21世紀末、とある真実を発見した。その真実によって世界は徹底的に破壊される事になる。それから300年。
新生暦135年、新エネルギーによって齎された産業革命は急速な経済の拡大を呼んだが、肝心のそれを担う労働人口は不足していた。そこで、
人々は死体を一つの労働力として捉える事にした。
死して尚動く者、あるいは、死ぬまで働いて死んでも働く者。リビングデットの始まりである。
しかし、それでも急速な経済拡大に労働人口の不足は解決されない。
そこで天才科学者フランは死人を労働力としても解決しない労働人口不足問題を解決する為、考えるリビングデットを造る事にしたのである。
意識も、無意識も、心も、それ全てが肉体の維持装置だとしたら、自分とは一体なんなのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 09:49:47
9582文字
会話率:39%
私は今までの生活は幸福に満ちていたと感謝すべきだった。
後、半年で9歳になるある日
熱にうなされ気がつくと知らない場所。
そこは言葉さえも通じない場所だった。
最終更新:2024-11-10 09:33:39
129196文字
会話率:35%
バフが重ね掛けされないという逆チート特異体質のクラウド。それなのに、美少女な賢者から魔王と戦うように言われてしまう。クラウドは体質を逆手にとって、ゾンビを操る魔王との決戦に向かう。そしてついに、この世界を救ってしまうことになる。
※使用され
る名称・用語は雰囲気だけの借用です。本来の意味とは切り離してお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 08:00:00
15360文字
会話率:38%
ラーダ王国の武器商、カロネード商会の跡取りとして生まれ育ったエリザベスは、ひょんな事から軍人としての道を歩む事を決意する。
しかし女性が故に、軍隊への入隊志願を受け付けて貰えず、終いには家を継ぐ気が無いと判断され、彼女の父からも勘当を言い渡
されてしまう。
エリザベスは最後の手段として、実家から大砲を盗み出し、隣国であるオーランド連邦の紛争地帯に乗り込み、実戦で戦果を挙げ、地方領主様に砲兵士官へと取り立てて貰うという、無謀極まり無い作戦を決行する。
近世末期の異世界。世界の中心で産業革命の産声が上がる頃、そこから少し外れた北方大陸においても、砲兵令嬢(カノンレディ)の砲声が今まさに轟かんとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:36:30
476842文字
会話率:54%
ミモザは結婚している。だが夫のライオスには愛人がいてミモザは見向きもされない。それなのに義理母は跡取りを待ち望んでいる。だが息子のライオスはミモザと初夜の一度っきり相手をして後は一切接触して来ない。
義理母はどうにかして跡取りをと考えとん
でもないことを思いつく。
それは自分の夫クリスト。ミモザに取ったら義理父を受け入れさせることだった。
こんなの悪夢としか思えない。そんな状況で階段から落ちそうになって前世を思い出す。その時助けてくれた男が前世の夫セルカークだったなんて…
セルカークもとんでもない夫だった。ミモザはとうとうこんな悪夢に立ち向かうことにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:00:55
104363文字
会話率:36%
ソルティはヴィオレッテ公爵家の令嬢。アルパード王国第5王子アルフォン殿下と4年前に婚約した。だがアルフォン殿下から婚約破棄の話が来る。この国の国王もかなりの女好きでアルフォン殿下はその血筋を直列に引いたような男で女性が妊娠したと…
それに
よってソルティには我慢の限界が来た。もとより父の暴力にも耐えかねていて遂に切れてしまう。
そしてこの国の女性に対する差別に王妃たちや貴族の婦人たちも不満を抱えていて、いつしかソルティの婚約破棄の話だけにとどまらず国を上げての女性の権利向上運動に発展していく。
それに加えて護衛騎士のソルティへの片思いも重なりアルフォン殿下はよりを戻ろうとやっきになり事態はどこまでもカオス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 06:29:46
67814文字
会話率:35%
アリーシャ・レグイノス子爵令嬢は屋敷内ではメイドからも冷遇され、使用人のように虐げられていた。社交界デビューをしていないにも関わらず、貴族男性たちから『レグイノス家のピンクドール』と愛でられ、毎回自分の意思がない婚約を結ばされていた。そして
婚約者は義妹の巧みな嘘で義妹と懇意になることを繰り返し、アリーシャは四度目の婚約破棄に至る。アリーシャの元婚約者たちは義妹と婚約を結び直すと義妹の本性に気づき、僅かな期間で婚約解消となっていた。
そんな中、城下町の市場で黒いローブ姿でフードを被った男性〝ハル〟に出会ったアリーシャは徐々に〝ハル〟へ淡い恋心を寄せていく。王道の溺愛ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:00:00
