主人公、浅井(あざい)ハルは35歳、コールセンターに正社員として務める普通のサラリーマンだ。
彼のいる世界には一つの異常があった。
宇宙人に地球が支配されて植民地化されているのだ。
1999年7月31日。恐怖の大魔王が空からやって来る
。という有名なノストラダムスの大予言は知っているだろうか。
やって来ていた
そして地球は支配されていた。
「第二銀河帝国」という宇宙人の帝国に支配されて植民地にされた。
———それから26年後の2025年の8月1日。
ハルの前にスーパーロボット〈ガンフィスト〉と美少女の宇宙人アリアが姿を現す。
「今度こそ! 地球をこの〈ガンフィスト〉で救ってくださいね! ハルさん!」
「え……嫌だよ。大人にもなってみっともない」
実はハルは過去に一度、子供の頃にアリアから〈ガンフィスト〉のパイロットになれと言われて断っていたのだ。
そして再びハルは断ったが、宇宙人はついに地球人の虐殺を始めると発表。背に腹は代えられない状況になってきた。
なので仕方なくついに〈ガンフィスト〉に乗り、第二銀河帝国との戦いに身をとうじることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:08:34
21432文字
会話率:35%
タイムリープした先の学生時代は、宇宙人の侵略兵器に破壊されていた!
主人公・佐野遼真(元35歳)は目が覚めると中学時代にタイムリープしていた!
それは何か自分の青春を取り戻すために神から与えられたやり直しの機会だと思ったのもつかの間、
突然、街に巨大な宇宙人が現れ侵略活動が始まってしまった!
青春をやりなおしたいのに、侵略されては青春なんかできはしない!
ので!
遼真はミステリアスな少女・イリカに導かれ、
獅子の面を持つ鋼鉄の巨人・アダムドライオンに乗り込み戦いへと身を投じる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 19:50:47
8351文字
会話率:40%
———世界は核の炎に包まれた。
———滅びの日が来るべくして来てしまった。
そんな終末戦争と呼ばれた核ミサイルの打ち合いから5年後、
主人公、須藤鍵起(35歳)は妻子をもつシステムエンジニアだったが世界が滅びて全てを失った。
死人のよう
に過ごしていた彼だが、ある廃墟と化した研究所で裸の美少女と出会う。
すると彼は唐突な性衝動に駆られて、彼女をレイプしてしまう。
社会機能も法律も存在しない世界で、誰も鍵起を咎める人間などいない。
だからそのままヤリ捨てるつもりだったが、ほんのわずかに心にあった良心のおかげで、鍵起は彼女を自宅まで連れて帰って志う。
そこからどうするかと悩んでいたその時、彼女は自らの正体を明かす。
「———私は生き人形。繁殖能力を備えたロボット」
彼女は人口調整のために作られた、人の〝理想の恋人〟となるようにデザインされた半機械半生命の部分を持つロボットだったのだ。
そんな人間に都合のいいような存在として作られた彼女だったが———、
「私は———〝愛〟が知りたい」
愛を、求めていた。
滅びた世界で死人のように生きてきたおっさんと、愛を知りたい人形少女の舞踏《ロンド》が始まる———折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 09:22:13
8259文字
会話率:32%
化粧品会社の開発サポート部の伊月宗近は、鳴滝グループ会長の息子であり、会社の心臓部門である商品開発部の天才にして変人の鳴滝巧に振り回される社畜である。そうしてとうとう伊月は、鳴滝に連れて行かれた場所で、殺人事件に巻き込まれることになってしま
ったのだった。
※※このお話はフィクションです。実在の人物、団体などとは、一切関係ありません※※
※殺人現場の描写や、若干の官能(?)表現(本当に少しですので、その辺りは期待されませんように……)がありますので……保険でR15です。全年齢でもいいかもしれませんが……念のため。
※他サイト様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:07:45
27245文字
会話率:36%
もんむすしか愛せない男子高校生、狭間立人は、学校帰りに突然異世界へ飛ばされてしまう。その世界は立人にっとて、亜人(もんむす)が存在する楽園であると同時に、強大な魔物が闊歩する過酷な世界だった。全ては亜人と平和にいちゃいちゃするという目的の
ため……立人の崇高なる戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:05:00
1459325文字
会話率:34%
異世界に聖女として召喚された美月は、当初こそ歓迎されたものの、やがて「その力は国が管理すべきもの」とされ、王都の外れにある塔へと幽閉されてしまう。
日々、魔力を吸い取られる苦痛の中で過ごす美月。そんな彼女のもとに、ある夜、彼女を救い出すため
