彼女は、何者かに殺された。
そしてその死体はモンスターが住まう異世界へと落とされた。
モンスターとして生き返った元人間のラウ。いずれモンスターを殲滅させ世界を滅ぼす『勇者』の侵攻を未然に防ぐため、そしてその後の人間とモンスターの和平の為に
、彼女は今日も今日とて『勇者侵攻対策おもてなし本部』の面々と共にモンスターの世界を東方西走する────。
「使えるもんはなんでも使え!相手が話を聞かない?権力と財力とインフルエンサーの力で殴れ!反人間派による武力抗争!?上等じゃかかってこいやァァ!」なモンスター達が送るドタバタコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 18:23:27
329719文字
会話率:44%
高校二年の春、金糸ジャックの家に突然、借金取りがやってきた。
「待て、頼む!そうだ。こいつに払わせろ!こいつは家にいらねぇから!」
「あるだろ、教会の表に出せないような仕事。こいつがどうなったかは聞かないからさ。最悪バラして借金の返済に
当ててくれてもいい」
こうしてジャックは親父に借金の形として売られた。そのまま男たちに連れて行かれた場所はこの町を支配する教会の武装組織『異端審問機関』
日々この町を脅かす邪神との戦いに身を置く彼らの元でジャックもまた一人の異端審問官として彼の目的のため戦う事を決意する。
それから月日は流れ、やがて彼は三度目の世界大戦と呼ばれた戦場を、聖戦を支配(ジャック)する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 18:11:26
69885文字
会話率:44%
「ユニコーンが強すぎて、僕、女装だけじゃなくて本当にお姫様みたい……」
【護られる系柚希姫なユズちゃん】【姫が男? 寝ぼけてんの?】【あの可愛さで声と話し方は中性的なのが、ぐっとくるよな】【天然でピュアすぎる】【テイマーなのもあるけど、天
然すぎて心配すぎる】【俺たちが護らねば】(視聴者の声より)
◆病気な母のために高校を休学し、バイトを掛け持ちする生活の星野柚希。髪が伸び切るほど忙しいある日、モンスターに襲われている小さな何かを助ける。懐かれたため飼うことにしたが、彼は知らない。それがSクラスモンスター、世界でも数体の目撃例な「ユニコーン」――「清らかな乙女にしか懐かない種族」の幼体だと。
◆「テイマー」スキルを持っていたと知った彼は、貧乏生活脱出のために一攫千金を目指してダンジョンに潜る。しかし女装した格好のままパーティーを組み、ついでに無自覚で配信していたため後戻りできず、さらにはユニコーンが「男子らしい格好」だと言うことを聞かないと知り、女装したまま配信をすることに。
◆テイマーらしく守られながらの攻略はすぐにバズり、「ユニコーンに約束された柚希姫」として一躍有名になったり、庭に出現したダンジョンでの生計も企んでみたらとんでもないことになったり、他のレアモンスターに懐かれたり、とんでもないことになったり、女の子たちからも「女子」として「男の娘」として懐かれたりなほのぼの系日常ときどき冒険譚です。
◆男の娘×ダンジョン配信&掲示板×もふもふです。主人公は元から中性的ですが、ユニコーンのスキルでより男の娘に。あと総受けです。
◆「ヘッドショットTSハルちゃん」https://ncode.syosetu.com/n1479ik/と同時連載・世界観はほぼ同じです。掲示板やコメントのノリも、なにもかも。男の娘とTSっ子なダンジョン配信ものをお楽しみくださいませ。
◆別サイト様でも連載しています。
◆ユズちゃんのサンプル画像→https://www.pixiv.net/artworks/116855601折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 12:44:22
836970文字
会話率:37%
平坂仁は悩んでいた。
変わりたいのに変われていない自分に不満を抱える日々を送っていたある日、
交通事故に遭いあっさりと死んでしまった。
だが、次に目を覚ますとなぜか大勢の人と渡し舟に乗っていた。
訳もわからず、事情を聴こうと角の生え
た漕ぎ手に話を聞くとここは死後の世界だった!!!!!
