヒの秘術『口々の術』で風魔小太郎を斃した。
異体の武士にくちなしは右手首を切り落とされた。ユヒの
怒りに怯んだ武士を、くちなしが斃した。
くちなしは高坂甚内を襲ったが陣内の反撃で窮地に追い込まれた。ユヒが乱入して驚いた隙をついて、くちなしが甚内を斃した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 16:08:59
25270文字
会話率:35%
ネトゲやってたら変な奴に絡まれて共に行動。でも実はそいつは死んでました。
最終更新:2021-08-27 00:23:50
1607文字
会話率:40%
現代社会で生きる忍者が居た。
彼女は強く生き続ける。たとえ、どんな苦難に見舞われようとも!
【オチが無い上に内容も良く分かりません、注意してください】
最終更新:2021-08-11 10:40:48
2484文字
会話率:51%
忍者の里〈劫牙〉より姿を消し、抜け忍となった忍者――玖嶄(くざん)。
最強の幻術師「果心居士」を倒すため、彼は迫り来る〈劫牙〉の追っ手を退けながら、霊宝玉『青生生魂(アポイタカラ)』を集める旅を続けていた。
不死の剣豪・赤川鷺丸を倒し、ふ
たつ目の青生生魂を手に入れた玖嶄は、旅の途中で立ち寄った村で一人の老爺から、気になる噂話を聞く。
それは、山中の一軒家に住む親子――その娘が奇妙な石を持っている、というものだった。
娘の持つその石は、青生生魂なのか?
真偽を確かめるため、玖嶄はひとり山を登る――。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 00:10:32
14664文字
会話率:33%
最強の忍者軍団と呼び声の高い風魔の末裔であるアヤメ。
伝説とも言われる風魔小太郎をも凌ぐとさえ言われる才能で、近い未来、最強のくノ一として君臨する。
だが、そんなアヤメにも新人の時期はあるのだ。
デビューしたての下忍に失敗は付き物。
これは
その任務記録の一部を抜粋したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 21:24:55
973文字
会話率:0%
怪しげな自己啓発セミナーに集まった四人。
講師は現代社会を裏で牛耳る「忍術」を伝授しようというが…。
最終更新:2020-10-31 18:38:52
2402文字
会話率:23%
カヲルとサクラはとっても仲良し!
ちょっとみ百合カップルにしか見えないけれど、カヲルには秘密があった。
実はカヲルは男の子なのだ。
睡蓮寺流くのいち忍法の跡取りに生まれたカヲルは、幼い頃からくのいち忍法を叩きこまれていた。
「そう、睡蓮寺流
では男の子でも、くのいち忍法で最強になれちゃうんだよ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-21 08:25:47
122099文字
会話率:41%
謀反の疑いを懸けられ投獄された五島藩藩主とその側近達。首謀者は江戸幕府老中と五島藩国家老。
天下を揺るがす壮大な陰謀を究明するため、藩主の娘達は江戸を目指す。だが、老中が放った恐ろしい怪忍者軍団の刺客が迫っていた。
最終更新:2020-04-20 16:53:45
11756文字
会話率:70%
甲賀忍法帖を元にしたオリジナル作品です。
異能力バトルで、人間関係を描いた作品です。よかったら、読んでください。
最終更新:2019-07-10 21:06:08
3185文字
会話率:51%
――あのね、おおきくなったらね、せーごのおよめさんになるの!
――うん。佳代の事、待ってるよ。
幼い頃の、幼い約束。
守れぬまま、彼は去った。
しかし、少女は淡い約束を胸にその地で生きている。
忍とは何たるか。
甲賀に住む
子らがその問いを探している時に、相模の山の奥深くにて紡がれた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 08:18:52
8524文字
会話率:19%
――僕達は、ただ怖かっただけなのかもしれない。
甲賀へ戻る交歓留学生を見送ったのち。
伊賀の養成所では、新しい二回生として二人の少年を学び舎に迎え入れた。その少女のように見える子供達の名は、十津川八十と十津川八百。
編入という形で
甲賀より逃げてきた二人の少年が自分を見つめ直す青春は、ようやくはじまったのかもしれない。
※先日完結した「戦国忍法帖~甲賀ノ巻~」の続編のようなものですが、こちら単体でも読めると思います。
甲賀編はこちら→ https://ncode.syosetu.com/n5959fh/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 12:18:10
31731文字
会話率:34%
真の孤独など、知りたくありません。
人はいずれ死ぬ、遅いか早いか、だけでさァ。
忍の道を選んだ時点で、僕はもう人ではなかったのかもしれない。
時は戦国。
各国の諸大名諸武将が鎬を削る戦乱の世で、暗躍する者達がいた。
忍。
感
情を殺す彼らは、人間なのか。
親の死に涙を見せない彼は、人間なのか。
自我を持つ事を許されない忍という者は、人間なのか。
これは甲賀にある忍の養成所にて起きた、生と死の物語。
※以前書いた小説のリメイクです。ゆっくり更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 21:06:43
81597文字
会話率:35%