【虐殺者】の汚名を着せられた王国傭兵の戦士エリク。
【才姫】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
二人は国から追われた先で出会い、エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて、二人で旅を繰り広げる。
暴走
気味の前向き美少女アリアと、不器用で愚直なエリク。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 13:32:36
5100469文字
会話率:55%
召喚者、異世界に導かれるの中から登場した闇の僕(しもべ)のお話です。
暗殺や要人警護など裏稼業の内容ですのであらかじめご了承下さい。
投稿は不定期投稿とさせて頂きますが、
投稿日は召喚者、異世界に導かれるの方で前日にお知らせ致したいと思っ
ております。
広いお心で読んで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:00:00
175928文字
会話率:53%
この小説を簡潔に↓
「幼女龍転生 気づいたら異世界にいた俺、憧れの魔王になる。関係ないけど神様から人類大虐殺を頼まれた」
魔王に憧れた少年が幸運にも異世界への転生を果たし、憧れを実現すべく努力する物語。
果たして主人公が世界にもたらすの
は破滅か革命か。それともまた別のなにかだろうか。
「魔王になれるのならば性転換も異種族異世界転生も些細なこと。俺の憧れはその程度で消せるほど小さくない」
「私は魔王に憧れたあの日にバカになった。バカは死んでも治らなかった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:00:00
212352文字
会話率:46%
死ぬ直前に目の前に現れた女神。
人間を虐殺し過ぎたDIDの青年は異世界に追放される事になる。
しかし、異世界では人間ではなくキマイラに転生してしまうが人間の時より活き活きと異世界を遊びまわる。
人間の天敵が自由に生きる冒険ファンタジー
最終更新:2024-12-30 04:25:29
764904文字
会話率:32%
この記事は、戦争の犠牲者になった子供の実話に触発されています。 莫大な痛みと荒廃の中で、彼は生き残って、亡くなった愛する人の思い出にしがみついています。 彼の唯一の希望は、残酷さによって引き裂かれ続けている世界で平和を見つけることです。
それは違いについてではありません。 それは進行中の大量虐殺であり、治癒しない人道的な傷です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:56:06
3262文字
会話率:3%
【中世ファンタジー + 太平天国 + クロックパンク + 農民の一揆】
聖なる法王、黄金の杖
騎士の王、銀糸の床
麦を蒔く者、麦殻を噛み
布を織る者、衣を持たず
イブとアダムが耕す時
貴族と紳士は高座に座すか?
妻を奪い、家
を奪い
両親を斬られ、血が流れる!
人頭は転がり尽きず
血の借りは血で返すのみ!
司祭を斬れ!法王を斬れ!
騎士を斬れ!王を斬れ!
あらゆる不正を斬り倒し
すべての冤罪を清算せよ!
我ら小民、豚羊のごとく
聖女を迎え、虐殺の時を待つ
聖女来たら、司祭はいない!
聖女来たら、王はいない!
聖女来たら、役なく!
聖女来たら、税もなし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 12:00:00
94861文字
会話率:22%
ルチャラ・ムワンサという16歳の少年はアフリカ出身の若い農民で、ヨーロッパの歴史と文化に深い興味を持つ。
彼は常にヨーロッパ風の社会の芸術性、建築、哲学を称賛し、いつかそれらを訪れることを夢見ていた。知的好奇心が旺盛であるため、彼は非常に
機転が利くが、これらの文化を理想化しすぎてその暗い側面を見落としてしまうこともある。
でも、運命に歯車がそう簡単に、彼の信じる妄想をいつまでほっとくことは出来なかったようである。
ルチャラ・ムワンサは異世界にあるエリセリア王国に召喚され、進軍してくるヴレーノル帝国から国を救う任務を託される。
