かつて、魔女と呼ばれた女がいた。
銀の髪と氷の瞳を持つ女は、森の恵みを分け与え、人と静かに生きていた。分け隔てなく、ただそこに存在していた。それが平穏だと、信じていた。
ヴェルディナ王国の王女・ミアは原因不明の病に倒れ、ひとりベッドの上
に横たわっていた。自由のきかない体に絶望し、死にたい、と毎日過ごす。
そんな彼女の心を溶かしたのは、辺境の地からやってきた王子だった。その一点の曇りのない瞳に、一瞬で引き込まれた。
ミアは王女としての務めもある。脅かされる王国の分断に、裏切り。そして精霊が宿るとされるエリディオの地の魔女の伝説。
その呪いは、二人を容赦なく襲いかかる。
魔女は言った。
「愛を奪い、平穏を壊した人間たちに、思い知らせてやろうじゃないか」
自分勝手な人間ども。
「愛を裏切ったその罪を、世界を凍てつかせた償いきれぬその罪の重さを。一体、何に触れてしまったのかを」
魔女は求めていた、あの日に失われた愛の温もりを。
「愛は死んだ、もう二度と戻らない」
それを知るためならば、世界を滅ぼすこともいとわない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:02:14
98970文字
会話率:35%
記憶と記録が支配する世界で、時間操作能力を持つ魔女アラヤと、万能メイドロボのラーダが世界を股にかけて暗躍する。ヴェルディアの港から鎮星学園、帝国の宇宙基地へ。白うさぎの謎を追い、この世界の真実に挑む。スパイ、アクション、魔術、哲学が交錯する
SFファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:30:00
141829文字
会話率:27%
アルフォンス・ヴェルディエは王都を遠くはなれた田舎の貧乏子爵家の三男坊。十二歳の誕生日、条令にしたがってバース診断を受けたら医師にアルファだと診断され、バース管理局に通報されてしまったので、行きたくないのに王都の貴族学校を受験するように命令
が来てしまった。貴族学校は貴族の子女のための学校だが、近年は学費の高騰を理由に貴族でも爵位の低い家の子女は入学しなくなっていた。そこで王政府は、有能なアルファを官吏として徴用するために、爵位の低い家の子女でもアルファには強制的に入学試験を受けさせ、結果によっては入学料や授業料を免除で入学させているのだ。
オメガバースに独自設定を配合しています。バースによる能力の差や身分による差別などにとまどう子どもから、長じて恋愛話に移行していきます。
ボーイズラブですが、女性も出てきます。
第一部では恋愛要素はほのかな初恋程度。
バース性による能力を妬んだり、能力よりも身分至上主義の人がいる世界です。妊娠、出産などはありません。
西洋風の貴族がいる異世界で、移動手段は馬車なのに、点滴とか注射とか、写真とか録音の技術はある、ご都合主義でゆるい世界感です。
残酷描写は第一部にはありません。第二部には、暴力、流血シーンがあります。
第二部中盤から、恋愛要素が増えていきます。くっついてから後、キス以上するところまで行ったら、ムーンに移して書くかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 09:03:32
78361文字
会話率:38%
世界は、七つの理(ことわり)によって支えられていた。
炎・氷・光・闇・風・雷・大地──それぞれを象徴する龍たちは、創星の女神セレナの意志を継ぎ、静かに世界を見守っている。
グランディス帝国。
その南端の火山領に生まれた少女アグニス・ヴェル
ディアは、「炎」を受け継ぐ家系の次代として、帝国の秩序を守るために剣を取る。
──仲間を導き、民を守り、自らの命すら賭けて。
だが、その背には刻まれた運命がある。
彼女は、“世界が忘れたはずの存在”だった。
炎の継承者としての宿命と、消えゆく記憶。
少女が信じた理(ことわり)は、戦火の中で試されていく。
これは、理の世界で“在る”と選ばれた者たちの物語──
そして、やがてすべてを照らす星の律動《セレナ》の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:45:19
71033文字
会話率:13%
貴族令嬢イリス・ヴェルディエは、年増の老貴族との結婚を拒否し、夜の闇に紛れて屋敷から脱走した。
「この私があんなのに下賜されるなんて、許されないわ!」
そのプライドの高さゆえ、身分も誇りも投げ捨てて、彼女が辿り着いたのはスラムの闇市。
そこで外の世界の知識など皆無な自分が生き残る為に、奴隷を買うことを決意する。
高慢でプライドだけは人一倍なイリスと、奴隷として買われた謎多き青年、ルーク。
二人の不思議な主従関係は、自由を求める逃避行と混乱の始まりに過ぎなかった―。
しかしこの奴隷、私に対しての不敬がすぎる。
「ちょっと、不敬よ!」
そんな言葉を響かせながら、今日も2人で旅に出る。
全ては己の自由を手に入れる為に…!
