ぽんと頭に浮かんだ話を置いていくところです良ければぜひ
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最終更新:2024-09-25 12:10:13
4231文字
会話率:85%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:00:00
298298文字
会話率:39%
第一皇子への接触を試みる男爵家令嬢は、自分の今いる世界が転生前に日本でハマっていた乙女ゲームの舞台だと信じていた。
そして、自分はそのヒロインとして生まれ変わったのだ、とも。
彼女は皇子とお近づきになるべく行動を開始する。
そして皇子の待
つ生徒会執務室の扉を開けようとしたところで、何者かによって昏倒させられ連れ去られた。
以後、彼女の姿を見た者はいない。
彼女はどこへ消えてしまったのか。何故連れ去られたのか。
その疑問に答える者は、誰もいなかった。
◆乙女ゲームのヒロインがいとも簡単に皇子(王子)に近付けるのって基本的にはあり得ないよね。というところから書いてみました。
サックリと頭カラッポで読めます。乙女ゲームは始まりませんでした。
◆恋愛要素が薄めなのでヒューマンドラマで。
◆この物語はアルファポリスでも公開します。
◆例によって惑星アリウステラの、ラティアース西方世界の物語ですが単品でお楽しみ頂けます。他作品とは特に絡みませんが、のちのち上げる作品には絡むかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 20:00:00
4911文字
会話率:39%
年の離れた可愛い妹のためならなんでもする。それが信条の迅は、迷宮攻略の配信を行う妹のカメラマンとして同行していた。いざ配信開始したところで、二人はワープの罠にかかってしまい、Sランクモンスターが出現する95階層へと転移してしまう。視聴者の誰
もが二人の死を覚悟したその時、迅は妹を守るために黒竜相手に本気をだすことになる。誰も討伐できていなかった黒竜相手に一人で無双するその姿はすぐさまネットで拡散され、迅はバズりにバズっていき……様々な有名配信者とコラボを行い、迅はさらに有名になっていく。※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 07:10:00
391599文字
会話率:37%
改心した悪女。そんなもの、何の意味もない。
謝ったところで、取り返しがつくことばかりではない。
最終更新:2024-09-21 20:38:57
3881文字
会話率:33%
ある国の王子と婚約していた聖女、婚約破棄される。そのうえ、謝罪要求、断れば捕まえろ? 聖女(物理)の力を見せてあげますと思ったら倒れる浮気相手のご令嬢。カオスの中、華麗に逃げ出した彼女の行く先にはイケオジの逆ハーレムが!? というところで終
わる話。ふんわり設定、婚約破棄もの、であってるかはわかりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 14:32:46
4710文字
会話率:24%
うっかり異世界召喚されたパティシエの卵の私が、異世界にやってきちゃった聖女様のうわごとに応えてマリトッツオもどきを作る話。ところで、私がいたころ流行ってなかったんだけど? ※前回はマカロンを全力回避しました。前話「どうでもいいけどマカロン食
べたい」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 21:26:05
1922文字
会話率:28%
こんにちは。……いいえ。この場合は、こんばんはと言うべきでしょうか?まぁいいでしょう。『怪奇調査班』のアンブラと申します。
……あぁ、憶えなくて結構。僕は何処にでもいるが、何処にもいない者ですので。……え?その名前は偽名だろ?えぇ、偽名
ですよ?君達も含めて誰かに特定されては色々困る身なので、コードネームで名乗っています。これ以上僕個人について深掘りするなら、万が一君の住む所に何かあったところで助けませんよ?
