「リンティーナ=ミラーフォトン公爵令嬢っ。貴女との婚約は破棄させてもらいます!!」その言葉に本当ならば喜んではいけなかったのでしょう。ですが、わたくしはどうしても、どうあっても、喜びを隠せませんでした。王妃教育。将軍や近衛騎士団長といった猛
者たちに痛めつけられ、死ぬ前に治癒魔法をかけられてまた痛めつけられるだけの日々から逃れられるとなれば喜ばないはずがないでしょう。そして、わたくしは新たな婚約者と出会います。「── 我が全霊をもってめくるめくハッピーライフを約束しようではないかっ」なんだか物理的に距離が遠い、女性が苦手な貴方に。これは文字通り血反吐を吐くほどの王妃教育から解放された公爵令嬢が幸せになるまでの物語である。──短編『王妃教育は文字通り血反吐を吐くものでしたので、喜んで婚約破棄を受け入れました』の連載版となります。第一話は短編と同じ内容ですので、短編のほうをお読みになった方は第二話からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 12:38:39
82088文字
会話率:32%
どうしようもなく追い詰められた世界。単騎で軍勢を皆殺しとする魔族や悪魔が跋扈する時代、どん底の底まで落ちた中、しかし平和を掴み取ってやると足掻く者たちは確かに存在していた。「みんな真面目だねー。まあ私はぐーたらスローライフができればそれでい
いんだけど」世界の命運なんてどうでもいい、世界平和のために戦うなんてまっぴらで、とにかくぐーたらできればそれでいい少女はお姫様や自称大天使、もふもふコカトリスなんかを拾いながら安息の地を求めるのだが──どうしようもなく追い詰められた世界で安穏と過ごせるわけもなく。これは他人の力を借りることでようやく真価を発揮できる少女が血反吐を吐きながらぐーたらスローライフを掴み取るまでの闘争の物語である。※本作はシリーズ内の他作品を読んでいただいたほうが楽しめるものとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 17:39:25
72601文字
会話率:35%
「リンティーナ=ミラーフォトン公爵令嬢っ。貴様との婚約は破棄させてもらいます!!」その言葉に本当ならば喜んではいけなかったのでしょう。ですが、わたくしはどうしても、どうあっても、喜びを隠せませんでした。王妃教育。将軍や近衛騎士団長といった猛
者たちに痛めつけられ、死ぬ前に治癒魔法をかけられてまた痛めつけられるだけの日々から逃れられるとなれば喜ばないはずがないでしょう。そして、わたくしは新たな婚約者と出会います。「── 我が全霊をもってめくるめくハッピーライフを約束しようではないかっ」なんだか物理的に距離が遠い、女性が苦手な貴方に。これは文字通り血反吐を吐くほどの王妃教育から解放された公爵令嬢が幸せになるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 21:13:01
11887文字
会話率:37%
その日、住宅街にある一家で悲惨な事件が起きた。
その事件により、父親と母親が胸を裂かれて死んでしまっている所を、彼らの息子である■■■■が見つけた。
その瞬間、■■■■まで、父親と母親を殺した黒いナニカに首を突き刺されて意識を失くしてしまう
。
しかし、目が覚めると見知らぬ部屋で寝ており、『守印』という組織に属している男から一室に連れ出された。
そして、その男から自分がどんな状態にあるか聞かされた■■■■は、驚愕した。
何故なら、自分自身の名前が分からないからだ。いや、それだけでは無い。
■■■■という人物がいた事すら無かったことになっていたのだった。
暫くして落ち着いた■■■■は、男から自分を刺した黒いナニカは『カオナシ』と呼ばれており、そいつを倒せば名前が戻ってくるということを教えて貰う。
混乱しながらも■■■■は、『カオナシ』を倒すことを決意した。
これは、一般人であった■■■■が、自分自身の名前を取り戻す為に力を手にして行き、血反吐を吐きながら理不尽な力という絶望に抗って行く物語。
______________
*初めての執筆である為、誤字や脱字、話の順序が可笑しい所があると思います。
誤字や脱字を見つけた際に、私に報告して下されば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 22:06:45
1120文字
会話率:41%
スラムで何の変化もないつまらない毎日を送っていたカイはその日、人生を大きく変える運命的な出会いを果たした。
