牢獄同然の塔の中、最後の王女は両親の死刑の執行を知らせる鐘の音を聞いた。
共和を求める民衆によって革命が起きてから、四年後。全てを失ったリリス=マリー・ド・デュランシスは両親のために祈りを捧げる。そんな彼女の前に立っていたのは、共和派
に協力して革命軍の先頭に立った公爵の息子であり、かつての婚約者であったエセルディ=ルイ・クラウスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:11:44
6706文字
会話率:29%
前世の記憶を持って異世界に生まれたオリヴィアはこの世界で前の世界の余生を楽しむつもりでいた。
前世では人並みに恋をして、結婚をして、子どもを育てた。だから、子爵令嬢である今の人生を自分の思うまま、好きなことを嗜みながら、のんびり過ごしてい
こうと。
前世の人生を思い出しながら執筆したら、そこそこ有名な作家になれた。私は今、正体不明の謎多き作家“オーリー・E・ヘニング”としてそれなりに稼いでいる。
18歳になった半年前、ある出来事をきっかけに幼馴染みのテオドールと婚約することになった。彼は優しいし、自分でいうのも何だが、私のことを好きでいてくれている。――と、そう思っていたのだが……?
※このお話は、短編『午前0時の鐘の音が鳴り終わる前に』のその後の物語です。読んでいなくても分かるように…書く予定です。
※設定はゆるめ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 06:00:00
100414文字
会話率:38%
午前0時。
とある世界の御伽噺でプリンセスになった御令嬢の誰もが知る有名なお話。
この世界にはそんなお話、ないんだけどね。ただ、そんなこともリアルにあり得はする様な世界に転生したのは、今から17年前のことだった。
違う世界で生きていた
記憶を持ったまま転生したが、だからといって、チートな能力とか、前世の記憶から役立つ様なスキルを持っている訳でもない。ごく普通の人だ。
―――ただ、私は両親さえも知らない“もう一つの顔”を持っていた。
※設定はゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 00:00:00
5276文字
会話率:37%
※R15作品です。
平和で小さな村に住んでいた少女。家には両親に兄。彼女は不自由もなく、穏やかに過ごしていた。
しかし、その日々は前触れもなく崩れ去る。ある日、襲撃を報せる鐘の音とともに。
最終更新:2024-01-08 06:53:25
270850文字
会話率:51%
この世界に"魔法使い"と呼ばれる存在がいた時代、魔法使いと同じく存在していた"スケアリー"と呼ばれる者達は人間達から忌み嫌われていた。
『人間が眠っている間、この街はスケアリーだけのもの。0時を告げ
る鐘の音と共に人間は眠りにつき、朝の訪れを告げる鐘の音が鳴るまで絶対に目を覚ますことはない。0時から6時のまでの6時間は、スケアリーたちの為だけにこの街は存在するのだ』
魔法使いは人間からスケアリーを守る為、迫害されたスケアリー達が集った街にそう魔法をかけた…『スケアリータウン』の始まりである。
魔法使いが魔法をかけ数百年以上経ち、この世界から魔法使いもスケアリーもいなくなった今尚、スケアリータウンには魔法がかけられたまま。
その為、この街の住民は0時から6時までの6時間は目を覚ますことなく眠りつづけるし、住民でなくとも街に足を踏み入れればその瞬間魔法にかかる。
ーー住民も、街に訪れた者も、0時から6時までの6時間は目を覚ますことなく眠りつづける。
ーーーその6時間だけ目を覚ます、この世界からいなくなったはずの"彼ら"の存在に気づくことなく、眠りつづけるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 01:30:26
24648文字
会話率:21%
男シンデレラ×王女様!
農業と交易で栄える王国・レヴオルロージュ。サンドール子爵の子リオンは、母亡き後に現れた継母とその娘達に使用人同然の扱いを受け、扱き使われて暮らしている。そして、家事や雑事に追われて灰や埃にまみれたリオンのことを
継母と義姉達は「灰かぶり」と呼んでからかっていた。
ある日、王宮で舞踏会が開かれるという知らせが届いた。魔法使いが用意してくれた衣装とガラスの靴を身に纏い王宮へ向かったリオンは、王女と共に踊って楽しい時間を過ごす。12時になれば魔法が解けてしまうと言われていたため鐘の音に慌てて帰宅しようとするが、その際にガラスの靴を落としてしまうのだった。
やがて、舞踏会からしばらく経った頃。リオンはガラスの靴を探しているうちに数多のガラスを収集するようになり、「硝子庭園」の主になっていた――。
落としてしまったガラスの靴を探す灰かぶりの令息と、拾ったガラスの靴の持ち主を探す王女の物語。
※R15は保険です。過激な描写はほとんどありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 00:00:00
142710文字
会話率:58%
内気なソフィア=ドレスデン侯爵令嬢の婚約者は美貌のナイジェル=エヴァンス公爵閣下だったが、王宮の中庭で美しいセリーヌ嬢を抱きしめているところに遭遇してしまう。
ナイジェルから婚約破棄を告げられた瞬間、大聖堂の鐘の音と共に異変が――。
あら?
