初めて彼女に出会ったのは八年前のことだと記憶しているが、その日が暑かったのか寒かったのかさえも覚えていない。とにかく仕事中の昼食で偶然入った和食レストランで、彼女はウエイトレスをしていた。その時の年齢は十六歳で、アルバイトを始めたばかりの高
校生だということが後になって分かったが、丁寧で親しみのある接客からは一人前のものを感じた。いわばそんな子供のことをなぜ32歳にもなる私が気にかけたかというと、ふと、何の気になしに彼女の方へ眼がいった瞬間、といってもガラスの反射に映る彼女を見ただけだが。彼女の顔の前を飛ぶハエを確かに親指と人差し指でつまんでみせたからである。もしくは既につまんでいたと言えばいいか。女子高校生のやる行動としてはあまりにかけ離れていたし、さらに人間離れした手の動きに混乱した。
さらに彼女はためらうこともなく、チョコレートを食べるようにハエを口に運んだ。変な緊張が走り呼吸の仕方を忘れた私は本能的に目をそらしたが、目をそらす間際に彼女とガラス越しに目が合ったような気がした。いや、目が合ってしまった。
見てはいけないものを見たという気持ちと、ただの見間違えだという感情に挟まれつつ思わず小さく咳をしたところ、優しく彼女が駆け寄って声をかけてくれた。なんだか彼女を見ることができず、大丈夫だからと応えてすぐに会計をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 00:22:10
567文字
会話率:0%
ある日、日課のトレーニング中のミスが原因で異世界に降り立ってしまった青年・谷村 爽(たにむら そう)は、自称知識の魔女と名乗る銀髪の少女・リリィ・ストゥールと町外れの屋敷で偶然出会う。
人間離れした身体能力をもつ谷村。
魔女と呼ばれるほど
の頭脳を持つリリィ。
二人が揃ったその時、世界の謎は完全な情報ゲームへと変わる。
異世界アブストラクトゲーム。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 21:50:46
904文字
会話率:20%
精霊。それは誰の干渉も受けない純粋なる存在。何人も立ち入らないはずの“精霊の森”に捨てられた人間の赤子レノンは、精霊の気まぐれによって彼らに育てられることになる。人間離れした育児と、それに順応したレノンは、いつしか最強の存在となっていた。や
がて彼は、とある目的のため人間の世界へと旅立っていくのだが―――――――。
そしてある場所では、『荷物持ち』という一見不遇な職業を与えられた子供がいて――――――!?
彼らの運命が交わるとき、世界は思わぬ方向へと進んでゆく…………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 22:07:57
45036文字
会話率:27%
他人と接する事が苦手な用務員、井之口五郎(いのぐちごろう)は災害時避難場所に指定されていた旧校舎ごと異世界の魔獣の森へ転移する。
しかし、彼のスペックは人間離れし過ぎていたため、オークになってしまう。
それからしばらく後、ギャルでビッチなJ
K柏川ミコも転移する。
ミコははじめ人間だったが、魔獣の森で魔力を取り込むうちにサキュバスになってしまう。
そんな二人が、異世界の森の中で生きていくお話。
(五郎は社交性が無いので人里へ出る事はしません。五郎は他人に興味が薄いのでエチチな展開は期待できません)
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体、地名とは一切関りがありません。
※人によって残虐・センシティブと捉えられる表現をしている可能性があります。
※作者は遅筆なので不定期更新です、ご了承ください。
以上の注意事項を踏まえたうえで、自己責任でお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 05:17:27
30049文字
会話率:13%
夜柝市。最悪の企業都市。法律ではなく金の上に成り立つ都。警察はいる。裁判所もある。途方もなく強大な警備会社すらある。
そして、全てがグル。予定調和。悪徳と醜聞の上の平和。
映画のシン・シティを多少、秩序立てたような街だと人々は認識してい
る。当人達にとっては冗談では無いが。
さて、物語の暫定的な主人公は17歳の少女、八島亜紀だ。くすんだ灰色のツインテールにダスターコート。そして、テーブルの脚を持っている。彼女は借金の取り立て人やら、お礼参りの代行、パパラッチの姉の手伝いをしながら過ごしている。もちろん、学校には通っていない。
テーブルの脚(以後、“脚”と表記する)は彼女の仕事道具で、お察しの通りの使い方をする。具体的に言えば、滞納者の顔を整形したり、強請りに動じない連中の内臓を吐き出させたりするのに使う。
ただ、そんなものを使うより彼女の人間離れした脚力によるヤクザキックの方が強いことを自覚していない。
彼女は、ひたすらの暴力と偏執的な隠謀論によって構成される汚物のようなこの街で、我を通す。そのためだけに奮闘する。これはそういう物語だ。
あと、血の繋がらない姉妹の家族愛の物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 11:25:58
3889文字
会話率:11%
アイトワイズ王国の王女は、聖剣の騎士と婚約していたが浮気癖のある婚約者だった為不安と悲しみに押しつぶされそうだった。そして自分自身の立場も王宮内では残材に扱われていた。
そんな時、パーティーで人間離れした容姿を持つ黒髪で赤い瞳をした男
に求婚される。最初は初対面で告白してくるなんて、失礼で不躾な男だと思っていたが、男の余りの溺愛ぶりに?!