ああ、このまま死ぬのか…
そう覚悟したとき
身体が勝手に渡し舟から逃げだそうと三途の川に飛び込んだ。
いうことを聞かない身体を必死に動かし泳いでいると、遠くから「海賊だー、海賊が出たぞー」という男の声が聞こえてきた。
これが彼の運命の出会いだった。
これは海賊の娘とその仲間と歩む冒険譚、そして平凡な青年、平坂仁の物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 23:59:19
427394文字
会話率:50%
突然の異世界転生だが見たことのある異世界アニメだと俺はチートキャラのはず…
最終更新:2025-03-06 02:29:40
2839文字
会話率:37%
スーパーマーケットは、ただ商品を売るだけの場所ではない。そこには日々、さまざまな客が訪れ、さまざまな出来事が起こる——理不尽で、滑稽で、時に心が疲れるような瞬間が。
かくれんぼをする親子、怒鳴り散らす客、カゴを頑なに使わない男、乱雑に扱わ
れる商品、そして人の話を聞かないパート従業員。店員たちは何度も言葉を飲み込み、トラブルをかわし、黙々と仕事を続ける。クレームを恐れて何も言えないこともあれば、理不尽な批判にさらされることもある。
しかし、スーパーマーケットは今日も変わらず営業を続ける。客が訪れ、レジが動き、商品が並べられる。店員たちは心の中で小さな嘆きを繰り返しながら、それでもこの世界を支えているのだ。
これは、そんな彼らの目線で描かれる、スーパーの片隅にあるささやかな物語。っていうか、ほぼ実話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 23:57:55
2636文字
会話率:23%
宇佐神礼央は男である。
髪と目の色、それから人の話を聞かない三人の姉を持つ以外は至って普通の男子高校生である彼は、ある日突然異世界へ召喚され、聖"女"として迎えられてしまった。
頭から爪先まで誰がどう見ても完璧な美
少女姿の異世界人。聖女召喚でそんな人間が呼び出されれば誰でも期待するのは当たり前。
だが彼は一つだけ、聖女になる上で大きな障害となる問題を抱えていた。
そう──宇佐神礼央は"男"なのである!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 20:00:00
854879文字
会話率:45%
某風が強い県在住の高校生羽代颯太郎は、中学時代部内で受けたいじめや理不尽な扱いが原因で大好きだったバドミントンと距離を置いていた。しかし、やたら声がでかい人の話を聞かない先輩や、身長180cmの強面で好きなものはスイーツ!な先輩、とんでもな
い馬鹿力だけどノーコンな同級生など、個性豊かなメンバーと出会い、再びコートに立つことになる。
バドミントン部の目標は「全国優勝」。だがしかし、いざ内情を見てみると部員は颯太郎を合わせても団体戦に出場できるぎりぎりの人数。さらにはここ数年目立った結果を出せていないために、部室すら取り上げられそうになる始末。もはや廃部寸前だった。
本当に全国なんて行けるのか?そんな周りの評判も何のその!
走って、笑って、つまづいて、泣いて、悩んで、飛び越えて、打って打って打ちまくる。
青春バドミントン群像劇、ここにラブオールプレイ!
この話は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 08:36:54
415296文字
会話率:36%
仮面ライダー
それは、人類を守る為に存在するヒーロー。
幽霊と戦ったり、復讐の為全てを敵に回したり、ウイルスと戦ったり
警察として、魔法使いとして、ダチとして、
これは、そんな仮面ライダーに憧れた男達による、
波瀾万丈で愉快な物語。
そうそう、最初に言っておく。
君は、どんな仮面ライダーが好きなのかな?
答えは聞かないけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 11:53:14
5879文字
会話率:33%
私がビビッときたお題に
すらすらと書き進めたものです。
どんな人でも、音楽はきっと聞かないことはないですよね。
BGMでもJPOPでもKPOPでもなんでも当てはまるのでは?
