十二歳の頃、想定外の発情期で叔父に項を噛まれた夏目すばる。(高校三年生)
親族会議が行われ、叔父は海外生活、すばるは番(つがい)を失ったオメガ〈ストレイシープ〉として生きることを余儀なくされる。
まったくの事故だったのだが、すばるの
胸には父親に言われた一言
「おまえが誘惑したんじゃないよな」が呪いのように刻まれていた。
家族とぎくしゃくしたすばるは、都会の国公立大を目指すために祖母の家に居候して、進学高へ通う。
整った顔立ちのすばるは、春先、下級生から告白されることが多く、その度体調を崩してしまう。
一連の体調不良は〈ストレイシープ症候群〉と呼ばれ、完全に治る見込みはない。
そのためすばるは恋愛を避けて生きてきたのだが、ある日都会から来た編入生辻流星と出会う。
流星は、人と距離を置いていたすばるの暮らしの中へどんどん入り込んでくる。
遠慮のない彼を始め疎ましく思っていたすばるだったが、じょじょに、失った青春のやり直しを楽しいと思うようになる。
そして思う。
好きになったらいけないのに。
自分はストレイシープなのに。
番以外と結ばれたいと思っても、不可能なことなのに――
事故で項を噛まれてしまったオメガは、本当に恋した相手と結ばれることができるのか?
そして流星にも、何やら秘密があるようでーー
四季の移ろいと共にゆっくり育まれていく、青春ボーイズライフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 11:16:40
46586文字
会話率:28%
「なによこれぇーーーーーーーっ!!」
アラサー高校教師の野江 水流(31)は、ある日目が覚めると、そこは見知らぬ部屋だった。
高校生の頃から面倒見が良く周囲から恋愛マスターと呼ばれ、数多の恋の相談を受けていた彼女。
その実、豊富な恋愛知
識は全て恋愛漫画や恋愛小説からの受け売りで、また自分の好きになった男の子は、ことごとくその相手との橋渡しをお願いしてくる同級生や後輩が現れると言う呪われた運命に嘆く毎日だった。
溢れ出る恋愛欲求のはけ口として、ますます恋愛漫画や小説に嵌って行った彼女だったが、最近は乙女ゲーにも手を出す始末。
忙しい高校教師生活を送る中、珍しく何もない三連休が取れた為、たまたま寄った中古屋で見知らぬ乙女ゲーを手に入れたので、休みはそのゲームの全ルート攻略に費やす事にした。
三連休の最終日、やっと全ルート攻略した事に喜びそのまま寝てしまった彼女だが、目が覚めるとそこは先程まで遊んでいたゲームの中。
さらに自身は主人公ではなく、悪役令嬢だった。
「私の取り巻き達を主人公なんかに譲ってやるもんですか!」
今まで人に好きな人を譲ってきた人生に決別する為、主人公をバッドエンドルートに叩き込む事を決意する。
そんな彼女の物語です。
アルファ、カクヨムでも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 10:42:13
590820文字
会話率:20%
ふられ屋と名付けられバカにされるほどに、好きになった人に告白せずにはいられない初心正直。新三年生を迎える日に、一人の美少女と出会う。名前は二槍仲美。
一目惚れをした初心は彼女に告白するが、知り合いからなら始めてもいい、という予想外の返事
がくる。その日から初心と二槍の関係が始まる。
初心は惚れさせるための作戦を実行していくが、ことごとく二槍に看破される。逆にやり返され、赤面する日々。彼女を知っていくにつれ、たびたび引っかかることや、疑問に残ることがありながらも、初心は距離を縮めていく。
とうとう二槍の家で二人きりの誕生日パーティーをするまでに至り、そこで友達以上恋人未満へと昇格を果たす。このまま恋人への階段を昇っていく、そんな気持ちが、不意にへし折られる。
二槍が実は家族から虐待を受けていることが発覚したからだ。
