――立派な人間になる。
星空緑(ほしぞらみどり)は幼い頃、まともに仕事も続かず飲んだくれている父親と、いつも笑顔で優しい母親の、お世辞にも裕福とは言えない家庭環境の中にいた。そんな父親と母親を見て育った緑は、幼いながらも心の中で”大きく
なったら立派になろう”という目標を持つ。
ある日、母親と出かけると突然の爆発に巻き込まれ、緑は大切な母親を失う。
その後は取りつかれたように勉強に励み、あらゆる分野において学び、大人に成長した頃には天才的な頭脳を持っていた。
緑は十五年ぶりに都会から帰郷すると、あることをきっかけに川に転落してしまい、意識を失う。
目が覚めると、そこは見慣れない場所だった。
そこは、『エルバ』と呼ばれる異世界だったのだ。
緑は自分の身体の異形さに驚く。
それは、神之欠片(かみのかけら)と呼ばれる伝説の宝具と、緑の身体の内”目と脳だけ”が完全に一体化したことにより、本来の目と脳の機能が人間の限界を遥かに超える力を秘めた、”巨大な目玉の身体”に生まれ変わっていたのだった。
これは、異世界『エルバ』で天才的な頭脳を用いた戦略と、絶対的な力を有した瞳術を駆使する、人間ではなくなってしまった人間の物語――。
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第一章までは物語の土台作り。第二章からは目的の為に旅に出て、本格的に物語が動き出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 00:53:35
509763文字
会話率:37%
新米冒険者シンとマイによるSFローファンタジー小説です。多少拙い所はあると思いますが、ご了承ください。
*****
ここは普段の日常ではない…のか?
おおよそ見た目は変わらないが、“システム”が異なっているのに気付いた大学生シンはこの世界を
生きていくため、模倣、適合していくことを決意する。
ただこのゲームの主たる目的が理解できず、困窮し理解できないまま時が流れていく。そして理解不能のテレポーテーション、突然の消滅が続いていく中、このゲームを攻略する鍵は“なりきること”だと理解し始めていく。
だがしかし日常生活に有るまじき“バグ”という概念から逃れられず、自我や意思といったプレイヤーの本来の価値というものは失ってしまうのだった…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 04:14:04
56401文字
会話率:30%
佐原花街─そこは欲に溺れた人間たちが集う街。ある軍人は女で遊び、ある商人は男娼に囲まれる。
そこで一際有名な陰間茶屋の看板美少年、千里(センリ)はただただ金のためだけに見知らぬ人と夜を共にしていた。そんな少年に本物の愛を届けようとするのは
軍隊の将校である、丞(タスク)。身分の違うふたりはお互いに愛を貫けるのか。
*オメガバースの設定を組み込んでいます。作中でも説明は致しますが、本来の設定を知りたい方は是非調べてみてください。
*時代の異なる設定があるかもしれませんが、気にせず読み進めてください。
*この作品はアルファポリスでも掲載しております。http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/92099883
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-27 19:14:44
13203文字
会話率:39%
僕は忠太郎。鼠のあやかしです。いきなり父さんに呼ばれて魔開工房の責任者に就任しちゃいました。
管理チームスタッフにも恵まれ、眷属の皆さんもやる気十分で日々愛様や輝乃様からの無茶ぶりに対応しています。
うん、無茶ぶりが過ぎるって。
『木屋町
ホンキートンク』のサイドストーリーです。【毎朝7時更新】
鴨川京介が新たに体系化した魔法理論を、伏見にある魔道具開発工房、通称『|魔開工房《まかいこうぼう》』の責任者として就任した、鼠のあやかしの忠太郎率いるスタッフが繰り広げる魔法理論講座と魔道具制作の苦労話。
