※アクセスが1,000を超えるようなことがあれば、経文を前書きの方に移動させたいと思います。
文中で、如来寿量品の抜粋部分を”自我偈”と表記していますが、これは、「仏典の中で、仏の教えや菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたものを偈《
げ》という」ことを踏まえた、特に”自我~”で始まる有名な一節であることから、そのような通名になっているためです。
あと、申し訳なくも浄土真宗の説明部分を軽く扱ってしまいましたが、当然、そのような一遍のなぞりで表してよいレベルの宗派ではありません。
まことに、愚かな手前味噌になってしまいますが、その真髄(の一つと思われる)『嘆異抄』について、一度「嘆異抄(たんにしょう)を勝手に読む」で書かせて頂きました。
もしお時間に余裕がおありでしたら、どうぞそちらの方も、ご覧になっていってくださいませ。
市販されている現代語訳本の中では、金子大栄さんのものを主軸に読ませて頂きましたが、衝撃を受けました。
知性と思慮のある人の文章は、ここまで刺さるのか! と今でも(町民図書室で借りて読んだので、細かい内容は忘れましたが)心に焼きついております。
(本当にしつこいなこの筆者……)
最後の最後になります。
仏教における「苦」の定義は、よく人の例に挙がるような、のたうち回る苦しみではなく、『自分の思い通りにならないこと』です。
たいていの人は、自分の人生はもっと良いもののはずだ、とか、あいつを見返してやる、とか、「もっとこうであったらいいのに」という思いでばかり生きていて、それこそ”苦”が生まれる原因以外の何物でもありません。
逆に言えば、自分と、自分に起こる「ありのまま」を受け入れることさえできれば、すでに人は、幸せの入り口に立っているも同然のようなのです。
そして、目の前の一人一人や、仕事に真摯に対応していく……
そう……幸せの入り口に……
立ちたいのです……僕は……(泣笑)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-04-18 21:08:20
2722文字
会話率:0%
迫害された異端の魔人、その名も「白エルフ」。
自然と共に生き自由に暮らす彼らは、他の誰よりも陽気で思慮深く、あけすけで純粋でそして思い詰めやすい性格をしている。
そんな彼らの文化は非常に希少で、初めて彼らを観る者にとってはその風俗はとて
も風変わりに思えることだろう。
そんな白エルフたちが住む白の大陸に、「チタナムラ」という村があった。
彼は時々、攫い屋や、村の焼き討ちなどと言う災難に遭いながらも、不幸にめげず懸命に生きている。そんな彼らの悲喜こもごもな人間模様を本稿では描く。
是非とも彼らの人間味を堪能してほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 03:33:51
2740文字
会話率:14%
下川辺真美は練馬区の公立小学校の四年生。課外授業で小石川植物園にやって来て、美しい研究員、道家瑤子に出会う。瑤子は小学生の時、自分の言葉が発端になった虐めにより同級生の三村正恵を自殺に追いやった過去がある。そして真美も辛い過去で心を病んで
いた。
瑤子は正恵の自殺を受け入れることが出来ずに心の中に正恵を作り出し、やがて瑤子の心は正恵の心に侵食されていく。
瑤子は真美の担任の丸山健二の話から真美の過去を知り、ふたりに共通する過去に心の
繋がりを感じると同時に、真美と話をしているうちに、真美の心の傷を癒す方法を見出す。
真美は丸山を嫌っていた。そして、自分の思慮の無い言葉と同じように、丸山が真美の過去を他人に喋ることに嫌悪を感じていた。丸山を殺害することで、真美を救い、正恵の心
を丸山の死体と一緒に葬ることができると考えた。
丸山の失踪で両親や婚約者が警察に行って何らかの事件に巻き込まれたはずだと主張したが、単なる失踪として片付けられた。しかし若い刑事の吉原光芳だけは、何らかの事件に巻き込まれた線が高いと主張した。そして吉原にも忘れられない過去があった。
彼方の星と星を線で結んで星座が出来るみたいに、離れた場所で心に傷を受けた三人の点と点が繋がって関わりあっていく。真美との出会いが遠い昔から決められていたように、吉原との出会いも遠い昔から約束されていたのだろうか。だとしたらそれはとても悲しいことだと瑤子は思った。
この小説はエブリスタで明子マーシャントのペンネームで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 10:51:25
124855文字
会話率:48%
色々と考えるわりにはツメが甘い。
そんな人生を送ってきた草壁桂斗(36歳)は、そのツメの甘さから就職難の真っ最中に離職した結果、3年間も職にあぶれてホームレスに。そんな生活も冬になったら雪が降り、防寒はバッチリなのに食料がなくなって餓死
してしまう。現代社会で餓死って!
