「だから、明日はどうしても外せない用事があってさ……」
「あたしよりも大事な用なわけ?」
「そ、そうは言ってないだろ。ただ、ずっと行きたかったライブなんだよ。デートはいつでも出来るけど、ライブは明日しかないし……」
「じゃあ選んでよ。あたし
とデートするか、あたしと別れてライブに行くか」
「ま、待てよ。何でそんな極端な話になるんだっ」
「朝十時に渋谷駅集合ね。遅刻しても別れるから」
彼女は端的に告げると、踵を返して帰路に就いてしまう。
追いかけようにも、その気力が湧かなかった。
どうせ、何を言ったところで聞く耳を持ってくれない。
──これまでの経験則から、俺はすでに諦めてしまっていた。
※カクヨムにも投稿しています。
※誤字脱字ありましたら報告していただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 20:05:48
73582文字
会話率:48%
高二の夏、親の転勤で都内の高校に転校してきた桐島勇磨(きりしまゆうま)。転校初日の放課後、グランドを走る一人の女の子、藤春海凪(ふじはるみなぎ)に一目惚れする。しかし、彼女は学校一の”嫌われ者”で、”元イジメっ子”の”性悪女”である。
「藤
春さん、俺と付き合ってください‼」
転校二日目の放課後、勇磨は海凪の過去を知ったうえで彼女に告白する。
「——私と付き合ってもアンタにはなんのメリットもないの分かってる?」
「え、逆にメリットしかなくないですか?」
結局、海凪は勇磨の愛に押され二人は付き合うことに——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 18:00:00
5320文字
会話率:60%
胃痛と共に過ごした4年間の学園生活を無事に終えたはずの俺は、目の前で繰り広げられる婚約破棄騒動に絶望した。クソ王子も性悪義妹も、皇女殿下に向かってなにしてくれとんじゃゴラァ!!
※作者は深いこと考えてません。
※最後BLっぽい表現がござ
います。苦手な方はご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 17:00:00
17130文字
会話率:60%
R15は念の為です。
産まれた時に髪色が黒檀を連想させる黒だった事から、エボニーと名付けられた少女に転生した菊理。
エボニーはフェザーランド家の嫡女だが、記憶を取り戻した時は『母と一緒に毒を盛られて死にかけたが奇跡的に回復した』と言う
、何が有ったと突っ込みたくなるような状況。
しかもここは、妖精が見え、言葉が交わせるだけで聖女扱いされる世界だった。
聖女だからと王太子と婚約させられたけど、髪と瞳の色を理由に初対面で嫌われた。更に父の再婚相手の平民の娘が『絵に描いたような性悪女』で、王太子の婚約者を狙い嘘泣き演技でエボニーを陥れようとする。
婿入り父は馬鹿だった。その妻と娘も都合良く泣く馬鹿だった。
王太子も凡人な馬鹿で、自称妹の嘘泣き演技に騙される始末。
馬鹿はどうでも良い。聖女としての仕事が済んだら国を出ようと思っていたら、今度は聖女を自称し始めた。しかも『姉に虐められている』と金を使って噂を流し、自分が気に入らない貴族も尾ひれを付けて遊び出す。
挙句の果てに王太子は、他国の使者の目の前で婚約破棄宣言をして剣を片手に襲い掛かる始末。
無実は証明したが、次々と国交を断たれて国は窮地に立たされた。
国難を乗り越えたのに、王子と自称聖女が原因で国家凋落の道を辿る事になる。
国家凋落を招いたパーティーから一ヶ月後。
全ての仕事とやるべき事が終わったので国から去ります。
外見で聖女じゃないと罵った王都の住民なんてもう知りません。
助けたのに自分を王太子の婚約者の座から引きずり下ろす為に『聖女じゃない』と罵った貴族も知らん。
行動の遅い国王夫妻も知りません。
調査もせずに嘘を事実と思い込み、冤罪で処刑を企む馬鹿王子も知らん。
去る事で国が滅びようとも、もう知らない。
私は一人で旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 02:21:03
11775文字
会話率:12%
「ヴィゴーレ・ポテスタースの幽霊が娼館に入り浸っている!?」
貴族学校卒業から2か月ほど経ったある日、文官登用試験に合格して外務補佐官となったばかりのジェーンはとんでもない噂を耳にした。
卒業直前に起きた第一王子毒殺未遂事件に巻き込まれ
て死んだ筈の同級生の幽霊が、なぜか娼館に入り浸っているのだという。
到底そんなところに入り浸るような人物に見えなかった彼に、なぜそんな噂が立つようになったのだろうか?
