悪魔の薬 危険薬の歴史 コロナ新薬に思う
薬の歴史はこんなにキケン薬だらけの歴史だった。
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最終更新:2020-11-25 07:49:25
2001文字
会話率:2%
人類の延命、新薬などの実験体にされていた一卵性双生児の右京と左京。
16歳の誕生日、いつものように新薬の実験をしていた時だった。
雑に作られた新薬だったのだろう、いつもとは日にならない程の拒絶反応に、二人そろってのたうち回る。
鎮静剤を打ち
込んでも収まらない反応に、ドクターはため息を吐く。
暫くすると、口から血を吐き出し、鼻からも血を吹き出す。
苦しみ続ける二人を横目に見ながらドクターは研修生に指示を出す。
その間に二人の視界は赤く染まっていく。
それから研修生に運ばれ、真冬の雪の上投げ捨てられた。
雪が赤く染まっていき、二人は身を寄せ合う。
意識がだんだん遠のいていく時、地面に黄色の魔法陣と黒紫の魔法陣が現れた。
次に目を覚ますと、お互い一人で赤いカーペットの上だった。
天国かと思えば、そこにいたのは人類/悪魔で・・・!?
話を聞けば、世界を救って欲しいと言うことで!?
そこから始まる異世界ファンタジ-。
互い心配しながらも、互いの思いは交わらない。
どちらの世界を救うか。どちらが正義か。
それは立場が違えば、違うこと。
ーーーーーーー
高校生につき、更新は遅めになります。
初めての作品で、至らぬところがあるでしょうが、楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 17:09:51
17743文字
会話率:33%
新型コロナウィルスで亡くなったはずの彼女が、一夜明けると生きている。理由は不明。こんな生活が繰り返され、彼女は繰り返し死ぬ。妙に前向きな彼女の提案で、僕は新薬開発に邁進する。新薬は完成するか?彼女が死なない未来は訪れるのか?僕と、彼女の運命
は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 07:13:29
9573文字
会話率:22%
世に出回る新薬。その薬の最大の売りは寿命がのびるというものだった。
その薬に副作用はないと言う。しかし疑問点がいくつも残った。
この薬の真実を突き止めるための組織が結成された。
「国家薬物対策課」ーー通称エル。
優秀な人材を集め結成した組
織。そんな彼らは薬の謎を追うこととなった。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。
また、作者は化学・薬学などを専門的に学んではいないため、作中の内容は独学知識になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 19:30:51
38394文字
会話率:56%
色々なゲーム仲間を誘って始めたひとつのゲーム
それは典型的なファンタジー系のMMORPG、元々2D時代から人気を誇っていた作品がついにVRで蘇る。俺はそんなゲームに初めて参加する
かつての物語などなく、完全新規のこの世界で
かつてや
ってきた様々なゲーム、その全てで培った「殺人技術」
FPS パニック ホラー 鬼ごっこ 殴り合い コロシアム
だからこそ集めた、最高の仲間を
殺人鬼達の物語をここで魅せよう
これは全プレイヤーへの宣言だ
……多分
Byヒフミ
「殺せぇぇぇ!」「狙うならそりゃ鎧の隙間だろ」「酒で死ねるなんて最高じゃん」「新薬の実験体となってくれるよね?」「眠る前のルーティンなので殺しマース」「殴り合いてぇぜ!」「……(ゴゴゴゴゴゴ)」 「神の御加護を……」「死んだ?そうか、で?」
「はは、随分と個性的なメンバーが揃った」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 18:33:18
19416文字
会話率:56%
世界に蔓延するウイルス。
ついに、ある科学者が新薬を開発した。
まったく、副作用はないという。
彼は救世主なのか。
最終更新:2020-05-07 05:00:00
1247文字
会話率:18%