死んでしまった桂斗は、見知らぬ部屋で見知らぬ男に告げられる。
「功徳ポイントが貯まっていますんで、転生先でのボーナスが受けられます」
貧乏生活をしていた桂斗は、無料で読めたラノベの知識からチートになりうる能力を思い出す。
「捕食!賢者!あと、色んな耐性を手に入れられる?」
うろ覚えで頼んだ申請を受理された桂斗だったが、使い切ると言ったポイントが余ってたので、つい言ってしまった「草食系」なんてものまでスキルに追加され、しかも転生先での環境を選べないままに転生する羽目に。
思慮の足りない桂斗は、望み通りの能力を得たけれど、望み通りの結果になるとは限らない。
貴族?そんな恵まれた家系、ポイント足りません。
まるで想定と違う環境に置かれた桂斗の異世界転生ライフは、予想通りに予定外から始まる---折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 09:00:00
245577文字
会話率:28%
※もともとR15のつもりではありませんでしたが、途中で処刑シーンが出てきましたので、他の方々の作品とも見比べた結果、念のため、R15指定を加えました。
行商を終え従者達と共に黒い森から戻った少年は、グランド・ジョルディンの街で新たな旅に出
る準備を始めます。しかし、その街は、先の戦火を免れたものの独立を侵され、斜陽の王国軍の進駐を許していました。分かってはいたのですが、いきなりトラブルに巻き込まれた少年は……。
大した魔術も特殊技能も何も持っていないただの旅行商の少年だけど、彼といつも一緒に旅する意外に強い従者達、……でもうさぎとワンコなのですが、の助けを借りて優しくない世界を生き抜きます。
なろう系特有の俺TUEEEだけをとにかく詰め込みまくった作品に少し疲れた方々向けのゆっくりテンポの作品です。最初のうちは弱っちい主人公で、強いはずの従者達がすることも控えめです。
全体的にちょっと童話チックな作風なので、「ザ・なろう系」ご期待の方々にはすみません。そういうものだと思って少しのんびりお読みいただけると幸いです。
※アルファポリス様にも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 13:23:27
32909文字
会話率:32%
ピロウズの横浜アリーナ講演が平日でなければ良かったのに……
最終更新:2019-11-14 23:55:56
8296文字
会話率:42%
坂上葵、24歳。自らを社畜と認めていないが無自覚に会社に尽くしており、周りからは綺麗な社畜の烙印を押されている。
鈴宮桃華、20歳。入社したての社会人一年生。胸は大きいが童顔のせいで私服姿だと未だに補導されそうになる事もしばしば。
両片
思いの二人が共通して持っていたのは良く言えば思慮深さ、悪く言えば被害妄想であった。
いつも豪快に斜め上の行動で妄想をひた走らせる! 人畜無害ではあるが二人とも勘違いのこじらせ体質だからタチが悪い! 全然上手く行ってるのにいつも右往左往!
男性と女性のW主人公の両視点から見た出来事が、随時パズルのように組合わさる『あの言動の裏はこんな気持ちでした』が分かるシステムを搭載!
(注:当システムには個人差がございます)
そんな思い、ギャップ、交わらない解釈が繰り広げるすれ違いぶっ飛びラブコメディ!