ヨーロッパ風の文化に常に憧れていた彼は、エリセリアの美しさとヴレーノルの軍事的壮大さの両方に感嘆する。しかし、ヴレーノルの侵攻がもたらす村の焼き払い、家族の追放、民の無差別的虐殺(ジェノサイド)、エリセリアの伝統の破壊といった残酷な現実を目の当たりにし、ルチャラはこれら全てのヨーロッパ風な文化を理想化していた自分に疑問を抱き始める。
最初、ルチャラは戦うことをためらう。帝国の白人兵士を傷つけることに強い抵抗を感じるからだ。しかし、エヴリンの情熱的な訴えとエリセリア市民の苦しみを目撃したことで、彼は単に王国を救うだけでなく、ヨーロッパ風の文化の多様性と美しさを破壊や画一化から守る使命に気づく。
ルチャラは勇者としての役割を受け入れ、エリセリア軍を率いて戦略的な戦闘を展開する。彼の行動はエリセリアの人々に希望を与え、ヴレーノルの軍隊の士気を挫く。こうして彼は、自分がかつて称賛したものに立ち向かうことであっても、正義を守ることこそが英雄の本質であると理解していく。
戦争がクライマックスを迎える中、帝国の統一化のビジョンは、文化的多様性と独立を守るというルチャラの信念によって挑まれる。
この対決はエリセリアの運命だけでなく、ルチャラ自身の自己発見の旅にも影響を与える。彼はヨーロッパ風の文化への愛と正義のための献身のバランスを見つけ出していく、感動的な物語が今こそ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 23:36:18
3246文字
会話率:42%
キルブライト家。この世界『ステイトス』で知らないものはいない、悪名高き一族。大量虐殺、国家転覆、要人暗殺など、重大事件には必ず関与している痕跡が見られた。そんなキルブライト家の最高傑作と言われる少年、バベルの夢は人の傷を癒やす回復術師だった
。生まれながらの殺人兵器と言われた彼は夢を叶えることができるのだろうか・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 05:47:18
151584文字
会話率:39%
似て非なる世界で。日本、新宿で主人公江島は虐殺の現場に遭遇し、謎の美少女佳南を助けることで巻き込まれ、襲撃を受け自宅からも追い出される。
一方、米軍の暴走を契機に極東で軍事的な緊張の高まりがあり日本自衛軍も緊迫していた。だが脅威は地球外
に存在し地球圏への圧力となっていたのだ。
演習、回収、奪取、阻止。4種4軍の宇宙種族がそれぞれの思惑で地球に集結、激突し煽りを受けた地球では大惨事が巻き起こり、一軍が威嚇で地球に向け放った”空砲”はそれだけで人類文明を崩壊させる。
混沌の中覚醒した江島と佳南は事態の元凶である地球への落着物体に向け秘密結社DFより出撃、特攻、破壊に成功するがそのまま宇宙種族の一つに収容された。
その種族は億千万の星系を領有し銀河を大別する大勢力の一つだった。今回の事態の背景を明かされた江島は愕然とし、江島の内部で変化が始まっていた。
唯一の地球人二人は結ばれ、江島は異郷で就業する。
その業務中、江島が一度は未然に防いだ筈の辺境での内乱が火を噴き、後始末に送られた江島夫妻は辛うじて事態を鎮静させるが、
その過程自ら多くの命を手に掛け凄惨な流血の現場にあった江島は完全に変容し、了後、
銀河最大勢力宇宙軍の大規模演習、その威力を目の当たりに地球への帰還を決意、
人類を恒星間文明へ押し上げるべく呵責ない覇道を押し通し「地球帝国皇帝」と呼ばれ畏怖されるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 20:38:10
95964文字
会話率:25%
アメリカ大陸に派遣された私が最初に目にしたのは、駐屯地を囲むデモ隊だった。
怒号を飛ばし、プラカードを持った群衆が車両を取り囲む最中、自分がこの地に降り立ったことを不思議に思った。
1948年、日本はアメリカに勝利し、アメリカ大陸の
西海岸を手に入れた。
植民地というシステムが形骸化しつつある時代、傀儡政権という形で樹立した西アメリカ帝国は、安定とは程遠い国家であった。
武装勢力との飽くなき戦闘、現地政府との軋轢、仕留め損なった隣国との拗れが、我々兵士に降り注ぐ。
イデオロギーが人の信念を強固なものに変え、狂乱へと誘うことは歴史が証明していた。
我々は繰り返すことしかできないのだから、また繰り返す為に殺すのだ。
資本主義も共産主義も民主主義も社会主義も、皆滅んだ後に何が残ると言うのだろう。
アナーキスト達の楽園だろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 12:35:53
