マリアラは孵化して一年足らずの見習い魔女(仮魔女)。正式な魔女になるための試験は、遭難者を救出すること。“遭難者”に指定されたのは、今は疎遠になってしまった友人だった。
再会した二人は協力して試験合格を目指すが、そこに“狩人”が来て、その
上山火事、更に魔物まで現れて――
非力な“仮魔女”が相棒候補の三人の協力を得て友人を無事に下山させることを目指す、異世界お仕事奮闘記。喋って踊る箒に違和感のない方向け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:00:00
3334002文字
会話率:48%
50年前にガルシア国によって滅ぼされ、現在はガルシア国の中で最も低い地位に落とされているミンスター地区には、50年前の戦争の記憶を風化させないために毎年行われている"運動会"がある。
地区の住民全員が東軍と西軍に分かれて
戦う模擬戦争には必ず"銀狼"と"媛"が定められ、双方が"殺され"ればその軍の敗北が決まる。今年、西軍の"媛"に選ばれたのは15歳の少女、シャティアーナ。同じく"銀狼"に選ばれたギルファスは、葛藤を覚える。自分が選ばれたのは実力だろうか。それとも、シャティアーナの許嫁だから、だろうか――。
グスタフは東軍の副将に抜擢された。16歳の少年が副将に指名されるのは前代未聞のことだ。彼に淡い恋心を抱く西軍媛隊隊員アイミネアは、東軍のただなかに取り残されて途方に暮れる。アイミネアが"戦死"しても大勢に影響はない。でも、グスタフの前でおめおめと"戦死"するわけにはいかない。
鉢巻を取られたら"戦死"。"死者"が悔し紛れのヤジを飛ばす"戦場"で、自らの力量に悩む若者とお腹を空かせて逃げ回る少女の、三日間の"運動会"の物語。
『魔女の遍歴』と同じ世界観ですが、単独でお読みいただけます。
※蛙は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 05:00:00
307245文字
会話率:32%
祖父母は、私がぐずぐずと眠れないでいると、見かねて話を聞かせてくれたものです。ある時は面白く、また、悲しくもあり、興味深くもあり。聞き疲れて眠ってしまうこともあれば、話疲れて私を置いて先に眠ってしまうこともありました。
本当にあったこと
なのか、作り話だったのか。今では、それを確かめることができなくなってしまいました。そんな寝物語を、思い出しながら書き綴っていきたいと思っています。
思い違いをしないでほしいのですが、この物語は、祖父母の実生活にもとずいてはいないということです。時間経過も行ったりきたり、ウロウロ、チョロチョロ、飛んだり、跳ねたり、しています。思いついたことを話していたんではないかと思っています。
ふーん、へー、そんなこともあったの? 程度にお楽しみいただければ嬉しいのですが。なにせ、話下手な祖父母のことなので、さらりと流してくだされば幸いです。
では、ごゆるりと、眠気が必要な方へ捧げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:00:00
2518626文字
会話率:12%
天城晴翔は交通事故死するが、女神ソフィア様のはからいで、異世界宇宙へハルトとして転移する。そこでハルトが出会ったのは、宇宙船と一体となったRAI実在人工知能ルミナである。宇宙船ルミナの船長に迎えられたハルトは、広い宇宙へ飛び立ち、様々な出会
いと冒険を楽しむ。そして、その結末は・・・壮大なスペースファンタジーが今、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:00:00
397444文字
会話率:60%
羽根田伸二 53歳は気がついたら高校入学前の姿になっていた。
しかもなぜか母親の旧姓なのだが、、
よくわからない理由で離婚し、55歳早期退職を迫られ第二の人生を海外で、、と考えていたとき、時をさかのぼりしかも並行世界に飛ばされてしまった。
嫁の妹、幼なじみ、好きだった女の子、いとこ いるけどなんか違うし・・
さて、、オレはどうすればいいんですかね?
