カフェラテが好きだった。小説を書きながら片手間に飲むカフェラテが僕にとって至福のひとときだった。珈琲も好きだが、それ以上にあの琥珀色の佇まいを愛していた。
一日中飲んでいたかった。お酒よりも、タバコよりも、何よりカフェラテがよかった。僕
の人生とカフェラテは切っても切れない複雑な関係だった。
カフェラテであれば何でもいいわけじゃなかった。僕にとってカフェラテとは、自販機から転がってくる缶でも、コンビニでボタンを押したら出てくるコーヒーの牛乳割のことでもなかった。僕にとってカフェラテとは、近所にある【COFFEE BOY】というカフェテリアでしか飲むことのできない琥珀色の嗜好飲料のことだった。
僕は今日も【COFFEE BOY】にて、美しい時間を過ごす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 19:22:40
8410文字
会話率:6%
女と別れる度に家具を買った。
学校からの卒業、友人との絶交、そして恋人との破局。別れとは様々な形と結果を伴う。しかしながらニュアンスにはどことなく寂しさを孕んでいる。僕は別れの度に家具を買った。買いまくった。取り憑かれてさえいた。
い
つの間にか僕は酒と女と家具ばかりの生活を送っていた。どうして自分が家具を買うようになったかも思い出せないまま、僕は家具に溺れる毎日を送っていた。
これは壊れていく僕の、反省文のような物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 18:25:10
12871文字
会話率:12%
教科書通りに生きてはいない
AB型のジュリエット
ずっと
一緒に
ずっと
ずっと
最終更新:2024-07-14 05:09:04
226文字
会話率:0%
俺は大阪の大学に通う学生だ。俺にとってはそれだけで十分なのに周りは男だとか、女だとかうるさくて、面倒なことがたくさん。
友人として気にしあっていた文は最後まで特別を求めるし、年上のヤンはオス感って男性性を押し付けるし、マナって女はお姫
様を演じようとする。
そういうのが全部胸くそ悪い。
俺は俺として生きているし、男も女にも恋愛感情を抱かない。
男性とか女性とか、さほど重要じゃないよ。
話せて笑えて楽しめて、恋愛にならなくても楽しいことはたくさんあるよ。
とある新人賞に応募した作品です。
傷つかないように毎度期待はしませんが、誤字脱字が多くて、審査以前の問題だったなと思います。
アセクシャルを書くにあたって、少しは勉強しましたが、不勉強で嫌な思いをされたら申し訳ございません。
楽しんでいただけると幸いです。
キーワードに男女を選ぶ項目がありますが、男女以外のキーワードが生まれることを期待します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 18:00:00
28838文字
会話率:48%
彼女と手を繋ぎたいと思うことは、恋愛感情から生まれているのだろうか? それとも性的感情なのだろうか?
なぜ人は生殖には無意味なのにキスをするのだろうか?
恋愛感情と性的感情を全く感じられず共感ができないアセクシャルの彼女。彼女と付き合
えることになった私。
彼女のセクシャリティーを尊重したい私。しかし、彼女と付き合っていく中でセクシャリティーの違いによる様々な葛藤と問題に直面する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 17:00:00
112153文字
会話率:36%
「曲→小説」を証明する必要十分条件を求める旅路。「AIのべりすと」の力をお借りして歌詞の終わりから歌詞続きを書いてもらったら…2人の少女と青年が主役の恋愛ものが爆誕した‼︎派手で奇抜な青年と、ツンと棘のある文学少女とのテーゼ・アンチテーゼな
関係が織りなす、奇妙でちょっぴり暖かいストーリーをどうぞご堪能ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 11:32:45
5414文字
会話率:60%
原稿用紙10枚の短編集。1話完結型の短編です。
最終更新:2024-05-31 21:58:52
57742文字
会話率:34%
父親の転勤で地元から都会へ引っ越さなければならなかった俺は、最後の日に好きだった女の子と何かを約束して『しるし』を分け合うが、今となっては誰とどんな約束をしたのかも思い出せない。