2019年、東京。大学生の高島 春来(タカシマ ハルキ)は、ひょんなことから殺人事件現場を目撃する。過去に両親の遺体を目にした彼にとって忘れたい光景だったが、同級生で仲のいい宮尾 藤花(ミヤオ トウカ)と岬 千弦(ミサキ チヅル)は、事件
の捜査をしようと言い出す。気が済むまで捜査をさせて、危なくなったら引き返せばいいか、と軽く考えていた彼だったが、担当する警察官である米村 奎吾(ヨネムラ ケイゴ)より、その事件は猟奇的連続殺人の一部だったことを知らされる。
そして、この一連の事件は10年前、彼の両親が殺害された事件と大きな関わりのあるものであった。新薬による医療事故、開発企業の倒産、被験者たちの死亡、恨みを抱く遺族たち、そして、その新薬の開発者である鈴石 初穂(スズイシ ハツホ)の狂気……すべてが絡み合い、いつしか生まれた殺人鬼は、徐々に彼らを追い詰めていく。果たして、その目的とは。そして、彼らの未来は――――。数奇な運命に囚われ、必死に抗う彼と、その仲間たちを描いたミステリー系サイコサスペンス。
あなたは、この結末に耐えられるか。
※「カクヨム」、「ノベルアップ+」各サイトにて同時連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 22:11:50
433906文字
会話率:49%
新たにバブルを迎えた2051年の日本
豊かな生活の中で人々は「若さ」を求める
そして新薬が開発され上々の効果を見せ
未来に希望が見えたようだったが
結果は最悪だった
最終更新:2020-02-05 06:00:00
656文字
会話率:7%
とある地方で起こった修学旅行のバス転落事故。
峠の緩やかなカーブを曲がりきれず、二台のバスが谷へと転落して爆発炎上したという大惨事で、乗っていた生徒八十二人、四人の教師、運転手二人、添乗員二人全員が死亡した。
その数日後、こんな噂
が流れ始める。
バス転落事故の犠牲者の幽霊が出る、と。
全身焼けただれた人が転落事故のあった道を歩いているというそんな噂であった。
とある日、エージェントとして活動している元命尚人は三園岩淵に召集された。
詳細が分からないまま現地へと赴き、どのような案件か訊くと、研究所で開発した新薬が消失したらしく、本当に消失したのか、もし何者かにうばわれたのならば盗んだ人物を特定して欲しいとの事であった。
しかも、現地には、高校の購買のアルバイターという形で潜り込むことになる。
何でアルバイトなんだ?
上からの命令だから仕方なく従うと、元命尚人の事を『おにいちゃん』と呼ぶ少女と出会う。
その出会いは必然であったのか、それとも、運命の悪戯であったのかは分からない。
その少女との再会を懐かしむ間もなく、元命尚人はエージェント同士の殺し合いに巻き込まれる事にあるのだった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-03 17:57:05
36025文字
会話率:41%
灰色の髪をした薬師のセレスト・コーベットは、灰をかぶったようだと揶揄され蔑まれてきた。
亡き祖母直伝のレシピで調合を頑張るも、激苦の薬はまったく売れない。
一念発起して完成させた新薬を試したセレストは、そのあまりの苦さに卒倒し、目覚めた時に
は世界は一変していた。
薬を調合したり、相談に乗ったり、巻き込まれたり、貴族や王家に呼び出されたり、巻き込まれたり、魔物に襲われたり、巻き込まれたり、巻き込まれたり、巻き込まれたり……な物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 19:16:37
107799文字
会話率:48%
この世に存在する境界線は、往々にして目には見えない。
地上を支配した人類は、その血塗られた歴史の中で英知を駆使し、凡ゆる境界の可視化に努めて来た。
有史以前から人の社会に紛れて生きてきた“人に非(あらざ)る者たち” 彼らは、18世紀頃からV
ampire=吸血鬼と呼ばれ始めた。
百年にも及ぶ、
ヴァチカンの布教と駆除によって、一時はヴァンパイアは滅んだかに思われた。
しかし、その歴史的事実には裏があった。
ヴァチカンは聖なる者の存在を信じさせるため、悪しき者どもに存在の余地を与えたのだ。
さらに19世紀後半には、深海からある“新薬”が発見される。
