青春の過ごせない女の子のお話し。
最終更新:2023-08-27 21:32:57
487文字
会話率:55%
——魔導学院。災いを祓う為の魔なる術を扱う『魔術士』、そしてその中でも選ばれし力を持つ『魔導師』を育成するための教育機関。
そんな名誉ある学院であっても、影は存在する。
汚点であると示すような漆黒の制服。それは何かしらの理由から
『落第』とされ、見捨てられた者達。決して能力が著しく低いわけでは無い。いずれもが学院に入学できるだけの力は有しており、学院生となったのだから。
しかし、彼らは墜とされた。欠点があるからと切り捨てられ、先への道を閉ざされて。教師は蔑み、生徒には見下され、地を這う事を強要される、無能の烙印を押された者達。
——飛ぶ羽をもがれた、鴉の雛鳥達。
そんな彼らはある日、一人の少年と邂逅する。彼らと同じく無能と呼ばれながら、しかし高みへと羽ばたかんとする“鴉”と。
そしてそれは、彼らが大空へ飛び立つまでの、始まりの一歩に過ぎなかったのだ。
——ここでは無い世界、モノリア。これはそんな世界で紡がれる、雛鴉達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 12:00:00
9489文字
会話率:40%
10日前に出逢った少女は何を思って空へ旅立ったのだろう。確か10日前の君は俺を救ってくれたような気もした。もう記憶は定かではないけれど、覚えているのは途方もなくかけがえのない君との思い出がない、旅路。
最終更新:2023-08-15 17:21:47
1081文字
会話率:0%
世界は千年前の『大天罰』によって滅び去った。
水は濁り、大地は穢れ、緑は腐り堕ちた。生命活動に必要な大気すら、僅かでも吸えば死に至る。
とっくの昔に終末を迎えてしまった地上を放棄した人類は、『大天罰』以前に栄えていた先史文明より伝わる科学力
を以って、人が人のために生み出した楽園、九つの『浮遊都市』を建造し遥かな空へと逃れた。
救済するには遅すぎた末世で、遥か昔に人類が捨て去った地上世界『下界』に挑む『黒兵』である少年の冒険譚が拓かれる。
※すでに投稿していた『翠坂慎』作の『銀腕の機士と穢れた世界のエスカトロジー』の再投稿版になります。理由としてはアカウント情報を紛失したことによる作品の継続が不可能となってしまったことが理由です。
本来、個人が複数のアカウントを所持することは禁止されていますが、『小説家になろう』運営にお尋ね し、アカウント紛失であれば、その旨をあらすじに記載する前提であれば可能と返答をいただき、再投稿しております。よって、前作は更新が不可能なため、以降はこちらが『翠坂慎』の作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:42:41
28240文字
会話率:31%
謎の書物を買った男、ファルス・クレアスは未だ見たことのない空への興味を示し、6つの大陸を目指し旅をする。その途中でどのような人々と出会い何があるのか。
最終更新:2023-08-08 01:43:03
2384文字
会話率:49%
美麗で細かな模様に造り上げられた黒鉄の鳥籠が天井から吊り下がる。
荘厳な屋敷の家具の一つとして。
檻の中では一羽の小鳥が囀る。
小気味良い旋律を、機械じかけの楽器のように。
小鳥はやがて空へ舞い飛び、その羽根を存分に広げ大きな空へと
飛び立
つことなくその一生を終えた。
広い庭の一画に寂しく埋葬される。
暗く温かい土の中に。
カチ、カチ、カチ。
歯車は廻る。
いつもどおりに。当たり前に。
美しい屋敷の一画で小鳥が鳥籠に囚われていた。
羽ばたいては揺れる鉄製の鳥籠。
天窓から見える蒼穹の光に照らされて
小鳥は息を引き取った。
悲しげな旋律を残して。
カチ、カチ、ガチ。
楽しげな朝の音色。小鳥の囀り。
絵画の中の曲目。
小鳥が揺れ、鳥籠も揺れる。
鉄格子は壊れない。か弱い心が朽ちて錆びてもなお。
ガチ、ガチ、、、、、、がたん。
歯車が軋みを上げ、ついには外れる。
予定調和の理が劣化し、故障し、狂わす。
。。。。
歯車は止まった。
1人の家政婦が鳥籠の小鳥を眺めていた。
小鳥の世話をするのが仕事だった。
いつものように餌を食べさせ、
いつもとは変えて鉄の小窓の鍵を開け放した。
小鳥がひょこりと飛び出る。
小鳥はしばらく辺りを見渡し、
他の鳥たちが歌う森の中へと羽ばたいていった。
それは陽光きらめく穏やかな朝。
家政婦、否、彼女はすっきりとした面持ちで立ち上がり、外を見据えた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:08:35
559文字
会話率:0%
人類浄化スイッチ。
原子爆弾。
ナノウイルス。
さぁよこせ
タケコプター!!
