地球歴4103年。地球帝国と名を変えた人類の歴史は終焉を迎えようとしていた。
地球帝国艦隊、第109番パトロール艦隊を率いるリリアン・ルゾール少将。御年七十九歳になる彼女は、年功序列で帝国少将にまで昇進したが、かつては帝国軍参謀総長の一
人娘として、そして将来を約束されていた。
しかし六十年前のたった一度の過ちにより、初恋の人、友人、家族、信頼の全てを失い、今は艦隊とは名ばかりの寂れたパトロール隊を率いている。
帝国と六十年以上もの間、戦争を繰り広げる馬頭星雲の黒い影より迫りくる敵艦隊の大攻勢を前に、捨て駒として前線に送り込まれたリリアン艦隊はあっけなく全滅。
リリアンも重粒子の閃光の中に消えてゆく……かと思いきや、目覚めたら学園卒業間近の十八歳の頃に戻っていた?
一度目の人生ではでしゃばりすぎて、大きな過ちを行ってしまった事を反省していたリリアン(中身七十九歳)は二度目の人生ではでしゃばらずに、自分より優秀な人たちに全てを任せようと思っていた。
前世では虐めていた女子学生が実は天才軍師の才能があると分かれば、その実力をいかんなく発揮出きるように働きかけたり、優秀であれば地位に関係なく重用できるように働きかけたりしていたら、あれよあれよと責任者になり、気が付けば若くして戦艦を預かる身に?
しかも前世ではお飾りだったはずの月面基地司令からの熱い眼差しが!? しかも本当はめちゃくちゃ優秀だったことも判明!? 果てには天才軍師少女ちゃんも自分の事を慕ってくるし、仲の悪かった若き提督たちも自分の事をとんでもなく信頼してきた!?
どうなってるのよ、私はもう出しゃばらないって決めたというのに!
というか戦争がはじまるんだけど!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 13:10:10
640601文字
会話率:33%
これは俺が引っ越した先のアパートの話だ
なんでもこのアパートには住民を襲う黒い影がいるとか
そんな幼稚なうわさ誰が信じるんだって?
じゃあ君もここに引っ越してくればどうだ?
ちょうド部屋が空いテるンだ
まァ田舎は何カトフ便だが、、、、
なカ
なかタノシイゼ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 20:29:07
2573文字
会話率:34%
とある夜のことです。少年はベッドに入ったものの、まったく眠れませんでした。羊を数えてもダメ。自分がヒーローになった妄想をしてもダメ。どうしても眠れません。しばらく経ち、ようやく、うとうとしかけたと思ったら、家の前の道路を通った車のヘッドラ
イトの光がカーテンの隙間から入り、部屋の影が動き、少年はビクッとし、ますます寝付けなくなってしまいました。
だから、仕方なく少年はまた羊を数えてみることにしました。
羊が一匹。羊が二匹。羊が……と、羊を二十匹近く数えたときのことでした。カーテンの向こうにヌッと黒い影が現れたのです。
少年は息を呑んで窓の方を見つめました。
――もしかして、羊を数えていたから狼が来ちゃった……?
