命を狙われ、外界から遮断された森に迷い込み、倒れた剣士ロイ。ロイが呟いた言葉に、過去の記憶のないピクシーの少女ウォリディは心を揺さぶられた。
一命を取り留めた剣士ロイは、カットラスという曲剣の使い手。彼は森の長老から、ウォリディを預けられる
。彼女は人の魂として迷い込み、哀れに思った長老が肉体を与えた存在だという。ロイは、ウォリディを何度も置いていこうとするが、彼女は何度も追いついてくる。
ロイは命を狙われる原因となった伯爵を相手に、いつか復讐することを仲間と約束していた。だが実際の彼は、復讐から逃げていた。しかし、復讐に消極的だった彼も、敵がウォリディを巻き込んだ事から、自由と安寧を手に入れるために前に進む。それは同時に、彼自身が復讐される側として討たれるために、でもあった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-09 19:21:53
163955文字
会話率:62%
王子の婚約者候補であるユーフィリア、リズベットの二人は共に才女であり、優劣つけがたい存在であった。しかしながら婚約者に選ばれるのは一人、両家が争うのは必然であったが、当の本人達は違っていた。王妃になるという事は重責を担うという事、己の才能だ
けでは辿り着けず、努力と覚悟なくしては王妃足りえない。二人にとってお互いは同じ高みを目指す同士であった。王妃への道を知るが故、相手もどれほど努力しているか知っている。敬意こそ持ちはすれ、敵意はなかった。お互いの立場がある故、それを表に出す事はしなかったが。
ユーフィリアは思っていた。例え自分が王妃になれなくてもリズベットなら祝福できると。しかし決着は思わぬ形でついてしまった。リズベットの父、シュタイン伯爵が起こした公爵令嬢暗殺未遂によって。ユーフィリアの理想が音を立てて崩れ去った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 14:41:14
148327文字
会話率:59%
「私、婚約破棄するから!!」
アーレン王国は魔法使いしか暮らせない国。魔力量によってレベル分けされ、それによって婚姻が決まっていた。
魔力量で決まった政略結婚に納得いかないアリシアは、アーレン王国から失踪する。
アリシアは気ままに旅をし
ながら、アーレン王国の王族問題を解決するために周りを巻き込みつつ、想いのままに突っ走る。
猪突猛進、少し我儘、我が道を行く……そして友達想いのアリシアは幸せになる為に思うがまま今日も行く。
冒頭の部分の婚約破棄は、される側ではなく、する側です。
水曜日と土曜日の週2日更新予定です。曜日は前後する事があります。
※作者独自の世界観があります。
※最後は私なりのハッピーエンドですが、それまでに主人公は、何度か失恋します。失恋耐性のない方はご自衛してください。
※R18になる様な性的描写はないですが、妊娠、出産の話もあります。苦手な方は注意を。
※結婚、離婚、暗い話、すれ違い等もあります。
※別作品の半端者〜のフィリアの母親の話になります。
誰とハッピーエンドかネタバレしたくない方は半端者〜はこちらを読み終えてからにして下さい。時間軸はこちらが先の話です。
※主人公であるアリシアは異世界転生、転移者ではありません。
※この世界の成人は16歳ですが、現実世界とは異なりますのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 10:25:22
19858文字
会話率:19%
ある王国には有能な王子と無能な王子の二人がいて、ある日無能な王子が婚約者に婚約破棄を突きつける。
そして、そんな令嬢に有能な王子は求婚するのだが、、、?
有能な方がざまぁされる側です。
最終更新:2024-05-03 20:10:00
13001文字
会話率:54%
あなたは推しに何を望みますか?
見返りを求めない愛を信じますか?
