時はヘイアンの世、三人の貴公子が交換視察団として月へと降り立った。主人公は身分を隠した時の帝。都造朱鷺(みやこのつくりこ とき)と名乗り、従者である三条水影(さんじょう みなかげ)、春日安孫(かすが あそん)と共に、長年の悲願である月の都の
女人――「天女らとの酒池肉林三昧の日々を送る」という最大の目的の為に動き始める。三人は歓迎の宴に出席する為に、用意されていた「しゃつとすうつ=シャツとスーツ」に着替えるが、そのお粗末な姿を覗き見ていた一人のメイド――ルーアンに笑われる。宴の中でメイドのルーアンが、かつての第一王妃の娘であることを知った朱鷺は、彼女を目的完遂の為の援者とすることに決め、悲願が成就した暁には天女であり女中であることから、天女中と渾名したルーアンの望みを叶える手助けをすると約束する。
酒池肉林において、どうしても第一王女のスザリノを侍らせたい朱鷺は、水影の策で目的とする彼女に近づくことが出来た。だが、彼女は第二王妃(現第一王妃)エトリアの娘であり、第三王女である時から願い続けてきた、王族特務課のセライとの結婚が頓挫してしまったことに未練を断ち切れないでいた。その最中、スザリノに他家の王族との見合い話が持ち上がり、セライの進行の下、朱鷺ら三人もその様子を見聞する。その席に、エトリアと宰相に僻地に追放されたかつての第一王妃のミーナやルーアンの支持者(反乱者)が現れる。彼らとの戦いの中で月の世の不穏を知った朱鷺は、悪の根源である宰相、ハクレイと対峙することを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:02:15
64545文字
会話率:65%
【R3/2/5 SQEXノベルよりノベル発売しました。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思い出した。この世界は、前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だって。
前世ではアラサー喪女だったか
ら、「生まれ変わったら、モテモテの人生がいいなぁ」なんて妄想したのを覚えている。だからなのか、今世の私は紫髪に琥珀色の瞳のすんごい美女! しかも、侯爵令嬢! おほほほほ、望みが叶ったのかしら?
……って、そんなわけあるか! ルチアーナ侯爵令嬢っていったら、ヒロインをいじめ倒して断罪される悪役令嬢じゃないか!!
終わった。人生詰んだ……と思ったけど、私16歳? 断罪イベントまであと1年あるじゃないか。よしよし、それまでに人生を仕切り直して、断罪イベントを回避しよう。
ということで、王太子避けます、公爵家嫡男避けます、隣国の王子避けます、イケメンみーんな避けます! ってのに、まって。どうして、みんな寄ってくるの?
その上、お粗末な火魔術しか使えなかったはずなのに、世界の理に反した風魔術が使えてしまう? え、始まりの書に書いてある伝説の存在が私?
まさか、私は悪役令嬢ですよ。そんなすごい役割が与えられるわけ、ありませんから! もちろん、溺愛ルートなんてのも、ありませんからね―――!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:00:00
647729文字
会話率:27%
三度の飯よりオナニーが好きな主人公、川添武道オナニーが日課だった。ある日オナニーのオカズを探していた時、ふと気になった動画サイトを見つける。そしてそれを再生した。しかしそれはお粗末と言わざるおえないほどのクオリティーの動画で武道は中々抜く事
ができなかった。だが武道は超妄想なる技で何とか抜く事ができた。
その瞬間、目の前に女神が現れて!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 02:03:14
5856文字
会話率:40%
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園の出した拠点が余りにもお粗末だった事と姫島にはメイドが使えるようなスキルくらいしか無かった。
その為、城
を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日察処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 20:00:00
432626文字
会話率:60%
今から、約1200年前、ある男によって世界の人々は荒れ狂い【天上界】【地底界】【地上界】 そして【精霊界】は全滅の危機に陥り、破滅へと動き始めていた……。
―――しかし、その星々を救う救世主が現れた。
救世主は6人。
彼等は男と戦い、見事に
勝利を収めたが……男は死ぬ間際にこう言い放った。
『貴様等全員……喰い殺してやる……っ』
男の身体は散り散りに砕け、1200年経った今でも、その破片は見つかっていない……。
■■注意■■
作者が中学生時代に考えていた内容なので、お粗末なところもありますが、楽しんで読んでいただけると幸いです。(若干ボーイズラブも入ったりしますネタ的に)
王道なRPG的ナニカだと思いますが、キャラ視点がちょくちょく変わります。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 16:58:08