に、一人の青年が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:05:00
3315文字
会話率:35%
【密着大陸】 村の名前を告げる者──アレク(38)
今回の密着大陸が追うのは、村の入り口に立つ一人の男。
旅人に村の名前を告げる──ただそれだけの存在。
誰もが、そう思っていた。
だが実は、彼こそが村を守る最強の男だった。
これは、取
材班が密着した7日間の記録。
知られざる門番アレクの素顔が、今、明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 08:44:21
2129文字
会話率:27%
王国一武闘会で突然婚約を破棄された格闘家リディア。だが、王子のある噂を聞き、真相を確かめるべく困難な旅に出る。並みいる敵を倒しながらもたどり着いた先に、二人の新たな絆が芽吹いていた。
最終更新:2025-04-26 16:20:43
3340文字
会話率:45%
VRMMO──そう呼ばれてはいるが、「ヒデンスター・ノヴァ」はもはやゲームではない。
突如人類に発現した《ヒデン・キューブ》によって、人々は肉体ごと“異世界”へと転移出来るようになった。
魔物を狩り、ダンジョンを巡る。あまりに現実離れしたこ
の世界に惹かれ、永住を選ぶ者も多い。
実際、この現象が発生して間もなく、地球からは人口の半数以上が姿を消した──。
だが、この世界に逃げ込んだのは夢を追う者だけではない。
法の裁きを逃れるため、数多の凶悪犯罪者たちもヒデンスター・ノヴァへと姿を消した。
地球との行き来は自由だが、一度“倒されれば”二度と戻れない。
だからこそ、地球に送り返す唯一の方法は──「PK(プレイヤーキル)」だった。
国際機関《DtEO》は、犯罪者を地球へ強制送還するために設立された。
主人公・鳩廻 集矢(はとかい しゅうや)は、その正式な一員ではない。
だが、かつての盟友でありDtEOのギルドマスター《バレイ》の信頼を受け、犯罪者を狩る“PKハンター”として、この世界で戦い続けている。
──これは、“ゲーム”にしてはあまりに過酷で、“現実”にしてはあまりに異常な世界。
一人のハンターが、逃げ場なき悪を撃ち抜くSFファンタジー物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:03:46
130540文字
会話率:35%
その昔、勇者である二人の少年……闘気量が無限のフィアンと魔力量が無限のネビアによって、この世界の最大の敵だった魔王影は倒された。
それから、フィアンとネビアは平和な日々を過ごし続けていた。
だが、この世界……[ネアン星]は闇の宝珠と呼
ばれる有限のエネルギーで星の形を保っている状況だった。
有限であるが故、次第にエネルギーが無くなり、星は崩壊へと向かっていた。
勇者と呼ばれた二人は、この星が完全に崩壊してしまう前に、
自身に秘めた無限の魔力と闘気を永劫に闇の宝珠へ注入する為、闇の宝珠と一体化した。
そうして宝珠は再び輝きを取り戻し、星の崩壊は食い止められた……。
一体化した事で自身はもう動く事ができない。だが、二人には取り除けていない不安があった。
それから約1000年後……
突如、フィアンとネビアが融合し、一つになった際に現れる青年……ネアンが森の中で目を覚ました。
復活直後、突然の事で意味が分からないネアンだったが、徐々に勇者たちの会話を思い出した。
取り除けていない不安……星の危機が迫っている時、ネアンが復活するように準備していたことを……
「私が蘇ってきたという事は……また世界に危機が来ると言うのか……」
ネアンは立ち上がり、旅の途中で出会うエルフ少女二人と共に、またこの星……[ネアン星]を旅する。
・・・
1000年前、勇者として魔王影を倒したネアン。二人の少女の先生として旅をしたり魔法を教えたり、逆に教わる方になったり……
色々な事をしながらも自身が復活した原因……危機の内容を調査し、真相を目にしていく。
※この作品は前作「異世界に転生したら俺が二人になってた。(https://ncode.syosetu.com/n4720eg/)」の世界から1000年以上経った後のストーリーですが、前作を見てなくとも楽しめる様になっております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 12:56:36
140180文字
会話率:61%
世界を救った魔法少女のひとりと、その妖精。ふたりは小学生でカップルだ。ある日、映画の公開ロケが行われると知って見に行ったふたり。そこで出会ったのは……。【拙作「駄目社会人の姉と、その他問題児たちが魔法少女になったから、俺がサポートする」のス
ピンオフとなります。はじめての方はそちらから読んでもらえると幸いです。→ https://ncode.syosetu.com/n9542if/】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:02:27
44828文字
会話率:47%