深く考えるとより深くその物事に向き合う事ができます。
最終更新:2025-02-18 07:10:00
936文字
会話率:22%
創作部所属。鏡花。
この世界を演劇として見て、自分を含めた人間を役者と捉えて生きている。
だから本当は演劇部の方が相応しいと思うのだ。
『誰かの書いた脚本通りに動くのは、御免だからね』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思わ
れたら申し訳御座いません。
注意事項2
まぁ、ガチ勢総じて暴君なので。
創作に関して言えば、誰の指示も聞かないだろうな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 09:40:06
791文字
会話率:38%
世の中、偏見というものが横行している。
男性/女性はこうあるべきだ。其れから外れたらアンタがおかしい。
そういう頭のおかしい奴は、言葉でも拳でも、分からせるしかない。
僕は女性を知りません。女性と真っ当に触れ合った事もありません。大馬鹿者
です。
って公言している様なものだから、止めた方が良いよ?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
凄い失礼な事を書きました。
特に男性は不快に思われるかも知れません。
けれどもね、言っても聞かない奴は、暴力しかないんです。言葉でも物理でも、恥を晒させることでしか分からないんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 20:11:08
837文字
会話率:30%
有名な作家の批判が目につく様になった。
何でも今までは同調する者が多く、批判が出来ない状態だった。
けれども今は仲間がいて安心する。
其れが作品にまで及んだら、貴方の敗北を意味するよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思わ
れたら申し訳御座いません。
注意事項2
作品にまで同調圧力が侵食した時点で、私は負けだと思います。
信者もアンチも人の話を聞かない事に関しては変わりませんよ。
という訳で、何でも許せる方向けです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 07:00:15
889文字
会話率:22%
癖の強い乙女ゲームのヒロインとして生まれ変わった主人公。
え? そもそもこれは本当に乙女ゲーム?
主人公の話を聞かない勘違いイケメンたちに囲まれて、彼女の波乱の学園生活が幕をあけ……る?
最終更新:2025-02-14 17:02:17
9235文字
会話率:33%
「ち、近いですわ……!! お約束しましたわよね、『必要以上にまとわり憑かない』と!」
『無理だと言っているだろう? 離れたくとも霊体(からだ)が言うことを聞かないのだから』
ブラッドベリー公爵家の一人娘のシェイラは、ふとしたきっかけで前
世の記憶とここが乙女ゲームの中であることを思い出す。このままではシェイラは死刑ルート。死刑回避のために何とかできないか方法を模索しているが、同時に何故かイケメン幽霊にも取り憑かれて、幽霊関係の事件が勃発。
このままでは死刑回避どころではない! とシェイラはイケメン幽霊と契約し、協力関係を結ぶことになる。
果たしてシェイラは死刑回避しつつ、幽霊事件を解決できるのか──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 14:29:00
28294文字
会話率:45%
ある雨の街角に、傷ついて地に横たわる小さき者をみつけた。私は護衛と馭者、私を監視する者に言う。
「この者を私の邸へ運びなさい。否やは聞かないわ」
護衛のダドリーは小さき者を抱えたまま馬車に乗り込む。私はそのまま座るように命じた。運転は監
視者と馭者がいれば十分だ。
馬車は再び酷い雨の中を走り出す。
私は確かに公爵家の娘だけれど、愛人と本邸に住まう父から嫌われて別の場所で暮らしている。本邸からかなり離れた森の中の家だ。
母はもうとっくに父に愛想を尽かし、離婚できないならと外国に渡っていた。愛する護衛騎士と一緒に、語学を学ぶ為だと言って。その彼との間に娘がいるらしいが公爵家では認知されていない。下手に騒げば全員いなくなることだけは理解しているらしい。
だから私のまわりには護衛1人と侍女1人、馭者1人、他に父が私に付けた執事と言う名の監視者が1人いる。
そして今日。
先ほど拾った小さき者を邸に入れた。
彼女の体は冷たく虫の息だ。
弱りきった痩せた体で雨に打たれていたのだ。
そうなるのも当然のこと。
護衛のダドリーは治療の心得があるから対応を任せた。
