湊あくあは何処にでもいそうな大学生。内気でゲーム好き。
推しは兎田ぺこら。世話焼きな母、高校からの友達シオン、大学ではじめて出来た仲間と、一見して平凡な日々を過ごしている。
就活という現実が少しずつ迫ってきているが、彼女の心には人に言えない
「秘めた夢」があった。
ある休日、彼女は人混みの街で、仲間たちと将来について語り合うことに。自分にとっても特別な日。夢?妄想?湊あくあの想いは、どこへ向かうのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 12:58:12
12703文字
会話率:36%
ハッカー集団『マインドシェイド』メンバー笠貫拾蔵は、私立K大学附属高校普通科の二年生。
そのハッキング技術は学生とは思えない程に洗練されており、世間に出回るSNSアプリの多くは、この男の手にかかればサーバーへ出入りされ放題という有様だ。
し
かしそんな拾蔵にも、苦い過去があった。
将来を誓い合った幼馴染みに浮気され、寝取られの現場まで見せつけられるという地獄を味わった拾蔵は、それ以降女性不信に陥り、その影響で十代半ばにして勃起不全を患った。
もう二度と女性は信じない――拾蔵はそう決意したが、しかし何故か彼を頼る女性は後を絶たない。
それもこれも拾蔵がハッカーとして、格闘家として無類の強さを発揮している為か。
そんな彼が女性不信から解放され、男性として再び勃ち上がる日は訪れるのだろうか。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★更新、遅めです。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 22:29:22
105242文字
会話率:28%
「五年後、俺は貴方にプロポーズします。それまでに、元彼のこと綺麗さっぱり忘れさせますから」
晴の恋人、知里は五年前にそう言った。
その約束の日、二人はデートをするけれど、知里はなんとなく将来に繋がる話題を避けているようだ。せっかくいいレ
ストランで食事をしていたのに、そこでも話題にされず、晴は肩を落とす。そんな晴に知里は……。
年下攻め✕年上受け。R15。
選考に落ちたので供養に載せます〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 16:39:46
6816文字
会話率:48%
音楽が好きな山本大志は、高校3年生に上がり、将来の進路を選ぶ時が近づいていた。ミュージシャンの道を諦めきれない大志は、周りの若き才能が花開いていく中、音楽で何の功績も残せない自分に焦りを感じつつも、軽音部でひっそりバンド活動を続けていた。
しかし軽音部にいきなり期待の1年生や謎の新任顧問がやってくる。今まで平凡だった大志の音楽生活は波乱万丈になっていき、邦楽に名を残したいと思うようになる。
そんな彼が最後に選んだ道は…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 06:23:12
2195文字
会話率:49%
華道、茶道、書道…
世の乙女達は各々の道で己を鍛え、その道を極めんと、日頃から血の滲むような努力を糧とし、たゆまぬ研鑽に励んでいた───
そして、所謂、その三道の他にもう1つ、乙女の嗜みが存在した───
刄と刄のぶつかり合いで、己を体現
し、自らを高めあう───
桜刄姫道(おとめどう)と呼ばれる、乙女の、乙女による、乙女の為の武芸である!!
桜刄姫道を極めんとする、乙女達は刄姫(サムライ)と呼ばれ、いつしか他の乙女達からの憧れの的となっていた。
勿論、桜刄姫道にも披露の場は存在する…!!