俺は、社会人の姉の愛奈と二人暮らしをしている高校生。彼女は俺を大切にしてくれるのは嬉しいが、だらしがなくて毎朝出社拒否を叫ぶ駄目な大人だ。そんな俺と愛奈の前に現れたのは、奇妙な生物と街で暴れまわる怪物。そして愛奈が魔法少女に変身して、怪物を
倒してしまった。この街を守り人々の希望となる魔法少女なんて、俺の姉にはちょっと荷が重すぎる。しかも他に魔法少女のメンバーとなったのは、モフモフに命をかける小学生に、片足の無い車椅子の同級生!? 果たして俺は、個性的すぎる魔法少女たちと共に世界を守ることはできるのか。そんな、俺と魔法少女とその他の仲間の、戦いと日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 19:01:45
1640281文字
会話率:55%
狩人のフィアナと、ワーウルフのユーリは共に十二歳。ふたりでユーリの故郷である、ワーウルフの里へ向かうこととなった。そこでは五年に一度の首長決めが控えていて、首長に興味がないユーリもまた、否応なしにこれに巻き込まれていく。そして、ついに血が流
れる事態となった時、フィアナたちは事態の収集に立ち向かうのだった。
【8万8千字ほどで完結予定。 拙作「転移使い魔の俺と無能魔女見習いの異世界探検記」(https://ncode.syosetu.com/n1166fd/)のスピンオフとなっておりますが、この話から読むことも可能です。面白かったら是非、本編も覗いてください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 19:00:26
88691文字
会話率:43%
日本の普通の公務員、天野 陸は、第三次世界大戦により命を落とす…… そこで転生した先には、同じ地球から転生してきた国籍の異なる17人がいた! 彼らは、日本、アメリカ、中国、ロシア、ドイツ、フランス、ケニア、ブラジル、そしてオーストラリア――
9つの国からそれぞれ二名ずつ。国籍も、言語も、宗教も、価値観も異なる彼らは、わずかな物資と知識を頼りに、新たな世界の最初の人間となった。言語の壁、食料を巡る争い、統治のあり方、思想の衝突……「文明の再建」は「再びの分断」へと向かい始めてしまうのか… それとも豊かな世界へと導いてくれるのか……!新たな異世界での開拓が幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:16
4616文字
会話率:29%
何処か普通でない喋り方をする「須加院(すかいん)美野里(みのり)」と古代神道の家に生まれた「鬼谷(きずみ)剣一(けんいち)」は、ある日の放課後にとりとめもない会話をしている最中に異世界人の仕掛けたランダム召喚魔法にかかって異世界に転移するこ
とになる。
しかもあろうことか、少年である美野里が「清浄の光で世界を救う聖女」として召喚され、剣一は「魔王と戦う勇者」として召喚されたのだ。
生き残るために戦士として成長していく剣一と聖女として変わっていく美野里。
二人の運命や如何に?
異世界召喚。女体化TS。恋愛に剣に魔法に大冒険。意外と本格的なファンタジーストーリーをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
172353文字
会話率:25%
ちこちゃんのお父さんとお母さんは、ちこちゃんが交通事故で亡くなってから、毎日毎日泣いて過ごしました。
ちこちゃんが大事にしていたぬいぐるみのトーイは二人の様子を見守るかのようにちこちゃんのベッドの上に座っていました。
最終更新:2022-12-16 07:38:15
2600文字
会話率:22%
——神々の恋は、輪廻を超え、塵となっても残り続ける。
司命簿葉の手違いにより、天界の上神・凛宸(りんしん)と愛の女神・瑤心(ようしん)は、
予定とは違った人間の人生に転生させられてしまう。
待ち受けるのは、死をもって終わるはずの“波乱万
丈の宿命”。
そして彼らは、名も知らぬまま惹かれ合っていく。
天帝の息子にして司命殿の弟子・燁煊(ようけん)は、彼らの運命を守るため、自ら禁忌を犯して人界へと降り立つ。
記憶を消された二人と、全てを知る一人。三人の交錯が、運命の糸を狂わせていく。
これは、神と人を巡る三つの愛と、劫火に焼かれてなお消えぬ恋の物語。
運命がもたらす試練と、千年越しの想いが織りなす壮大な中華風ファンタジーラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
76989文字
会話率:29%
「…なんか見たような景色だなぁ……」
敦守達弥(あつもりたつや、27歳、独身)は、オンラインゲームの倉庫キャラクターで、知人の育成を兼ねて、初級の狩り場を移動中、希少《レア》魔獣に襲われ倒された。
アバターが倒れたとき意識をなくした
らしいが、気がつくとそこはゲームでアバターが倒された場所、しかも姿は自分自身のものだった。
なにやらゲームのような場所に飛ばされたけど、なんでこんなことになった?
