尊大でイヤミな男・馬場春彦と、ひねくれ者でイヤミな男・西園聡真。
性格はどこか似ているようで、どこか決定的に違っている。
馬場は学年二位の秀才だが運動は苦手、不器用な真面目人間。
対して西園は成績トップの文武両道。そつのない優等生で、皮肉
屋。
正直、嫌われていてもおかしくない二人――なのに、なぜか頼りにされてしまう。
その理由は、彼らの観察力と、時に鋭く刺さる言葉にあった。
一見、ただの皮肉屋コンビ。
だけど彼らの放課後には、少しだけ“謎”が混ざっている。
これは、「イヤミな二人」にしか解けない、
ささやかで、ちょっとビターな日常の謎の物語。
________________________
【馬場 春彦(ばば はるひこ)】
まじめで几帳面、どこか時代錯誤な優等生。
革の手帳に日記と謎解きを記録するクセがあり、独り言も多め。
沈黙を破るその“言葉”は、しばしば誰かの核心を刺し抜く。
クラスではちょっと煙たがられているけれど、意外と頼りにされている。
【西園 聡真(にしぞの そうま)】
飄々とした人気者。口がうまく、先生にも女子にも好かれるタイプ。
けれどその笑顔の裏には、どこか冷めた視線がある。
観察力が鋭く、相手の「ほころび」を嗅ぎ分けるのが得意。
ちゃらんぽらんに見えて、本質はかなりシビア。
【語り手(?)】
彼らを見つめる、もう一人の“私”。
物語の語り部として、時に優しく、時に冷たく事件の背景を語る。
彼女(or 彼)は、当事者なのか、それともただの傍観者なのか――。
※本作は、ミステリ寄りの青春群像劇です。
※各話ごとに完結する「日常×小さな謎」の構成になっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:57:38
5061文字
会話率:26%
錬金術学生ナロンチャイ・ジャイデッド、またの名をタケル。
タケルはある時病院の霊安室で目を覚ます。左手に刻まれたのは『11』という数字。いくつもの矛盾する記憶を抱えながら、タケルは病棟を脱出し、人生を取り戻すことを誓う。新入りの検査技師マリ
ウス、暴れ者の実験体ミッシェルをはじめとする病棟の反逆者とともに。
一方、タケルの蘇生は病棟の管理者にも伝わり。
「必ず生かしたまま捕らえろ。ナンバー11は貴重な生存例で、それでいて再教育さえ済めば我々の戦力となる」
病棟の職員、幹部はタケルの捕縛へと動く。
タケルや実験体による人生を取り戻すための戦いはやがて大陸全土を揺るがす出来事となる――
錬金術、魔法、『イデア』という異能力の存在する隔絶された大陸で何が起きるのか……?
※この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれます。
※差別的な表現が多数出てきますが、作者は差別がなくなることを望んでおります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:38:09
232018文字
会話率:34%
だからまた、優しい夢で会いましょう
最終更新:2025-04-16 18:01:38
242894文字
会話率:49%
グレミィル半島と呼ばれし領土には、旧き時代より多種多様な種族が混在していた。
南部で暮らす純人種達――『人の民』。
北部に棲息する亜人種達――『森の民』。
大別して二つの民に分類される領民達は、互いに生活圏を隔てて対立し続けてきたが
英
雄ベルナルドが半島を統治する大領主に封じられたことを皮切りとして徐々に諍いは静まり、二つの民は融和への道を歩み出そうとし始めた。
然れど、英雄は焼却された。
冬の居城。多くの者にとっては突然に。謎と呪詛を撒き散らす怪死を以て、歯車が狂い出す。
英雄ベルナルドは、ハイエルフの妻との間に二人の子供を設けていた。
即ち、英雄とその妻が成した『人の民』と『森の民』による混血の双生児。
双子の姉、ノイシュリーベは父の持つ高潔な精神と大領主の座、そして母に似た脆弱な身体と莫大なる魔力を継いだ。
双子の弟、サダューインは父に似た優れた身体と脆弱な魔力、そして己の手を汚してでも二つの民の融和を願う母の理念を継いだ。
英雄亡き後の時代を託された双子達は半島で生きる者達を護る為に奔走する。
