お仕事と、推し事に充実した毎日を送っていた
佐藤 真理(マリー)は不慮の事故でまさかの異世界転移
やって来たのは大好きな漫画の世界。
ゲイル(最上の推し)に危ない所を救われて
あれよあれよと、同棲する事に!?
無自覚に甘やかしてくるゲイル
や、精霊で氷狼のアレン。
このご恩はいずれ返させて頂きます
目指せ、独り立ち!
大好きだったこの世界でマリーは
女神様チートとアロマで沢山の人に癒しを与える為奮闘します
※アルファポリス様、カクヨム様にも掲載中
※本編完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 23:21:27
116538文字
会話率:38%
少年兵として戦争に参戦し、人体実験に使われた事によって寿命と不自由無い身体を奪われてしまった主人公・滝川 響。
今すぐ尽きる訳ではないが、だからと言って長く生きていたい訳でもない。
そんな風に人生を悲観していた彼は唐突にクラスメイトと共
に不可思議な空間を経由して異世界へと召喚されてしまう。
これは、夢を叶えるチャンスだ!
そう確信した彼は、流行りの小説の流れに乗り、故意的に[スキル]の傾向を弄る事で召喚した側から追放処分を引き出し、寿命が尽きるまで憧れのスローライフを満喫してやろうと企む。
……が、しかし、その予想に反して召喚した側からは
「「「「「「我らをお救い下さい、救世主様!!!」」」」」」
とすがられ、とてもではないが追放される様な雰囲気にはならず、友人やクラスのアイドルと共に寄せられる依頼を片付けて行く事になる。
そして、その過程で様々な人々と触れ合い、結果として長く生きて行きたいと望む様になって行く!
これは、人生を悲観した元少年兵が、人生の素晴らしさに目覚める物語である!…………多分!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 12:00:00
402449文字
会話率:31%
黒杉財閥の陰謀により、結婚活動基本法、通称婚活法が可決された日本。25歳の引きこもりで個人事業主である八武崎真は、その姉で会社員である八武崎奏と共に婚活を強いられる事になる。婚活法により、20歳から49歳までの未婚者全員が毎週一度は婚活イベ
ントへの参加を強制される。東京を舞台に、彼らを待ち受ける様々な婚活イベントを通した出会いのラブストーリー。婚活法に翻弄される人々の運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 09:24:12
223632文字
会話率:60%
いくら時代は進もうと
他人を泣かせて 私腹を肥やす 人でなしらがデカい顔
悪い奴程笑って生きて 正直者が泣きを見る
それが仕組みと諦めるなら この世は地獄と変わらない。
踏まれ 齧られ 貶められて
涙に濡れた両の手で 手折る花弁 怨み花
死にたい程に辛いかい?
殺したい程に怨めしい?
だったらほんの少しだけ、顔をあげてご覧なさいな
泣いてる貴方の足元に咲く 名も知らぬ小さな花を手に
『タタリアン』という名のカフェにお寄りなさい
美味しい紅茶とケーキを堪能できたなら それが合図
あなたの怨みは祟りへ変じ
相手を祟り殺してくれることでしょう
但しこの事 くれぐれも 口外無用でお願いします。
小夜鳴市にある小さなカフェ『タタリアン』
この店で紫色の花をテーブルに置いて、殺してやりたい位に憎い相手を思い浮かべると、その相手が本当に死ぬ。って噂話を聞いた事はある?