虐待の事実を知った初心は詳しい話を聞き出し、力になれないかと提案する。卒業するまでうちに住まないか、と。だがその提案は一蹴され、二槍は虐待の巣窟に帰ってしまう。
何もできずに落胆していた時、帰り道で二槍を見かける。そこで、ひどい暴力の跡を体中に見つける。単身赴任から帰ってきた叔父にやられたことを看破した初心は、二槍をうちに連れ帰り、叔父に啖呵を切る。もう二度と会わせない、ふざけるな、と。
事情を話した初心家でその日、家族みんなで二槍の誕生日を祝うパーティーを開く。うちの子になりなさい、初心の母にそう言われた二槍は涙を流し、美味しい料理を食べる。温かい家庭に触れ、傷を癒される二槍だったが、叔父につけられたトラウマ、周りの人間が消されることを仄めかされ、初心家に迷惑をかけないために一人帰る。
翌朝二槍がいないことに気づいた初心は、家族全員で二槍を助けに行く。交番相談員の祖父や二槍の友人たちと協力して、二槍家に潜入する。ぼろぼろの二槍を見つけて脱出させようとするも、叔父に見つかり、初心はぶちのめされる。
死ぬ寸前まで殴られるも、二槍を本当の意味で救うために、初心は立ち上がる。叔父を挑発し、家の外で殴られることに成功する。叔父は現行犯逮捕され、二槍は偽りの家庭から解放される。
無事退院した初心が家に帰ると、二槍が自分の部屋にいた。これから一緒に住むことになったと報告を受ける。さらには、恋人へと関係が昇格され、二人は正真正銘の恋人同士になる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-25 13:20:10
139858文字
会話率:45%
危機一髪だった! という人の話を聞くのが好きだ。
愛していると言ってもいい。
もともとスリリングな体験談とかエッセイとか、そういう眉唾もののテレビ番組や特集雑誌を見るのが趣味だった。むしろそこから本が好きになった。気付けば、この世の中
のヒヤリハット事案を探すのが僕の生きがいになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 19:43:57
4369文字
会話率:32%
「女に愛されたい」と願い死んだ男は異世界で運命の出会いをする。しかしその女には心に決めた愛する王子様がいた。
『わがおろか』これは我がままにもほどがある女と、愚かにもほどがある男の物語。男主人公視点と女主人公視点で進行していきます。
男
主人公
「俺は女にフラれ絶望死したが童貞であったため異世界に転生することができた。
与えられた試練は『女に愛されよ』だ。
するとこの転生先の世界には俺を愛してくれる女が一人はいるということか!
最高だ! 可能性があるのなら俺は心の底から頑張れるよ!
前世ではそんな可能性が皆無だったからね!
おっ! あそこに悪党に襲われ貞操の危機な美少女が!
ということはあれが俺の嫁! そうに決まっている!
なになに? 私には使命がある?
お任せあれ! 命を掛けて君を守りそして共に使命を果たそう!
だってそれが俺の存在そのものだもの!
さぁ冒険だ! 君と俺の幸せな未来に向かって、レディゴー!」
女主人公
「私は性悪女のせいで王子との婚約を破棄させられ、辺境に追放となり挙句の果てには力までも封印されてしまう最低最悪な状況に陥った。
こうなったのも私が性悪女の王子暗殺計画の陰謀を知ってしまったからだ。
ああ王子よ! おお心から尊敬する愛しの王子!
たとえこの身がどうなろうとも、あなたのことは私が御守りいたします!
偽王妃になろうとしている性悪女の陰謀を打破した暁には私こそが真王妃となってあなたと結ばれるのです!
えっなにこのおじさん? 私の力になりたいって?
うーむなんか不気味だなこいつ。
まぁきっと私が美人で好きになったから力になりたいわけよね。
ならば王子のためにあなたの力を借りましょ。
そう考えるとこんなに都合のいい存在はいないわね。
あなたの使命は私が王妃に返り咲くことを手伝うこと。
でもこのことを教えるとそのやる気が失われるから秘密にします!