とにかく。。。拗らせてNewGAME!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:00:00
1457876文字
会話率:24%
遺伝子戦争によって崩壊した未来、
世界政府は「クレンズ・ディレクティブ」を発足させた。
それは、あらゆる遺伝子改造生命体を根絶するための世界的な掃討部隊だった。
だが、違法な実験の瓦礫の中から、ひとりの少女が目覚める。
アイレン・ヴィレル
。
彼女は空を飛び、瞬時に自らを癒やし、
人間を一撃で粉砕する力を持つ。
そして最も恐ろしいのは――
彼女には、恐怖も、後悔も、一切存在しないこと。
虐殺のただ中で、彼女は笑っていた。
彼女は人造の怪物か?
失敗作の兵器か?
それとも、この世界の新たなる神なのか?
その答えを、世界はまもなく知ることになる。
アイレンが逃げるのをやめ、
地獄へと飛び立つ、その時に――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 04:27:11
11910文字
会話率:15%
ラランは平凡な毎日に飽き飽きして村を飛び出した。
名をあげるため参加した英雄祭で、フルアーマーなのに
見るからに弱そうな少年騎士アリエスと出会う。
悪漢からアリエスを助けた(?)ラランは、
ヘルメットに覆われたアリエスの素顔を垣間見るが……
。
疾風怒濤の冒険ロマン活劇、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 04:10:00
149289文字
会話率:35%
「お客様の中にハイジャック犯の方はいらっしゃいますか?」
……は?
俺は耳を疑った。だってそうだろう。意味が分からない。
快適な空の旅にそぐわないフレーズダントツの一位だ。
最終更新:2023-12-30 14:22:04
3546文字
会話率:19%
マンションから飛び降り自殺を試みた少年ココロと病と闘う少女を見舞い、幽霊を引き連れる少年カオルの二人を主人公に据えた物語。
ココロの前に現れた少女は一体…?
カオルは何をしようとしているのか…?
最終更新:2014-03-13 02:01:50
17154文字
会話率:43%
これはAI生成に加筆修正した作品となります。
__________________________
「火属性の制御は“落第点”だった。」
そう言われて育った少女には、夢があった。
――大魔道士になること。
――王都に自分の家を持つこと。
小さな里を飛び出し、大都市の喧騒に戸惑いながらも、少女は杖を握り、歩き始める。
うまくいかないことばかり。
失敗して、怒られて、笑われて。それでも彼女は前を向く。
なぜなら――「自分の火」を、まだ知らないから。
これは、火の魔法使いとして、ひとりの少女が“自分の在り方”を見つけていく、ささやかであたたかな成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 03:59:32
21749文字
会話率:31%
「この家に弱者は要らん。ここから出ていけ」
能力強度測定の日、主人公クロノ・エルザードは持っていた能力『破壊者』の力で測定器を破壊してしまわないように、力を極限まで抑えたところ測定結果が「0」となってしまう。クロノの家であるエルザード家は元
々勇者の家系で、誰一人として弱い者は生まれなかった。そのため、能力強度「0」という結果を叩き出したクロノは一族の恥だと言われ勇者の里から追放されてしまう。
クロノが家を追放されたその日、丁度古来に勇者が封印したとされる魔神の軍勢が復活する。追放されたクロノもその戦いに巻き込まれ、その中で『破壊者』の力を存分に発揮し、いつの間にか偉大なる人類の五大勢力の一つとして数えられるように。しかし、他の五大勢力が広く知られる中、クロノだけはその正体を知る者は誰一人として存在しない。いつしか五大勢力の中で最も強く謎な存在、“黒の執行者”と呼ばれ尊敬されるようになる。