個性豊かな駅前のお店の方も応援してくれてるぞ! 頑張れ、無自覚社畜さんと童顔新人ちゃん!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 10:08:28
254314文字
会話率:44%
ワタシ(女性)は、結婚適齢期といわれる、そのギリギリのラインに立っていたが今、現在、原口という名の男性と、お付き合いをしていた。
ワタシは、思慮深いタイプの女性だと自分で自分を自己分析していたのたが……。
キーワード:
最終更新:2019-09-21 22:22:11
3627文字
会話率:3%
第四次世界大戦により、文明は衰退した。新たな生態系が急速に形成され、生き残った人々は身を守る為に再び文明を発展させる。しかし現在では、帝国を築き上げた皇帝の圧政により民衆は静かに怒りを膨らませていた。
帝国軍に入隊した宮本大志は、幼馴染で同
期入隊のハルカと、新入隊員ばかりで構成されたチームで初任務に向かう。そのチームには『戦闘支援工作員』と呼ばれる者たちもいた。彼らは普通の人間より遥かに優れた五感と身体能力を有し、皇帝陛下に力を捧げてきた。しかしそれは、決して誉れ高い意味ではない。彼らは第四次世界大戦時代に、今はもう失われた人体実験技術の末に生まれた強化人間であり、世界を滅ぼした戦犯の子孫たちだった。その罪を償う為に彼らは生きなければならない。その一人である青年、柴尾銀臣と出会う。新人にはよく割り振られる安全な任務であったはずが、突如現れたS級危険生物によりチームは全滅し、ハルカも命を落とした。それを銀臣の所為だと、八つ当たりだと自覚しながらも大志は叫ぶ。
その数日後、大志にバディが付くと上官に紹介された男は、件の柴尾銀臣だった。
当たって怒鳴ったことへの気まずさを感じる大志とは裏腹に、銀臣は平然としている。二人に次に与えられた任務は、失踪事件が頻発している村への初動調査。村に向かう車の中、気さくに話しかけてくる銀臣に安心するのと同時に謝るタイミングをどんどん失っていく大志はやきもきする。そうしているうちに車がパンクし、通りすがった新渡戸ミカと名乗る少女と出会う。
事件を解決し本部へ向かう帰路、捜査中の頼りになり思慮深い銀臣の言動に、大志は素直に尊敬の意を伝える。
が、銀臣は急に不機嫌になった。自分のなにが彼を怒らせたのかわからない大志は、彼のはっきりしない態度に業を煮やし詰め寄った。
銀臣は「嫌でも命を張って戦わなきゃいけない気持ちがお前にわかるか」と睨みつける。「ぬくぬく大切に育てられたお前になんてわかるわけないよな」とも。それは今度は大志の逆鱗に触れた。どちらともなく殴り合い、力尽きる。そうして笑い合った相棒生活の始まり。
一方地方では、国への不満を募らせる国民を扇動する指導者が現れる。白い髪の、まるで天使と見間違える男。彼は群衆に言葉を投げかける。
「世界を変えようなんて、頭がおかしいだろう?」
そう、どこまでも優しい声音で。穏やかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 05:30:37
135128文字
会話率:46%
明治から戦争に負けるころまで、西日本の土木業界に名を馳せたヨシユキST郎という男がいました。明るさと侠気(おとこぎ)、思慮分別と気働きを重ねて、岡山の土建業界の「御大」と呼ばれるようになったST郎の「とんでもない次男」の話です。黒めがね(サ
ングラス)がトレードマークだった男・ヨシユキKN造のものがたり。好き放題に生きて死んだ、複雑極まりない人間の枝葉末節から、書きはじめたいと思っています。拙著ブログ『軽はずみ備忘録』、ブログまとめサイト『WEB版・軽はずみ備忘録』掲載原稿を一部改訂しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 16:59:30
98697文字
会話率:32%
西日本の土木業界に名を馳せたヨシユキST郎という男がいました。明るさと侠気(おとこぎ)、思慮分別と気働きを重ねて、岡山の土建業界の「御大」と呼ばれるようになったST郎ST郎の「とんでもない息子たち」の話です。それぞれに個性的というか、一筋縄
では行かない「不良」がいた時代がありました。お気楽に読んでいただいて、笑い飛ばしていただければ幸いです。 拙著ブログ『軽はずみ備忘録』、ブログまとめサイト『WEB版・軽はずみ備忘録』掲載原稿を一部改訂しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-31 20:17:55
59583文字
会話率:22%
明治から戦争に負けるころまで、西日本の土木業界に名を馳せたヨシユキST郎という男がいました。明るさと侠気(おとこぎ)、思慮分別と気働きを重ねて、岡山の土建業界の「御大」と呼ばれるようになったST郎に、さまざまな出来事が襲いかかります。いやは
や「御大」って、けっこう大変なんです。