その“新薬”は、ヴァンパイアの呪われた血や細胞を構成する特殊なタンパク質を変異させ、まるで人と変わらない生活が送れるまでにするものだった。
闇に息を潜めてきた吸血鬼たちは、
白昼堂々、人間とともに生きることができるようになった。
その一方で、あくまで吸血鬼としての能力を誇示し、人間を餌として付け狙う原理主義的な吸血鬼も存在した。
そして、現代の日本。
吸血族の父と、人間の母を持つ高校生、
巽晴は、自らが吸血族の血を受け継ぐ存在とは知らずに育っていた。
ある日ひょんなことから、村井玲という魅惑的な大人の女性と知り合う。
しかし、その正体は永遠に生き続ける伝説の吸血鬼ラミアであった。
彼女は人間との共存を目指す吸血鬼の一派を従え、“カウント”吸血鬼原理主義組織と対峙していたが、
同時に政府の中枢にパイプを持つ彼女を脅威と見なす輩も少なくなかった。
時の警察当局が組織する“夜警”は、
ラミアの駆除を決定し命をつけ狙う。
巽晴は行きがかり上、玲と大切な人々を守るために吸血鬼として能力を覚醒させてゆく……。
第2部(第9章〜)
吸血鬼原理主義組織《カウント》首魁マッド ・スティール(Mud Steel) ことアンティパティースは、
ラミアへ《魔獣ガランティス》との魂の融合を匂わせ、圧倒的な力を見せつける。
追い詰められたラミアたち一派は、最終手段に出る。
その一方で、巽晴は、瀕死の紋を救えると言う《アルタキエー》を手に入れるため異世界へと旅立つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 01:22:22
363590文字
会話率:36%
“おまえが深淵を覗く時、深淵もまたおまえを覗いている”
遠く古より“人に非る者”はこの世界に存在していた。
それは怪物、百鬼夜行、或いは吸血鬼と呼ばれ、闇に潜み人目を忍び生き長らえていた。
18世紀末、ある“新薬”の発明により彼らは人と
変わらず太陽の下を歩くことが出来るようになった。
しかし、彼らの脅威は消え去るどころか、より身近なものとなってしまった。
仮初めの平和は長くは続かない。
人と人に非る者、相まみえることのない両者の戦いは、闇の中で既に始まっていた。
日本古来より“百鬼夜行”を監視し取り締まって来た《夜警》。
その特殊部隊二番隊隊長(警察庁公安部管理官)須賀威貞(佐藤善康)は、戦時中に旧日本軍が潜在吸血鬼《欠番》たちへ行ったとされる《生体実験》について独自の捜査を続けていた。
ちょうど同じ頃、奥多摩地区の山中に、人の呻き声のようなものが聴こえてくる鍾乳洞があると言う噂を聞きつけたウェブマガジンの記者如月とカメラマン植村が現地へ取材に入る。
鍾乳洞の奥深く、意気揚々と暗闇の“深淵”を覗き込もうとする如月と植村だったが……。
(「不発弾」他、数篇を収録予定)
現代を生きる吸血鬼たちの戦いを描いたSFホラーアクション作品《アザーサイド:Otherside》のスピンオフ短篇集。
本編で描ききれなかったエピソードを短篇化。
一篇につき3〜4話で完結させる予定です。それより長くなったらごめんなさい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-25 17:59:41
42091文字
会話率:39%
戦場から命からがら逃げだした傭兵のジークは行き倒れていた所を貴族令嬢であるリリカに運良く救われる。薬草姫と揶揄されるほど打ち込むリリカの手元には新薬・猛毒・世界中の植物だらけであり、訪れるのは商人かそれを狙う曲者ばかり。護衛として雇われ、の
んびり出来ると油断していたジークはそれに巻き込まれることになるが……。学者ばりに植物の研究に打ち込む令嬢と戦場帰りで戦いしか知らない傭兵の、本当なら交わらないはずだった物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 17:16:08
44308文字
会話率:50%
国内最大手の製薬会社「日本リーベル」が、開発した新薬「ホライゾン」
そして、この世界初の人格障害に適応した「ホライゾン」によって主人公の人格障害者である三木博也の人生は、大きく変化していく事になる。
最終更新:2019-07-12 21:35:37
4282文字
会話率:53%
村の回復術師であるネオンは今日も今日とて新薬の開発に励む
だが出来上がった新薬は激臭がしたり爆発したり!?