男女問わず、観客全てが熱狂し、
競技人口は1億5000万人規模とまで言われている
競技名「RiVE(ライブ)」
本来の表記は雷舞(らいぶ)だが、世界規模の競技となると共に、表記統一という事で「RiVE」に改名された経緯がある。
この競技に参加し、様々な大会で優勝する事が彼女達のステータスとなり、ひいては将来のアドバンテージとなる。
RiVEを制するものは、世界を制す。という格言が生まれる程であり、決して過言ではない。
これは、刄姫(サムライ)達が雷舞(RiVE)で覇を競い、己を昇華させていく乙女達の成長の物語である。
そして、物語の始まりの舞台は「綺羅星女学園高等学校(きらぼしじょがくえんこうとうがっこう)」
略して、綺羅女(きらじょ)
ここに1人の少女が入学するところから全てが始まる。
名は東雲(しののめ) 雨千夏(うちか)
彼女もまた刄姫を目指す乙女の1人である。
だが、しかし──
お約束の展開かもしれないが、敢えて言おう。
この綺羅女には、なんと、桜刄姫道が無かったのである!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 21:00:00
117394文字
会話率:50%
今年で三十五歳の冒険者、アラン。
かつては血気盛んで将来有望な若者であったが、冒険の末に強大な魔物との戦いで大事な仲間を失った。
それ以来、アランは自分の力に絶望する。
抱いていたはずの『夢』を捨て、自堕落な日々を過ごすようになってしまった
。
酒を飲んでは記憶が飛ぶほど飲んだくれ、冒険者として冒険の舞台である|幻想大陸《ファンタジア》の探索はするが、大して深入りせず多少の金を稼ぐことを繰り返し、死んだような毎日を送っていた。
そんな毎日が続いたある日、アランに転機が訪れる。
用があってギルドに行くと、新人二人を押し付けられてパーティを組まされたのだ。
癖のある新人と成り行きで組まされ、かといって見放せず、アランはひとまず新人の面倒を見ようとするのだが……。
これは夢を失った、だらしのないおっさんだって主人公になれる、そんな冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 20:00:00
24699文字
会話率:34%
わがはいは猫又である。しゃべることと二足歩行ができるだけの猫だ。魔法も使えない。
わがはいは森で殺されかけた赤ん坊を拾った。赤ん坊は王子だそうだ。
わがはいは赤ん坊に乳をあたえるためにゴブリンをたよった。交換条件としてオークの倒し方を
ゴブリンたちに教えた。
アーサーと名付けた赤ん坊はぶじに育った。十二年がすぎたとき森でデルバイン伯爵に出会った。伯爵はアーサーを養子にしたいと言い出した。アーサーはゴブリンたちとわかれたくなかった。だが育ての母から村を追い出された。出て行けと。
アーサーは泣いた。だがそれは母としての思いやりだった。人間は人間の社会で暮らさないと結婚もできない。アーサーの将来を考えて母は突きはなしたのだった。
伯爵家は三人家族だった。伯爵夫婦はすぐにアーサーを受け入れた。だが娘のシルフィーナはアーサーを無視した。そのシルフィーナが重病をわずらった。特効薬はドラゴンの縄張りにある木の実だった。
わがはいはメシを食わせてくれている伯爵に恩を返すためドラゴンの縄張りを目ざした。ドラゴンはきげんが悪いらしく火を吐き散らしていた。わがはいはドラゴンの炎をかいくぐって木の実に口にくわえた。そのわがはいにドラゴンの炎が追って来る。わがはいは必死で逃げた。森の燃える木々までがわがはいに倒れこんで来る。
わがはいは絶体絶命の危機をかろうじてのがれて木の実を持ち帰った。シルフィーナは全快してようやくアーサーと打ち解けた。めでたしめでたしであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 15:30:40
122973文字
会話率:43%
ここは、読者の皆さんが居る「現実世界」と似ているけど、2001年に起きたある事件により、魔法使い・超能力者・心霊術者・妖怪系・古代種族・変身能力者・改造人間など、様々な「異能力者」の存在が明らかになった2010年代の平行世界の日本。
異能力
犯罪の増加や、将来的に発生するであろう「魔法」「心霊術」による莫大な経済効果や軍事・警察での「魔法」の利用を見込んで、日本各地に国立魔法学園が作られ……そして、ここ福岡県大牟田市に有る「国立第5魔法学園」でも新入生入学の季節がやって来ました。
でも、読者の皆さんも、新入生の皆さんも心して下さい。
同じ出来事も、当事者にとっては悲劇やホラーになり、遠くの安全圏から見てる無責任な連中にとってはギャグかコメディになるなんて、良く有る事を。
「どうなってんだよ!!?? 創立から10年経ってないのに、学園の敷地の半分以上が心霊スポットになってるって??!!」