俺は元の生活へ戻れるのか?
ここで死んだら俺たちはどうなる?
なにより、自分はここで生きていけるのか?
これは異世界と思われる場所へ、妹の友人と二人で送り込まれてしまった男が、ジタバタしながら生きていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
692359文字
会話率:25%
会社を辞めて訪れたキャンプ場。そこは異世界へと繋がる扉だった。
現代文明の品々を詰め込んだインベントリと共に降り立った未知の世界。
物を売って生計を立て、家を建て、畑を耕す自給自足のスローライフが始まる。
現実にはなかった穏やかな時間と、愛
犬「トォリ」と過ごす日々が、少しずつ心を癒していく。
だが、その静かな生活にも影が差し始める。
森に潜む正体不明の獣、徐々に近づいてくる脅威。
現代の知識と感性を持つ一人の男が、異世界で“本当の生き方”を見つけていく物語。
穏やかでありながらも、どこか緊張感のある異世界スローライフ冒険記、今ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
164098文字
会話率:37%
「気が遠くなりそうな程、それでも諦められなかったから、俺はここまで来たんだ。」
西暦二〇二〇年を迎えて尚、鎖国状態が続く島国・日本。
表面上鎖国とされているが、とある呪いによって外界と隔絶されてしまった島国でしかなかった。
また、古くより
この島国には"色持ち"と呼ばれる、特異な"色"をその身に宿し生まれてくる者が稀に存在し、彼等は昔から迫害の対象とされてきた。
これは、そんな呪われし島国で生きた人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
1673126文字
会話率:30%
毎週水曜日、図書館のある敷地内のベンチで楽しげに読書談議をする若い男女がいた。
男性は王城に勤める役人と思われる貴族の青年で、相手の方はどこかの貴族の家のメイド見習いらしき、まだ少女といった方が適切だと思える女性だった。
いつし
か二人は互いに思い合うになっていたが、それを口に出したり感情を表すことはなかった。
二人が身分違いで結ばれることができないことなど一目瞭然だったからだ。
それ故にお互いに本名も住まいも伝えることはなかった。
そんな中、ちょっとしたすれ違いで、彼女は水曜日に図書館に現れなくなった。
彼女を探し出して謝罪したくても、彼女の居場所がわからない。それなら王都中の貴族の屋敷を調べてやると思ったが、彼にはやるべきことがあり、それを優先しなければならなかった。
それは母親が推し進めてくる縁談の阻止だった。
しかしその過程で偶然に想い人である少女と再会する。
そして二人は身分違いだけでなく、互いの両親が因縁の仲であることを知ってショックを受ける。
しかし、そんな辛い想いを隠しつつ、とある疑惑の解明に向かって二人は協力して行くことになる。
そして待ち受ける、二人の運命は……!!
クズ親のせいで辛い思いをして育った二人が、自己を犠牲にしても過去からずっと続いてきた犯罪を明らかにしていく、ちょっとだけサスペンス風の恋愛ものです。
ハッピーエンドで、ざまぁ有りです。作者は微ざまぁ専門なのですが、今回は過激なものはありませんが、微といはいえないかも……です!