……せめて怪奇調査班とは何かを教えて欲しいですって?そうですねぇ……簡単に言ってしまえば、怪奇現象とも言える事件現場を調査する、と言えば良いですかね。……どんな現場?教えません。
どうしても知りたいのであれば、何処かにある調査ファイルを見つけて下さい。おっちょこちょいという名の同僚が落っことした物で良ければ覗いてみて下さい。ただし、同僚共々その後の保証は一切しませんから。お読みの際はご注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 11:45:25
9686文字
会話率:54%
兵士が命令で友人の心臓を取って来いと言われ実行した話
Misericorde 番外編小説
※この作品は他のところでも公開しています。
最終更新:2024-09-21 10:32:22
265文字
会話率:0%
これは私が両親と食事中の時の話題です。
「ご飯抜き」と「おかず抜き」ですが、
どちらが嫌かというと、悩むところです。
最終更新:2024-09-20 08:11:32
631文字
会話率:4%
クリスティア・ファルシアはファルシア公爵家の長女として生まれた。
母はクリスティアを産んですぐに亡くなり、父はすぐさま後妻を娶った。後妻は父の義理の妹だった。母との結婚は金のためだった。
クリスティアは邪魔者として継母や、腹違いの妹ナディ
アに虐められる日々を送る。
そんなある日、クリスティアの聖女としての力が目覚める。
聖女とは、傷や病気を癒し、魔物を浄化し倒すことができる存在である。
神殿に引き取られて働くクリスティアに、王太子オルグ・テリオスとの結婚の話が出ると、クリスティアに嫉妬をしたナディアの策略により聖女の力を奪われてしまう。
ナディアから力を奪ったのはクリティアである。国王や王太子を騙していたという無実の罪を着せられたクリスティアは、人買いに売られることになる。
そんなクリスティアを救い出したのは、ルカディオ・ヴァーリ。
隣国ジスアルト神聖王国内の、ほぼ全ての事業を牛耳っている、大富豪だった。
贅沢を知らないクリスティアは、大富豪によってひたすら甘やかされる日々を送ることになる。
そしてクリスティアの知らないところで、テリオス王国は滅びに向かっていくのであった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 23:19:28
43856文字
会話率:31%
リコリス・オリアニス公爵令嬢はユリウス・ヴァイセンベルク第一王子の婚約者だった。
共に学園生活を楽しんでいたのもつかの間、ある日突然、王家の反逆者あつかいされて捕縛され、流刑になってしまう。
理由は――王家の秘宝を盗み、盗んだ罪を護国の聖女
といわれているアリアネ・オリアニスに、実の妹に押し付けようとしたから――らしい。
身に覚えはないけれど、流刑になってしまったリコリス。
東の荒野に一人置き去りにされたリコリスは考える。
『ここを、新生リコリス帝国にしましょう』
そこに東の荒野にひっそりと住んでいた白竜ヴィルヘルムが現れる。
ソロキャンしたいリコリスと、料理を食べたいヴィルヘルムの利害が一致したところで、新生リコリス帝国への第一歩がはじまったり始まらなかったりする話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 11:51:59
122640文字
会話率:35%
ソフィーナ・マヨルカ侯爵令嬢は十八歳の時に、クライス・ナルジス王太子に求婚を受けて王妃となった。
王妃候補として集められた年頃の令嬢の中からたまたま選ばれてしまったのである。幸せに過ごしたのはほんの一か月、クライスの元へと隣国の姫、エリス・
シルフィードが嫁いできた。
ソフィーナは側妃へと立場をかえ、クライスの正妃になったのはエリスだった。
城には居場所がない。けれど、クライスは離してくれない。マヨルカ侯爵家に帰ってくるようにという兄からの手紙もあり、側妃として過ごすことが限界だったソフィーナは城から逃げ出したところで、どういうわけか死んでしまった。理由はわからないし思い出せないけれど。
私、椎名月夜にはそんな記憶がある。だから今回は王子様とは絶対に結婚しないのだ。この世界には王子様なんて滅多にいないのだけれど。
現代に転生した元王妃と、元兄と元夫の、繰り返し。
ヤンデレ二人に追いかけられる、昼ドラ展開が苦手な楽天家の少女の話。
ジャンルが異世界かどうか微妙なところですが、元世界が異世界なので異世界にしました。
アルファポリス様でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 15:39:07
39636文字
会話率:26%
『見て…。あれが男爵令嬢如きに言い伏せられた公爵令嬢よ…!私だったら恥ずかしくて外なんか歩けないわぁ…』
『あらぁ?負け犬公爵令嬢のボニートじゃないのッ。こんなところでどうしたの?』
私ワタクシは公爵令嬢。
自国の王子と婚約
し、将来は王を支え、国母となるのが私の役目。
弱みは見せるな、常に完璧であれ。
幼き頃よりそう教えられ、優秀な妻、国母となる為に勉学に励み礼儀作法を覚え、政治を学んだ。
全て順調だった。
あの卒業パーティの時までは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 11:05:13
3923文字
会話率:37%
35歳のスーパーの店長だった僕はパートさんたちと一緒にいるところに乗り込んできた社長に「倒産した。今をもって全員解雇」と通告され、大騒動になったところで倒れ、そのまま恋愛ゲーム「キラキラ スプリングタイム オブ ライフ」の世界に転生してしま
います。
転生した先は主人公ではなく、その親友。
主人公のサポート役で恋愛ができない立場ですが、パートさんたちが大変な思いをしているところを転生してしまった負い目の気持ちから、主人公たちのバックアップに徹します。
さて、彼は本当に恋愛ができないのでしょうか?