ゴミ捨て場のゴミに混じって1人の女が落ちていた。
「超絶天才美少女魔法使い、ステファニー・ヴィオネとは私のことよ!」
カ
イはその言葉に半信半疑ながらも駄目元で彼女に魔法を教えてくれと弟子入りを頼んだ。
「はっきり言ってカイに魔法の才能は無いわ。血反吐を吐くような修行をしてやっと一般的な魔法使いレベルになれるかどうかってところね。それでもカイは私から魔法を教わりたい?」
弟子入りの前に才能が無い事実を叩きつけられたカイはそれでもと弟子入りを決意する。
「カイ、魔法を上手く扱えるようにするために何が一番大切かわかるかしら? 自信よ。己に、己の魔法に絶対的な自信を持つの。少しでも自分の魔法に疑問を抱いてしまうだけで精度に大きな差が生まれるわ。だから常に自分に自信を持ちなさい」
「カイ、このキノコは焼くととても香ばしい香りがして美味しいのよ。でもこのキノコに似た毒キノコがあるから注意が必要なの。傘の裏側によく見ると薄くて青い斑点があるでしょ、それが毒キノコよ。食べると3日はお腹を下して地獄を見ることになるから注意しなさい」
彼女は魔法もそれ以外のことも、色んなことを俺に教えてくれた。
「いやッ!! これ以上私に近寄らないで!! どうせ、どうせどうせどうせあなたも私を裏切るんでしょ! いやいい聞きたくない何も喋らないで! 早く私の前から姿を消して! これ以上近づくなら跡形も無くあなたを消し去るわ!!」
彼女は酷く怯えていた。
彼女に手を差し伸べようとしても拒絶される。
こんな俺が彼女を救うことができるのだろうか。
いや、違う。これまで俺は散々彼女に色々と与えてもらってきたじゃないか。
今度は俺が彼女に与える番だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 18:07:02
50463文字
会話率:42%
「共に憎き『天界』から世界を救おうではないかッ!!」
親無し友無し恋人無しのチンピラ高校生樋田可成。ヘタレと卑屈と極めるクソヤロウでありながら、その胸に不相応なヒーロー願望を有する彼は、ある日天使を名乗る謎の超絶美少女から中途半端な時間操
作能力と、世界の救済というとんでもない重責を押しつけられてしまうことになる。
天使と異能者が跋扈する現代日本を舞台に、外道が邪道に王道を往く厨二バトルファンタジー。主人公たりえない者が主人公になろうと血反吐吐いて足掻いていく――――そんな更生物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 09:43:04
1028497文字
会話率:30%
俺の名前はルイス。ブレイブ科2年だ。同じ科の皆が血反吐を吐くような努力をしている中、俺はいつも通りジュースを片手に屋上のベンチからその様子を眺めていた。要するにサボりだ。こんな素行の悪い俺だが常に成績はトップで技術テストはいつも最優秀枠。小
さい頃からずっと神童って呼ばれてきたくらいだ。自分で言うのもなんだが、俺には才能があるのだろう。
「ルイス君みっけ」
後ろから声をかけられ振り向いた先には…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 02:56:38
4245文字
会話率:57%
それは彼女がまだ、中学生の頃の出来事だった。
高校受験の結果が通知され、彼女は浮かれていた。制服が可愛いと評判の高校に通うことができ、順風満帆、齢十六才にしながら人生で最も幸福な時間だったと後に語られることになる刹那の一時。
その日
こそが彼女の人生のターニングポイント、そこから先はあまりにも凄惨で、彼女の顔から笑顔を、幸福を奪う。
しかしそれでも彼女は生き続けた。
復讐したい相手がいる。いつか殺してやろうと血反吐を吐いた。
可憐だった少女は屈強な肉体を手に入れ、拳だけで人を殺められるほどの力を手に入れていた。
そんな彼女はある出会いを果たす。
メルツェル=ワードナー、【全てを焼き尽くす残忍な炎(アスモデウス)】と名乗った彼女に、彼女は尋ねるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 17:24:04
11238文字
会話率:35%
魔王を倒した五英雄のうちの1人、カルロスの子供ミラルカには才能が無かった。しかし、父や周囲の人からの期待は大きく、それに応えるためにミラルカは血反吐を吐くような努力を重ね、第二の英雄世代と呼ばれる天才たちに並ぶ力を手に入れる。15歳になった