あくまでも異世界の話で、出てくる社会制度も薬も植物も料理も虚実が混ざっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
130569文字
会話率:19%
貧乏子爵令嬢が、親から売られるように次期侯爵の後妻として嫁がされた。
しかし両家の親達は知らなかった。二人が顔合わせのときに、この婚姻は三人の子供を育てるためのもので、白い結婚しようという契約を結んでいたことを。
妻にとっては理不尽と
しか言えない契約だったが、前世で息子から「生まれてきたくなかった」と言われた記憶のあった妻は、子供を産まずに済むことにホッとしていた。それに転生前の夫を今も思っていたので、白い結婚は望むところだった。
領地に引きこもって前妻との思い出の中で暮らす夫に代わって、妻は子育てと家政と社交に励んだ。
彼女は夫のことをただの名目上の夫だと思っていたので彼に何も望んではいかなったが、三人の子供達に全く関心を持たないことには腹立たしく思っていた。その中でも特に、理不尽な理由で末娘を蔑ろにすることには怒りまで覚えていた。
そしてある日、娘に暴言を吐いた夫に謝罪するように妻が要求すると、夫は激昂して彼女に暴力をふるった。このときから、彼女を実の母親だと慕っていた子供達は、父親を敵と見なすようになった。
そして二人の結婚から八年後、子供達は母親の幸せのために父親に対してざまぁを展開させたのだった。
妊娠、出産、お産による死というセンシティブな話が頻繁に出てくるシリアスな話なので、苦手な方はブラウザバックをしてください。
恋愛は後半に出てきてハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 19:10:00
24276文字
会話率:24%
ある裕福な伯爵令嬢が、侯爵家の次男に熱烈な愛の詩を捧げられて婚約した。
その婚約者は大陸一と言われる金髪碧眼の美貌の貴公子で、しかも詩人としても人気の高い貴公子で、国内外のご令嬢やご婦人から人気があった。
そんな人気者がいくら裕福とは
いえ、高々伯爵家のしかもきつい顔をした可愛げのない令嬢の婿養子になることを、みんなは納得しなかった。
しかし、これは政略的な婚約なのだ。自分に文句を言われても困る。浮気者の婚約者なんて本当はこちらから婚約破棄したい、と伯爵令嬢は思っていた。
しかし、両家の親も浮気男も婚約の続行を望んだために、その後彼女は嫌々その男と結婚し、跡取りである息子を産む。
案外二人は上手くいっているのか、と誰もが思い始めた頃、馬車の事故で妻が侍従と共になくなった。
するとそれまで神妙にしていた婿が領地を好き勝手に運営するようになった。しかも使用人よ女性に次々手を出す始末。
そんなある日、領地内で幽霊騒ぎが起きる。最初はくだらない話と気にしなかった領地管理人の婿だったが、悪霊に祟られて大怪我を負う者達が続出して、やがて彼は窮地に陥るのだった。
✽✽✽✽✽
メインの四人の中の一名がクズの極悪人なのですが、残りの三人が善人かというとそうめもない少々ダークな話です。完璧な人間なんていないがモットーなので。
この作品は中世から近代ヨーロッパ風のイメージですが、あくまでも異世界の話。宗教、思想、倫理観、社会制度は全て作者の想像の産物です。それを承知の方に読んでもらえたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:10:00
61724文字
会話率:15%
龍の鱗が太陽光をうけてきらめくように、大海の波は銀色の光を宿す。
龍海に四方を囲まれた、楕円形の小さな島がある。
名を、ライズランドという。
「とどまることのない時間は島の名すら人々の記憶から押し流す。人の名が忘れ去られるのもまた、
道理なのかもしれません」
◆◆◆
中世〜近世ヨーロッパ風の、架空の島国を舞台にした群像ファンタジー小説です。
軍記物・戦記物要素、恋愛要素あり。
恋愛は、登場人物が多いので悲恋やら主従やらライバルやら幼馴染やら不倫やら色々とあります。
※自分のWebサイトで『Endless Ending』として公開していた作品です。
※2007年春に完結した作品です。
※実在の歴史エピソードをアレンジして使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
364079文字
会話率:41%
絵描きの主人公の元に届いた一通の手紙。
手紙の最後には、別人の筆跡で「この手紙を書いたアルマを探してほしい」と書かれていた。
持ち前の好奇心がうずいた主人公は、アルマという女性の足跡をたどっていく。
2020年か2021年頃に書いた短編小説
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 08:56:48
8940文字
会話率:2%
不思議な『廃管』と呼ばれる空間に閉じ込められた4人の男女の話です。
最終更新:2025-03-29 15:06:04
14298文字
会話率:45%
大人気アイドルのライブで知り合った彼女は、俺の目の前で『喰われた』。
たった独りでチケットを手にやってきた、人気急上昇中のアイドルグループ〖Muse!〗の結成1周年記念ライブ。そこで俺は、そのチケットを見て話しかけてきた女子高生風の女の
子と知り合った。
お互い同じライブをぼっちで見に来た同士ってことで名前も名乗り合わぬまま仲良くなり、席が違うから一旦は別れたけれど、ライブ終わりに姿を見かけて再び声をかけた。今見たライブの感動を語り合いたい彼女に促されるまま歩き出したその時、言いようのない不安感に襲われる。
「おい、君!」
「えっ?」
彼女が振り返った瞬間、さらにその向こうから現れた大きな口だけの異形の怪物が襲いかかり、彼女の脇腹を食いちぎった!
「いたい……わたし、死ぬの……?」
どう見ても致命傷だった。ひと目見てもう助からないと分かってしまう。
「死にたくない、か」
そこへ突然現れた黒づくめの謎の男。
男は言う。「“人形”として浅ましく生きるか、人として尊厳をもって死ぬか、最期に選べ」と。
そして男の背後に現れた6人の人影。それは先程までステージで躍動していた〖Muse!〗のメンバーたちだった⸺!