※恋愛要素を入れていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 23:30:18
49470文字
会話率:32%
一度目の人生をルヴェルディ帝国の皇后として生きたクリスティナ・リーズ・ルヴェルディは、「悪女皇后」の名に恥じない傲慢で奔放な人生を生きた。悪事のかぎりを尽くし…悪女としては100点満点の彼女だが、母親業では自分が産んだ子の顔さえ思い出せない
落第点ホルダー。そんな自己中女の末路は、息子による断罪と絶命だった。「この子、何番目の子だっけ?」…母親失格な心の声と共に天に昇る彼女だが、死んだと気付いたその瞬間…20年前の子供時代へと遡り、実家であるクレメント公爵邸の自室で目を覚ますことになる。二度目の人生を授かったクリスティナは神に感謝し、己の過ちを振り返る。そして、自省の念に駆られながら誓ったのは「脱!悪役悪女」。見た目だけは美しい公爵令嬢が絶望に直面しながらも「良妻賢母」目指す物語。はたして望むとおりの未来に辿り着けるのか?どうぞお楽しみに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 09:23:44
93690文字
会話率:26%
神社の子供として生を受けた神谷葵は、小さい頃から自由がなく「家の為に生きろ」と言われ続け、親の愛情も知らないまま大人に成長した。
そんなある日、唯一葵に優しい祖父が災害によって命を落とし、自分の夢も同時に叶える事が出来なくなった。
そ
んな絶望のドン底にいた葵だが、気が付いたら見知らぬ森にー!?
これがよく言う異世界と言うやつかと思ってたら髭が特徴のクレイツおじさんに出会い、次第に打ち解けていく……。
また、この世界に魔法が存在する事を知り興味を持ち始める葵だったが、魔獣や魔物、ましてや出会ってしまったら最後、誰にも倒すことのできないアンデッドに遭遇してしまい絶体絶命のピンチにっー!?
一方その頃、召喚の儀によってこの世界に召喚された聖女が魔物討伐の為魔物被害の出ている街へと向かっていた。
「え、聖女居るの?」
既に聖女が居る理由や、葵が持っている「巫女の力」とは一体何なのかー?
そして、アンデッドに関して知っていけばいくほど、聖女より葵の持っている力の方が希少である事が分かり、戸惑う葵。
また、ある人物に魔法を使っている所を目撃されてしまいー?
「…俺は腹黒天然男ではありませんよ、可愛いお嬢さん」
「おっ…お嬢…さん…?」
性格がやや難ありの超絶美形男子、宮廷魔導師団団長アイル・ヴェルディス。このイケメンに何かと絡まれるようになり、葵の望む極力誰とも関わらず、自由に過ごすという願いは遠くなる一方にー?
果たして、葵は誰にも縛られず自由に生きることができるのか?
そして葵が心の底に封印した皆が平等に持っているある感情を克服できるのかー!?