ミラルカは王立ルトリア学園に入学する。最初こそ長年の努力の成果で学年上位の成績を維持していたが、やはり才能という壁は大きく、3年生になる頃には学年最下位になっていた。それにともない、周囲のミラルカに対する評価も落ち、ついには『出来損ない』と呼ばれるまでようになった。だが、3年生に進学して一週間ほどたったある日の夜、今までの人生を大きく変えるある出来事に遭遇する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 21:55:53
365文字
会話率:0%
世界を牛耳る四武家。その一つである武蔵にいる雑用係の紅 煉。彼は、ヒーローに憧れていた。弱き者を守るために勇猛果敢に戦う姿に尊敬を抱いていた。
だが、社会の理不尽が彼女を襲う。抗うことを諦めた時、煉のちっぽけな勇気から放たれた一言で剣姫は覚
醒する。全ては背中を見て追いかけて来てくれてる男の子のために。
ヒーローに憧れた男の子もまた男であった。全てはヒーローとして憧れた彼女に追い付き、隣に立てるように。血反吐を吐きながら体を鍛え上げた。
剣姫とヒーローに憧れた少年が相まみえる時、武家の思惑、剣姫の使命、世界を巻き込んだ戦いになる。
恋焦がれた時、世界は動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-29 20:48:00
4219文字
会話率:66%
舞台は江戸初期。金平糖屋のせがれに恋した音子だったが、或る日母親が両想いのせがれと不倫をしているところを目撃する。絶望した音子は、何も言わずに母と帰宅をする。その道中にタンチョと遭遇をする。母親は悪阻と同時にタンチョウの頭のブツブツに吐き
気を覚えて、音子にそのタンチョウを殺せと命ずる。タンチョウを殺した音子を目撃していた佐々木小次郎は、立派な鶴殺しとしてとっつかまえる。
音子は小次郎に連れていかれるも、実は小次郎は音子を庇ったに過ぎなかった。鶴殺しの罪は母親に着せられた。詰まる所、音子と小次郎は夫婦となり、子を授かる。小次郎は父親に音子を紹介しようとするも、その父親は音子の実の父親でもあった。つまり、小次郎と音子は兄妹だったのだ。
赤子は最寄りの寺にあずけて、音子自身は遊郭へと身を投げた。その分のお金は、自分の子供へと送るという約束で。
赤子は大きくなり、大道芸人として相模湾で神通力を披露する。人気者になった矢先に、余所者から神通力の種を暴かれてしまう。しょげている音子の息子を見ていたひとりの武士が励ましてあげた。その武士は佐々木小次郎であった。お互いに血が繋がっている事はしらない。
江戸後期にもなれば、武士は世間から除け者にされていく。小次郎は仲間が社用族になるのを黙ってみて、自分だけ一生懸命に武士として生きた。だが、小次郎もやり切れなくなる。小次郎は遊郭へと通う様になり、貢いできた女にも裏切らてしまう。のらりくらりと夜の街を歩いていれば、夜鷹となった音子が小次郎を誘惑した。もちろん、二人は知らない。小次郎は音子と寝た。同時に小次郎は遊女から結核をもらっており、夜鷹の音子からは梅毒を移されしまった。
励ましてもらった大道芸人は小次郎のあとを追っていて、見つけた時には小次郎が血反吐をはいていた。名の無い大道芸人は、小次郎から刀と名前をもらう。佐々木小次郎として音子の息子は生きると同時に、夜鷹の音子となんやかんやで親子であると悟る。小次郎は、母親の音子のためにペニシリンで梅毒を治療してやり、二人は慎ましく生きるのであったとさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 18:12:39
27626文字
会話率:58%
神の力が国々を成す世界、その加護のもと人々の営みは廻る。古来から絶えず国境に襲い来る怪物と呼ばれる災いがあり、それを狩る者が集い、やがて騎士団を築いた。生命の神サナスが統べる国の辺境に、誰ともなく「みなごろし騎士団」と呼ぶ部隊があった。みな
ごろし騎士団の「戦利品」である青年ソラムと、その所有者である少女アモ。血反吐に塗れた戦いに明け暮れる日々はやがて、国々と神を巻き込む巨大な渦に飲み込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 04:37:17
3875文字
会話率:34%
異世界へと転生した娘っ子が自分はヒロイン()、 世界が乙女ゲーム「ドキドキ恋愛学院☆桜の下で捉まえて!」と勘違いして大暴走。
元々逆ハールートは無かったのに、攻略対象者達の心の傷につけ込んで、もとい、傷を癒して作り上げた逆ハー。
5人
中、3人を落として仕上げのイベント、いけめんひーろールートのライバル令嬢クリスティアナを悪役令嬢として断罪! ファンファーレ!
