その者は、己の前世の記憶を持っていた。
王位継承権を巡る政争にて、側室の子であるからと真っ先に貴族諸侯から見限られた第三王子。
その護衛役として役目を全うした女騎士としての記憶を所持したまま転生を果たした者が、いた。
そんな彼女が転生し
たのは生前と同じ世界。
それも、己が死んだその直後に赤ん坊として再び生を受けていた。今度は、伯爵令嬢————フローラ・ウェイベイアとして。
17を迎えた誕生日。
生家から半ば強制的に国王陛下の甥にあたる公爵殿の花嫁選びの為に開催されるパーティーに参加しろと言いつけられ王宮に向かう事になってしまったフローラ。
今生は平凡に生きるんだ、などと考える彼女であったが、王城に向かったその瞬間、平凡に生きられたであろう未来は見事に歪んでしまう。
何がどうあってか、知らないうちに国王陛下まで上り詰めていた元護衛対象による執着心によって。
書籍化&コミカライズ企画進行中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 20:55:54
272119文字
会話率:31%
————いつか、おれに仕えてくれよ。
幼少期。
偶々出会い、三ヶ月という短い付き合いであったけれど、仲良くなった一人の少年からヒイナはそんな言葉を投げ掛けられる。
その言葉に頷いたヒイナは、少年と再会を約束して銀色の指輪を受け取る事になった
。
それから十年後。
かつて約束を交わした少年を探す為に王宮魔道師となったヒイナに告げられる理不尽な追放宣告。
平民出であるからと一部の貴族により追い出された彼女であるが、そんなヒイナに声を掛ける人影が一つ。
それは十年以上も前に彼女と約束を交わした少年、ロストア王国が第二王子エヴァン・ヴェル・ロストアであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 16:30:58
128645文字
会話率:31%
自己評価高めの残念イケメン×徐々に絆されていく女の子が中心の話です。
《あらすじ》
子爵家令嬢のメイベルには前世の記憶がある。が、それはそれとして同じく前世を覚えているという従兄のクロードとそれなりに新しい世界を満喫していた。
そんな
彼女の趣味は前世の『推し』、若き日のデ⚫カプリオにそっくりな貴族、リチャード様を鑑賞すること。でも今世でレオ様といったら社交界の人気者、公爵家嫡男のレオナルド様を指すらしく……。
そのせいでレオナルドからは勘違いをされて付きまとわれるようになるし、推しとは何故か友だち関係になるし、おまけに他にも前世を覚えている女の子が現れて……?
※舞台はヴィクトリア朝後期に似た異世界設定です。
※ざまぁ要素はないです。
※22話までアルファポリス様にて投稿済み。毎日夜7時に自動投稿設定してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 19:22:09
127716文字
会話率:45%
巨勢貢は生徒会副会長になってしまった。
風変わりな発明家で有名な叔父・菅原天満が理事長となって開校したばかりの道真学園高等部に巨勢は入学した。受験勉強が少なくて済む以外の大した理由もなく進学した彼は、自己評価というほど自身をかえりみたこ
とはなく、また能動的に学校生活を過ごそうとも考えてはいなかった。
新設の学校ということで、クラス代表の中から生徒会を構成することになり、巨勢の他に、生徒会長には、社長令嬢で統率力をいかんなく発揮するクールな三善玲那。会計には、長身がコンプレックスで、緊張やテンパると文末がおかしなことになるほど内向的な性格を気にしているがそれを何とか克服したいと思っている天然な橘和沙。書記には、バレーボール部に入りながら生徒会にも活動の幅を広げる、元気が取り柄の茅上梢がメンバーとなった。
開校記念式典でのアクシデント回避に始まり、理事長から部活動や委員会の立ち上げ、生徒規約の早急な作成の指令が下り、さらには六月に行う体育祭の企画と準備を四月から始めるよう促さられ、生徒会顧問で巨勢の担任の小野単衣からも手厳しい指導がなされる。
そんな日々の中、三善や橘や茅上からこの高校に進学することを決めた動機や、生徒会へ立候補した理由を聞き、それぞれのちゃんとした思いに感心するとともに、それらに巨勢が絡んでいると彼を評価する三人に戸惑う。なにせ自身には大した動機も理由もないのだから。
そして、体育祭が
この慌ただしい日々の中で、巨勢が考えることは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 18:00:00