239934文字
会話率:34%
今からお前を殺しにいくぞ
受話器から聞こえたその言葉で、私は全てを悟った。
世界終末戦争から10年後のある日
1人の男が死んだ。
化学兵器のパイオニアと謳われ、ある人々は英雄と、ある人々には悪魔と呼ばれていた。
その男が死んだのだ
。
しかし、神は何を思ったのか、この罪人に新しい人生を与えた。
その人生は、自らの過ちによって閉ざした他人の人生だった。
着飾るように笑い、化粧で素肌を隠した彼女は、いつか訪れる終焉に向かって進んだ。
そして、彼女は誰も知らない激動と、新しい世界に迷い込む。
全ての戦争が終わった世界で始まる。
新時代の幕開けを折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 11:59:35
275191文字
会話率:45%
この世界では、魔法はもう存在しない。
この世界では、手に汗握る冒険は、もう出来ない。
この世界には、不必要な理論や技術が存在し、それを追い求めようと、多くの人々が犠牲となる。
剣をとり、竜に跨がり、敵と顔を見合せながら、戦う物語は終わ
りを告げた。
仲間達と共に協力し、財宝を見つけ、自らの正義の為に、戦う冒険もここにはない。
神々の遺物に触れることも、叶わない。
この世界では、自らが造り上げた冒険物語を、孫に語ることも出来た。
そしてそれが、永遠に続くように、創られた世界だった。
この世界では、国家という、人類が造った最強の集合体によって、生み出される殺戮と混乱が、冒険に、取って代わっていた。
後戻りは、もう出来ない。
一度手にした玩具を、赤子が手放さないように、文明を手にした人類は、二度とそれを手放すことはないのだ。
誰かがそうした。
誰もがそうした。
そして、私もそれに加担している。
震える少年に拳銃を突き付けながら、この世界へ冒涜を続けるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 18:32:55
150601文字
会話率:43%
神々が創り上げた地【ステラ】
この地には多くの生命が住まい、豊かに暮らしている。
だがそれを破壊し、絶望の淵に引きずり込む者が現れた。【異神】と呼ばれたその者は人間を含めた多くの生物を虐殺し、約1ヶ月で文明を亡きものにした。
そのあまりの横
暴に激怒した神々は異神に対抗すべく、幾人かの者に力を与え、勇者を生み出した。
ただ、勇者の力はあまりに微弱、多少の人間より強い程度でしかない。
そこで勇者を育てあげるために【天の声部署】なるものが作られたのである。
これは天の声として働くことになった天使、それが育てる勇者の救いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 00:11:27
76695文字
会話率:45%
ベルリクは好んで譲らず先頭に立って突撃する指揮官の鑑。知恵と勇気と狂気に優れる。
戦争に臨んでは油断しない。物量優越、火力優勢、奇襲攻撃、機動作戦、縦深防御、水陸共同の努力を惜しまない。
合理で無慈悲。虐殺、焼討、略奪、焦土戦を躊躇し
ない。必要なら目玉を抉った捕虜を敵へ送り返し、脅迫に女子供を嬲り殺す。
世界を血で濡らして焼き焦がし、勝利と死体と廃墟を積み上げては暴力に物を言わせる好戦的総力戦文化を創造する。
この世界に国際条約は存在せず、大義や国益があっても正義や悪に容赦や人権は無い。
ファンタジーは火力で粉砕出来る。
*地図、戦図有り
*カクヨム併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 20:53:21
5620173文字
会話率:33%
国に囚われた父を救う為に旅を続ける少年アイス。かつて【神童】と呼ばれた彼は、あらゆる術を使いこなし、剣を持てば比肩する者がいないほどの技量を持つ。
そんな彼が出会ったのは、神の加護を持つ人間――【神持ち】と呼ばれる存在だった。
国と闘う為に
、首尾よく【神持ち】である彼女たちを仲間に加えていくアイスだったが、そこには大きな問題を孕んでいた。……そう、彼女たちは膨大な力を持つが故に、常識に縛られない存在でもあったのだ。自由奔放な彼女たちが起こす問題を解決していくアイスだったが、彼だけが気付いていない事がある。周囲の人間は、笑顔で非常識な行動をする彼こそが――最大の危険人物だと思っていたのだ……!