そんな予定でした。
でも残念!
予定は未定。
この世界はゲームじゃありませんでした。
そんな大逆襲、ザマァされたヒロイン()が学園を去ってから真の物語が始まる。
その名も乙女の正妻戦争___
方や心技体に自信あり、あふれる乙女力は武力の力! 全力全開のゴリラ令嬢!
方や実家も又自分の力、政治力を駆使して戦います! 確変覚醒モードの踏み台令嬢!!
女傑2人に挟まれた獲物の明日はどっちだ!?
尚、作中でヒロイン()の登場は殆どありませんので悪しからず。
又、ヒロインの後に付く()は、()だけで正解です。
正常です。
「w」とか「自称」とかご自由にお入れ下さいませませ___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 15:01:37
76099文字
会話率:25%
日本が秘密裏に抱える内外の問題処理部隊、特務機動国防特選班。決して公には出来ない仕事をこなす班で、主人公月島 美琴は血反吐を吐きながら手にした戦闘能力を手に日々空虚な日々を過ごす。
脛に傷が成りながらもその道のプロ達が集まる班が、ある日
九条院 純花の護衛任務が下される。
そして美琴は純花の同級生として、学生と暗殺者の二重生活が始まる。
冷たい現実しか知らない美琴と、暖かい現実を知ってしまった純花の血と硝煙に塗れた青春が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-27 07:00:00
43351文字
会話率:43%
人は、死ぬものだ。
偶然に、必然に。その運命は平等に訪れる。
だが、「フラれたショックで足を滑らせ落下死」なんて許容できるものではない。
それでも認めるしかない運命と、新たなる生――――別世界で貴族として生きる人生を手に入れた主
人公が、血反吐はいて頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-19 07:31:52
6299文字
会話率:24%
某帝国の地方役人の主人公は、安月給で日々帝国臣民の為に
血反吐を吐きながら仕事してたが、食べるだけでも大変な程
に生活が困難であった。
そんなある日、新しく設立された組織の広告が目に入って来た。
その広告とは.......
最終更新:2018-12-30 19:23:56
2490文字
会話率:10%
最強魔法使いと言われる少女はランク最低の魔法使いだった。
喋る不思議なブレスレットと血のにじむ(血反吐を吐き)努力の末気づけば恐ろしい力を手に入れる。
そして自由気ままな好奇心の赴くままの冒険が始まる!
最終更新:2018-09-23 01:41:06
9222文字
会話率:43%
執事歴25年。あらゆる大富豪に仕え、その無茶ぶりを実現してきた男、アライ。彼はさる富豪を成田で見送った帰り、謎の落とし穴にハマって異世界へ転移してしまう。落下ダメージで重症を負い、生死の境をさまよったアライを救ったのは、サルモジリナ王
国の男爵令嬢だった。
「いーい? わたしが合図をしたら、『シュンッ』て来てね! ぜったいよ!」
空からやってきたアライを、物語に登場するスーパー執事と勘違いするお嬢様。
命の恩人にして純粋無垢な少女の夢を守るため、また執事としての矜持を貫くために、彼は今日も不可能を可能に変えていく。
漫画やアニメでよく見る『瞬間移動系スーパー執事』が、裏でどんだけ血反吐を吐いているかを描いた小説です。
ネタが思いついた時だけの不定期更新になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-13 08:11:52
6627文字
会話率:34%
これは俺と少女の物語。儚げで優しく、健気で繊細な、胸がツルペッタンコで顔立ちの整っていない不幸な少女と、それを見守る勇敢な俺の物語だ。
それはまるで、雪山で遭難した小屋の中にたった一本だけ置かれていた芯の無い蝋燭や、火災現場で鍵の壊れ
た室内に取り残される様な、無価値な物語。
世話焼きな七人の小人も、池の中で木こりが落とす斧を待ち続けているバカな女神も、少女に微笑んではくれない。だから俺は、それでも俺は、少女の幸せを願い、探し続ける。
もしそれが鼻で笑われるような下らない平凡だとしても、盤石の平和を築く異世界に転生した男子高校生だとか、ツインテールの似合わない魔法少女を描く平凡な筋書きが待っていようとも、俺と少女には、声が嗄れる程の懇願を続け、血反吐を吹き散らしながら追い求める奇跡に近い。