111457文字
会話率:50%
人の感情が見えてしまったら。
きっと誰よりも、「良い人」を演じる生き方を強いられる。少なくとも、この物語の主人公──ウィルはそうだった。ただウィルには「良い人」を演じなくてもいい瞬間があった。それは母代わりの少女と過ごしているとき。ウィル
にとって、少女は心のより所だった。しかし少女は、ある日の晩、突然死んでしまう。それも、自殺か他殺かハッキリしない死に方で。ウィルは、大切な人が非業の死を遂げたことにヤケを起こすが、やがて悲しみを乗り越えると、形見になった腕輪《リング》を大事にしていこうと決意する。しかし彼はまだ知らない。この腕輪の価値を。どんな手段を使ってでも、腕輪を奪おうとする者達の存在を……。これは心優しい少年が大切なモノを護り抜くために戦う、健気な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 18:27:10
107415文字
会話率:28%
一番になって称賛されることを渇望する松山美弥子は、けれどもその欲を誰にも悟られないように、一番になれないまま生きていく。自分には価値がないと思いながら、世の中に流されるまま生きていた自己評価が低い器用貧乏が、流れに流されたことによって自己肯
定していく。
※序盤は暗めの話。ハッピーエンドを目指しています。
※時代考証ゆるゆるの明治時代設定で書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 23:03:09
20904文字
会話率:27%
【君と共に過ごした季節は、僕の心をあざやかに彩った】
幼い頃、僕は君と出会った。
初対面で受けた歓迎の挨拶は──突然のキス。
僕──鷹司克己(たかつかさ・かつみ)は、自己評価の低い気弱な音楽好きの少年だ。
君──柊紅子(ひいらぎ・べにこ
)は、ピアニストを目指すひとつ年下の少女。
僕は、君の親友──神童と呼ばれるヴァイオリニスト・月ヶ瀬美沙子(つきがせ・みさこ)とも親交を深めていく。
才能ある音楽家の卵である、幼馴染の少女二人から翻弄される日々を送る僕だ。
いつの頃から抱いていたのか──君へと向けた不可思議な感情から目を背けた僕は、自分の心に蓋をした。
臆病な僕は、その気持ちの正体を知るのが怖かったから。
音楽という絆で結ばれた幼馴染三人は、これから先もずっと、『音の世界』で一緒にいられると思っていたのに──。
※僕と君が出会い、結ばれるまでの二十余年に渡る純愛の軌跡を描く本作『くれなゐの』は★★★中学生時代から徐々に糖度が増して行きます。苦手な方はご注意ください★★★←ご留意いただけますと幸いです※
【完結保証】執筆完了しております。
全46話。毎日更新予約済みです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
小学生時代まで(〜9話)は毎話2000文字前後
中学生時代から(10話〜)は毎話3000文字前後
↑例外もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 08:56:07
111448文字
会話率:16%
まずは悪役令嬢を殺します。……もう死んでる?、じゃあ勇者を殺そっか。
――――――――――
「うん、この顔なら自信をもってかわいいって自己評価できる。」
ふわふわした金髪。碧い瞳。
だれよりもかわいく、お父様お爺様に愛され、何不自由
ない侯爵令嬢。
男子大学生の前世より圧倒的にしあわせ。
……お母様が死んでいることを除けば。
原作を知っているわたしは、お母様の心情を知っている。
お母様ほど完璧な貴族はいなかったというのに、誰が殺したのか。
原作を知っている誰かが殺したのだ。
「この復讐は、わたしにしかできない。」
お母様への復讐は、わたしの義務だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 11:20:11
36966文字
会話率:57%
【書籍化】決定しました!ありがとうございます!(2/19)
クレア・フェイトナム第二皇女は、愛想が無く、知恵者ではあるが要領の悪い姫だ。
先般の戦で負けたばかりの敗戦国の姫であり、今まさに敵国であるバラトニア王国に輿入れしている所だ。
こ
れは政略結婚であり、人質であり、生贄でもある。嫁いですぐに殺されても仕方がない、と生きるのを諦めながら隣国に嫁ぐ。姉も妹も器量も愛想も要領もいい、自分が嫁がされるのは分かっていたことだ。
しかし、待っていたのは予想外の反応で……?