彼女たちは何者なのか。あの化物は何なのか。
訳も分からないまま拉致された俺は、彼女たちの“マスター”として、共に戦いつつひとつ屋根の下で彼女たちと共同生活を送ることに!?
◆スクエアエニックス様より2017〜2021年に配信されていたスマートフォン用タップアクションRPG『プロジェクト東京ドールズ』の二次創作として書いていた未発表作品を下敷きに、作者独自の世界観と設定で新たに再構成したオリジナル小説になります。
設定の一部を二次創作から流用しているため若干似通った部分がありますが、盗作等ではありません。ただしなろう運営及びスクエニ様よりご指摘を頂いた場合には削除するかも知れません。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆なろう限定公開となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
548524文字
会話率:49%
自由を愛する冒険者たちの集う街、自由都市ラグ。
そこに、ひとりの冒険者がいた。来る日も来る日も神殿から依頼される薬草採取を続けて18年、いつしか彼は“薬草殺し”と揶揄され馬鹿にされる存在になっていた。
彼はそれに甘んじつつ、ただ人々のために
恩ある神殿のために薬草採取に精を出す日々を送っていたが、ある時それを快く思わない者たちの襲撃を受ける。絶対絶命の彼のピンチを救ったのは、うら若き美少女勇者であった━━。
この物語は、そんな運命の出会いを果たした“薬草殺し”と勇者が、仲間とともに世界を滅ぼす魔王を封印するための旅をする物語。道中で巻き込まれる様々な試練、日々変わりゆく彼らの関係、魔王との戦い、そして最後に彼らを待ち受ける結末とは━━。
断罪なし、ざまぁなし、転生なし、チートは少々。何の変哲もない冒険物語です。若干コメディ、うっすら恋愛要素。転生者設定はあれどこちらの本編には影響しません。同一世界の物語がいくつもあるので、評価を頂けましたら順次投稿します。
どこか地球に似て非なる『アリウステラ』のラティアース世界の物語。毎話4000〜6000字程度で程々に読み応えありつつもサクサク読める話を目指します。興味がありましたらブックマークや評価を頂ければ有り難いです。面白いと思って頂けるよう執筆・更新を頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 20:00:00
914465文字
会話率:49%
「ただでさえ“魔力なし”の役立たずのくせに、パーティの資金まで横領していたお前をリーダーとして許すことはできない!よってレイク、お前を“雷竜の咆哮”から追放する!」
探索者として“雷竜の咆哮”に所属するレイクは、“魔力なし”であることを理
由に冤罪までかけられて、リーダーの戦士ソティンの宣言によりパーティを追われることになってしまった。
森羅万象の全てが構成元素としての“魔力”で成り立つ世界、ラティアース。当然そこに生まれる人類も、必ずその身に魔力を宿して生まれてくる。
だがエルフ、ドワーフや人間といった“人類”の中で、唯一人間にだけは、その身を構成する最低限の魔力しか持たず、魔術を行使する魔力的な余力のない者が一定数存在する。それを“魔力なし”と俗に称するが、探索者のレイクはそうした魔力なしのひとりだった。
魔力なしは十人にひとり程度いるもので、特に差別や迫害の対象にはならない。それでもソティンのように、高い魔力を鼻にかけ魔力なしを蔑むような連中はどこにでもいるものだ。
「ああ、そうかよ」
ニヤつくソティンの顔を見て、もうこれは何を言っても無駄だと悟ったレイク。
だったらもう、言われたとおりに出ていってやろう。
「じゃ、今まで世話になった。あとは達者で頑張れよ。じゃあな!」
そうしてレイクはソティンが何か言う前にあらかじめまとめてあった荷物を手に、とっととパーティの根城を後にしたのだった。
そしてこれをきっかけに、レイクとソティンの運命は正反対の結末を辿ることになる⸺!