なに? それはよくないって? 良いのよ、そんなの、こんなの。
だってこいつは私に惚れているんだからさ!」
全111話の週5投下で月火木金日のお昼12時頃に投下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 07:21:03
277697文字
会話率:42%
とある旅人と、“迷いの森”に建つ高い塔の上に住む猫のお話。
御用で都へ向かう旅人は、森の手前で宿屋の主人から警告される――この先は“迷いの森”だから、迂回したほうがいい。
しかし好奇心旺盛な旅人は、主人とある約束をして森へ入る。そこにある
のはごくごく普通の森で、順調に歩んでいく旅人の前に高い塔が現れた。その塔には、天文学者の青年ライナルトとシルバーグレイの猫クリスティーネが住んでいた。
都路の休憩のつもりが旅人は天文学者と意気投合し、すっかり日が暮れてしまった。そのまま旅人は一夜の宿をもらう。
翌朝、天文学者と猫に見送られて、旅人は出発した。
都に着き御用を済ました旅人は、きた道を戻ろうとする。
再び森に入ろうとする旅人に、都の人はこんな噂を旅人にきかせる――あの森は、昔、政略結婚を嫌がった姫さまとその兄王子が隠れて住んでいる森で、森を荒らすと不幸が起こるから避けたほうがいい。
あの天文学者との再会を楽しみにしていた旅人は、そんな噂に気にかけることなく森に入っていくのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 19:30:00
82864文字
会話率:25%
まただ。
また私が好きになった人は、私の友達を選んだ。
もう何度目になるか分からない。
麻衣子は、「またか」と諦めの気持ちが先に立ち、その運命を素直に受け入れた。
幼馴染の日菜は、いつも要領の良く麻衣子のものを奪っていく。
お店で見つけ
た可愛い小物も、気に入って付けていたリボンも、ちょっと気が合うと思った男子の気持ちも、全て日菜の物になる。
麻衣子はそんな日々にウンザリしていた。
そんな麻衣子と日菜が異世界へ召喚された時に、麻衣子は自分の選ぶべき道を考える。
長いタイトルがほぼあらすじを語っているお話。
ゆるい設定の、よくある感じかもな安心ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 09:13:46
11070文字
会話率:29%
元日本人の木下ゆきが悪神として転生を果たし、そんな彼女が狂った思想から日本から転生者を実験として転生させたり物語の登場人物に接触したりと色々なことをすることから始まる。
ある時悪神はまた人間に戻り不便な人間の暮らしをしてギリギリの
戦い圧倒的な戦い血と殺戮を求めて、気に入った物語人物と一緒にエルサーディアという世界で傭兵団を作ることになった。
人間観察が好きな悪神ルーナ ルーナに恋をした元勇者
エリシア 軍人少女エリス そしてその少女に恋をした
貴公子ガイアス。そんなハチャメチャな彼らが現地の人間などと会い世界で血を求めて戦いに行くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 22:12:53
388731文字
会話率:51%
1人ひとりが その人らしく
心臓弁膜症の少年を好きになった僕の話。
104日間に実った想いを、あと5分のところで伝えられるのか。
最終更新:2024-07-04 20:13:44
2583文字
会話率:44%
ある時、雨が嫌いになった。
だけど最近、少しだけ好きになった気がする。
降り注ぐ雨が綺麗かもしれないと気付いた、そういうちょっとの心持ちの変化で最低で最悪な時間が、違うように見えることもある。
最終更新:2024-07-02 23:21:35
413文字
会話率:0%
【WorkWriteNovels】主催の月例賞特別賞受賞作品!!
雨上がりの匂いが好きな女性。
雨の軌跡が好きな男性。
大学のゼミでの出会いからきっかけで、お互いの趣味を共有することとなり、出かけることを繰り返していったことで惹かれ合
った。
雨が好きになった理由を、女性は男性から聞いた時どう思ったか。
そんな短いながらも切ない恋の物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:37:46
6232文字
会話率:55%
好きになった人が、貴女だった。
最終更新:2024-06-28 02:55:28
567文字
会話率:57%
推し活って素晴らしい!
2人ならもっと…!