「葵…」
「……。」
これは独りぼっちになった女の子が、幸せを手に入れるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 12:50:31
101906文字
会話率:31%
ヴェルディア帝国の皇后として国民に愛され、皇帝ノアの伴侶として順風満帆に生きてきたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに「愛する女性」としてイザベルを迎え入れた
のだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。耐えがたい屈辱の果てに、彼女は離婚を決意する。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは別の陰謀か——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 16:37:40
55586文字
会話率:37%
世界はもう、終わっていた。
──それでも、剣を握った。
かつて神に見捨てられた異世界。
人類は滅びかけ、希望はとうに潰えた。
それでも、燃える村の片隅で、
少女は剣を抜いた。
名はセリス・ヴェルディナ。
王家の血を引きながらも、
幼き
命を守るため、ただ一人、神に挑む。
絶望の中、彼女の前に現れたのは──
焦げた剣を引きずり、地獄をまとった一人の男だった。
「俺は、神を殺すために造られた。
……それだけの存在だ」
その剣は、すべてを断ち。
その背は、世界の終わりすら切り裂いていく。
これは、かつて世界を救うはずだった男と、
ただ祈ることしかできなかった少女が出会う物語。
たとえ世界が滅びても。
人が忘れられても。
──それでも、“人間”の希望だけは、消させはしない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 10:27:20
2695文字
会話率:14%
誇り高き貴族の令嬢ことエリス・ヴェルディには婚約者がおり、お見合いとはいえ優しい彼との結婚を心から楽しみにしていた。順風満帆な生活、これこそ彼女が理想とするものものだった。
しかしエリスの誕生日、彼女は母親から食堂に呼び出され、さらに婚約者
であるアレンともそこで出会うが、屈辱的な展開が起こる。何とアレンは浮気し、メイドのエルフと結婚したのだ。挙げ句の果てにエリスは母親に絶縁を言い渡され、強制的に屋敷から追放されたのだった。
全てを失ったエリスは途方に暮れ、悲しみ、怒りに支配されていたが、そこに偶然かつて彼女が初恋した相手である幼馴染が現れ、しっかり慰められた。そしてエリスは幼馴染ともう恋愛しようと決心し、家族と婚約者への復讐の協力をねだると、ものの数秒で彼からの許可を得られた。
果たして、エリスの報復は無事に成功し、幼馴染との幸せを手に入れることはできるのだろうか?
波乱万丈なエリスの闘いが、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 16:13:56
10994文字
会話率:26%
令嬢クラリス・ヴェルディアは、感情の起伏が少ないことを理由に、王太子から一方的に婚約破棄されてしまう。
感情の爆発させかたすら知らない彼女は、屋敷の裏庭で棒を手にひたすら木を叩き続けた。
棒からの反動を緩和しようと工夫をするうち、相手に一方
的に力を伝える『弱点』がわかるようになってきた。
気づけば、護衛の使用人をたやすく倒す、剣士、といっていい冴えを見せるほどに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:31:16
3058文字
会話率:35%
現代…世界は対戦後のような荒れ果てていた。そして、それによって起こる様々なテロ事件を未然に解決するために発足されたヴェルディ機関。そこに所属する暗い過去を持つ少佐と、今を照らす部下が、テロ壊滅に挑む!