◆たまにはなろう風の説明調長文タイトルを……とか思ってつけたけど、なんかあんま上手くないですスイマセン。
◆テンプレのパーティ追放物。世界観は作者のいつものアリウステラ/ラティアースです。初見の人もおられるかと思って、ちょっと説明文多めですゴメンナサイ。
◆まだ書き上がってないけど、多分四万字に満たない中編です。現在約三万字まで執筆済み。
◆同一作者の連載中ハイファンタジー長編『落第冒険者は人の縁で成り上がる』のスピンオフというか、微妙に伏線を含んだ繋がりのある内容です。どちらも単体でお楽しみ頂けますが、両方読めばそれはそれでニマニマできます。多分。
◆この作品はなろうのほか、アルファポリスとカクヨムでも同時公開します。3サイト同時は多分初。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:00:00
33941文字
会話率:57%
主人公シルフィーヌはイングリッシュ王国の血を引く伯爵家の娘であり、ある日彼女が毎日の魔法と勉学の鍛錬を終え帰宅をすれば、女王陛下からの手紙……。
その内容と言うのが彼女の婚姻の話しであり。彼女の婚姻の相手と言うのが。シルフィーヌが幼い頃か
ら憧れていた従兄のお兄様……。
そう褐色色の肌を持つアラビアンナイトの物語のような他国の王子様との結婚話なので喜ぶ主人公なのですが。
彼女の愛しいアラビアンナイトの王子様の結婚相手は自分だけではなく。一族の長である女王陛下が選んだ少女達の数は主人公を含めて五人……。
だから主人公シルフィーヌには最初から四人の恋のライバルがいる状態ではありますが、彼女の性格は基本明るく、愛しの王子様の妃の一人として選ばれた事だけで歓喜、感無量ですから。彼女は余り気にもしないで世界最初の豪華な船旅でのハネムーンを王子様の配慮のお蔭でバカンスのように優雅にゴージャスで王子様の管理している領地へと向かう。
でも時は航海時代……。
各国の水軍や海賊達は新大陸と産物を求め海賊行為を繰り返したり。国同士が大海原で出会った敵と海戦にて争っている最中の時代ですから。
さてさて主人公とその他の令嬢様……。
そして世界的にも《《英雄王》》として高名な王子様のハネムーンの行方は如何に?
アジアファンタジー・ラブコメ・恋愛の冒険譚話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
68946文字
会話率:35%
第3回カクヨムコンテスト・ラブコメ部門・中間選考作品の改修版です。カ
クヨムさまと小説家になろう様の両投稿サイトでPV数80万突破した作品です
主人公和樹は脱サラをして、自身で商い……。広島風お好み焼き屋を始めようと計画……。
不動産へと
行き、住宅付きの貸し店舗はないか? と、相談。すると和樹の担当者になる女性の容姿を見て余りの美しさ……。彼女の女神のような美しさに驚愕! 慌てふためいてしまう。
まあ、慌てふためいてばかりいると相談できないので、住宅付きの店舗はないか? と、尋ねる。
すると、超美人な営業担当のお姉さまは、只今そのような物件はないと和樹に告げるのだが。和樹は貸し店舗がなければ中古の店舗付き物件はないのか? と、またお姉さまへと尋ねる。
う~ん、でもね。彼女は「只今弊社にはそのような物件はないのですよ」と、和樹に告げるのだよ。
だから和樹は「仕方がないか……。この度は諦める」と、美しい彼女に、落胆しながら告げる。
すると彼女は、「新築で建てられたどうですか?」と、和樹に提案をしてくれるから、彼も彼女にお任せしますと告げたら。彼女は「お客様はどのようなお店をされるのですか?」と、和樹に尋ねてきたから。
「広島風お好み焼き屋を始めようと思います」と、つげると。綺麗なお姉さまは、自身んも広島風お好み焼きが好きだと告げてきたので、二人は意気投合──。
和樹は勇気を振り絞り「今晩僕とお好み焼きを食べにいきませんか?」と、綺麗なお姉さまを誘う。
すると綺麗なお姉さまは、「いいですよ」と快く了承……二人で初デート?
まあ、初デートならばいいのだが、和樹はお好み焼き屋で綺麗なお姉さまこと絵美に「僕と結婚してください!」と、勇気を振り絞り嘆願。
これまたあっさりと絵美から「はい、宜しくお願いします」と、了承……。
二人はめでたくゴールインとなるのだが。二人の幸せは長くは続かいない。
和樹は自身の最愛の妻である絵美を自動車事故で失ってしまう。
まあ、それからの和樹は、酒や薬に頼り溺れる毎日が続くのだが。そん時に幽霊となった元妻が……。
異世界と日本とを言ったりきたりと、登場人物達の視点切り替えによる書写も多々ある作品ですがお時間あればお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 12:00:00
221756文字
会話率:25%
『改修版』豊穣で美の女神の奥様は、とても、優しくて、アマアマだったよ!