このお店はケーキと紅茶の美味しい小さなカフェだけど、それは表向きの顔。裏では、依頼人の怨む相手を始末するという裏家業をしているの。
美味しいケーキと紅茶が織り成す、ちょっと不思議で素敵な話…とでも思った?そんなのを求めているのなら、さっさと回れ右する事をオススメするわ。
それでも聞きたいの?なら教えてあげる。
店主の名は葛葉紫苑。彼女は依頼人の怨みを『祟り』という形に変えて呼び出す異端の陰陽師。
彼女が呼び出す『祟り』とはすなわち…妖怪。そう、夜は墓場で運動会のアレね。
彼女は古書『画図百鬼夜行』をはじめとする様々な古書や巻物から、妖怪という古き異形を呼び出すの。そして依頼人が怨む相手に『祟り』として送りつけ、殺す。
そんな彼女に付き従うは羅刹をも切り伏せるという超絶イケメン、不来方相志。式神が一匹と新米陰陽師の子が一人。
彼女達は何故に夕闇の境に立ち、祟り続けるのか。それは…
おっと…それじゃあ私もこの辺で。
そうそう。これは忠告よ。
この話、くれぐれも荒唐無稽な他人事とは思わないようにね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 21:43:14
355273文字
会話率:37%
四十一歳の男が仕事中に死んだ。
その男は元々強く出ることが出来ない性格で肉体的精神的に疲労を蓄積し死んでしまう。
何かわからないうちに転生することになった男は一からやり直す。
元々年齢を重ねていたが、転生先では前世の経験を記憶に残してい
るが算数はあてはまらない。
転生して初めからやり直した人生。
いつの間にか最強になっている自分。
だけども偉ぶっている立場には立ちたくないと何かを誤魔化している人生。
楽しいけれども悩みが尽きない人生をどう生きるのか。
何故か魔王や悪神のような自分と価値観が違うものと敵対するように生る主人公の人生はいかに・・・。
冒険者パーティー【黒猫】として気まぐれに生きていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 20:12:54
498878文字
会話率:35%
苦難の果てに、勇者は魔王を討伐した。
暗黒の時代は終わりを迎えて、世界に平和が訪れた。
それから三年後。
勇者は辺境の地で墓守となった。
道半ばで死んだ仲間達を弔う彼は、孤独な日々を送っていた。
ある日、傭兵との争いから勇者は気付く。
人々は犠牲となった英雄の存在を忘れ去り、その功績を軽視していた。
役目を終えた勇者自身、腫れ物扱いされている状態だった。
現状に憤りを覚えた勇者は、ついに決意する。
「人々の記憶に、魔王殺しの存在を刻み込まなければ」
勇者は想い出の墓地を発った。
魔王の血に呪われた彼は、不死身の肉体で旅を始める。
すべてを失いながら、尚も希望を見い出すために。
――救世の勇者は、三年前の使命を再開させるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 09:31:25
112719文字
会話率:11%
原初の錬金術師ルドルフには、深刻な悩みがあった。
神々すらも圧倒する力が仇となり、極度の退屈に苛まれていたのだ。
そんなある日、賢者の一言が彼の人生を変える。
曰く、人類を愛して世界を育めば、退屈も紛れるという。
ルドルフはさっそく実践す
ることにした。
滅亡寸前の世界を残して、深き眠りにつく。
そして二千年後。
目覚めたルドルフを待っていたのは、高度に発展した技術の数々であった。
戦場を銃弾が飛び交い、未知の魔術兵器が跋扈する。
杖や詠唱による魔術行使は、もはや時代遅れに等しかった。
その事実にルドルフは衝撃を受ける。
「素晴らしい! 大きく進歩しているではないか!」
喜ぶルドルフであったが、すぐに冷静さを取り戻す。
此度は、賢者から託された目的があった。
飛躍した世界をさらに育み、人類を愛さねばならない。
目的の達成を狙うルドルフは、戦争による好景気で発展を促すことを決める。
最大の敵である退屈も、これで解消できると確信していた。
ルドルフは一国の権力者として成り上がると、大陸全土に猛威を振るう。
――規格外の錬金術師は、現代の魔術を相手に無双を始めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 19:21:06
117064文字
会話率:15%
世界の8割が何らかの原因によって人が住める環境ではなくなった。残された2割は一か所に存在するのではなく世界に点々と存在している。そんな世界の謎を解き明かすために旅をすることを決めた。
小説を書くのは初めてなので温かい目で見てほしいです。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 20:20:50
15539文字
会話率:55%
人類みなニート~働いたら負けかなと思う~
若干26歳で亡くなり異世界へと飛ばされた博は何故か一緒に飛ばされた女神ターニャと共に旅をする事となる
しかしこのターニャは無能と言うなの二文字が良く似合う女神であった
為すこと全てが最悪の方向へと
進む中、博達は仲間を集めてこの目的の無い異世界を旅するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 19:14:55
118094文字
会話率:87%
これは私たちの私たちによる私たちのための建国の物語。
現代日本にやってきた神イリヤと天使ミア。4人の人間の女の子とともに生活を始めるが、気づけば彼女たちは規格外に!? イリヤの秘蔵っ子も加わり、最新科学技術を開発して新たな国を作ってしまう
、ドタバタストーリー。
物語には現実の最新技術や情報が多くでてきます。できるだけソースのリンクを貼っていきますので、調べてみてください。
逆に、この技術小説に出して欲しい、などありましたら感想欄またはTwitterまで教えていただけますと幸いです。
【この作品は、『創造主と半年間の勉強ライフ〜半年間創造主の下で勉強したらチートになりました』の連載版です。時系列ではこの短編が先になりますが、本作のみでも理解は可能です。】
↓
ncode.syosetu.com/n4381fy/
※カクヨムにも連載しています。
Twitter: https://twitter.com/god_illya折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 23:00:00
55238文字
会話率:68%
これは先生と私の半年間の物語。私たちはこの人によって人生を変えられた……
初執筆作品となります。誤字脱字表現など多めに見てください。指摘いただけますと嬉しいです。