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。(「GALLERIA」「note」は掲載が後になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 00:46:31
5813文字
会話率:38%
幼稚園の頃、事故にあってしまい、右膝から下と左足首から下を失い、左腕には大きな傷跡が残ってしまった、田中 花音(たなか かのん)
そんな彼の夢はモデルになる事。しかし、この足と腕では、塾の先生に「無理だろう」と言われてしまう。それから花
音は、仮初の夢で「将来の夢は?」という質問に答えていった。
ある日、学校が何者かに乗っ取られ、実に難しいゲームが開かれた。それは……
『全校生徒が屋上で、本当の≪夢≫を叫ぶこと』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 22:37:35
11545文字
会話率:44%
昔々、あるところに世界と神様が居ました。
神様は世界に子供たちを作りました。神様はそれをじーっと見つめています。時々世界に口出ししてみると子供たちは驚くほど従順に付き従ってくれます。
ある時神様は思います。このまま自分がこの世界に口出しし続
けても、ろくなことにはならなさそうだ。親離れをしてもらわなくては、と。本当なら自分はとっくに終わっているもので、仲間たちのところに帰っていなければなりませんでしたから。
ただ、そのまま去るのも無責任。じゃあ少しばかり、世界を進ませることが出来る子供が将来いつか生まれるようにしよう。そんな風に考えて、二つの縁を世界に置いて、神様は神様の席を立ってどこかへ行ってしまいました。
世界を見ていた神様が居なくなって、世界中の子供たちは大騒ぎ。神様を探す者、神様を憎むもの、神様をそれでも信じる者。ごちゃごちゃぐちゃぐちゃといろんな子供たちはぶつかり合ってやがて一塊になりました。この時もし神様がいたら頭に手を当ててあちゃーと言っていたことでしょう。一塊の傍には取り残した欠片たちが残っちゃっていたのですから。
そうして世界はちょっとの間静かになりました。一塊になった者たちは話し合って世界をどっちに進めるか相談して、ちょっとずつ神様が居なくても進めるようにもなりました。
そんなとき、世界は少しうるさくなりました。気が付いたら欠片たちが違う塊になっちゃっていたのです。彼らを置いていったのは先に塊になったほうの不手際です。だけれども後の塊と喧嘩になれば一方的に殴られるわけにはいきません。大きな塊と小さな塊の喧嘩が始まっちゃいました。
塊の中には目立つ輝きが二つありました。それは神様が世界に入れておいた縁です。大きな塊の方の縁は小さな塊の方の縁を気にして旅に出ます。
喧嘩で零れ落ちた欠片を拾い上げて助けながら、小さな塊の縁に会いに行きます。その旅にいつしか小さな欠片たちもついていきます。
そして二つの縁は出会います。それぞれ、最初に居た塊の影響を大きく受けていて喧嘩になっちゃいます。でも大きな塊の縁は小さな塊の縁を受け入れてしまいました。ため込んでいたものを全部吐き出した小さな塊の縁は自分が小さな物の見方をしていたと知ります。今度は沢山見て、学ぼうと二人で話します。小さな欠片たちもついてきてくれるようでした。
こうして、彼らは旅に出るのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 18:00:00
6690文字
会話率:42%
リゥル・ラウラースは某国のお姫様だった。
何不自由ない暮らしを送り、天才イケメン公爵様との婚約も決まり、将来の女王として順風満帆な人生を歩んでいた――かに思えたが、ある日突然、大罪人として公開処刑を言い渡されてしまう。
そんな絶望的な状況か
ら彼女を救い出したのは、まさかのお付きメイド・エリエだった。
王家から追われる元お姫様がメイドで騎士(ナイト)な従者に守られながら国中を巡ってゆくガールズラブファンタジー逃走劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 17:30:03
16656文字
会話率:55%
偶然見た部員募集の緩そうな文系サークルに入った品川さんが将来はヒモになるんだと日々ヒモ力を高めるため努力する先輩に振り回されるお話。設定登場人物等は補講にも載っているのでよろしくお願いします。
最終更新:2024-10-21 20:56:59
59366文字
会話率:34%
源義経、幼少期の名は沙那王。鞍馬山では僧侶として育てられるが、天狗と一緒に散歩中、分水嶺で立ち止まり、将来のことを話し始めた…
最終更新:2024-10-19 23:51:07
2125文字
会話率:69%
世間から見れば平凡な家族の鈴村一家
しかし
裏稼業をする伝説の殺し屋一族だった!