58620文字
会話率:49%
人間――亜人――そして多様な魔物たち。
様々な生物があふれるこの世界。人間と魔物はどの時代も常に対立しあっていた……。
しかし、どの世界にも手を出してはいけない存在というものはいる。彼らは、世界のどの生物たちにも恐れられ、そして後世に伝え
られてきた。
時間、空間を操る神々の頂点に立つ絶対神……
全てを蹂躙し、破壊する白銀の龍……
全てを覆いつくす夜の支配者……
彼らは時に国を消し、時に大陸すべてをも蹂躙しつくしてきた。それらはすべて彼らを怒らせた結果である。こうして、長い時を経て――世界は彼らを手を出してはならないものとして後世に伝えてきた。
こうして、人間と魔物の対立――というある意味での均衡へと終着した世界がそこにはあった。
ある少女は孤独の中、目覚めた。周囲に広がっていたのは、生き物の気配を感じられない洞窟。記憶を失っていた彼女はとにかく外を目指し、洞窟を進んで行くのであった。
外の世界の見慣れない景色。洞窟で出会った不思議な白い蝙蝠とともに、彼女は世界を知り……そして自分自身を知っていく。彼女の行動の背後に、確かに存在する知りもしない過去の自分の記憶。過去の記憶は今の彼女に干渉し――そして抜け落ちた記憶を埋めていく。
そして、彼女は知ることになる。忘れていた自身の大切な存在……そして、自分の失ったもう一つのものに――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 00:44:51
772299文字
会話率:44%
——絶対に、助けるから。
異次元に存在する【神ノ力】を制御下に置き覇権国となったオーディニア帝国。
その力の一つを操る能力者の少女グングニルの右肩に現れた痣は、彼女への死の宣告であると同時に、これから起こる戦いと災厄の兆しに過ぎなかっ
た。
研究者エルウィン=ラックハイムは彼女を助けたいと、生きていて欲しいと強く願い、自身が発明した’力’で、目の前に立ちふさがる壁を破って走り出した。
この残酷な世界の未来に光を見ようとするように。
あるいは、自分の過去を振り払うように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:30:00
49146文字
会話率:39%
エスターは、お飾りの王妃だ。初夜どころか結婚式もない、王国存続の生贄のような結婚は、父親である宰相によって調えられた。国王は身分の低い平民に溺れ、公務を放棄している。
けれどエスターは白い結婚を隠しもせずに、王の代わりに執務を続けている。
彼女にとって大切なものは国であり、夫の愛情など必要としていなかったのだ。
ところがある日、暗愚だが無害だった国王の独断により、隣国への侵攻が始まる。それをきっかけに国内では革命が起き……。
国のために恋を捨て、人生を捧げてきたヒロインと、王妃を密かに愛し、彼女を手に入れるために国を変えることを決意した一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:03:46
9973文字
会話率:72%
王都で商人をしているカルロの前に、自称天使の美少女が現れた。彼女はどうやら高位貴族のご令嬢らしいのだが、かたくなに家の名前を口に出そうとはしない。その上、勝手に居候生活を始めてしまった。
カルロとともに過ごすうちに、なぜ家出をしたのかを話
し始める少女。なんと婚約者に「お前を愛することはない」と言われてしまい、悪役令嬢扱いされたあげく、婚約解消もできずに絶望したのだという。
諦めた様子の彼女に、なぜか腹が立つカルロ。彼は協力を申し出るが、カルロもまた王族から脅しを受けていて……。
実は一途で可愛らしいヒロインと、したたかに見えて結構お人好しなヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 20:11:50
14495文字
会話率:80%
主人公のアレクは、ある日乳兄弟である王太子に頼みごとをされる、なんと、国中の未婚女性を集めて舞踏会を開きたいというのだ。
婚約者がいない王太子による、身分の垣根を越えた婚活パーティー。だがあまりにも無駄の多い夜会であること、何より「可愛い
女の子のドレス姿が見たい」という下心満載の王太子にドン引きするが、王太子の本音に気がつき密かに心を痛める。
とはいえ王太子の望みを叶えるべく奔走することに。しかし舞踏会当日、舞踏会に参加していた令嬢の相手をするアレクは、怒れる王太子に突然からまれて……。
転生後の人生を決ままに楽しむヒロインと、ヒロインにちっとも好意が伝わらないポンコツ王子の恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 20:03:05
11454文字
会話率:63%
戦闘ロボのレンとレンを支えるAIテスター。
二人?は警察と自衛隊から逃げてる最中、一般通過反社に後頭部を殴られる…!