しかしその男は敵国の魔王で、戦っている時に王女を好きになってしまった為、自分が魔王だということをまだ打ち明けていない。いがみ合う国同士、周りもいつの間にか巻き込まれていくが・・・。
カクヨム、アルファポリスにも掲載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-03 13:38:04
9765文字
会話率:39%
辺境の村に住む少年ジーク。
10年ほど父と共にこの村に移住し、数年後に父を亡くし温かい村の人達に支えられながら暮らしていた。
ある日、この村に王国の騎士団が訪れ周辺調査の許可を取りに来た。
その騎士団は王国の王女率いる調査騎士団であり、少
年ジークの父と関わりのある人物がいた。
その人物は王女のリーゼロッテであり、ジークの父の弟子の1人でもあった。
この世界にはかつて滅んだ文明の遺産として『エーテル・ナイト』と呼ばれる人型兵器を発掘し、自国の戦力としていた。その兵器に登場し戦う事の出来る人間を騎士と呼んでいる。
騎士は人間離れした身体能力と、魔法と呼ばれる超常現象を起せる存在でもある。
その遺跡がこの村の近くにあるとの情報で調査団が来ていた訳である。
ジークは王女達と共に遺跡調査に参加し、目的の遺跡で過去の遺産を発見する。
しかし、王女は裏切りに遭い、瀕死の重傷を負った。
その王女を助ける為にジークは飛び出したが、騎士との実力差があり過ぎ追い詰められてしまう。
絶体絶命の危機にジークの隠された力が解放され遺跡が目覚める。
過去に起きた人類の生存を賭けた戦いが再び始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 14:35:02
65210文字
会話率:43%
千畝(ちせ)は新興感染症の診断を受け、とある研究所に隔離される。
それは十八歳未満の男女のみが発症するものであり、症状が進むと、外見が野獣のように変化し、破壊衝動が強くなり、人間離れした筋力と長く伸びた爪で人を襲い殺す病だ。
千畝が研究所で
の暮らしに慣れた頃、彼女をここへ連れてきた美貌の青年南雲(なぐも)は千畝を現場に連れていく。
理性をなくし破壊衝動の塊となった変異体と、それを回収する「保護官」のカノ。
「千畝さんも同じことをやってみませんか?」
カノを指さし、南雲は千畝をそう誘惑する。
「あの人の後輩になってみませんか?」
これは、自分の居場所を根こそぎ奪われた千畝が、もう一度、それを積み上げていく物語。
※注意事項※
・残酷描写、戦闘描写が含まれます。
・医療知識はザルです。スカスカです。勉強中です。矛盾などお気がつかれましたらこっそりお知らせください。頑張りますので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 15:07:09
113868文字
会話率:43%
「わかっているのか。ここで私を倒せば世界がどうなるかっ?」
「わかっている。だけど・・・」
「それでも俺は大切な人を守りたいんだ---」
黄金の剣が迫ってくる。
「愚かな。それだけの力を持って、世界を守ることが理解できんのか」
黄金
の剣を持った誰かと戦っている誰かのギフトが発動する。
剣士の動きが鈍る。
鈍ってなお、人間離れした動きをしている。
「キサマのようなやつが勇者だから---」
「うるさい。目の前の大事な人すら守れないやつが世界を守れるものか---」
・・・などという戦いが繰り広げられている頃。
平凡な農家の、平凡な長男ノアは家族と共に崩れた家の下敷きになっていた。
どうしてこうなった?
