永正十三年七月十日の暮れ、志保は伊勢軍と三浦軍が最後の戦いに入った陣を離れた。
住まいである小田原城への道を、荒木兵庫頭と共に馬で駆けること四日、しかし彼女は、そのまま城へは戻らなかったのである。
(たれかに、許して欲しい)
祖
父の側から離れてみると、ただ無性に「許し」が欲しくなる。兵庫頭のみを無理に小田原城へ行かせ、救いを求めて彼女は箱根権現へ馬を走らせた。その背から滑り降りるように地面へ力なく降り立ち、よろめくように石段を上った華奢な両足は、ようやく「身近な人間が死んだ」ということが実感として湧き上がってきて、
「しょう様」
「八重…。市右衛門は、のう」
境内の木陰に佇んでいた乳姉妹の姿に直面して限りなく震えている。普段ならば当たり前のようにしてその隣にあったもう一人の友の影は、今はもう無いのだ。
周りの木々から、蝉の大合唱が聞こえる中、額からはじっとりと汗が滲み出ているのに、手足の先はしんしんと冷えていく。
「お味方の勝利は間違いないとか…おめでとう存じまする」
乳姉妹が慇懃に地面に膝を着き、頭を下げるのを見ながら、志保はただその両手を握り締めることしか出来なかった。 彼女は『北条』二代目、新九郎氏綱の娘であり、永正元年(一五0四)小田原で生まれた。同腹の弟に『三代目』千代丸(後の氏康)がいる。後に古河公方足利晴氏の継室(後添い)となり、これより三十年の後、僧門に入って芳春院と号するに至る。
こちらも、亡くなった母がしたためていた小説です。
こちらにも掲載しています。
→https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/934175676
母が管理していたサイトです。アカウントもパスワードもメールアドレスも紛失してしまって放置状態ですが……
→ http://moment2009.ojaru.jp/index.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 08:00:00
131065文字
会話率:48%
後に史上で小田原北条氏と呼ばれるようになる、伊勢新九郎長氏の孫娘が、永正元(一五〇四)年に生まれて志保と名づけられたことから物語は始まる。
「男であるから、または女であるから」かくあらねばならない、といった従来の概念からは全く外れた、「
人間らしくあれ」との信念を持つ祖父、長氏に育てられた彼女は、見た目はたおやかながら男顔負けの女丈夫に育っていく。
彼女の弟である北条三代目、後の氏康が生まれた頃には彼女にも古河公方からの縁談が持ち込まれるのだが、その話は側室として彼女を迎えたいというもので、当然ながら志保の望むところではなかった。
むくれる彼女を、祖父は幼い頃のように小田原城周りの散策へ連れ出し、「志保殿が、これ、と思った男へ嫁すように」と告げるのだが…。
こちらも亡くなった母がしたためていた小説です。
母が管理していたサイトです。アカウントもパスワードもメールアドレスも紛失してしまって放置状態ですが……
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29932文字
会話率:44%
一五三九年――戦国時代の日本、小田原。この地を支配する戦国大名のお家に次男が生まれた。かれは歴史好きの男子高校生の転生した姿。名前は北条松千代丸。のちの小田原北条家四代目当主・氏政である。上杉謙信の侵攻を何度となく受け、最後は豊臣秀吉との小
田原合戦に敗れ、切腹&小田原北条家を滅亡させる悲運の戦国大名(史実)に生まれ変わっても、かれはどこ吹く風。趣味人のかれは今日も実父・北条氏康etcの偉人をきらきらした目で拝みつつ、歴史好きたるの趣味に生きてゆく。もちろん、その機会さえあれば、天下だって狙うし、内政チートもするし、策略だって練るだろう。かれは趣味人だから、まったく個人の趣味として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 12:42:57
73142文字
会話率:22%
なんの因果かわかりませんが、未来の知識を持って戦国乱世の世に生まれました。
私の父上は北条氏康といいます。相模の虎などと呼ばれているらしいですよ?