これはそんな最強のクロノが魔神が封印された後に実力を隠しながら拾ってくれた公爵家の令嬢の付き人として学園生活を送る物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:29:55
506888文字
会話率:52%
現代社会に突如出現した魔物たちの巣窟、『ダンジョン』。ダンジョン出現と同時に世界中の人々が『異能』と呼ばれる特殊な能力に覚醒した。
当初、ダンジョンの豊富な資源や生態系に興味を示した人々は異能を活用する『探索者』としてダンジョンへと行き、
一獲千金を狙っていた。
ダンジョンが世界中の人々にとって既に慣れ親しまれたものとなったそんなある日、突然、世界中の人々の脳内に神と名乗る者が語り掛ける。
『欲にまみれた我が子らよ。其方らには試練を与えた。世界各地に日毎に変わる我が試練を最も攻略している百名の名を記す碑を立てる。その者達を支援し、我が試練を見事制覇してみせよ。でなければ未曽有の大災害が襲うであろう』
政府はこれを受け、ダンジョン攻略を促進させるため多額の費用を用いて『ダンジョン配信』と呼ばれるサービスを開始する。
人々がダンジョン配信に熱狂している一方、神が与えた『ランキング』と呼ばれるトップ百名の探索者の中で何度更新されようとも名前が文字化けしたまま常に1位に君臨する謎の人物が居た。
そんなランキング1位の張本人である押出迅(おうで じん)はそんなことになっているとは露知らず自身の異能『攻略者』から日々出題される『クエスト』と呼ばれるミッションをクリアし続けているただの男子高校生。
クエストをこなせばステータス上昇や強力な武器などの報酬が手に入るため迅は配信もせずゲーム感覚でダンジョンの最深層に籠もってはクエスト攻略を楽しんでいた。
もちろん、彼は自身が強いことなど全く知らないため、神からの試練やランキングなど気にも留めないまま無自覚にランキング1位を保ち続けていた。
そんなある日、同級生にして大人気ダンジョン配信者でありランキング常連者でもある『シロリン』改め白崎瑠衣(しらさき るい)をひょんなことで助けてしまい、注目されることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 11:18:51
215149文字
会話率:49%
他人の死期を見ることのできる特殊能力を持つ少年オリベル。この力を持つが故に自身の心に支障をきたしてしまい周囲との関りを断ち切っていたオリベルはある日、同じ村の少女ステラと出会う。ステラの顔を見たとき、オリベルは心底驚いた。なぜなら他の人な
ら見える筈の死期がステラの顔にだけ見えなかったからである。初めての経験にオリベルは戸惑いつつも一緒にいるうちに唯一死期を気にせずに遊べるステラへ徐々に心を開いていき、毎日遊ぶほどの仲にまでなった。
そんなある日、村へ王国の騎士と名乗る者達が現れ、ステラが世界を救う英雄の後継者であると告げ、王都へと連れていかれることが決まる。村中が喜ぶ中でオリベルだけは悲しみに沈んでいた。そしてステラが王都へと連れていかれる前日、初めてステラの顔に死期を見る。それもあと六年しか生きられないというものであった。
死期とは絶対に変える事の出来ない運命。これは死期が見えるという特殊な力を持つ少年が幼馴染のためにその運命へと抗っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 14:52:07
346407文字
会話率:46%
丸海人、17歳、年齢=彼女いない歴。
至って平凡な『ぼく』はある日、信じられないような出来事に遭遇した!
――「まことに残念ですが、あなたは死んでしまいました」――
空を漂う少女が言うには、ぼくは既に死んでいるらしい。
それを覆すには
、『神様になって』『原因を排除』しなくちゃならない―――!
うなる神業!飛び交う触手!!
立ちはだかる敵はUFO、UMA、古今東西の都市伝説ども!
チートならぬゴッドパワーで破滅のシナリオをぶっ壊せ!!