今日もアイスは無自覚に暴走する―― 『よし、ここは〔死人に口無し〕といこう!』
※三部くらいから主人公が無双(暴走?)し始めます。
※一章は仲間を集めてクーデターを画策。二章は仔猫をフードに忍ばせて仲間と一緒に世直しの旅(?)をするお話です。
※2018年11月12日(月)無事に完結しました。
※序盤は重めですが、全体的にはほぼコメディで構成されている作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 20:05:44
971291文字
会話率:16%
横転したタクシーの中で、当真仁は目覚めた。
ノイズ混じりのカーナビから、ここ千葉県だけでなく、日本全国で前例の無い大地震が発生したことを知る。
タクシーから這い出ると、仁は猛烈な吐き気に襲われ、嘔吐する。
その嘔吐物の中になぜか、黒
いスマートフォンがあった。自分の物ではない、しかし自分が吐き出したという確信のある、謎の【黒のスマホ】。
【黒のスマホ】が点灯し、音声が流れる。
『地球はアップデートします。人類には試験を受けていただきます。不適格となった場合、人類は消滅します』
その宣言の後に現れたのは、熊のように巨大な蜂・『虐殺蜂』だった。大量に出現した虐殺蜂に、人々は次々と殺されていく。
人類の存続と消滅を賭けた『試験』が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 09:10:00
135179文字
会話率:44%
“転移”と呼ばれる現象が、当たり前となった世界。元居た世界に生き場所が無かった主人公、歪 界斗は、最後に“転移”に望みをかける。
が、そんな彼に訪れたのは、突如“転移”してきた怪物が、人々を虐殺していく光景だった。
一人虐殺を生き残った
青年は、虐殺の光景を脳裏に焼き付け、死体に囲まれて異世界の森へと転移する。
「僕が“転移”を願ってしまったから死んでしまった」、そんな罪を抱えたまま“転移”した彼に待っていたのは、夢見た異世界チート能力などではなく、『人モドキ』と呼ばれ人間の劣等種として扱われる生活だった。
突如として“転移”に巻き込まれた少年少女が、『人間に成れない』世界で、人生を謳歌するため、内に秘めた謎を解き明かし、迫りくる戦いに身を投じる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 10:00:00
56487文字
会話率:27%
勉強フツウ・運動神経フツウ・顔面フツウ、どこからどう切り取ってもフツーで冴えない高校生、柊ハヤト。
取柄が何もないと友人からも言われているハヤトにとって、唯一フツウではない特技はゲーム。といってもすべてのゲームというわけではなく、
オープ
ンタイプのRPG『ストレイト・スキル・スレイヤーズ』、通称S3ではハイレベルの達人だった。
通常のプレイヤーが100レベル程度であるのに対して、ハヤトのレベルは2000を越えていた。どうしてそこまでハイレベルになれたのか?
それは徹底した「ドラゴン狩り」による経験値獲得だった。
ゲーム内のドラゴンを狩りつくすほどの勢いのハヤト。
そして、ある日ハヤトの左手は「ドラゴンの頭」になっていた。
龍の呪いがかかった左手、隣の家に住む幼馴染の葉山ユウ以外には見えなかった。
龍の呪い、冒険者たちの傍若無人な虐殺、龍による殺戮、そして物語のキーは羊の復讐。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 16:07:52
13022文字
会話率:49%
活字エネルギーを生み出せる文才を持った作家、そのエネルギーを体内に貯蓄できる体質のメタにより支配された世界。人間もどきのノイドと蔑まれ、107番飼育区画(セクター)の鉱山で奴隷のように働くロジェは、苦しい日々の中で同じ境遇の者達に物語を語り
聞かせることを生き甲斐としていた。しかしある日、突如ノイド管理機構による〝間引き〟という名の虐殺が開始され――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 22:32:43
31777文字
会話率:46%
卒業式直後の舞踏会において、私、チチェローネ・サットヴァ公爵令嬢は、婚約者のオネスト・ランブルト王太子によって、いきなり婚約破棄を宣言されてしまった。
しかも、平民あがりのリリアーナ嬢に対して、私が主導して嫌がらせをし、暴漢を雇って襲い、毒
殺を試みたなどの「告発」を、学友の令嬢方や馴染みの侍女、実の弟、宰相や騎士団長の子息たちからされてしまったのだ。
さらには、執事や教師、修道女からも、私がカンニングした、生徒会の募金を着服した、動物を虐殺し、黒ミサによる悪魔崇拝を行なったなど、まったく身に覚えのない嫌疑をかけられ、私は投獄されてしまった。
婚約者や家族、友人、顔馴染みの者たちから、よってたかって私は濡れ衣を着せられたのだ。
しかも、両親も国王夫妻も、王太子の主張ばかりを鵜呑みにして、私に死刑判決を下す始末。
冗談じゃない。許すものか!