ジェーンは噂の真相を探るべく、元同級生のアマストーレ・アハシュロス、オピニオーネ・プブリカと共に花街に赴いた。
そこで彼女たちが出会ったものは……?
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「ピンク頭の彼女の言う事には、この世は乙女ゲームの世界らしい。」の続編です。 前作終了の二か月後、社会人になったヴィゴーレとコノシェンツァがイリュリアで発生した児童連続失踪事件の謎に挑みます。
冒頭のみジェーン視点ですが、基本的にヴォーレの一人称でお話が進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 20:00:00
7410文字
会話率:31%
ディスコミュニケーションが生み出す悲劇に閉じ込められた、あわれな三つの魂の物語。
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わたくしはお飾りの妻、名ばかりの侯爵夫人でした。
思いもかけない求婚のお申し出に、あの女嫌いの「氷の貴
公子」エルネスト・タシトゥルヌ様のお心を射止めたのだと有頂天になったのはつかの間。旦那様には他に愛する方がいらっしゃったのでございます。
それでもわたくしどもは表向き理想の夫婦として社交界に君臨しておりました。旦那様にとって唯一無二のあのお方が、わたくしを庇って生命を落とされた、あの日までは。
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ビッチ×クズ×ヤンデレ製造機
それぞれに弱くて脆い心、ドロドロした醜い欲をかかえたままの三人が懸命に生きながらすれ違い、運命に流される様をご照覧あれ。
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四宮迅さん(https://twitter.com/4nomiyaj)に表紙イラストを描いていただきました。
実物はA4サイズの大作で、透明感のある絶妙な色遣いといい繊細なタッチといい、見れば見るほどうっとりしてしまうほど美麗ですがサイズの制約があるのでこちらが限界です( ノД`)
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読んでくださってありがとうございます<(_ _)>
別作品のネタを考えていて唐突に思い付きました。わりとありがちな何番煎じかのテンプレです。
児童に対する性虐待や性暴力の表現が一部にあります。露骨な性表現はありませんが、苦手な方はご自衛ください<(_ _)>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-12 20:00:00
159419文字
会話率:19%
一年間、あるクラスメイトの女子を想っていた春樹《はるき》は、その子を体育館裏に呼び出して告白するが、こっ酷く振られる事になる。それがキッカケで、自分の父親がやっている恋愛相談所を手伝う事になり、そこから春樹は様々な出会いを経て、クラスの人気
者へと変わっていく。(過去作短編を含む)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 12:15:26
105113文字
会話率:67%
タイトルどおり
制作時間1時間と少しの粗悪品です
キーワード:
最終更新:2022-02-21 02:53:07
3652文字
会話率:10%
冴えないチー牛リーマンと美人な性格ダメ女が出会う話
最終更新:2022-02-14 19:23:47
6294文字
会話率:44%
愚かな女どもめ。悲劇は、アノ破鏡の夜からはじまっていた。
曰く付きペンションに集うのは、強烈な個性を持つ六人の宿泊客。煮え滾る憎悪に悶え苦しむ者が、ひとりだけ紛れていたとも知らずに。さっそくドス黒い血が噴き出し、残虐な連続殺人へ。
全員の食事に盛られた毒、満月の晩まで開かない扉、真夜中のアリバイ聴取。死者が遺した血文字の意味と、密室のトリックを暴け! 隠れたミッシング・リンクが、犯人の正体を示唆している……!
