読書家の友人がビールとコンビニ弁当、それと携帯電話を残して忽然と居なくなった。家族が警察に行方不明届けを出したとかどうとか、しばらく周りで噂になっていた。
あの日、奴はこれ面白いよと読んでるウェブサイトのソレを勧めてくれた。ホラー小説だ
けどね、冬場に読むのもオツだよと屈託なく笑っていたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 21:54:32
1672文字
会話率:20%
【アルファポリスより転載】
曲亭馬琴他 編「兎園小説」第十一集「白猿賊をなす事」より
江戸時代後期に催された、世の中の珍談・奇談を収集する会「兎園会」
「南総里見八犬伝」等で有名な曲亭馬琴、著述家の山崎美成らが発起人となって開催
された「兎園会」で披露された世の珍談・奇談等を編纂したのが「兎園小説」
あの有名な「けんどん争い」(「けんどん」の語源をめぐる論争)で、馬琴と山崎美成が大喧嘩をして、兎園会自体は自然消滅してしまいましたが、馬琴はその後も、個人的に収集した珍談・奇談を「兎園小説 余録」「兎園小説 拾遺」等々で記録し続けます・・・もう殆ど記録マニアと言っていいでしょう。
そんな「兎園小説」ですが、本集の第十一集に掲載されている「白猿賊をなす事」という短い話を元に短編の伝奇小説風にしてみました。
このお話は、文政八(1825)年、十月二十三日に、海棠庵(関 思亮・書家)宅で開催された兎園会の席上で、「文宝堂」の号で亀屋久右衛門(当時62歳)という飯田町で薬種を扱う商人が披露したものと記録されています。
この人は、天明期を代表する文人・太田南畝の号である「蜀山人」を継いで二代目・蜀山人となったということです。
【あらすじ】
佐竹候の領国、羽州(出羽国)に「山役所」という里があり、そこは大山十郎という人が治めていました。
ある日、大山家に先祖代々伝わる家宝を虫干ししていると、一匹の白猿が現れ家宝の名刀「貞宗」を盗んで逃げてゆきます・・・。
【登場人物】
●大山十郎(23歳)
出羽の国、山役所の若い領主
●猟師・源兵衛(五十代)
領主である大山家に代々出入りしている猟師。若い頃に白猿を目撃したことがある。
●猴神直実(猴神氏)
かつてこの地を治めていた豪族。大山氏により滅ぼされた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 19:26:46
11656文字
会話率:29%
書画用品店で働く私、深見雪は、あまり騒がず多くを望まず、地味に堅実に生きている。
「身の丈に合った生活ができればそれでいいんです」
お客様の層としては、懐いてくれる子どもたちから気さくな男性、気難しい書家先生や御曹司まで様々で――。
今日も地味にコツコツ頑張ります。
※秋月忍さま主催:『冬のシンデレラ』企画参加作品です。
※全8話の予定です。
※12/22……すみません。キーホルダーの見た目、変えました。(ストーリー自体には何ら影響ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 21:26:15
20403文字
会話率:30%
周りと協調性のない”僕”は、学校でもなじめず、一人で本を読んで過ごすような人間だ。
しかし、そんな僕の前に、同じく友達のいないクラスの少女、三島が現れる。
最初は僕と距離を置いていた彼女だったが、僕の持っていた本に興味を示し、心を開いてくれ
るようになる。
それから僕らは一緒に僕の部屋で本を読みあったり、本がきっかけとなり二人の距離は急接近していく。
そして僕の告白がきっかけで付き合うことになる。
そんな二人のぎこちないながらも恋人どうしとして振る舞う淡い青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 18:52:31
18357文字
会話率:41%
読書家の俺はいつも通りテラス席の一番端に座った。そしていつもの様に喫茶店の店員がやってくる。本を読みながらコーヒーを飲み、苦味と甘味と酸味が入り交じる。その笑顔と声と全部に見惚れた。四季と味と恋を鮮やかに描いた物語。
最終更新:2020-11-17 18:46:35
5056文字
会話率:37%
ふと目を覚ますとそこは知らない天井だった。「知らない天井だ。」一度は行ってみたいセリフランキング10位以内には必ずはいっているだろうセリフ。知らない天丼ではないよ。間違えないように。
自己紹介をしておこう。俺の名前は、五木樹(いつきいつき
)。アラフォーの独身貴族という高貴な身分のとこである。決してやせ我慢だということはない。ないったらないんだ。うっ、目から水が・・・。
周りには寝てりゅ・・・噛んだ。寝てる男女が7~8人。そして白い世界に立川にいそうなお兄さん風のお爺さんが一人いる。
「これってまさかアレか!異世界転生か!」そう、おれは異世界転生モノの小説を片っ端から読む読書家なのである。オタク?いや読書家です。大切なことなのでもう一度言います、読書家です。
「お主たちはこれからわしが(趣味で)作った世界に転生してもらう。返事ははいか是かYESのみ認めよう。」