拙著ブログ『軽はずみ備忘録』、ブログまとめサイト『WEB版・軽はずみ備忘録』掲載原稿を一部改訂しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-02 17:35:38
29763文字
会話率:17%
神界で目を覚ます、七月(なつき) 小雪(こゆき)
シェリーと名乗る女神さまが言うには、第7世界というところで、バリアー魔法(結界魔法)についていろいろと思慮してほしいということ。
自由に結界の中に地球の物を出せることを条件に第7世界へと旅立
ちます。
時に、商人として、冒険者として、学園の教師として、王国の宮廷魔術師として、王国の貴族として、女神さまの神使として、迷える魂の大根役者として異世界で自由気ままに生活していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 10:13:30
111158文字
会話率:30%
唯一の肉親である母を失い、路頭に迷うしかないというところで、わたしはマオという探偵に拾われた。世の中の右も左もわからない、ただの十七の小娘にすぎないわたしのことを、彼は助手として雇い入れてくれた。
わたしはマオに懐いた。誰より優れた彼の頭
脳、思慮深さは尊敬の対象となり得たし、誰より秀でた彼の美徳と美的感覚には思慕の念を抱かざるを得なかった。つまるところ、彼の明晰さと優しさは、わたしのお気に入りになったのである。
彼のそばにいられればいい。彼さえそばにいてくれればいい。
でも、そんなささやかな思いに満ちた日々は唐突に終わりを告げる。
マオが目の前からいなくなった。理由はわかっている。わたしの左の頬、そして背中に、一生消えない傷を負わせた男をゆるすことができず、そのあとを追いかける格好で、彼は街を出たのだ。
一年間、探した。だけど、見付けることはできなかった。
つらかった。
キツかった。
絶望した。
だけど、再会を諦めようとは思わなかった。
マオの家業を継ぎつつ、彼の帰還を待つことを心に決めた。
この街、開花路(カイホーロ)にいくつもある細い道、胡同(フートン)。
とある胡同で折れ、とある狭い路地に入って少し進んだところにわたしの仕事場はある。
その名も『ガブリエルソン探偵事務所』という。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 03:07:20
236220文字
会話率:78%
わたしの名前はユリナルカ・アルケイナム。錬金術師を目指す、どこにでもいる普通の女の子。
これは、そんな平凡な女の子が趣味で書いている日記だ。
この日記のページ一つ一つが、わたしの人生の足跡であり、大切な宝物。
平凡なわたしを唯一無二
の存在たらしめる、魔法の叙事詩。
ここに記されるは、高校生編。わたしがいかにして、錬金術師への道を本格的に歩み始めたか、これを紐解けば、解るだろう。
伝説の偉大な錬金術師(予定)のユリナルカ・アルケイナム、その深遠なる思慮と遠大なる志の原点が、今、ここに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 13:00:00
175919文字
会話率:67%
【あらすじ】
とある事情から、多くの人々がかりそめの世界にもう一人の自分を持っている時代。彼が選んだのは、剣と魔法と様々な種族が息づくファンタジーの世界だった。
ハイエルフの少年アートとなった彼は、たくさんの人々と出会いながら、この世界での
生活を楽しもうとしていたが……。
【人物】
アート 種族:ハイエルフ
長い金髪と青い瞳という、エルフのステレオタイプをなぞったような容姿の少年。それっぽいからという理由で魔法使いを目指す。
フィオ 種族:ハイエルフ
栗色のセミロングヘアーが似合う快活な少女。若干の人見知りだが、体を動かすのが好き。戦いの際には二本の剣を用いる。
ウィケッド 種族:ファーリィ
青い毛なみのイヌ科の獣人。粗暴な振る舞いが目立つが思慮は深い。ワイルドな見た目に反して、実は炎属性を得意とする魔法使い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 05:00:00
93378文字
会話率:52%
関東大会4位に輝いた陽光台中の小さなエース秋元若葉は、身長を理由に強豪校から投手としては声がかからず進路に悩んでいた。そのとき父葉太の元に、古豪の県立高の監督である笹川から「捕手の石井とセットならば、投手として使う」という条件での進学を勧め
ら連絡がきた。葉太は思慮を重ね、石井の両親にも許可を得て、常総野高校への進学を認めた。若葉は投手としての高校生活をスタートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 20:33:25
2358文字
会話率:40%
そこからそこから始まった。
がんがんする頭を揺さぶられながら、憎しみで見据えた目を受け止めながら。
あるのは心臓をつんざくような痛みと憧れ。
生きることでは無く存在すること。死ぬことでは無く、居なかったこと。
