男装の麗人の女騎士、クラウディ・イノセントと、美貌の天才剣士エミール・ストーン。最強のふたりが士官学校で出逢ってから現在に至るまで。
拙作「意外と没落に向いてた元伯爵令嬢の日常」に少しだけ登場したエミール副団長の話ですが、この話だけでお読
み頂けます。
こちらは少しテイストが違っているかもしれません。
暴力、流血、残酷描写、侮蔑的な表現があります。苦手な方はお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 23:08:05
17358文字
会話率:45%
あらすじ
私はついに四天王の座を手にれた。
それと同時期に魔界に新たな魔王も就任する。
ところが、魔王は先代より魔王軍に仕え続けた騎士団を問題視する。
真龍族の少女はその玉座から、黒い鎧に身を包む男に言った。
「魔法の使えない時間稼ぎ
の肉の盾など無用である」と
だが、魔王は知らなかった。
天才ゆえに戦場を知らずして先代魔王を凌駕した魔王。
黒騎士が魔王軍にとってどの様な存在であるのかを。
「今宵わらわの寝所に来るが良い。その身に敗北を刻んでくれる」
魔王様!その男だけはいけません!!
やがて、その戦いは四天王や士官学校の学生までも巻き込む。
黒騎士VS魔王・四天王 肉弾戦コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 15:34:03
20003文字
会話率:40%
短編「私、愛人がほしいわ。人選をして頂戴」の不定期連載版となります。
士官学校からの学友である美しい上官。
副官の青年は彼女から命令を受ける。
「愛人を人選してちょうだい」
最終更新:2021-03-16 12:08:30
9879文字
会話率:68%
士官学校からの学友である美しい上官。
副官の青年は彼女から命令を受ける。
「愛人を人選してちょうだい」
最終更新:2020-04-20 14:02:11
1978文字
会話率:76%
人類初の星間戦争となった長い戦役の中で要塞として
存在した「逆巻」は戦後、その軍事的な価値を喪失し
「逆巻市」として改装され
今は、多くの市民を守り支えている
「逆巻港」と呼ばれることもあったこの居住地も
終戦後、五十年以上という長い時間
が経過し
重要資源の枯渇によって経済的な価値をも喪失していく
この状況を打破するため「市長」はある計画を立案する
その計画の第一段階として寄付を募り警備隊を発足させた
――――――なぜ今、警備隊なのか?
その答えをいまだに知らずにいた隊長の御影護と隊員達は
初任務として資源宙域の警護に向かうことになる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 00:27:25
302754文字
会話率:54%
シルクロードが海と化し、鏡像の幽霊船に世界の半分を奪われた世界。
荒鷲達が覇権に手を掛けた海に、諦めの悪い屑鉄の城塞が反旗を翻す。
特急士官と称される特殊な海軍軍人の一人、有瀬一春。「化石の天才」と揶揄される彼は、航空主兵が幅を利かせつ
つある帝国海軍において、斜陽と蔑まれる砲術の道を歩み続けていた。
時は1941年、ある事件により石油の供給を遮断された帝国は、一夜にして存亡の危機に立たされた。手元に残された起死回生の手段は一つ、前大戦において欧州各国が放棄した東南アジアへと侵攻し、南方の資源地帯を勢力圏に組み込むこと。
シルク洋における散発的な戦闘から航空主兵へと大転換を果たした連合艦隊は、金剛型空母4隻を含む多数の航空母艦を伴い南進を始める。
機動部隊が華々しい栄光の中を進む一方、薄暗がりへと追いやられた蒼海の覇王達はただ静かに刃を研ぎ続けていた。何もかもが異常なこの世界で、我らこそが護国の要であると信じて。
以下注意点
・前作”海神の揺籃”より、乗員と艦を同調させる世界観、主人公、ヒロイン、一部登場人物などを引き継いでいますが、前作と今作に直接の関係はありません。単体でもお楽しみいただけます
・この小説は実在艦、架空艦でドンパチ賑やかに海戦するための世界です
・列強と呼ばれる国々には設計図さえあれば自動かつ高品質に製造する遺産工廠が存在します(地上固定型スキズ○ラズニル)
・研究速度UP、MAP変更、資源算出調整など多種多様なMODが追加されています