足元で燻る対立の火種。蔓延する呪詛。大国の思惑が絡み合い、やがて双子の絆を蝕み始めた頃、
一人の女性の亡命を受け入れることにより大きく物語は動き出す。
歪に絡み合った因縁と恩讐。半島が抱える紫棘の開花を以て、歯車は更に狂い尽くす。
其は後戻りの利かぬ宿痾の清算。
刻曜の翠擲<グラナグラム>は誰の掌に――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:10:20
65368文字
会話率:27%
性格が悪いクズの俺は、友達が一人もいない童貞の高校生。
トラックにはねられて死んで、剣と魔法の世界に転生したから、ウッキウキでスライム倒しまくって、死ぬほどレベルをあげて最強を目指した。
寿命で死んだら、また転生した。レベルは引き継いでい
た。
強くてニューゲーム。
二回目の転生で世界征服し、王になった。
しんどかったから、もう二度とやらないと誓った。
三回目の転生でモンスターになった。
世界征服とかダルいからもういい。
無邪気に最強だけ目指していたい。
そう思っていたが、三回目の世界は、糞な貴族が好き放題やっている地獄だった。
どいつもこいつもクソ調子こいててムカついたから、とことん苦しめてから皆殺しにすることにした。
俺は性格が終わっているのだ。
自己中心的でサイコパスなシリアルキラー。
皆殺し破滅計画の初手として、俺は、
「スペックは高いが、頭がおかしいとウワサの悪役令嬢」に目をつけた。
「こいつを女王にして、こいつの犬として暗躍しよう」
うまいこと力を隠しつつ、悪役令嬢の犬として、陰湿に、残虐に、シニカルに、ビターに、ダーティに、手際よく、小気味よく、カス貴族共に絶望を与えていく。
改めて思う。
やはり、俺は性格が悪すぎる。
俺ほどのサイコはそういない。
もはや、自分で自分が可哀そう。
※周りの声。
悪役令嬢『あなたほどの聖人は見たことがない。私ではなく、あなたが王になるべき』
手下1『あなた様こそ、正当なる支配者』
手下2『世界で一番優しいあなた様に、この世の全てを奉げたい』
手下3『この上なく尊き方。全ての生命を照らす光よ』
……なんで、こうなる……
ゲロ吐きそうなほどキモい連中だ。
どうやったら、性格最悪の俺を、いい人間だと勘違いできるんだ。
俺を善人扱いするのは、フェルマーの最終定理よりムズいだろ。
――これは、『性格最悪の俺が、ハンパなカスどもを陰湿にイジメる物語』だが、
――『絶対に王にはなりたくない性格最悪の俺』と、そんな俺を『聖人』だと誤解して王にしようとするバカ共との、『終わらない血みどろの闘争』を描いた物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 07:20:00
198931文字
会話率:30%
闇の精霊と光の精霊が出会い、命を生み出す旅を続ける中で、命の儚さや存在の意味を探る。
彼らは自然を彩り、多くの命を育んでいく……
旅の途中で出会った人族の兄妹と友情を築き、彼らの成長を見守るのだが……
これは短編小説となって居りますが、
13話に分けて投稿予定です。
また、毎日投稿ではありませんので、そこのところはご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 20:10:00
7257文字
会話率:33%
下北沢のカフェ「Cafe Log」で働くバリスタ・早川綾音は、こだわりと意地っ張りが同居するおしゃべり好き。ある日、ふらりと現れた幼なじみの悠人と些細な口論から大ゲンカに発展してしまう。
最終更新:2025-04-13 19:19:30
6240文字
会話率:6%
どこにでもいる普通の中学2年生である五月田ゆず。
そんなある日、彼はクラスメイトである沢城雄大と七瀬美海と一緒に肝試しをするために町外れにある団地廃墟へと行くことになった。
だが、約束の時間になっても姿を現さない雄大に痺れを切らしたゆずたち
は廃墟へと入ってしまう。
最初は軽い中学の思い出作りのつもりが、自らの人生を大きく変える出来事へと発展していく。
これと言った特技もなく、力もない彼に果たしてこの先にある壮絶な運命を乗り越えることができるだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 23:38:51