――これは異世界転生ではありません。
―――『神様転生』です。
※ ※ ※ 読者のみなさまへ ※ ※ ※
基本日曜更新、各投稿の文字数は少な目です
この小説の主人公には『異世界・チート・ハーレム・VRゲーム・悪役令嬢』は基本、含まれません
この小説は舞台設定、人名等にクトゥルー神話群の固有名詞が登場しますが
世界観は『クトゥルー神話とは異なるものです』
Twitterにて更新報告などを投下してます。
https://twitter.com/afuron9393
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:21:38
989162文字
会話率:28%
辺境の開拓村で奴隷同然に働いていたアレアは魔物の襲来で村の半分が吹っ飛んだ際に売り飛ばされてしまう。しかし町へ向かう道中で突然商人達が仲間割れ。そのドサクサで夜の森に一人放逐されるが、通りすがりの旅人達に拾われる。
生きていくための様々なこ
とを教わりながら、小さな冒険と共にこの世界を知っていく。陰謀に巻き込まれたり、世界の裏事情に片足突っ込んだりもするけれど、夢はベッドで眠ることと、長生きすること。旅するスローライフ。
不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:13:30
245987文字
会話率:20%
辺境の大商会ハイニー家の両親は体の弱い妹クラーラを溺愛し、姉エステルは放任されてきた。それでも婚約者テオとの未来を支えに努力してきたエステル。しかしクラーラの部屋で仲睦まじく抱き合う二人を見てしまう。両親も、そしてテオの両親も愛し合う二人を
認め、エステルの気持は顧みない。誰も彼もが都合良くエステルを利用するだけ。絶望したエステルは町を彷徨い、とある看板を目にする。
「国軍兵訓練所・志願者受付中」――あの人達のいないところへ行きたい。でも自分一人ではどこにも行けない。国軍なら力ずくでどこかへ連れ去ってくれる。エステルはそう思った。
ゆるふわ美少女妹に婚約者を寝取られた不遇姉が軍に入って商家の経験を生かしてそれなりに認められて出世して新しい恋人もできて人生仕切り直し成功する話。妹と元婚約者と両家の両親は勝手に沈んでいく。ざまぁは薄め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 12:49:22
68441文字
会話率:23%
※本作はシリーズ物の第七作です、未読の方は是非ぜひ! 第一作「少女マリーと父の形見の帆船」からご覧下さい! 目次の下部にリンクがございます!
シリーズ第七作! 近世大航海時代。立ち塞がる危険、溢れ出す勇気、その先にあるのは名声と報酬か、そ
れとも。
父の因果が娘に報い……ではないが、追われる身の上となったマリー。だけど全ての海は繋がっており、船乗りは何処へ行くのも自由なのだ。海賊にも海軍にも、海の商人根性を見せつけてやれ! そして陰謀渦巻く大都会でマリーが見たものは、謂れなき罪で処刑台に送られようとしている、親友の姿だった。
船長なのに船に酔う、力も強いわけじゃない、空を飛ぶ事も火を吹く事も出来ないマリーはしかし、助けを待っているだけのか弱いヒロインではなかった。
自分では自分を臆病な人間だと思っている、着ている服で性格が変わる、親譲りの無鉄砲で「助けに来るヒロイン」マリー・パスファインダーの冒険と航海は、まだまだ、続きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:01:17
999155文字
会話率:45%
青い空、白い砂浜、純真な獣人たち……ここは、なんとひどい辺境なのでしょう……
†
日本でサラリーマンをしていた僕は地下鉄事故に巻き込まれ、気づいたら異世界の公爵家の赤ん坊に生まれ変わっていた。
だけど家には兄が5人も居た。しかも
僕だけ腹違いの半分平民の子なのだ。使用人たちからも無視されている。
そんな僕が13歳になり、聖別の儀式で授かったスキルは『浄水』……汚い水を綺麗にするだけという、父親に言わせれば「高貴な公爵家にあるまじき外れスキル」だった。兄達は『軍神』だの『聖賢』だのといった、誰からもちやほやされる立派なスキルを持っているのにだ。
かくして僕は、大陸一の栄華を誇る花の王都から放り出され、公爵家が嫌々預かっている大辺境の飛び領地、ルーダン城の領主となる事になった。そこにはまともな文明もない蛮族しか住んでいないという。
はあ。ひどい話だけどせっかく貰った命だ、頑張って生きようか。
え、王都で大変な疫病が発生した? 知らないよ、聞いてないもん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 00:10:00
103196文字
会話率:43%
※本作は長編シリーズ作品の第五作です。未読の方はどうか是非第一作「少女マリーと父の形見の帆船」から御読み下さい! 目次の下にリンクがございます。
シリーズ第五作! 近世大航海時代。灼熱の砂漠の国から、オーロラ輝く極夜の国まで、幾多の海を乗
り越え、仲間達と共にマリー船長が冒険に挑む!