・(モブと艦の命が)ライトノベルです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 18:00:00
141817文字
会話率:33%
遠い昔の出来事を戯曲にし大切にしてきた魔族の国、ファータイル。そこに生まれた三人の子供たち。そのうちの一人であるエラは、将来月と呼ばれながら王家に仕える事が決まっている。
そんなの御免だと抵抗しようとするのだが、何の力も持たない非力な子供で
は抗う事も出来はしない。ならば抗えるだけの力をと士官学校へ入る。
そこで出会った半分魔族、半分人間の王子アルフレッドとの出会いが、彼女の未来を大きく変え、淡い恋心を抱くようになる。
全てを凍てつかせる魔力を使い、少女エラはどう生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 23:15:38
397818文字
会話率:51%
バーラタ共和国航空士官学校の候補学生フレミング。ヒメシステム第3世代戦闘機のAMF-75Aに搭乗して敵機と激しいドッグファイトを繰り広げる。
最終更新:2022-01-21 16:28:12
288193文字
会話率:56%
彼は空を飛ぶのが好きだった、空に浮かぶ無数の島とその間を飛ぶ飛行船や小型の飛行機を見ながら自分もといつか…と少年の憧れを持っていた。そして彼の夢はいつしか士官学校で出会った親友と共に空を飛ぶことに変わり、出会いと別れを経て、最終的には生きる
ために変わった。
彼こと、クリフ・バンデラスは今現在、大陸群が二つに分かれて争う北南戦争に従事していた。傭兵上がりとしての経歴を持つという事で下士官上がりの特務士官として任官され今では戦闘機隊の小隊長も務めている。彼が参戦する数カ月前から始まっていたこの戦争は彼が参加してから数カ月経過しても終戦の兆しは見えなかった。双方の軍は当初2,3カ月で停戦になると見込んでいたが、その見込みが外れたことにより際限なく軍の補充と拡充そして消耗を繰り返していった。
そんな彼はある一人の女性士官と出会い彼女の過去と自分の過去の関係を知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 11:48:02
2537文字
会話率:59%
俺は、地球から見て太陽の向こう側、約三億キロ彼方の宇宙空間に浮かぶ地球連邦宇宙軍の宇宙要塞アマテラスに勤務する兵士だった。俺たちの使命は要塞に保管されている反物質を敵の手から守ることだ。
この時代、人間は頭蓋骨の中に機械を埋め込むことで
、脳の機能を拡張していた。
専門的な知識や技能を脳に直接「インストール」することで自分のものとしたり、考えるだけで宇宙船やメタルクリーチャーと呼ばれる動物型ロボットを遠隔操作したりしていたのだ。
しかし、その恩恵に預かるためには多額の費用をかけて脳に機械を埋め込む必要があった。
唯一、費用を必要としないのは、地球連邦宇宙軍に入隊し下士官以上になることだ。貧乏な生まれの俺はそのルートを狙って兵士になった。
俺は脳の機能を拡張することに強い憧れを抱いていたが、中には俺の友人のように「それで人間といえるのか」という疑問を抱く者もいた。
ある日、俺たちの部隊に若く美しい女性士官が配属されてきた。要塞内の案内を命じられ、彼女とお近づきになった俺は幸せな気分を味わっていたが、敵である火星の特殊部隊が、要塞内部に突如侵入したことで甘いひと時は終わりを告げた。敵の狙いは反物質を奪取することにあったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 23:30:29
95687文字
会話率:34%
旧タイトル「俺と彼女と宇宙輸送艦セドナ」
はるか未来、火星に移住した人類と地球人類との間で戦争が行われていた。
火星の宇宙軍士官学校を卒業した俺(ダテ・ダイスケ准尉)は、友人たちが宇宙戦艦や航宙母艦に配属されるなか、親友(マリオ・マルコ
ーニ准尉)とともに、どう考えても華々しい戦果とは全く無縁な宇宙輸送艦セドナに配属されて腐っていた。
しかし、宇宙輸送艦セドナには謎があった。
地球との艦隊決戦が近いというのに、戦場から遠く離れた資源採掘用の小惑星に大量の燃料を輸送するというのだ。
機密の匂いがしたが、上官たちは下っ端の俺達に艦の使命を親切に教えてくれたりはしなかった。
俺とマリオに求められたのは謎解きではなく艦内清掃などの雑用だったのだ。