最終更新:2025-06-15 03:20:59
631文字
会話率:53%
かつて、勇者とともに魔王を討った一人のエルフ──ヴェルディア。
その名は歴史の中に埋もれ、今では深い森の奥で「語りの茶亭」の主として静かに暮らしている。
訪れる者は、戦に疲れた兵士、道に迷った旅人、そして……ある秘密を抱えた少女。
ヴェ
ルディアは、熱い茶を淹れ、言葉少なに語る。
それは戦いの物語ではなく、戦いの“あと”を生きる人々が、自分自身の“意味”を見つけていく静かな対話の記録。
「熱すぎる茶は舌を焼く。だが、冷めるまで待てば……味が見えることもある」
忘れかけた心の温度を思い出す、静かな語りのファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 14:39:11
82253文字
会話率:23%
聖女召喚——それは希望のはずだった。
ユーステリア大陸の一部を占領する魔族との戦いに向けて、魔族領と最も近接するフェルディナンド王国が中心となって、大魔法『聖女召喚』を行う。
魔法の発動によって、天と地を結ぶ闇夜を黄金に照らす巨大な光の柱
が聳え立ち、大陸を包み込むような魔力と共に1人の女性が姿を現す。翠の髪と黒水晶のような瞳をした綾月真璃那だった。
召喚魔法は成功し歓喜に溢れるはずが、真璃那の容姿を見て、畏怖の念を抱き困惑する者たち。騒然とする中、ハイン・フェルディナンド——フェルディナンド王国の国王——がある命令を下す。
「さっさと、幽閉しろ」
時を同じくして、ヴェルディス王国——ユーステリア大陸の僻地にある小国。その王太子であるカイル・ヴェルディスは、黒紫色の瞳に闇夜を照らす光の柱を映したとき、まるでこれから人生が始まるかのように、心の奥底に眠っていた情動が震え出した。
(今度こそ彼女を——。今すぐにでも、彼女の元へ)
カイルを突き動かす彼女への想い。
決して交わるはずがない、別々の世界を生きた2人が、運命によって出会う——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 20:00:00
73772文字
会話率:24%
中世的で可愛らしい男の子は、生まれた時から師匠と旅を続けている。
目的もなく自由気ままな旅だったが、アムブロジア王国のムスタヨケルの街でバイオレット・メイフェイア公爵令嬢に探されたことをキッカケに2人旅は終わりを告げる。
可愛らしい男の子
の本当の名前は、アイビー・ヴェルディグリ公爵令嬢。
アムブロジア王国の隣国、セルリアン王国ヴェルディグリ公爵家の愛娘になる。
アイビーが旅をしていた理由は、アムブロジア王国の陛下から身を隠すため。
アムブロジア王国の公爵家に見つかってしまえば、陛下に献上されるおそれがある。
師匠1人では守りきれないと判断し、ヴェルディグリ公爵家に帰ることになったのだ。
公爵令嬢に戻ったアイビーを待ち受けていたものは、家族からの溺愛、そして、カディス・ブル・セルリアン王子殿下と契約で結ばれた婚約だった。
可愛すぎるアイビーを守るため周りはあの手この手を考え、アイビーはアイビーで「守られてばかりでは」と奮闘するお話です。
のんびり進みます。
長編になる予感がしています。
頭が狂っている人が出てきますので15禁になります。
1ページ辺りの本文の長さは一定ではありません。
2,000文字を目安にできれば思っていますが、短くなったり長くなったりします。
平日に2ページ更新を目標に投稿していきます。
土日祝はお休みになります。
拙い文章になりますが、楽しんで読んでいただければ幸いです。
読みにくくならないように心掛けていますが、読みにくかったら申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:10:00
450853文字
会話率:44%
中学2年生のヴァイオリニスト・月島ひかり。音楽室で見つけた不思議な古時計によって、彼女は400年前のバロック時代へとタイムスリップしてしまう。
フィレンツェではモンテヴェルディとオペラの誕生に立ち会い、ヴェネツィアではヴィヴァルディの「四季
」初演のソリストと親しくなる。厳格なバッハの家庭で音楽理論を学び、ヘンデルと共に「水上の音楽」でテムズ川を航行し、ラモーのオペラの創作過程を目撃する——。
偉大な作曲家たちとの出会いは、ひかりの音楽への理解と情熱を深めていく。しかし懐中時計の針が速く回りはじめるたび、彼女は次の時代へ、そして最終的には現代へと戻らなければならない。
作曲家たちは気づいているのだろうか?彼女が未来からやってきた少女だということに——。