非力で貧弱だが義侠心に富み度胸は満点、前作では船乗りらしさも身について来ました。母国アイビス海軍提督を叱り飛ばし、レイヴン海軍と追い掛けっこ、迷子の兄弟を故郷に送り届け、行く手に立ち塞がる伝説の怪物との死闘を制し? 海賊の大艦隊と戦い……これは少しずつ成長して行く、そんな少女の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 23:33:25
268060文字
会話率:40%
孤児院で育った私は信頼していた先生に裏切られた。
16歳の誕生日を迎えるその日、お祝いをするからと普段は近寄っちゃダメと教えられていた小さな教会のような建物に招待される。
建物の中は赤黒いシミのついた壁と床には怪しげな魔方陣が描かれていて鼻
にツンとくる腐臭が漂っていて酷いものだった。
とっさの判断で入ってきた扉まで走ったが扉には大男が仁王立ちをしている。
ここに居ちゃダメだ。
ファイヤ!
大男にマナをたくさん込めて火の魔法を浴びせ追撃の飛び蹴りをお見舞いし建物から逃げた。
とにかく町を出なきゃと走り続けた。
足が速かったし普段から体を動かして遊んでいたから大人たちは追いつくことができず上手く町の外に逃げ出すことができたが生きた心地がしない。
どうしよう、まだ追ってきてる...なんでこうなったの?
このままずっと逃げなきゃいけないのかな?
何も持ってきてないしどうしよう?
生まれ育った場所に帰ることができなくなり絶望感が押し寄せ最悪の誕生日を迎えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 01:34:06
53679文字
会話率:28%
舞台はダンジョン……迷宮が日常に存在する現代日本。
17才の高校生・吉常天麻《よしつね てんま》は、大学進学を選ばず、危険と隣り合わせの迷宮探索者として生きることを選ぶ。
冷めた瞳の裏には、母親への激しい憎悪と、母親を肯定する社会のルールへ
の反発が渦巻いていた。血の繋がらない戸籍上の父親からの養育費を使い込む母親を心底憎み、軽蔑しながら、吉常は剣を手に迷宮の闇へと飛び込む――そこには学歴も常識も通用しない、己の実力だけがものを言う世界が待っている。
そんな彼の日常に、突如現れたのは転校生の霧生夏海《きりゅう なつみ》。
おさげと眼鏡の愛らしい外見とは裏腹に、彼女はダンジョン探索に異様な興味を燃やす謎めいた少女だ。吉常の日常にグイグイ踏み込んでくる夏海に、最初は苛立ち混じりの戸惑いを感じる彼だったが、彼女の純粋な好奇心に彼もどこか興味を持っていた。
彼の運命が動き出すのは、迷宮での出会い。
ゴブリンの群れに襲われる夏海を、吉常は咄嗟に救う。
だが、なぜ彼女がそんな危険な場所に? 夏海の笑顔の裏に隠された秘密とは? そして、吉常が選んだ“自分の道”は、本当に彼を自由にするのか?
危険と謎が交錯する迷宮で、少年の反骨心と少女の情熱が火花を散らす!