─── 私は、推しとひとつになることを望む。
暗い過去を持ち、正しい愛し方を知らない一之瀬凪紗(いちのせなぎさ)は、ある日人気ロックバンドNaNashiの存在を知る。恋や愛
だけでなく、推しに対しても偏見を抱いていた凪紗だったがNaNashiのボーカル、南野奏(みなみのそう)に強く惹かれ始める。
推す側と推される側、正しい形とは一体。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:50:32
52523文字
会話率:39%
毎日警備員の仕事をし休日は昔から通っている道場で武術や護身術を学び、家に帰っては戦国ゲームや読書をする。
そんな日々を送っていた三十歳独身の武夫は気が付けば、赤子になっていた。
それなりに偉い家柄のようだったので「なるようになればいいか..
」思っていたがここが戦国の世、そして将来、自分は滅ぼされて追い出される側になることが分かった武夫は考えを改め、誰にも手出しをされないようにする為に動くことにするのだった。
初めて投稿した前作と同じ頃に書き始め中途半端だったこの作品を試行錯誤しながら完結までしたいと思い投稿しました。
前作のように誤字脱字や無茶苦茶な所があるでしょうが御了承ください。
前回とは違いゆっくり投稿していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。(目標としては週2回くらい(最低月3回))
また、苗字、(織田)仮名(三郎)、諱(信長)、官職(上総介)等が出ますが、基本名前(信長)で呼ぶことが殆どですのでご理解ください。
※()内のは例です
(実際に戦国時代で名前で呼びあえば容赦なく殺されますので...)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:00:00
659567文字
会話率:38%
平凡な社会人鍵田実(かぎた みのる)が転生することになったのだが転生先は、神の居る仕事場らしい。神と一緒に仕事をすることになるのだが生前ミスばかりしてきた実はミスをせずに仕事が出来るのか!
最終更新:2024-04-25 17:20:28
3714文字
会話率:62%
我々が平和と繁栄を享受できるなら、我々以外の全ての人間が苦しんでいても構わない。
魔導文明世界の近代初期とはそういう時代だった。
この時代、大陸西方や大陸北方の各強国は周辺国との領土の削り合い、言うなれば、自分の家の庭先で延々と殺し合
い、奪い合うことに疲弊し辟易し嫌厭していた。苦労してモンスターを駆除して切り拓いた土地を台無しにし、汗水流して稼いだ国富を小便のように垂れ流し、限りある人口を使い潰すことに疲れ果てていた。
そこで、彼らの一部はもっと建設的かつ生産的な希望を求め、外洋へ踏み出した。
現代日本の教科書なら「大航海時代の到来」などとロマンティックに記しただろうが、その実態は悪辣極まりない。軍事力を背景にした強国による大侵略時代が到来したのだから。
列強の外洋進出は幾多の苦難と困難を乗り越えて成功し、彼らに大きな富と繁栄をもたらした(侵略される側には決して忘れぬ恨みと怒りをもたらした)。
そして、時が流れて大陸共通暦18世紀。
戦乱と革新の気配が強くなったこの時代に、ベルネシア王国の大公令嬢ヴィルミーナが前世覚醒を遂げた。
前世同様の野心と強欲と上昇志向が目覚めたヴィルミーナは、激動の時代をどう生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 17:00:00
2312889文字
会話率:29%
「アリシア・ナイトロード、よくも未来の婚約者となるリリス嬢に酷い仕打ちをしてくれたな。公爵令嬢の立場を悪用しての所業、この場でウィルフリードに変わって婚約破棄を言い渡す!」
「きゃー。スチュワート様ステキ☆」
本人でもない馬鹿王子に言いがか
りを付けられ、その後に起きたリリス嬢毒殺未遂及び場を荒らしたと全ての責任を押し付けられて、アリシアは殺されてしまう。
全ての元凶はリリスだと語られたアリシアは深い絶望と憤怒に染まり、死の間際で吸血鬼女王として覚醒と同時に、自分の前世の記憶を取り戻す。
架橋鈴音(かけはしすずね)だったアリシアは、この世界が、乙女ゲーム《葬礼の乙女と黄昏の夢》で、自分が悪役令嬢かつラスボスのアリシア・ナイトロードに転生していたこと、もろもろ準備していたことを思い出し、復讐を誓った。
吸血鬼女王として覚醒した知識と力で、ゲームで死亡フラグのあるサブキャラ(非攻略キャラ)、中ボス、ラスボスを仲間にして国盗りを開始!