そう、これはありふれた異世界転生の物語の中で生きる心はおっさん、体は新しく生まれ変わったおっさんが異世界を生き抜くおはなし。最強とかそういう話ではありません。生前、2階の部屋に本を集めすぎて、1階のドアが重さで開かなくなって大目玉をくらったという苦い経験を持つ読書家のおはなしである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 22:54:49
5736文字
会話率:45%
令嬢ヴァンダ・レグラマンティが死んだ。
魔法遺物横領の罪がかかり、逆上して婚約者に襲いかかってしまい、撃ち殺されたのだ。
調査をしていた警備団、カスト・フランチェスキはヴァンダの部屋で書きかけの小説を見つける。
その小説に心惹かれ彼女が気に
なり始めた最中、カストは馬車の事故に合い不慮の死を遂げてしまった。
しかし、気付いたらヴァンダが死ぬ三か月前に戻ってきていた。
戸惑いつつもカストはヴァンダの横領の謎を追っていく。そのうちにレグラマンティ家の秘密に迫っていき―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 19:11:36
104025文字
会話率:30%
完璧な生徒会長、桐野雫に目をつけられて、平和だった神崎優の日常は騒がしいものとなる。
そんな2人が恋する物語
最終更新:2020-10-08 15:55:11
101695文字
会話率:63%
動物愛好家で読書家の侯爵令嬢アデリンは、適齢期にも関わらず、読書とペットショップ経営にしか関心がない。
そんなある日、とうとう兄に”結婚しなければ財産差し止め宣告”を受ける。仕方なく、自分の邪魔をしない結婚相手を探しに、兄の代理として王都の
舞踏会に出ることにした。
今風のドレスも新調し、いざ、舞踏会へ。
美しいドレスを着ればきっとすぐに見つかる、と意気揚々と出かけたものの……出れば当て馬令嬢になる日々。
果たした出会いは期待を裏切るものばかり。
親しくなった相手はいても、アデリンの性格も相まって、候補どころか友達になっているかどうか。
なぜって、兄の友人である貴族令息のランディは、コンスタントに相手をしてくれるけれど、それは兄の代わりを務めてくれているだけ。街の本屋で出会った作家志望のジャンは、条件はぴったりだけど、本好きの同志でしかない。
そんな中、アデリンにランディが紹介してくれた公爵夫人への招待状が届く。
初めて自分宛の招待状が来たことに喜ぶアデリンだったが、同時に、エスコートしてくれる男性がいないことに気づく。今までは、兄が選んで頼んでくれていたのだ。
選択肢のない中、ランディにお願いすることに決める。何しろ、貴族だし、紹介してくれたし、兄の代わりに相手をしてくれていたのだから。
アデリンは奮起してランディにエスコートを頼もうとするのだが……
☆☆☆
※トータル65話で完結予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 00:05:07
128245文字
会話率:56%
アイナは十二才の女の子。赤子のときに、超高性能ゴーレムに抱かれてひょっこり田舎に現れました。
そんなアイナは親を捜すために田舎を抜けだし、一流の「魔術程式書家」を目指します。魔術を自由に記述できる「程式」は、ゴーレムの開発に重要な技術。唯一
の親の手がかりである、ゴーレムの謎を解き明かすためです。
実業学校の魔術程式科に入学し、さまざまな地域で育った仲間と切磋琢磨する日々――。
「疲れたー、もう寝るわ」
『ヴォーン』
宿題を後回しにしてベッドにもぐったアイナですが、今日も懲りずにゴーレムに布団を引っ剥がされてしまいます。
もう、なにやってんだか。こんな調子で、夫がこの娘の強大な力を開封する日は来るのでしょうか?
★語り手は母親です。
★ローファンタジーな世界を舞台にした、王道展開のヒューマンドラマ。結末は切ないビターエンドです。
★本編約14万文字+後書き(執筆体験談)約4万文字折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 10:35:54
179368文字
会話率:39%
《世界は虚無に包まれていた。
生命はもちろん、右も左も上も下もすらない虚無。
そんな虚無の中に、あるとき一輪の植物が生えた。|〜創世記第1章より》
◇◆
笑いのツボのズレた鈍感系サムライ兼ハッカーなエルフ。
捻くれ者で毒舌家だ
けど、みんなのおかん的なドワーフの少年。
戦闘中毒者で豪放磊落だけど、機械にはめっきり弱いジジイ思考古龍。
気配り上手なイケメンながら、肉が絡むと途端に残念な人狼の拳闘士。
一行の財布を握る、ファミコンで恋愛脳こじらせた巨人族の少女。
銀河系魔法少女アイドル(歌姫)兼、天才魔法学者の魔法使い。
一行のブレーン的な読書家の吸血鬼ツンデレお姉さんスナイパー。
破壊衝動持ちの合法ロリ系アホの子な妖精(まな板)族の女の子。
動物好きで不思議な雰囲気を持つ白い女。
神話の花々によって作られた世界で、〝黒花獣〟と呼ばれる敵を討ち果たすべく、主人公達は舞台となる大陸〝大和〟を旅しながら成長していく。
☆★☆★
旅物語に人外推しに和風にファンタジーに独自神話に9(10?)人もの複数主人公! &ガチガチに固まった設定! たまに挿絵!