ありま氷炎様主催の「第十回月餅企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:20:00
3644文字
会話率:41%
家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:05:24
120618文字
会話率:32%
「それではお聞きください、〝ゴリラ賛歌〟!」
***
音痴と筋肉ゴリラを連呼したかっただけの緩い短編です。
緩ーーーくお付き合いいただけましたら幸いです(/・ω・)/
カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16
818093084925290365)でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 16:01:28
12394文字
会話率:56%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
恋人がいない理人はクリスマスを目前に、少し空虚な日常を過ごしていた。
ゲイである自分を受け入れてくれる好きな人を求めているのに、色んなところで人間関係が絡まっていく。
魅力的な人々に翻弄されながらも、本気になれる誰かを探しているはずなのに、
誰かを心底好きになることを恐れる理人は、大学生活にも慣れて変わり映えしない生活を送っていたのだけど・・・
「フラグをへし折りまくる桐谷くん」と「イケメンに隠れた西田くん」で登場した
武井 理人(たけいりひと)が主人公の長編作品です。
上記の前作を読んでいなくても楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 00:23:28
101529文字
会話率:48%
藤宮周(あまね)の住むマンションの隣には、学校でも一番の人気を誇る愛らしい天使が居る。
天使と呼ばれる程の美貌を持った優秀な少女――椎名真昼と、特に目立つこともない普通の生徒である周は、隣人といえど今までもこれからも関わる事もないと、思
っていた。
雨の中、ずぶ濡れになった天使と出会うまでは。
「借りは返します。ところで、お部屋片付けた方がいいですよ。ひどい有り様でした」
「余計なお世話だ」
傘を押し付けたことから始まる、ちょっと言葉がきびしい天使様との関係。
風邪を引いてしまい看病してもらったり、不摂生をとがめられご飯を作ってもらったり、共同作業(部屋のお掃除)をしたり、二人でお出かけしてしまったり。
最初は素っ気なかったものの次第に甘えるようになる真昼と、最初はめんどくさがりの事なかれ主義だったのにいつしか懐に入れてしまうようになった周。
これは、素直ではない二人の歩み寄りのお話。
※GA文庫様より第3巻9/15発売頃予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 23:00:00
885373文字
会話率:50%
「もう我慢の限界だ!君とは婚約破棄だ!我が家の財産の8割を溶かしおって!」
主要貴族が参列する入学式でするなよ、せめて卒業式にやれよ。これから3年間どっちに転んでも気まずいだろ。
「本当によろしいのですのね?ではこちらにサインを」
「い
いのか……?本当に……?これで我が家は救われた……」
「ところで新しい婚約は入学予定の平民ですか?あなたの公爵家が預かっている?」
「いや、いくら君の有責婚約破棄でも、証拠を掴まれて大金を搾り取られるかわからなかったから浮気のようなことはしてない」
「はい私のパーフェクト勝ち!参加してた貴族は負けた場合の賭けたものを支払ってを払ってくださいね!数少ない払い戻しの方々は賭け金お支払いまで少し待ってくださいますか?」
途端に保護者席から上がる怒号。
「平民に手を出しておけ!」
「王命の婚約を破棄できるとはいえ普通はしないだろ!」
「領地まで賭けたんだぞ!どうしてくれる!」
「爵位まで担保にしたのに!」
「さぁさ!お支払いを!証文もありますよ」
これカジノじゃなくて学園の入学式だよね?