唯一の心の救いは有能だけどちょっとアレな美人女性士官(リサ・リンドルース中尉)とお近づきになったことくらいだ。
俺とマリオとリサさんは平和でのどかな日常を送っていたが、そんな幸せな日々はある日突然終わりを告げた。
宇宙輸送艦セドナの使命を妨害するために地球のステルス偵察艦が攻撃をしかけてきたのだ。
そして、俺は宇宙輸送艦セドナの使命を知って愕然とした。確かに俺は戦争の行方を左右する機密作戦の渦中にいたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 06:00:00
82372文字
会話率:44%
「――彼女こそが私の運命、唯一の番です」
「おまえは一体なにを言ってるんだ?」
獣人の国ベルサリウス。神殿騎士であるコーデリアは、代わり映えのしない日々を安穏に過ごしていた。
だがある日のこと、はた迷惑な侵入者たちによって、その平穏は破ら
れてしまう。
士官学校同期のイライアスと、彼を運命の番だと言い張る隣国からの留学生アリシア。運命の番なんてものは無い、と言っても信じないアリシアから逃れたいがために、イライアスはその場しのぎでコーデリアを運命の番だと嘘を吐いてしまう。
成り行きでイライアスの番となったコーデリアだったが、意外にも彼との相性は悪くなく――。
その場しのぎの嘘から始まった仮初めの関係が、本物になるまでの話。
※恋愛はゆっくり進みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 20:04:00
120468文字
会話率:43%
神出鬼没の異世界からの生物兵器「アノマリー」の襲来によって人類の多くが虐殺された近未来。人類は未曾有の危機に対応するため対アノマリー技術を開発し、人類の技術は全体的に大きく飛躍した。そして、アノマリーが出現次第現場に急行し殲滅する特務軍事機
関「公安局」が設立され、主人公のオルカは士官学校初の女性主席として卒業し、事実上の少数精鋭部隊「レギンレイヴ小隊」に副長として配属される。隊の結成式開式の束の間、旧渋谷に特異体群の発生が確認される。隊員の顔合わせも行っていないまま渋谷へ空挺投下された隊の面々は、異様に巨大な特異体に遭遇し絶体絶命の状況に陥る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 15:17:12
1788文字
会話率:53%
黒海が3つの海底帝国に支配されていた時代。そんな中に1人の英雄がいた。第二次黒海戦争で活躍した英雄アルティアンのスタンフォード将軍。25年前、スタンフォードがまだ士官学校に通う学生だった時代。3つの国が戦争を繰り返す中、スタンフォードとゲル
ステンビュッフェルの2人の英雄が織り成す伝説的な物語。そして全ての黒海帝国に誕生の謎とレオペエウススの過去が明かされていく。
ストーリー・・・士官学校に通うスタンフォード・ビアードは、アルティアン帝国と戦争する帝国ベステフィル帝国への学徒出兵を言い渡される。しかし出兵の前日、ベステフィル帝国にて暗躍するベリュドラによって送り込まれた刺客により街の人々は惨殺され、スタンフォードの家族も殺害される。そしてベステフィル帝国の艦隊が押し寄せ、スタンフォードの住むクサヴェルは焼け野原と化す。それにより学徒出兵が早まる中ベリュドラの暗殺を企む為に、スタンフォードらはベステフィル帝国に侵攻する。
全身を炎に包まれたベリュドラの正体は一体誰なのか???そして再びレオペエウスに眠る鬼核団が動き出す。
作者から一言・・・9シリーズの4作目にして二部作の第1作。under The Sea Wars episode1~黒海の底~の前日譚です。大西洋に存在する海底大陸レオペエウスの滅亡の真実も明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 18:19:32
27199文字
会話率:40%
密かに王家の血を引く娘レイラ・カサブランカ。彼女は森奥で薬草を栽培し静かに暮らしていた。楽しい田舎暮らしの最中、可愛い異父弟が士官学校に入学するための資金がないレイア。
このピンチに魔女が王宮の庭番の仕事を紹介してくれた。
どうせ身分がバ
レないと踏んだ彼女は高給に惹かれてその仕事をする。
王宮の庭には何かあるというが彼女は弟のために私は何があっても粘って居座る覚悟。