目の前にいるのはわたし…?「お前は誰だ!?」叫んだわたしの姿の中身は一体――?
何故こんな展開になってしまったの???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 10:52:15
33600文字
会話率:38%
伯爵令嬢のリシュアは、男爵令嬢を虐めたとして婚約者から婚約破棄された上に、階段から突き落とされてしまう。
死を覚悟したリシュアだったが、突然鐘が鳴り響き、気づけば5年前に時間が戻っていた。
「なにこれ?! あのあとわたくし、どうなり
ましたの?!」
混乱していたらまたもや鐘の音がして5年後へ帰ってこれた。
だがリシュアが見たものは、ブチ切れた隣国の皇子ランティスに、大事そうに抱えられた自分自身で――。
「なにこれ?! 幽霊?! わたくし死んでしまったの?!」
「殿下はわたくしのことが嫌いなはずでは? どうしてこんなに怒ってくれるの?」
ゴーン、ゴーン。
「また鐘の音がしますわ?!」
結局、5年前に戻ってきてしまったリシュア。
すると、ランティスと同居することになっていて、毎日愛を囁かれる事態になってしまう。
「大好きだよ。リシュ」
「わたくしの知っている殿下じゃないわ?!」
これは、タイムリープ能力に目覚めた令嬢が、過去・現在・未来を行き来しながら、スパダリ隣国皇子に溺愛される物語。
カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 22:17:02
91872文字
会話率:36%
「椿木(つばき)翔(しょう)、おめでとう! あなたは一千万分の一の奇跡のブリーフを手に入れたわよ!」
夏の暑さと蒸れの不快感に負け、ついに禁断のアレ(ブリーフ)に手を出してしまった俺、椿木翔(つばきしょう)
鐘の音と共に突然現れた美少女妖
精ヴィーと一緒に『インナーズクエスト』を始める準備をすることになったのだが――
お色気要素アリの冒険風コメディ短編です!
ノベルアッププラスにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 14:15:37
3882文字
会話率:39%
不思議な鐘の音が鳴り響く時、それは、非日常へのお誘いの合図。
もしも、聞こえてしまったらご用心。2度と家に帰ることはないだろう。
逃げることは不可能だ。それはきっとあなたはの帰り道にあらわれるのだから…。
最終更新:2023-07-13 10:14:28
9489文字
会話率:42%
(主人公、鈴木春香は、初詣のために神社にやってきた。彼女は少し不安そうな表情で手を合わせている。)
春香(つぶやく):神様、どうか私の運命を変えてください。もう少し幸せな人生を歩めるようにお願いします。
(神社の鐘が鳴り、春香は驚きます
。)
春香:えっ、こんな時間に鳴る鐘?何かしら…?
(鐘の音が響く中、突然一陣の風が吹き荒れ、春香は目を閉じて身を守るようにする。そして、風が収まると、目の前に神様の姿が現れます。)
神様:お前の願いを聞いた。運命を変えるチャンスを与えよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 09:52:56
6866文字
会話率:0%
この世界には不思議な鐘がある。
その鐘はずっしりと大きく、いつも世界を見守っている。
だれが作ったのかも、いつ作られたのかもわからないその鐘は、
人々の生活に溶け込んでおり、疑問に持つ者はいても、
邪魔に思ったり、排除したりしようとする者は
いない。
なぜならその鐘は、人の願いを聴き叶える鐘とされているからである。
頻繁に使われるわけではないが、ひと月に1度ほど、その鐘の音は街を包む。
人生に満足している人は鐘をならさない。
なぜならその鐘は、願いを叶えるが、そのことが人間にとっての良い悪いとは別だからである。
鐘はある意味、その世界で最も純粋な存在であり、最も残酷な存在ともいえる。
これらの理由から、人々は鐘を残し続けている。
そんな鐘を鳴らした者達に起きた境遇を語っていく、物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 15:23:09
843文字
会話率:8%
聖者の世界でを護る鐘の音が暴走している。鐘の目を覚ますには、聖者達の力ではなく「悪魔」の力が必要だった-
最終更新:2023-01-01 20:00:00
26151文字
会話率:48%
四十路過ぎの海賊団の船長が、立ち寄った島の修道女に迫られる小話。
※いでっち51号様主催「なろう恋フェス」参加作品です
最終更新:2022-12-15 15:00:00
1634文字
会話率:45%
『猫たちの時間』シリーズ11。
俺、滝志郎。人に言わせりゃ、『厄介事吸引器』。
周一郎がスペインに消えた。
俺に残されたのは遺書めいたセリフとガルシア・ロルカの詩集。坊っちゃま命の高野は半狂乱、何をトチ狂ったのか、俺に周一郎捜しを手伝えと言