タケコプターかい!
仕方ないか…。
のび太はタケコプターを量産し総計2000億台を人類に配布した。
5年後。
今や人類はタケコプターなしでは生きられない
。
車や飛行機はなくなり、トイレに行くのもタケコプター頼りとなった。
ドラえもん。今だ。
よかろう。
「天網恢恢漿撥仏滅陣!」
タケコプターが暴走する。
人々の頭に取り付いたプロペラが爆発音を鳴らし回転する。
すぐ頭の上で水蒸気爆発が起きたようなものだった。
肉体が高速回転し、肩、腕、腰、脚と粉砕断裂する。
首から上が捻じり切れ、地上数百メートルまで一気に舞い上がる。
プロペラが毛髪を巻き込み更に頭皮、頭蓋、脳漿を巻き込み空へ噴水のように撒き散らしていく。
世界各地の空が赤い粉塵に包まれた。
ドラえも~ん!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 11:44:19
350文字
会話率:5%
「空」
人々がそこに憧れ、およそ120年前にようやく到達した場所。
でもそれは私にとっては恨みを晴らす場所でしかなかった。私を生み育ててくれた両親の仇を討つ為の場所。
私の最期の場所になるはずの空。それが少しずつ変わっていくのは、もう少し
後になる。
そう。私は大切な人達と出会い、私にとっての空は変わっていく。空の色は変わらずとも、意味は変わる。
まるで、常に形の変わる雲のように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 01:00:06
422361文字
会話率:41%
2018年から始まった南太平洋での戦争も終わり、ナールズの脅威も過ぎ去った。
元々工場で兵器の生産に携わっていた俺は、戦争の終結を期に自分の趣味を優先する事にした。
動画サイトでの配信だ。数は少なかれど楽しく配信をする事が出来ていた。
でも
ただ配信しているだけじゃお金は稼げない。そんな時に、自分の別の趣味と合致する配信者を見つけた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 02:07:33
5968文字
会話率:41%
「群青の空へ」の番外編を2021年2月8日よりこちらへ投稿する事にしました。
最終更新:2021-10-12 22:04:36
10062文字
会話率:43%
記憶を失い、たくさんのゴーレムに囲まれていた俺。どうやら魔法がいくつも使えるらしい。しかしやがてゴーレムたちを失い、復讐のため、空へ……。
最終更新:2023-07-17 01:29:12
9023文字
会話率:59%
毒の霧が立ち込める世界。
ペットのような子豚扱いの、チビで赤毛でちょっと胸の大きなのモネは、ある日空に浮かぶ巨大な船の外壁修理で怪しい修理コードを発見する。
だが、次いで起こった爆発に、モネは船から遥か上空へと投げ出された。
死を覚悟したモ
ネが目覚めた時。目の前に広がっていたのは、異界の毒と異形の者がはびこるという、緑豊かな地上。そして、大好きな……でもツレない冷たい彼の、面倒くさそうな表情だった。
見慣れない食べ物、壮大な地上の景色。不自然な行動と、時を追うごとに甘くなっていく態度。
抱きまくらのように抱きしめられて、何度も迎える二人の朝。これは、全部、私が生きるためなんだよね……?