また、本作品は長編物語のSS的位置づけになります。本編の制作意欲にもなる
のでブクマやコメントよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 23:52:33
15559文字
会話率:54%
主人公のライトは、今の恋人──フライデを紹介してくれた幼馴染のカイロに感謝しつつ、楽しげな日々を送っていた。
だが、フライデがそのカイロとキスしている所を見つけて──
ライトは恋人を寝盗られてしまった。
怒りをぶつけるライトだがカイロには
敵なわずボコボコにされた挙句、「10年早い」と言われてしまった。
そしてカイロは、ライトの母親を死に追いやった張本人だった。
ライトはそれから強くなる事を決意する。復讐心を抱き死に物狂いで強くなる事を。
復讐心はライトを変えた。復讐の先には何が待っているのか。悩んでも分からない。考えても分からない。なら強くなるしか無いのだ。ソレがライトの答えだ。
復讐は序章に過ぎない。
復讐の先にあるものとはーー
※カクヨムでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 21:30:26
102906文字
会話率:43%
クーリスト王国は元々世界の8割ほどを支配していた。
しかしながら、突然の悪魔達の侵攻により、今や3割ほどに。
クーリスト王がいる王城へも、侵攻が差し迫ってきたときに、勇者サクマを筆頭とした4名パーティーが、大魔王ミスルドの討伐依頼を受ける。
とあることから、大魔王「ミルドラス」と会う勇者パーティー
大魔王の名前が違うところから始まり、疑心暗鬼になってきた剣士サムを始めとするパーティーメンバーだったが、勇者サクマは、大魔王からの情報を一蹴する。
サムはサクマに誘われ、パーティーに入ったときに不思議な体験をしていた。
そんなサムが、どのような決断や判断を下すのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 14:49:07
17403文字
会話率:24%
現代から異世界に喚びだされた性格に難ありの4人の男たちは冒険者宿兼酒場の「深淵の海豚亭」の一角に住み着いていた。
そんな彼らと関わる人たちの織り成す人間模様を描く群像劇。
戦闘なんてございません。特殊能力?チート?レベルアップ?現代知識?
なにそれ?
無双もしない。ハーレムもない。国も起ち上げない。
現代人が異世界の枠の中でただただグダグダにくだをまく。
そんな物語。
初投稿、処女作ゆえの至らなさはご勘弁ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 16:19:17
65277文字
会話率:36%
火の『神石』を祭る火の神殿の女性神官セン。
王子の願いもあり、王子の側で家庭教師兼警護として仕えていた。
二年の責務を終え、神殿に戻る日、王子が姿を消した。
王子の誘拐事件は、火の『神石』をめぐる争いの序章でしかなく、争いは隣国の水の神殿を
巻き込み広がっていく。
*ゆっくり推敲中です。
*ツギクルにも登録中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 13:51:15
218141文字
会話率:39%
高校の入学式の帰り。
少年は桜の並ぶ川沿いの道を一人歩く少女を目にする。
その瞬間何かを思い出させるように風が吹く
風に揺られ舞い落ちる桜の花びらは少年を青春へと導いて行く…
最終更新:2020-04-05 16:00:00
22964文字
会話率:45%
毎夜見る不思議な夢。妙にリアルだ。
それが、失った自身の記憶であるかと思う程に――
朝、妹の乱暴な起こし方で目覚める鹿堂竜也。
彼は少しばかり特殊な成り行きで、厨二病を患っていた。
勿論そんな竜也にも何気ない日常はある。
家族と暮らす日
々、高校生活、恋人と一緒の時間……。
しかし日常は、異世界転移によって一変する。
なぜ魔王? 世界の救済?
一体、自分は何者なんだ?
これは、己に立ちふさがる運命を、
厨二病と秘められし最強を以って切り開く――厨二病患者による世界救済の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-05 08:00:00
34359文字
会話率:25%
今地球では未曽有の危機に陥っていた。各国の首脳陣は現状を維持し、混乱が起きないよう法律を変え、 これ以上人口を減らさないようにすることしかできない。
西暦2016年、7月20日。人類の人口はおよそ35億人まで減少していた。
こんな
狂った世界では生きていけないと自殺する者。逆に他人を殺して快楽を得ることでしか、生きる理由を見いだせない者。そして世界の重圧に耐えられず病に伏せる者。
誰もが世界に絶望している。
西暦2017年、7月21日。人類はその朝を迎えることができないでいた。
朝を迎える前に世界が巻き戻ってしまうからだ。
原因不明。48回繰り返しても誰もわからない。どんなに仮説を立てても誰も証明できない。所詮、机上の空論、絵空事、世迷言。
そんな狂った世界。
西暦2016-49年、7月20日。——49回目の朝日が登る。
人類は未だ、このループから抜け出せていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-05 00:00:00
117170文字
会話率:41%
『カスタムパートナーオンライン』。それは、唯一無二の相棒を自分好みにカスタマイズしていく、発表時点で大いに期待が寄せられた最新VRMMOだった。
が、リリース直前に運営会社は倒産。ゲームは秘密裏に、とある研究機関へ譲渡された。
現実世界に
嫌気がさした松永雅夫はこのゲームを利用した実験へ誘われ、第二の人生を歩むべく参加を決めた。
しかし、雅夫の相棒は予期しないものになった。
相棒になった謎の物体にタマと名付け、第二の人生を開始した雅夫を待っていたのは、怒涛のようなユニークスキル無双。
チートとしか言えないような相乗効果を生み出すユニークスキルのお陰でステータスは異常な数値を突破して、スキルの倍率もおかしなことに。
強くなれば将来は安泰だと、困惑しながらも楽しくまったり暮らしていくお話。
この作品はツギクル様、ノベルアップ様、アルファポリス様、セルバンテス様でも公開しております。
大体1話2000~3000字くらいでぼちぼち更新していきます。
初めてのVRMMOものなので応援よろしくお願いします。
基本コメディです。
あまり難しく考えずお読みください。
新作始めました。
こちらも是非読んでみて下さい!