八年後、再び都会から地元へ戻った俺はその女の子を探そうと
するのだが、まったく全然探せないままに無関係な女の子達と仲良くなっていってしまう。
・主要登場人物
中道湊太(なかみちそうた)
際田天雨(きわだあめ)
湖波坂絵(こなみさかえ)
茨野睦花(いばらのむつか)
帆崎風亜里(ほのざきふあり)
真名は【思い出の子】。
よくあるジャンル『思い出の子探し』の上代バージョンです。
【僕と親友と親友の彼女】終了後に連載開始致します。【僕と親友と親友の彼女】が見向きもされなかったら落ち込んで書かないかもしれません。わかりません。
1話ごとの文字数を減らすかもしれません。
宇羽の物語ですが、方言(訛り)ではありません。一般受けを考慮しました。申し訳ございません。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 10:10:37
36285文字
会話率:79%
ボクとトモとトモカノの話。
最終更新:2023-10-13 20:00:00
87405文字
会話率:74%
大学生と社会人の境目。外食後の夜の帰り道。
最終更新:2023-09-18 10:26:18
6002文字
会話率:49%
公立の文学部に通う大鰐と、私立の美大に通う松原うさぎは、恋人とも友人とも取れぬ奇妙な関係の中、其々の価値観と向き合ってゆく。
最終更新:2024-05-03 09:18:42
6104文字
会話率:50%
大学四回生になった幸一が、謎めいた大人の女性、志保と出会う。最初は志保の美しさに惹かれただけだが、何度か会っているうちに大人の魅力に取り込まれてしまう。彼女を取り巻く暗い影と次々に起こる殺人事件。やがて幸一は、いつの間にかその女性に利用され
ている自分に気づく。三浦幸一最後のラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 13:38:52
83943文字
会話率:52%
疲れ果てた大人の恋の再現。人はいくつになっても忘れられない恋がある。そんな大人のわがままに巻き込まれた少女たち。大学生になった幸一が真理の妹、秋を救うために奔走する。
最終更新:2011-12-03 00:08:59
62164文字
会話率:46%
バスケットばかりに夢中になっていた中学三年生の男子、初めての恋は、春の長閑な景色に埋もれた美しい情景だった。ひとつ年下の彼女に翻弄されながら、初めての恋愛に傷つきつつも、人生の壁にひたむきにぶつかっていく蒼い物語。
最終更新:2010-12-11 18:25:06
67468文字
会話率:32%
青春の闇をリストカットという手段で振り払う、メンヘラ男子を自認する高校生の少年。夕方の赤い街での出会いは、彼の何かを変えた。
※自傷行為・シモの単語・ボーイズラブの描写があります / バッドエンドというわけではありませんが、全体的に薄暗い
です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 02:05:05
6117文字
会話率:45%
ある晴れた日、四季のうつろいとともに、静かな町の中に佇む壮大な図書館で、二つの運命が交錯する瞬間がやってきました。彼女は知識と情熱を交差させる魅力的な本の愛好家であり、彼は創造性と才能を秘めた文学の世界への憧れを抱く作家志望だった。
最終更新:2024-04-07 10:32:51
777文字
会話率:0%
恋愛文学のような恋物語が自分にも訪れないかな、という憧れはあるけど姉と同じく親が探した相手とお見合いをして優しい人とゆっくり親しくなって夫婦になれたら嬉しい。
親と決められた相手と結婚するのは古い時代の話で私も選んだり悩む権利がある時代なの
で、地味娘にも優しくて穏やかで文学好きな方を望む。花が好きで私が生けた花を好んでくれる方だとなお嬉しい。
そういう方とお見合いになったら私はお洒落をして少しは美女に近づくように励む。
そのはずが、文学知識はなくて派手でお喋りで騒がしい男性が私に求愛してきた。
地味な私へ初めてお申し込みしてくれた男性はあまりにも意外な人物だった。
「ミユちゃん。すこぶる恥ずかしいのに好きだってきちんと言うたんだけど聞いてた? おお。真っ赤になった。あはは。かわゆい」
私が赤くなって面白いって笑ったってことはからかって楽しいという事。
これが噂の火消しの女遊び!