賭け事で儲けた俺は終わった時には俺は男爵になってしまった。負債を抱えた家族、急な抜擢。
俺は家族を取り戻せるのか
あの男やりますわね、私目当てのようですし……。
気になってきましたわ
カクヨム掲載してました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 20:00:00
24395文字
会話率:58%
賞味期限とは、その食品がおいしく食べられる期限として生産者が表記するものである。だから一日程度過ぎたところで大した影響はない(保管状況によるが)。
では、著しく過ぎていた場合はどうなるのか?
これは過去に十数年前のみかん缶詰すら味見した
事のある稲村某が、まーたやらかした話とその本質を語るエッセイである。真似しちゃダメよ?(稲村某は特殊な訓練を受けたプロの検食ラーである)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 08:37:18
3844文字
会話率:0%
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺こと葛原和馬はそのことを考えたのは小学生の頃のことだ。
絶対働きたくないとは思ったものの、ではどうすれば働かないで済むのだろう。
そのことに悩んでいた時、俺の前に二人
の女の子が現れる。
二人はとんでもない美少女で、同時に俺の幼馴染でもあったが、相談したところでどうにも…いや、待てよ?
「なぁ、二人に相談があるんだけど…俺、働きたくないんだ。俺のことを養ってくれないかな?」
本来なら絶対頷かれるはずのない生涯寄生発言。
それを受けた二人は十年後の現在、アイドルになっていた。
俺のことを生涯、養ってくれるためになぁっ!
そんな勝ち組確定ウッヒョーイな青春を送っていた俺のもとに、次々と新しい女の子が現れて…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 18:30:00
280840文字
会話率:44%
幼い頃、俺は絵本で“漁夫の利”を知った。
「この通りにやれば人生で得をし続けることができる」と幼いながらに思った。
そして、俺は――
小学校の頃はガキ大将の座を狙い、中学では部活のレギュラーの椅子を手に入れるため、高校では恋愛を制するため
に……という具合に人生の至るところで漁夫の利を狙い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 16:40:26
4629文字
会話率:22%
登山を趣味とする会社員の大介は、大勢の登山者が死にかけ「雪女が出る」と噂される雪山に挑むことにした。
しかし、準備不足か慢心のためか遭難し、力尽きてしまう。
そんな大介の元に雪女らしき女が現れる。
俺はここで死ぬのか……と覚悟を決める大介
。
しかし、雪女は――
「起きてよ! こんなところで寝たら死ぬでしょうが!」
とビンタをかますのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 16:35:26
4992文字
会話率:56%
主人公のグレン少年は一人前の召喚士を目指している16歳の召喚士見習い。学費を稼ぐため冒険者も兼任しているのだが、その日は調子に乗ったパーティメンバーのせいで実力に見合わない下層ダンジョンにて強敵に遭遇。足止め係という名の生け贄としてその場
に取り残されてしまう。
逃げようにも仲間によって切りつけられた足を引き摺っており、とてもじゃないが逃げ切れない。そして屈強な魔物たちも逃がしてくれそうになく、もはや絶体絶命!
……が、グレンの悲痛な願いが通じたのか2人の美女美少女を召喚してしまう。
いや待て、女の子を召喚したところで状態は何も変わらない――
――なぁんて事はなく、女子2人は瞬く間に魔物の群を消し去ってしまう。恐る恐る問い掛けたグレンに彼女たちは向き直り、堂々と告げる。
「私は魔王ルシフェルだ」
「わたくしは魔王シャイターンですわ」
2人の魔王により私生活が激変。隙を見ては学園を――街を――国を――と支配を目論んでいく魔王様に苦労が絶えないグレンくん。1人でさえヤバいなのに、2人もいるのだからそりゃ大変。しかも派手に暴れるせいで余計な恨みをグレンが買うという理不尽さ。だけども未熟なグレンが召喚士として成り上がるには魔王の協力が必要不可欠。彼らの機嫌を損ねるわけにはいかない。
そんな破天荒な魔王たちとの生活に慣れてきたある日、グレンは自分が持つ召喚魔法がその他大勢とは大きく異なる事に気付き、これを機に世界へ名を轟かせていく事に。
果たして彼らの運命は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 13:00:21
7949文字
会話率:68%