※毎日深夜1時に1話ずつ更新していきます。
※本作、カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 01:00:00
99953文字
会話率:18%
世界樹ユグドラシルを中心に、時計のように12の国が存在する地上。
その中心地である世界樹ユグドラシルの麓にある家に、日本のサラリーマンだった俺は召喚された。
トラックに跳ねられ死んだわけでもないし、寿命で死んだわけでもない。
寝て
起きたら異世界だったんだ。
ラノベを愛読していた俺は、異世界召喚かと喜んだものの、俺は女の子になっていた。
そして俺の隣には、若かりし頃の俺が眠っていたんだ――
貴族制はあるけれど、基本互いが互いを助け合おうとする国であり、隣国を陥れるといった事のない平和な地上。それはひとえに、国王の上が存在するから。
それぞれの国を守る国王達は、その者を尊敬し、崇拝していた。
その者こそ、俺を召喚した存在、マーガリン。
国を守る騎士の中でも、最高峰の称号であるインペリアルナイトとロイヤルガード。
その称号を与えられた者達からの手助けを受けながら、無事に地上を救い自由の身となった私達は、この異世界"ラース"での生活を謳歌する事にした。
目的など何もなく、元の人生では歩めなかった人生を楽しみたい。
新たな家族となった者達と、一緒に生きていく事を決めた。
この物語は、元は一人の人間が性別の別れた二人になり、種族を超えた様々な者達と出会い、また騒動に巻き込まれつつも乗り越えていく、日常が多めのゆるふわなお話なのですが、バトルも多々ありますのでご注意ください。
笑いあり、涙ありの王道ファンタジーなお話です。
主な視点は女の子になった蓮華になりますが、他者の視点になる事も多々あります。
心があったかくなるようなお話にしていきたいと思っております。
楽しんで頂けたら、嬉しいです。是非読んでいってくださいね。
※プロローグの内容は物語の途中で全て出てきますので、飛ばしても問題ありません。
〇追記
サブタイトルに☆マークがついてるお話は、FAをご紹介させて頂いております。
素敵なFAを頂けて大変嬉しいです、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:30:18
2136832文字
会話率:46%
大学生生活を送る一般人大翔(はると)は、特殊な力を持っていた。
そう、物語の中に入る事が出来るという力だ。
そしてその行為は、本の内容を変えてしまう。
ただし、変わるのは大翔の持つ漫画のみで、他の漫画本には影響はないのだが。
大翔は推しで
あるヒロイン達を救う為、悪役である存在(大体男)の股間を蹴り飛ばす。
自信の絶対的有利で油断しきった悪役にそれを避ける事は出来ない。
それを繰り返していたある日、おかしな光が漫画本から出て……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 15:17:30
7690文字
会話率:33%
魔法学院最後の一幕
ネーデラ王国魔法学院の広場には、卒業生たちの笑顔が溢れていた。その中央で、ひとつだけ異様な空気が漂っていた。
「これ以上、婚約関係を続けるつもりはない。悪いが、今日で終わりだ」
その言葉に、会場の空気が凍りついた。
「なに言ってるの?」
ロッテ伯爵令嬢。理知的な眼鏡越しに目を見開いていた。彼女の横に立つのは、かつての婚約者ハーグ。式典の途中、突然の婚約破棄宣言だった。
「俺様、もうアインと付き合ってる。あいつの方が魅力的さ」
そう言って彼が肩を抱いたのは、ピンクの髪を軽やかに揺らした少女。アイン。男爵家の令嬢。にやりと笑って言う。
「だってぇ、ロッテってお堅いん。男の人、楽しませなきゃ♡」
「一年後に、結婚って」
「気が変わったんだよ。俺様のせいにすんな」
「やめて」
振り返り、駆け出した。銀髪が宙に舞い、ドレスの裾が風を切る。群衆の視線を引き裂くように、ロッテは会場から飛び出して。
誰かに思い切りぶつかった。
「あっ、だ、大丈夫ですか?」
低く、どこか気の弱そうな声。ぶつかった相手は、金髪に分厚い眼鏡をかけたマルセルだった。物静かで目立たない、けれど学院でも知る人ぞ知る天才魔術師。実は隣国の伯爵家の三男だ。