絵画バカの魔王と、モフモフ好きの死神、食いしん坊の冥府の使者、そしてうじうじ系泣き虫な邪神とそうそうたるメンバーなのだが、ゲームとなんだかキャラが違うし、一癖も二癖もある!? リリス、第二王子エルバートを含むざまあされる側の視点あり、大掛かりな復讐劇が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:10:00
119109文字
会話率:43%
ダンジョンは蹂躙する側ではなく、搾取される側である
その世界はダンジョンが5年おきに大量に発生する世界
土地は荒れ、雨はふらず、魔力は枯れ、モンスターなど既に発生しなくなった大地
唯一資源を入手できる場所────ダンジョン────
窮鼠猫を噛む。人類は既に追い詰められていた
それを理解できていないダンジョンは"ねずみ"に呆気なく潰される
だからダンジョンは人類にとって有益な物資を用意し、人類に有用性を証明し続け無くてはならない
そんな世界に、新たなダンジョンマスターが誕生しようとしていた。
要約:ポストアポカリプス後の異世界の人類が生きることに全力を尽くしてくる中で、主人公も生き抜くために全力で異世界人の目を欺こうと奮闘する話。
────────────────────
習作です。
誤字・脱字・わかりにくい描写等がございましたら、ご報告いただければ幸いです。
なるべく早めに修正します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:00:00
19611文字
会話率:27%
毎日がザマァ、毎日がパーティ全滅
愚か者勇者(補欠)と無気力魔法使い(?)の、伝説にならない残念な旅路。
最終更新:2024-03-25 00:00:00
209033文字
会話率:37%
DQN王子の純愛…。そんなものいらない!溺愛される側の都合も考えてよ!
最終更新:2024-02-24 21:38:09
3165文字
会話率:58%
「学校の怪談も毎日楽しく過ごしてる。そうは思わないかね?」
常和第三学園には怪談話がとても多い。 その数は七つに留まらず、生徒達は今日も口々に噂する。
ハナコさん、こっくりさん、人体模型に図書委員――「彼ら」は今日も噂され、時には呼び出さ
れ。生徒達と交流しながら面白おかしく過ごしている。
そんな「噂話をされる側」の日常風景や時折起きる事件を、コメディタッチ&ほのぼのでお送りする、オカルト日常系オムニバス。
・更新不定期。前後編や分割の場合は連日更新の予定。
・エブリスタ、ノベルアッププラスにて第1部を掲載。(完結済み)
【第1部:ドッペルゲンガー編】ハロウィンに起きたドッペルゲンガー騒動
【第2部:目隠し鬼編】彼らの過去にまつわる話
【第3部:理科室過去話編】今の理科室に至る話
【第4部:12ヶ月の頁拾い編】色んな話を詰め込んだ12ヶ月分の短編集
【第5部:縁切りホワイトデー編】ある冬に起きた、縁にまつわる騒動
【第6部:XXXXXX編】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 16:03:07
654990文字
会話率:43%
目を覚ますとそこは女性向け恋愛ゲーム『プリズム・ラバーズ』通称『プリラバ』の世界だった。
そして自分は伯爵令嬢であるミスティに断罪される側である勘違い王子ジークであり、黙っていれば悲惨な目に遭うのが確定している。
ミスティが可愛いから
始めたゲームなのにミスティの側にいれば悲惨な未来を迎える可能性が。
更にジークの現状はゲームとは違う事ばかり。
「恐れながら忠告として申し上げさせていただきますと、ジーク様は御家族以外王宮の方全てに嫌われています……」
「え、本当に? そんなことってある!?」
理不尽に嫌われる駄目王子ジークとしての人生が始まる。
バトルあります。ギャグ多いです。ざまぁもあります。
主人公は神の見えざる手(製作陣の嫌がらせ)によって大体の人の好感度底値です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 01:08:17
193506文字
会話率:43%
無双系だけどネガティブ思考のせいで恋愛経験ゼロの少年が、人見知りすぎる魔女や重すぎる聖女や極めすぎな腐女子なんかの恋愛不能少女達といっしょに、やがては恋を知るかもしれないおはなし。