毎日、新しい発見があり、兄妹仲も良好で、楽しくすごしています。
時たま、有名な武将の名前をち
らほら聞きますが、私には関係ないようです。
世のいく末を、この小田原からのんびり眺めたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-08 22:18:56
159870文字
会話率:26%
ちょっと歴史好きなだけで普通の大学生生活を送っていた主人公・垪和太郎が観光で行った小田原城で階段を踏み外して戦国時代に転生!! しかも、転生した人物は後世で色々と悪い評価をつけられているあの御方……。後北条家を滅ぼしてしまったことで悪評価を
受けている後北条4代目、北条氏政。史実通りにならないように半端な歴史知識と半端な現代知識を活かして奮闘していくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 00:00:00
40702文字
会話率:16%
戦国時代にタイムスリップした男。
その男が語る未来に、戦国大名:北条氏は大きく揺れ動く。
北条家の滅亡の原因”小田原征伐”に立ち向かうため、北条家の当主・氏綱は目標を掲げた。
「これより北条は決戦に向け、尾張以東のすべて
の国の獲得を目指す!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-06 06:00:00
11542文字
会話率:34%
◆注水されている巨大迷宮から、溺れ死ぬ前に、脱出せよ。
●あらすじ
早川(はやかわ)占尊(うらたか)は、気がつくと、幼馴染である小田原(おだわら)圭(けい)とともに、巨大な迷宮の中にいた。迷宮は、屋内に造られており、水が注がれている。この
ままでは、やがて、満水となり、二人は、溺れ死んでしまう。
占尊たちは、出口を求めて、迷宮の中を探索し始める。はたして、彼らは、無事に迷宮から脱出することができるのか?
●備考
本作品は、他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-31 04:10:17
14389文字
会話率:29%
短剣道だけが趣味の15歳の男子高校一年生連也が帰宅途中で出会った少女に一目惚れで
恋におちたが、そのお相手は忍城城主成田氏長の娘甲斐姫だった。
告白もあり、二人は恋人になれたが、豊臣秀吉にも見染められて、周囲にも反対されて
連也は再会を約束
して現代に戻る。
その後、小田原攻略の忍城戦で敗れた甲斐姫は成田家存続のために秀吉の側室となる。
慶長3年8月に太閤秀吉は死去し、甲斐姫は父氏長の墓参の途上、迎えに来た連也と共に
十五夜に開く時間扉で時空移動して、約束どうりに現代で夫婦になるラブストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-11 16:37:02
22986文字
会話率:25%
九戸政実の乱。それはかの有名な小田原征伐と同等以上の兵を持ってして完勝ではなく、策略による投降によって幕を降ろした戦国最後の戦。負け戦と分かっていても戦に挑む奥州の武士の意地と誇りの煌びやかさ。未だ日ノ本が纏まり切ってないときに、彼が一石を
投じていたら、世は戦乱に舞い戻る。英雄殺しによる暗躍は全てを無に還す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 00:00:00
3453文字
会話率:23%
小田原朝は、気がつけば不思議な空間にいた。そこで声をかけてきた人物は神様?お前は死んだのだ、と言う。死因は家の中での不運な事故。自分で足を滑らせて風呂で溺れたらしいのだが、その事故には何やら裏が有りそうな雰囲気。
新たに生まれ変わらせて
くれるという世界には、魔法もあるしモンスターもいるそうだ。新しい人生だ。どうせなら強くなりたい!そんな朝に返ってきた言葉は「じゃあ、強ニューな」だった。
ここから、朝の『強ニュー』な第二の人生が幕をあける!………はずなのだが。
交錯する運命の果てに彼は真実に辿り着く事ができるのか!?