そんな王宮の花園にはルイと名乗る口うるさい庭男がいた。私は意地悪なルイと二人で一緒に薬草の手入れをしていたのだけれど、ある時、ルイの本当の姿はユリウス王子だと知る。彼は王子職のストレスによるもう一人の王子であった。
気難しいルイは悪魔のように意地悪。ユリウス様は心優しい天使のような性格。面倒臭い二人に振り回されるけれど、ユリウス様に隣国の姫君との結婚の話が舞い込んでくる。
居場所がないルイと、困っているユリウス。憎めない彼らのためにレイアは薬草の力で彼らを一人に戻そうと奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
93160文字
会話率:63%
軍事貴族の令嬢レティシアは魔法が一切使えないにもかかわらず魔法騎士(パラディン)を育成する士官学校に入学することとなる。
しかし、レティシアは親のコネで入学してきた劣等性であると学園に流布、レティシアは周囲から孤立してしまうこととなる。
唯
一の話し相手はルームメイトのメアだけだが、何を考えているのか分からない性格の彼女に振り回されてしまう。
専攻の違うこともあってメアには魔法がつかえないことはバレておらず、強がりから優等生を演じていた。
そんなある日、連日メアが部屋に帰らない日が続いた。心配したレティシアはメアの作業場を覗きに行く。
友人と図面を囲み真剣に議論している姿を見て、声もかけずその場を立ち去る。
寮への帰り道でクラスメイトの男子たちに絡まれていたところ、機械仕掛けの目新しい武器を装備したメアに助けられる。
レティシアが魔装戦姫と呼ばれ称えられるにいたるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 07:32:26
2546文字
会話率:37%
時は旧暦(今でいう西暦)3000年。銀河系一のサラブレッド家系に生まれたマリィ・リカルド艦隊士官候補生は、大事な大事な宇宙艦隊入隊試験に落第する。幼いころから宇宙艦隊に入隊するためだけに厳しく育てられてきたマリィだが、失意の中、火星にある自
宅に帰ろうとしたところ、急な太陽フレアと地殻変動に巻き込まれて事故にあい、必至の状況の中、不思議な衣装の女性を助ける。
気を失ったマリィが次に目覚めると、そこは、見たこともない部屋と、見たこともない衣装……いや、歴史の授業で見たことのある景色……
目が覚めると、そこは2020年の東京の街だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 17:24:08
5736文字
会話率:19%
士官学校を卒業したローランはロキア王国王都駐留の精鋭部隊で不自由のない生活を送っていた。
しかし、王都駐留の精鋭部隊とは名ばかりで、戦地へ行くことがない貴族の子息の集まりだった。
英雄になりたくて、軍へ入隊したローランは憂鬱な日々を送ってい
た。そんなある日、士官学校時代の親友から手紙が届く。親友がやりたいことをやって、成果を出していることを知り、ローランは落ち込んだ。それを忘れる為に酒場で酒を飲んでいるとガラの悪い男たちに誘われる。男たちに誘われて、付いて行った怪しい酒場でその場に似合わない少女と出会った。
その少女の正体は…………
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 12:39:04
13029文字
会話率:36%
原案:轟京子(にじさんじ/ANYCOLOR)
『マゴス』
それは異能の力。
呪文や詠唱を要することなく様々な超常の現象を起こす能力であり、いつから存在したのか、どのような原理で発動するのか、未だ解明されていない。
この辺境の街、ニ
ューポート・シティで生まれる子供に稀に発現し、更に最近になって現れるようになった厄災と呼ばれる怪物に対し特に有効とわかってからは、『マゴス』専門の魔道研究機関と魔道士官学校が設立され、選抜された少年少女達がそこへ集められることとなった。
『マゴス』の力は産まれた時にピークを迎え、成長と共に徐々に衰え、死者の蘇生をも可能にするその能力も、20歳前後で完全に失われてしまう、ということが現在では判明している。
これは幼くして『マゴス』の力に目覚め、天才魔導士と呼ばれた一人の少年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 18:14:35