少年は今度はゴクリと唾を飲みました。そして、ベットから出て、おそるおそる窓に近づきました。
……怖いけど、窓が閉まっているから大丈夫。入ってこられないはず。でも、もしかしたら鍵が閉まっていないかも。だったら向こうに気づかれないうちに鍵をかけなきゃ。そう考えたのです。
少年はそっとカーテンの隙間から外を覗きました。すると驚き、こう言いました。
「きょ、恐竜、ティラノサウルスだ!」
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最終更新:2024-08-17 11:00:00
3595文字
会話率:87%
夜。とある豪邸。さっと塀を乗り越えたその黒い影は、素早い動きで窓に張り付いた。すると、まるで魔法のように窓が開き、影は屋敷の中に入った。
ニヤリと笑うのも、月明かりに身を晒すのも一瞬のことだった。彼は腕利きの泥棒。気を引き締め、足音を立
てないよう慎重に家の中を進んだ。
物音は一つも聞こえない。家主は寝ているようだ。このままミスをしなければ、出くわす心配はないだろう。監視カメラの存在も警戒していたが、やはりなんてことはない。確かに、このような豪邸はほとんどが警備会社と契約しているが、それはどこか形式的なもので、一度侵入してしまえば、室内はほとんど無警戒と言っても過言ではない。とくに、一代で成り上がった成金やそれを引き継いだ二代目に多い。金の使い方がわかっていないのだ。
彼は下調べ通りに、金庫のある部屋に向かった。最近は、家の中をSNSなどで公開している人が多い。防犯意識の低さが窺えるというもの。この家はまさに狙い目だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-16 16:00:00
2739文字
会話率:77%
何ものにも汚されぬ、青く美しい海。
ここは安息地。魚たちが集い、交わり、命をはぐくむ。
その恩恵に預かるゼネル島の民たちは決して敬意を忘れず
彼らを必要以上に捕ろうとはしない。
神の恵みに感謝し、太陽に向かって手を合わせ拝み、日々、平和
に過ごしている。
……だがある日、そこへ三つの黒い影が現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 10:00:00
930文字
会話率:0%
真昼の強烈な陽光と黒い影
キーワード:
最終更新:2024-08-07 19:18:00
778文字
会話率:0%
深夜の交差点に現れるという、なぞの黒い影。
その正体を突き止めるべく、ユースケとヨーコは現場に張り込むが……。
最終更新:2024-08-06 23:22:03
979文字
会話率:29%
夏の木立は青々と茂る。葉を茂らせた分だけ、木の下の影は濃くなる。
照り付ける太陽の光と、茂る木陰の黒い影。光が強くなればなるほど、闇はより深くなる。
昼でも暗く、どこか冷たく感じるそれを、“青葉闇(あおばやみ)”と、人は言う――。
『奇妙な話、怖い話、集めており〼』。
ものぐさな怪奇幻想作家の枯木青葉が思いついたのは、人から奇妙な話を聞き集めることだった。
お手伝いのスミちゃんは、先生と共にお客を迎えて話を聞く。
奇妙な風習の伝わる村で起こった怪異、団子を食べて孕んだ女性……。奇怪な話をまとめた、夏の日に少しぞっとする説話集。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 20:20:36
100013文字
会話率:35%
平和な王国のイケメン王子は悩んでいた。
婚約しようとするご令嬢がことごとく、人となりが激変し、周囲の者を困らせる〈悪役令嬢〉になってしまうのだ。
今度こそはと期待をかけた公爵令嬢までもが〈悪役令嬢〉化するに至って、ようやく、その原因と
思われる〈黒い影〉に気づき、王子は……。
※『夏のホラー2024』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 17:10:00
10444文字
会話率:19%
どこにでもいる普通の大学生、白川蓮には悩みが二つあった。
まず一つは同じ大学に通う女、佐山御子が最近自分を付きまとっていること。そしてもう一つは──自宅のアパートで起きる謎の怪奇現象。
ある日、蓮は金縛りに遭い、悪霊のような黒い影に襲われる
。その絶体絶命の危機を救ったのは彼をストーキングしている佐山御子であった。
「この霊を何とかしたら、私と付き合ってくれる?」
蓮はその要求を仕方なく呑み、彼女に悪霊退治の協力をしてもらうことにする。しかし、事態は彼らの予想外の方向へと転がり続ける。ヤンデレか、悪霊か──果たして、蓮を手に入れるのはどちらなのか。