「よくきてくれたね! これからはここが君の国で君の家だ。欲しいものがあったら何でも言ってくれ」
アグリア王太子はもちろん、使用人から官僚から国王陛下に至るまで、大歓迎をされて戸惑うクレア。
クレアはバラトニア王国ではこう呼ばれていた。——生ける知識の人、と。
※長編改稿にこのまま進めていきます。更新頻度が落ちるかと思いますがよろしくお願いします。
※日間総合1位ありがとうございます!(12/30)
※アルファポリス様HOT1位ありがとうございます!(12/22 21:00)
※感想の取り扱いについては活動報告を参照してください。
※カクヨム様でも連載しています。
※アルファポリス様でも別名義で連載していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 07:00:00
187431文字
会話率:36%
フリージア・ドントベルン侯爵令嬢は、自分のことをどこにでもいる平凡な令嬢だと思っている。内心で自分のことを『テンプレート』『判で押したような』と思っているが、それを口に出すのは避けていた。
ブルネットの髪に茶色の瞳、中肉中背で、身分に見合っ
たドレスを着ていなければ、きっと誰からも見落とされると。
しかし、見るからに『ヒロイン』な分家の従姉妹であり幼馴染のジャスミン・ユルート伯爵令嬢からの強い崇拝を受けている。お陰で少しでも「私なんて」と言ってはいけないとクセがついていた。言えば、100倍の言葉で褒め称えてくるからだ。怒りもするし泣きもする。
彼女の金の眩い髪に夏の空色の瞳、メリハリのある何を着ても着こなす身体。
一体何が良くてフリージアを崇拝しているのかは謎だが、慕われて悪い気はしないので仲良くしていた。
そんなフリージアとジャスミンは同い年で、デビュタントの日も一緒となり……そこに招かれていた公爵家のバロック・レディアン令息と侯爵家のローラン・フュレイル令息は、それぞれ一目惚れをした。
二人の美形青年令息と従姉妹命のヒロイン属性令嬢による、テンプレ令嬢を中心にしたドタバタ恋愛騒動、開幕。
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 21:00:00
29943文字
会話率:36%
第二王子のアンドリュー・メルト殿下の婚約者であるリーン・ネルコム侯爵令嬢は、3年間の期間を己に課して努力した。
しかし、アンドリュー殿下の浮気性は直らない。これは、もうだめだ。結婚してもお互い幸せになれない。
婚約破棄を申し入れたところ、「
やっとか」という言葉と共にアンドリュー殿下はニヤリと笑った。私からの婚約破棄の申し入れを待っていたらしい。そうすれば、申し入れた方が慰謝料を支払わなければならないからだ。
この先の人生をこの男に捧げるくらいなら安いものだと思ったが、果たしてそれは、周囲が許すはずもなく……?
調子に乗りすぎた婚約者は、どうやら私の周囲には嫌われていたようです。皆さまお手柔らかにお願いします……ね……?