「ご、ごめんなさい。いま、わたしっ」
「足をひねったみたいですね。すぐに医務室に」
「ダメ、式場に戻るなんていやなの」
「わかった。外に出ましょう。ボクが支えますから」
学院の門を抜けると、夕暮れが街を金色に染めていた。ロッテの歩幅に合わせて、マルセルはゆっくりと歩いた。街角に立つ、木造の看板。その文字がマルセルの視界に飛び込んだ。
魔酒とハーブの宿酒場
マルセルが小さく喉を鳴らした。無意識に、口元がゆるむ。彼の頬がわずかに赤くなる。
「飲みたいの?」
ロッテがふと、尋ねた。マルセルは慌てて視線を逸らした。
「い、いえっ、そんなことは!た、ただ、ちょっと看板が……気になっただけで!」
「ふふ。いいよ、わたし、おごってあげる」
「えっ?」
「わたしも今日はボロボロになって飲みたい気分なの。だから、付き合ってよ。先に酔いつぶれたら許さないから」
「は、はい!」
チリン、と澄んだ鈴の音が鳴った。夕暮れと、木の香りと、ほんのりと漂うハーブ酒の香りが、彼らを迎え入れた。
不思議な二人の、忘れられない夜が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:17:42
82694文字
会話率:44%
短編ですが、長編にして行けたら良いなぁと言う小話。
最終更新:2025-06-30 00:10:00
1875文字
会話率:17%
一つの大陸が四つの国に分かれている世界に転生した『サクラ』と、西の国の姫メッツェン、魔術師スタンツェ、騎士アドソンが出会い、運命が回り始める。異端児四人が居場所を求めて、ドタバタしながら、結婚相手となる東の国の王子たちや人外な存在を巻き込ん
でいく冒険譚。
―――さぁ今日はどこで何する?
*残酷な描写と捉えられるシーンがあるかもしれないためR15としていますが、基本ほのぼのです。
作者の目は節穴のため、誤字脱字大量生産、ご都合主義、読者様の想像力におんぶに抱っこして進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 23:00:00
740480文字
会話率:50%
「とある国の王女と部下、異世界より来た少女の冒険譚」の前日。
最終更新:2022-12-12 22:30:31
3607文字
会話率:42%
異世界転移でみられる白い部屋。俺達の場合は……
妹と話をしながら近所を散歩していたと思いきや、狭い道なのにトラックが現れ、俺は妹を庇い跳ね飛ばされた。目が覚めたら白い部屋にいてベットに寝かされ、後ろでは妹がしがみついて寝ていた。なんだ
ここは?と考察する暇もなく妹の夢の世界へ飛ばされる。
・お兄ちゃん(義孝):思春期の妹想いの男子。
・妹の由愛:お兄ちゃん大好きっ子。
・瑞葉:義孝の幼馴染兼恋人
・仲間たち:白い部屋の床の材質、まっすぐ歩く実験、空間に物質が現れると衝撃波が発生するかどうか等々の分析に協力。
・転移トラックの運転手&助手席娘:今回は大人しい。
★以下の後日譚の扱いから再編集の為、分離した物語です。直接来られた方は、登場人物やいきなりNTR考察している主人公など分からないと思いますので申し訳ありません。ほんとスミマセン。出来れば何も考えずにお気軽にお読みください。
嘘告と二股と妹と。【夢の世界(前半)】
https://kakuyomu.jp/works/16818622176766234377
俺の彼女がNTRれそう【夢の世界(後半)】
https://kakuyomu.jp/works/16818622176535483601
★カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:07:08
32699文字
会話率:69%
高校一年生の涼多は地元の神社で行われる火祭りを見に来ていた。
燃え盛る炎を眺めていると突如強い風が吹き、気が付くと幽霊や妖怪、八百万の神様達が住む「化生界」という世界に飛ばされてしまっていた。
涼多の他にクラスメイト二人と少女が一人おり元の
世界に戻る為に提示された条件を吞む事になるのだが…。