彼は妻である侍女マリアに濡れた体を拭かせ、着替えをさせた。小さき者は意識がなく脱力したままだったが、それをものともせず丁寧に身なりを整える。
ダドリーはその間に湯を沸かし、解熱剤と湯タンポを作っていた。薬草を潰した薬汁をガーゼで口に含ませる。飲み込めないから、舌で吸収させるだけだ。そして冷たい体を保温することに努めた。
あのままでは確実に命を落としていたはずの小さき者は、この日一命を取り留めたのだ。
今日のこの出会いが、2人の運命を変えていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 19:02:16
46907文字
会話率:28%
「悲しいことは昨日まで♪ 今日はきっと良いことがあるわ♪」
目下、継母ブルチャスカとその娘アンジェルに、芋の皮剥きやら食器洗いをさせられている私、ユキファールム。
「こんなことも出来なければ、将来とっても困るわよ」
「そうよ、ユキファー
ルム。私達は貴女のことを思って仕込んでいるんだからね」
うぬぬ、2対1では流石に勝てない。
けれど彼女達は、意地が悪い訳じゃないの。
ただ家事をさせられるだけなの。
その様子を見て、執事アーントや侍女のバタフライは目を輝かせていた。 “素晴らしい教え方です” “本当に良いタイミングでした。姫様は私の言うことは聞かないのです。 「バタフライがやってよぉ」 と甘えてくるのです。可愛いくて駄目なのよ” とか言いながら、ブルチャスカの方を向いている。私が頑張っているところは、目に入らないのかしら?
まあいいや。この2人はもう高齢で、私から見たら祖父母に近い年齢だから、今さら文句も言わないわ。孫のように可愛がって貰ったもの。
それにしても、私に家事なんてさせてどうするつもりなんだろう。目玉焼きさえ焦がすし、味付けはいまいちだし、彩りも美味しそうじゃないし。まあ、何とか煮炊きは出来るようになったけど。
お掃除はハタキをかけて、箒で床を掃いて、水ぶきするのよね。
後はお洗濯。水仕事は指先が荒れるから苦手なの。ささくれとひび割れが酷いわ。洗ったものは重いし、干すのも大変だもの。
どうして私にさせるのかしら?
「お嬢様、私共はここでお別れです。ここから先はお一人で行って頂きます」
「私達はここで敵を迎えうちますから、お嬢様はこの先にある家で一人で隠れていてください。屋敷には生活用品が、庭には野菜も植えてありますから。庭にかかっている網は外しては駄目ですよ。動物避けですからね」
にこやかに笑っているアーントとバタフライだが、彼らが着ているのは鎧だった。
「なによ、その鎧は? 貴方達はもうお年寄りでしょう? 一緒に逃げましょうよ」
私は彼らも一緒に行こうと誘った。
けれど、首を振りここに残ると言う。
「姫様の幸福だけが私達の願いです。その幸せを壊さないで下さいませ」
「さあ、行くのです。必ず迎えに行きますから」
「あぁ………きっとよ、迎えに来てね」
私は真剣な様子の彼らに逆らえず、城裏のずっと奥山にある、二人の言う家屋を目指した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 20:08:46
10880文字
会話率:21%
ーー私の嘘吐き症候群は何としても隠さないと。
菊城忍は人の心の声が聞こえてしまういわゆる共感覚を持って生まれたが、ある出来事がきっかけで心を閉ざし誰の心の声も聞かないようにしていた。
しかし聞かないようにしているのに不思議と心の声が聞こえ
る女子生徒、梅花と出会い、彼女の秘密である『嘘吐き症候群』のことを知ってしまう。
これは、心の声が聞こえる忍と嘘をついてしまう梅花がお互い支え合い、秘密やトラウマなどを乗り越えていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 22:31:39
111850文字
会話率:47%
月と酒と
風鈴の音を聞かないようにして
キーワード:
最終更新:2025-01-23 18:02:06
217文字
会話率:0%
『私は殺戮の神、アルコアなり……。私は誰の命令も受けぬ……ただしラズリーちゃんは除く……』
私、ラズリーは聖女である。
私の役目は『女神アルコア様』にお祈りという形で『お願い』し、国に祝福をもたらしてもらうこと。私はアルコア様と直接会話
することができるのだ。そんな力を買われ、恩義もあったから『聖女』として300年もお国に仕えてきた訳。
けれどある日、『女神様は人間に対して皆平等である! 祈ることなど誰にでもできる!!』って言われて国を追放されちゃった。
あーあ、女神様はあんた達の思うような『優しい』神様なんかじゃないのに。ご先祖様の伝承も忘れちゃったあんたたちにもう未来はないよ。
けど、まあいっか。300年も繁栄したんだしもう十分でしょ。
さあて、せっかく自由になったんだしスローライフでも送ろうかな?