※幾つか同じ感想をアルファポリス様にて頂いていますので注釈です。リーンは『話を聞いてすら貰えないので』努力したのであって、リーンが無理に進言をして彼女に手をあげたら(リーンは自分に自信はなくとも実家に力があるのを知っているので)アンドリュー殿下が一発で廃嫡ルートとなります。リーンはそれは避けるべきだと向き合う為に3年間頑張っています。リーンなりの忠誠心ですので、その点ご理解の程よろしくお願いします。
※アルファHOT1位ありがとうございます!(01/10 21:00)
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 10:57:28
30282文字
会話率:31%
連載を書く元気が無いので、気分転換も兼ねて短編ネタ、没になった連載ネタを適当に投稿しようかなと思います。不定期投稿です。
※以下、自己評価が低過ぎる作品は、作者判断で削除しました。
・20/05/06【◆構想中】ダンジョン・精霊術
士・亜人娘
・20/05/06【◆構想中】モンスターサマナー(召喚士)
・20/05/06【◆構想中】偽りの聖女と聖なる士(仮題)
・20/05/06【◆構想中】無能者の異世界開拓(仮題)
・20/08/04【◆構想中】異世界×ゲーム(仮題)
・20/09/05【◆構想中】創造魔法・モンスターキング・異世界生活
・20/09/22【◆短編】欲深き者達の迷宮生活(仮題)
・21/01/16【◆構想中】ダークウォーカーと亜人娘折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 22:50:50
66392文字
会話率:36%
「ああっ・・・・・・」
ガックリと膝を落とした錬金術師ハンクの前で、彼の住んでいた村は瓦解炎上していた。
そこにはもう、家族も婚約者も友人もいなかった。
ドラゴンだ。
一瞬にして、一つの村が、ドラゴンにより消滅させられてしまったのだ
。
生存者は、薬草の採取に森に行っていたハンクただ一人。
ハンクは、ドラゴンへの復讐を誓った。
だが、相手は最強のドラゴン。普通に戦って、勝てるはずがなかった。ハンクは、ドラゴンブレスを浴びてもなお死滅しなかったクマムシに目を付けた。
ハンクは、前世において、遺伝子関係の研究者をしていた。その知識と錬金術を組み合わせ、他の生物とクマムシのDNAを融合させ、キメラを誕生させドラゴンと戦わせることにしたのだ。
三年後、ハンクは、町でアルゴメス声を掛けた。アルゴメスは、努力もしなければ才能もないくせに、自己評価だけは異様に高く、いつか英雄になり、自分を馬鹿にした者見返してやることだけを夢見ているような男だった。
ハンクは、三年間、キメラの研究に没頭してきた。そして、知性と攻撃力を併せ持ったキメラなら、ドラゴンに勝てるとの結論に達したのだ。知性と攻撃力を併せ持つ者とは、即ち、人間だった。
ドラゴンの単独討伐に成功すれば、英雄になれる。ハンクは、そう言って、アルゴメスに自身のキメラ化を合意させた。
かくして
ドラゴンとクマムシ、最強同士の対戦が決まった。
果たして勝負の行方は、ハンクとアルゴメスの運命は・・・・・・。
、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 00:00:00
40412文字
会話率:41%
自己評価の高いアラサーの干物女、故に厄介。
それが彼女への周囲の評価だった。
自分の事は棚に上げて他人を見下し貶す。
自分を認めない世界の方がおかしい、と。
そんな彼女とは関わりたくないと……周囲に人はいなくなっていった。
…………。
『私』は生まれ変わった。
俗にいう異世界転生? ってやつだ。
意識が『私』になったのは肉体が十四歳の時だった……だから転生ではなく憑依? ってやつなのかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
今の私は――この世界でもっとも栄えている国の王女にして絶世の美少女。
さらに『聖女』なんて称号もあるのだ。
さらに……『魅了』なんていう私にぴったりのスキルまで持っている。
私はこの地位、権力、スキル……全てを使って好きなように生きてやる。
私が絶対。
イイ男は全部私の物。
女は道具。
俗にいうイイ女は蹴落としてやる。
チヤホヤされるのは私だけでいい!
そんな彼女が作る自分の楽園。
そんなお話。
主人公はクズ、ゲス、最低です。
普通なら『ざまぁ』される側のお話です。
アルファポリス、カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 23:00:00
9854文字
会話率:18%
異世界に飛ばされた自己評価の低い転生者が、パリピ誘拐犯を結果的に殺して貴族令嬢を助けてしまったばかりに、のんびり暮らすつもりの人生が、激動の人生へと変わってしまう物語。
前世の記憶を駆使して、この世界を生き抜くことが出来るのか?!
最終更新:2021-08-28 07:00:00
106109文字
会話率:38%
チートの塊なのに、自己評価が低過ぎる王太子と、同じくチートの権化の癖に、ノホホンと暮らすマシュマロボディーの公爵令嬢。
そんな二人の出会いから始まる、チート塗れの物語。
最終更新:2021-08-17 10:57:57
7481文字
会話率:21%
俺は幼なじみとバンドを組んで活動していた。
しかし、中学校に入って、自分のスペックの悪さを自覚することができた。
だったら、美男美女・・・美少年と美少女もか。そういう人しかいないこのバンドからは抜けるべきじゃないか。
そう考えるよう
になった。
しかし、本人は気づいていなかった。・・・(心も)イケメン過ぎるが故に、幼なじみたちが自分たち以外を寄せ付けないようにしていたこと、そして、みんなが自分のことを慕いすぎていることを。
これは、自己評価が低すぎるハイスペック少年の話。
今のところ更新は難しいです、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 00:00:00
16741文字
会話率:79%
自己評価を超低く設定している主人公が突然の解雇に!!