HJ大賞3応募作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 08:00:00
113535文字
会話率:38%
「レイチェル・カルべ! 俺を金で買い、ミラを犬扱いし、父に土下座をさせ楽しんでいた性悪女め! 貴様との婚約を破棄し、俺は愛するミランダと結婚する!」
そう高らかに宣言し、俺は幼馴染のミランダの手を取り卒業パーティーの会場を後にした。その日
が俺の人生のピークになるとも知らずに……。
その時の俺は、長年自分とミランダを苦しめてきた元婚約者のレイチェルの鼻を明かしてやれた事に得意になっていた。
愛があればお金などなくても幸せになれる! そう思って実家と縁を切り独立したが現実はそう甘くはなくて……。
「カウントダウンするラブ日傘〜卒業パーティーで婚約破棄された傷物の私に年下の美少年が迫ってきます」の後日談です。他サイトで後日談(アルフレッドとミランダへのざまぁ)を望む感想を頂いたので、後日談を追記いたしました。
他サイトにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 19:40:16
4462文字
会話率:12%
「レイチェル・カルべ! 俺を金で買い、ミラを犬扱いし、父に土下座をさせ楽しんでいた性悪女め! 貴様との婚約を破棄し、俺は愛するミランダと結婚する!」
婚約者のアルフレッド様はそう叫ぶと、公衆の面前で私を突き飛ばした。
アルフレッド様のお
隣には桃色の髪に華奢な体格の可憐な少女ミランダ様がおりました。
卒業パーティーで婚約破棄された傷物の私をお嫁に貰ってくれる人なんておりませんわ、このままでは私行き遅れ確定ですわ。
ですが私の予想に反し一枚の釣書が送られてきて……。
この小説は「ショートショートガーデン」と、その他いくつかのサイトにも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 20:15:20
8498文字
会話率:29%
「シンディ・カレンベルクよ、お前がそのような欲深く嫉妬に狂う性悪女とは、思ってもみなかった。この場でお前との婚約は、破棄させてもらおう」
カレンベルク侯爵家の滅亡は、ラークシュタイン王国第二王子の婚約破棄宣言から始まった。
侯爵家滅亡
には、王太子とデガッサ伯爵家姉妹の計略があった。
家族を失い、カレンベルク侯爵家でたった一人取り残されたシンディは、隣国の王子の力を借り、王家とデガッサ伯爵家への、完全なる復讐を実行する。
(R15程度でグロいシーンや残虐なシーンが出てきます)
※公募用に書いているので、10万字前後の作品になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 08:48:56
131428文字
会話率:35%
爆発音と共に燃え盛る大きな炎の前で、ケントはある女性の名前を叫び続けていた。
幼馴染みで、初恋の相手で、そして彼の唯一の女性の名を・・・
「サラーっ! ラサーっ!」と……
何度も火の中へ飛び込もうとして、周りの人に体を拘束され
、思い留まるように叱責された。
今燃えている伯爵家の娘サラは、その婚約者のハリスツイードと昨晩結婚式の打ち合わせをしていたのだが、逃げ遅れてしまった。
そして翌朝、黒焦げた焼跡戸に姿を現したある二人の人物に、居合わせた人々は不審の目を向けたのだった……
四人の幼馴染みの愛憎劇です!
初めてのドロドロもの(自分的には)です。最初からそれを目指していた訳ではないのですが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 19:57:06
13127文字
会話率:23%
夏期講習へ向かう途中だった中学生男子寧場 友ねいば ともは、唐突に異世界に召喚されてしまった。
ダウナー系の自称女神様が作ったその異世界は、剣と魔法と多数の種族がしのぎをけずり争う戦国時代真っただ中。
友をはじめとした各世界から勝手に召
還された被害者たちは、世界統一を目指して放り込まれてルール無用のデスゲームを強いられる。
勝者にはどんな願いも叶えられる、仕方ないからやるしかない……といいたいところだが、
そもそも一同が呼ばれた理由は
「英雄とか偉人で散々やって飽きたから、口直しに平凡な奴らを選んでみた」
というもので、要するにダウナー系の自称女神様の暇つぶし⁉
凡人だから進まない、凡人だから派手にいかない、そんな理由じゃモチベーションもあがらない。
それでも友はゆかねばらならない、全然楽しくないゲームをクリアして、元の世界へ戻るため。
面倒くさいだけだった勉強も家族も毎日も、どれだけ素晴らしいかよーっくわかりました!
絶対戻ってやると意気込むが、女神のお墨付きがあるだけあって平凡な友の冒険は悪戦苦闘、艱難辛苦、五里霧中で焼鯖定食!
やっぱりゲームはゲームのままがいい、こんなゲームは楽しくない!
異世界いまいちモチベがあがんない系ぐちぐちファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 11:27:22
179939文字
会話率:48%
週末、幼馴染に駅前に呼び出された。聞いても理由は教えてくれず、陰鬱な表情でどこかに向かっていく。しばらく歩いたあと、彼女が立ち止まったのは塾の前だった。
最終更新:2021-01-25 22:55:23
1268文字
会話率:38%
これはボク、高橋沙也加がケーサツの犬、加藤哲郎とある事件を解決したメモだ。
ボクは都内の病院で病理医をしている。ある日、黒い物体が人の体にめり込んで、臓器を消しているのを見つけちゃったんだ。この黒い物体というのが……。おっと、これ以上
は本編読めばいいさ。
あー。注意事項。
こいつは多分、昔の連中が読んでることだろう。今は人工臓器や生体センサやナノマシン、そして制御のための人工知能。これが当たり前の世界だ。
もう一つ。ボクが病理医だからってのもあるが、臓物や体の一部を切り刻むシーンやら、流血シーンは当然ある。そういうのが嫌いなヤツは回れ右だな。
では本編で会おう!