うん、アルコア様もスローライフしたいと申しておりますしね!
この作品は、『女神様と唯一会話ができる聖女、『神に祈るなど誰にでもできる!』と神聖帝国を追放される~その女神様、私の言うこと以外聞かない殺戮の神ですけど大丈夫ですか?~』《https://ncode.syosetu.com/n2897jn/》
の連載版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 17:59:16
138644文字
会話率:36%
私、ラズリーは聖女である。
私の役目は『女神アルコア様』にお祈りという形で『お願い』し、国に祝福をもたらしてもらうこと。私はアルコア様と直接会話することができるのだ。そんな力を買われて『聖女』として300年もお国に仕えてきた訳。
けれど
ある日、『女神様は人間に対して皆平等である! 祈ることなど誰にでもできる!!』って言われて国を追放されちゃった。
あーあ、女神様はあんた達の思うような『優しい』神様なんかじゃないのに。
けど、まあいっか。300年も繁栄したんだしもう十分でしょ。
(残酷な描写を含みます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 18:19:45
5960文字
会話率:30%
「ユーリ。戻りたいか?」
どこに。とは聞かない。聞くまでもない。私が「戻りたい」と願った場所は、ただひとつ。
それも随分昔の事で、今では過去のことになっている。
「もしも戻りたいのなら、次の満月の夜だ。ユーリが帰りたいなら、陣を描く」
レオンはそう言った。
ここにも、私に良くしてくれる人も多い。
それでも、私はどんどん異物として、この世界から浮いていた。
どこまでいっても、いつまでたっても異邦人だ。
異世界に召喚されたユーリと、彼女を召喚したレオン。
二人の出した結論と、その結末は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 10:12:00
8114文字
会話率:21%
アルテミラ王国の辺境カモフの地方都市サザン。
この街では十年程前からある人物の噂が囁かれていた。
曰く『領主様に隠し子がいるらしい』
曰く『領主様が密かに匿い、人知れず塩坑の奥で育てている子供がいるそうだ』
曰く『かつて暗殺された子供が、夜
な夜な復習するため街を徘徊しているらしい』
曰く『路地裏や屋根裏から覗く目が、言うことを聞かない子供をさらっていく』
曰く『領主様の隠し子が、フォレスの姫様を救ったそうだ』
等々・・・・
眉唾な噂が大半であったが、娯楽の少ない土地柄だけにその噂は尾鰭を付けて広く広まっていた。
しかし、その子供の姿を実際に見た者は誰もおらず、その存在を信じる者はほとんどいなかった。
いつしかその少年はこの街の都市伝説のひとつとなっていた。
ある年、サザンの春の市に現れた金髪の少年は、街の暴れん坊ユーリに目を付けられる。
この二人の出会いをきっかけに都市伝説と呼ばれた少年が、本当の伝説へと駆け上っていく立志物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 08:10:00
721429文字
会話率:36%
ドラッグストアの薬剤師で過労死寸前だった理子は異世界召喚に巻き込まれる。元の世界に戻れないと知った理子は生活できるように薬師の仕事を紹介してもらう。ダンジョン近くの神殿で働き始めるが、負傷する冒険者は多く、いくら、ポーションを作ってもキリ
がない。社畜パワーで仕事をこなしていると、同じように遅くまで治癒魔法を使っている神官のネオと意気投合する。
「休めと言われても、休めませんよねえ」
神殿長は注意を聞かない二人を王の力を借りて結婚させ、ついでに休ませようとする。
「結婚は十日休みだ」
休みたくないが結婚はしたいことに二人は気づいてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 18:28:34
2987文字
会話率:46%