同じ推しを好きになった正反対の2人が仲良くなる話。
最終更新:2024-06-28 02:26:57
600文字
会話率:0%
仲良し夫婦が、前世と同じ世界に転生して再び出会う話。
※ただし、妻の記憶は一番険悪な仲だった頃で止まっている※
かっこいいヒーローなんて居ません。ヘタレでうじうじしてます。女々しいし、大分愛が重そうです。
キャピキャピしたヒロインも
いません。多分好きになったら一途ですが、ヒーローとは、序盤は究極にギスギスしてます。
主要キャラクターはヒーローとヒロインだけなので、他キャラは存在だけ覚えてくださったらそれで十分お楽しみいただけます。ヒーローとヒロインの名前だけ(前世も転生後も)完璧に覚えてください。お願いします。
あと、過去回想が長めです。半分くらいそっちがメインのつもりで書いてました。
視点がコロコロ変わります。ヒーローがやや多くなってます。事情全部知ってるのがヒーローなので。
1話につき2000字前後で、30話未満で完結予定です。
キーワードの「飛び降り」と「交通事故」は、自衛していただきたい思いでタグ付けしてます。それぞれ、描写としてはあっさりめだと思ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 00:00:00
54019文字
会話率:32%
~僕が好きになった彼女は次元を超えた天才だった~
●下呂温泉街に住む普通の高校生【荒巻恒星】は、若干16歳で英国の大学を卒業し医師免許を保有する同い年の天才少女【御坂麻愛】と期限限定で一緒に暮らすことになる。
麻愛の出生の秘密、近親恋愛、未
成年者と大人の禁断の恋など、複雑な事情に巻き込まれながら、恒星自身も自分のあり方や進路、次元が違うステージに生きる麻愛への恋心に悩むことになる。
タイトルが示す意味が分かるとき、彼らの青春ラブロマンスはもどかしくも切ない結末を迎えることになり……
●姉妹作→ニュートンの忘れ物
●illustration いーりす様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 14:10:00
304361文字
会話率:51%
口癖が「早く嫁に行け」なんて信じられないっッーー!
生活力は一切ゼロ、社会人一年目の【高取美波】は、ご先祖様の習わしで、生まれたときから一緒に暮らしている河童の末裔の従者がいる。
身の回りのお世話してくれる十歳年上の【河田正臣】の任期は、美
波が無事にお嫁に行くまで。
お嫁に行けば、二人の首筋に彫られている契約の印は消えて、主従関係は解消される。
正臣を自由にしてあげるためにも、いい相手を見つけなくてはならないのに、美波は今まで一度も誰かを好きになったことがない 超恋愛初心者で……
福岡の街を舞台にした、河童と胡瓜と妖を巡るドタバタで、ちょっと甘くて超両肩思い。
焦れキュン炸裂な二人の行く末とは?
※プロローグ 河童の松のものがたりは、実際に福岡で語り継がれている昔話です。
【本作は第五回アルファポリスキャラ文芸大賞奨励賞作を改稿し投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 05:50:00
118864文字
会話率:62%
第一王子の秘密を知ってしまった平民の侍女、マリーシア。監視を理由に王子と強制的に結婚させられる。
秘密は秘密でなくなり、なんだかんだで両思いになった後、マリーシアの回想。
最終更新:2024-06-21 17:10:00
5483文字
会話率:31%
主人公-松下陽仁は、ある点をみないなら普通の高校生である。そんな彼が好きになったクラスメートは容姿端麗、成績優秀、運動神経バツグンと非の打ち所がない誰もが認める優等生である。
決心してそんな彼女に告白をしたことが彼の人生を異常なまでに
変えてしまうと誰もは思いもしなかった…
※処女作ですのでまだ拙い部分があるかと思います。指摘等御座いましたら是非お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 16:17:42
53403文字
会話率:38%
オレには親友がいる。
その親友はめっちゃいいヤツで、男女問わずみんなから慕われている人気者だ。
そんな人の親友でいられてとても光栄だと思う。
しかし、今まで親友を恋愛的な意味で好きになる人はおらず、親友自身が誰かを好きになることもなかっ
た。
なんてもったいないと思っていたのだが、ある日突然、そんな親友に好きな人ができたという。
どうやら聞く限りでは好きになった相手とやらは孝平に負けず劣らずいい人らしい。
そんな人相手であれば当然オレとしてはその初恋が成就するよう祈るのみ。
とはいえ普段から人に好かれている親友だ、オレはただ応援しているだけでいいだろう。
――そう思っていたのだが、やはり恋愛というものはすんなり上手くいくものではないようだ。
順調に仲を深めていた二人を邪魔せんとする怪しげな美人が現れる。
その美人はなんと相手方の親友で、オレの親友の存在を疎ましく思っているとのこと。
何やら譲れない理由があってのことらしいが……だからといって邪魔を許すわけにはいかない。
上等だ。
相手が美人だろうが関係ない、その邪魔を邪魔してやる。
心配しなくていいからな!