鈴村家の家訓は
「弱きを助け強きを挫く」
この家訓からわかる通り
犯罪者や悪徳代議士などの殺しの任務を行う一家であった
ご近所にバレないように生活したり家族の
為に頑張る父と母。
闘いや学業で様々な経験をして将来に繋げて欲しい子供達。
暖かく見守る祖父と一匹のペット。
この一家は様々な任務を行いながら家族とはなんなのか
将来とはなんなのか様々は人間模様を入れながら
ちょっと笑えるバイオレンスコメディ!
良かったら見てください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 01:12:21
1430文字
会話率:58%
【アルファポリスにも掲載しています】ヘイデン侯爵の嫡男ロレアントは容姿端麗、頭脳明晰、魔法力に満ちた超優良物件だ。周りの貴族子女はこぞって彼に近づきたがる。だが、ロレアントの傍でいつも世話を焼いているのは、見た目も地味でとりたてて特長もない
リオ―チェだ。ロレアントは全てにおいて秀でているが、少し生活能力が薄く、いつもぼんやりとしている。国都にあるタウンハウスが隣だった縁で幼馴染として育ったのだが、ロレアントの母が亡くなる時「ロレンはぼんやりしているから、リオが面倒見てあげてね」と頼んだので、律義にリオ―チェはそれを守り何くれとなくロレアントの世話をしていた。
だが、それが気にくわない人々はたくさんいて様々にリオ―チェに対し嫌がらせをしてくる。だんだんそれに疲れてきたリオーチェは、対応策を練り、自分の将来について考え始めるが‥。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:00:00
67129文字
会話率:35%
将来の進路へ向けて頑張ろうとしていた矢先、主人公は突然の死に追いやられてしまう。生前の後悔への思いを馳せるも束の間、転生の女神も転生前の謎空間もすっ飛ばし、見たこともない草原で目を覚ますことに。仲間を集めて冒険者になろうと志すが、一筋縄では
行かず…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 15:16:44
2004文字
会話率:0%
第2章は、12歳のテオが宮廷での新生活を始めるところから始まる。彼は国王から魔法の杖を軽くする装置の制作を依頼され、試行錯誤の末に完成させるが、予想外の結果を招く。同様に、リリー王女のために作った礼儀作法学習補助装置も思わぬ騒動を引き起こす
。
一方、テオの10歳の弟アースは、土魔法の才能に目覚め、村で特訓に励む。失敗を重ねながらも、植物を育てる独特の能力を発見し、新たな可能性を見出す。
リリーは、テオの発明品を使って宮廷生活を乗り切ろうとするが、失敗して叱責を受ける。しかし、この経験から伝統と革新のバランスの重要性を学ぶ。また、他国の王女たちとの秘密の文通を通じて、世界の様々な問題に目覚め始める。
テオの珍発明は宮廷内で評判となり、貴族たちから次々と奇抜な依頼が寄せられる。当初は戸惑うテオだが、リリーの助言により、真に役立つ発明を目指すようになる。
街への外出では、テオの発明品が市民の生活を改善している様子を目の当たりにし、発明家としての責任を実感する。
物語の終盤、宮廷の変わり者フィッツジェラルド伯爵が珍発明祭りを提案。国王の承認を得て、準備が始まる。テオとリリーは子供ながらも、この企画に協力することになる。
第2章を通じて、テオは単なる珍発明家から、人々の生活を良くすることを目指す発明家へと成長していく。リリーとの友情も深まり、二人の協力が宮廷と街の架け橋となっていく様子が描かれる。
まだ鉄道は登場していないものの、テオの発明への情熱と才能は、将来的に異世界に鉄道をもたらす可能性を感じさせる。珍発明祭りの開催が決まり、次なる大きな冒険の幕開けを予感させて第2章は幕を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 10:01:14
24497文字
会話率:39%
「お前をパーティーから追放する!」
そうして始まる追放された人物の成り上がり物語ってかなりの数が存在している。
私が「向こう」で生きていた時の話、だけれども。
しかし私は思うのだ。よく簡単にパーティーから追い出せるな・・・と。
その人物もよ
く簡単に受け入れられるなと・・・思うのだ。