こうなったら大悪魔を召喚して、すべてをひっくり返し、国ごと滅ぼしてやる!
〈聖なる怒り〉によって、稀代の悪役令嬢となったチチェローネ嬢による、滅国に至る復讐劇が、今、始まる!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:10:00
173006文字
会話率:20%
人間と亜人(人間の体に動物の耳や尻尾等が生えている種族)が混在するこの世界。
両者は互いに争い、支配し、支配される歴史を繰り返してきた。
そんな中、嘗て『魔人狩り』と称し、『亜人』たちの虐殺を主導していた『イシュタル教会』が、今や希少な
存在となった亜人と人間の魔術師の保護を打ち出す陰で、彼らは『亜人』や魔物を使った実験を繰り返していた。
そんな、『イシュタル教会』の実態を知り、教会の孤児院から逃げ出した主人公の『ロナード』は、彼の、強い魔力と召喚術と言う稀有な力を我が物にしようと企んだ、嘗ての師匠に『隷属(れいぞく)』の呪いを掛けられていた。
長い間、その呪いに苦しみ、抗いながら、教会からの追手に怯える日々を過ごしていたロナードだが、長らく、彼の行方を捜していた祖父と再会し、祖父の知人を頼りに、南半球の東の大陸を支配する『エレンツ帝国』へ、生き別れていた兄シリウス、その相棒のハニエル、二人の雇い主のセネトの協力の下、呪いを解く旅に出る。
しかし、死んだ思わていたロナードが生きている事を知り、彼の力を執拗に狙う嘗ての師匠『アイリッシュ伯』、元の仲間であったアルシェラを抱き込んだ『イシュタル教会』の魔の手が伸びる。
彼は、何カ月もの船旅を経て、無事にエレンツ帝国へ辿り着く事が出来るのか……。
そして、この旅の先に、どんな未来が待ち構えているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 07:00:00
743415文字
会話率:42%
人類を恐怖のどん底に叩き落とした魔王ヴァルザール。勇者オルラスによって討ち倒された彼は、百年後の世界で人間の子「ファル」として転生する。
彼は自分が魔王の転生者である事を自覚しており、罪滅ぼしの為に善行を積み重ねていた。
だがそんなある
日、突然ファルの脳裏に映る惨劇。目の前で両親が、一人の青年に虐殺される。
青年は「爆裂の勇者ラムザ」。ファルの両親を魔物退治の巻き添えで殺してしまったのだ。それを目撃したファルも手足を破壊され、殺されそうになる。そんなイメージが脳内で繰り広げられ、呆然とするファル。
そこへ神の使いを名乗る青い鳥チルミがやって来てファルにこう告げる。
「お前に勇者ラムザの悪行を見せたのは私だ。あれは今から三時間後、現実に起こるぞ」
「いつの日からか、勇者の末裔達は人殺しを楽しむようになってしまった。王族である彼らは法で裁けない。神の代行者として彼らを裁き、その罪を滅ぼすのだ、ファル」
チルミから「審判の短剣」を授かったファル。
それは傷をつけた相手の「罪」を滅ぼす短剣。罪を滅ぼす事で、その罪はなかった事になり、歴史は改変される。だが歴戦の勇者に傷を付ける事は、決して容易では無いだろう。
ファルは魔力を持たない。当然魔法は使えず、戦闘技術もない。だが、彼には誰にも負けない特技があった。
それは、今は失われてしまった魔法技術「魔術」。魔王だった前世で身につけた「魔術」の知識と技術、そして驚異的な「記憶力」とチルミの「予知」を使い、ファルは勇者達と戦う事を決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 09:36:47
19017文字
会話率:47%