※カクヨムでも掲載しています
※数年前に発表した同タイトルの作品を改稿したものになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 12:09:40
115424文字
会話率:42%
黒い影が墓場を荒らし、死者とともに村を襲う。
十四歳を迎えた少女をさらうために。
その噂が本当であることを知ったのは、村一番の美少女と言われる姉がさらわれたときだった・・・
死者を操る黒い影、突然現われた竜のような顔貌の若い魔法使い、そし
て<聖なる黒い森>の守護者たる七人のドルイドたち・・・誰が味方で、誰が敵なのか?そして暴かれる、黒い森の恐ろしい秘密。
古典的な本格ファンタジー・・・25話完結。光と影の交差点。時代は、闇へ向かうのか。
「何者でもない者たちの物語:烈火の魔女と本読むゴブリン」のイザヴェル歴452年から時は流れ、イザヴェル歴459年の物語となります。
何者でもない者たちの物語:烈火の魔女と本読むゴブリン
https://ncode.syosetu.com/n6978ip/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:16:40
45887文字
会話率:35%
この世の法では裁けない 罪に這い寄る黒い影 仕掛けて追い詰め始末する 闇の裁きの裏稼業 人呼んで『始末人』 ただし、その存在を証明する物は何一つ存在しない 田中ハルミは同僚の女子社員を凄惨に殺害するも、心神喪失を理由に無罪放免となっていた。
一切反省の色が無い彼女は、この日も恋人のテツオとデートに出かける。しかし、その後ろを黒い車が追跡し……バイオレンスアクションの短編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:41:01
3789文字
会話率:52%
五度目の世界大戦に見舞われた地球。政治家や軍事政権が何世代にも渡り、戦争を続けることで得られる利権などの為に、本来の目的や意味を失った戦争を続けている。そのような時代の潮流の中で、国家という共同体の概念はいよいよ形骸化し、市民達により世界中
に名も無きスラム街や自治区が樹立された。ある日、日本国の自治区「洲ガモ」の喫茶店「人参房」のマスター、ウサギマスクのバニ沢は、バイトの滝川(年齢・性別不詳)と共にいつも通り暇な営業時間を過ごしていたが、店に突如飛び込んできた、怪しげな謎の少女を保護する。その後すぐに、謎の黒い影が地面から染み出してきて、店の窓を破壊して襲いかかってきた。黒い影の正体こそ、大戦で猛威を振るい始めた兵器、“フロイト”。滝川がモップで抵抗するも、あっけなく敗北。絶体絶命の状況で、フロイトに飲み込まれそうになった少女は、バニ沢にある言葉をかける——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 01:24:08
39157文字
会話率:53%
十年前とある村で起きた児童連続殺人事件。唯一の生存者である安東琴音は事件当日の事をショックから忘れてしまい、村人から迫害を受け村を離れ都会で一人暮らしていた。
もうすぐ事件が起きた日が近づく中、突然「十月二十一日、わすれないで」という謎の声
を聞き、その時から妙な黒い影を見るようになった。アレに見つかってはいけない、何故かわからないがそう考えてしまい影から隠れてやり過ごす。
ある日事件被害者の一人の父親が琴音を尋ねてきた。そこで聞かされたのは、あれから村では変死事件が続いており十年前の事件は終わっていないという内容だった。村に伝わる「オニワさん」という存在。それの仕業だと村人は怯えているらしい。
次の被害者はお前かもしれない、何が何でも「あの日」何があったのか思い出してもらう、と協力を要請してくる。
十年前、一体なにがあったのか。殺人犯なのか、オニワさんなのか。現実的な犯人説とオカルト的なオニワさん説、二つの観点から事件の整理をし真実を探す。
エブリスタ、カクヨムに掲載済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 07:38:33
140709文字
会話率:52%
専門学校に通う清水桜良(きよみずさくら)。母親が朝起きて家にいないことは当たり前、暴力を受けるのも当たり前な生活を送っていた。ストレスの中で桜良は、薬の過剰摂取、オーバードーズに手を出してしまう。学校の友達には言うことができず、優等生を装
っている。しかしそんな中で、2個隣のマンションの部屋に住む幼馴染である空との仲も深まっていく。