『木屋町ホンキートンク』本編の進捗具合でタイムラグをとらないと、ネタバレの要素が入っていますので。本編待ちで時折更新が止まることがあります。あしからずご了承ください。
単独で読んでいただけるものを目指していますが、『木屋町ホンキートンク』(http://ncode.syosetu.com/n6326du/)を読まれてからこちらを読んでいただいた方がより一層楽しめると思います。
『木屋町ホンキートンク』で取り交わされている何気ない一言が、こちらでは大騒ぎしながら、それらを解決していきます。
本来のストーリーとは違った『実務者レベル』での奮闘ぶりを楽しんでいただけたらと思います。
主な登場人物
総責任者:根住 忠太郎(ネズミのあやかし)
魔法理論担当統括:猫田 三郎(猫のあやかし)
魔道具統括:猿末 小太郎(猿のあやかし)
魔道具製作責任者:鶏武 ケイスケ(鶏のあやかし)
魔法理論教本製作責任者:犬屋 シロー(犬のあやかし)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 07:00:00
43629文字
会話率:14%
現実世界にではおそよ理解のし難い異能の力を持つ人達。
彼らの力の根幹には、異世界で起きたとある事件が影響している。
その力を本来の主へと返すため、勇者召喚と銘打ち彼らは転移させられるのだが一人の青年とその仲間達により運命は捻じ曲げ・・・いや
、握りつぶされ、新たな物語を紡いで行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 00:01:27
8849文字
会話率:68%
主人公、新山 和斗は、身長190cm、三白眼、小さい頃から一目見られただけで『やばい奴』というレッテルを貼られている。
そのレッテルにそぐわないように振る舞おうとするが、いつも本来の優しい気持ちが出てしまう。
毎日悩んでいたが、入学式で出会
った桜井 菜月美達と、仲良くなり、変わっていくー……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-08 19:04:46
675文字
会話率:30%
目覚め、そして「侵略せよ」という内なる声。
その声に従って、ダンジョンマスターになった主人公は魔物を召喚したり育成しながら少しづつ侵略を始めます。
失敗を繰り返しながらも諦めずに侵略していく姿を温かい目で見守ってやってください。
第一章は
主人公がダンジョンマスターとして失敗しながらも少しづつ成長していきます。
第二章は主人公がいろいろと制限のかかる中でまったく違うルールに翻弄されながら頑張ります。
第三章は主人公の本来の目的が始まりSF的な流れにもなっていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-08 00:00:00
174320文字
会話率:35%
内容はタイトルの通り。特になにか問題提起がしたくて書いたわけではなく、なんとなく本来の「エッセイ」らしいエッセイでも書いてみるかと思って書きました。相変わらずシニカルなところがあるので、そういったエッセイが苦手な方はブラウザバック推奨です。
最終更新:2017-03-05 23:52:46
2987文字
会話率:0%
【一行あらすじ】
ゲーム世界に逃避行した息子を探しに旅する父の話
【あらすじ】
VRMMORPGとは味覚嗅覚などの五感を感じる事の出来るネットゲームの事で今現代に存在しないものである。
この物語で登場するVRシステムは元々、不治の病『A
LS』や盲目症や聴覚障害者、手足のない人を支援するために開発された。
全身の筋肉が麻痺して動けなくなるALS患者にとって最後の砦となるのが脳であり、たとえ全身が不自由でも脳の世界だけでも自由に動き回れるのであるなら、病気自体が治療できなくとも人生は満喫できる。
そういう思想の元で開発されたのであって、その技術が広く一般化して娯楽産業として世間に広がっていった。それが、この物語に登場するVRオンラインゲームである。
このゲームは、いつしか本来の存在意義を忘れられ、ゲーム中毒者、ニートや引き篭りを量産する機材となるが、この仮想現実(VR)ゲームは、奇しくも、引き篭りの子と親の関係を改善するための道具として成り立ってしまった。