「登場人物紹介」は、そこまでの簡単なまとめとなりますので、先に読む場合にはネタバレ等にご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 06:11:46
345947文字
会話率:47%
ただいま執筆中止しております。
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この物語は史実に基づいて創作されておりますが、完全な史実本ではありません。
歴史エンターテイメントとしてご覧頂ければ幸いです。
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ときは応仁・文明の世、京の都は戦
火に包まれた。
足利義政とその弟義視との確執から、各国の守護大名を巻き込んだ乱へと発展した戦いは泥沼の様相をみせている。
そこに運命の悪戯か、一人の男に義視伊勢落ちの命が下った。
足利将軍家の政所執事であり公方の養育係ともなっていた伊勢家の分家、備中伊勢家の盛時が今、次期将軍と目された足利義視の伊勢落ちを手引きして歴史の表舞台に現れた。
これは室町将軍家に仕えた申次衆である、伊勢新九郎盛時の物語。
小田原北條家が世に現れたときに戦国が始まり、滅びた時に戦国が終わった。その初代、早雲庵宗瑞の国盗りを記録した一代絵巻である。
前作:早雲伝を大幅に改稿した作品なのですが、殆ど別物になっております。
推敲の為にぽつぽつとUPしております。
注意:
北條早雲の生年には二つの説があります。
旧来の永享5年生まれと、最近になって信憑性を帯びて来た長禄3年説です。
没年ははっきりしており永正16年なので、86歳と63歳の二通りとなってます。
この物語では旧来からの86歳説を採用しており、40歳を過ぎてからでも活躍できるのだ!と、早雲の生涯を借りながら、私を含めたおっさん連中へのエールになればと考えて執筆中でございます。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-12 09:18:40
131772文字
会話率:48%
お知らせ
現在、驍将(後北條五代記・上巻)の執筆を開始しておりまして、千夜一夜の執筆が停止しております。
驍将が完結しましたら、千夜一夜の執筆を再開しますので、暫くの間お待ちくださいませ。
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この物語は史実に基づい
て創作されておりますが、完全な史実本ではありません。
歴史エンターテイメントとしてご覧頂ければ幸いです。
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信長、信玄、謙信の滅んだ今。
隆盛を極めた北條家が関東の覇者となった。
だが、時代の嵐は吹きやむ事を知らぬように北條家を吹きぬけて行く。
北條氏康の三男、北条氏照の物語。
兄氏政、弟氏邦・氏規等と、織田の残照豊臣家と鎬を削った男は最後に何を思ったのだろうか。
小田原北條家と共に戦国が始まり、そして終結した。
後北條五代記最終巻、千夜一夜のまぼろし。どうぞお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-03 21:55:14
34991文字
会話率:40%
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この物語は史実に基づいて創作されておりますが、完全な史実本ではありません。
歴史エンターテイメントとしてご覧頂ければ幸いです。
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小田原北條家が関東に覇を唱え始めた。
そこに対立する関東の諸将は
戦国の世をどう生き抜いたか。
其々の坂東武者の思惑が交差する。
これまであまり語られてこなかった関東地方の戦国時代。
関東にお住まいの方なら自分の住む町が登場するかもしれません。
そこがもし登場したら。
身近なところから壮大な歴史の流れに身を任せてみませんか。
この歴史群像小説は各市町村史、県史、古文書や、関係城址、資料館の資料等を基に描かれた物語です。
なるべく史実に沿うように執筆しております。
縦書きに変換してからご覧いただけると読みやすいようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-05 00:37:23
435297文字
会話率:38%
1590年の小田原合戦、北条氏照の指示の下、無血開城するはずだった八王子城が陰謀に巻き込まれて落城に至る経緯を氏照の馬廻衆の視点で書いてみました。
12/4 第5話:陰謀を大幅加筆しました。
2/1 第9話:落日に矛盾する状況設定があり
ましたので一部書き換えました。
8/25 [カクヨム]にも同一内容で投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-05 09:49:14
50515文字
会話率:77%
1997年、松本満は中学を卒業と共に小田原の叔父の家をでる。彼は松本の父親の弟である。両親は彼が10歳の時に死んでいる。
松本は母の実家がある常滑まで歩ていく。途中豊橋で天源教の信者と知り合いになる。
母の実家で母の兄と称する大山に会う