13365文字
会話率:53%
12歳の冬、何者かに自分の身体を乗っ取られ、霊体となったマハル・クロウズ。しかし、自分の身体を乗っ取ったソイツはイケメンハイスペックで、学校でもモテモテだったことから、マハルは、これはこれでいいかとのんびり霊体生活を送っていた。そんなある日
、マハルの姿を見ることが出来る少女が現れて……? 一方、学校では魔法が使えなくなる生徒が続出して……? ○恋愛要素は少しだけ。 ○お粗末な文章です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 13:37:21
12954文字
会話率:30%
現在服役中の受刑者が突然現れた神との取引により、不可能に近い復讐の代償として異世界へ転生する。
とはいえこの男は最愛の人の復讐をと罪を犯しただけで悪人ではありませんのでお許しください。
異世界での暮らしは神からの頼み(使命)のための下積みか
ら始まり、運命はまだまだこれから始まったばかり。
初めての投稿のためお粗末なものかもしれませんが宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 21:36:02
70065文字
会話率:24%
私は侯爵令嬢で、王太子の婚約者。そしてお決まりの婚約破棄を宣告された。一学期末に続き二度目だ。まあ突き付けられる証拠はお粗末そのもの。私は破棄でもいいんだけど、国王夫妻が許すわけがないよね。でも、その晩に夜這い、夢いき。そして腹上死……。◆
似て非なる中世欧州風異世界のお話です。数枚の挿絵入り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 00:00:00
30303文字
会話率:23%
歌の令嬢サラ・ダークネルブは、歌うことで精霊を呼び、力を発揮する巫術師だ。
歌は、サラにとって生きることそのものであると同時に、混乱と苦悩の源でもあった。
「今日もまた、ひどいものを歌で呼んでしまったな…」
古代歌謡の解析と「蘇生
」を仕事とするサラは、巫術によって呼び寄せた亡き歌人たちの想念に、日々振り回されていた。
サラとの巫術的なセッション(口寄せ)によって、歌の中で眠っている歌人の魂が目覚めると、彼らが詠んだ歌は本来の力を取り戻して蘇る。
そうして「蘇生」された古代の歌からは、「歌力」と呼ばれる貴重なエネルギーを抽出することができるようになるのだ。
サラが所属する「歌力開発事業団」は、世界有数のエネルギー産出量を誇り、今では国の産業の根幹を成すと言われるほど成長している。
けれども、和歌蘇生の技術を持つ巫術師が、事業団内にサラ一人しかいないため、内情はかなりお粗末なことになっていた。
和歌蘇生のために命がけで歌うサラと、彼女を支えようとする人々や精霊たち、そして彼女に引き寄せられて異世界に来てしまった古代の歌人の魂たちとの、七転八倒の日々のお話です。
恋愛要素はありますが、仕事が荒ぶりすぎているため、遅々として進まないかもしれません。
サラは、自分が蘇生させている歌たちが、実は異世界のものであることに気づいていません(いつか、気づくかも…)。
……
拙作「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」と、同じ世界のお話です。
アルファポリスでも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 12:32:49
112644文字
会話率:58%
南西大陸の覇者、聖ミカエル帝国。
東北大陸の覇者、オルタナ帝国。
両帝国は強固な友好条約を結んでいる。
そして管理下に置かれた、サハラ王国。
今宵、両帝国の皇太子と第三皇女、王国の王太子が学術院を卒業した。
しかし。
なにをとち狂っ
たのか突然始まるお粗末な茶番劇。
それは17年前の清算とも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 10:59:58
40346文字
会話率:39%
ブラックな会社に務めるしがないクリエイターの超簡潔お粗末ゲームの中に何かが紛れ込んできた!(幽霊とも生霊とも中の人いるともわからないまま終わります)
最終更新:2023-05-20 21:16:06
2115文字
会話率:18%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
今回は5万字以上との規定
がある賞に応募するため、3作をオムニバス風にまとめ、5万字超えしたら、既に応募が終わっていた、というお粗末でしたw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 21:49:55
54682文字
会話率:70%
彼の名前は五味九図雄。
ダメでポンコツな上に、育成歴も最悪。
一番最悪なのは「一物がお粗末」なこと。
それに目をつけたのが痴女魔人の女王、暗理。
「お前の逸物には世の中の負のパワーが集まっている」
その負のパワーでヒールになった九図雄は、不
条理な世界を変えることができるのか?