必ずその目論見は阻止するし、なんならオレの親友がどんなにいいヤツかってことを教え込んでやるから。
その恋、必ず成功させるんだぞ!
これは、親友の恋愛が成就するまで裏で奮闘する男とその周りのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 18:00:00
196429文字
会話率:50%
魔女と呼ばれ、周りから恐れられているアラフォー美女の社長令嬢が好きになったのは、一回り以上若くて富豪の息子、しかも金髪碧眼の王子様。
嫌われてはいないが、なんとか趣味の話で盛り上がりたい。そう思い接近する魔女だったが、王子様の大好きなもの
は予想外の和菓子。
全然そんなの予習してなかった魔女は、和菓子の世界に振り回されつつ、王子と接近していく。
年も違えば立場も違う、好みも正反対の二人は無事にゴールにたどり着けるのか。
初の女性向けです。ラブラブあまあまを目指して頑張りますので、感想いただけると励みになります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 17:55:13
96820文字
会話率:55%
1話、1500~2500文字以内になります。
俳優である美麗と元声優兼俳優だった雨宮千歳(飴ちゃん)は、恋人関係を続けていた。そんなある日、事務所の社長である針山ことハリーさんに美麗と別れるようにと伝えられる。美麗と別れ新しい職場を紹介さ
れた飴ちゃんは、そこで南沢恋に出会う。恋は、女優笹森梓の元恋人だった。飴ちゃんと恋は、同じ理由で別れを選らんでいた。似た者同士だとわかった二人はすぐに仲良くなる。飴ちゃんは、美麗への愛の為に全てを捧げる決心をする。そんな飴ちゃんを取り巻く人間模様。飴ちゃんと恋ちゃんの愛は、ハッピーエンドを掴みとれるのか?
俺の人生は、何でもありだった。
夢も失い、希望もない。
人生なんて、何の楽しみもない。
本気で、人を好きになった事もないし。
常に絶望だけが、俺を包んでくれた。
両親を亡くしてから、食事も美味しいなんて思った事が一度もなくて、ただ胃袋に押し込んでいる日々に過ぎなかった。
誰と何をしていても、幸せなんて感じた事も楽しいなんて思った事もなくて…
俺以外の家族全員が行った旅行で、家族全員が亡くなった。
俺は、中学卒業してすぐに天涯孤独になった。
双方の祖父母と、俺の両親が亡くなった。
親戚には、人殺しと呼ばれて、両親の姉弟達にも人殺しと言われて生きてきた。
俺の人生なんてこんなもんだってずっと諦めてたんだよ。
お前に会うまでは…。
カクヨムと小説家になろうのみです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 06:13:39
26495文字
会話率:55%
ローウェル侯爵令嬢のダイアナは、まだ少女の頃に素敵な人と出会った。
いっぺんで好きになったのに、十も年上のあの人からすれば、自分はただの妹の友だちというだけ。
けれど、成長するにつれて状況が変わり出して……。
ブルースの妹、レスリー=アン
・キャンデールの友人、ダイアナのお話です。
ジリアンのお話ともイベントが被っているところはありますが、一応このお話だけでお楽しみいただけるように書いているつもりです。
甘くなるまでに時間がかかります。ご了承ください。
ダイアナの友人の恋愛話も絡めて書いているので、こちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
設定緩めです。
温かい目でお読みくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 03:29:06
75733文字
会話率:27%