が、母は養女として大山家に入ったが後年大山家を飛び出して結婚して小田原に移り住んだ事を知る。この事は両親からは聞かされてはいなかった。
大山は母の故郷は飛騨高山という。松本は天源教の本部は飛騨高山にあると聞かされていたので、行こうと決心する。大山は送ってやるというので、彼に連れられ母の故郷の飛神家にいく。
ここで母の父飛神善蔵に会う。彼の弟の子、飛神徳治の子の雪絵を知る。
雪絵は位山の麓にある天源教の本部に松本を連れていく。教祖の鮫島から天源教の教義がギリシャの神々であると教えられる。しかし、信仰の対象がゼウスではなくパンドラであると聞かされる。それと日本神話がギリシャ神話と似ていると聞かされる。
一方飛神善蔵は飛神家に古来から伝わる神話を松本に教える。
それは”ひ”神で中津民族(天皇家)が日本に上陸する前は飛神が日本の支配者であったという。
天源教の祝礼祭の時、豊橋で知りあった天源教の信者(横山)からギリシャ神話について聞かされる。祝礼祭の講話で、教祖は近い将来位山の地底でパンドラの箱が発見され、それを開くのが天源教であると強調する。
後日教祖が留守の時、天源教の本部で教祖の秘書、末次から日本神話と、ギリシャ神話の具体的な相似点を聞かされる。そして”ひ”の神こそ天照大神であると教えられる。
松本がパンドラについて聞こうとした時
飛神善蔵の傷害事件の訃報が入る。幸い一命をとりとめた飛神は犯人は息子の飛神重徳ある事、彼は位山に眠る〝ひ”の神の秘宝を解く鍵を出すよう父親の善蔵に迫った。拒否されて父親を刺したのだった。
次に狙われるのは松本と雪絵であると徳治に話して、2人を隠すよう言い残して死ぬ。
この時天源教の鮫島教祖が駆けつける。飛神重徳は教祖に松本と雪絵の身の安全と警護を依頼する。
位山の地底に眠る秘宝(パンドラの箱)の岩戸開きは2年後に迫っていたのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 09:52:32
40635文字
会話率:16%
時は元禄、所は小田原。まさかまさかの女性からの婚約破棄に、男は狼狽え涙に暮れる。このまま終わるか、腐るのか。それを救うは、狐の妖怪!?
今一度握る刀に託そう、自分の生きざまを込めて。時代劇風に語られるは、恋心と男の意地。
「和モノ×テン
プレ企画」投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-06 08:11:56
12768文字
会話率:44%
「大河ドラマでやってほしい人物シリーズ」
どこにでもいる、ごく平凡な、これといった取り柄のない男子中高生の西陣経康(仮名)が、ある日突然、応仁の乱の時代から戦国時代に入っていく頃の時代に転生することになった物語。
そして、後北条氏5
代の祖となる北条早雲に仕えるということになったという物語。
この物語はフィクションです。なお、歴史上の事件や人物に関する見解は、主人公である西陣経康の個人的な見解ということで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 08:16:19
18025文字
会話率:24%
時はグリゴレウス暦二〇二五年。舞台は超高度な科学力を誇っていた古代の遺産が眠り、さまざまな亜人による多種族社会が成り立つ……以外は地球と同じような歴史をたどった惑星ガイア。その一国、ジャパート出身の小田原羽津姫は、地元のご当地ヒーロー風魔グ
リーンの大ファンである。ひょんなことから代役として、ヒーローショーで演じていたが、古代遺産のひとつ、絶対フォーチュンを飲み込み、伝説の戦士ワルキューレとなってしまった。
しかもステージ衣装のままグリゴレウス暦一二〇六年の中世ヨーロッパ時代のフラリパへと時間跳躍してしまう。
偶然出会った自称古代ロボット、ホッシーの助力により、元の時代に戻る方法がわかったが、材料となる遺産がない。
材料を探そうとしたところを、反乱を起こした村の生き残りのサクルとネムルに出会う。
この地を治めているザンギス将軍は、稀な種族である彼らを手に入れるため、税を引き上げたという。
羽津姫は黙っていられず、義憤に駆られ、ザンギス配下の兵士を相手取り、さらには将軍を守護するワルキューレ、オラクルと戦い、勝利する。
幼馴染で同じくワルキューレのイワンの話から、羽津姫が過去を変えたことによって因果律が破れ、それによって、殺された未来からの刺客が現れることを知る。その刺客はネムルの姉であり悲劇的な死が定められていたファラウラに襲い掛かり、彼女を取り込んで、本来の歴史に戻そうとしているという。
羽津姫は将軍にとらわれ、要塞にいるファラウラを助け出し、殺された未来の刺客と戦う。
そして見事と刺客を撃破し、悲劇的な結末を変えることに成功する。
羽津姫は将軍から元凶である遺産を奪い、元の時代へと帰った。だが、絶対フォーチュンの性能上、羽津姫の戦いはこれからも続く。迷惑料代わりに悲劇的な運命を盗み、ハッピーエンドに変え、出会った人たちの心も盗んでいく冒険はいつ終わるか定かではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-19 01:00:00
154147文字
会話率:38%
【あらすじ】
平凡な女子高生、進藤 緑は有名な彩麗学園(さいれいがくえん)に転入することに。
小さな淡い思い出があるくらいの学園だったが、そこはまさに生き地獄。
学園を牛耳る【Artemis】に標的とされ唖然とする緑。
そこで生きていくと
強い意志を持つが…?