十六歳で死んだ私「霧雨永羽」は、神様のお願いを聞くことを条件に、とあるファンタジー小説世界に転生した。
そこで、勇者「アリア・イレイス」として転生した私は、神様のお願いの通り「物語を完成させる」為に、ある重大任務に挑むことになる。
さて、この話はそんな「追放から始まる物語」
とても残酷だけど・・・そうしなければ、何も始まらない物語。
だってこの物語の主人公は勇者「アリア・イレイス」ではなく、私に追放されるはずの賢者「ノワ・エイルシュタット」なのだから。
しかし、どうしてか彼女の追放が上手くいかない
それは始まるべき物語が始まらないことも意味していて・・・
これは、そんな「始まらない物語」を始めるために奮闘する「将来悪役にならなければならない転生勇者」と「将来主人公にならなければならない賢者」の緩い旅路の攻防戦。
いつか絶対、ノワを追放して「始まるべき物語」を始めてやるんだから!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 01:10:00
1319142文字
会話率:65%
とある金持ちが莫大な資金を投じて作り上げた人工島「銀花島」
金持ちの令嬢しか集まらないようなこの島に、俺「穂積砂雪」は今、雇い主であるお嬢こと「岩滝咲乃」と共にやってきていた。
銀花島に唯一存在する全寮制の高等女学校「法霖学院」
そこに通
う生徒達にはある特殊な共通点がある。
それは皆「特殊な家業」を一つ持っていること。もちろんそれはうちのお嬢も例外ではない。
しかし、うちのお嬢はそんな特殊家業を毛嫌いしており、どんな家業なのかすら全く教えてくれない。
ただ、俺がわかるのは・・・その家業への拒絶が、俺を雇う「きっかけ」になった事とお嬢が岩滝の家から落ちこぼれ扱いを受けていることだけだ。
これは、特殊すぎる家で育てられながらも人格者に育ったお嬢と、借金地獄に落ちた俺が求人を通して出会い・・・蹴落とし合いの激しい学院で卒業を目指す三年間の物語。
そして同時に、三年間を通して得たものを糧に、岩滝咲乃が学院の頂点「ノブレスフルール」を、穂積砂雪が将来の道を定める物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 02:39:50
148919文字
会話率:62%
将来何になろうかな。
キーワード:
最終更新:2024-10-16 02:43:12
21783文字
会話率:24%
この世のありとあらゆる生命を持つものは生まれ持って"魔素"を源に生きる。
魔素の性質に合った潜在魔術を精錬する為に世界各国には育成機関が設立されている。
ノアフォルトス・セレシルヴァ(通称ノア)は世界初にして最古、帝国内
随一の魔術士育成機関-フィスラティア魔術学院-の中等部生として入学した。
身分を問わず8歳から19歳までの生徒達が共に過ごすこの学院は例外なく全寮制。
潜在魔術や最低限の共通魔術を習得するべく、学業に専念出来るようにと外との接触は遮断されている。帝国が立ち上げた学院だけあって学院敷地内にはありとあらゆる施設が完備されていた。
学院の教育方針は学院生徒の自主性。各分野にて自身の潜在魔術を活かし学院に貢献する。
そして結果を残し、将来自分の魔術士としての未来を切り開く。
中等部1年生の授業は学院側によってクラス内でランダムに組まれる7人制のチームメイト活動がメインになっている。
学院側から与えられるテーマを調べ、レポートに提出すると言う課題学習を通して様々な事を知っていく目的で行われるこの課題。1人で行うには簡単すぎるこの課題学習も常に7人で協力となるとそう上手くはいかない。
さらにノアと同じチームになった生徒達は、ノアのルームメイトの第2王子、常に行動を共にする双子、いつもどこかで眠っている魔術騎士科の少女、フードを深く被り人をより付けない少年、初等部から飛び級で中等部に入学した第3王子…と全員学院内でも有名な曲者ぞろい。
当初はバラバラだったチーム活動も先輩達からのアドバイスを受けながら、共に日常を過ごしていくにつれてまとまる…かもしれない。
ノアを中心に描かれるあらゆる魔術士達の黙示録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 18:30:00
57480文字
会話率:52%