最後に待つのは平凡か不幸か、ガラス片が散らばる道で素足か靴か、選択肢は少ない。それでもやはり、願い続ける他に選択は無い。
これは、俺と少女の物語。美しく華麗な少女と、無知で臆病な俺の物語。目を背けたくなる残酷な奇跡。そんな矛盾を生み出しているのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 05:52:26
117155文字
会話率:43%
昔々、あるところに桃太郎と呼ばれる勇敢な少年が居ました。
彼は人々に迷惑を掛ける鬼たちに痺れを切らし、お供を連れて鬼を懲らしめに向かいました。
しかし鬼たちには害意など毛頭無く、ただ人間達と仲良くしたかっただけなのです。不器用な彼ら
には、ちょっかいを出すという結論しか出す事が出来なかったのです。
結果、鬼たちを簡単に屠ってしまった桃太郎は、人々に盛大に迎え入れられ幾千もの時を超え現代まで語り継がれる英雄となりました。
――だが、この話はここで終わりでは無いのです。鬼は全滅していない。どころか、桃太郎が葬った鬼は彼らの中で戦士と呼ばれたほんの一握りだったのです。
彼らは考えました。桃太郎が喉から血反吐を出しても尚、叫びもがき苦しむ程の復讐を。それが自らの種を冒涜するようなモノであっても。
エブリスタでも同様に公開しています。此方よりそっちの方が更新早いです。一頁千文字程度なので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 11:02:57
16053文字
会話率:36%
異世界転移。
異世界で特殊な力を持ち、 勇者や英雄になる物語。
初瀬浩太(はつせこうた)とその彼女、 片瀬有栖(かたせありす)は高校からの下校中に異世界転移させられ、 地球でない異世界で、 勇者として数多の魔物や魔族と激戦を繰り広げた
。
五年にわたる長き戦いの末、 魔族の王たる魔王と対決、 壮絶な死等の果て、 遂に魔王を討ち、 世界に安寧をもたらした。
浩太と有栖は世界を救った英雄として貴族位の授与、 王女や王子との結婚の話もあったが、 二人が選んだのは帰還。
元の世界へ帰る事だ。
五年間の間、 血反吐を吐いたことや、 仲間を失ったことも有る。
壮絶な日常を送った世界に別れを告げ、 故郷、 地球の日本へ帰って来た。
異世界での五年は地球では一時間にも満たなかった。
壮絶な戦いの数々で数多のスキルや戦闘技術を持っていたが、 この世界で使う機会は無いだろうと生涯封印する事を誓った。
普通の高校生の生活を再開する二人、 だが、 その頃異変が発生。
世界各地で異形の生物の目撃情報が多発、中には人的被害も出ていた。
浩太と有栖はとあるニュース番組に映し出された異形の姿に見覚えがあった。
「これって、 ギガアントか?」
「この大きさに赤い目、 このフォルム間違いないわ!」
なんとそれは、 異世界の魔物だった。
異世界の魔物が地球に現れ、 遂に死亡事件が発生。
そして、 都市部にも表れ世界中でパニックが発生。
あの怪物を知っているのは自分たちだけ、 軍隊の戦車や戦闘機でも勝てない化け物もいる、 対抗できるのは異世界で培った経験とスキル、 戦闘技術を持つ二人だけ。
剣を置き、 全ての力の封印を誓った勇者が再び剣を手に立ち上がる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 16:09:45
657文字
会話率:10%
何も持たないまま、私はこの地に現れた。
行くあても、人生の希望もない。
この地で私は、ただ死なないようにするために、働いて血反吐吐いて仕事をしなくてはならない。
前はそうじゃなかった。のんびりと過ごして、何と無く笑って生きてた。生きるこ
とに苦労なんてしたことなかった。将来だって何となく決まっていた。
けど何故だろう、昔よりずっとずっと環境はサイアクなはずなのに、今の私は生きていくことに精一杯になれるのだろう‥。
王道に異世界に行かせてみたり
困難に立ち向かったり
恋愛したり
そんなヒロインが1人で生きてく話。
見切り発車です。
後味悪くしたいので、ご注意です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 21:40:46
4753文字
会話率:17%