そんな凡人な才能しか持たないネオンを村の人々は天才回復術師と呼ぶ
「もう!私は天才なんかじゃないってば!」
—————
この話は深夜のテンションに身をゆだねたため、おそらく9割の方を不快に思わせてしまうような作品となっております
お食事中の方は絶対に読まないようにしてください
ちなみに私はこれを書いたことを後悔はしておりません
真面目なファンタジーも書いてます。
「白い魔女と黒い賢者~扉を開けたら異世界でした~」
https://ncode.syosetu.com/n4431fi/
最近、死んで転生とか無理やり召喚されたとかばっかりだなぁ
と、思っているそこのあなたにオススメの作品となっております
良ければお読みください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 15:55:03
2297文字
会話率:39%
戦闘機が好きだ。エンジンを唸らせ、風を切り裂き、大空を縦横無尽に飛び回る姿は勇ましくも美しい。
空が好きだ。あのどこまでも続く青い空は何者にも邪魔されない自由がある。
優秀な戦闘機パイロットだった真和は空戦で負傷し、二度と飛べない体に
なってしまった。しかし空への未練を断ち切れずにいた真和は軍が秘密裏に開発していた身体能力を向上させ、更に負傷した箇所を治癒すると言われる新薬の被験者として名乗りを上げた。だがその薬の副作用で性別が反転し、女体化してしまう。
それでも真和は諦めず女性パイロットとして第2の人生を送ることを決める。
新しい仲間、新しい相棒、新しい敵。
新しい戦争
彼女の戦いが始まる。
この小説には第2時世界大戦中に登場した実機や試作機、そして架空機が登場します。また、作者がロマンを追い求めて若干紺碧の艦隊や旭日の艦隊に出てきそうな超兵器を登場させたり、都合の良い展開があるかもしれませんが、なるべくそう言うことにはならないように気をつけますのでよろしくお願いします。
にわかの軍オタが書く下手な小説ですがよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 21:10:00
21782文字
会話率:54%
2050年
高校1年生の久流彌 雪(くるみ せつ)は夏休みに高額の新薬臨床試験のアルバイトをする事にした。国の研究機関による、プロジェクトでその実態は、高校生の体内で原初の半獣神を復活させると言うもの。原初の半獣神を体内に宿した者は、パン(
pan)と呼ばれ、それを発現させた状態が陽炎、いや影炎の様である事からもじってヒートヘイズと呼ばれる。
ヒートヘイズを操る、学園と戦闘の物語です。
尚、本作品に登場する国家、団体、組織はフィクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 19:34:37
210677文字
会話率:40%
新薬の実験中に、動物たちが次々と死んでいく。
多少の犠牲はやむを得ない。今までも医療技術とはそのように発展してきたのだから。
だが、副作用だと思っていたそれが、ヒトに『感染』した。
未知の病気は、防疫対策をすりぬけて感染が広がっていく。
治療方法、不明。
予防方法、不明。
感染の判別方法、不明。
分かっていることは一つ。
発症は、すなわち死であること。
破滅的な未来を防ぐために研究者たちは手を尽くす。
が、その彼ら自身も感染の疑いが濃厚なのだ。
彼らの道の先に光はあるのだろうか。
タイムリミットは、近づいている。
※ 旧タイトル「パンツを高くかかげて」
※ カクヨムで同時公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-22 21:10:30
41565文字
会話率:36%
近未来。人工子宮による出産が当たり前となっている時代。とある製薬会社で画期的な成長促進薬が開発される。その会社で新薬を開発した法子は、新薬の特許を巡って会社と争いになった。