女の子達を攻略していたつもりが、気付けば攻略される側
になっていたり。こんなチョロすぎていいのと思うくらいトントン拍子にいっていたと思いきや、それ以前に根本的な所で救いようのないほどにすれ違っていたり。どう転んでも一筋縄ではいかず、難儀な道しか歩めない、そんな少年少女の悲喜こもごも。
――或る女は、柄にもなく祈りを捧げる。願わくば。彼と彼女達の『恋もどき』の先にあるものが、どうか絶望だけではありませんように――。
※1 予告なく文章中に補足事項を付け足したりすることがありますが、ノリと勢いと雰囲気で察しながら気軽に読んでおくれ。
※2 もし感想もらっても返信したりしなかったりかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 05:12:27
696585文字
会話率:42%
2年F組。
通称、「追放教室」。
それは、国立冒険者育成学園において、
「パーティーを追放された生徒」たちの行き着く、いわば落第クラスである。
俺は前世で、「追放モノ」のラノベなんかをよく読んでいた。
そこで「なぜか」追放される主人公と、
彼を追放した哀れな勇者たちのざまぁwwを読んで、俺自身もそれを楽しんでいたわけだ。
これは、その不当なざまぁを喰らってきた勇者たちの怨念なのか……?
「ちょ、オレ早弁しよっかな。授業中だけど」
「マジ? ならもうサボって飯いっちゃわね?」
「それありよりのあり! ね、せんせーも一緒に行こうよ!」
「行きません!!! 皆さん全員、明日冒険者試験の再試でしょ!!??」
転生して、パーティーを追放された学生冒険者たちの担任になって分かったことがある。
あえて言おう。
————追放モノは、追放される側に問題がある!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 04:47:39
5213文字
会話率:44%
「ヒロイン聖女に転生したけど、これ『ざまぁ』される側で確定じゃない!?」
悪役令嬢から自分を庇う王子はポンコツ、悪役令嬢は悪役せずにこっちのざまぁを狙っている始末。このままだと自分の将来が危うい。そう己の危機を確信したレイラはとある行動に出
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 10:34:23
12057文字
会話率:21%
王太子ロイの許婚だったルイゼ(私)は、悪行の限りを尽くし、いじめなどを行っていたせいで、王国学園の二学年最後の夜会で婚約破棄され断罪される。それから一か月後、この世界が乙女ゲームの世界で、自分が転生者であった事に気づくも、既に断罪された後
で、状況は詰んでいた。周囲には、断罪された令嬢としていじめられる。あと一年学園には通わなければならない。一体どうすれば……? ※という、悪役令嬢のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 07:20:34
9933文字
会話率:33%
生物には生まれながらにして重要な使命が課されている。それは一体何か。決して難しいことではない。答えはそう、「生きる」ことである。すべての生物は「生きる」というたった一つの使命のために存在している。それは決して簡単なことではない。自然界には生
物同士の上下関係が存在し、捕食が繰り返されている。捕食する側もされる側も必死である。なぜなら「生きる」ためだからだ。では人間はどうか。これは人間の「生きる」ことについての話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 00:00:00
6669文字
会話率:44%
二千年もの間、平和の続いた王国に悪意をもたらす転生者たち。
そんな転生者たちに、家族を、恋人を、幸せを、平穏を奪われた者たちによる、復讐と報復の物語。
虐げられ、搾取される側にも、抗う権利はあることに気付くといい。
【ご注意】
転
生チーレムものが好きな方は、今後読めなくなるかもしれないので、気を付けてお読みください。
軽いノリではなく、しっかりとしたファンタジーが好きな方にお勧めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 08:19:15
196095文字
会話率:26%