選ぶ価値、思慮する価値、
全ての価値を見つめて出した一つの答え。
理由と行動、行動と感情、記憶と感触。それらが入り入り混じって流れていく。
最後にあるのは、なにもなかったこと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 02:11:10
1584文字
会話率:0%
小林茂はもてなく、むさい男色に染まった中学時代、ことごとく「カップル」という生物に関して疑問を抱いてきた。
なぜ恋愛感情を持つのか、人間の内なる野生に私はなす術もないのか、人はなぜ「女」に媚を生むのか。
なぜ「カップル」と云われる共同体は
ああも鼻につくのだろうか。
そして長きにわたる思慮の末、小林は寝台の上で悟りともいえる答えを導き出した。
「カップルというものは恥ずべき行為だ。これからは女に惑わされないように生きよう。そして少しでも人類の天下安泰のために私が風紀を正していくのだ」
小林は高校に入学するとむさくもてない男子を説得、教唆し一大勢力を築き「カップル」との戦いに身を置いてきた。
しかし、高2の夏休み、彼は一人の美少女に出会ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-24 23:07:32
6314文字
会話率:34%
僕、新藤静香の通う開盛学園には歴史が深く由緒正しい文学部がある。
ここには校内でも美人と名高い相原縁が在籍してる。
水の流れるような白磁の肌。大きく開く様を見たこともない薄紅色の唇。濡れた烏のようなしなやかに揺れる黒髪。そして黒いカーテンか
ら時折覗かせる白くて大理石のように美しく光に照らされているうなじ。
入部当初の僕は彼女のことを文学に造詣の深く思慮のある尊敬できる先輩だと思っていた。
いつものように文学の深淵に浸っていると彼女は流体学に応用できそうな綺麗な唇を震わせるのであった。
「ねぇエロスって一体何なのかしら」
これはニ物と一物を与えられてしまった残念美人と彼女に理性と人権と尊厳を弄ばれてしまう哀れな男子高校生の甘くない一時の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 20:00:00
17468文字
会話率:39%
あなたは化物と聞いたら何を思い浮かぶでしょうか?
王道を行くヴァンパイア?動く死体であるゾンビ?腐肉を食らうグール?それとも肉体どこかに置き忘れた間抜けなゴースト?
有名どころと言ったらおそらくこの辺じゃないでしょうか?
あ、ここで奥さ
んや恋人の名前を思い浮かべちゃった人。人生ハードモードお疲れ様です。
あれですか?
攻略し甲斐があって、男冥利につきるとかそんな感じなんですかね?
いやー愛が深い。俺にはできませんよ。アイテムをドロップしないどころか、こっちがアイテムをドロップしなきゃいけない乱暴者との戦いなんてね。
愛のハードコアゲーマーのみなさん。いつまでも愛しのモンスターのヒップの下で甲斐甲斐しく足掻いてください。
え、人のこと言えるのかだって?
あいにく、私のゲームはシングルプレイ専用みたいなんです。
夜はいつもひとり自問自答。己との戦いみたいな?やだ、おれカッコいい!
セルフサービス最高!ウェイトレスなんていたら俺萎縮しちゃうしね。
これでも人見知りなんですよ、俺!
あ、知っています?人見知りって人に対して思いやりがあるとか思慮深いとか、えっと…なんだったかな?
まあ、とにかく人見知りは、アレですよ。人見知りは他人に対して思いやりがあるんですよ…たぶん。
相手を置いてけぼりにせず、常に相手のことを思って行動できるやさしい…。
え、俺が何が言いたいかわからない?
はあ?ふざけんなよ!
そんなこと言ったら俺が傷つくだろ!ちゃんと相手のこと考えてしゃべれよ!
…だけど、まあ、許しちゃう。
俺も少々一方的に話した気がするし、ほらテンションあがると時々自分が何を話しているか分からなくなるときあるじゃない?
ホントもどかしいよね!言いたいことがあるんだけど、ヒートアップしていく内に話がどんどん脱線してちゃう…。
ああ、ごめん!?
これじゃ、また話がそれちゃうね。
もう、あれだ単刀直入に行くよ。男らしく、大胆に!
俺が言いたかったのは…えっとアレだ。アレ!
アンタ、化物だろ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-28 19:57:07
13286文字
会話率:40%
「どの人種にも足を引っ張る人間はいるものだ」とワレスが初めて呟いた時、誠一郎はこの目の前にいる愛すべき人間を自分自身の思慮浅い行動でだまし、汚名を着せる行為を立ち上げようとしているのではないか、自分自身の行為に対して十分な責任と自信を抱いて
いるのか、それらの不安という名の津波が突然誠一郎を襲った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-23 08:15:48
26567文字
会話率:60%