エロギャグが本気で社会派に立ち向かう、異色系ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 12:00:00
2037文字
会話率:45%
聖剣の騎士召喚に巻き込まれた侍 与太丸。
見た目は騎士から程遠い着物にお粗末な刀。鑑定されれば、レベルは3? 魔力0と判明してしまう。しかし、実際は召喚神のイタズラで反則級のレアアイテムを沢山持たされ、レベルもただの3?ではなかった!
魔
力至上主義の国において魔力0はゴミ同然!と斬首されそうになるも、囚われていた妖精族によって何とか逃げ延びる。
そこから侍と妖精族、正反対な二人のあれよあれよな珍道中『異世界旅』が始まっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 12:06:50
38740文字
会話率:41%
十年前に起きた革命によって、王家を追われたクレリア。
幼くして平民に落とされた彼女は、孤児院から引き取ってくれた保護者の勧めもあって、クレア魔道学園へ入学する。
目立つ見た目で悪評がついて回って暗い気持ちになる中、そこで出会ったの
は、魔王の称号を持つ大賢者や、かつての革命を勝利に導いた元聖女。
彼女達と親友となったクレリアは、子供の頃に抱いた野望の為にひそかに動き出す。
――やりかえしたって良いよね?
革命政府によって奪われた立場や境遇。
しつこいシミのようについて回る悪評。
クレリアは、それらの原因である革命政府への復讐を決意していた。
しかし小心者の彼女が思いつく復讐は、ひどくお粗末で些細なもので。
なのに、親友ふたりが関わると、なぜか雪だるま式にどんどん騒動が大きくなって行ってしまって……
悪女を目指すクレリアは、やがて本人の思惑をよそに人々の崇敬を集める存在になっていき、それはいつの間にか、国を左右するほどの規模になってしまう。
――これは理不尽に抗い、悪女を目指す小心者の復讐劇。
――けれど、大賢者と聖女の働きかけで、国を救ってしまう事になる優しい王女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 23:33:44
33890文字
会話率:30%
書きたいことを書きたいだけ書いて積む為のもの。
それ以外の何物でもない
最終更新:2022-11-24 00:55:05
884文字
会話率:0%
ジリリリリーン、
ジリリリリーン、
我が家の黒電話が鳴っている。
漆黒のボディーに滑らか曲線。丸いダイヤルに時計状に示された数字たち。最新インダストリアルデザインにも引けが取らない秀逸なセンス。
電話という物とはこうでなくてはいけない。そう
いうものだ。
骨董品的品物だが、我が家では現役だ。
今日も、黒光りしたボディがベンツの様な貴賓を醸し出している。
ゆっくりと回るダイヤルが、一瞬、時を止め、戻るまでの時間で、相手への思いを叙情的な感情で味わせてくれる。
そこで一句、
「秋の夜の 鈴虫の様なベルの音 耳をすます我一人」
お粗末。
ジリリリリーン、ジリリリリーン、
ジリリリリリーン、
しつこいな、
ガチャ、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 00:08:48
2324文字
会話率:44%
学院の模擬パーティーで、いきなり公爵令息から婚約破棄を宣言された侯爵令嬢のシャロン。
しかし、お粗末な相手はお粗末な計画しか立てられなかった!
軽々論破いたしましょう!