最終更新:2024-11-09 18:00:00
28692文字
会話率:81%
建国祭で賑わうガーランド王国。
王子の妃選びで沸く城内。
苺売りの娘にゾッコンのルーク(王子)
このまま何もしなければ、大人たちのレールに乗せられて見ず知らずの花嫁を迎える事になってしまう。
必死に苺の姫君と仲良くなろうとするけ
れど…、苺の姫君は姿を消してしまう。
疲労困ぱい意気消沈。
ルークの出した答えが…。
失意のまま舞踏会でヤケ酒を飲み、誘われるまま見知らぬ姫達と踊るルークに、苺の国の領主から朗報が…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 17:05:45
41082文字
会話率:38%
魔法と大手の商会が中心の国、クンフティッヒ連邦の隅で、就職先が見つからなかった学生時代からの友人三人組が小さな商会を創業する。大手の商会が社会の全てを牛耳る世界で、落ちこぼれ三人組は生き残ることができるのか?
平凡な事務職、発明家くずれ、そ
して商才の無い商人が工夫と努力で困難に立ち向かう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 16:22:58
2056文字
会話率:44%
この世界に魔法はない。産業革命も起こっていないため満足な機械も存在しない。知識と力がすべて。どちらも無ければ集団の駒と化し、淘汰されるのみ。
これはそんな不条理な世界で強かに生きる双子、カインとアベルの物語である。
人は誰もがひとりで生
まれ、ひとりで死ぬ。しかし彼らは初めからふたりだった。平等に憑りつかれた世界も、不平等な世界も彼らの敵ではない。不可能なんてあるはずがなかった。
抗って、抗って、ようやく張りぼての平穏な暮らしを手に入れようとしていた矢先――アベルが急死する。一冊の日記と、一つの願いを遺して。
「俺になってくれ、カイン」
唯一無二の片割れカインに託されたのは、アベルに成り代わって生きることだった。
人は誰しも演者である。与えられた役割を果たすだけ。では、その役が「双子の片割れ」なら──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 12:20:00
100394文字
会話率:39%
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 12:00:00
2033755文字
会話率:36%
オルレアン侯爵令嬢のジャンヌは母の急逝を切っ掛けに、後妻を迎えた実の父に生家を追われ、売りに出された。
ジャンヌにとってのほんの少しの幸運は、最終的なジャンヌの買い手をジャンヌが候補者から選べたことだ。
ジャンヌが選んだジャンヌの買い
手、ボー准男爵は、王からの叙位で准男爵になった元商人で、ジャンヌを買った(求婚した)のにはある狙いがあり……。
その狙いを見抜いていたジャンヌは准男爵に「白い結婚」を提案する。しかし、この白い結婚が普通の「白い結婚」とは少し違って……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 10:13:52
32106文字
会話率:20%
父より家督を譲り受け、辺境伯となったウィリアム。
自領で静かな暮らしを送りたいウィリアムであったが、辺境伯ほどの地位となれば貴族との社交界での関わりも、政治への参加も必要不可欠だった。嫌々ながらも着実に実務をこなす彼はいつしか貴族たちから「
堅物辺境伯」の名で呼ばれている。
第一章
そんなウィリアムの前に現れたのは聖女アリス。アリスはその能力故に国王から追われており、ウィリアムは国王の企てを阻止するべく家族の反対を押し切り自領に彼女を匿う。国家間のバランスを変えかねない聖女の力を、ウィリアムが守り抜くお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 07:10:00
79457文字
会話率:37%
正直なところ「あー、やっぱり」が、本音だった。
私の従姉妹が婚約破棄されたのだが、こんなの見たくなかったなぁ。ーーだって、従姉妹が傷つくのを誰が見たいと思うんだ。
でも、従姉妹はあっさりとそれを了承していた。うん、ソウダロウネー。全く未
練なんて無いよね、知ってた。
そして従姉妹が私を見て笑った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 07:00:00
104258文字
会話率:48%
不思議な魔法を使えることが判明して、それから不幸になってしまった少女シアが、その不幸な人生を思い出す話。
何もかもをなくした少女は、全く知らぬ世界で何を思うだろう?