空に入った亀裂からあふれ出た怪物達がノアの家を潰したからだ。
勇者が空の亀裂防ぐよりも、好きな女の子を優先したからだ。
そんなこと許せるものか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 21:34:26
26091文字
会話率:38%
かつて人類が支配していた世界はあるウイルスの蔓延により終わりを告げる。"リミットブレイクウイルス"略してLBウイルスである。このウイルスにかかったものは生物の制限が壊れ、どこまでも進化してしまう。そんなタガが外れた生物た
ちの横行により、人類は減少、衰退していってしまう。しかし人類も蹂躙されるばかりではなかった。生物というからにはもちろん人間も例外ではなく、そんな人間離れした能力を持つ人々は、暴走した生物たちに対抗すべく"リミットブレイカーズ"略してLBsという傭兵組織を結成する。そんな歴史が流れた今、一人の少女がLBsに入るためやってきた。今年も試験は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 14:41:31
61845文字
会話率:56%
ジークフリート・ヒエロニムスは騎士になるための最終試験を控えていたが、『平民』だ。
グレンムガル帝国では、貴族はGC(グラントゥ・キャパシティー)という能力付与の力で、
その地位を確立していた。
GCは人間離れした能力を授ける力で、貴族はこ
の力を自分の配下の騎士に与えることで強さを示す。
騎士は帝国の中でも選抜されたエリートが選ばれるため、騎士になることでどんな生まれのものでも貴族と同様の地位を手にすることができる。
ジークフリートは人より強い身体能力を持っているが、騎士の堅苦しい世界では『平民』ということで蔑まれる現状に嫌気がさしていた。
最終試験は受けるが、養成機関を卒業したらのんびりとスローライフを満喫しようと考える。
幸か不幸かある一人の少女を助けることでジークフリートの生活は予想外の方向に進んでしまう。
これは、スローライフを送ることを夢見る騎士見習いの少年の成り上がり騎士物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 16:01:28
110531文字
会話率:46%
前世では人間離れした超天才だったから、来世の異世界ではチートなしで平凡に生きたいなって思いました。
平凡は簡単じゃない、特徴のないのっぺりした生活じゃない。毎日を精一杯努力して、生き抜いて、周りの人にやっと追いつける、努力を実感できる、そう
いう人生がいいなって思うんです。
でも、このチートすぎる才能をどうするかは多世界の存亡、神とその眷属の生死に関わるらしくて、転生栽判ではいろんな駆け引きが行われます。頼もしい味方がいて、親身になって作戦を考えてくれます。
第一章ではそうした三回の転生栽判の様子が語られます。第二章は転生先が舞台でがらりと変わります。どんな職業に、どんな資質に生まれ変わるのか、期待どおり平凡な生活が待っているのか、お楽しみに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 20:00:00
106932文字
会話率:61%
「王様になれたら何したい?」ベッドから出られな君は僕に聞いてきた。君の人間離れした魅力に酔いしれていた、酔いすぎていた。
それゆえに、リアリティが迫っていることに気づけなかった。
この作品はTwitter、TikTokにも投稿しています。
(現在TikTokの方は消しております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 14:31:45
507文字
会話率:38%
『戦場の夜叉』
侵略戦争が泥沼化した時代、そう呼ばれる銀髪の青年がいた。人間離れした強さで、戦場を夜叉の如く駆け回る姿から、そう呼ばれるようになったのだ。
銀髪の青年は、愛する母国を守るために、平和を取り戻すために、戦い続けていた。
それなのにいま、青年の目の前には王に見捨てられ、戦場となった村が広がっている。
「俺は何のために――。」
銀髪から覗くエメラルドグリーンの瞳には絶望の色が滲んでいた。なぜ、見捨てられているのだろう。平和のために、見捨てても良い命などあるのだろうか。
銀髪の青年は剣を握りしめると、村へと駆け出した。自分の中で、見捨てても良い命は存在しない。だから、助けに行かねば。命令違反であろうと関係はない。罰せられる覚悟はできている。
でも、もう、疲れてしまった。
(もしも、無事にこの戦いを生き延びたら、国を出よう)
青年は百人を超える敵に一人で立ち向かいながら呟く。
数年後――…
国王を許せない。国を愛せない。
心に傷を負ってる青年はある女性と出会う。
「好きになりました!」
「…」
「私と結婚しましょう!!!」
「……」
世間知らずなお嬢様に振り回される銀髪の青年。
果たしてこれから二人はどうなっていくのか。
そしてお嬢様の正体とは?