4645文字
会話率:43%
ある狩人が異世界転移し、猟銃を遺して死んだ。
その猟銃を受け継いで、魔物を撃って暮らす女の子の話。
最終更新:2025-04-12 21:11:08
9086文字
会話率:35%
【妖魔】それは人ならざるもの。
この世界には、妖魔と人が存在する。 人々は妖魔を恐れ、嘆き、死を覚悟する混沌の時代。
そんな世界でいつしか妖魔に対抗できる者も現れた。 《アービター》と呼ばれる組織は、世界を妖魔から守るために作
られた。
妖魔を殺す。目的は同じでも… やり方が交わることはない。
「 お前達は妖魔の目的を知らない。それに、人間の醜さも知らない。この世界を蝕むのはどちらかな」
ある妖魔を探し旅をする者。 死にゆく間際に契約を交わした。 妖魔と人間の少女の奇妙な依存関係が始まる。
「 身体はくれてやる!その代わり、お前の力を寄越せ 」
復讐のための契約
そんな契約はいつしか形が変わって行く
「 お前を守ると…約束したんだ」
血まみれの刀を手に、少女は立ち上がった。世界の真実をその目で確かめるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 21:08:04
73240文字
会話率:33%
――記憶を失うたびに膨らむ空白と、他人の感情を読み取りすぎて自分の心が消えていく恐怖。
普通の学園生活を望む彼らに訪れるのは、研究施設の陰謀と、迫り来る強制的な“実験”の影。
それでも二人は、仲間と手を取り合いながら必死に抗う。念動力と読心
力――それぞれが抱える代償は、あまりに大きい。けれど、何度忘れても大切な人を好きになりたい。どれほど感情が薄れても、守りたい人がいるから。
言葉が擦れ違い、涙を零しても、彼らは諦めない。何度だって自己紹介すればいい。何度だって「好き」を伝え直せばいい。
記憶と心を取り戻すために、もう一度、学園の日常を紡ぎ出す。ビターな苦しみを抱えながらも、ゼロから始まる“再生”の物語――。
果たして彼らは、奪われたものを取り返し、再び笑い合える未来を築けるのか?
これは、忘却と喪失に抗う、二人と仲間の奮闘が交錯する学園ファンタジー。短い青春の最中、絶望に呑まれぬよう、ひたむきに前を向く姿を見届けてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 19:00:00
94432文字
会話率:28%
高二の冬に一人の学生は受験勉強をしていた。
過去を忘れイマに集中して、猛進すると決めた。
※ 勿論ですがフィクションです。
インスパ(※インスパイア) … 某SNS
ライトメモ … 某SNSの数十文字制限付きの投稿形式
最終更新:2025-04-07 01:13:43
1153文字
会話率:17%
妹の命を救うため、神と契約をして異世界転移を果たした青年が、異世界で悪神や人族の悪意に抗い続けた結果、最終的には世界樹に転生して魔族の軍勢を率いて人族を滅ぼすことになってしまった、ダークファンタジーです。
オチも含めてハッピーエンドと
は言い難い内容ですが、作者の好きを詰め込んだ作品なので、甘々なファンタジーもいいけどたまにはビターに味変したいよね、という読者様に楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:10:00
208519文字
会話率:34%
この作品は18禁のムーンライトノベルズ「春の短編祭2025・ふたりのすれ違い」参加作品を連載版にしたものです。
本稿なので具体的なエロチックなシーンは削除しました。夫婦たちの出会いや日常を掘り下げたくなり「小説家になろう」にも投稿しました。
テーマが「すれ違い」なのでビターエンドの作品です。
熱烈に愛し合っていても運命のいたずらに翻弄される夫婦の物語です。
ハピエンが大好きな自分の中では異質な設定でした。
この後の二人の物語も別投稿で書く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 22:51:51
37397文字
会話率:25%
婚約者に裏切られるも魅了スキルで見事奪い返し、その後やりたい放題をするも……
最終更新:2025-04-05 22:00:16
4488文字