ハーメルンにも上げています。
最終更新:2024-11-09 01:00:00
38959文字
会話率:14%
北のベーリング海で暮らすステラーカイギュウのスコールとマリアは、深い愛で結ばれたつがい。彼らの平穏な日々は人間の狩猟により脅かされるが、スコールは「お前を守る」と命を懸けてマリアを逃がそうとする。最後まで互いを想い合う中、スコールは犠牲とな
り、マリアは彼の記憶と共に生きる決意を抱く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 00:16:58
2471文字
会話率:25%
アレクサンドラは猫である。ネコちゃんと名付けられた、悪役令嬢オフィーリアの飼い猫。彼女は前世、それはそれはやりたい放題だった。結果処刑されてしまい、何の因果かオフィーリアの猫として生まれ変わった。
オフィーリアはアレクサンドラと違い、仕立
て上げられた偽物の悪役だった。性悪の妹から虐げられ全てを奪われてもなお、家族想いの優しい子。オフィーリアは、彼女と過ごす時間が本当に好きだった。あんなに贅と我儘を尽くした時でさえ、決して得られなかった幸福感。
「猫ちゃん。死ぬ時はちゃんと、私のお膝で眠ってね」
その約束は守られることなく、オフィーリアは妹の手によって殺されてしまう。それを邪魔しようとした、猫のアレクサンドラと一緒に。
次にアレクサンドラが目覚めた時、鏡に映る自分は実によく知った姿に転生していた。
「私、今度はオフィーリアになったのね」
アレクサンドラは、生まれて初めて神に感謝する。そして、大切な彼女を殺した憎き相手に復讐を誓うのだった。
「覚悟しなさい。私は本物の悪役なのだから」
必ず、オフィーリアを幸せにしてみせると。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 21:38:24
118840文字
会話率:49%
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など
分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不審で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つ。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかったのだ。
「なぁ、フィリア。俺は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに落ちてしまった拗らせ男は、鈍感な妻にこれでもかと愛を伝えるが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:53:16
94927文字
会話率:61%
スペシャルエンドもバッドエンドも、全てが死亡エンド確定の病み系ヤンデレ乙女ゲームに転生した喪女・サトウケイコ。このゲームは特殊設定となっており、正ヒロインと悪役令嬢の二人からプレイヤーを選ぶシステムとなっていた。
前世このゲームをやり込ん
でいた彼女は、正ヒロインに転生しスペシャルエンドを難なくクリアして幸せに包まれながらデッド。次に目覚めた時は悪役令嬢に転生、これもまた難なくクリアで幸せデッド。再び正ヒロイン、そしてまた悪役令嬢……と、交互に転生を繰り返しながら、五人のヤンデレ攻略対象達とのスペシャルなエンドを存分に満喫していた。
そして十回目、これをクリアすれば全ての攻略対象のスペシャルエンドを制覇したことになる。より一層気合が入っていた彼女だが、鏡を見た瞬間に唖然とする。なぜか今回だけは、どちらのヒロインでもなく攻略対象の一人であるライオネルの死んだ姉・マーガレットとして生まれ変わっていたのだ。
大好きな家族の為、今回は死ぬわけにはいかない。その為には何でもすると、乙女ゲーム知識をフル活用して奮闘。悪役令嬢、正ヒロインを利用しようと画策するもなぜか好かれてしまい、今度は彼女達を死なせたくないという思いが爆発。攻略させるとデッド、させなくてもデッド、助かる道は最難ノーマルエンドのみ。
「やってやる。絶対、誰も死なせないんだから!」
ヤンデレとのデッドエンド大好き元喪女、果たしてゲームシナリオなしに上手くやることができるのか。
キラキラ第一王子にツンデレ第二王子、腹黒幼馴染にロールキャベツ男子なクラスメイトと、次々に迫りくる愛あるデッドの誘惑に耐えながら、全力でノーマルエンドを目指します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 19:46:44
147223文字
会話率:60%