※この小説は『カクヨム』でも掲載されています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 21:00:00
110419文字
会話率:38%
大阪府警刑事・坂本志郎はガンにかかっていた。医者に後一週間の命と宣告される。そんな折、大学時代の彼女、谷口康子の殺害された水死体が海から揚がる。事件の担当になった志郎は一週間以内で解決させようと躍起になるが何も証拠は見つからない。そんな状況
の中、朝起きると死神だと名乗る女が部屋にいた。死神だと言う女が頭がおかしいと思っていた志郎だが、死神の人間離れした能力を何度も見せられ、次第に女は死神だと認めるようになった。志郎と死神は一致団結して真犯人を探し出す事になる・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 08:26:42
149631文字
会話率:29%
ある国に一人の英雄がいた
人間離れした能力を持ち 国を勝利に導き
それでも決して驕らず 求めない
ついた異名は「無欲の英雄」
そんな英雄が一つだけ求めたもの
それは敵国の王子の婚約者だった
最終更新:2021-04-04 12:00:00
5096文字
会話率:87%
紀成(きなり)は幼い頃、両親に捨てられ、誰にも引き取られないまま児童養護施設で育つ。頭脳明晰な彼は、十五歳の時に受けたあるテストで高得点をあげ、その結果によりアジアでも有数の財閥の本家、榊家に引き取られる。そこでの仕事は、財閥の跡取りとな
る子供達の、教育係兼世話係だった。
この世の全てを持っている跡継ぎの三人の子供達。その内の一人、世華(せいか)は才気あふれる上、人間離れして美しい少女だったが、その性格は褒められたものではなかった。榊家での生活に不安を抱く紀成。しかしその予想に反して、世華とその弟、多華志(たかし)との生活はとても楽しく心地よいものだった。
自分は幸福だ、と思いながらも、親に捨てられた事、そして誰にも引き取って貰えなかった事を、完全には心から振り落とせない紀成。そして時間を共に過ごすにつれ、何でも持っているように見えた本家の子供達三人にも、人にいえない悩みがある事を知っていく。
人を幸せにするものは一体なんなのか。何故人間の愛情は偏って影をつくるのか。
家族という組織と、その愛情の難しさ。愛情の偏りで出来る影に負けない為には、どうすればいいのか。
誰にも愛されなかった榊家長男の死、榊家に伝わる天女の伝説、たまに見かける着物姿の幽霊、天女の血を継ぐとされる人間の持つ不思議な力、等々に振り回されながらも、紀成は少しづつ世華と多華志と共に、人間として成長していく。
何も自分からは手に入れようとしなかった、子供の頃の紀成が大人になり、自分の欲しい物を全力で取りに行けるようになるまでの、成長物語。
中学生、高校生くらいの子供達に、「いつか自分の劣等感は無くなる」という事と、「家族愛の大切さ」の二つを伝えたくて書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 20:01:38
5552文字
会話率:11%
「迎えに来たぞ、我が花嫁よ——」ハルフォード子爵家長女、エリゼの17才の誕生日パーティにて。突如空から美貌の男が舞い降りた。翡翠の髪に黄金の瞳、人間離れした美貌を持つその男は自身を竜だと言い、エリゼを自分のつがいだと言ってきて——なんてこと
が日常茶飯事!そのセリフもう百回聞いた!神に愛されすぎて人外からしょっちゅう求婚される女の子、エリゼ・ハルフォード。そんな女の子を婚約者に持った普通の男、ディルク・ドラッセルは、今日も人外求婚者共の前に立ちはだかるのである。※1話と2話はシリーズで上げた短編と同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 18:36:39
30476文字
会話率:59%
「目覚めたか、我が花嫁よ——」ハルフォード子爵家長女、エリゼがある日目覚めると、そこは自室ではなかった。見覚えのない豪華なベッドの隣に佇む銀髪金眼の男。どこか人間離れした雰囲気を持つその男は自身を竜だと言い、エリゼを自分のつがいだと言ってき
て——なんてことが日常茶飯事!いやこちとらもう愛する婚約者がいるのだ、誘拐犯の嫁など冗談じゃない!何故か昔から人外に目をつけられやすい女の子の話、前作『エリゼ・ハルフォードは神に愛されすぎている』から数週間後、エリゼ視点の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 17:09:54