命の恩人に惚れるのなら分かるけど、助けて一目惚れするって意味不明だし遊び人の言葉は信じられない。
穏やかさを好む私と喧騒が当たり前そうな火消しは噛み合わないので私達の人生の交わりは点で終わるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 19:23:49
305869文字
会話率:59%
診断メーカーによるお題をもとにした、一話完結の短篇、或いは設定集。場合によっては、起承転結の結すらありません。悪しからず。ジャンルは幅広くする予定です。(キーワードを沢山設定しているのはその為です)
また、読書様からのお題も受け付けており
ます。感想欄にてお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 11:39:16
20865文字
会話率:12%
君の隣に俺は居た。
しかしそれは、俺ではない。
自らを欺瞞し、夢を見る。
げに滑稽で、ふざけた、夢。
いつかこの悪夢から、覚醒できる日を夢見る。
最終更新:2024-02-29 21:36:10
9905文字
会話率:28%
東京の夜、文学によって結ばれた二人の物語
最終更新:2024-02-24 00:01:12
818文字
会話率:13%
この世界で、『泣きっ面に蜂』などという言葉は通じない。それは、この世界が○○○であるから。
一人の少年が知った、少年が抱えるには重すぎる『世界の秘密』。しかし、本と物語に生きた少年はその正義感から世界を『直す』ため、仲間とともに冒険に出る。
※第四回京都文学賞にて中高生部門・奨励作に選出していただいた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 19:00:00
37616文字
会話率:57%
同じ時間、同じ場所に毎日缶コーヒーを買いに来る彼女。彼女のことが気になるが僕には何も出来ない。だって僕は...
最終更新:2024-02-14 07:04:26
1890文字
会話率:37%
幼なじみ彼女の相瀬梨乃(あいせ・りの)に別れを切り出した大学生・間宮光(まみや・こう)は、憂さ晴らしのため居酒屋で浴びるようにお酒を飲んでいた。
泥酔して帰宅すると、家の前に立っていたのは、昨日別れたばかりの梨乃。酔いを忘れ困惑する光に
、まるで別人のように風変わりした彼女は、こんな願いを口にする。
「ワタシを教えてほしい」
あろうことか、交通事故に遭ったという梨乃は、記憶の全てを失っていたのだった。
失った記憶を取り戻すため、終わったはずの二人の時間は再び動き始める。
そこで語られる二人の本音、そして幼い頃に掲げた『漫画家』という夢の行き先は——⁉
両想いなのに両想いじゃない恋愛×漫画家を目指すサクセスストーリー!
※この小説は文学フリマ東京36にて、書籍版を販売したもののWeb版です。
この小説はカクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 21:15:23
70194文字
会話率:44%
クラスの人気者。
みんなの妹として振舞う長内苺には、水城蒼依だけが知る秘密があった。それは放課後の図書室で明かされる、小さくて愛らしい見た目の彼女からは想像もつかない秘密。
「長内さんはどうして、僕の前だと大人らしいの?」
蒼依が
放ったその一言から、苺の隠された秘密が次々と明らかになる。
それは過去に関わる秘密であり、彼女が見せる二面性の正体でもあった。
大人らしいという言葉だけでは語れない、苺が抱える大きな問題。それを知った蒼依は何を思い、どう動くのか。ヒューマンドラマ×恋愛で溢れた二人の物語が今、幕を上げる。
※当作は11月20日に行われました文学フリマ東京35にて、書籍版を出展した作品です。
イラスト:安曇ノ星
Twitter:@Adumino_Hoshi_折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 23:13:03
53765文字
会話率:36%
東京から転校してきた美少女、篠宮華緒により、白絲川の平穏は崩された。
ある日、京介は、幼馴染の雨野と篠宮華緒の謎に迫るべく、ある作戦を決行する…。
最終更新:2024-02-07 22:00:05
21898文字
会話率:60%
「家守ってなあに。」
「家守ってのはお家を守る神様、家の守り神なんだよ。」
そんな会話を耳にしたのは何十年前のことだろう。
とある山村の廃屋に一匹の家守が住んでいた。誰も住んでいない廃屋で彼はなにを守っているのか。そこにはかつてその家に住
んでいた少女とのある約束があった。
人間と家守という種の違いを超えた「愛」を描く純文学ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 16:27:20
9254文字
会話率:21%