これは、チビで子供っぽいモネが、片思い中の冷たい彼と一緒に空から落っこちて、野宿したりご飯を食べさせあったりテロリストと戦ったりしながら、重たい愛にどっぷり浸かるまでのお話です。
全22話、完結済み!例によってじゃんじゃん連投予定です!
ぜひ最後まで、安心してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 08:21:54
96659文字
会話率:54%
高校一年生の遠藤惟親は夜に祭りを控えた夏のある日に、思春期特有の気の迷いから誰もいないはずの学校のプールへと侵入する。しかしそこで一息ついたのもつかの間、空から何かがやってきた。プールの水を空へと巻き上げながら姿を現したのは、天使だった。
天使の奇妙な目的と夏の夜が惟親を待っていた。
※この作品はカクヨムにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 12:00:00
22054文字
会話率:53%
三蔵を食べるのは、あたし!
だから、他の妖魔に喰わせるわけにはいかないのよ。
悟空への復習に燃えている牛魔王率いる妖魔軍の『火付け番』、下っ端妖怪の沙羅(しゃら)は、弱っちい故に真っ先に牛魔王の妖術にかかってしまった。そして、『西遊記』の世
界から、現実世界の唐の時代に送られる。
【元の世界に戻りたければ、玄奘三蔵を食べるか悟空を殺すべし】という課題を背負わされて。
沙羅は、牛魔王対策により同じく玄奘三蔵の元に遣わされた悟空・八戒・悟浄とともに、玄奘三蔵の旅を妖怪たちから守っていた。
いつか美味しく喰ってやる。そして、お家に帰るんだ。という野望を胸に。
そして、チャンスがやってくる!
沙羅が玄奘三蔵を食べられないのは、肉が不味過ぎるからか? それとも――
実在の玄奘三蔵に、『西遊記』の妖怪要素をぶっこんだ、短編プラトニック・ラブ!
妖怪女×僧侶 でドキドキワクワクしませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:03:02
5231文字
会話率:12%
それは束縛の解放と魂の探求
キーワード:
最終更新:2023-06-03 23:56:55
200文字
会話率:0%
私は空へと行く他ないくらいに
キーワード:
最終更新:2023-02-07 23:00:00
217文字
会話率:0%
社会が怖くて
でも逃げれなくて
朝がくるのに怯えてる
そんな私がいる
キーワード:
最終更新:2023-05-28 12:55:12
202文字
会話率:0%
海の楽士ジュデッカは宝を求め、掟に従い空へとのぼった。嘲笑も哀願も彼の足を止めはしない。片目を失い、ケガを負い、幾度も死へ近づきながら、それでも彼にはどうしても欲しいものがある。遂げたい、想いがある。遥か遠い空と海で語り継がれる、或るふたり
の物語。
本作は、Webアンソロジー『空の鱗と海の翼』(『空の鱗と海の翼』製作委員会 編)参加作品を加筆修正の上公開するものです。<「小説家になろう」にて公開中>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 17:20:48
6651文字
会話率:28%
此の世界で私たちは“ひとりぼっち”だった───。善なる神に寵愛され世界に生じる“歪み”を消す力を持った勇者“扉人”。その扉人の母となる者は“稀人”である。
そんな予言によって現代の日本から異世界に連れてこられた女性、三春日和。力を欲する思惑
と悪意が透ける人々の元から覚えた魔術で鳥となって空へと逃げた彼女は、蛋白石の瞳を持った白い狩人によって空から墜される。
異世界人と滅びた種族の最後の一人。
これはひとりぼっちだった彼女たちの日常の物語。
※pixivにも違う名義で投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 21:03:32
7295文字
会話率:12%
此の世界で私たちは“ひとりぼっち”だった───。善なる神に寵愛され世界に生じる“歪み”を消す力を持った勇者“扉人”。その扉人の母となる者は“稀人”である。そんな予言によって現代の日本から異世界に連れてこられた女性、三春日和。力を欲する思惑と
悪意が透ける人々の元から覚えた魔術で鳥となって空へと逃げた彼女は、蛋白石の瞳を持った白い狩人によって空から墜される。異世界人と滅びた種族の最後の一人。これはひとりぼっちの彼女たちの出逢いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 04:35:09
8046文字
会話率:6%
地球上空へやってきた異星人たちは、ある事情により地球の人々を観察するが……。
最終更新:2023-05-19 14:03:23
3863文字
会話率:31%
父に連れられて行った自衛隊の航空ショー。彼らが繰り広げるアクロバット飛行に魅せられた一人の少女。両親の心配を他所に防衛大学校を目指す。「私もファイターパイロットになりたい」少女の夢は叶うのか。そこで出会ったパイロットとの恋。
甘ったるい恋
愛は許されない!?