読む人によっては差別的に感じる表現が含まれますが、あくまで演出の為であり作者自身に肯定、助長する意図はございませんことを予めご理解ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:01
977200文字
会話率:38%
2X30年、人類の夢がついに現実となる。
「電脳空間」「仮想世界」——その言葉が生まれてから数百年。想像の中で語られるだけだった世界への没入は、ついに実現された。
突破口となったのは、世界初のVRマシン 「デパーチャー(Departur
e)」。
巨大な装置の中で横たわり、目を閉じるだけで、まったく新しい世界へ飛び出せる——門出を意味するその名の通り、人類はこの日、歴史に残る一歩を踏み出した。
そこから数十年。
仮想空間は驚異的な進化を遂げた。
思いのままに動くアバター、現実以上に美しい風景、心を揺さぶる音、芳醇な香り、舌を魅了する美食——どれほど食べても、決して身体に影響はない。
人々は歓喜し、仮想世界に心を奪われていった。
だが、楽園は長くは続かなかった。
身体同期のバグ。
最初は些細な違和感だった。アバターの微妙なズレ、不可解な手足の動き。
だが、それはやがて致命的な欠陥となり、人々は次世代機を求め始める。
幾多の企業が夢破れ、技術者は行き場を失い——
そして、長い試行錯誤の果てに生まれたのが 「Extended Universe(エクステンディッド ユニバース)」 だった。
通称「XU(エックスユー)」。
それは、ただの仮想空間ではない。
買い物、エンターテイメント、仕事、教育——すべてを網羅する、新時代のネットワーク環境。
PCや携帯端末だけで簡単にアクセス可能であり、VR機と同期させれば、まるで現実そのものの体験ができる。
そんな時代に誕生した新たなゲームがある。
「To the Light」。
次世代技術を搭載した革新的なVRMMOとして、発売前から世界中の話題をさらっていた。
そして迎えた、発売日——。
日本中が熱狂する中、一人の少女がスタートダッシュを決めていた!
物語は、ここから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
146116文字
会話率:29%
2075年7月。
人類は宇宙からの侵略を受けた。
いや、それは侵略ではなく、単なる生存競争だったのかもしれない。
宇宙の彼方から飛来した未知のウイルスに感染した地球生物は、異形の怪物と化し人類へと牙を剥いたのだ。
未知のウイルス─
─後に【インビジブル】と呼ばれるようになる──により、人類はその数を激減させ、これまでの社会はほとんど崩壊した。
それでも、人類は生き残るために努力する。
生き残った人々は集まり、新たな生活集団を形成し、互いに力を合わせて崩れ果てた世界を生き延びた。
そして、【インビジブル】の飛来から約10年。かつて日本と呼ばれたエリアで暮らす一人の青年が、三体のアンドロイドと出会った時。
世界は再び、新たな激動へとうねり始めるのだった。
転生・転移要素は一切ありません。そちらをお望みの方はご注意を。
※「カクヨム」でも同時公開
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
121993文字
会話率:35%
ネットオークションで観賞用の聖剣落札したら、とんでもないことになった。
実はこの聖剣、不思議な力を秘めた本物の聖剣だったのだ。
聖剣に導かれ、俺はいくつもの異世界──テンプレなファンタジー世界、硝煙がけぶり銃弾飛び交う近未来、よく似て
いるが少しだけ違う別の地球、知能が高く思慮深いダンゴムシそっくりな「人類」が都市を築く地底世界など──を行き来することになる。
果たして、この聖剣は一体何なのか。誰が何の目的でネットオークションに出品したのか。
いくつもの疑問を抱えつつ、今日も俺は聖剣と共に世界を超える。
一日一回、時間限定の異世界冒険、開幕。
※当作は『カクヨム』にも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 00:00:00
903394文字
会話率:22%