日々を共に過ごしていくごとに、だんだん恋心を自覚していく桜良。しかし、オーバードーズをしている自分なんて恋していいのかと悩んでしまう。その桜良の様子のいつもとの違いに少し違和感を感じる空ではあったが、桜良を傷つけたくないと、なかなか声には出せない。
そんな2人の迫りそうで迫らない関係に、黒い影が迫っていた。果たして、黒い影の正体は誰なのか。桜良と空、2人の運命はどうなるのか。青春×人間の病みを描くストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:17:12
82266文字
会話率:47%
絵師・栄松斎長喜は、蔦屋重三郎が営む耕書堂に居住する絵師だ。ある春の日に、斎藤十郎兵衛と名乗る男が連れてきた「喜乃」という名の少女とで出会う。五歳の娘とは思えぬ美貌を持ちながら、周囲の人間に異常な敵愾心を抱く喜乃に興味を引かれる。耕書堂に居
住で丁稚を始めた喜乃に懐かれ、共に過ごすようになる。長喜の真似をして絵を描き始めた喜乃に、自分の師匠である鳥山石燕を紹介する長喜。石燕の暮らす吾柳庵には、二人の妖怪が居住し、石燕の世話をしていた。妖怪とも仲良くなり、石燕の指導の下、絵の才覚を現していく喜乃。「絵師にはしてやれねぇ」という蔦重の真意がわからぬまま、喜乃を見守り続ける。ある日、喜乃にずっとついて回る黒い影に気が付いて、嫌な予感を覚える長喜。どう考えても訳ありな身の上である喜乃を気に掛ける長喜に「深入りするな」と忠言する京伝。様々な人々に囲まれながらも、どこか独りぼっちな喜乃を長喜は放っておけなかった。娘を育てるような気持で喜乃に接する長喜だが、師匠の石燕もまた、孫に接するように喜乃に接する。そんなある日、石燕から「俺の似絵を描いてくれ」と頼まれる。長喜が書いた似絵は、魂を冥府に誘う道標になる。それを知る石燕からの依頼であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 00:00:00
143048文字
会話率:37%
盗賊団のアジトで生まれた少年、最強の剣士と呼ばれる少女....姉弟の契りを交わした二人の出会いが運命の歯車を動かす。
闇に包まれた血の渇きと黒い影...その中でも少年は夢を掲げた...大好きな姉のために。
※この作品はpixivにも掲載し
ております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 12:50:00
98161文字
会話率:41%
ホラーです。
このブランコを夜に見ると、そこには黒い影があるんだって
最終更新:2024-03-18 12:34:40
800文字
会話率:78%
その世界は、四つの大国が並ぶ世界、そこで巻き起こる……数多の事変と消える命。その大きくどす黒い影の中に……宝石達は何を思うのだろう
最終更新:2024-03-03 13:12:20
5354文字
会話率:41%
『拝啓、最愛の獣人ベルリ様へ。今日私はあなたとの結婚の約束を破り、獣人を迫害した国王と結ばれます』
美しい歌声で人々から愛されてきた公爵令嬢のカイナは、何十人もの女性と結婚している愚王の新たな妻として嫁ぐことになる。しかしカイナにはかつて、
結婚を約束した狼獣人のベルリがいた。十年前の幼き日に交わした約束が果たせないことを悲しく思うカイナは、ベルリを想い結婚式会場で歌を奏でる。すると天井のステンドグラスが割れ、黒い影が舞い降りて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 12:00:00
15187文字
会話率:33%
原稿を書いている僕のもとに、突如現れた黒い影。
その影と話しているうちに、僕は目を背けていた現実に向き合う事になる。
最終更新:2024-01-26 21:25:01
9603文字
会話率:40%
物の化身が見える青年が勤める、探し物屋の話です。現代ファンタジーです。
宵ノ三番地という名の探し物屋がある。
濁った翡翠の瞳を持つオッドアイの青年、瀬々市愛。彼は店長代理で、特殊な力を持ち、物に宿る思いが化身として見えるという。
愛の
幼なじみで歌舞伎の家に生まれた青年、御木立多々羅。彼は愛のお世話係だ。
持ち主を思うネックレス、隠された結婚指輪、黒い影を纏う禍つものなど、それらの思いを聞き、物達の思いに寄り添いつつ、彼らと人との絆を深めていく。
瀬々市の家族、時の喫茶店、恋する高校生、オルゴールの少女、宵の三番地の用心棒達、零番地の壮夜。
多々羅の隣で、愛は自分の過去と向き合う決意をする。
彼らと共に過ごす、愛と多々羅、探し物屋のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 22:14:14
219232文字
会話率:48%