う。スペインに引っ張り出された俺の前に立ち塞がるのは、周一郎の過去に絡む妖しの影、魔物かそれとも人の子か、スペインの空に葬送の鐘の音が響く。死ぬなよ!周一郎! 俺の叫びは届くのか……。
この作品は「アルファポリス()」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 00:00:00
73840文字
会話率:59%
ある日、大学時代に付き合っていた元彼の霊が現れた。
成仏させるために奔走する中、未練・煩悩を払うため大晦日の夜にお寺の鐘を搗くと、鐘の音が鳴る度に1つ、また1つとひまわりの花が現れる。
年が明け最後の鐘を鳴らした時、ひまわりは花束になり
、花言葉を残して彼は消えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 23:25:42
999文字
会話率:34%
哀しい理由により15歳で命を落とした少年、桃ノ木 鷲太(もものき シュウタ)。死後、出会った死神の凡ミスによって異世界へのチート転生を運よく果たせることとなった、ラッキーボーイ。転生を果たすも、生前のいまわしい記憶が彼の前途に届くはずの祝福
の鐘の音を時折かき消してしまう。シュウタにとっての祝福の鐘の音とはなにか? つらい記憶をかかえながらも、一歩ずつ前を向いて歩を進める気にさせてくれるのは、唯一の旅のパートナーである妖精のリンクの存在だった。転生後の旅の目的は、死神から託されたリンクを女神ルシルのもとへ無事に送り届けることだった。シュウタはファンタジー系のゲームが好きで、死の寸前まで自室のベッドの上で連射パッドを握り締めていた。ゲームの世界の中でだけ彼は強くなれる方法を実践し続けられた。他の誰にでもできることだが、彼は、もうそれしかできなくなっていた。自宅を一歩出れば、いじめと言う生き地獄しかなかったからだ。そこでの日々は、図られた友情と孤独の連鎖、その果ての破滅を喰らって楽しく成長する魔少年たちのはびこる牢獄学園でのパシリ生活。耐えかねて死んだ彼を今一度、現世に戻そうとする死神は彼に同年の魔法使いを紹介した。名を戦記 翔太(おののき ショウタ)と言った。それが一度目の死神とシュウタの出会いだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 02:47:51
176195文字
会話率:29%
ある町の夜、一つの鐘が鳴り響く。
その鐘の正体はこの街を見守ってきた時計台だった
その鐘の音を聞きながらある人物が横たわっていて・・・
最終更新:2022-10-15 01:04:42
408文字
会話率:9%
「あなたが好きだ。報われることがないと分かっていても、心が奪われて、抗えなかった。何度繰り返しても、この気持ちは変わらない」
ウィルフレッドは、第二王子セオドリックの婚約者、アシェリーをひそかに愛していた。
ある日アシェリーは階段から転落
し、記憶を失ってしまう。セオドリックとの婚約は破棄となり、アシェリーはウィルフレッドと共に静養地へ向かうことになった。
しかし二人は再び不幸に見舞われる。必ず守ると誓ったのに、ウィルフレッドは自分の気持ちを打ち明けることもできぬまま、命を散らしてしまった。
そして鐘の音が響き渡る時、ウィルフレッドの生がもう一度始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 07:15:02
50833文字
会話率:49%
魔法があり、魔物がいる世界。
そんな世界の片隅の、ブドウ畑とお酒が名産の平和な村で、一人の少年は一面のぶどう畑を見てため息を吐いていた。
繰り返される日常に鬱屈としていた彼は、本で語られる物語に希望を見出していた。
外の世界はもっとワクワ
クに満ちていて、達成感を得られるような体験ができるはず。そう思う少年の耳に、村への来客を告げる鐘の音が鳴る。村にやってきた3人の旅人との出会いは少年の心を大きく変えることになる。
皆と言葉を交わせた末に、彼が最後に掴み取る結末は…………
これは、彼が村を出ることになるまでの、ちっぽけな物語。
※3話構成、35000字強の中編です。8/10まで毎日投稿します。
※小説家になろう様の他、Nolaノベル様の方にも投稿しています。
※処女作です。書き手としてばりばりのニュービーです。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 19:00:00
36520文字
会話率:42%
あの人に、私は全部を捧げた。
遠慮も貴方への供物。
貴方が崇めるのが“主”だとするなら、貴方こそが私の“主”だった。
それなのに。
――あえてこう名乗り、語ろう。
これは、ただ一匹の、堕天使の物語。
最終更新:2022-08-06 01:48:17
5967文字
会話率:13%