20426文字
会話率:39%
落ちこぼれ士官候補生のアユムは、最新鋭艦に乗せられて追放されてしまう。
ワープ異常によって異世界に落ちてしまったのだが、士官候補生としては評価されなかった光剣使いとしての腕前がメキメキと頭角を現していく。
それに加えて資源さえあれば何でも作
れるというチート最新鋭艦の艦長となってしまったので、強化を繰り返しながらも人々に慕われつつ、この異世界で自由に生きていくことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 13:13:19
50094文字
会話率:47%
アルフレッドは、地球で宇宙士官学校を主席で卒業した。しかし、上官エリートの子息しか登用しない軍にあって、宇宙帆船のエネルギー開発分野に携わり、それを兵器に転用するように迫られて、いたたまれずに地球から外宇宙へ飛び出して行った。「惑星☆プリズ
ム」の前のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 07:29:23
808文字
会話率:28%
転生によって、地球によく似た星に生まれたアラン・クリシェラルは、刻令帝国と呼ばれている国で士官候補生となった。そこで、殺戮人形ミリアを知り、殺戮人形を破壊するために、刻令帝国に反旗を翻した。
転生時に神からもらった能力は、世界に存在する
全ての魔法を使える事と圧倒的な魔力だった。この二つを武器に殺戮人形全ての破壊を神から言い渡される。最初は乗り気ではなかったが、アランは殺戮人形を見て神の依頼に応えることにした。
その結果、多くの人間を殺すことになるとしても……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 10:16:17
9839文字
会話率:52%
士官学校に所属して早くから、男勝りのおてんば娘として名をはせていたリコリス。彼女は持ち前の明るさと正義感もあって、次席という成績で士官学校を卒業した。
リコリスは卒業した日の午後、突然学長に呼び出され、『第五十九番倉庫』という軍需物資の管
理官を命ぜられる。隣国との戦争状態にあるとはいえ急すぎるのでは――そう訝しんでいたリコリスに、もう一枚の書類が手渡される。その書類には『任務中に見聞きした内容については、絶対に他言無用とする』、と。いよいよもって怪しいと思いながらも、状況が状況だけに渋々サインするリコリスは、命令に従い、翌朝、士官学校の寮から旅立った。
汽車に揺られて十時間。目的の駅についたリコリスを待っていたのは、一人の軍人だった。
乗せられた軍用車両は、町中ではなく、山の方へ山の方へと走っていく。そして止まる軍用車両、しかし目の前には何もない。リコリスが聞いた言葉は「ここからは歩きだ」。ふざけんな、とは言わず、目の前の人物に手も出さず、卒業してから何度目かの深いため息を付いて歩き出したリコリス。数時間かけて歩いた山道の開けた先にあったのは、軍需物資の保管庫というよりも――一つの家だった。
その建物に近づくと、突然背後から刃物を突きつけられる。リコリスは隙を見てその人物を打ち倒すも、その人物は、年端もいかない少女であった。
リコリスはその建物が『第五十九番倉庫』そのものであること、そして、その中には、七人の少女たちが暮らしているということを知る。そして同時に、そこに住む少女の特殊な『能力』も目の当たりにすることになる。
一人の少女に言われたとおりに軍刀を手渡すと、なんとそれをばりばりと食べ始めた。それどころか、それから手のひらを上に向けて目を瞑ると、食べたものとまったく同じものが少女の手に生み出されたのだった。
一度食べたものを、いくらでも生成することができる、遺伝子操作で『造られた』少女たち。彼女たちが住み、そしていつか戦場へ立つための訓練をする場所が、『第五十九番倉庫』であった。
最初は少女たちとの関係が築けなかったリコリスも、持ち前のおてんばさと行動力、そして甘いパンケーキの力を借りて、少女たちからの信頼を得ていく。仲良くなった少女たちとピクニックに出るなど、平和な時間が過ぎて行っていたが――。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 21:00:00
112451文字
会話率:36%