学園ミステリーなストーリー
【登場人物】
※ストーリーが進むごとに人物が追加されます
【進藤 緑】
高等部3年
素直になれない平凡な女の子
・焦げ茶ミディアム
・転入生
【×× ××】
誰かはわからない。
~Artemis〜
【神崎 彩華】~かんざき さいか~
高等部三年生
秀麗な美少女
・綺麗めストレートロング
・ネコ好き
【瀬尾 藤香】~せのお ふじか~
高等部三年生
・無口
・ショート
【花畑 レア】~はなはた れあ~
高等部二年生
ミステリアスな美少女
・ピアノの実力は全国大会トップクラス
・クォーター
【西條 莉伊】~さいじょう りい~
高等部一年生
好き嫌いが激しい可愛い女の子
・毒舌
・少々ぶりっこな一面が
【神薙 龍星】~かんなぎ りゅうせい~
高等部二年生
・リーダー格
・大手政治家の息子
【小田原 日向】~おだわら ひなた~
高等部三年生
・おっとりした優しい性格
・「静」を好む
【萩麻 奏】~はぎあさ そう~
高等部三年生
・有名音楽家の息子
・クール
【藤宮 桜樹】~ふじみや おうじゅ~
高等部2年
・女好き
・強気な性格
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 00:11:07
12743文字
会話率:19%
天界と冥界
二つの世界の戦争の中、人間はあまりに無力で矮小だった。
それでも自ら生命を投げ出したり、天界や冥界に媚びへつらいはしない。
生きる為に戦う。それだけだ。
最終更新:2015-06-28 00:47:02
2124文字
会話率:3%
桐島悠一朗は高校三年生の夏、受験を控えていた。勉強のほうは四月の交通事故で入院していたせいもあって遅れている。その上、脳を損傷した彼の視界には、精密機器のような深緑色が不自然に映り込むようになってしまっていた。今の学力では、事故の加害者で
あり、憧れの女性でもある四条美弥子の通う名門、聖沢大を目指すには無理がある。そこで悠一朗は幼馴染の学級委員長、藤川幸が提案した勉強会に、唯一の親友である大田貴仁と共に参加することになる。そこには幸の友人、小田原結華の姿もあった。
美弥子に案内された夏休みのオープンキャンパスの途中、悠一朗たちは突如、事件に遭遇する。暴漢に連れ去られた二人の女子を助けるために人を殺め、同じ時間を永遠に繰り返す世界に閉じ込められてしまうが、その繰り返しに気づくことができるのは悠一朗ひとり。孤独と苦悩のなか、何度もリセットされる世界に心を蝕まれながらも、彼は脱出の方法を探っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-17 03:18:37
55535文字
会話率:74%
※本作品は作者ホームページ【ねこきゅう】に掲載した戦国時代小説『ほたる舞う城』を転載したものです。
【あらすじ】時は戦国時代、岩付城主の太田資正(後の三楽斎)の四男として生まれた太田源七郎資忠は潮田家の養子にとなり、武州寿能城十万石の大名と
なる。父と共に北条家に立ち向かうが、やがて兄の氏資が父の資正に反旗を翻し、やむなく兄に仕えるが、その兄も討ち死にしてしまう。北条家に太田本家を乗っ取られてしまい、それでも恥辱に耐えながら仕えて行く資忠。心の拠り所は美しい愛娘、能姫の笑顔と笛だった。しかし天下人豊臣秀吉の手はそんな資忠にも伸びて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-20 10:40:44
66909文字
会話率:65%
信長以前の「神話」の時期とされる16世紀前半の関東は、中世社会が崩壊し、戦乱が相次ぐアフターハルマゲドン的世界であった。
この麻のごとく乱れた関東に新秩序をもたらすべく北条幻庵とその弟子たちは、関東の戦場を駆け巡る。
「何もしない領主」から
「何事かする領主」へー。
英雄・北条氏康の降臨をもって、戦国関東に新秩序が確立される過程を、
古典「武蔵兵乱記」を元に描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-10 22:43:58
43351文字
会話率:20%