会話率:31%
これは魔界の出来事を地球の言葉に翻訳した物語である。
なお、魔界に人間は存在しないが、便宜上『亻』の字を使用していく。
この作品はカクヨムにも掲載されています。
最終更新:2025-04-04 23:00:00
86240文字
会話率:29%
西暦1977年。
人類は外宇宙に向けてメッセージを放った。
我ここにありと示す文明の詰め合わせ。
それは無邪気なお遊びだったのかもしれない。
孤独に耐えかねたSOSだったのかもしれない。
内容は疎か、目的さえもいつしか忘れ去られた。
そして
長い長い時を経て思いは伝わり…孤独を解消できた人類は己が過去を呪う事になる。
虫けららしく物陰で黙っていればよかったのに…と。
この作品はカクヨムにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 04:26:40
15785文字
会話率:17%
ざまぁされた元王子様は、その後どう生きるか。
断罪された者に幸せになる権利はあるのか。
ざまぁは最初主人公サイドにだけ。
あとはみんな幸せハッピーエンド。
でもちょっとビターな大団円。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2025-04-02 16:03:31
3258文字
会話率:26%
こんな扱いされたらこんな気持ちにもなるよねってお話。
ざまぁといえるか微妙なラインの仕返し。
ご都合のハッピー?エンド。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2025-03-22 12:10:00
3024文字
会話率:33%
構ってもらえない上に誤解するような状況が重なると、こうなるかもねってお話。
もう少しお互い会話というかコミュニケーションが必要だったよねってお話。
誰が悪かったんだろうなってお話。
ご都合主義のハッピーエンド。
あるいは相手にとって
は悲しいビターエンド、ちょっとだけざまぁなのかな?
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 14:25:28
4345文字
会話率:21%
ケーレアンスの城にその従妹が現れた時、ラウイセは嫌悪を覚えた。なのに慕わしかった。その身に流れる血それ故に。ケーレアンス神祇伯家を継ぐ者として育つラウイセは、本当は従妹のトゥーネを振り払わねばならなかったのに。ホラーテイストあるかもな、わり
と重苦しいお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 21:52:16
6567文字
会話率:37%
「君を愛することはない。君を抱くこともない」婚姻したばかりの夫エリックが、夫婦の寝室に入ってくるなりそう宣った。そのたった一言で彼はすべてを失う―――。
最終更新:2025-03-08 19:42:50
3332文字
会話率:39%
思いのままの外見をかぶせることが出来るAIロイド。
故人となった娘の姿を模したAIロイドを、毎年、娘の誕生日にレンタルする男性。
彼はSNSに、ツーショット写真をアップする。切なる願いを込めて。
男が、娘そっくりの"AIロイド&q
uot;をレンタルしていた本当の目的とは──。
※バドエンではないけれど、ハピエンでもないビターエンドかな。
※このお話は「カクヨム」様ほか、「ノベルアップ+」様でも、"チームホワイトミルク"名義で公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 11:11:37
1004文字
会話率:17%
刻は、遥か未来のこことは違うどこかの世界。
物語は、とある宙域に存在するコロニーで起きる。
そこに突如現れた存在、UNKNOWN。
其れに対するは、何者でもない。無常を嘆く、無法者の詩を駆る。
中年男性とその家族の物語。
其の先の
結末は既に決まっている。ハッピーエンド成らぬビターエンドではあるが、それでも前のめりに進む。
ちょっと不思議(SF)な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 02:00:54
140627文字
会話率:16%