バロック音楽が生まれた瞬間に立ち会う少女の冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 16:15:09
47411文字
会話率:45%
魔女は世界にひとりしか存在しない。
モナルダ・フロールマンは世界各地をめぐるさすらいの旅人だが、各地で名前が通っていて、魔女として名誉な地位を持ち、繋がりある者たちから依頼を受けるのを生業としていた。
ぶっきらぼうだったり、朗らかに
笑ったりとつかみどころのない彼女は、ある日そうして、ヴェルディブルグ王国の女王・フロランスから依頼を受けるために都市を訪れた。
依頼は娘のレティシアを隣国であるリベルモントへ連れて行く事だと分かって頭を抱えたくなりつつも、本人が嫌でないのならと引き受けた。
やがてフロランスの目的を理解したモナルダは────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 01:17:52
181658文字
会話率:59%
コンドリミア大陸の片隅に、緑豊かな王国「ヴェルディア」がありました。
しかしその美しい国で幸せに暮らしていたのは、王族など一部の者だけでした。国王アルトゥールは民に重税や兵役を課し、逆らう者には厳しい罰を与え、民を虐げていたからです。
王子のアレクセイは父が築いた城の中で裕福な生活を享受していましたが、外の世界で苦しむ人々の姿を見て胸を痛めていました。
ある日、アレクセイは不吉な夢を見ました。目に怒りの炎を宿した数万もの民衆が、思い思いの武器を手に王城を包囲しているのです。
目覚めた彼は、自らの運命を知るため、占い師セリーヌを呼ぶことにしました。セリーヌは王子の前に現れると言いました。
「王子よ、あなたの未来には危険が待ち受けています。国は滅びの運命にあります」
「どうすれば王国は救われるのか?」
「あなたの選択が王国の未来を変えます。わたしは今日、それを王子に伝えに来たのです。あなたが王国の未来の鍵なのです」
「わたしに出来るでしょうか」
「それは分かりません。しかし分水嶺はまさに今です」
このお話は、王子アレクセイが夢に見た滅びの運命に立ち向かう物語ー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 22:57:24
3716文字
会話率:29%
■ぼくの名は……ライハ、モンスターを狩るガーディアン。
ここは、有機ネットワークで繋がれた世界。
有機物のネットワークを感覚に投影することで仮想空間にいったり、空気中のバイオマシンに伝令を送ることで、電撃や炎を瞬時に起こしたりが容易に
なった世界。
ここに暮らすビーストと呼ばれるものたちは、有機ネットワークからエネルギーを補給し、食べ物すら摂取する必要がなくなっていた。
しかし、ビーストたちの中に有機ネットワークからエネルギーを獲得できないモンスターと呼ばれる存在が現れた。
モンスターは、エネルギーをほかのビーストから奪うために今日もひっそりとどこかに身を潜め、ビーストたちを喰らっている。
そんなモンスターを狩る職業ガーディアン。
モンスターに家族を皆殺しにされたぼくは、復讐をするようにモンスターを狩るガーディアンになった。
だけど、今は……今はピンチかも!
■無事か?命拾いしたな?
討伐対象の狼獣人に追い詰められ、大ピンチ。
そんなピンチを救ったのは、ヴェルディという名の蛇人だった。
胸がどきどき!恋焦がれるが彼もまたモンスターだった!?
恋を振り払い、討伐しようと何度も挑むが敗北してばかり。
そんなある日、復讐にやって来た鷲鳥人。
ライハを庇うヴェルディ、果たして恋の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 23:01:31
1839文字
会話率:43%
それまでは平民として花屋で暮らしていたカルナ。ある日、魔力量の測定試験で良い成績を出し、急遽魔法学園への入学が決まる。全寮制の男子校であるヴァイスハイト学園で、同じ寮の部屋になったのは、学内で絶大な人気を誇るヴェルディだった。第一印象はあ
まり良くなかったが、いざ一緒に暮らしてみるとヴェルディは実は優しい性格で――…… ※人気者貴族×比較的平凡の、魔法学園での恋物語。異世界ファンタジー×魔法学園×ボーイズラブです。(他サイトにも掲載しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 02:29:13
68552文字
会話率:67%