よくある軽めのざまぁなお話です。
最終更新:2022-09-01 17:30:56
4403文字
会話率:31%
このエッセイは筆者が考えた、小説やマンガなどの娯楽作品のシナリオについて考えた創作論です。おそらく一般の定義とは違った理論が含まれています。
創作論を書く際に意識した対象は「シナリオを書く際の注意点を知りたい初心者」や「制作中の小説に
悩む作者」といった読者です。シナリオの根本的な欠点を見つけたりするなどの一助となれば幸いです。
ただし筆者はアマチュアです。書かれた理論を鵜呑みにしてはいけません。
筆者もまだ創作論の整理を続けています。「その理論は間違っているぞマイスターマインっ!」と言われてもすぐには対応できません。似た理由で感想を返すことも少ないかと思われます。
そのため筆者の創作論は改稿が多いと思われます。整理のついでに投稿の練習も兼ねていることが原因です。
創作論の内容はこのようなものを予定しています。
【基礎編】
①読者にシナリオとして認めてもらうにはどうするかべきか?
②読者はシナリオをどうやって良作と駄作を判断するのか?
【準備編】
①シナリオを執筆する前に用意するべきこと(プロットなど)
②プロットなどを準備するおすすめの手順や注意点など
●修正報告●
・2018/07/30・
第2回目の改稿を行ないました。文章を読みやすくしました。何か所か理論を追加した部分もあります。内容自体は前回と90%くらい変わっていません。
改稿場所は以下の通りです。
①あらすじ
②基礎編の各タイトルとその内容
③基礎編の概要と重要単語一覧を追加
・2018/08/01・
読みやすいように細かいレイアウト(段落とか)を変更していきます。
内容は全く変更しません。目が疲れないように読みやすさを重視しただけの変更です。
意外とエッセイを書くのに不便だなーと思う次第です。
・2018/09/02
作品タイトルを変更しました。すごく地味な変更です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 05:44:43
128509文字
会話率:13%
きょうも殴られた。冒険者パーティのリーダーからの度重なる暴力――それでも堪えて頑張ってきた。なのに足手まといだからと、パーティを追放された。しかもここはダンジョンの中。それって見殺しと同じだ。酷すぎるよ。
確かに僕は劣等魔導士かもしれ
ない。でもこのパーティが収入を安定的に得られてきたのは、副業の『大道芸』が成功したからじゃないか。そう、僕の貢献があったからこそなのだ。パーティ仲間は何も理解してくれちゃいない。
単なる小遣い稼ぎだった『大道芸』は、他国の王女の目にも止まっていた。僕は高貴な彼女から、心底気に入られたのだ。そのため当国の若い国王からは、激しい嫉妬を買った。そして信じられないことに、僕は国外追放となった。ああ、なんて理不尽な。
僕の不幸はもう一つ。大道芸中のケガにより、目が異様に変色した。しかも不快な呪龍の目と同じ色だった。そのせいで、国民からも忌み嫌われるようになった。僕の国外追放が発表されると、国じゅうで大歓喜。僕の涙は止まらない。
しかし呪龍のような目を持ってから、自分の魔導の正体に気づいていく。非力でお粗末に見えていた魔導が、実は呪いに特化したヤバいものだった。さらに覚醒して最強レベルに。
その後、国に危機が訪れる。恐ろしい魔物に襲われて大パニックとなった。僕の覚醒した能力を知った国王や国民は、僕の帰国を熱望する。あれっ? みんな僕の国外追放に喜んでたんじゃなかったっけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 22:12:26
98905文字
会話率:31%
前世の記憶を持つ伯爵令嬢エリーナは、大金と引き換えにとんでもない条件で嫁がされるが、嫁ぎ先はまさかの公爵家!
優遇されてるのか冷遇されてるのか分からない状況ながらも、「これは婚姻という名の雇用契約である」と割り切り暮らしていくことを決意。
だが、歴史と伝統のある由緒正しい家門でありながらお粗末な現状を見て思わず口から出てしまった言葉は
「公爵様は見る目がない!」
※完結させることを優先に考えて執筆していきますので描写不足や更新の遅さ等には大目に見て頂ければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 12:39:13
94057文字
会話率:37%