主人公小津悟は、豊穣と美の女神でもあるフレイヤ様の主人の生まれ変わりらしいので御座います。
まあ、そんな女神様、捨てられた主人の事が忘れられず。遠い遠い昔の神話の時代
から、ストーカーの如く探していたようで御座いますが。
すると、たまたま、通りに寄った東の果ての島国で、夫の生まれ変わりを見つけたので御座います……
でもやっと見つけた死に分かの主人は、JKの女子《おなご》を数人連れて、それもとても嬉しそうに歩いているではないですか。
と、なると、あれほど自分自身に一途であった筈の主人が、女垂らしの遊び人風情に変わっているではないですか?
もうこうなると女神フレイヤを止めれる者などは、少々はいませんから。
「えぃ~」と、いつた感じで神技使用して小津を人間ではない者に変えてしまいました。
まあ、その後は憤怒する小津では御座いますが、女神フレイヤを探す者達から、取り敢えずは、自分の元妻? 今妻? を守ろうと決意をして、色々な事に巻き込まれていくお話で御座います。
取り敢えずは、北欧神話の神々などが出てきますが、オリジナル話しで御座います。
お時間あればお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 19:00:00
196761文字
会話率:25%
現代、日本。平和だったある都市を一つの災害が襲った。大きな揺れが大地を震わせ、運悪く一人の男が、地面の裂け目に飲み込まれる。その男は恐ろしくも美しい空間を抜けたとき、いつの間にか異世界の大地を踏みしめていた。剣と魔法が未だ息づく幻想の世界
。迷い込んだ男――――勇輝―――――は体が若返り、その眼には不可思議な魔眼を宿していた。
勇輝は命からがら、ファンメル国・首都オアシスに辿り着き、冒険者として活動を始める。多くの出会いに救われ、異世界からの帰還の手がかりを探していく。しかし、平和な時間も長くは続かず、怪しい魔の手が彼とその周囲に忍び寄る。多くの化け物、謎の組織を相手に生きて元の世界に戻ることができるのか。
「――――あぁ、とりあえず把握したよ。絶体絶命、大ピンチだってな!」
異世界ファンタジー始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
3978749文字
会話率:50%
――――あなたの婚活、お手伝いします。
そのありふれた宣伝文句が書かれた求人用紙を片手に、就活数十連敗中の四方路春海(よもじはるみ)は、所属する研究室の教授の勧めでヤタガラス婚活相談所の戸を叩いた。
そこの主は見た目が中学生の少年。
彼の巧みな誘導で、馬鹿正直に企業に受かるまでの滑り止めであることを漏らしてしまう。
「じゃあ、とりあえず現場見学からね。あぁ、面接はとりあえず合格ってことで」
「えっ? は? えぇ!?」
会話もそこそこに合格判定を出した少年に訝しみながらも、見学当日に目にしたのは普通の一般人男性と普通に見える「異世界人」である蛇の亜人とのお見合いであった。
男性は特に驚いている様子もなく、春海がつけた眼鏡でのみ蛇亜人の姿が見えるようだ。
「日本の昔話にもあるだろう? 鶴の恩返しとか浦島太郎とか。動物が化ける妖術の類の一つや二つくらいあっても不思議でも何でもない。昔の人たちを愚かだったって笑う奴がいるけど、現代人が鈍感になっただけだ。良くも悪くもね」
ヤタガラス婚活相談所の本来の姿を見て、今まで就職意欲はあっても何になりたいか目標が浮かばなかった春海の目に光が宿った。
――――私、この職業にめっちゃ興味湧いてきました!
作者が年末年始に寝込んだ時に出て来た妄想(?)をとりあえず書き綴っただけのもの。でも、婚活って割とありな設定だと思うんだよね。
(誰かクオリティ上げて書いてくれ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 19:50:00
100189文字
会話率:53%
龍人の王子アルヒと、癒しの魔力を持つ人間の娘ミナの間に生まれた
半龍の姫シルヴィア。
癒しの力を受け継ぎつつ、半龍の子として懸命に生きるシルヴィア。
苦悩とその中で見出す幸せとは?
白龍の国と黒龍の国に翻弄され続けるシルヴィアの波乱を描くー
最終更新:2025-06-30 19:00:00
58016文字
会話率:25%
ある朝突然、人の“心のBGM”が聞こえるようになった。
感情に合わせて脳内で流れる音楽。喜び、不安、恋心——それは他人の本音を覗き見るような、不思議で少し怖い力だった。
会社の同僚、取引先、そして……あの“クールな同僚”・佐久間。
彼の中で
流れていたのは、まさかの“俺の名前”が込められたメロディで——?
心と音楽が重なって、恋が始まる。
現代オフィス発・すこし不思議なBLラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
33151文字
会話率:30%
地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
7638170文字
会話率:49%