旧タイトル「俺と彼女と宇宙輸送艦セドナ」
はるか未来、火星に移住した人類と地球人類との間で戦争が行われていた。
火星の宇宙軍士官学校を卒業した俺(ダテ・ダイスケ准尉)は、友人たちが宇宙戦艦や航宙母艦に配属されるなか、親友(マリオ・マルコ
ーニ准尉)とともに、どう考えても華々しい戦果とは全く無縁な宇宙輸送艦セドナに配属されて腐っていた。
しかし、宇宙輸送艦セドナには謎があった。
地球との艦隊決戦が近いというのに、戦場から遠く離れた資源採掘用の小惑星に大量の燃料を輸送するというのだ。
機密の匂いがしたが、上官たちは下っ端の俺達に艦の使命を親切に教えてくれたりはしなかった。
俺とマリオに求められたのは謎解きではなく艦内清掃などの雑用だったのだ。
唯一の心の救いは有能だけどちょっとアレな美人女性士官(リサ・リンドルース中尉)とお近づきになったことくらいだ。
俺とマリオとリサさんは平和でのどかな日常を送っていたが、そんな幸せな日々はある日突然終わりを告げた。
宇宙輸送艦セドナの使命を妨害するために地球のステルス偵察艦が攻撃をしかけてきたのだ。
そして、俺は宇宙輸送艦セドナの使命を知って愕然とした。確かに俺は戦争の行方を左右する機密作戦の渦中にいたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 06:00:00
82372文字
会話率:44%
この世には、正義と悪が存在する。
この二つはとても面倒なもので、決して交わる事のない存在でありながら、
表裏二面であり、どちらかが存在すれば必ず生まれるものでもある。
また、正義の数も悪の数も生きている人の数存在する。
全世界とい
う言葉が、人間という枠を飛び越え10の種族全てを指す言葉に変わった未来、質量兵器ではなく魔法を武力として行った戦争があった。
その結果、人族は人口を七割を犠牲に他世界との和平を結んだ。
この物語は、戦争から400年後に張りぼての平和の中で起こった災害で己の正義に溺れ、全てを失った少年が多くの人々と出会う事でもう一度己の正義を取り戻し、新たに得た仲間と絆を信じて世界の悪意に挑んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-19 22:06:32
24965文字
会話率:58%