解雇になってしまったから、転職活動をする主人公。
複数の企業から内定は採れるが一歩踏み出せずにいた。
ある面接の帰宅途中、行きつけのBARに寄ったところ
見慣れない金髪娘が先客でいた
。
まさかこのBARで起きた事件がきっかけで異世界へ転職することになるとは。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 13:06:10
116658文字
会話率:46%
この作品は、断罪イベントが面白くて、つい短編を思い付きで書いて投稿したあと、どんどん妄想が膨らんでできたものです。
作者がこの作品でめざしているのは、女の子への応援です。未来にためらう女の子たちが、リーダーへの道を選べるよう、心の栄養剤にな
ってほしい。大丈夫、きっとできる、女性に生まれてきたのは偶然じゃない。
フィエール辺境伯令嬢エイプリルは、資質に恵まれて13歳まで戦姫として育てられた。
13歳の時、王家と元老院の都合で第三王子の婚約者となったが、それは隣国ガリエル皇国への堤防としての役割であると思われていた。
17歳になり、王都の学園に入学。はじめて第三王子と会うが、好意的な対応は得られなかった。
やむなく婚約者の地位にとどまっているエイプリルと、辺境の猿姫と婚約者を蔑み、伝統を嫌い、乳姉妹を妃に迎えたい第三王子。そこにガリエルの思惑が絡んで、婚約破棄に至る。
自己評価のやり直しを経て、王家のひとりとしての仕事を担う決意をする第三王子、これに従って役目を果たそうとする、婚約破棄幇助の側近。
このふたりの動きをスターターとして、150年前侵略されて滅びた帝国の再建が始まる。
注意:第4話は戦役が中心。戦闘シーンの連続、柔らかい表現ではありますが戦死もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 10:45:32
124441文字
会話率:47%
主人公、矢上拓也はマンガやラノベが大好きな高校生。
そんな拓也はある日、高校への通学路で綺麗な石を拾った。
その石のせいで異世界に転移してしまった拓也は異世界で生きていく覚悟を決めるが………盗賊に襲われて死亡する、しかしそれは終わりでは
無かった。
全ての仕掛け人である神ブローズの暇つぶしのために、拓也はまた別の異世界へ転生する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 07:34:29
22530文字
会話率:48%
自己評価の低い主人公、孤牙太陽(こが たいよう)。
無気力な日々を送っていた彼だったが、ある日トラックに轢かれ、異世界に転生してしまう。
転生して彼は考えた。「滅茶苦茶に修行して強くなってみよ!!!」
ちょっとアホな主人公の、異世界冒険記。
最終更新:2021-02-23 02:31:44
8777文字
会話率:36%
LLサイズで眼鏡の所謂デブス。自己評価も、多分周りの評価も底辺な、結婚どころか彼氏も出来ない人生だろうと推測できるような私。
そんな私だけど好きな人がいる。パート先に部品を届ける営業さんで、優しくていつも笑顔で、デブスの私にも変わらない態度
で接してくれる。
彼を見るだけで、挨拶出来るだけでも満足だった。地味で消極的なデブスの恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 09:02:00
6941文字
会話率:47%
(12/31 番外編を追加しました)
伯爵令嬢のリナリアは、婚約者のアルベルトをこよなく愛していた。
彼と自分が釣り合わないことをよく分かっていた。
だから釣り合えるようにずっと努力していた。
けれど…アルベルトは浮気を繰り返す。
もう
疲れた、諦めよう。
そうしてアルベルトに婚約破棄を告げる。
憑き物が落ちたようにすっきりしたリナリア。
すると翌日、薔薇の花束を抱えたアルベルトが屋敷にやって来た…。
ちょっとと言うかかなりポンコツ気味のリナリアと、スーパーハイスペックなのに自己評価が低すぎるアルベルトのすれ違いの恋のお話。
コメディ色強めのお話です。
本編は全29話で完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 02:25:07
79269文字
会話率:19%