5399文字
会話率:61%
「迎えに来たぞ、我が花嫁よ——」ハルフォード子爵家長女、エリゼの17才の誕生日パーティにて。突如空から美貌の男が舞い降りた。翡翠の髪に黄金の瞳、人間離れした美貌を持つその男は自身を竜だと言い、エリゼを自分のつがいだと言ってきて——なんてこと
が日常茶飯事!そのセリフ先月も先々月も聞いた!神に愛されすぎて人外からしょっちゅう求婚される女の子、エリゼ・ハルフォード。そんな女の子を婚約者に持った普通の男、ディルク・ドラッセルが、愛しい彼女を守るために今日も人外求婚者共に立ち向かうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 00:35:51
5714文字
会話率:59%
悪性の病で死を待つばかりであった少年は、妙な成り行きで戦国時代めいた異世界への転移と健康な肉体を手に入れる事になった。病院暮らしで何もできなかった前世の轍は踏むまいと、色々な事に積極的に関わっていこうという意欲を燃やす少年。
ところが…
…彼が手に入れていたのは健康な肉体だけでなく、妙に扱いに困るユニークスキルも手に入れていた。そのせいで人間離れした――文字通りの意味――数々のスキルをも獲得し、自活の手段には不足しない身になったものの……今度は妙に〝色々な事「が」積極的に〟彼に関わってくるようになり、挙げ句はお姫さまのお家再興劇に加担する羽目に……
なし崩しに黒幕めいた役目を仰せつかった彼は、人手不足からくる業務のブラック化を阻止せんものと、新たな人材確保に走る事になった。なのに、またしても雲行きが怪しくなって……
一話の長さは基本的に短めです。R15と残酷描写は保険です。
今回は本作の裏主人公とでも言うべきキャラが登場します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 20:00:00
97198文字
会話率:52%
悪性の病で死を待つばかりであった少年は、妙ななりゆきで戦国時代めいた異世界へと転移する事になった。なぜか若返って健康な肉体を手に入れた彼は、病院暮らしで何もできなかった前世の轍は踏むまいと、色々な事に積極的に関わっていこうという意欲を燃や
す。
ところが……彼が手に入れていたのは健康な肉体だけでなく、妙に扱いに困るユニークスキルも手に入れていた。そのせいで人間離れした――文字通りの意味――数々のスキルを獲得し、自活の手段には不足しない身になったものの……今度は妙に〝色々な事「が」積極的に〟彼に関わってくるようになる(第一部)。挙げ句になぜか囚われのお姫さまを奪還する羽目に(第二部)……。
なりゆきでお姫さまから謎の埋蔵金探しを託される事になった主人公は仲間たちと旅立つのだが、何しろアクシデントの神に愛されたが如き主人公の道中が無事に進む筈も無く……(←イマココ)。
一話の長さは基本的に短めです。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 20:00:00
99440文字
会話率:59%
西暦2040年12月2日、地球全土に地震が突如発生。それと同時に『怪人』と言われる生物が各地に出現した。
怪人は能力に差は有るものの、普通の人間の身体能力とは比べものにならない力を持ち他の生物を襲い、町を破壊し大きな被害を与えた続けた。
しかし、そんな怪人達と対等に戦える救世主達が現れた。
『魔法少女』と呼ばれる適性のあった十代から三十代前半の少女と女性達だ。
魔法少女はその名前の通り魔法を使い怪人達と戦い、さらに変身する事によって人間離れした身体能力を得た。
彼女らの出現により現代兵器がほぼ効かない怪人達と対等に戦えるようになった。
そんな世界になって五年後。
ある程度は落ち着いたものの、五年前のような世の中にまだ戻らなく、復興の目処が立たない、少し荒れた日本の東京を舞台として、女顔がコンプレックスの高校一年生の星谷 光希(みつき)が、お爺さんを助けた事で棚ぼた的な感じで貰ってしまった懐中時計を使い、世界初の男の魔法少女(仮)になり怪人や、他の魔法少女と戦ったり……
そんなドタバタとしていて、少し殺伐になってしまった彼の日常……なのかもしれない話。
ブックマーク、感想やご指摘、誤字脱字報告お待ちしています。
※ 旧魔法少女は突然に_サヨウナラ平穏。こんにちは非現実_折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 20:00:00
64274文字
会話率:40%