Go on !あの空へ。この空は私たちが守る!
※半架空設定です。このスワローテールはアゲハ蝶ではありません。
※完全フィクションであり登場する人物名団体とは一切関係ありません。
※番外編より、鏡野ゆう様の「彼と私と空と雲」、「貴方は翼を失くさない」に登場されていますヒーローやヒロイン。そして彼らの息子さんが登場致します。鏡野様にはご許可頂いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 21:06:03
264694文字
会話率:56%
いつの間にか僕は死んでしまっていたらしい。
6歳の誕生日に前世の記憶を取り戻してから、前世の憧れであった「空」へと挑戦する。
空への挑戦はいつしか、宇宙への挑戦へと変わってゆき。。。
長い長い旅を経て、故郷である星にたどり着くまでの、科
学と魔法の冒険譚。
開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 00:57:53
2488文字
会話率:29%
6年前に死亡し少女の命日、少女を見殺しにした罪を背負い憧れを捨てた青年……朝日 昇流が思い出の展望台で夢中 啓示と共に街を見渡していた時だった。
突然何かが自宅の天井を貫き空へと飛翔する光景が瞳に映る。
困惑していると空が段々と、鎧の
様な夜に包まれていき……そして……
気が付くと朝日は辺り一面に雪の広がる銀世界の上に立っていた。
その銀世界の中で謎の怪物……ワールデスという種族と遭遇する。
ワールデスによって命を奪われそうになった時、突然現れた空を舞い、言葉を扱う紺色の鎧、ナイトに救われる。
朝日はナイトと一体化しアーマードナイトとなりワールデスを撃破し……雪は消えた……が、雪が溶け切った後に広がっていたのは……
紺色に錆び付き、崩壊した世界だった。
朝日はワールデスと戦いながら崩壊した街を巡り、その中で崩壊世界の正体……そして自らの……かつて果たせなかった夢を叶える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 22:19:43
230156文字
会話率:52%
その想いも約束も、いまだ虚空へ浮いたまま
あなたにも、そのような経験はありませんか?
最終更新:2023-04-14 18:00:00
2597文字
会話率:7%
その雲は、強い風のあとにやってくる。
掃き清めたように澄んだ空へ、ぽっかりと浮かぶ、手さえ届きそうな近さを感じさせる黒い雲……。
最終更新:2021-10-30 23:53:29
2519文字
会話率:0%
江戸時代。火事とケンカは江戸の華で、火消しと大工は仕事に困ることがなかった。
その晩も火事を知らせる鐘が鳴り、居酒屋でいっぱいやるところだった火消しのひとりは、すぐさま店を飛び出した。
だが今日の火事は、様子がおかしい。
遠くに見えるは
、周りの家々を越え、空へ立ち上る炎の渦。あの勢いは何を示しているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 23:06:27
3460文字
会話率:5%