弁護士の英子は、友人である法子から相談を受け弁護を引き受けること
になった。だが、英子は成長促進薬の事を知ったとき、一つの悪巧みを思いつく。夫のクローンを作り、成長促進薬で大人の体に成長させてから殺し、その死体で保険金を騙し取ろうというのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-22 13:25:20
2985文字
会話率:63%
友人の会社のアルバイトとして受けた新薬のバイトは、場所を変え期日を過ぎてなお続けられる違法な人体実験隠れ蓑にされていた。人体実験の末に偶然超能力と言える力を得た。手にした力を使い、復讐とこの世界を生きぬく為に力を使い続ける。
1週間に1
話の投稿を目指して頑張ります。
サブタイトルは現在有りませんが、そのうち付けたいと思います。
注;タイトルは変わる恐れがあります。ご了承ください。
追記
筆者は現在就活中で、更新出来ません。
ご理解をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 22:36:33
19847文字
会話率:35%
「筑波ホビークラブ事件ファイル」シリーズ、第4弾。
夏の暑い日の午後、筑波山の北側にある崖からG製薬会社研究開発本部副本部長の岩宿明が転落死した。事故なのか自殺なのかはたまた事件なのかの見当も付かないつくば東署の刑事鹿子木康雄は、いつもの
ように筑波ホビークラブの神尾洋介を頼る。
岩宿は部下の成果のほとんどを自分のものとし、従わない研究者は、研究以外の組織に異動させてきた酷い男であったことが捜査で明らかになってくる。
製薬会社の研究所で、新たな薬を創り上げ、困っている患者を救いたいという崇高な意志を持つ真面目な研究者たちの葛藤と、その成果を掠め取って出世しようとする人間との間の軋轢の中で発生した事件の解決に向け、洋介と鹿子木の努力が始まる。
事件解決への試行錯誤とともに、製薬会社に勤務する研究者たちの日々の生活や、新薬が研究開発されていく過程で生じる様々な成果や問題が詳細に表現される。
筑波山を構成する岩石や周辺の鉄道、紅葉の名所などが絡み合って事件解決へと繋がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 07:00:00
171515文字
会話率:64%
「筑波ホビークラブ事件ファイル-研究者の黒い渦」に続く第2弾。
筑波山麓にある旧家で行われた恒例の梨狩りで、この家の婿さんの一人がスズメバチに刺されて亡くなった。ここ数年間に他の二人の婿さんたちや近所で覇権争いをしてきた家の跡取りもスズ
メバチに刺され酷い目に遭っていた。さらに、この家は昔から『呪われた一族』という気味の悪い噂があった。
この旧家の家長は近隣の人たちのリーダーとして貢献してきたものの、年を取るとおかしな言動が多くなることが代々続いた。それ以外にも、天狗に襲われたり、子供が小舟で遠くに流されたり、追いはぎするような男が出たりと、恐ろしいことが沢山起こったので、周囲の人たちから『あの家は呪われている』と言われるようになった。
良きも悪しきも旧家の伝統を受け継いで生きている一族で起こったハチ刺傷事件の真相を解き明かそうと、『筑波ホビークラブ』の設立者神尾洋介とつくば東署の刑事鹿子木康雄のコンビが立ち上がる。
単なるスズメバチによる刺傷事故か、それとも殺人事件なのか。この疑問を明らかにすべく、二人の捜査は開始された。
旧家の継承者たちの立場、そこに婿養子に入ったようなものである婿さんたちの心境、地域のリーダーの座を争ってきた近所の一族の妬み等を丹念に掘り起こしていくことと、スズメバチの生態を徹底的に調べることとによって真相が少しずつ解明されてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-03 07:00:00
158774文字
会話率:71%