ネットワークゲームを介してからしか、自分の子供に出会えない熟年世代が、我が子を探してゲームをさ迷う。
大人達は、どうにかして引き篭りを改善に向かわせようと努力するけれども、ミイラ取りがミイラになる様にVR世界にハマっていく……
何が良くて何が悪いのか、読者も作者も決して分からない。きっと理解不能の引きこもりの生態系を目撃するだろう。もし最後まで読む事ができたら、ひきこもりに対する理解度よりも、引きこもりに振り回される親達への理解度が広がるに違いない。
将来、自分の子供が引きこもりになった場合に備えて、今から心の準備が必要かもしれない。その心の準備作りに、この物語が役に立つのではないかと作者は考えている……
※もう一つのVR物語
『ヤクザが麻薬とVRゲームの二つに依存してしまって大変なことになりました』と繋がる話↓
http://ncode.syosetu.com/n8044dt/
※オススメの読み方は、これに読み飽きそうなら途中で放棄して、ヤクザな小説を読む事。ヤクザな話に飽きたら、こっちの小説に戻って読んで飽きたらまた……を繰り返すこと。物語が関連し合って、つまらなかったシーンが面白く見えてくるかも
※ツタヤ・リンダ大賞B1にエントリー中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 18:52:58
131605文字
会話率:23%
ゴールデンウィーク明けの昼休み、柳崎 翔輝の世界が歪んだ。
そして目の前の景色が洞窟に変わった。
しかしそれは昼休み限定だった。
さらに妹が現れて、柳崎 翔輝は「お約束」をしらないと言われる!
そしてオタク知識を蓄えるよう言われ、渋々アニメ
を観た結果、ダンジョン内で能力覚醒!
さらに本来の目的忘れ、現実でオタクとしての道を突き進む!
リアルと2次元が交錯する昼休み限定ダンジョンストーリー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-01 21:32:18
590文字
会話率:5%
本来とは異なる歴史を辿った地球。
世界は本来の人間とは異なる種族……吸血鬼ヤクト族と獣人ゾルガ族による覇権争いが続いていた。
そんな中、唯一存在する人間……ヒト族が支配する都市、日本。
そこは世界の争いとは無縁の、ヒトのみの平和な楽園のはず
だった。
巨大企業「レッド・カンパニー」が支配する都市「紅都」。その都市へ、追われるように世界を転々とする謎の若い男女……シロウとセレクティアがある目的を果たす為に足を踏み入れる。それに前後するようにして起こった不可思議な事件。血を吸われた遺体の謎を追う若い刑事、都市の裏で暗躍するカンパニーのサイボーグエージェント、大陸より派遣された暗殺者。様々な敵に立ち向かいながら、彼等はこの国で何を果たそうというのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 20:00:11
44727文字
会話率:32%
平成三十X年。本来の時間軸では存在しない平成が続いた世界線。
とある街でひとつの殺人事件が発生し、街をめぐる人々の群像劇(アンサンブル)が始まる――。
冴えない大学生、仲良し女子高生、刑事、殺人鬼、そして妖怪。
思惑が絡まり、それはいつし
か一つのドラマを形作る。
すべて世はこともなし――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 15:12:15
117811文字
会話率:34%
突如として日本列島に攻め込んできた謎の軍隊「極東軍」。
彼らは日本列島の本来の住人を称し、現在住んでいるジパング人たちに「本来の日本文化」を押しつけようとしてきた。
ラーメン、トンカツ、作法など様々な点で日本らしくないとイチャモンを付
けられるジパング人。それも極東軍の担当者によって合否の基準が違うものだから困ったもんである。
やがて極東軍がジパング人たちの歴史を抹消しようとすると、ついにジパング人たちも反抗を始める。
その先頭に立ったのは……日本らしい? それとも日本らしくない?