おっと、言い忘れ! これは「カクヨム」、「ノベルアッププラス」にも掲載してるぜ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 18:00:00
52702文字
会話率:54%
醜い容姿から愛されず、ネットの玩具として遊ばれながら終えた人生。
野生のオークとまで呼ばれた男の記憶が、可憐な幼女、子爵令嬢クリスティーナに蘇った。
親友、恋人、そして愛すべき家族。
生前得られなかった全てを手にしたクリスが次に求めたのは、
新たな愛。
悪役令嬢の見本のような公爵令嬢、テレーシアに恋をしていたのだ。
あんな性悪女、自分以外好きになることはあるまいと安心してたが、魔導学院主席の座にそれは降って湧いてきた。
英雄の息子、ギルベルト。
テレーシアが彼に夢中となり危機感を覚える中、親友(男)である公爵令息トールヴァルトもまた、彼に一目惚れをしてしまったのだ。
かくして出来上がった歪な恋の四角関係。
そんな彼女らのもとへ訪れたのは、魔王の影。
歪な四角関係を中心に、魔王騒動の幕が上がったのだった。
※本編、完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 19:07:39
255744文字
会話率:37%
「マリアンヌ公爵令嬢! これ以上貴様の悪行を見過ごすことはできん! 我が剣と誇りにかけて、貴様を断罪する!」
王子から突如突き付けられたのは、身に覚えのない罪状、そして婚約破棄。
更にはモンスターの蔓延る危険な森の中で、私ことマリアンヌ
はパーティーメンバーを追放されることとなりました。
このまま私がモンスターに襲われて"事故死"すれば、想い人と一緒になれる……という、何とも身勝手かつ非常識な理由で。
パーティーメンバーを追放された私は、森の中で鍋をかき混ぜるマイペースな変人と出会います。
どうにも彼は、私と殿下の様子に詳しいようで。
というかまさか第二王子じゃないですか?
なんでこんなところで、パーティーも組まずにのんびり鍋を食べてるんですかね!?
そして私は、聖女の力なんて持っていないですから。人違いですから!
※ 他の小説サイト様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 01:06:31
19555文字
会話率:26%
転生前の記憶を取り戻した侯爵令嬢・カメリア。
現実世界でトップオブ優等生だった彼女は、今生では筋金入りの性悪女だった!
王子に軽蔑され、恋敵の少女に憐れまれ、仲間であった貴族たちに嘲笑され
──その中で、決意する。
いっそこのまま悪役を貫
き通して、憧れの不良少女になるのも悪くないのでは?
よし、じゃあこの魔術学校をシメて番長になってやろう!──と。
大人の決めたルールにことごとく逆らいながら、
自分なりの信条を貫き不良貴族の道をつっ走るカメリア。
行き着く先は天国か没落か。
軽い思いつきで始めた非行学生ライフだったが、徐々に王国存亡に関わる重大事件に巻き込まれていくことに──!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 07:00:00
9613文字
会話率:24%
高延穣治はチェーンスモーカー。だが、何としても禁煙をしたいのだ。
最終更新:2019-11-14 18:00:00
2347文字
会話率:46%
俺たちの冒険は終わった。
他のメンバーが呪われ、駆け出し冒険者並みの戦力になってしまったからだ。
筋肉バカだった重戦士は幼女になり。
斥候のリーダーは奴隷獣人少女に憑依。
弟分の魔法使いと紅一点だった神官は入れ替わってしまった。
稼
ぎのない俺たちは疑似家族として暮らし始めるが、そのうち本物の家族のようになっていき。
妻役の弟分に惹かれ。
獣人少女の無邪気さに惹かれ。
性悪女の男の娘に翻弄され。
幼女のエンジョイ具合に戦慄する。
日常自体が冒険になった俺たちは、戸惑いながらも今日を生きていく。
※ 毎話2000文字ほどの、作者の趣味に全振りしたTSラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 19:23:38
54455文字
会話率:49%