「カスタムポジビリティオンライン~不遇ステータス《魅力》に極降りした結果、美少女と化して姫と崇められた俺は、最強姫ギルドの姫として祭り上げられました~」
https://ncode.syosetu.com/n7086gc/
Twitter始めました。
更新情報等呟くと思います。良ければフォロー等宜しくお願いします。
https://twitter.com/shiroutotoshiro?s=09折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 23:23:03
933031文字
会話率:30%
クラスでは目立たない、アニメとエロが好きな普通の高校生小宮拓斗はパンツを拾おうとして事故に遭い、気付けば異世界に転移していた。
タクトはそこで、颯爽とスカートを脱ぎ捨ててパンツから魔法を放つ、二人の少女に出会う。
彼女達は、誇りある魔法騎士
学院の生徒としてタクトを救った。しかし、強力なドラゴンや、悪意渦巻く陰謀が少女達に迫り来る。
タクトは恩を返す為、そして全てを守る為、パンツを頭に被った。
男には扱えない筈のパンツの性能を余すことなく発揮して、パンツと変態の汚名を被りながらも最強の魔法騎士として成り上がる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 19:13:03
48746文字
会話率:23%
異世界で三度も殺された経験があるにもかかわらず地獄とは縁のなかったマルス・オウルズは地獄の管理を任される。
最終更新:2020-04-04 22:34:12
469558文字
会話率:75%
白血病治療中の少女が、未知のウィルスに感染した。
ウィルスは人を根本から変える恐ろしいものであり、世界中で同時多発的に発生、蔓延してしまう。
治療法はあるのか。感染を止めることはできるのか。
そして、少女は生き延びることができるのか。
やが
て世界を滅亡の危機に陥れたウィルスの感染源は、全く思いがけないところにあった。
ちょっと変わったディザスタ小説。
ご一読くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 17:10:19
96702文字
会話率:43%
廃品回収を生業とする男が語る、儚くも美しい、そして残酷な物語。
自殺志願編。
最終更新:2020-02-22 12:00:00
12438文字
会話率:16%
綾瀬《あやせ》沙依《すい》が万引きを始めたのは。中学に上がって直ぐだった。仲がいいグループの中で万引きをする子がいたから、誘われて一緒に始めた。最初は驚きもしたが、それがいつの間にか沙依の日常になって行った。毎日のように万引きを繰り返してい
た沙依だが路上ライブで恋音《れん》というアーティストの歌を聞いたのをきっかけに、変わりたいと決心して万引きをやめることにした。万引きを通じて、友達と繋がっていた沙依は、繋がりを失って孤立してしまう。
そんな時に知り合った瀬央《せお》菫恋《すみれ》もまた、家族の不仲に苛《さいな》まれ万引きに手を出してしまいそうになるが沙依のおかげで未然に終わる。
菫恋と仲良くなっていった沙依だったが学校での自分の立場が好転することもなく毎日が過ぎて行く。忘れてしまいたいことばかりな毎日の中で、菫恋や幼馴染、SNSで知り合った友達彰人との交流を通して、人の心に触れて行く。
日は落ちて、幾分かの涼しさを連れて来る、じきに本格的な夏とは言え、夜の風はまだ少し、冷たかった。「君は、どうして恋音が好きなの?」 それは……。「恋音のようになりたいって思った事ない?」すぐ脇を通り過ぎる車のベッドライトが時折眩しくて、目を細めてしまう、彰人の顔は店にいた時の、陽気な印象より少し憂いを帯びている気がした。
「恋音のように、自分の音楽に胸を張って、好きなものに向き合えたらって、僕はいつも思う。あんなに胸を張って生きられたらって。」
ああ、それは私の想いだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 00:55:56
98197文字
会話率:40%