魔法少女・伊藤孝介であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-13 22:17:57
29695文字
会話率:33%
MW-魔法世界冒険記-のファントムソウル編後からパラノイアクライシス編の間、天野翔琉の行方と出来事……そして、彼があの世界へと帰還するまでの物語である。
特殊工作員であるコードネーム【ジェット】は、とある戦場へと任務に来ていた。本来の目的は
戦争犯罪者の暗殺だった……しかし、彼は敵の中枢でとある人物を発見する。
それは、このような戦争の元になった【不老不死の薬】の論文を作り、行方不明だった天野翔琉博士だった。
この出会いは運命か……仕組まれたことなのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-12 14:58:37
116092文字
会話率:42%
佐藤祐介は剣道を学ぶ17歳の高校生である。
彼の祖父でもあり剣の師匠である佐藤英二が亡くなった後、道場で祖父の形見の刀を持ったとたん、急に地震に巻き込まれ、目を開けると、知らない場所に来てしまっていた。
そこで困っていた少女2人に協力する
と、2人は、西郷吉之助、大久保正助と名乗り、自分が江戸末期の薩摩、しかも一部の人間が女性となっていて、本来の歴史と違うところに来てしまったと自覚する。
その2人を藩主となって見出す島津斉彬も少女。元の世界に戻るために、歴史を狂わせてはいけないと思い、島津斉彬に協力して、彼女を藩主にしようと祐介は剣道から学んだ高い志と精神力で奔走するのであった。
※時代としては、鎖国が解除される少し前から、島津斉彬が藩主になるまでの薩摩の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 21:00:00
95180文字
会話率:48%
世界はある日を堺に変わった。
そうその日こそが『世界の革命(ワールド・エンド)』だ。
それ以来、
この世界には特殊な力を持った人間(異能力者)が現れた。
この出現によって世界の軍事的バランスが一気に変化しそして最悪の始まり、『第三次世界大
戦』が勃発した。
弱かった国は力を得て強くなり、強かった国は、ほぼ均等となった軍事力に対して恐れを感じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 02:05:53
4676文字
会話率:14%
自分で解釈して納得いくまで考えたならば
大分遠回りしてやっと見つけた「当たり前の事」を
気付かされ、楽になれた気がしたから綴ってみました。
生きることは難しくなんかない、難しく考えなくていい、
そんな必要などない。
たった1つの簡単な事。
「優しさ」を大事にしてただ生きる事のみ・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 13:24:19
816文字
会話率:0%
朝倉結菜はアパレルショップでアルバイトとして働く21歳の女の子。
平凡な普通の家庭で育ち、高校を卒業後、就職はせずにノーブランドのアパレルショップにて勤務する。
その会社で本社勤務する真柴海斗に出逢う。
仕事の厳しさや人間性から結菜は海斗に
対して異常なまでの苦手意識をもつようになる。
普段は本社と支店勤務の為直接関わることはないのだが、ある時から仕事上絡まざるをえない状態となる。
そしてその海斗の人間界にはない本来の姿を目の当たりにした結菜の人生は、過去、未来、現在とあまりに壮絶な状態へと導かれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 23:12:59
12258文字
会話率:26%
季節廻る国の童話。
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつ
まで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。
そんなお触れが出回る中、裏では少し違ったことが起こっているようでした。
これは、王が知らない間に勝手に進んで勝手に終わる物語。
これは、冬童話2017に応募しようとして参加表明してなかったことに気付いたバカな作者がヤケと勢いで書いた作品です。当然、応募はしていません。
あらすじにそれっぽく書きましたが、作中に王は出てきません。本来の冬童話の規定とは少し違うかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 10:25:17
5761文字
会話率:28%
自らを無色と思い込む物静かな青年、友木昌平(ともきしょうへい)は物心ついたときにはすでに母親の記憶がなく、常に心にぽっかりと穴の空いたまま過ごしていた。そんなある日、目の前に同じく「無色」を自称するくすんだ色をした妖精に出会ってしまう。
「ワタシが本来の力を取り戻すために協力しなさい」
そうして協力することになった昌平だったが、調べていくうちにどうやら母親の消息にも関係があることもわかり………
また隣に住んでいるひとつ年上の幼なじみ、常盤永遠子(ときわとわこ)も悩みを抱えていた。「どうしたら昌平にもっと頼ってもらえるのかな…」
ミステリアスで少し悲しい。そんな青春ストーリー始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 00:10:13
7044文字
会話率:36%