さらに叙事詩(あらすじ冒頭のようなやつ)あり! 現代的要素(携帯など)あり! SF?(オートマタ)あり! 和服とかあり!
好きをひたすらぶち込みながら、設定の整合性上手く取りながら書いてます! キャラが多くても、みんなキャラが立ってるともっぱらの評判。キャラクター小説でもある。
何もかもが濃い、複数の主人公で送る。旅物王道和風ハイファンタジー。ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 00:32:19
530793文字
会話率:54%
変な校風の坂野上高校に通う2年生、笹原馨(ささはらかおる)と東堂樹(とうどういつき)。二人は幼馴染であり、学校では“読書家王子”“眠り姫”との愛称で呼ばれている。
そんな二人のとある一日の物語。
最終更新:2020-05-05 20:42:49
8130文字
会話率:54%
文系大学生の日常を淡々と描く知的要素たっぷりのローコメディ。
舞台は東北大学をモデルとした杜都大学。主な登場人物は,ガチの読書家で地味顔の「僕」(文学部3年・東洋史)、イケメンでリア充の宇沢普義(経済学部3年・金融工学)、「女帝」「シバの
女王」「東洋史学界のパウリ」など、数々の異名をもつ「先輩」(文学研究科博士課程1年・東洋史)。
歴史マニアで、読書家で,豊富な知識を誇る僕は、ゼミに所属してはじめて「女帝」と出会い、プライドを粉砕される。その後、宇沢と先輩とくだらない日常を過ごす中で、僕は少しずつ文系人間として完成されていく。そんな成長物語です。
話の途中、【筆者注】が挟まりますが、興味がなければスクロールしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 16:00:00
93306文字
会話率:41%
「……マジで、神様ってのは俺のことが嫌いらしいな」
読書家で少し根暗な高校生、冰崎翔はある日突然吹雪の吹き荒れる謎の世界にワープした。そこには何故か絶滅したはずのマンモスや、人語を理解する人獣など、謎に包まれた存在が数多く存在していた。
この世界はどこなのか。翔は何故この猛吹雪の世界にワープしたのか。
幾重にも折り重なった謎を紐解いていく、氷雪世界での何よりも心灼く物語。
*カクヨム、アルファポリス、星空文庫、ノベルバ、ノベルアップ+にて重複投稿させていただいています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 17:00:00
527474文字
会話率:38%
この作品は、2020/3/14開催の読書メーターオフ会【J読書会 ――日本中の読書家よ集え!――】」の「お話企画」です。
複数の作者が「セリフ縛り」というお題の元で紡いだ物語集です。
どの物語も、読み人の心を震わすこと必至です。
ご期待くだ
さい。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 19:28:33
324779文字
会話率:44%
この物語は、読書メーター10周年記念オフ会【冬】の前夜祭企画『カウントダウン・リレー小説』の作品1です。
13名の読書家たちが繋ぐ、とある文学サロンに集う仲間たちの愉快な日常を描く、奇想天外、驚天動地、笑いあり涙ありのエンターテイメント小説
……になるかどうかは執筆者の気分次第なリレー小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 06:08:21
59303文字
会話率:54%
ギャル と 根暗美女 と 神様 と。
神様に願いを叶えてもらいたいギャルと、生きる気力のない根暗美女と、生と死について知りたい神様とのお話。
根暗美女JK夏美が読書家銀髪ギャルに出会い、それぞれが生きる意味について向き合い始める。
家
族、友達、恋人、神様全てを手に入れたいギャルと歪んだ愛情を持つ根暗美女が「正しさ」を探す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 17:13:49
4741文字
会話率:59%
読書家を任じていた孤高な青年も、しょせんは読書家の女性に学ぶことが多い事に気がつきました。若き日にありがちな独断と、ほのぼのとした憧れを描いてみました。
最終更新:2020-03-12 01:07:02
7169文字
会話率:46%
高校に入学したばかりの安田隼人は、突如、異世界に召喚される。
そして、[魔法]が使えることに喜び、読書が好きな彼が思いついたとんでもない能力。
使わなくてもいい場面でも使いたくなるその能力で、危険を回避したり、まぁ、いろいろと…
彼は、今度
どのような行動をとっていくのだろうか。
楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 02:16:22
9585文字
会話率:20%
聖女の召還の末に訪れた平和な世。
しかし物語のようにめでたしめでたしで終わらなかった。
青年は魔女の森と思わしき森を彷徨っていた。
会ってどうしても叶えて貰わなければならないことがあるからだ。
現れたのは夜を思わせる黒を纏った美しい少女で
、彼女から問われるまま彼は望みを口にした。
これは3人(元を含む)の王子と読書家の魔女の物語。
いわゆる異世界召還物です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 14:36:41
52412文字
会話率:27%
美術部の崎代くんが好意を寄せている最中の、読書家作ちゃんと、お友達のMIOちゃんからチョコレートを貰う、関係性云々を巻き込んだ青春中の少年少女的お話。
最終更新:2020-02-16 03:53:56
4627文字
会話率:28%
愛の形は人それぞれ
彼女が愛せるのはいつだって……
最終更新:2014-10-01 23:36:33
577文字
会話率:12%